不可解な体験、謎な話〜enigma〜 Part88

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16本当にあった怖い名無し
ずいぶん前の話だし、このスレだとよくある話なんだが、人の存在そのものが消えた経験がある。
誰にいっても信じてもらえない。

当時、大学生で俺を含めて野郎6人でよく遊び行ったり、飲んだりしていた。
その6人で、「女とでも知り合いてーなー」「登山行くと出会いがあるんじゃね」みたいな話の流れで
適当な山にハイキング行くことにした。
車持ってるやつが2人いたので、2台で某山に行ったんだわ。
あとで知ったんだけど、それ系に詳しい人には知られている山だったみたい。
何か文章が下手で淡々と書いているんだけど、まぁ山登って「だれもいねーなーwww」ってだべって帰ってきた。

で、帰ってから気づいたんだ。一人いない。
名前も顔も性格も覚えている。俺とはそんなに話してないんだけど、それなりには絡みがあった。
でも、誰もそいつを覚えていない。仲間だけじゃなく、周囲も。
大学のほかの連中も覚えていない。
それどころか、名簿にも載ってないし、存在していた痕跡すらないんだ。
山頂で6人いたのは覚えている。だが、ノンストップで麓まで降りてきて、解散場所まで戻ってきた間に消えてしまったようなんだ。
俺とは行きも帰りも別の車だったから、車に本当にのったのかもどうかも覚えていない。

そいつのアパートで何回か飲んだことがあったので、行ってみたら、まったく知らない人が住んでいた。
その人が出てきて、まったく違う人だったのに、「○○?あれ?○○・・・じゃないですよね」としつこく確認したので、
気味悪がられてしまったがwww

あれから何年もたつのに、何もわからない。
俺の唯一の不可解な体験。