小さい物がびっしり 2粒目

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121あなたのうしろに名無しさんが・・・
家の裏にヤマモモの老木がある。春のはじめにその樹の手入れを
していたら、幹の洞(うろ)になった部分に、まだ越冬中と思われる
ヤスデの塊を発見。大きさはソフトボール大。数にして数百。
「やるなら今しかない」
そうだ。放っておいたら、やがて暖かくなるとこいつらに家の中まで
占拠されてしまうだろう。家の中に戻り、塩素系漂白剤(台所用/液体)
を右手に、アセチレンバーナーを左手に持って現場へ帰る。
「あはははははは、しねしねしねしねしね」
あのときが、ムシの群塊を潰した最初だった。蛮勇を振るってキれながら
作業するしかなかった。蜂の巣、アリ塚、毛虫、蜘蛛、子カマキリ。
今はもうわめくことも、それどころか口角を微動だにさせず、ヤツらを処理
することができる。そういえば、今年は隣家の庭にオオスズメバチが巣を作った。
来年からはちょっとした本核武装が必要だろう。