952 :
引きずる女:2012/12/17(月) 21:17:47.25 ID:P1/bhE/v0
その日は友人がアパートへ泊まりに来ていた。
深夜2時頃まで飲み、酔い覚ましをかねてコンビニへ行く事に。
コンビニまでは住宅街を1kmほど歩かなくてはならない。
しばらく歩いていると妙な音が聞こえてきた。
カラカラカラカラカラカラカラカラカラ・・・・・・
深夜の閑静な住宅街である。他にはなんの音もしない。
「何の音だこれ?」
友人が俺に聞いてきたがわかるはずもない。
音は徐々に大きくなっていき、その音に紛れて別の音も聞こえてきた。
カラカラカラカラカラカラカラカラカラ・・・・・・
カツン・・カツン・・カツン・・カツン・・・・・・・・・
カツン・・カツン・・という音はどうやら足音のようだ。
953 :
引きずる女:2012/12/17(月) 21:18:10.15 ID:P1/bhE/v0
またしばらく歩いていると前方に人影が見えた。
あの足音はこの人の足音のようだ。
ではカラカラカラカラは何の音だろう?
人影は徐々に鮮明になっていき、女性という事がわかった。
ミニスカートにヒールを履いている。
あのカツン・・カツン・・はヒールの音だった。
それと同時にカラカラカラカラという音の正体もわかった。
女は右手で金属の棒を引きずっていた。
カラカラカラカラの正体はこの音だった。
俺はドキッとして友人と顔を見合わせた。
前方からくる女は普通じゃない。
引き返したほうがいいのは明らかだった。
しかし俺と友人は足を止めなかった。
女一人に大の男二人がビビって逃げ出すのがどうにもかっこ悪かった。
友人もそう思ったのだろう。
954 :
引きずる女:2012/12/17(月) 21:18:41.94 ID:P1/bhE/v0
カラカラカラカラカラカラカラカラカラ・・・・・・
カツン・・カツン・・カツン・・カツン・・・・・・・・・
カラカラカラカラカラカラカラカラカラ・・・・・・
カツン・・カツン・・カツン・・カツン・・・・・・・・・
もう数十メートル前まで女は来ている。
もうとっくに友人との会話はなくなっていた。
カラカラカラカラカラカラカラカラカラ・・・・・・
カツン・・カツン・・カツン・・カツン・・・・・・・・・
カラカラカラカラカラカラカラカラカラ・・・・・・
カツン・・カツン・・カツン・・カツン・・・・・・・・・
もう、あと数メートル・・・・・道幅は車一台分・・・・・
尋常じゃないくらい心臓が波打っている。
955 :
引きずる女:2012/12/17(月) 21:19:08.90 ID:P1/bhE/v0
カラカラカラカラカラカラカラカラカラ・・・・・・
カツン・・カツン・・カツン・・カツン・・・・・・・・・
カラカラカラカラカラカラカラカラカラ・・・・・・
カツン・・カツン・・カツン・・カツン・・・・・・・・・
俺は拳を硬く握りしめ、不測の事態に備えた。
カラカラカラカラカラカラカラカラカラ・・・・・・
カツン・・カツン・・カツン・・カツン・・・・・・・・・
カラカラカラカラカラカラカラカラカラ・・・・・・
カツン・・カツン・・カツン・・カツン・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
!?
特に何もなく女とすれ違った。
それでも俺と友人はそのまま無言で足を進めた。
956 :
引きずる女:2012/12/17(月) 21:19:35.35 ID:P1/bhE/v0
数十メートル歩いて俺は我慢しきれず友人に話しかけた。
「マジでビビった〜〜〜、なんだよあの女!?」
「いやまじ怖かったな・・・ホント足が震えたわ!!」
安堵感からテンション高めで会話していると不意に友人が妙なことを言い出した。
「あれ?・・・・・あのさ・・・・・あの女って・・・・・首なかったよな?」
急に何怖いこと言い出すんだこいつと思ったが・・・・・・・・
確かに首がなかった。
あの女には首がなかった。
なんで今になってそんな事に気づいたのかわからないが確かになかった。
カラカラカラカラカラカラカラカラカラ・・・・・・
カツン・・カツン・・カツン・・カツン・・・・・・・・・
カラカラカラカラカラカラカラカラカラ・・・・・・
カツン・・カツン・・カツン・・カツン・・・・・・・・・
もうだいぶ歩いたはずなのにあの音が遠ざからない・・・・・
怖い話かぁ…
結果が出たから言うわけではないけど、
民主党が過半数を取っていたら、
そう思うとゾッとするのはオイラだけだろうか。
958 :
引きずる女:2012/12/17(月) 21:19:55.76 ID:P1/bhE/v0
カラカラカラカラカラカラカラカラカラ・・・・・・
カツン・・カツン・・カツン・・カツン・・・・・・・・・
カラカラカラカラカラカラカラカラカラ・・・・・・
カツン・・カツン・・カツン・・カツン・・・・・・・・・
遠ざかるどころか音はまた徐々に近づいてきている。
カラカラカラカラカラカラカラカラカラ・・・・・・
カツン・・カツン・・カツン・・カツン・・・・・・・・・
カラカラカラカラカラカラカラカラカラ・・・・・・
カツン・・カツン・・カツン・・カツン・・・・・・・・・
俺は我慢できずに後ろを振り返ろうとした。
「やめろ!!!!」
友人は叫ぶと同時に走りだした。
959 :
引きずる女:2012/12/17(月) 21:20:28.27 ID:P1/bhE/v0
俺も友人に一足遅れて走りだした。
コンビニまではあと300メートルほどだ。
俺達は必死に走ったがあの音は遠ざからない。
カラカラカラカラカラカラカラカラカラ・・・・・・
カツン・・カツン・・カツン・・カツン・・・・・・・・・
カラカラカラカラカラカラカラカラカラ・・・・・・
カツン・・カツン・・カツン・・カツン・・・・・・・・・
「ああああああああああああああ・・・・・・・」
突然友人が叫んだ。
あの音を聞こえなくするためだろう。
それにつられて俺も叫んだ。
「ああああああああああああああ・・・・・・・」
それから気がつくとコンビニにいた。
960 :
引きずる女:2012/12/17(月) 21:20:55.90 ID:P1/bhE/v0
俺も友人も息は切れ、足はガクガク震えとても立っていられず、レジ前で座り込んでしまった。
「どうしたんすか?」
コンビニの店員が聞いてくるが何も答えられなかった。
それから朝の7時頃までコンビニにいたが何をしていたか、友人とは何を話したか覚えていない。
とにかく朝の7時頃までコンビニでじっとしていた。
もう十分外が明るくなってもなかなか外に足を踏み出せなかったが、意を決して帰路についた。
友人とはあの女について何度も語り合ったが、あの辺に幽霊が出るという話は聞いたことがない。
結局、危ない女が深夜に金属バットを引きずっていたという結論に至った。
首がなかったことについては、俺達がビビって首から上を見れなかったからそんなふうに思ってしまったのだろうという事になった。
まぁ酔ってもいたことだし。
兎にも角にも、これが俺が生きてて一番怖かった体験だ。
おーい 作者()叩きジイサンはどうした 仕事だぞ
>「ああああああああああああああ・・・・・・・」
>突然友人が叫んだ。
何スレか前で
俺が「萎えるラノベ調の語り方」の具体例として書いた
そのまんま過ぎて吹いたwww
俺みたいに怖い話より「作者()叩きジイサン」のアクションが面白くて
このスレ見てるやつもけっこういるんじゃまいか
>>948 炎を見つめ続けてたからトランス状態になってたんじゃないかな
あと酸欠
965 :
本当にあった怖い名無し:2012/12/17(月) 22:45:52.22 ID:g96lvBXF0
体験談の方に胸くそ悪い人間の怖さがあった
967 :
本当にあった怖い名無し:2012/12/18(火) 01:02:37.12 ID:DYGuOHZoO
>>930は意地悪しないで子供の頃スレのリンクも貼ってくれよ
知名度低いけど良スレなんだぜ
普段は作者叩きには反対の立場の俺も
流石に今回の話に限っては叩き容認せざるを得ないな
っちゅうかコレって
作者叩きをしたい人の自演なんじゃないの?
読んだ人全員が酷いと思うように、酷い要素ばかりを片っ端から詰め込んだ
酷い話としか言いようのない話を書いておいて
→やっぱり作者叩きは必要でしょ?
なんて方向に話を持っていくつもりなのでは?
流石に、ここまで『読んだ人を苛つかせる要素100%』だと
そう疑いたくもなるわ…
969 :
本当にあった怖い名無し:2012/12/18(火) 12:58:59.00 ID:vmhWvHNt0
仮に自演だとしても叩きを否定するなら叩けないでしょ。
流石にこれは叩くっていう程度の問題なら、それこそが叩き厨なわけだし。
970 :
本当にあった怖い名無し:2012/12/18(火) 13:02:33.49 ID:vmhWvHNt0
「リアル」は創作全開だけど面白かった。いくつも捻りを加えてあったし
霊媒師がさじ投げて長い時間苦しめられて殺されるよりはと自殺を勧めるラストは鳥肌たったね。
>>968 甘いわ
作者()は素でこういう駄文が書ける
972 :
本当にあった怖い名無し:2012/12/18(火) 17:13:34.81 ID:cTgNPYUP0
現在進行形で起こっていることも書き込んで良いのですか?
どうぞ
974 :
本当にあった怖い名無し:2012/12/18(火) 17:53:40.92 ID:cTgNPYUP0
>>973 ありがとう。あとでまとめて投下しますね。
困っているので、宜しくです。
ダメです
実況スレでやってください
976 :
本当にあった怖い名無し:2012/12/18(火) 18:18:06.43 ID:cTgNPYUP0
972です。今現在進行中の話を聞いて頂ければと思います。
私自身にとってこれまでの人生で一番怖い思いをしていますので、
何かアドバイス等あれば宜しくお願いします。
私は現在K県に住んでいます。先日残業をこなして、深夜に帰宅途中
(車通勤です)FMを聴いていたのですが、何の気なしに交通情報に
チャンネルを合わせた所、男性の声(いつもは聞きとりやすい女性
のアナウンス。)でゆっくりと数字を読み上げていました。
頭の中が?????になったのですが、深夜なので試験放送?でも
してるのかと思い、FMにチャンネルを戻しました。しばらく普通に
走っていたのですが、頭の中にふと違和感というか、ん?と思う事
があり、再度交通情報の看板が有る場所に到達した時ににチャンネル
を合わせました。すると通常通りの放送になっていまいした。
やっぱり試験放送かと納得して、FMに再度切り替えようとした時でした。
ものすごいノイズが入り、先程の男性の声で数字を読み上げます。
交通情報区間が切れてしまうと思い路肩に車を停車させ、男性の読み上げる
数字を聞きました。するとやっぱり読み上げているのは私の車のナンバーな
のです。新手の取り締まりかとも思い周りをきょろきょろしましたが、
誰もいませんし、車も通っていません。なんだか怖くなり急いで家に帰りました。
977 :
本当にあった怖い名無し:2012/12/18(火) 18:20:44.06 ID:cTgNPYUP0
>>975 えっ。。ごめんなさい。一部投下してしまいました。
無かった事にして下さい。実況は出来ないと思うので、
実況スレには行きませんが、本当にすいませんでした。
怖いのでスレチになるとは思いませんでした。
いえ、メッチャ怖いならいいんですけど
現在進行形だけアピールしたら普通は実況スレおすすめしますよ?
スレタイとテンプレート読んでご自身で判断して下さい
それは落語中継で「時ソバ」をやってたんだろ
「七、八、・・・ときに親父今何時でえ?」「へえ、九つです」
「そうか・・・十、十一、十二、十三、十四、十五、十六・・・十六文たしかにここに置いたぜ」
「ありがとうございます」
>>976 数ヶ月ぐらい前にまったく同じ内容・書き方をここで見た
982 :
本当にあった怖い名無し:2012/12/18(火) 21:23:46.70 ID:onOA2sGk0
次スレまでに怖い話がなかったら
俺の黒歴史を書く
そういえば昔よく試合する草野球の相手チームに「サッちゃん」と呼ばれてる人がいて
40代くらいの石のような顔をしたおっさんだったけど
後に事情を聞いたら傷害致死で服役してた人なんだって
「殺人者」だから「サッちゃん」
チョッちゃん。
ね。言ってみて。
チョッちゃん。
チョッちゃん。
ね。言ってみて。チョッちゃん。
チョッちゃん。
意味わかる?わかるよね。
「チョッちゃん」。チョッちゃん。
声に出して言ってみて?
チョッちゃん。
上唇と下唇はくっつきましたか?
チョッちゃん。
ふふふ。
黒柳徹子のお母さんだっけ?
次のスレは?
ありません
もうこの辺が潮時でしょ
あうううう はううううう
作者()ども このスレに怖くない話を書き込むんじゃねえ!!
駄作を書き込むんじゃねえ!!
あううう うううう はううううう
もったいない
立てちゃおっかな〜
立ててくれ!
レベルがたんない
993 :
本当にあった怖い名無し:2012/12/19(水) 01:42:20.71 ID:6faMZc8Y0
994 :
本当にあった怖い名無し:2012/12/19(水) 02:37:16.27 ID:cGVFyolrO
よし、んじゃいっちょ1000目指すか!
996 :
本当にあった怖い名無し:2012/12/19(水) 03:34:28.48 ID:cGVFyolrO
よし、助太刀致す!
ここまで怖い話ナシ
今スレも作者()ホイホイだったお
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千本目の蝋燭が消えますた・・・
新しい蝋燭を立ててくださいです・・・