【皇太子夫妻にまつわる怖い話】 第百七十話

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682本当にあった怖い名無し
だってウツロだもの
昔話だよww
その昔、王子様がひとりの娘に目を留めた。娘も王子を好きだといった。
欠けた所のない美しい娘だが唯一の欠点は平民だった。
平民をお姫様とする無理のある結婚を成す際の取引の代償で第一子はうつろのみこがお生まれになった。

王子様とお姫様はうつろのみこが生まれるのは知っていたが育つと思っていなかった。
そこが大いなる罠。
生まれて可愛いばかり。殺さなければいけない、が殺せまい。
そしてうつろは人の真似をはじめ人がましくなり、そうなると親は愛しさを止められない。

蛭子はどんなに愛おしかろうとも流しさらねばいけなかったのです。