1 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:
友達が霊障でどんどん痩せました。
この話を美容板でスレ立てしたら
オカ板に行けと優しく指導されました。
できれば対策を教えてください。
しんじゃえъ( ゚ー^)
本日の業務は終了致しました。
今度は伝統芸能板へお逝きになって下さい。
つうかガイシュツにてございます。
4 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/15(火) 20:23
そんなこと言わないで相談にのってくださいよー
本当にどんどん痩せていくのですよー
怖いでしょ?
おねがい逝って(*^^*)キャッ♪
6 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/15(火) 20:25
私がお茶を飲むまでに、返答お願いしますよ。
どんどん痩せていくのですよー
すごいでしょ?
またそれかよ(ワラ
8 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/15(火) 20:27
>>1 タイトルにはワラタ
でもそれだけ。中身も面白くしろ。
9 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/15(火) 20:36
久々にオカ板来たからって、古いスレをかたっぱしから上げたり、
復活ネタスレ立てんのやめれ。
そうだ、そこのお前だ。
なんか学校でヤな事でもあったのか?
ん? お兄さんに相談してみろ。
11 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/15(火) 20:37
熱いタオルで拭いたか?
14 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/15(火) 20:39
友達が霊障でどんどん痩せました。
この話をモー娘板でスレ立てしたら
オカ板に行けと優しく指導されました。
僕は下痢でどんどん痩せていきます。
できれば対策を教えてください。
今日は朝晩にかいあげーにあいました。
何かとおもえば。か・・・。
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ´∀`)< 今日も快便。
/, つ \_________________
(_(_, )
しし'
( ●
) ) : :
( ●: ) ブリブリ
●●: (
〜 プ〜ン
∧_∧ ● 〜 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ´∀`)/ 〜 < 遠慮せずもっていきたまえ
レ つ \____________
| | |
(__)_)
18 :
1のつづき:2001/05/15(火) 21:39
友達はその後もドンドン痩せていきました。
このままでは命に関わります。
そこで僕たちはマウンテンバイクに乗って
その村まで行くことにしました。
なぜか?
その村に行っても意味がないからです。
それから
19 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/15(火) 21:40
電球キュパキュパ パリーン
20 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/15(火) 21:41
その音に僕はビックリして友達を置いて逃げてきました。
そしていま、こうして書き込んでいるです。
友達は霊感とかは全然無いのですが家がいわゆる旧家というやつで
特別田舎というわけではないのに蔵なんてのがあります、
蔵には鍵がかかっていて僕達の仲間の間では入れないかなぁって
いつも考えてました。
22 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/15(火) 22:01
あ〜それからどうした
マウンテンバイクに乗って蔵にに入ると、彼は布団の上で仰向けに寝ていました。
そして、おばさんが部屋から出ていった途端、置きあがって僕の顔を見て
にたにた気味悪い表情を浮かべていました。
24 :
ムーサ:2001/05/15(火) 22:07
これはやばいと思った私は、引き返そうとしたその時、
かさかさ、と、おとがして、見ると、髪がぼうぼうのおばあさんが、
こっちを見てました。
26 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/15(火) 22:15
そして僕の方をみて老婆は言いました。
「おかえりなさいませ、DIO様」
僕は思わず答えました。
「待たせたな、エンヤ婆」
27 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/15(火) 22:26
「くっだらないわねえ!」
少女はパソコンのモニタから目を離してつぶやいた。
亜美ちゃん、14歳、この夜、これから会う災難にまだ気づくはずもなかった。
次!
28 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/15(火) 22:28
ドンドンドンドン!
突然、玄関の戸がたたかれた。
今夜は家族は外出中。
亜美の他には誰も家にはいない。
「誰だろう?」
ちょっと不審に思いつつ、亜美は玄関の戸を開けた。
「・・・・・・・・!!」
亜美がそこに見たものは。
つぎ!
29 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/15(火) 22:37
「さてっと…、お風呂入って寝よっと」
亜美はパソコンの電源を落とすと、部屋の隅にあるタンスの
1番下の段を開いた。
「明日は体育があるから…新しいチェックのパンツにしよっと」
小さく丸められたピンクの布きれをチョイスすると、ベットの上に
投げ捨ててあるパジャマを引っつかみ、風呂場へ向かった。
はい次!
30 :
29:2001/05/15(火) 22:39
31 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/15(火) 22:43
「あ〜あ、今日は疲れた・・・」
亜美は衣服を脱ぎながら、ふと
洗面台の鏡を見た。
はい次!
32 :
28:2001/05/15(火) 22:43
>>30 気にするな。
次のカキコに28と29のどっちかを選んでもらおう。
ということで次の人、よろしく!
どっちの続きか明記してくれ。
33 :
28:2001/05/15(火) 22:44
34 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/15(火) 22:46
もちろん29だ!
こういう話しは色気も必要だ
35 :
28:2001/05/15(火) 22:48
(31の続き)
鏡には亜美のまだ固いつぼみが写っていた。
白い乳房にはかすかに血管が見えている。
「あーあ、もっと大きくならないかな。」
あみはつぶやいた。
はいはい、つぎ!
36 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/15(火) 22:48
では29からよろしく
37 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/15(火) 22:48
>>31からの続き
鏡を見た亜美は仰天した!!
なんと自分の股間から毛が生えかけていることを!!
つづく
38 :
36:2001/05/15(火) 22:49
すまん!35からよろしく!
おっぱいかマンコか?
それが問題だ
40 :
缶専用:2001/05/15(火) 22:55
41 :
29:2001/05/15(火) 23:09
>>37 「あ…」
亜美は頬を赤らめた。
14歳にもなると最長の早いコはどんどん女になっていく。
もともと体毛が薄いせいもあり、初潮も回りの友達よりも
遅れていた亜美は、自分の中ではひどくコンプレックスを
抱えていたのだ。
もうちょっとじっくり観察していたい…と思ったが、いつ
までも裸のままで脱衣場に立っているわけにもいかないので、
後ろ髪を引かれる思いを感じつつ風呂場のドアを開けた。
「ふう…」
軽く湯を体にかけ、浴槽に肩まで浸かる…1日の疲れが
一気に落ちていく。亜美の1番落ちつく瞬間だ。
「亜美、ちょっといいか?」
その安らぎの時間も乱暴な侵入者によって破られた。
脱衣場のドアがガラリと開き誰かが脱衣場に入ってくる気配がした。
42 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/15(火) 23:10
(35からのつづき)
あみは自分の乳房に軽く手を当てる。
弾力を感じた。
とその時
ドンドン ドンドン
しまっている風呂場の戸が叩かれた。
今、家には亜美の他に誰もいないはずだ。
亜美は身に危険を感じながらも、言った。
「だれ・・・?」
43 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/15(火) 23:35
41のつづき
「ちょっと、やめてよ!」
亜美はあわてて乳房と下腹部を手で覆い隠した。
入ってきたのは・・・・・・・5年前に死んだ亜美の同級生、守である。
彼は死んでから亜美の守護霊になったのだったが
悲しいかな、勉強もできず運動もできないガキだったので
亜美にとって何の役にも立っていなかった。
「へっ、色気づきやがって!」
守はいやらしい笑い顔で亜美を見つめる。
44 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/15(火) 23:44
「出て行ってよ!出て行って!」
必死に叫ぶ亜美。
「へへへ、今日は誰もいないんだよな?」
そういいながら守は亜美ににじり寄ってくる。
「いやああああっ!」
亜美は守をすり抜けると脱衣場を飛び出した。
と、そのとき。
玄関の戸が激しくたたかれた。
ドンドン ドンドン
ミルミルスレ立てたのは私です。
このスレ立てた人とは別人です。
守は60ワットの白熱電球を手にしている。
47 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/16(水) 21:44
44の続き
亜美は玄関を裸のまま飛び出した。
「だ、だれか!!」
そのとき亜美は玄関に男がいたことに気がついた。
「君、だいじょうぶかい?」
男は驚きながらも優しい笑顔で言った。
「あなたは誰なの?」
「僕の名は・・・・・・1death だよ。」
48 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/16(水) 23:24
1deathは亜美からそれまでの事情を聞いた。
1deathの顔は曇った。
「亜美ちゃん、それはたいへんだ。
さっそく除霊しなければいけないよ。
僕はたくさんの霊能者を知っているんだ。
さっそく行こう!」
「で、でも私はだか・・・・・・・」
亜美の言葉を無視して
1deathは亜美を外に連れ出した。
そんな1deathに後ろから突然声がかけられた。
「あんた、なんばしとっとね?」
1deathは振り向いて叫んだ。
「九州男さん!」
49 :
君達は救い様のないクソッタレだ!!:2001/05/16(水) 23:25
オマンコとアナルでもペロペロなめて
頭を冷やしなさい。
よちよち、大丈夫でちゅね〜〜〜〜〜〜
50 :
川島屋:2001/05/16(水) 23:27
よくわからないですが、荒らしですか?
51 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/16(水) 23:30
48のつづき
九州男は1deathから事情を聞くと亜美に向かっていった。
「分かったとよ。そいじゃ、あんたの前世を見てやるばい。
あんたの前世は、かわいいお姫様じゃね。
前世も可愛いけど、いまもなかなかたい。」
そういうと九州男は豪快に笑った。
「あの、九州男さん、それで除霊をお願いしたいのですが・・・・・」
1deathの申し出に九州男は言った。
「わしは前世しかみれんとよ。ごめんね。」
「へっ!?それじゃ亜美ちゃんはどうすればいいんです?」
「そうたいね・・・・・・」
九州男は腕組みをしながら言った。
「そうたい!二十歳からの霊体験さんがおるたい!
52 :
川島屋:2001/05/16(水) 23:33
おお、なぜか出演してるし。
54 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/16(水) 23:40
51からつづく
九州男から20歳からの霊体験の居場所を聞いた亜美と1deathは
そこにむかって歩き始めた。
しかし亜美ははだかである。
「あの・・・・・1deathさん、私、このままじゃ寒いんですけど。」
そこでようやく1deathは亜美がはだかなことに気が付いた。
「あ、亜美ちゃん!君は何て格好しているんだ!
裸のままで外に出るなんて!」
「無理矢理外に出したのは1deathさんじゃないですか!」
「う、うむそうだったか・・・・・・ともかくそこの家で服を借りよう」
ふたりはたまたま通りかかった家のドアをノックした。
「こんな夜に、誰ですか?」
ドアから顔がのぞく。
その顔を見て1deathは叫んだ。
「き、君は!マウンテンバイク!!」
55 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/16(水) 23:52
マウンテンバイクは1deathから事情を聞くと
「こんなもので良ければ・・・」
と親切に下着と上着を貸してくれた。
「ありがとう、マウ。元気そうだね。」
1deathの言葉にマウはうれしそうにうなずいた。
しかし1deathから亜美のみに怒った話を聞くと
マウの顔は青ざめた。
「た、大変ですよ、亜美ちゃん!
僕はそういった話についてすごくよく知っているんです!」
「どういうことですか、マウンテンバイクさん?」
「そ、それは僕の口からは今は言えない。
僕はこれからあなたのためにある場所に行きます。
かなりやばい集落を見つけました。
そこがカルト集団に占領されたんですよ。
紅殻って知っていますか?
それじゃ僕はこれで。」
そういうとマウは自転車に乗って
かなりやばい集落に行ってしまった。
「どうしよう・・・・・・」
途方に暮れる1deathと亜美。
そのとき・・・・・
56 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/16(水) 23:55
「ろっぽんぞー」
57 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/17(木) 00:04
その声に振り返った二人が見たのは
栗ちゃん2号・・・・・・では、残念ながらなかった。
そこには大人の女性が二人、1万円札を持って立っていた。
もちろん、1deathの顔見知りだ。
「やあ、こんなところで会うとは奇遇だな。」
その二人の女性とは・・・・・
58 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/17(木) 00:20
うんこうんこ
59 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/17(木) 00:27
その二人の女性とは・・・・・・・・
香菜と視子だった!
1deathさん、ピンチ!
>>59 そんなんおりる、おりる。ダメ、かんべんして(^^;)カナワン
いちいち自己主張するな。
>>61 いやー、でも名前あがってるし…(T_T)。
おかげでレス止まっとるし。
omosiroi!
65 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/18(金) 22:42
更に背後からはさち子と涼子が二人に迫る。
1deathは呻った。
「もうだめだ・・・・・亜美ちゃんだけ逃げてくれ。」
66 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/18(金) 22:49
「そんな!1deathさんだけを置いて逃げるなんてできません!」
1deathの手を握り涙を見せる亜美。
弱り切った1deathの目に
ふと少し離れた道を歩く男の後ろ姿が目に入った。
「あ、あれは!間違いない、とうとう見つけたぞ!
おーい、二十歳からの霊体験さーん!」
するとその男は振り向いた。
しかし
その顔を見て1deathはへなへなと座り込んでしまった。
「どうしたの?1deathさん!」
「だ、だめだ・・・・・・あの男は二十歳からの霊体験さんじゃない・・・・・
二十歳からの性体験さんだった。」
なんだそりゃあああああ!
つぎのひとにつづく
67 :
二十歳からの性体験:2001/05/18(金) 23:18
およびですか?
68 :
こんちき:2001/05/18(金) 23:20
がんばれー
69 :
視子:2001/05/18(金) 23:20
(せっかく登場しているのですから私も書きましょう。)
そのとき、視子が二人につかつかと歩み寄った。
警戒する二人。
しかし視子は美しい顔にほほえみを浮かべて、亜美に言った。
「何も怖がることはありません。
たとえ否定派やその関係者であったとしても
霊障で困っている方をすくうのが霊能者の使命ですから。」
その言葉を聞いて亜美は驚愕した。
「どうして私が守の霊に取り憑かれていることを知っているんですか?」
しかし視子はやさしい微笑みをただただ浮かべるばかりだ。
「あなたのポリシーには反するかも知れませんが」
視子は今度は1deathさんに顔を向けながら言った。
「このお嬢さんに除霊の儀式を施していいかしら?」
1deathさんは感激のあまり涙を浮かべて声も出なかった。
「さあ、気を楽にして。」
視子は亜美の両肩に手を置いてささやいた。
(あとはつづきをどなたでもどうぞ。あんまり無茶は書かないでくださいね。)
70 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/18(金) 23:27
>>69 あまりのすばらしい展開に続きを書く人がいないと思います。
71 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/19(土) 00:12
69のつづき
しかし視子はそのまま力をドンドン入れてくる。
亜美「何をするんですか!いたいですよっ。」
視子「ふふふふふ・・・・・・・・」
72 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/19(土) 00:17
1deathは腰が抜けた。
「視子の書き込みの直後に2ch全体が落ちたぞ!なんと恐ろしい!」
しかし1deathには亜美を救う義務がある。
「仕方がない・・・・・・毒を盛って毒を制す、だ。」
1deathは形態を取り出すと誰かを呼びだした。
73 :
霊子:2001/05/19(土) 00:48
視子さんの活躍により亜美ちゃんは救われました。
1deathさんもしあわせになりました。
この後、亜美ちゃんは視子さんの助手として大活躍しました。
彼女自身も悪霊と戦う道を選んだのです。
74 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/19(土) 00:51
>>73 終わらせるなら
従来の話とのつながりをつけろ!
視子を主役にしてどーすんだ、このカバッ!
75 :
あふ:2001/05/19(土) 00:59
展開がむちゃくちゃだでもまぁ!よし、逝ってよし
76 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/19(土) 01:13
73のつづき
しかし亜美ちゃんはやがて自分の仕事に疑問を持ち始めました。
「除霊なんて・・・・・インチキじゃないの?」
そこで彼女は否定派のコテハンの有名人の一人に携帯をかけました。
その相手とは・・・・・・・
次の人にバトンタッチ
77 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/19(土) 01:29
72から。76まで。
“形態”のディスプレイに「毒」の文字が表示された。
ナンバーは「毒毒毒-毒毒毒毒-毒毒毒毒」
1deathの手の中で携帯の形が歪み、粘液を分泌しながら有機的形状に変化し始めた。
ぬめりとした感触が生理的嫌悪感を誘発し、彼は携帯を地面に叩きつけた。
ゼリー状に変化したパーツを四散させた携帯は、ひくひくと蠢きながら「毒」と啼いて絶命した。
(これは携帯ではない。なにか別の……携帯に擬態した、何かだ)。
1deathの背中に冷たい汗が流れ、嘔吐感が胃を苛む。それは日常に侵入した異物への反応、
正常な世界観が崩壊を始めた事実を彼の肉体が拒絶しているのだ。
(いや、そもそも亜美とは誰だ?なぜ俺は彼女を守らなければならないと思ったんだ?)
視子の指が亜美の肩に食い込む。
亜美の絶叫が夜の静寂を震わせた刹那、1deathの脳裏に鮮やかなイメージが浮かんだ。
(そしてみんなしあわせになりました でもじょれーなんていんちきじゃないの?)
1deathの背後、闇の中から声が囁く。
「分岐したよ。世界が分岐した。観測者が多すぎるんだ。もう一度やり直すか?
やり直すんならケータイを拾って……あいつを呼び出せ」
誰だ、と振り返った1deathの手に携帯が握られていた。
絶叫を続ける(しあわせな れーばいしの)亜美の手に携帯がすべりこんだ。
78 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/19(土) 02:17
「亜美ちゃん!」「1deathさん!」
二人は携帯を重ね合わせた。
激しく放たれる光。
さしもの視子もまぶしさに目を手で覆った。
やがて光が薄らぎ
そこに姿を現したのは・・・・・・・
「しってる?、懐疑ちゃん、にゃんごろう、神宮寺艦長、LB、スティーブン!てんは、昆虫、百伍!」
否定派スレから立場を問わずに1deathを助けにやってきた面々。
みんなやる気満々だ。
けっして否定派スレを後ろからスクロールしてコテハンを片っ端からあげていったわけではない。
「ふふふふふ、威勢がよろしいこと。でも私に勝てますかしら?」
余裕の笑みを浮かべる視子。
この後闘いは意外な方向へ・・・・・・・・
79 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/19(土) 02:47
「懐疑!検証!」
否定派のメンバーは胸の前で手をクロスさせ、×印を作った。
古代ピュタゴラス教団が提唱した理知のシンボルマークだ。
否定派は視子を包囲して戦闘態勢に入る。
視子は両手をあわせ、気を集中させる。全身がほのかに蒼白く光り始めた。
「あ、それですそれ。視子さん、ちょっとそこでストップ」
「いわゆるオーラってやつですか?」
「『発光現象』って呼びましょうよ、とりあえず」
「録画しました。ナイス発光現象」
「可視光ですね。あ、トリックの可能性を調べますんで視子さんはそのまま」
……何かが違う、と視子は思うのだった。
80 :
霊子:2001/05/19(土) 03:06
視子さんは周囲の雑音など気にせずに力を集中しました。
念頭にあるのは(・∀・) 化! さんの言葉です。
除霊を受ける少女の救済のみを考えなさい、と。
カチン
小さな音でした。しかし、否定派たちは吹き飛ばされました。
「おめでとう。これであなたは助かったわ。」
優しい笑顔で亜美ちゃんに語りかける視子さんでした。
ネタ系否定派とシュート系肯定派の代理戦争と化してるな。
82 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/19(土) 03:20
>>80 取り憑いていた守護霊はどうなったんじゃ!?
安堵する亜美のすぐ後ろ…
ブスブス…
有機物の焦げる不快な臭いの中、
吹き飛ばされた否定派たちの肉片は引きつったような痙攣を始める、
やがて、数千の虫の様に蠢きだしたそれは一箇所に凝集し何かを形作り始めた…
「見なさい!彼らは“旧支配者”の末裔!人間が有する無限の可能性を封じ込める
ために懐疑論的思考を広めるおぞましき使者!」
視子が指さす先で、それは大阪・道頓堀の食い倒れ人形の形態を獲得した。
「ナ〜ノ〜マ〜シ〜ン〜」
食い倒れ人形はてけてけとドラムを叩くと、ぺこりと頭を下げた。
「ども。ナノマシンで構成された異種知的生命体のメッセンジャーで〜す」
異様な気配に気づいた視子が振り返る。
その眼は驚愕に見開かれていた。
道端の茹だった吐瀉物と大便を混ぜあわせた様な息も詰まる臭気の中、
紫と青と緑と赤の斑の粘膜を泡立たせながらそれは起き上がり始めた。
「djふいlgふががあfjふぁggggg!!!」
筆舌に尽くしがたい赤ん坊を縊り殺したかのような悲鳴を上げながら、
襤褸切れの様な粘膜を剥離させ、それは人の形を模り始める。
かぶったゴメン。
87 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/19(土) 03:38
あげ
否定派の反応を見よう。
亜美は混乱していた。目の前にいる異形のモノが何重にも重なって見えたからだ。
それは粘膜を剥離させたゾンビだった。
それはナノマシンの食い倒れ人形だった。
いや、それは異形のモノではなく、単なる否定派が集まって検証を重ねているだけだった。
「何がおきてるの?わたし、わたし……」
狂ってしまったのか、という言葉が口をついて出る寸前に……。
“それ”が起こった。
すさまじい地鳴りと共に裂ける大地、吹き上げる白煙・・
立っていられない激しい揺れと地割れが・・!
その地割れが立ち昇る巨大な影!!感激にうち震える視子・・
「あれこそは異形のモノの真の姿、私の6人の眷属の長でもあり
そしてムー大陸の生まれ変わり・・!その名は・・・!」
て、天の怒り・・?
91 :
90:2001/05/19(土) 09:43
あ〜ん「天の怒り」は消し忘れ・・・・;;
92 :
霊子:2001/05/19(土) 12:17
天の怒り・・・・・・
それは神聖なものを冒涜した否定派に対する天の怒りだった。
逃げまどう否定派たち。
彼らを容赦なく天からの火の矢が襲う。
だがそのとき。
「どうかお許しください。あの人たちは何も知らないからあのような言動をしてしまったのです。」
自分を攻撃していた否定派を守るために視子さんは火の矢に立ちはだかったのだった。
今までの無礼も忘れて視子さんにひれ伏す否定派。
亜美ちゃんは今度こそは誰が正しい人だったのかをはっきりと悟った。
93 :
霊子:2001/05/19(土) 12:22
「視子さん、はっきりと分かりました。
今まで私は天に試されていたのですね。
私をどうかあなたを守る戦士にしてください。」
亜美ちゃんは視子さんに頼みましたが視子さんは首を振りました。
「いいえ、あなたはまだまだ幼いから、ちゃんと勉強して
自分で善悪の判断ができるようになりなさい。
全てはそれからよ。」
亜美ちゃんは視子さんの優しさに触れて涙が止めどなく頬を伝わりました。
視子さんに比べたら、さっきの否定派など比べようにも・・・・・・・
94 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/19(土) 12:26
比べようにも比べようがありませんでした。
どう見たって視子のはネタだからです。
「視子さん、面白いもの見せてくれて、ありがとさん。
いやあ、目の日曜だったわ。
それじゃ1deathはん、いきまひょ」
亜美ちゃんと1deathは手をつないで歩きだしました。
その二人に恐ろしい視線を送る視子さん。
「よくも私をコケにしたわね・・・・・・ふふふふふふ。」
95 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/19(土) 12:31
亜美「1deathさん、ありがとう。私、私・・・・・」
1deathの方をみて頬を赤らめる亜美。
1death「ん?どうしたんだい?亜美ちゃん。」
亜美「1deathさんたら・・・・・本当にもう鈍いんだから。」
1death「・・・・・・・?」
しかし1deathは亜美が頬を赤くする理由が分からなかった。
亜美「本当に分からないの?それじゃ思い切って言うね。」
亜美は深呼吸すると、言った。
亜美「あのお、お手洗いに行きたくなっちゃったんだけど・・・・・」
96 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/19(土) 12:37
1deathは頭を抱えた。
この状況下ではトイレはない。
かと言って周囲には隠れて用を足す場所もない。
「亜美ちゃん、仕方がないよ。ここでしなさい。僕は後ろを向いていよう。」
そういうと1deathは亜美から目を背けた。
「ごめんね、1deathさん。本当はとっても恥ずかしいんだけど・・・・・・」
そういうと亜美は道の真ん中で座り込み、スカートをたくし上げてパンティをおろした。
「ああっ、いっぱいでちゃう。たまっていたんだもの。」
亜美のその言葉に思わず頬を赤らめる1death。
と、そのとき!
97 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/19(土) 12:44
「いやあぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!」
亜美ちゃんの悲鳴が響き渡った。
「どうしたんだ、亜美ちゃん!」
思わず振り返る1deathの目に映った光景は・・・・・・・
次のひと、たのむわ。
それは、ゴボウのようにこげ茶色に変色しやせ細った
>>1の友達だったとさ。
99 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/19(土) 15:50
1deathの目に映ったのは
パンツをおろしておしっこをする亜美ちゃんだった。
「あ、あれ?今の悲鳴はいったい・・・・・」
あせる1death。
その時は以後から・・・・・
「ふふふふふふ・・・・・・引っかかったわね、1deathさん。」
再び振り向いた1deathの目に映った女は・・・・・・
100 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/19(土) 15:53
「ううっ、冷たいぞ!」
1deathさんが足元を見ると亜美ちゃんのおしっこが引っかかっていた。
「わあーん、ごめんなさい、1deathさん!」
泣き出す亜美ちゃん。
「ここまでのようね、1deathさん。」
不敵に笑う視子。
その時、1deathの脳裏にある秘策が走った。
「よし、やるぞ・・・・・・」
101 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/19(土) 15:56
友人をどっかの
不動寺に連れて
いって、加持してもらったら。
巨人の清原や、広島の金本選手も
九州の寺で護摩をたいて悪霊をとって
もらった。
102 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/19(土) 15:57
そうか!
>>101 みたいなアイデアがあったんだ!
1deathは心の中で小躍りした。
しかし・・・・・
「なぜ俺が霊能者のようなことを・・・・・・」
1deathは悩んだ。
1deathは胸につけているロケットペンダントを手に取ると
渾身の力をこめて3回吹いた
「ピヒョロピヒョロピー! ピヒョロピヒョロピー! ピヒョロピヒョロピー!」
その天をも切り裂くような笛の根は遠く三宅島まで響き渡る。
その直後噴火口からカキン、カキンという音と「逝け、マグマ!」という爺の声がした。
噴火口から一機のロケットが飛び立った・・・
104 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/19(土) 16:23
空には黒い三日月型のプラズナーUFOが飛んでいた。
高らかに笑うゴアの横に印税の計算をしている男、、
「あ、、飛鳥昭雄じゃないか!」
プラズナーUFOの中から飛鳥は視子に語った。
「でかしたぞ、視子!これからもその勢いで信者を増やし
世にオカルト文化を根ざすのじゃ。
今回の活躍を評価し、初級サイエンスエンターティナーの資格を与えよう。
さぁ、そこにいる否定派どもを駆逐せよ!」
「ワハハハハハハ・・・・」
隣でゴアは無意味に笑っていた。
106 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/19(土) 18:00
その頃
>>78 で登場したにもかかわらず
霊子さんからも名無しさんからもすっかり忘れられた否定派スレの面々は
みんなで作戦を練っていた。
昆虫「だいたいオカルト肯定派の主張って相互に矛盾してますよね。宗教みたいな乱立状態ですな。」
LB 「これしきのことでビビル必要なし。匿名掲示板じゃ日常茶飯事だろ。」
神宮寺艦長「私のような新参者がここに入っていいのでしょうか。」
スティーブン「死んで何もかもさっぱりなくなる方がいいなあ俺は。」
百伍「何やら独り言めいた発言が多くて、どのように参加したらいいのか困惑しております。」
懐疑ちゃん「肯定派の人は本を読んでいないのかな?」
しってる?「煽る人は、きらい」
にゃんごろう「天文学に詳しい方はUFOの検証をお願いします。」
てんは「私の霊感の強い友達の話だと(10行省略)でも結局私も肯定派だったりするんですよね。」
案外他人の話を聞かない人たちであった。
1deathのピンチは続く
「ひとつ提案があります。」
にゃんごろうがおもむろに
背中のディバッグから何やらうごめく物を取り出した。
それは小型犬ぐらいのカエルの体に犬の顔と足を持つ
不思議な生物だった。
「これは絶滅したと思われるカエル犬です。
場所:3年ほど前のコロラドの渓谷
気象条件:雷雨のち晴れのち濃い霧
状況:キャンパーの食べ残し缶詰をあさっているところを捕獲。
実はこのカエル犬には人間の気を吸収してテレポート能力にカエル、という
不思議な能力があるのです。(アハ)」
にゃんごろうのサムいギャグにも気づかず否定派の面々は
疑惑のまなざしでカエル犬を見つめていた。
1death「む。。見世物小屋で見たことがある・・」
てんは「にゃんごろうさん、私カエル犬の霊を中禅寺湖で見た事あります!」
にゃんごろう「確かゴアはカエルが死ぬほど嫌いなはず!
さあ、亜美ちゃんを救う為このカエル犬に皆の念を送り
UFOまでテレポートしてもらいましょう!」
「そ、そんな非科学的な事できるわけない・・!」
驚愕と葛藤の衝撃が否定派に走る・・
LB「まずはカエル犬のテレポート能力の検証が先だ!」
神宮寺艦長「ではまず私がカエル犬のコスプレをして試してみましょう」
。。と、その時「チョット マッテ!」と不思議な声が・・・
108 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/19(土) 19:25
あげ
109 :
(・∀・) 化!:2001/05/19(土) 20:27
(・∀・) チョット マッテ! ト イター ノハボクダヨ !!
110 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/19(土) 20:33
「チョット マッテ!」
と言ったのは視子の師匠さんである(・∀・) 化!だったのだ。
(・∀・) 化! は言った。
「ミコヲ セトーク シテ アミチャン ヲ スクウヨ !! イイ!!」
視子を説得!?いったいどうやって?
否定派の面々は顔を見合わせた。
LB 「できるもんなら、やってみろよ!」
昆虫「無茶ですよ。」
神宮寺艦長「しかし視子の師匠ならばいい策を持っているかも知れません。」
しってる?「IPって知ってる?」
てんは「私の霊感のある友達からは霊視はやめた方が(中略)仕方がないのかな?」
・・・・・・・この後で驚愕の展開が!!
そこに登場したのは・・・
「皆さん、お久しぶりね。美輪明宏です。」
112 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/19(土) 20:50
なぜ美輪さんが・・・・・一同は驚いた。
「ふふふふ・・・・(・∀・) 化! の正体は私なのよ。」
えーっ!!
いったいこの話にはどんな展開が待っているのか!
だんだん苦しくなってきた気もするが。
113 :
IP調査委員(本物):2001/05/19(土) 20:54
偽者が発生しています。
美輪さんと(・∀・)化!さんは別人ですね。>某
114 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/19(土) 20:57
ついにIP調査委員(本物)が登場した。
つうか否定派スレには君も顔を出していたのか。
読み落としていた。
その頃、亜美ちゃんは視子といっしょにいた。
視子「ふふふふふ。さ、亜美ちゃん、今度こそは除霊をしましょ。」
そういうと視子は亜美ちゃんの両肩に手を置いて深呼吸をした。
とその時(こればっかり)。
115 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/19(土) 21:04
時空間の歪みにより数分のタイムスリップが生じた。
「視子さん、私こんなのはじめてなの。優しくしてね・・」
かすかに震える亜美。
優しく微笑み視子はささやいた。
「大丈夫。最初はみんなそうなの。でもすぐにラクになるから。。」
とその時。
116 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/19(土) 21:09
「私を忘れちゃイヤ。」
アストラル空間から姿を現したのはさちこだった。
117 :
霊子:2001/05/19(土) 21:22
視子さんは亜美さんの両肩を軽く二回叩きました。
ぽんぽん
「あれっ、何だか気持ちが軽くなりました。」
さっきまでとは打った変わった笑顔の亜美さん。
「あなたは救われたのよ。これで私の役割は終わったわ。それじゃ元気でね。」
そう言うと視子さんはその場から去ろうとしました。
でも。
「待ってください、視子さん!やっぱり私を助手にしてください。頼みます。」
亜美さんは視子さんの前に出てきて頭を下げました。
「まあまあ、そんなことをしてはダメよ。本当に私の助手になりたいの?」
視子さんは優しく亜美さんに聞きます。
うなづく亜美さん。
「分かったわ。私のところにいらっしゃい。その代わりに学校にはちゃんと行くのよ。」
「ほんとうですかっ!うれしい。」
亜美さんは喜んで飛び上がりました。
彼女にはこれから先、どんな苦労があるかも知れません。
しかし視子さんの優しい指導の下で立派に成長していくでしょう。
118 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/19(土) 21:26
119 :
(・∀・)化!:2001/05/19(土) 21:29
(・∀・)1death ハ ボクーガ モラッタヨ! ウマクッタヨ!
120 :
霊子:2001/05/19(土) 21:30
ではその後の否定派の皆さんです。
視子さんが見事に亜美ちゃんを除霊したため
否定派さんたちもとうとう視子さんの霊視能力を本物と認めました。
そして霊子などの視子さんのサポーターとともに
視子さんを支えることに一生を尽くしました。
皆さん本当に幸せだったのです。
121 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/19(土) 21:30
>>117 否定派連中と、これまで続いてきた状況もな。
空気と流れを読んでくれ。その上でストーリーを語れ。
122 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/19(土) 21:31
霊子出てくると急につまんなくなるな。
>霊子
オナニーは他所でやってくれ。
124 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/19(土) 21:33
・・・・・・とまあ、視子に拉致された亜美ちゃんは薬物のせいでそんな夢を見ていた。
しかし視子の本当の目的は別のところにあったのだ。
「私の本当の敵は否定派などではないの。連中とはニッチが違うわ。
私の本当の目的は・・・・・」
それはいったい?
関係ないけど霊子さん、意外に文章がうまいな。
ネタスレなんだから、読む人を想定して面白いものを書け>霊子
126 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/19(土) 21:37
>>122-123
ちゃんとストーリー書いてる124が霊子を誉めてるのに
何も書かないおまえらが文句を言うのはイタイな。
本当は肯定派が荒らしを演じている?
127 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/19(土) 21:39
「私の本当の目的は・・・・・・・」
眠っている亜美を見ながら視子が言った。
「パラダイスにいくことだ。人間にとって真の幸福とは金持ちになることでも組織でトップに立つことでもない。
パラダイスにいくことなのだ。最近、ようやくその方法が分かりかけてきた。
今は日記にそれを書き留めているところだ。」
パラダイス・・・・・それはいったい何なのか?
と、そのとき。
128 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/19(土) 21:43
バッチーン
突然、視子のいる部屋の壁が破られた。
中に入ってきたのは・・・・・1deathだった!
「やれやれだぜ・・・・視子。亜美のことは返してもらうぜ。」
「フン、貴様なんぞにこの私が倒せるのか。
無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄
無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄
無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!」
こうして1deathと視子の直接対決が始まった。
次回タイトル「視子の世界1」
129 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/19(土) 21:43
ロソ人がッ!!
130 :
視子の世界1:2001/05/19(土) 21:49
「視子っ!僕ハッ!君が泣くまでっ!戦うのをやめないっ!」
叫ぶ1death。
「フン、では貴様に真の恐怖を味あわせてやろう。」
視子は言った。
「ザ・ワールド!!時よ止まれっ!」
ズッキューン!
次の瞬間に時は止まった。
「ふふふふ、これが好み子が隠し持っていた能力・・・ザ・ワールドだ。」
止まった時間の中で動くことのできない1deathは大ピンチ。
しかしその時
「ば、ばかな!
視子の叫び声が。
131 :
霊子:2001/05/19(土) 22:09
さすがの視子さんも驚きました。
1deathさんが握手を求めてきたのです。
「今までいろいろと失礼しました。どうか私を弟子にしてください。」
しかし視子さんは首を振りました。
「いいえ、私は弟子をとらない主義です。
あなたは自分の信じる道を進みなさい。」
そういうと視子さんはゆっくりと1deathさんから離れていきました。
1deathさんの目には別離を悲しむ涙が半分、感激の涙が半分、浮かんでいました。
感激の涙で溺れ死にしそうなエンディング
亜美はベッドの上で目覚めた。
意識が朦朧とし、現実が錯綜している。
記憶のフラッシュバックではない。いくつものシーンは、等しく同時性を保っていた。
否定派の腐肉から生成されたゾンビが踊り、食い倒れ人形は語り、
マグマ大使が飛行し、亜美が視子の指導のもと幸福な霊媒となって活躍し、
1deashが室内に躍り込んでスタンドを発動し……。
だが、そのすべてに共通している事があった。
「パラダイス。パラダイスに行く事が、それを創るのが真の目的」
視子の声が響く。
亜美の意識が焦点を結んだ。現実のひとつが選択された。
芳醇な香りが漂っている。この香水はダナのタブーだ。
そこには妖艶な三輪明宏が――本物の三輪明宏が立ち、否定派を前に何かを語っている。
「……ですから、パラダイスの成立を阻止しなければならないの」
「あなたが言う“現実”は疑似科学だ。カルトの教祖が教義を粉飾する方法論と同じだ」
LBが反論する。
「ほほほほほ。でしたらこの状況をどう説明なさるおつもり?すべての発端はあの子。
そして、あの少女がパラダイス阻止の鍵を握っている」
三輪明宏は亜美を指さし、朗々たる声で叫んだ。
「意識の焦点をずらしなさい!そしてそこに見えるモノを召還なさい!」
瞬間、亜美の意識が別の現実に移行した。
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァァァァッ!! 」
空間の一点がゆらぎ、愕然とする否定派の前に1deashが躍り出た。
「これでおわかりかしら?さあ、行きましょう。シュレーディンガーのペットショップへ」
「生きた猫だろうと死んだ猫だろうと、シュレーディンガーの猫なら良い猫だ」
創業100年、名だたる猫マニアをしてこう言わしめたシュレーディンガー・ペットショップは、
雑居ビルの地下に店を構えていた。
“理論物理学界の猫殺し”として名を馳せたシュレーディンガーは
思考実験の過程で生み出された仮想の猫の大量販売に着手、
元手いらずの商売で瞬く間に世界規模のペットチェーンを築きあげたのだ。
「最近は仮想イグアナが流行りですけど。そうですか。猫ですか」
チョコレートケーキを頬張りながら、異様に痩せ細った店主が段ボール箱を取り出す。
「4万円?……って、おい、この箱カラッポじゃないか」
封印された箱を振った昆虫の指摘に、店主はエネルギー・バーを咀嚼しながら
「そういう商品ですから」と応えた。
「開封するときは“オッカムの剃刀”を使ってくださいね。開封の瞬間に波動関数は収束」
ポテトチップの袋にのびた店主の手が止まった。
「おや。さっきまでそこにいた女の子はどこへ?」
店主の言葉が終わらないうちに凄まじい振動が店内を襲った。
意識が錯綜する亜美の前に、闇を切り裂くような轟音が轟いた。
「ヅドドドドドド〜!」「カシャーン、カシャーン」
巨大なロケットは地上に降り立つと瞬時に変形し、そこには金色の巨人がそびえたっていた。
その圧倒的な質量を持った巨人の登場に、その場にいる全員は度肝を抜かれていた。
亜美は半分泣きべそをかいていた
「どうしてこんな事になったの?あの巨人は何? もう何が何だかわからない!」
その時、金色の巨人は、低くしかし優しい声で亜美に語りかけてきた。
「少女よ、惑わされてはならない。思い出すのだ、この混乱が始まったきっかけを」
(きっかけ?私はただマモルに昇天してもらいたかっただけよ
それが何でこんな事になるの?)亜美の心の中のつぶやきは金色の巨人には聞こえていた。
「そう、全ての現象は君の中にいるマモル君が作り出しているのだ」
金色の巨人はそう語ると右手を亜美の頭上に掲げた。
(あぁ、私の中に光が流れこんでくる、、)
光は亜美の中に満ち溢れ、やがてその光は凝集すると人の輪郭を持ち始めた。
そして亜美の姿に重なるように透明な姿を持った少年が現われた。
「マグマ大使!」亜美に重なっている透明な少年は叫ぶ
「マモル君!」金色の巨人は答えた。
そう亜美にとりついていた少年マモル君こそかつて日本が危機に陥るたびに
金色の巨人を笛で召喚していた村上マモル君だったのだ。
「マモル君すまない、アース様がなくなった時にアースの超能力によって作られた
ペンダントも影響を受け異次元に飛んでしまったのだ。その時君の魂もペンダント
に引きずられこの時代に来てしまった、私はずっと君を探していたのだ」
「思い出したよ、マグマ大使。それで僕は中途半端な形でこの時代に生まれてしまったのだ。
それで僕は元の時代の体に戻れるのかい?」
「それはアース様の超能力でしかできない。しかし、アース様の超能力を封じ込めた物があればあるいは」
1deathは放心状態で二人の会話を聞いていたが、その時我に返った。
(そういえば何で俺はこんなものを持っているのだ?)
持っているロケット型ペンダントはヤフーオークションで19800円で買ったものだ。
しかし、否定派の俺が何でそんなオカルトグッヅを買ってしまったのか。
さらに何で危機に陥ったときに笛を3回吹くという事を知っていたのか。
オカルトを否定する1deathであったが、笛とその少年に強い結びつきがある事は
自然に理解できた。
1deathはおもむろにペンダントを取り外すとそれを亜美の首にかけた。
その瞬間ペンダントは閃光を放つと、周囲にある全ての物を包み込んだ。
「汝ら、あるべき姿に帰れ!」
その場にいる者は皆、老人の声を聞いたような気がした。
そして閃光に包まれながら気が遠くなってゆく、、、。
ポチャーン、、、浴槽の中に落ちる滴の音で亜美は目を覚ました。
(いけなーい、お風呂の中でうたた寝しちゃった)
夢というのは支離滅裂に話しが進む。
今までの話しは全て夢だったのだ。(夢で良かった♪)
股間に生え揃った体毛を再び見て、顔を赤らめた。
そう、こんな事で仰天してたから変な夢を見たのだ。
(早くパジャマを着てねーよおっと)
亜美は鼻歌を歌いながらバスタオルを身にまとい浴室を後にした。
その頃西に飛び立つ一筋の金色の光があった。
金色の光だけが真実を知っていた。
めでたし、めでたし。
138 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/20(日) 01:34
名スレあげ
夢オチかい!
ちゃんと読んでね
ゴメン、最後まで読んでなかった。
>>139 亜美の股間に毛が生える。
転生マモルに取りつかれる。
マモルの影響により同時性を持つ並行宇宙で様々な体験をする。
マモルが元の世界に戻る事により並行宇宙も収束し夢であったと解釈した。
並行宇宙の影響が起きる前の毛はそのまま保存されていた。
真実は金色の光だけが知っていた。
そして漆黒の闇の果てより
第2章への序曲が静かに流れて来るのを
深い夢の中の亜美は知るよしもなかった。。
震動が室内を揺るがした。
それは夢だった。ぱたん。床に落ちた箱が壊れ、死んだ猫が転がり出た。
視子の理想の許に築かれた理想郷で、科学は抹消された。ぱたん。
箱が壊れ、驚いた子猫が走り出す。
ぱたん。ぱたん。ぱたん。箱が壊れるごとに量子力学的観測が生じ、波動関数は収束して世界が分岐した。
「そう。夢なら良かった。混乱の説明にもっとも合理的な解釈は、夢ですから」
痩せた店主は床に落ちた箱を片づけながら、昆虫に言った。
「でも、ウチの商品、すごいでしょ」
その瞬間、ふたたび衝撃が天井を揺るがし、拡声器で増幅された声が轟いた。
「科学を信仰するカルト教団に告げる。このビルは包囲した。すみやかに投降しなさーい」
マントラの詠唱と共に室内に火球が現れ、スパークした。閃光は否定派の視力を奪い、
硫黄の煙が喉を焼く。
「スタン・グレネードと……催涙弾……?」
咳き込みながら“しってる?”が声を絞り出す。
「違う――これは……」
「魔法攻撃だわ!」三輪明宏が毅然と立ち上がって断言した。
「私たちは、魔法が自然則を律する並行世界に来てしまったようね。そして、
あの少女がいなければ本来の姿に世界を収束させることができない」
三輪明宏は1deathを指さした。
「探しなさい。この世界で亜美を探し出し、連れてくるのです!」
「そんなこと言ったって、、、」
1deathは絶句した。俺はただの平凡な否定派だ。
CIAでもFBIでもないぞ、どうすりゃいいんだ。
1deathの戸惑いを察したようにシュレーディンガーの子猫が足元に寄ってきた。
子猫は見る見るうちに巨大化し、豹ぐらいの大きさになった。色は漆黒の闇のように黒々としていた。
そして口を奇妙な形に歪めると驚いた事に人間の言葉を構音するのであった。
「心配はありません。私がお供をします、
少々の敵なら私にお任せください」
黒い豹のような生き物は1deathを背中に乗せると
火の中を軽々と走り抜け屋上まで到着した。
「これからは私の事はロデムとお呼びください。
ご主人様からあなたをお守りするよう命じられています」
「わかったロデム、危ない所をありがとう。しかし
この屋上からどうやって脱出するというんだい?
まさか、ここから飛び降りろと、、、」青ざめながら1deathはロデムに尋ねた。
「ロプロスが手伝ってくれます」
その時一陣の風と共に巨大な鳥が目の前に現われた。
(ロデム、、ロプロス、、、どこかで聞いた名前だ)
しかしその名が何であるのか1deathにはどうしても思い出すことができなかった。
146 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/20(日) 03:17
自分じゃ受けてると思ってんだろね(プッ
>>146 そういいつつ何故上げる?
144=145=146
145
>>146 スマソ、ちょっと疲れててカキコしてから後悔してた。
次の人145は無視して書いてくれ。
「ロプロス、オレを乗せろ」と叫べばいいのです。ロデムは1deathに言った。
いまは、ニッチもサッチもいかない、1deathはそう思い、ロデムの言葉に従い
「ロプロス、オレを乗せろ」と叫んだ。次の瞬間、巨大な怪鳥が1deathの前に現れた。
「1deathさん、さあ乗ってください。私のほうは大丈夫ですから」とロデムは言うのに従って、
1deathは、巨大な怪鳥に乗った。乗った瞬間、怪鳥は西の方向に向かって羽ばたいていった。
巨大な怪鳥はかなりのスピードで、上空を飛行していた。下界では、否定派と肯定派との
凄まじい戦闘が繰り広げられている最中だった。巨大な怪鳥にしがみつきながら、1deathは
思った。「オレは、一緒に戦っている仲間達を見捨ててしまった。亜美ちゃんを助けることも出来ず、
自分ひとりだけ逃げてしまっている。情けない。」後悔の涙が1deathの頬を濡らした。
そう思いながら、1deathは下をふっと眺めた。
そこには、
なぜか、年のころ15〜16歳と思われる、金髪碧眼の白人の美少女がいた!
衣服は埃まみれで、しかも脚に怪我をしているようだ。1deathは、思わず叫んだ。
「ロプロス、今すぐ降りろ!」
怪鳥は急降下し、その美少女の前に降り立った。1deathはその衝撃で、少しちびった。
ちびったショックをものともせず、1deathは美少女のまえにやって来て、馴れ馴れしく
名前をきいた。
「キミ、可愛いねー。名前なんていうの?」
美少女は、「アナスタシア」とだけ答えた。
アナスタシア・・・帝政ロシアの最後の皇帝の愛娘。もう何年も前に死んだはずだ。おかしい。
1deathは思った。だが、次の瞬間1deathは、「一緒におれのアパートに帰ろう!もううんざりだ。
否定派も肯定派も勝手にしてくれ。オレの日常を返してくれ!」と叫んでいた。
日本語がわからないので、きょとんとしているアナスタシア。
「亜美ちゃんはどうするんだ。否定派と皇帝派の争いには関係ないはずだ。せめて亜美ちゃんは
助けるのが男じゃないのか?」良心の疼きが1deathの心を痛めつける。
そして、1deathはつぶやいた。「亜美ちゃんを助けよう」
AMI・・・
その言葉を聞いた瞬間、アナスタシアは震え出した。
「私を超能力の実験台にしないで!!!」ロシア語で叫ぶと、1deathを突き飛ばし、
走り出そうとした。
亜美ちゃんがいったい何をしたというんだ。1deathは、混乱した頭でアナスタシアを追いかけた。
そのときである、眼前に、何十頭もの犬を引き連れた長身痩躯の男が立っていた。
「1deathくん、それまでだ。アナスタシアを返してもらおう。」
その男を見た瞬間、アナスタシアは震え出した。彼こそ、アナスタシアを超能力の実験台にした男
「ヨミ」である。
「貴様は何者だ!」1deathは叫んだ。
「わが名はヨミ。」男はそう答えた。
1deathは、否定派だったので、うかつにもヨミが空前絶後の超能力者で、世界征服を企む大組織
の頭領だということは知らなかった。
アナスタシアは1deathにしがみつき、震えていた。普通だったら、男にとってうれしい
シチュエーションだが、この場合そうはいかない。
「ヨミだかミミだか知らないが、兎に角アナスタシアは渡さない!」1deathは言った。
そんな言葉に関係なく、ヨミは1deathに近づき、美少女を奪い取った。
勝ち誇るヨミは、1deathに言い渡した。
「1deathくん、キミは少々我々のことについて知りすぎた。死んでもらおう。
さあ、犬どもかかれ!」
狂犬どもが向かってくる。
1death絶体絶命のピンチ!!
その時である。1deathの眼前に、黒い影がさっと現れ、狂犬どもをなぎ倒していく。
ロデムである。「1deathさん、もう大丈夫です。狂犬どもは片付けました。」
頼もしいやつ。「亜美ちゃんはどうなったの?」1deathはロデムに尋ねた。
「亜美ちゃんは無事救出しました。今ポセイドンが彼女を守っています。ご心配なく。」
亜美ちゃんが無事なことが分かったので、ほっとした1deathは、アナスタシアを助けようとヨミのほうに
向かっていく。
亜美ちゃん・・・
агвжбйзёл★☆
その言葉は、ヨミの心の琴線に触れた。
AMI・・・8年前に生き別れになった愛娘。ヨミは当時、世界征服を企む大組織
の頭領であることを隠し、一介のうだつのあがらない会社員の振りをしていた。
亜美は、ヨミが二重生活を続けるために生まれた「オトシゴ」だったのだ。
血生臭く、殺伐とした世界の住人であったヨミにとって、亜美はかけがえの無い、
心のオアシスだったのである。
しかし、8年前そのオアシスは乾ききった。ヨミが頻繁に家を空けていることに不審を
抱いた亜美の母が、ヨミに離婚を言い渡したのだ。自分の正体を明かすわけにはいかない
ヨミは泣く泣く離婚届にハンコを押した。
しかし、ヨミは娘のことが気がかりだったので、電波男をひそかに亜美の保護役につけた。
愛娘に何かがあったとき、すぐに対処できるようにするためである。
何ということも無く、過ぎていく日々。せめて娘だけは平穏な一生をおくってほしい。
だが、ヨミの純粋な親心は、否定派と皇帝派のバトルロワイヤルで潰え去った。
1death、許さん!
ヨミは吼えた。
(なんか難しい展開になってきたね)
「なぜ、いきなり『許さん!』になるんだ。」ヨミが超能力者であることを
知らない1deathは、ヨミの論理の飛躍に困惑した。「でも、アナスタシアは助けなくっちゃ」
ロデムと一緒に進む1death。近くには、ロプロスが身構えている。1deathはふとポケットを
探った。ポケットには赤いボタンのついたケータイが入っていた。変なケータイだ。
この赤いボタンは何だろう。押してみよう。そして1deathはボタンを押した。
159 :
いや:2001/05/20(日) 06:32
皇帝派はワラタヨ
「霊視できない人へ」スレの懐疑派連載小説もよろしく。
我こそは、という書き手も募集中!
皇帝派、バンザーイ!
実は、そのボタンはポセイドンを呼び出す発信機だったのだ!
ゴォーという轟音を立てながら、上空からポセイドンが現れた。亜美がポセイドン
のうなじに乗っている。ポセイドンは徐々に速度を落とし、ゆっくりと降下する。
そして、着地寸前、亜美を器用に手のひらに載せ、大地に降り立った。
亜美はちびることも無く、するっと飛び降りた。何事も無く大地の上に立った亜美が
見たものは・・・
あ〜○○○2世はいつ出てくるんだ
黒豹のような生き物と一緒に歩いている1deathの姿だった。
傷だらけで、思いつめたようなまなざしで、長身痩躯の男と金髪碧眼の美少女
に向かって進む1death。辺りには、黒豹がなぎ倒したと思われる何十頭もの犬の
屍骸。皇帝派だったら、「すわっ、動物霊だ!」とおびえるが、1deathは否定派
だったので、そんなことは気にしない。
亜美は思わずつぶやいた。「1deathさん・・・」
いつのまにか頬が赤らんでいた。熱い思いが亜美の体中をかけめぐる。
「どうしよう・・・」
そういう思いが錯綜とする中で、亜美は長身痩躯の男のほうに目を向けた。
見た瞬間、言葉以上の重い衝撃が亜美の身体を突き抜けた。
「パパ・・・」
その時、長身痩躯の男の腕に押さえつけられながら、アナスタシアは思った。
「アタシ ナゼ ココニイルンダロウ。」
アナスタシアは、ロシアのさる高級官僚の娘だった。何不自由ない恵まれた生活。
成績優秀で友人も多く、少なくともオカルトを論ずるようなドキュン達とは無縁だった。
本来だったら、素晴らしい未来が約束されていたし、否定派と皇帝派の醜悪な争いにも
巻き込まれなかったはずである。
ところが、彼女はいわゆる「霊感ちゃん」だったのである。
親戚が死ぬ時期をズバリ当てたり、他人の後ろにいる見えない人を追っ払ったり、
コップを手を触れず自在に動かしたりと、オカルトパワーを発揮しまくっていたのである。
そんな彼女を、幅広い情報網を持つヨミが見逃すはずはない。
ヨミは、自分の超能力を駆使してアナスタシアを誘拐した。そして、
AMIと名づけた超能力開発装置で、アナスタシアを訓練したのである。
その訓練は、か弱い少女には地獄と呼んでもよい訓練だった。常人だったら、発狂していただろう。
そのうえでヨミは、彼女の超能力を「封印」したのである。それは、自分以上の能力を彼女が持ったら
世界征服も水の泡だからだ。「封印」には、AMIは重要な役割を果たした。
アナスタシアの「封印」を解くには、AMIにあるパスワードを打ち込まなければ
ならない。無論、それはヨミしか知らないパスワードである。
さらに、アナスタシアにはもう一つ重要な、世界を震撼させる秘密があったのだ。
それは・・・
アナスタシアは、ロシア皇帝ニコライ2世の愛娘「アナスタシア」のクローンを原型とした、遺伝子工学
の精髄を尽くした「天使人類」だったのである。
「天使人類」・・・それは、ロシア政府の超人プロジェクトのコードネームであった。
優れた一部の超人たちによる世界支配。ナチスの超人思想にかぶれた独裁者スターリンが、鶴の一声で始めた計画。
このプロジェクトには、宇宙開発にも匹敵する莫大な予算が組まれ、科学者達が必死の
研究を続けた。しかし、計画は失敗続き。そんな中、ある科学者が皇帝の愛娘「アナスタシア」の遺伝子を使った。
計画はようやく成功した。そのとき、彼女の遺伝子に何人かの優秀な女性の遺伝子を組み込んだ。
アナスタシアは、「天使人類」の第1号だったのである。出産は、代理母を使って行った。
そして、
生まれた赤子は、とある高級官僚夫婦に預けれられた。
子供はすくすく美しく成長した。
だが・・・
彼女は、成長するにつれ、「霊感ちゃん」の本領を発揮し始めたのだ。
このままでは「皇帝派」が彼女を祭り上げる。なんとかしなくては・・・
関係者は、彼女に近づくオカルト狂いのドキュンたちを、ひそかに排除し始めた。
排除する「作業」は上手くいっていた。
しかし・・・
そこに現れたのが、ヨミだった。ヨミは、電波男、LB、てんといった部下を
引きつれ、アナスタシアの前に現れたのだ。
「!!!」驚愕するアナスタシアを前に、ヨミはアナスタシアを金縛りにし、連れ去った。
アナスタシアは、自分の持てる限りの「能力」を使ってヨミに抵抗したが、百戦錬磨のヨミにとっては、
赤子の手をひねるようなものだった。
「うっ!」アナスタシアは気を失った。
彼女が気を失う前に見たものは、ヨミたちが倒した、KGBたちの死屍累々たる光景だった。
疲れた。ここで一休み。
さっきの続き。
1deathはロデムと歩きながら、何かしらの活力が身体から湧き上がってくるのに気づいた。
ぱわーがどんどんあがっていく。もう以前のように「ぼくにぱわーをください」なんて考える
必要もないような気がした。
「1deathさん、鏡を見てください。」ロデムはどこからとも無く、手鏡をとりだして1deathに
見せた。
なんと、若返っている!厨房か工房の時のようだ。しかも、学生服なんか着ている。
どういうことだ。
「1deathさん、あなたは、我々の主人バビル2世なのですよ。」ロデムが答えた。
「否定派のオレが、なぜ皇帝派の人間になるんだ。納得いかん。」身体はバビル2世でも、
心は相変わらず否定派の1deathのままだった。
動揺している心にロデムはさらに追い討ちをかける。
「1deathさん、我々はヨミを倒さなくてはいけないのです。納得いかない部分も多々あるでしょうが、
今は皇帝派として、我々と一緒に戦ってください。」
ロデムの懇願にも関わらず、1deathはまだ態度を決めかねていた。だが、そうこうしているうちに
いつのまにか、1deathは、ヨミの前にバビル2世として立っていた。
「バビル2世、よく来たな。」
「ヨミ、オレは否定派を代表して貴様を倒しに来た。さあ、アナスタシアを返せ!」
「アナスタシアは返さん!私の野望のために必要なのだ。」
「野望?どういうことだ?」1deathは問い返した。
「ふふふ。冥土の土産に教えてやろう。」
そのときである、
キィーン、ゴゴゴ・・・
耳をつんざくような不快な音を立てながら、一機のモビルスーツが1deathの方に向かってくる。
「危ない!」亜美は思わず叫んだ。
それは、無断で漫画のキャラクターの名前やコテハンを使っているからだけではない。
亜美は、中に乗っている人間が見えたからである。
それは・・・
視子だった。
しばらくお休み。
視子は1deathの前に降り立つと、周囲の反応には委細構わず自分のペースで語り始めた。
「霊視します。あなたはこれからヨミと壮絶な戦いを繰り広げます。
戦いの結果は、、、、私の胸にそっとしまっておきましょう。
ラッキーカラーはピンク、ラッキーワードは公園と出ました。fusianasanは危ないので使いません。」
それらしい事を言うとそのままモビルスーツで去って行った。
そう、今では1deathは火炎放射も電撃も使える超能力者なのだ、相手にならない。
「そうだ、亜美を救い出せばこのおかしな現象も収束すると言っていたな。
やはり戦わなければならない。オーリャー!」
まだ、おっさんの人格が残っているバビル1deathは叫び声と共にジャンプした。
1deathの体は地上5mの高さまで飛び上がったが、高所恐怖症の1deathは思わずちびってしまった。
(いかん!このままでは恥ずかしすぎる)
何とか格好をつけたかった1deathは誤魔化す方法を必死で考え、思わず叫んだ。
「聖水攻撃ィ〜!」
股間からしぶきを撒き散らしながら飛ぶ1deathの姿を見てロデムは泣いていた
「他愛も無い。」ちびっている姿をごまかしている1deathを見て、ヨミは思わず笑った。
そして、懐からケータイを取り出して、がなりたてた。
「昆虫、にゃんごろう、いますぐオレのところに来い。」
それからまもなく、昆虫とにゃんごろうは、「ヒィー」などという部下達と共にあらわれた。
「一緒に戦ったはずの仲間なのに・・・どうして?」
1deathはうめいた。
そうこうしているうちに、ヨミの部下達は1deathに攻撃を仕掛けてくる。
危うし、1death。
しかし、1deathは自分が超能力者だということに気づき、彼らに対し火炎放射を
浴びせた。
火炎攻撃を浴び、ばたばたと倒れるヨミの部下達。
昆虫も例外ではなかった。1deathの浴びせた炎は、昆虫の身体にもろに降りかかった。
炎の中でもだえ苦しむ昆虫。
一方にゃんごろうは、1deathの火炎攻撃を辛くも避けていた。
昆虫は今わの際に、にゃんごろうを呼んだ。
「弟よ、おれの仇をうってくれ、頼む。」
そういって、昆虫は息絶えた。
そして、にゃんごろうは・・・
「助太刀するぞ、1death!」
妙に顔色の悪い引きこもり風の青年がごこからともなく現われた。
「お、、、お前は、、くー!」
バビル1deathの驚きは相当な物であった。しかしちびった直後だったので今度はもらさずにすみそうだ。
「お前に戦闘は無理だ、逃げろ」
(こんな奴に助けられたら末代までの恥だ)
「待ってくれ、俺はインドの山奥に行って本当は修行してたんだ・・・(中略)
売春屋宿には行ってないんだよ、ダイバダッタの教えを受けたんだって!」
アノクタラサンミャクサンボダイ・・・
散々言い訳をした後、くーは不気味な詠唱を唱え始めた。
(相変わらず能書きが長いな)
昆虫とにゃんごろうは能書きをたれている間に攻撃する事は思いつかなかった。
==================================
=================/∧ =========/∧
===============/ / λ=======/ / λ
=============/ / λ====/ / λ
===========/ / /λ =/ / /λ
=========/ / / //λ / / //λ
=======/  ̄ ̄ ̄ \
=====./ / ̄ ) ( ̄ヽ λ /
====/ /●/ \● /λ /
===/ // \ /λ
===| / /|
==| ∧________ / //| /
==| ヽ───────〆 ///// /|\
===| / / ////|
===\ / / /////
=====\_ / //////__/.
========\ ミ/
==========\ /
============\ \ .
==============\ \
================\ \
==================\ ・ \
=====================
======================
しまったストーリーが混乱してもうた
巨大化した。
亜美は、その姿をみて驚愕した。
そして、「176は175の前に入るの!」と叫んだ。
そして、おもむろに、ロプロスの方に向かって言った。
「ロプロス、あの巨大怪猫をやっつけなさい!」
ロプロスは、にゃんごろうに向かって攻撃を仕掛け始めた。
一方、ポセイドンは、手持ち無沙汰なようすだ。
181 :
視子:2001/05/20(日) 14:48
ストーリーが混乱したのは視子のスタンド「ザ・レイシ・レクイエム」のせいだった。
時間軸をメチャクチャにするのだ。
だから
本来の時間軸は
>>179 のとおりだったのだ。
ということで。
「ギャォー!!!」
「グェー〜〜〜」
辺りに騒音を撒き散らしながら、巨大怪鳥と巨大怪猫の壮絶なバトルが始まった。
実力は伯仲。互いに相手に申し分ない。巨大な2匹は、周囲を無視して闘いに没頭した。
その時、亜美は気づいた。ポセイドンも攻撃に参加させるべきだった・・・
だが、今度は、また別の方向から、一機の別のモビルスーツが1deathに向かって飛来してきた。
「ポセイドン、あのモビルスーツを撃退して!」
亜美は叫んだ。ポセイドンは、迎撃体制をとり、モビルスーツに突進する。
くーは、眼前に起る異様な光景を正視できず、がたがた身体を震わせていた。
そして、ふと辺りを見回した。
そこには、眼鏡の中年男が、興奮しながら、ハンディカムで巨大怪鳥と巨大怪猫の壮絶なバトルを
撮っていた。
その男は・・・
かの有名なサイエンスエンターティナーだった。彼は、人間同士の死闘はそっちのけで、怪獣の
バトルに夢中だった。藁)
さて、昆虫達の部隊を倒したバビル1deathは、再びヨミのほうに向かった。
小便くさい臭いは、あの火炎攻撃で大分消えた。ロデムも何やらほっとした様子だ。
バビル1deathはヨミに質問した。「お前の目的は何だ。」
「世界征服だ。決まってるじゃないか。」ヨミは馬鹿馬鹿しそうに返事した。
「じゃなぜ、アナスタシアがお前の野望に必要なんだ?」
「『皇帝派』を纏め上げるのに必要なんだよ。アナスタシアは、ドキュンオカルト帝国を造るためには欠かせない
『玉』なんだよ。無論、実権は俺が握るがな。」
「否定派はどうする?」
「抹殺さ。」
「そんなことは許さない!」
バビル1deathは、顔を紅潮させ、気を丹田に矯めた。
ヨミは、その様子を見てケータイを急いで取り出し、電波男とLBを呼んだ。
そして、彼らにアナスタシアを預け、自分は身軽になった。
バビル1deathの身体にどんどん気が溜まっていく。
ある程度気がたまった時点で、バビル1deathは電撃をヨミに浴びせた。
クリティカルヒット!!
電撃を浴びたヨミは、その場に倒れこんだ。
「なかなかやるじゃないか。よし、それならば。」
ヨミは手を広げ、何やら訳のわからない呪文を唱え始めた。
「*******」
ヨミの手の中に光の玉が出てきた。そして、呪文と共にそれは大きくなっていった。
ある程度の大きさになった時点で、ヨミは改めてバビル1deathに視線を向けた。
そして、光の玉をバビル1deathに投げつけた。
さあ、どうなるバビル1death。
ちょうどその時、ポセイドンは亜美に命じられるまま、飛来してきたモビルスーツと
闘っていた。モビルスーツはなかなか手強い相手だった。ポセイドンは苦戦している。
乗っていた人間は、何と・・・
香菜だった。
亜美は、その様子を見て、歯噛みした。
「このままじゃ、ポセイドン負けちゃう。」
そのときである。亜美の肩を叩くものがいた。
亜美は振り向いた。
「神宮寺艦長!」
そこには、皇帝派とのバトルロワイヤルを辛くも生き延びた男がいた。
「亜美ちゃん・・・俺なんとか生きてるよ。仲間の多くはあの戦闘で死んでしまった。」
神宮寺艦長は、そういって、男泣きに泣き出した。
困惑する亜美。
そのときである、
「ドーン!!」
大地が振動した。にゃんごろうと死闘を繰り広げていたロプロスが、口から吐き出す
怪光線で、にゃんごろうの心の臓を直撃したのだ。
にゃんごろうは倒れた。
ぼろぼろになりながらも、勝ち誇っているロプロス。
だが、にゃんごろうは、向こうの世界に逝くまえにある言葉をつぶやいた。
「シュレディンガーの子猫・・・」
その言葉と共に、にゃんごろうは爆発した。
「ドドーン!」大音響と共に土砂が周囲に降り出す。
土砂を避けるアナスタシアとヨミの部下達。
亜美も、神宮寺艦長も当然避けた。
亜美はその時つぶやいた。
「逝ってよし!」
ギコ。。しぃ。。あとはまかせた・・・ウニャ(バタリ)
さて、こちらはバビル1deathとヨミ。
ヨミの投げつけた光の玉がバビル1deathに向かってくる。
直撃か?バビル1deathは覚悟した。
そのときである。にゃんごろうの爆発によって降り注いだ土砂が、光の玉のコースを
逸らしたのだ。
間一髪、直撃を逃れたバビル1death。
ヨミはさすがに息を切らしている。
バビル1deathは、間髪いれず反撃に移るつもりだった。
ところが・・・
急に便意をもよおしたのだ。
しかたない。バビル1deathは、ジャンプして岩影にかくれ、脱糞した。
幸い、ポケットにテッシュがあったので、手で拭く必要はなかった。
ズボンのベルトを締めなおし、バビル1deathは再びヨミのほうに向かった。
「ヨミ、覚悟しろ!!」
「戦闘の最中に脱糞するなんて、たいした余裕じゃないか。」ヨミはせせら笑った。
「茶番は、これまでだ。」バビル1deathは、そういって「かめ○め○」の姿勢をとった。
それは、スーパーサイヤ人カ○ロ○トの得意技だった。
バビル1deathは、この際一度やってみたかったことを実行しようと思ったのだ。
そして、前と同じように顔を紅潮させ、気を丹田に矯めた。
体勢を整え、技を繰り出した。
「かめ○め○!!」
「危ない!!」ヨミは直感した。
バビル1deathの繰り出す波動を逸らすため、ヨミは身をかわした。
しかし、その波動は強力であり、さすがのヨミもかわしきれなかった。
反動で大地に叩きつけられるヨミ。
「ちっ!」思わす舌打ちするバビル1death。
だが、その衝撃は、ヨミにとってはそれでも大きなダメージであった。
頭がガンガン痛む。叩きつけられた衝撃で生じた内臓痛。全身のズキズキする痛み。
ヨミは、耐え切れず、つい「痛い!」と叫んだ。
だが、さすがヨミ。すぐに体勢を立て直し、すっくと立ち上がった。
「小僧、なかなかやるじゃないか。」
一方、こちらはポセイドンの状況。
モビルスーツを操る香菜は、ポセイドン相手に有利に戦いを進めていた。
「きっと、前世の戦友が私を助けてくれてるのね。」
そんなことを空想しながら、ポセイドンに攻撃を仕掛けていた。
だが、攻撃をしている最中、ある思いがふっと浮かんだ。
「私、こんなイタイ連中相手に戦いしてて意味あるんだろうか。だいいち汗臭いじゃん。
こんな戦いやめて、さっさと別の掲示板行こう!」
決断すると香菜は速かった。ぐるりとモビルスーツを反転させ、全速力で駆け出し、停止させた。
そして、モビルスーツから降りて、宣言した。
「私、もう抜けるから。」香菜はそのまま、別の掲示板へ消えていった。
ポセイドンは、香菜の行動に対処できなかった。なぜなら、ポセイドンは元々ロボットなので
マニュアル外の行動に対応できないのである。
いきなり停止するポセイドン。
周囲は信じられない状況に唖然としていた。
だが、まだ決着はついていない。
ヨミとバビル1deathとの死闘が続く最中、アナスタシアを預かっている電波男は、物思いにふけっていた。
「俺がヨミ様に仕えてから、ずいぶんになるんだな。」
何かしら物思いにふけっている電波男に対し、LBは声をかけた。
「電波男さん、ぼうっとしていていいんですか?いま、大事なとこなんですよ。」
「わかっている。」そういいながら、電波男は何時の間にか、自らの過去を振り返っていた。
時は15年前にさかのぼる。
その当時、手の付けられない不良だった電波男は、親戚一同の策動で四国のとある施設に預けられた。
その施設は、不良少年を矯正することで全国的に有名な施設だった。そのため、全国から多くの不良少年が
集められていた。電波男もそのうちの一人だったのである。
施設の名前は「○の子学園」。園長は、50台半ばの、酒癖の悪そうな親爺だった。
入所後の生活は、過酷なものだった。
電波男は、フランス映画に出てくる「パピヨン」の気持ちが痛いほど分かった。
「脱走しよう。」
そう決意し、ある晩脱走を実行した。
次の日、下界に降りた電波男は、信じられない光景を目の当たりにした。
なんと、自分の手配写真が民家の壁一面に張っているではないか。
「大変だ。逃げられない。」電波男は、情報の伝わる早さに怖気だった。
そのときである、
長身痩躯の男が、電波男の前に立っていた。ヨミである。
「園長かっ!」驚愕した電波男は、思わず裏声で叫んでいた。
「しっ、声が高いぞ。追っ手に聞かれたら終わりだぜ。」ヨミは、逸る電波男を制止した。
「俺を助けてくれ、あそこから逃げられるんだったら何でもする!」
あそこから逃げられるんだったら何でもする・・・ヨミはその言葉を聞き逃さなかった。
「そうか、お前は俺のために何でもするんだな。じゃあ、助けてやる。」ヨミはそう言って、電波男の目を凝視した。
凝視された瞬間、電波男は不吉な予感がした。「もう、この男から逃げられない。」
だか、その予感は、一瞬だった。次の瞬間電波男はヨミの忠実な配下に変身していた。
「俺について来い。」ヨミの言葉に電波男は無言で従った。
その後、
電波男は、ヨミから数々の仕事を任された。
ヨミの娘、亜美の保護役(監視役)もその一つであった。
保護役の仕事は、忍耐のいるものだった。基本的には、単調ともいえる監視。
だが、時に危険な局面もあった。ヨミは、強大な力を持っていた分だけ敵も多かったのだ。
ワンパターンな状況の最中にやってくる、危機。柔軟で実際的な精神の持ち主でなければ、対処しきれない。
電波男は、そうした素質を持っていたのだ。
亜美は、そういう電波男のために命拾いしたことが、実は何回かあった。
亜美はそれを知らない。電波男が言わないからだ。
自分が命がけで守った少女。
それが、今敵味方に近いような状況で対峙している。
「不思議なもんだ。それにしても亜美ちゃんも大きくなったなあ。」
そう思っていた矢先、一発の銃弾が電波男の頭を直撃した。
それは・・・
スティーブンの率いる特殊部隊の発砲した銃弾だった。
スティーブンは国連事務総長から、ヨミの組織を壊滅するように命令されていた。
ヨミの組織を壊滅させるのは容易なことではなかった。
ヨミを支持する皇帝派の不意打ちにあって、部隊が全滅しかかったこともあったし、目先
の欲に目が眩んで、裏切り者にしてやられることもあったりした。
だが、努力の甲斐あって、ヨミの組織を大分縮小させるまでに至った。
そういう状況のなかで、スティーブンは今この場にいるのだ。
「電波男を倒した。やった!これでオカルト狂いのキティたちも大きな打撃を受けるだろう。」
スティーブンたちが喜んだのもつかの間だった・・・
電波男を倒されたヨミは、今度はスティーブンたちのほうに向かってきたのだ。
「*○◎+・・%#$&!”#」怒り狂ったヨミは、今度は早口で呪文を唱え出した。
そして、「イオナズン!!!」と叫んだ。
ガラガラガシャーン!!!
強烈な雷撃がスティーブンたちに降り注いだ。一瞬にして黒焦げになったスティーブンたち。
全員死亡は間違いない。
彼らの行為がヨミの戦闘意欲に火をつけたのた。
一方、バビル1deathは、自分に背中を向けたヨミの姿を見て思った。
「今がチャンスだ。間髪いれず攻撃しよう。」
そして、例のように「かめ○め○」の姿勢をとった。
その時である、
バビル1deathの眼前に、一人の逝ってる女が現れた。霊子である。
霊子は、なにやら得体の知れない装甲服を着ている。
「私はヨミ様の僕。バビル1death覚悟!」
そう言うと、霊子はいきなり飛び掛ってきた。
今日は、これでおしまい。
疲れた。
勝手にコテハン使われた皆さん、ごめんなさい。
ではでは。
知らないうちに、私が出演していて、びっくり轟天
がんばって続き書いて下さい。
別にどんな役でもかまいませんよ。
199 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/20(日) 23:48
age
おはようございます。175の続きです。
今日は平日なのであまりカキコできません。
前日の続き
「キョェー!!」
気合ともなんともいえない変な声をあげて、霊子はバビル1deathに蹴りを入れてきた。
「速い!」バビル1deathは、ジャンプして霊子の蹴りをかわすのが精一杯だった。
その後も、装甲服を着た霊子は突きやパンチ、チョップ、回し蹴り、ドロップキックなどを繰り出してきた。
技が多彩で、しかも速い。バビル1deathは霊子の攻撃をかわしてはいたが、結構しんどい。
「このままだったら、負ける!」バビル1deathは、あせった。
バビル1deathは、否定派だったので知らなかったのだが、実は、霊子の装甲服はアー○ムという秘密組織
の科学者が開発した、オリハルコン繊維で作られたものだった。この装甲服を着ているアー○ムのメンバーが、
俗に言うス○リガンである。
だが、霊子の場合はパクリだった。それは、ヨミの組織が、アー○ムの研究員を拉致して、
強引に開発したものだったからだ。オリジナルのパクリなので、モノに粗がある。
しばらくしていると、それが如実に現れてきた。
「パチン、パチン、パン!」
霊子の強引な動きに、装甲服が耐えられなくなってきたのである。それと共に、スピードも遅くなり、
攻撃も的をはずすようになっていった。
「きぃいいっ!」霊子は、装甲服がパチモンだったことがわかって、頭にきていた。
そして、「私には見えないものがみえるのっ!!」などと、言動に冷静さを欠くようになっていった。
ス○リガンならぬパクリガンの悲しさである。
バビル1deathは、浮き足立った霊子に対し、波動攻撃を仕掛けた。ヨミと違うので、全力でやる必要はない。
何しろ結構エネルギーを消耗しているし、それに野郎ではないからだ。
「はっ!」バビル1deathは、気合を霊子のほうにかけた。
その瞬間、ガタがきていた装甲服は、完全に壊れてしまった。
そして、そこに現れたのは、下着だけになってしまった霊子の姿だった。下着は黒の通販。
女だったら、最悪の局面の一つである。
「いやぁああ!見ないで!!!」思わず出てきたセリフだった。
「見てないから。」といって、バビル1deathは、指の隙間から覗きをやっていた。
苦笑する周囲。雰囲気ももなぜか和やかになった。
「アタシ、もう帰る!」そういうと、霊子は泣きながらどこかへ逝ってしまった。
呆然と見送るバビル1death。
そのとき、ヨミは霊子の醜態を見て、「使えねえ・・」と呟いた。
そして、再びバビル1deathのほうに向かっていった。
続く。
緊急:お詫び
201で一部、不適当な表現がありました。
お気を悪くされた方、本当に申し訳ありません。
以後、気をつけます。
話は、まだ続くと思います。
う〜ん、まさかスプリガンが出てくるとは
「ヨミ!」バビル1deathは、叫んだ。
「貴様と決着を付けるぞ!」
バビル1deathは深呼吸し、精神を集中させようとした。
「ふふふ、俺と決着をつけるのはまだ、早いぞ。お前は、俺と早く決着をつけたいだろうが、そうはさせん!!」
ヨミはそう言って、懐から一冊の雑誌を取り、地面に投げつけた。
その雑誌は、「おとなの○園地」という、いわゆるエ○本だった。
「百戦錬磨の俺から言わせれば、貴様は所詮『闘う厨房』に過ぎん。いま、それを思い知らせてやる!」
そういって、ヨミはごく軽い波動をエロ雑誌に当てた。
パラパラパラ・・・
ねーちゃんたちの裸の写真が宙を舞う。
思わず、顔を赤らめるバビル1death。
気持ちはとっくに二十歳過ぎてるが、身体は第二次性徴の真っ盛り。
引っ掛ってはいけないという気持ちと裏腹に、反応する股間。
動揺が隠せない。
その隙に、ヨミが全力で波動をバビル1deathにぶつける。
「うおりゃぁああー!!!」
「ぐはっ!」ヨミの波動はバビル1deathを直撃した。
頭がスケベモードになっている最中に、いきなり直撃を受けたのだ。
再び立ち上がるのには、時間がかかりそうだ。仰向けになっていたバビル1deathは、ふとロデムを呼ぼうと思った。
「ロデム!」
バビル1deathの声に、ロデムはすぐに反応した。
「オレをロプロスのそばまで運んでくれ。」
ロデムは言われたとおりにしようと思ったが、ロプロスがいないことに気がついた。
にゃんごろうとの死闘で傷ついたロプロスは、傷を癒すためにバベルの党に帰っていたのだ。
「ポセイドンを呼んでください。」ロデムは傷ついた主人に助け舟を出した。
バビル1deathは、ぼんやりした頭でケータイを取り出し、ポセイドンを呼んだ。
「ポセイドン。」
ポセイドンはマニュアル通り動いて、バビル1deathを両手で掬うように抱えた。
その直後、バビル1deathはほっとしたのか、ポセイドンの手の中で眠り込んだ。
自分の主人が眠ってしまったことに気づいたロデムはあせった。ポセイドンが動かないのである。
仕方ないのでロデムは、亜美のところへ行った。
「亜美さん、バビル1deathさんが眠ってしまいました。いまは、貴方だけが頼りです。
ポセイドンを動かしてください。」
亜美は、
206 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/22(火) 01:01
そろそろage
ロデムに懇願されたので、仕方なくポセイドンにバビル1deathを安全なところまで
運ぶように命令した。ポセイドンは、バビル1deathをさっきの脱糞した岩陰に置いた。
「グシャ!」バビル1deathの背中は、雲○をもろに踏みつけた。バビル1deathは、無論気づかない。
ポセイドンは、バビル1deathを守るように岩陰の付近で停止した。
そして、亜美は間髪いれず、ロデムにバビル1deathを守るように命じた。
ロデムは、ポセイドンのマニュアルどおりの、デリカシーに欠けた行動に舌打ちしながらも、
雲○まみれになったバビル1deathの警護にあたった。
「1deathさんは、やっぱり『闘う厨房』だったのね。1deathさんのせいで、
今度は、私が『闘う女厨房』として、お父さんと戦わなければならない。」
自分が超能力をすでに持っていることに気がつかない亜美は、戦闘の途中で気絶したバビル1deathの代わりに
ヨミと闘うことに困惑していたが、ありのままの自分で戦おうと、心に決めた。
「お父さん、覚悟!!」
お詫び
ここんとこ忙しくて、なかなかいいアイデアが思い浮かびません。
もうちょいまってね。
209 :
視子:2001/05/27(日) 03:28
がんばってください。
あげます。
210 :
霊子:2001/05/27(日) 15:43
私も応援します。
気にしていないのでどんどん自由に使ってください。
久しぶりです。
ぼちぼち始めようかと思っていたとこです。
忙しさは相変わらずです。
でも、きっちりやるよ。
さあ、行くぜ!
・・・
ヨミは、実の娘と思いもかけない形で、対峙することになってしまった。
自分の娘と「決闘」することは、自分の本意ではない。困惑し、逡巡した。
だが、ヨミもバビル1deathと同じ闘う厨房」の血が流れていた。ヨミは、決断した。
「亜美、実の父親に『覚悟!』というとは、なかなかいい度胸だ。久方ぶりの挨拶としては上等だ。」
「お父さん、自分のやっていることが分かっているの?第一、世界征服なんて本気なの?」
「本気だ。オレの野望は、誰にも邪魔させん。たとえ、実の娘であろうと。」
そして、波動を実の娘に向けて繰り出した。
「うりゃあぁあ〜」
亜美は、父親のヨミが自分に向けて波動を繰り出してきたことに衝撃を覚えた。
だが、避けなければならない。一瞬の判断で、亜美は波動をよけた。
目標をそれた波動は、少しはなれた岩壁を破砕した。
「はあ、はあ・・・」
ヨミの息は上がっていた。しかし、一種の満足感があった。
「やっぱり、オレの娘だ。あの波動を見事によけやがった。」
一方、亜美は波動をギリギリでよけられた自分に、助かったと思いながらも、同時に意外さを感じていた。
「ふぅ〜、危ないところだった。でも良かった。お互い傷つかなくて。」
亜美を攻撃して、ヨミは少し後悔した。
自分が絡んでいる皇帝派と否定派の争いに、娘を巻き込む形になってしまった。
これ以上、親娘対決をするのは自分にとっても、娘にとっても良くない。
しかも、バビル1deathとの死闘で結構疲労していた。
そこで、ヨミはケータイを取り出して、部下に連絡をとった。
「フライング・ソーサーをオレのところに寄越せ!」
「イエッサー。ヨミ様、今から着地します。」
その直後、アダムスキー型の円盤がヨミのそばに着地した。皇帝派ならおなじみの円盤である。
辺りに響く円盤から発せられる轟音と、土煙。
円盤は着地し、中からヨミの部下達が出てくる。
「ヨミ様、早く円盤にお乗りください。」
「うむ。行き先はバベルの塔だ。蛇足だが、前のは『党』ではなく、『塔』が正しい。」
円盤に乗るヨミたち。無論LBやアナスタシアも乗っていく。
「亜美、勝負はひとまずお預けだ。オレは、バベルの塔で待っている。さらば!」
気絶しているバビル1deathと亜美達を残し、円盤に乗ったヨミは、南の方向に消えていった。
「亜美さん、大変です!」ロデムは絶叫した。
「バベルの塔は、我々の主人バビル1deathの本拠地なんです。ヨミが本拠地を乗っ取ったら、
全世界はヨミのものです。我々も、急いでバベルの塔に急ぎましょう。」
「でも、どうやっていけばいいの。私たちには円盤もないし・・・」
「ポセイドンを使いましょう。両手を使うと、我々の主人バビル1death、亜美さん、私ロデムが乗れます。」
「ロプロスは?」
「バベルの塔にいるはずです。結構傷ついていますし、塔の防衛にも動かさないほうが・・・」
亜美とロデムのやり取りを聞いていた、神宮寺艦長は思わず叫んだ。
「俺もバベルの塔に行く!!」
そのときである、亜美達のほうに向かって、一台の業務用ワゴン車が近づいてきた。
その中に乗っていたのは・・・
今日はここまで。
その中に乗っていたのはオカ板最強の14歳少女【みんく】だった。
彼女の特殊能力は誰をも魅了し翻弄しマターリさせる高等魔術マリンカリンだ。
歴史の中でかつては卑弥呼、クレオパトラ、西太后らのみが使いこなせる事ができた。
近代ではジャンヌダルクやマリリンモンローらが使ったが魔術行使のあまりの負担に
若くして世を去る事になった。みんくはそのマリンカリンを未熟ながらも行使できる現代の魔女なのであった。
ワゴン車から降りてきた少女に皆目を見張った。セーラー服をまとうその少女は
清楚な外観に似合わず怪しい妖艶な雰囲気を撒き散らしている。
呪文の詠唱なしに周囲に発揮している圧力は天分の才なのであろう。
その圧力は既に死に絶えている昆虫にまで影響を与える。
「め、、女神様、、、グハッ!」死してなおロリコンエネルギーは健在であった。
セーラー服の少女みんくは亜美の側まで来ると恥ずかしげに口を開いた。
「私は1deathさんのファンです」
「待て!」その時ひときわ甲高い声が響き渡る。
亜美が振りかえるとそこには鎖帷子をまとった筋肉質の男が立っていた。
「我が名はイザハヤ、歴代の戦士を蘇らせし者。ヨミ様の命により皇帝派に
仇なす否定派に天誅を下す、戦士達よ我に続け!」
イザハヤの後ろには彼に覚醒された勇猛な戦士が続いていた。
ナギハヤ、ミヒャエル、タケハヤ、コトエリ、イクハヤ、ゴゴ、トム・クラッハ
トモノス、ルナ・ガハジ、ノミプス・ナペガハジ、リンガ・ホエラビ
トーマ・クライハイナ、ウリマケ・ルギニラマ、ンギュザ・ドオマドマ
ヘギド・マッケリチュポニ 、ライジー・クリュスミン 、カツゼッキー・マウィヤ
皆かつてはムーやアトランティスで生きぬいた百戦練磨の豪傑達である、
亜美達の命運は尽きたかに見えた。
イザハヤ達が亜美達を取り囲んだと思った瞬間、亜美達の周囲を一陣の
風が吹き、みんくのセーラー服をひるがえした。短めの髪が風にたなびき
スカートの裾がめくれ上がる。百戦練磨の男達は一瞬目を奪われた。
その瞬間みいんくは呪文を詠唱する「・・・・・・マリンカリン!」
なまじ至近距離に近づいていた男達はモロに呪文の餌食となった。
「こんにちは川島屋です。」「オゥ!あなたも川島屋ですか、私も川島屋です。」
「そうでしたか実は私も川島屋だったのです。」
・・・中略・・・
「それは奇遇ですね、私も川島屋なんですよ」
「そんなバカな私こそ川島屋ですよ」
互いに無個性な川島屋となり自己紹介しあう戦士達に驚きながら
亜美はロデム達に叫んだ
「さぁ皆、ポセイドンに乗って! バビルの搭に急ぎましょう」
218 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/28(月) 13:51
うにょ〜
219 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/28(月) 15:01
友達が霊障でどんどん呆けました。
help
220 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/05/28(月) 17:03
エロさが足りぬ
>>220 オカ板にはこのぐらいのエロさでちょうどいいと思うナリ。
222 :
川島屋:2001/05/28(月) 19:09
小説デビューした川島屋です。
まだ生き残っております。
「一寸まったあぁ!」
その掛け声と共に現れたのは、アキラだった。
なぜか、クリーニング屋の格好をしていた。
「バビル1deathさんを雲子まみれのままにしていいのかい。僕はクリーニング屋。彼の汚れた学生服を
クリーニングしてあげるよ。」
亜美は、急いでいる最中だったが、バビル1deathには綺麗な服で闘ってもらいたいので、クリーニング屋の提案に乗ってみることにした。
「わかった。いくら?あと、着替えある?」
「値段は時価です。着替えはあります!」アキラは、値段を隠して答えた。
その時、その場に居合わせたのは・・・
なんと、くーだった。
彼は、右手に皇帝派の機関誌「むー」、左手に万札を何枚か持っていた。
「誰か、願い事のかなうパワーストーンを持っていないかい?持ってたら、あるだけの値段
で買うよ。」
ちょうどその時、亜美は自分の財布を調べてみた。
財布の中には、1000円札一枚あるきりだった。
どうも、あのクリーニング屋は暴利そうだ。でも、値段交渉をするには事態は切迫している。
どうしよう。
その時である。亜美は、とんでもないことを思いついた。
「クリーニング代は、あのお兄さんが払ってくれます!」
亜美は、万札を握り締めているくーを指差した。
「君が払ってくれるのかい。嬉しいねえ。ここんとこ商売あがったりだから。」
「ぼ、僕は、ぱわーすとーんを買いに来ただけなんです。そのぱわーすとーんで、霊障でどんどん痩せてしまった友達を助けたいのデス。」
「わかった、わかった。学生服のクリーニングは上下合わせて1万円、シャツは3000円、学生服のレンタルは、上下及びシャツも合わせて
1万6千円です。ちなみに消費税はいただきません!あとね、どんどん痩せたというのは、霊障じゃなくで、癌なんだね。」
アキラは、くーの話をまだらに聞きながら、くーから金を取っていった。
「そ、それは・・・。返してください!」
「気にするなっての。君は、俺と彼女を助けているから、それでいいじゃん。」
「やっぱり、どうしても・・・。金返せ!」
「その金で、訳分からん連中肥やすより、俺たちを助けたほうがずっとその金生きるよ。」
アキラは、ここで、くーとの会話を一方的に打ち切って、亜美のほうを向いた。
「亜美ちゃん。はい、これが着替えね。シャツもあるし、ぱんつもサービスね。靴下はいいでしょ。
あとね、着替えはそこにいる人たちに助けてもらって。それから・・・」
「何?」
「こんなのが入っていた。」アキラは、手裏剣を取り出した。
「!!」
「危ないね。こんなのポケットに入れてたら、空港の金属探知機にもろひっかかるね。」
「あと、もう一つね、頼みがあるんだ。」
「どんな頼みですか?」
「あの、冴えないストーカー風のアンちゃんいるだろう、あの兄ちゃん幸せにしてやって。」
アキラは、くーのほうを向きながら、亜美に因果を含ませるような言い方をした。
「わかるだろ?」
亜美はその言葉を聞いて、一瞬不快な顔をした。しかし、すぐに気を取り直して尋ねてみた。
「何すればいいの?」
「やつの頬にキスすればいいんだ。」
亜美は、アキラがそれ以上のことを要求したら、ギャラクティカマグナムでアキラを殴り飛ばすつもりだった。
しかし、頬にキスするぐらいだったら、ギリギリ譲歩できる条件だ。考えてみれば、くーはわけのわからない理由で、
金を取られたからだ。かわいそうな奴。しょうがない、時間もないしという事で、亜美は決断した。
「くーさん、ちょっとこっち来て。」
「何だよ!!!僕ぁ、金取られてむしゃくしゃしてるんだ。」
「二人で幸せになりましょ。ふふふ。」
くーは、思わぬ展開に胸が躍った。そして、次の展開を楽しみにして、尋ねた。
「幸せってなに?」
「ちゅっ。」
キスされた瞬間、くーはすべてを忘れて、気絶した。
アキラは叫んだ。「やったぁ!」
「これで好いんでしょ。」
「まあね。あっ、クリーニングは遅くても明日の夕方にはお届けします。お届け先は、バベルの塔ですね。」
そういいながら、アキラは車のエンジンをかけた。
「いきかけの駄賃に、これもらっていこう」アキラは、くーの手から「むー」を取り上げた。
「アキラさん、ありがとう。本当に助かった。」
「じゃあね。」アキラは、業務用のワゴンで去っていった。
ちょうどその時、バビル1deathの着替えは、何人もの川島屋たちの手で行われていた。
着替えが一段落した時点で、亜美は呟いた。
「さあ、勝負はこれからね。」
一方、こちらはヨミたちが乗っている円盤。
ヨミは、バビル1deathとの死闘で疲れきった身体を癒すため、備え付けのカプセルベッドに
横たわった。
「俺は、しばらく横になる。」そういって、ヨミはカプセルベッドに横になった。
ヨミが横になった瞬間、カプセルベッドは密閉状態になった。これでだれも、ヨミの眠りを邪魔できない。
なお、カプセルベッドは円盤の制御装置と連動しており、これを破壊することは、乗員全員の「死」につながる。
ヨミは、休息に入った。
LBは、ほっと息を継いだ。
「これで少し、気が楽になる。」
ちょうどその時、LBはアナスタシアと一緒にいることに改めて気づいた。
「何か、彼女と話をしたほうがよさそうだな。」
どんな話をしようか・・・色々考えたが、LBは自分と彼女の話題の接点が少ないことにすぐに気がついた。
だが、折角だから話はしよう。もしかしたら、彼女は自分に対して好意を持つかもしれない。
その気持ちが、ロリの第一歩であることには、LBは気づかなかった。
「そういえば、彼女ロシア人だよな。『カラマーゾフの兄弟』の話なんかどうだろう。」
LBはそこまで考えて、その話題がかなり無謀なことに気がついた。だが、やってみる価値はある。
そこで、村上○樹が以前ネット上で取り上げた「カラ兄の映画キャスト」から話に入ろうと決めた。
「『カラマーゾフの兄弟』を映画化するとしたら、どんなキャストにしたい?例えば、イワンはブラッド・ピットが似合うと思うが、アナスタシアはどう思う?」
これに対して、アナスタシアは・・・
今日は、ここまで。
232 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/06/03(日) 00:25
あげ
233 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/06/03(日) 22:14
カラマンコの兄弟?
234 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/06/03(日) 22:21
アナスタシアは答えた。
「あなたって男っぽくふるまっているけど、ひょっとして女性じゃないですか?」
おはよう。217の続きです。
>>234 俺は、男だよ。最近、寸劇やって女装したが(藁
>>233 「カラマーゾフの兄弟」は、文豪ドストエフスキーの晩年の代表作。
ドストエフスキーの名前は、辞書に載ってるよ。
順番逆だが、そういうことで。
それじゃ、続きね。
「えっ!」LBはうめいた。
「俺は、『宝塚』じゃねえ。一応男だ。」
LBは、宝塚フリークが聞いたら激怒確実なセリフを日本語で呟いた。
幸い彼女は、日本語は分からなかったので、ラッキーだったが。
「これで、きっかけ作るつもりだったのに・・・」LBは、話の接ぎ穂を失って、残念に思った。
「ソンナコトヨリ、LBサン、アタシノアシミテ。ナオッテル。」
LBは、股間が膨張しそうになるのを押さえて、彼女の肢を見た。
治ってる!LBは驚愕した。
嘘だ、信じられない。実は、否定派であったLBは、眼前の事実にショックを受けていた。
「これは、一体どうしたんだ?」
「サア。ワタシニモヨクワカリマセーン。」
アナスタシアには、ヒーラーとしての能力があったのだ!
その巨大な能力が、いま、ヨミの呪縛を離れて、目覚めつつあった。
今朝は、ここまで。
一方、こちらはバビル1deathと亜美たち。
川島屋たちは、誰が、バベルの塔に行くかで悩んでいた。
「アタシがいく!」
「いや、俺だ。」
「僕こそ、バベルの戦士にふさわしいんだ。」
などと、互いに勝手なことを言い合っていた。
ポセイドンに乗れるのは、せいぜい5人。それ以上ポセイドンには乗せられない。
亜美が勢いで「さぁ皆、ポセイドンに乗って! バビルの搭に急ぎましょう」 といったとき、
ポセイドンの輸送能力の限界をロデムが指摘したのだった。
このままでは、埒があかない。決断しなければならない。
亜美は、決断した。
「私と一緒にポセイドンに乗るのは、私とバビル1deathさん、ロデム、神宮寺艦長、みんく。以上の4人です。」
「後の皆さんには悪いけど、この戦いは、決して遊びじゃないの。わかってね。」
「俺はだめなのか!」イザハヤはうめいた。偉大な戦士を自認する人間のプライドは大きく傷ついた。
「ううん、そういう訳じゃないけど、この戦いには『能力』がないと死んじゃうから。」
238 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/06/05(火) 22:49
その会話を聞いてLBの脳裏に姦計が浮かんだ。
(あいつらがいなくなればアナちゃんと淫行できるかも)
「あ〜アナスタシアちゃん。ここは危険だからもっと安全な所に行こう」
LBはラブホテルに連れ込むつもりだ。
彼は超能力や戦争よりも煩悩の方が大事なのであった。
239 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/06/05(火) 22:51
まだ晒されつづけているんだね くーにゃん
240 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:
中略
LBの下心に気づかないアナスタシアちゃんはあっさりとラブホに連れ込まれてしまった。
総鏡張りの部屋の中央には回転ベッドがある。
「え?ここは一体どこなんですか?」アナスタシアはLBに尋ねた。
その瞬間LBはアナスタシアの腕を後ろに捻りあげヒモで縛り付けた
「な、、、何をするんですか!!」大声をあげて抵抗したがLBは鬼のような形相で答えた。
「聞く耳もたんぜ」
アナスタシアはLBに突き飛ばされ回転ベッドの中央に腹から転がった。