不可解な体験、謎な話〜enigma〜 Part79

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669本当にあった怖い名無し
土曜日の話
鳥取ってド田舎でよ、かなりの車社会なのよ。
汽車(ディーゼル車の事な)なんか地元帰ろうと思っても大体一時間に一本くらい。
普段は車で出て代行に預けて代行で帰るんだけど、土曜日の飲みには久しぶりに汽車で出たわけ。
んで、十何年ぶりかに汽車に乗るから、帰りの時間を見てから飲みに出るわな、大人だから。
最終は10時18分の因美線下りだったか。夕方から飲んで、結構酔っぱらったんだが、まぁ割りと普通だった。

んで、10時頃駅について、汽車まってたんだが、待ってたホームと違う方に入ってきて、
うお、ヤベーヤベーって急いで走って汽車に乗った。俺と数人しか乗ってなかったんだが。
地元まで時間あるし、良い気分だったもんで、アラームセットして軽く寝たんよ。

どれ位寝たか良く覚えては無いんだが、急におっさんに
「おい、オメーなんしょーるだいや、早く降りな!」
って叫ばれて、寝起きだったのとおっさんに起こされたパニックであわてて汽車おりたんだわ。
降りたらすぐドア閉まって発車した。

しばらくパニックになってたんだけども、あれ、ここ何処?
ってなって、さらにパニック気味になったんだけど、取り敢えず場所確認しようと思って、何駅かみてみたら、「おつはい(乙杯)」って書いてあって、
「うわー、間違えて山陰本線の方に乗ってしまったんかなー、参ったなー」と思ってたのよ。
まあ、場所はわかったんで連れに電話して迎えに来てもらう事にした。