ども、拝み屋なオカンを持つものです。
先日長姉から、想像すると切ないやら可笑しいやらな話を聞けたので投下。
それはもう十数年前の話。
長姉が旦那と夜の国道を北上していたときのこと。
真夜中って事もあって、周囲にはまったく車が無く、長姉も旦那も薄眠い状態だったんだと。
ヘッドライトが照らす先は、ちらほら街灯が立っている以外は真っ暗。
お互いに眠気がこないようボソボソと話をしていると、ヘッドライトの端ギリギリのところに何か見えた。
はじめは気のせいかと思ったけど、でも確かに、ヘッドライトの先、光が届くか届かないかぐらいの位置を
何かが走ってる。
長姉は一瞬、あぁ犬かと思ったらしい。
でもまてと。車の先を走ってるってどんだけ足の早い犬なのかと。
しかも、ソイツはこっちが加速しても減速しても、同じくヘッドライトのキワにいる。
ええええ、あれなんだ、と思い始めたら、どうやら旦那も同じものを見てたらしく、
旦那「…前、なんか走ってるよなぁ?」
長姉「…うん」
旦那「俺の気のせいじゃなければさ」
長姉「うん?」
旦那「アレ、豚じゃね?」
長姉「は?」
旦那に指摘されて改めてみてみれば、確かに、うっすら路面の反射で見えてるソレの尻には、
くるんと巻いた尻尾が…。
そう、前を走っていたのは丸々太った豚さん。しかも半透明。
それを確認するのと同時、長姉と旦那は腹を抱えて大爆笑したそうな。
というのも、その豚さんが前を走り始めたのは、沖縄では有名な
某ハム工場の前
からだったから。
豚も必死だったんだろうなぁ…。