鳴神の暗黒騎士団 ・其の漆拾陸

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927とらぬ狸 ◆4ga9j/j/q2
あんあん、暗黒(*´Д`)
ジジイタヌタヌよ
朝もね、夜もね、誰もおらんやないの
時間が合うのは白癬菌ちゃんしかおらんのかいな
だから今日もまた独り言

今日はね、お腹の中で何かが発酵してるのよ。
そして、歩きながらときどきグググウと何かが動くのよ
あーこれはもうすぐ生まれると感じるのよね、カラダ全身で。
そんでジジイになるともう恥がなくなるから、ブリブリと音を立ててひり出すわけ。
歩きながらリズムをつけて。
青い空、暖かな空気、爽やかな風、もう最高じゃないか。

ところがだよ、突然、ん?これは本物の子、うんにゃ、神の子が生まれるかもしれんという啓示が訪れたの。
みんなにもあるだろう?そんな経験。

でも、ひょっとしたらこれも人の子かもしれんとも思う訳。
それで暫し葛藤する。
しかし通りの真ん中で神の子をひり出したらどんなことになるか、という恐ろしい考えに打ち勝つことはできない。
腹の中で神の子かもしれないものを熟成させることにするのね。

もちろん神の子を授かるということに恍惚の脂汗を流しながら。