続きなんだが。
労働相談に逝ったとき、面接官がぴしゃりと言った。
「それで、あなたは元社長が高齢だったのに、次のステップに何も
してなかったんですか? 元社長のこの事業がいったいいつまで続くと
思っていたんです?」
そう、そ う だ った ん だ !
振り返ってみると、いつもそうだった。
それなりに小康を得るってか、世間並の時給ときれいなオフィスで働いてたり
すると、それで満足してしまい、(ってか、派遣というものは事実それだけな
わけだが)、その先の、その上のステップなど考えもしなかった。
俺は、満腹した野生動物みたく生きてきたのだった。お腹が減ってないうちに
次の餌場を探すなり、次のステップを歩み始めてなきゃいけなかったんだ。
ずっとなんでだかわからんかった。主観的にはこんなに努力してるのに、
派遣の仕事しかなく、スキルを磨いてもどうどうめぐり。昇格も昇任もない。
ゼロから世間並まで這い上がった人はたくさんいるし、トップまで這い上がった
人も多い。なんで金持ちはどんどん上昇し、俺のようなスキルも野心もある
椰子に運がめぐってこないのか? いや、運はめぐってきているようなのだが
それがつかめないのは何故なのか。
俺は社会的信用もないまま、この年まできてしまった。これも生まれ育ちだろう
と思ってた。DQNな親からはDQNが生まれ、そうして因果はめぐっていくと。
断言法と元社長の言ってたことには通底するものがある。
高い目標を掲げ、
常にフィードバックしながら←ここ大事
進んでいく。
イチロー、好きだよ。
タケシ、尊敬しているよ。
清張先生、今もあなたの本は平積みです。
12月1日にまた会おうぜ。
さらに付け足しなんだが。
今、気がついた。
イチローも
タケシも
清張も
共通項は「自分を客観視できたこと」。
冷徹に自己の能力や体力を客観的に見て、
自分の望む方向と、世間の評価との交差点を見極める。
この人たちをほめる言葉を探すなら、その勇気だろうな。
はい、チラ裏チラ裏。
さらにさらに付け足し。
これって、囲碁や将棋やチェスの盤面を見ることに似てるかも。
自分の手を指し、相手の手を読む。