>>327 ありがとうございます。幕末よりも大戦のときの方をより鮮明に覚えていますので、
こちらに書かせて頂きます。
大陸(中国方面)に行って、片足を失くして帰ってきました。
戦争をしてきたというよりは、酷いことをして報いを受けたという感じです。
体育館よりは狭くて、集会所よりは大きいくらいの家屋の中に沢山の拘束された人が居て、
上官から「弾がもったいないから殴り殺せ」と言われて棒で殴り殺しました。
自分の他にもそう命じられた兵士が何人か居ました。
最初は泣いて命乞いする人と目を合わせないように殴っていましたが、
3〜4人殺したあたりから淡々と殴り殺せるようになってしまいました。
全部殴り殺した後は人殺しをした罪悪感よりも先に、
「これで仕事が終わった。飯の時間はまだかな」と達成感のような、何とも言えない思いでした…。
戦況が悪化し退却する最中に、迫撃砲のようなものが近場に落ち、左足の膝から下を失くしました。
日本へ帰る船は人一人が座る場所を確保するのがやっとで、
船底の隅の方で高熱と痛みに耐えながら、ひたすら本土に帰りたいと思い続けました。