絶対にレスの最後に「ありがとう」をつけるスレ

ギョッとしました。体中の血管が緊張し本当に息が止まる感じがしました。
私は声にならない悲鳴を上げたと思います。
裸の男が洗面所の入り口からＤＫの方へ歩伏前進の様な格好で床を這っているのです。
顔は床の方を向いているので見えませんが、肌と後ろ姿から判断するに中年の男性です。
髪は短い白髪が混じったような感じで、後ろはこざっぱりと薄く刈り上げていました。
首から肩甲骨の辺りにかけては、赤黒く、多少染みみたいなものもあったと思います。
あまりのリアルさと生々しさに、私は最初、そこに狂った生きている人間がいると
思ったのですが、その判断が間違いだとすぐに気づきました。
その男の胴が長いのです。それも胴長というレベルではなく、ずーっと胴が洗面所から
続いていて下半身が見えないのです。（２ｍ以上でしょうか…）
その男はＴ君を無視し、和室の方へ近づきながら、ゆっくりゆっくり頭を上げてきます。
私はなぜか頭の方を見てはヤバイと感じていたのですが、
どうしてもそこから目を離すことができませんでした。
そして、完全に顔をこちらに向けてから男は言いました。
「ありがとう」