北陸のコワイ話　２０００

福井県の東尋坊、雄島に関して地元ではかなり怖い話が
日常の出来事として普通の事のようによく話されます。
東尋坊で夜釣りをすると当たり前のように出るらしいです。
でも、雄島の方は絶対に夜に入っては行けないらしい。
「夜に入るとムジナに化かされて出れなくなるから入ったらあかん！」
と、子供のころよく祖父に言われました。

また、かなり前の事件なのですが、友人の兄が（いわゆる走りやさん）
夜中に怪談話をしようと東尋坊の崖の近くで5･6人で酒を飲んでいた時に、
その中の一人が「ちょっと俺の足になんかいる?!」と、
か細い声でぶつぶつ言っているのを聞いた他の人がその人を見ると
その足元に子供がしがみついていたそうです。
さらに、その子供の足には女の人（母親?）がしがみつき、またその女の人の
足にも人がしがみつきといった感じで、鎖のように崖の下まで続いていたそうです。
驚いた他の人達はその人を残し急いで逃げてしまい、翌日になってその人に
連絡をとっても連絡がつかないため、行方不明者として警察に通報したそうです。
それから数日後その足をつかまれた人は雄島付近で水死体で発見されたとそうです。
この話は事件として福井新聞にも載ったようですが、私はその記事を読んではいません。
十年以上昔の話なのではっきりとは覚えていませんが、この話は当時地元では
有名な話だったのでもっと詳しい話知っている方いたら教えてください。
友人にもう一度聞いてみたいと思っているのですが、その友人とは今は音信不通に
なってしまったままなのでずっと気になっています。