【今、世界に起きる現象は何を意味してる？】

スレを立ててから4年。過去を振り返ってふと思うのです。

刺激的な予言や刺激的な出来事によって退屈だった世界が信じられない
ような未曾有の大激変を起こし、今までには考えられなかったことが
当たり前のように存在する未曾有の刺激的な世界になっていくことを夢見て
あこがれる人々がオカルト板には多いような印象。
「オカルト」という人知を超えた信じられないほど摩訶不思議なものに
「未曾有の刺激」を期待し投影する心理があるかもしれません。

この「未曾有の刺激」、言うなればお腹の中とベッドの中しか知らなかった
赤ん坊がその人生史上生まれて初めて外界の刺激に触れて大いに感動し、
それが脳に素晴らしい効果を生み出し、本能的に手を叩いてキャッキャと
喜んでいる時の感情・感覚と似ているかもしれません。
初めて「外界」と遭遇し、そこから良い刺激を得る。赤ん坊の世界からみれば、
信じられないような人知を超えた奇跡が起きたようなもの。
「胎内orベッド」という従来の狭い世界観は崩壊し、まさに世界が革命されたといっても過言ではない。
この感覚・感情をセリフにすれば、「うはwwwテンション上がってきたwwww」をはるかに超えるかも。
（多分、「グノーシス」もそういう感じなのかもしれません）

赤ん坊が手を叩いて喜ぶ時に匹敵する感動（刺激）というのは、それ自体が人生の宝物と言えます。
人間はいつになっても無意識にそれを求めているのかもしれません。
特に、予言（信じられないほど不思議で刺激的な内容）というものに強い思い入れがあり、ウソだと
どこかで分かっていてものめり込むことをやめられない人は、そんな「未曾有の刺激」を無意識が
強く求めているのでしょうか（それが悪いとか言うつもりは無いです）。

例えば、何らかの理由で赤ん坊の頃に適切な（良質の）外界刺激を十分に得られなかったり、
今までは自分の殻に閉じこもって外の世界には関心を払わない（むしろ拒絶し締め出す）
生き方をしていたり、常に一つの分野（ないし少数の分野）にだけ強く集中・没頭する
生き方をしてきたタイプの人もこういう刺激欲求が発生することがあるかもしれません。

赤ん坊にとって「外界から訪れた感動すべき未曾有の刺激」はオカ板的に例えると
「大予言的中」とか「友好的宇宙人とのファーストコンタクト」ぐらいのものかも。
江戸時代で言えば黒船レベル。

「未曾有の刺激」を求める欲求を「涼宮ハルヒの○○」という作品は
とても分かりやすく表現した気がします。主人公曰く、
「この中に宇宙人、未来人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上。」
（キョンの存在が主人公に未曾有の刺激をもたらしていることは言うまでも無い）

私自身、このスレを立て以来、自分の妄想と世間の出来事に奇妙な接点（偶然？）が
発生する度に「未曾有の刺激」に近い気分は味わえました。疑似体験ですけど。

赤ん坊の頃、多くが一度は体験したことのある無意識に手を叩くほど感動的な未曾有の刺激。
それは赤ん坊の脳と心の発達（＝未来の可能性）に素晴らしい効果をもたらす刺激。
人間が何歳になってもそんな刺激を欲する本能を持っているとすれば、それは人間が
何歳になってもそのような感動を味わえる生き物だという証拠でしょう。
それは発達や進化の本能であり、永遠の能力・・・

例え超常現象が体験できなくても、予言が実現しなくても、そこに投影した
「未曾有の刺激」という感動的な願いはきっと叶うと思います。