ほんのりと怖い話スレ その97

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246本当にあった怖い名無し
俺がまだ消防だったころ母方のじっちゃんの田舎で体験した洒落にならん話。
口止めされていたけど、もう爺ちゃんが他界して十年くらいになるから話す。関わりたくない人は、読まない方がいい。

話していたら大体バレちゃうから伏せても仕方がないんだけど、じっちゃんは東北地方の、ある町の生まれだ。
このじっちゃんは変わった人で、じっちゃんの癖に好き嫌いが激しい。特に驚いたのはご飯が好きなのにお粥は大嫌いだ。
宗教も大嫌い。父が新興宗教にハマっていたこともあって宗教嫌いになっていた俺は身勝手に振る舞うじっちゃんをすごくリスペクトしていた。
そんなじっちゃんは、宗教的な祭事ももちろん嫌いで、特に地元のあるお祭りには家族ですら参加をさせなかった。
そのお祭りは「 泣き相撲」というやつだ。皆も一度は目にしたことがあるんじゃなかろうか。
赤ちゃんを土俵に立たせて、先に泣いた方が負けというやつだ。