目的の墓はそのお寺の境内地にあり、そこまで赴いて檀家さんと一緒にお勤めをした
長い長い石段を登って、お経をあげたあとまた長い長い石段を降りる
それでは、と挨拶をして別れ、自分の寺に帰った
お寺に着いて晩御飯を済ませ、次の日の予定を確認したところ、朝一番に出かけることを思い出した
遠方の檀家さんの自宅で、朝一番に法事がある 早朝に出かけることになるんで、明日の準備をすることにした
いつもの衣をチェックして、持っていくものを確認したところ、数珠がないことに気がつく
白衣の袂にいれたかな?と見ても無い 帰った時の着替えた状況を思い返しても外した記憶が無い
車で移動したから、車の中を見に行ったけど無い 最後に使った記憶があるのは今日の墓勤めの時
墓地に忘れたかなー 明日の早朝に取りに行くのは面倒だなー いざ行って無くても嫌だしなー
時間はまだ10時くらいなんで懐中電灯持ってさっと探しに行くことにした
数珠なんていっぱいあるから、どれを持って行ってもいいわけだけど
やっぱり使い慣れててお気に入り、ってのもある 梅雨時期に野ざらしで雨に濡れて汚れるのも嫌だ
数時間前に訪れた石段のところまで来て、懐中電灯を点けた
超暗い、さすが超田舎 照らしても石段の先が見えない
足元だけ照らしてゆっくり登りはじめた時、木魚の音が聞こえた
そこは小高い丘のような場所のてっぺんにあるお寺で、丘のふもと周辺にぽつぽつと民家が並ぶ感じ
大半が丘の上のお寺の檀家なわけで、そこから聞こえてくるのかな?と最初は思った
なんとなーく石段登りながら周り見るけど、家のほとんどが灯りが消えてる(田舎の老人は寝るのめっちゃ早い)
まだ半分くらいだから再び足元を照らしつつ石段を登る だんだん上から聞こえてくるような気がしてきた
持ち運びできるような小さくて甲高い音じゃない 明らかに本堂に置いてあるような、結構な多きさの木魚の音なんだ
そこで正直石段を登るのを躊躇した
この寺院、無住となった時点で本堂の傷みが激しく、改修を指揮する人もいないため、何年も前に本堂自体を解体してあるんだ
丘のてっぺんはサッカー場の半分もないくらいで、墓地と、平地と、周りは全部うっそうとした林 建物なんか一切ない
一定のリズムで聞こえる木魚 お経とか念仏の類は一切聞こえない
ちょっと痴呆の入ったじいちゃんあたりが墓でお勤めをしてるのかな、とも思った そんなことあるか?
ぐるぐる思考しながらそーっと石段を登り終えたとき、境内の全景が見渡せた瞬間、音が消えた
山門とはおよそ言えない小さな門を超え、ぐるっと懐中電灯で照らしてみる
真っ暗だけど、端まで明かりは届く だーれもいない
昼間にお勤めした墓は端のほうだから、そこに行くまでの道で墓石の間とかも照らしつつ進んでみる だーれもいない
目的の墓まで着いて、色々明かりを照らしてみたけど、数珠が見つからない
無駄足だったし、なんか怖いし最悪だわ・・・と思いながら、来た道を引き返しつつ周りを照らしてみる
やっぱ誰もいないんだよね・・・
境内の入り口ってひとつしかないし、その門の足元は砂利ひいてあるから歩くとジャリジャリ音がするし、自分の足音しか聞こえない
ここから聞こえたのは気のせいで、本当は下で鳴ってたのかな?と思いつつ門超えて石段に足を踏み出したとき
後ろの砂利からチャリンと軽い音がした ビクっとなって石段から落ちるかと思った
後ろに懐中電灯照らしたら、砂利のとこに数珠が落ちてた 俺が忘れてったやつ
ここで一気に鳥肌と冷や汗で軽く頭真っ白になりつつ、急いで数珠拾って石段駆け下りて車に乗った
車の中で数珠を確認したけど、いつもの俺が使ってる普通の数珠
すぐに車出さずに、5分くらい待機して石段見張ってたけど、誰も降りてこない
最後に車のエンジン切って窓あけてみたけど、木魚の音とかもしない 怖いのと意味不明なのとで混乱しながら自宅に帰った
ハッキリ見てしまった!ってわけじゃないけど、本当に説明がつかなくて驚いた
心霊体験って大半が勘違いだと思ってただけに、勘違いの余地がない場所であんなことあるか?と
人が隠れる場所も無いし、音源を間違うような地形でもない 数珠の出所も分からん
なんだか嫌々ながらあのお寺を兼務していることを咎められているような、後味の悪い体験でした
レポありがとうございます。
現職の方のお話には重みがありますね。
と、同時にお坊様も怖いと思われる事にちょっと意外な感じと親近感を覚えました。
数珠は、お墓の住民さんちょっと拝借してたんでしょうか。
こんな機会でもないとお経もあげられないから、と。
木魚を叩いていたのは昔々、お寺を守ってきた御住職様なのかなと思ってみたり。
また体験談をお待ちしております。
ありがとうございます。おもしろかったです。
僧職系男子で、くすっとさせておいてのオチ。
ご住職のいなくなったお寺に新しく参られた888さんを、からかったのでしょうかね…?
ん〜〜〜、久しぶりに非常に満足♪
ちなみにどの宗派さんですか?
やっぱり本業さんでも慣れない怪異現象には混乱するんですね
本山修行のときにこういうのの対処マニュアルとか教えてくれればいいのにw
乙です!まさか現役僧侶だったとはw
怖かったとは思いますが、悪いモノじゃないと思いますよ
数珠がどうしても必要で拝借しちゃった、て感じする
探したら、朽ちた木魚が見つかったりして
面白かったです
文体も好きかも
僧職系男子は蝉丸Pが最初に言い始めたんだっけ
お寺に力をかしてくれる投稿主さんへのおもてなし&ご挨拶&お礼だったんじゃないかしら
あるいはかつてのご住職さんがお数珠をどうしても拝借したくて…とか
咎められているようなことはないと思いますよ
お勤めお忙しくて大変でしょうが、また何か体験された際には書きにきて下さるとうれしいです
長文なのにすごく読みやすかった
面白かったし、現職の方の話が聞けてラッキーです。
ありがとう。
私は東京の東のほうに住んでるんだけど、ここしばらくで不思議なことがいくつかあった
なんてことない話なんだけど、ちょっと誰かに話したいので、書かせてもらえると幸いです
スレチだったらごめんなさい
不思議なことというのはは今住んでいる土地と私の家族にまつわること。
私は去年の末にマンションを買って引っ越しをした。
家探しを始めたきっかけは娘が生まれたこと。
自分もマンションで育てられたせいか子供が産まれたらマンションでも買うか
と漠然と思っていたのでこれは予定通りだった
買ったマンションは同じ区内にあって、それまで住んでいた所に比べると
ちょっと静かな地区にある。
もとから同じ区内に住んでいたとはいえ、便の良い地区に住んでいたこともあって
その地区の事はほとんど知らなかった。自分の住んでる地区と次の大規模商業地域の
丁度谷間のような地区だったんで、特別用事でもない限りは通り過ぎるだけだったから
引っ越しがひとしきり落ち着いて、周りをうろついてみてまず気付いたことは
神社祠の類がすごく多いということ。それらの多くはちゃんと手入れされてるようだから
下町ってすごいと思う
そんな社群の中でもちょっとした規模の神社がある。
敷地内には本殿があって伊勢神宮から分祀された御霊が祭られている他に、あちこちに小さな祠があって
それぞれ神様や仏様が祭られている。ちょっと不思議な感じがするけど神仏混合だった江戸時代には普通だったそうだ
娘はこの春2歳になったんだけど、神社だの、お地蔵さんだのが大好きで、出かけるとよく「なーむしたい!」と
妻にねだっては手を合わせているのを微笑ましく見てた
たまにその神社にお参りするといってもその程度の理由だった。
その日は春で桜がとても綺麗だった。会社からの帰り際ライトアップされている神社の桜が気に入って
いったん帰宅してから妻と娘を誘ってその神社へ行った。
お参りをして、ひとしきり桜を眺めて、綺麗だねえなんて言いあったあと帰ろうとすると手水舎のあたりで
娘が空中を指さして、「お馬さん、おんまさんぱかぱか」と嬉しそうに話しかけてくる
何だろう?と見回しても手水舎のあたりには馬らしきものはない
手水舎の向こうには小さい祠があるだけでそのあたりにもやはり、なにもない
まあ、影かなにかがそう見えたのかなと思って気にもせず、「そっかあ、じゃ、帰ろうか」と立ち上がり
少し歩いて、ふと祠の方を振り返るとライトアップされた薄闇の中で、脇に立てられた看板が目に入った
看板には「馬頭観音」とあった
ぞわりと鳥肌が立った。もう一度さっき娘が馬といった場所に戻り、かがんで娘の視線に合わせてみたけど
馬らしき造形は見えないし、看板もそこからでは見えない。そもそも娘にまだ漢字は読めない
娘にだけ見える何かがあるのかも・・・と思い毎朝丁寧にお参りして会社に行くようになりました
とてもご利益がある気がしています
ちなみに、娘は神社を通るたびにお馬さん、いるねー?と嬉しそうに妻に教えてくれるのだとか
夫婦で思い出す度に頭をひねる毎日です
以上です。つまらない話ですみません
>>900 >>901 乙です。こういう話は大好き。
これだけ幼い頃から神仏とご縁があるのはうらやましい。
娘さんの成長が楽しみですね。
>>902 >>903 こ、このスレの住人の方達を甘く見ていたようです・・・45分ですかそうですか
でも、ご想像にお任せしたいと思います
乱文長文にも関わらず最後まで読んでくださりありがとうございます
最近は玄関を指差して神様神様いうのが悩みの種です
怖いのでやめてほしい・・・
余談ですが、私の母方の家系には遠縁に神主がおります。
私自身は不思議な体験はほとんどありませんがまた機会がありましたら書かせていただきたいと思います
馬頭観音は馬の形じゃないけどね…
906 :
本当にあった怖い名無し@転載は禁止:2014/06/30(月) 21:15:32.70 ID:NFK9CMhD0
ほっこりしました☆
>>904 お嬢さんの素敵な話をありがとうございます。
何も怖い事なんて無いですよ。
馬頭観音さまと云えば、牛頭天王さまと共にコワカッコイイ仏様の二大巨頭ではないですか。
お嬢さんは神さま、仏さまに気に入られているのでしょう。
それま間違いなく、お母さんであるあなたのご先祖さまの血筋を引いていると云う証でもあります。
お嬢さんが玄関に神さまを見つけられたら、今度から「いつも娘をお見守り頂き、ありがとうございます」と念じ、お嬢さん共に合掌なさって下さい。
良きご縁を頂いて何よりです。
それと、皆さん本日は夏越の大祓に行かれましたか?
お正月から半年間の罪穢れを神さまに祓い清めて頂く大事な日です。
行かなかった方は、頭の中に神さまを念じ「祓いたまえ清めたまえ 守りたまえ幸(さきわ)いたまえ」と念じて下さい。
明日から大晦日までの半年間、また頑張りましょう!
908 :
本当にあった怖い名無し@転載は禁止:2014/06/30(月) 21:26:33.70 ID:ZcmVCajzI
>>905 そうなんですよね
そこの馬頭観世音は馬の姿では無いのです
ですが、そこで祀られている馬頭観音の祠の御神体は馬のレリーフが彫られている珍しいものでして
競馬関係の方などもわざわざ来られると後で知りました
そういえば今日は夏越しの祓えでしたね
>>904 ほほえましいお子さんのエピソード、ありがとうございました。
不思議ですね。ご加護がありますように
>>905 大大舅が農耕馬を飼っていたので、夫実家の庭先には
馬頭観音様が奉ってあるよ。そこから少しいった歴史的街道にも、
旅で行き倒れた馬を供養するという謂れの馬頭観音碑がある。
ちなみに中部地方。馬頭観音信仰って、地域性あるのかな?
910 :
本当にあった怖い名無し@転載は禁止:2014/06/30(月) 21:30:47.15 ID:ZcmVCajzI
×そこの馬頭観世音は馬の姿では無いのです
○普通馬頭観音は馬に姿では無いのです
かつて農村では馬や牛を使役して畑を耕したり重い物を運んだりしましたよね。
その関係で、馬頭観音さまや牛頭天王さまが村の辻々に祀られている事が多いのです。
お地蔵さま、庚申さま等と共にメジャーな仏さまだと思いますよ。
912 :
本当にあった怖い名無し@転載は禁止:2014/06/30(月) 22:52:35.33 ID:ZcmVCajzI
皆さん暖かい目で見てくださりありがとうございます
>>908 夜の散歩がてら行ってきました
神様もおやすみの時間でしょうしもう遅いかもしれませんが
>>909 どうなんでしょうか
ここは東京ですが今回私がお話させていただいた神社の他にも
あちこちに馬頭観音は祀られているようですから
まあ私も先ほど「何故だあああああ」って検索し捲って初めて知ったのですが
しかし何故だろう・・・
913 :
本当にあった怖い名無し@転載は禁止:2014/06/30(月) 22:55:51.53 ID:ZcmVCajzI
>>907 夏越行けなかったから、神棚で久しぶりに祝詞読んだよー
眠気がどっときて、いい夢みれそうだ…
上手く纏められないけど、今日あったことを。
出張先の隣に良い感じの雰囲気のある神社があった。
鳥居の先に杉並木の長い参道が続いていて、その奥に、社殿へと上る長い石段が垣間見えた。
鳥居は瓦のある古いもの。鳥居の下には青と白のアジサイが満開だった。
あまりに良い雰囲気なので、仕事の後、同僚と一緒にお参りして来た。
鳥居から2,30メートルくらいのところから空気が変わったのを感じた。
澄んでる、って言う言葉があってるんだと思う。
ただ、人を寄せ付けない清浄さではなくて、優しく人をも包み込むような感じ。
常に宮司さんがいるようなところではなくて、無人の神社だったけれど、
参道にも鎮守の森にもちゃんと人の手が入っていて大事にされてるんだと感じられた。
長い階段を上った先の社殿こそ新しくなっていたけれど、末社は江戸〜大正頃の古いもの。
村内安全と書かれたものが多かったし、昔、まだその辺りが村だった頃は村の鎮守様だったのかもしれない。
生憎、由来とかがかかれたものは一切なかったからそのあたりの事は分からなかったんだけど、とても良い時間が過ごせたよ。
今帰ってきて、
>>907を見るまですっかり忘れてたけど、今日って夏越の祓えだったんだね。
これも書きながら気付いたんだけど、思えば、父の喪が明けてから初めての神社参拝だった訳で。
いつもだったら仕事帰りに寄ったりしないのに、もしかしたら、ちょっと寄っていきなよと、呼んでくれたのかもしれないとも思う。
3歳くらいまでの子供の中にはわりと見えてる子がいるって話は聞くね
知人の子も有名な寺院で「階段とこにおじさんがいっぱいいる」などといって
同じく両親をビビらしていた
またあるときは自宅子供部屋で急に自分の遊具に向かって怒り出し、聞くと
両親には見えない別の「子供」がおもちゃを使っている、よってそこは自意識の
芽生えた児童らしく「これは私のだから勝手に遊んじゃダメ!(怒)」
という発憤だった、と
でもそういう子もたいがい大きくなると見えなくなって「普通の子」になるみたい
>>916 親としては「普通の子」でお願いしたいです
私も思いこみの激しい子で小さい頃は
随分と怖い思いをした記憶もうろ覚えながらありますが
ましてやそれが思いこみではなく理の外にあったりすると・・・
昨晩も玄関に妻を連れて行き、神様、なーむぅーと一生懸命説明してました
まあ、世の中には色々と不思議なことがありますし、
親の凝り固まった世界で子供を制限したくないな、とも思うのですが
>>917 わかるわ。行き過ぎて中二病や邪気眼開いちゃったら厄介だもんね
昨日高学年の子が、神棚じ〜っとみて「蛇さんの影みえた」と言っていたが、やんわりぼかしたよ
うちの姪も「まんまんちゃーする!」と言ってきかない時あったり
小さい子って妙に神仏好きだよね
ウチの妹夫婦が去年まで旦那方の実家に住んでいたんだが、姪っ子(当時2歳)が全く風呂に入らず無理に入れるといつも決まった1点を指差して号泣してたらしい。
ウチに泊まりに来てもお風呂大好きで自分でスッポンポンになって風呂の前で仁王立ちしてた位なのに、何故かそこでは駄目。
今は家も新築して普通に風呂に入る様になったらしいけど、何かいたのかね…
最近氏神神社に行ってないなぁ
前はよく行ってたけど忙しくて。
夏越の大祓すら忘れてた
8月に遠出するから地元の氏神様と出先の氏神様にご挨拶してくるか。
>>917 でも知人の子も別に対策はせずほっといたら長じて自然に見えなくなったみたいだし、
別にそういうのは少なくないケースだと思うから、本人が怖がったりせず普通に受け入れてるなら
それでいいじゃん
親が動揺したりする方がかえってあまりよくないんじゃないかな
万一そういう空気を察して「自分はなにかいけないことを言ってるらしい、間違っているらしい、やめなければ」
というような変な自画イメージを持たせてしまうと、ね
胎内の記憶まで持ってる子もけっこういるみたいだし(なぜか恥ずかしがる、本当は言ってはいけないんだけど、
というような素振りを見せるらしいので、もし聞くときは自然体でさりげなく)、
私たちが普段「常識」「これが普通」と思ってるものなんて、ちっさいものだよ
わからなくてもわからないものはそのままに
心配ないと思うよ
七つまでは神のうち(うろ覚え)、って言うやん
>>922 それは7歳くらいまでは免疫系も十分でなく、色んな病気にかかりますので
持っていかれる可能性が高いという意味ではないかと
(子を持つとこのフレーズに悲哀を感じますね)
神域に近いから交感、対話も可能という解釈もありなんでしょうか
>>921 娘も一生懸命伝えてくれようとするんですが、なにせ片言なので
私たちも状況が解るような解らないような・・・
ただ、他の方たちも書いてくれていますが、解らないことは解らないままでよい
というのは、ああそうなのか、胸を撫で下ろします
神社に行った時、もうひとつ、不可解な事があった気もするのですが、
見間違い、思い違いと言われればそれまでなので自分の中で整理中です
>>923 >>解らないまま
これ本当に大事。
親戚の学業優秀な子が新興宗教に嵌ってしまってね。
この子は答えが無い事に耐えられなかったのだと思ってる。
「通りゃんせ」ってその七つ子に関係のある歌だって説がありますね。
まあでも精神レベルの低い親だったら自分がこわいからとむやみにgkblして騒いでみせたり
その子の前でやたら周囲に「この子ヘンなこと言う」「気持ち悪い」などと言いふらしたり、
ひどい時は怒鳴って叱ったり威圧・抑圧して言わせないようにしようとしたり、とにかく子供を
傷つけて悪者にしてまでなんとか自分が安心できるようにしようとするようなのもいるから
(自分の母親がこのタイプ)、その点
>>900さんは穏やかに受け止めてるようで、安心だな
>>924 それが自我の根本的な安全欲求にかかわる疑問で本人の不安感が大きいと、
それを払拭するためになにかはっきりと答えを言ってくれる存在に
すがりたくなるんだよね
>>926 穏やかに受け入れると言うよりも、自分に説明できないことは沢山あるので・・・
相対性理論を説明しろと言われても困ってしまいますし
航空力学に至っては物理では説明がつきません
そんなこんなで、説明できないことはいっぱいあって、巡りあわせのよいことなら
人はご加護と呼んだりしますし、悪ければ、災い、と
ちょっとスレチになってしまいますが・・・それをひしひしと感じた出来事がありました
16年ほど前のことです
当時、まだニートという言葉もない頃、フリーターとかいう肩書もまだアリのご時世
当時私たちはご多分にもれず、仲間内で集まって深夜まで遊ぶことが多かった
仲間と言っても学生もいれば、フリーターもいるし、高校を卒業してから
なにもせずにぶらぶらしてる奴もいた
社会人がいるので、みんなが集まって飲みに行ったり、遊びに出掛けたりするのは
自然と日が落ちて普通の会社の定時を大分過ぎた頃になる
ある熱い夏の夜のこと、単に仲間内でのブームだったのか、世の中的にオカルトブームの
再興だったのかは今一つはっきりしないのだけど、仲間の一人が納涼スポットに行きたい
と言い出した。何のことはない、心霊スポットに出向いて肝試しをしようというわけだ
怖がりの私はやんわりと反対をした。いい子ぶるわけではない。
映画でも十分に涼をとれる私は、その年の頭に公開された「リング」という映画で
夜中散々おっかない思いをしたおかげで、まだクスリが効いていたのだ
それでも、それ以外には大きな反対もなくて、結局私たちは、
肝試しに出かけることになった。場所は都内の出ると有名な墓地。
いくつか候補があった中では比較的無難な場所がチョイスされた
やっぱり、みんな心のどこかで「出たらまずいし」なんて思っていたのだろう
仲間の一人が家の車をだしてくれて、7人が乗り込んだ。
ワンボックスとは言え、7人乗るとさすがに満載感がある
目的地に着くと、近所に路駐して、全員で墓地へ向かった
当時スマートフォンなんてないから、こっちかなー、あっちかなー、なんて言ってるうちに
何となく塀らしきものが見えてきて、向こう側がお墓なんだな、と思ったことを覚えている
夏であることもあって、他にもおバカさんたちがいたようで、ちょっと離れて歩いてる友達が
あっちにも何人かで来てる人がいるみたい、なんて言ってた
ワイワイギャイギャイ騒いでる私たちはさぞやご迷惑だったことだろう
仏様にも、他のグループにも
とはいえ、その時は特に「目撃」はなく、大分盛り下がってきた所で、
雰囲気に飲まれたのか、女の子が気持ちがワルイと言い出して、車に戻ることになった。
全員が車に乗り込み、とりあえずファミレスでも行って、冷たいものでも飲めば落ち着くだろう
ということになった。
車は走り出し、近所のトンネルに入った。なぜか自然とみんなが黙り込んだ
もうトンネルを抜けようとしたその時だった。運転してた奴が、「ヒィッ」と叫んだかと思うと
急にハンドルが切られ、ガードレールに突っ込んだ
車は大破。6人が多かれ少なかれ怪我をし、二人は入院。うち一人は複数個所の骨折。
車を運転していた奴だった。ハンドルに胸を打ったのと、足首が特に酷かった
そして、一人怪我の無い奴がいた。車内中部に座っていた私は
たまたま口寂しくて、通路というか床に置いてあったコンビニの袋に手を伸ばして
なにかキャンディかガムみたいなのはないか探っているときにそれがおきたのだ
私は座席から通路に放り出され、運転席と助手席の背面になっている平坦な場所に
身体を密着させることになったようだった
あとで、見舞いに行ったときに聞いたところによると、
シートの下から手が出てきて足首ををつかまれたと、青い顔でボソボソと言っていた
それがいたずらだとすれば運転席の後ろに座っていた私が容疑者になるのだけど
そもそもそれは無理があるのだ。先ほども言ったが、運転席と助手席はある意味
後部のワゴン空間とは隔離されている。後部座席から運転席の下に手を入れることは
構造上不可能なのだから
友達もそれは解っていて、しきりとふざけてお墓なんて行くべきじゃなかったと言っていた
事故の規模としても小さくなかったので、死人が出なくて本当に良かったと言うほかない
話を聞きながら、その時シートの下を見たらもっと怖かったんじゃないかと思ったが
想像した自分がチビりそうになったので言うのは止めた
これが殆ど幽霊話のネタはない、私の唯一と言っていい心霊がらみ話です
これを思いだすとき、いつも不思議な気がすることがいくつかあるんです
なぜ、トンネルに入った時急に口寂しくなったのか
なぜ、トンネルを抜けて、明るい所で探そうと思わなかったのか
なぜ、この後すぐファミレスに入ると決まっていたのに我慢しようと思わなかったのか
なぜ、コンビニで買ったものはあらかた解っていて、ガムもキャンディも無いと知っていたのに手を伸ばしたのか・・・
そんな訳で、世の中には説明できない、不思議なことがある
自分が困りでもしない限り、それを頑なに否定する必要はない。
そう思う様になりました
スレチ長文、失礼しました。話の流れということでお赦し頂ければ幸いです。
>>900 文章関係のお方?なかなか上手に書きますね
場所はA墓地かなw 王道ですからね
どうやら900さんはご守護にまわってくださってる方が背後にいるみたいですね
それとも亡者や世間の人たちに対する迷惑行為で楽しむというふざけ心があまりなかったからかな?
若気の至りで悪ノリも、そのあとのしっぺ返しがこわいよ、というお話ですね
投稿ありがとうございます
それにしても、無意識のなにげない動作や行動っておもしろいなあ
なにがどういう風になって当人の脳や感覚や神経・筋肉などに影響してるんだろう
タイミングも絶妙だしねえ
>>930 場所はご推察の通りです
人に読んでいただく文章って本当に難しいですね
もっとテンポよく読んでいただける文章を書けるとよいなと思います
ですがそう言って頂くと恐縮することしきりです
まあ、もうあまりネタらしいネタも無いので機会はないかもしれませんが
人は、色々な事に符合を見出してしまったりしますね
一歩引いて考えれば、「偶然」でしかないものが、重なってつながって
意味を持っているようにしか思えないことが、やはりあります。
他人からでは日ごろのその人の行動パターンや、思考なんかは検証できない訳で
偶然だよそんなの、運がよかったねえって事にしかならないと思うのですが
符合と言えばもう一つあって、私は上では「目撃」はなかったと書いているのですが
ほんとうはあったのではないか?と思っています。
というのは、私は友達が言っていた「別のグループ」というのは見ていない訳ですが
見ていないというのはともかくとして、夜、明りの少ない所で見える距離に居たのなら
声は届くと思うんですよね。ところが私を含め誰も声は聞いていません
そして、その別のグループが居た、と話していた3人が特に怪我が酷かったのですが
そのことと符合しているようにも思えてしまう訳です
やっぱりこじつけなのかもしれませんし、16年も前のこと、もう確認のしようもないのですが
ちなみに当然というか当事者である私たちはのあと暫くビビりまくることになりまして
このあと全員で都内のとあるお寺さんでご祈祷をしてもらい、やっと日常を取り戻しました
932 :
本当にあった怖い名無し@転載は禁止:2014/07/04(金) 23:07:32.09 ID:Z4KcJp910
>>871 信長が憑依したんだろw
15日といえば本能寺の変(旧暦→新暦に変換)の一週間前で
冗談抜きで高野山も焼き討ち一歩手前状態だったんだよ。
まあそのおかげで未だに織田家の末裔は高野山に出入り禁止でもあるが。
本能寺の変はわかった
メインは怨恨説
プラスちょうそかべ
プラス公家
以上
どこかと思ったら、平野の全興寺さんか。
聖徳太子所縁の由緒正しいお寺さんだよ。
杭全神社の夏祭りもそろそろだし、平野は一年で一番熱い時期ともいえるかな。
大阪以外の方も、是非来て欲しいこのシーズン、運が良ければだんじりの試験曳きも見られるかも。
>>47です
これも神様とのご縁かと思って、あれ以来氏神様の所に行く度に分霊のお社にも毎回ご挨拶していたのですが、4月に知り合った方と最近ちょっと良い感じにw
偶然だろうけど。
微笑ましいな