■□■幽霊は本当にいるのか168(いないのか)■□■
さらに、それはただ単に、シャカが説いたか説かないかというだけのものではなく、
大乗仏教の経典には、内容的にも致命的な欠陥があることを桐山管長は発見しました。
ご存知のとおり、仏教という宗教は、因縁解脱(いんねんげだつ)の修行をして成仏(じょうぶつ)する
(ブッダになる)ことを目的とします。
したがって、経典には当然、その修行の方法が明確に説き示されていなければなりません。
ところが、大乗仏教の経典には、どの経典にも、その修行の方法が一つも説かれていません。
しかし、阿含経には、(いや、阿含経にのみ)その修行の方法が明確に説かれているのです。
それは、仏教学上、「七科三十七道品(どうほん)」と呼ばれているものです。
これを、桐山管長は、"ブッダになるための七つのシステム・三十七のカリキュラム"と名づけて、
ひろく世の中に紹介しました。
これは、二千数百年の長い仏教の歴史の中で、阿含宗管長・桐山靖雄によってはじめてなされた業績です。