「美の概念」スタンフォード哲学百科事典。
http://plato.stanford.edu/entries/aesthetic-concept/ 「美の概念の要約」
とにかく、人間が「美しい」と感じるのは「直接的」である。他人に薦められてとかいうもの
ではない。しかし、「その道」の探求をした者しかわからない「美しさ」もあり、とにかく
「興味がある」という点も重要だ。
「美しいもの」「美しいふるまい」「美しい判断」「美しい経験」
この4つについてまとめた論稿がこれである。
女性の美しさから始まって、三島由紀夫の自殺の美しさまで、幅広い議論の基礎にある
研究だと言っていい。
序文:人々が「美」の概念と「特別なもの」の概念を明確に区別したのは18世紀末だとされる。
「美しいもの」をどのように評論するのか、どのように賛否が分かれるのか。
あるいは「美しいふるまい」と「合理的なふるまい」はどう異なるのか。
「美しい経験」とは、何かの型にはまったことを意味するのか、それともある現象に直面
したことを意味するのか。
「特別なもの」と「美しいもの」を区別する議論のたたき台になったのは西洋の絵画であった。
しかし、いろんな方面に発展した哲学的議論である。
美術鑑賞を自分の様々な美意識まで発展させるのにふさわしい研究です。
英語のできる方の協力を求めています。
「合理性」と「美しさ」の比較、
「エゴイズム」と「美徳」との比較、
こういったものが「美術鑑賞」の研究と深くかかわっています。