始めまして。まとめサイト見てたらうちの母方ばーちゃんの事を思い出したので長文失礼します。
このばーちゃんはまじない師の家系だったとかで、よく帯状疱疹とかも治していたらしい。
とにかく信心深い人で、人がいい。
「嫌なことをされたら、その人にいい事で返しなさい」といって、それを実行するくらいいい人。
不思議話1
貧乏だった祖母の家に、物乞いの人が来た。なけなしの米をあげたけど、「もっと何かあれば…」と祖母は悔やんでいた。
そこへ東京に出稼ぎに行っている息子から、こっちじゃ手に入らないようなお菓子が送ってきた。
祖母は喜んで、息子達に「追いかけていってこれを渡して」と頼んだ。
大きな楠の下に物乞いの人が丁度休んでいて、無事お菓子を渡すことが出来た。
その人は大変感謝しながら去っていったそう。
それからしばらくして、大雨で土砂崩れがおきた。奇跡的に家は助かり、
村の人たちが屋根の修理を手伝いに来てくれていた。
でも井戸は泥水だらけになってしまい、お茶を出せない。
祖母は困って、どこか綺麗な流れはないかと山を下っていったが、泥水だらけ。
そして大きな楠まできたら、なんとその下から綺麗な水が滾々と湧き出ていたそう。
「ありがたい」と汲んで帰って、お茶を出す事が出来たそうだ。
偶然かもしれないが、場所が物乞いさんにお菓子を渡したところというのが面白いと思った。