私は、怖いと思いながらも占い師を信じ、本題である、霊現象について相談した。
それは、私に話しかける相手が見当たらないのに、
私に話しかける声が聞こえてくるというもので、
その声は、子供から大人、男女、複数あった。
特に夜中、ある若い女性の声で「一生一人」「かわいそう」
「るんちゃん(Aチャンネル))はいないのに」「友達になって」
など言われることが多かった。
また夜中、目が覚めると、その声の主だろう若い女性の幽霊が見えたことがあり、
裸で誘っている時もあった。
私は、その女性の幽霊に、あっちの世界へ連れて行かれる恐怖を感じていた。
占い師によると、こうだった。
相談者(私)は、霊能力があるが、コントロールする力がなく、
勝手に霊の声が聞こえる状態であり、幽霊にとり憑かれやすい危険な状態である。
霊現象を無くす場合、霊を祓ってもムダ。
コントロールできない霊能力を抑える必要がある。
脳のアクセルの働きをするドーパミンが過剰だと、
脳が暴走し霊能力が生まれることがある。
その場合、抗精神病薬によって、霊能力を押さえられる。
精神科の先生に、それらの声が聞こえる症状を伝えれば、
霊を理解しなくても、統合失調症だと勝手に判断し、その薬を処方してくれる。
その後、私は精神科に行き、その薬を処方された。
そして薬を飲み続けたら、正体不明の声が止んだ。
やはりその占い師は、ただものではないと痛感した。
しかし夜中、彼女と会話したとき、占い師について聞くと、
その占い師の言ったことは正しいけど、
どういうわけか、霊能力を持ってるわけではないということだった。