眠れないから書いてみた。笑えないかな。ごめんよ。
私の射撃と猟の師匠だった人の話。以下師匠と書きます。
射撃場で知り合った人で、実父とほぼ同年代。その人の子供がアウトドアに完全に興味がなかったとか
で、私を可愛がってくれた。その人の影響で北海道に狩猟にいくようになったんだけど、一頭も取れない。
私が通る時にはエゾ鹿は影も形もなく。数分後に仲間が通ると、見晴らしの良い場所にボケーと突っ立っ
ているなんて状態が二年続いた。仲間からは、「運の無い奴」といわれたのが、二度目が終わったときに
は「運から見放された奴」とまで言われだした。
その師匠が見かねて「僕がガイドしてやるから」(北海道に移住して余生を過されていた)と仰ってくれた
んだけど、私がもう意地になっててね。『自力でエゾ鹿の一頭くらい!』と、師匠のお誘いを断ったんだ。
(私は資産家というもんじゃないので、毎年行っていたわけではありません)
翌年、師匠が亡くなった。糖尿病が原因だった。亡くなる直前、避寒に戻ってきた師匠のところに遊び
に行ったんだけど、顔がボーッとぼやけている様で。去り際、私に師匠がこう言ったんだ。
「元気になるから! そうしたら、北海道に連れて行ってください!」
以前は、遊びにお出でよとか誘ってくれた私にそういった。ああ、もう会えないかなって漠然と感じた。
六日後、北海道のご自宅に無理に戻った翌日の朝、亡くなられた。
葬式は、地元でやったので参列。で、ちょっと驚愕したけどこれは後述します。縁あって、師匠の愛銃が
遺品として私の手元に。
その後、時々師匠が北海道を案内しながらレクチャーしてくれる夢を見た。蝦夷鹿・ヒグマの習性、山の
植生、行動方法、実際の射撃の注意点等など。生前、何度かそういう話をしてもらっていたので、其れを
思い出して夢に見たのかなと思っていました。
ごめん。文の容量調整していて気付かなかった。ぶつ切りしてスマン。
続けていいかな。これを落したら様子を見ます。
その冬、私は一人で北海道へ。小樽に上陸して、道東まで移動して行動開始。二度有る事は三度有る、
というかやっぱり一頭も見えない。撃ってはいけない場所、国道脇の疎林にはうじゃうじゃいるんです。
でも、危険もなく、違法でもない地域だと皆無。溜息をついて三日経過。そうしたら、夢にまた師匠が出て
きてレクチャーしてくれるんですよ。私の車の助手席に乗って、私は師匠の指示でハンドルを切る。林道
を走りながら、ああいう地形の影に蝦夷鹿がいることが多い、とか教えてくださる。ほおほお、と教わって
いました。
次の日。初めて入った山間地で、目立たない林道の入り口に自然にハンドルを切って乗り入れました。
走るほどに、どこかでこの風景みたな?と思い始め、二キロほど走るうちに昨夜夢でみた林道じゃないか、
と疑い始めました。カーブの先に、沢の水が溢れて水溜りになっている等、夢のままです。思わず助手席
を見るけれど、誰もいない。予知夢かな、とか思いつつ走ると、足が勝手にブレーキを踏みながら、手は
キーをオフしてエンジンを止め、キーを抜いた。自分の行動が意味不明なんだけど、あまり疑問にも思わ
ずライフルを手に取り、そっと車から降りて(ドアはあけたまま)脇を流れる川沿いの茂みに突入。俺、何を
やってるんだろ、と思いつつライフルの覆いを外して弾を弾倉にこめてそっと歩いていくと、茂みの切れ間
から河原で水を飲んでいる鹿を発見。あ、いるよ!とそっと銃を装填して落ち着いて一発。目の前に衝撃波
で一瞬水蒸気が沸き、直ぐに消える向こうで鹿がクタッと沈むように腹ばいになったのが見えた。
やっと獲れた!とそいつに向かって歩き出したら、左側にもう一頭いたんだ。当然走っているけど、何気に
銃を構えて狙い越ししてポンと撃ったら其れも命中。距離が200くらいあったから自分でも唖然として、水飛沫
を上げてつんのめった鹿を見ていた。
ポカーンとしていたら、師匠の懐かしい声が耳元でしたんだ。
「やっと獲れたね。おめでとう」
普通に良い話じゃん 続けなよ
142 :
では:2011/06/23(木) 01:56:03.42 ID:gOq/Edhn0
って。号泣しました。師匠がガイドしてくれたんだ、ってね。そうしたら、また耳元で声が。
「二頭引き摺ってきて処理するの大変だよ。でも、まあいい狙撃が見れたから手伝うよ」
あ…そうだよ、土手にどうやって引き上げりゃいいんだろ、とその時初めて気づきました。丸ごと引き上げ
ることしか考えていなかった。残渣の処理が問題になった時期だったので(食えない部位もゴミとして放置
したら法律違反)。師匠が閃かせてくれたんだろうな、そこで大雑把に水につけて冷やしながら解体、精肉。
食えない部位や皮などは、ゴミ袋に押し込んで担いで搬送。130キロ級の二頭を二時間も掛からずに処理
できた。これは今でも敗れない記録です。師匠、有難う。
でね、この師匠。葬式のときに初めて知ったんだけど「某有名カルト教」の結構な地位にいたお方。葬儀
会場で愕然としましたわ。一度も勧誘されたこともなければ、私が雑談の時に、その会長をケチョンケチョン
に言っても「教祖でもないのがカリスマ性を主張したらいかんよね。あれはね、嘘つき、俗物。駄目駄目」とか
ニコニコ笑って居られた。シンパではなくて私のように「あれ、嫌い」のスタンスだと思っていた。北海道の
ご自宅には人●○命とかいう本がどさーっとベッドの脇に積み上げられていたんだけど、其れに私が気付い
たら、こういった。
「その著者の本質を知らないと喧嘩も出来ないよ。根深い問題もあるからね」
でも、お題目が延々とリピートする葬儀会場。頭くらくらした。あれは洗脳そのものだ。え、○○先生からの
電報ですか、はー。
師匠、あなた生前、死んだら幽霊になれるかな、とか、幽霊を一度見てみたいんだ、神様もいるのか知り
たいな、と仰っておられましたが、その宗教の絡みでしたか。優しい幽霊になってくださって嬉しいですよ。
あなたはきっと、本当の日蓮宗の源流を大事になさっていたんでしょ?
その後の私はつきについた、というか山ノ神様が微笑んでくださったというべきか。豊猟でした。次の日は
ヒグマにも遭遇。スコープ越しににらめっこしたり(銃に一発しか装填していない状態で、100メートルしか
離れていなかったのでやる気ゼロ。というか、マイナス)。あれは怖かった。樹の陰から、顔を半分だけ出
してこっちを見ているんだもの。AAそのまんま、ですよ。
ヒグマ遭遇の晩、また夢に師匠が出てきてニコニコしながらこういった。
「○さん。あんたが取れなかった理由なんだけどね。あんたの守護が強力っていうか、元気なんだ。それ
で、山の神様と反目しちゃってたんだな。美人だしさ。ほら、こっちの山の神様は本州と少し系統が違う
こともあるね。でも、私が双方に説明したからもう大丈夫だよ。でも、撃つときは獲物の命を戴く事を謝って
から引き金を引きなさいよ。今日のヒグマの判断は良かった!」
また、夢の中で私は号泣。神様は人を見ているなって。師匠を拒絶しなかったんだから。
で、美人な守護ってどういう…?
以上です。短く纏められなくてごめん。
今も師匠のライフル、愛用しています。沢山練習したから、銃身は焼ききれちゃって交換したけど。
山の神様も女性だっていうからなw
いい話聞かせてくれてサンクス
あ、どのくらい山の神様に肘鉄食らっていたか書くのを忘れてた。
最初の時。距離35メートル。邪魔なもの一切なし。
私「鹿なんて何処にいる?」
友「三十くらい先、突っ立ってんじゃん!」
私「・・・全く解らない。冗談言ってる?」
友「!俺が撃つ!」
どこーん!
倒れる鹿が急に目の前に「沸いて出た」<他に言いようが無い。
目医者に行けとか、なにウケ狙ってんだよ、と仲間は笑うけど、絶対おかしいと思い出す。植林された
生前と列を成す林の中、列の間に突っ立っていた訳だもの。ちゃんとコンタクトレンズもつけていたのに
全く解らなかった。
その直ぐ後、高熱を発して人事不省。たまに意識が戻ると吐き捲る。山の中ゆえ、四駆の後席で死体の
様にダウン。後日、ずっとうなされていたよ、と言われたけど記憶なし。<インフルかよ、と自分では思って
いたんだけどね。
では、ロムに戻ります。見てくださって有難う。
乙
笑えるとはちょっと違うけど興味深い話だった。
守護霊と山の神が睨み合ってて獲物が見えない状態だったんだねw
いい話だわ。
見えてるはずのものが見えてないってのもよくわかる。
なんでか知らないけど、そう動いてしまってる、というのもよくわかる。
でも、やっぱ趣味の殺生(狩猟)はしないほうが良いと思うよ。
確実に悪影響が出るよ。
守護が強いと本人じゃなく周り、そして今生じゃなく来世に障るよ。
笑えなくなる体験が始まる。。。
>>148 殺されるために産まれた動物の食肉を、感謝の心も無しに食べたり棄てたりする方が悪影響だと思う
一度本当の野生動物ってのを見てきたらいいよ、ちょっと人生観変わるから
>>148 じゃあ普通に食べるのはどうなんだ?
お前は飯を食うとき旨いとは思わないのか?
思うならそれは楽しみとしての狩猟とどう違うんだ?
どちらにしろ楽しみのために殺すことに違いはないと思うんだがそこんとこどうよ?
あくまでも仏教の因果応報の説明な。
ってことは全知者である仏陀が言ったことだから真実なんだが。。。
149
もちろん感謝しないで食べるのは良くないよ、
でも、殺生のほうが罪が重いんだよ。
例え食べるにしても。
ずるいんだが、感謝なしで肉屋で買ってきて食べるのと
自分で感謝しながらも撃ち殺して食べるのでは
因果応報では後者のほうが罪が重いんだよ。
それが穢れの思想とかにも繋がってる。
セーフで、
セーフで、←これミスね。
本当の野生動物の世界ってのは弱肉強食の悲惨な世界だろ。
だから、動物界に落ちないようにしようっていう考えがあるんだよ。
あと、地獄と餓鬼(幽界)の3つで三悪趣って言う。
うさぎなんか飼ってみ、常に捕食される恐怖に怯えてるから。
動物にだって恐怖心はあるんだよ。
以上スレチ失礼!
その理屈でいうと食肉業者は業が深いということなのか
昔の狩猟で生きていた人は業が深いのか
つーか穢れの思想は元々神道のものじゃないかな
神仏混合で日本には息づいているだけで
仏陀が説いたものの中に穢れについてってあったっけ?
よくわからんけど感謝しないで食ってるくせに自分は罪が軽いとか
そう思っちゃうほうが穢れの思想じゃね?
というか植物とかは殺してもいいの?ウイルスは?
生物と無生物の線引きはどこなの?
笑える体験、自分もしてみたいけどそういう気配すらないや。
この前オカ版見てたら後ろのほうからビシッて音が聞こえたけど
何もなかった。テレビ付けたら英語音声になってたくらい。
勉強しろってことなのか。
いただきますの意味も知らんで食ってる奴の方が罪軽いとかないわー
>>155 半端に宗教かじったヤツに多いよ。生き物を殺して食うって事に優劣とか軽重つけるヤツ。
どんなやり方であれ、生き物の命を頂いて己を生かす事に軽重なんてあるもんか。
皆等しく同罪だよ、罪と言うなら。宗教も動物の事もなーんも知らないヤツの戯言だな。
山の神様は醜女だっていうね
あれ?製鉄の神様だっけ?
因果応報とチン毛ボーボーって似てるよねってことでいいじゃないか
会社に侵入した野良猫を「お前猫飼ってんだから慣れてるだろ」との上司の一言で捕獲して外に逃がして
全治一ヶ月の重傷を負った俺が通りますよ
この前見たらスゴイ美人さんになってたから助けた甲斐はあったけど
154,155,156
あるんだからしょうがないじゃん。
ある意味、物理法則的なのさ。
殺した奴に返ってくるっていう。
もちろん、無知も罪深いけどな。
いただきますはお命戴きますだろ、知ってるがな。
つーか、殺生よりも無知のほうが本当はやっかいなんだが
いま、ここで論議してるのだと、感謝しないで誰かが殺したのを
食べるのと、感謝しながらでも殺してしまったのでは
後者が重いってこと。
原始仏典みたら書いてあるよ。
文句は神?に言ってくれ・・。
これ以上は水掛け論になるからそこまでだ。
大体宗派なり何なりで扱いが変わるし、究極的には個人の価値観に委ねられるしな。
スレチすまんね。
あくまでも限定的な話よ。
じゃあこの場合はどうよ?ってなると広がりすぎちゃうんで。
ただ今の日本は別に狩猟しなくても大丈夫だろ。
レジャーで狩りすんのは笑えないと思うよ。
投稿してくれた人には悪いが。。
食べるにしろ楽しむためにしろ、自分の都合の為に殺生をするのはものすごく罪深い事だって、手塚治虫が言ってた
でも人間は罪を重ね、業を深くしながらも、悔いて改め、善行によって業を軽くしながら生きて行くものなのですよ
って坊主が言ってた
まあ、宗論はどっちが負けても釈迦の恥。
神の名を掲げて人を殺したり、仏の顔を金箔で埋める為に、貧しい人からお布施を毟りとったりする業深きこの世界では些末な事だよな。
CDMuJQJS0が持論を押し付けてくるスレはここですか
>>163 いいえ、ID:CDMuJQJS0が恥を晒すスレです
なんつうか、行き着く果ては悪法と言われた「生類憐れみの令」とかになっちまうな
もっとも、あれは江戸城にタヌキやキツネがよく出たのが原因で、その退治をするために犬を江戸城で飼うためだったとか
それで祟ったのか、綱吉死去の数日前に江戸城でタヌキが集団で化けて出て大騒ぎしたっつう話もある
レジャーで猟をするのは罪深い
そんなの当たり前だけど、お前ら人間って何か知ってる?
もうインド行ってジャイナ教にでも入信してこいよ…
何が罪って、笑えるはずのスレで話冷ましてることだろ
>>168 宇宙の病原菌
宗教は人間を基準に考えられているが、宇宙の何処にも人間を基準に構築されたものは無い
宗教は人間のご都合主義の産物
あらま。俺のせいで話がこじれた。済まない。
エロ系の経験もあるけど、流れが変わるなら? いらんか、殺生人のは。
「でも、撃つときは獲物の命を戴く事を謝ってから引き金を引きなさいよ」<意味…
>>170 病原菌を馬鹿にするなっ!
あいつらはただあるがままにあるだけなんだよ!
俺の事をバカにするのも人間をクソミソに言うのも構わない。
でも病原菌の事を馬鹿にする発言だけは絶対に許さない!
ぶっちゃけ、人間の枕詞に「宇宙の〜」なんて付けるのは
宇宙に多大な影響を及ぼせると思ってる人間の傲慢でしかないわけだが
>>171 読みたいが、しばらく間を置いてくれるとありがたい
何かこの流れ激しく既視感を感じる
既にどこかで視たことのあるような既視感を感じるな
ボタンを掛け違えたみたいな和を乱すような違和感も感じられてなんか頭痛が痛くなってきた
(昔)北海道って、熊は神様だったと言うじゃん。
それを畏れつつ殺生させていただく。そしてありがたくいただく。
そして再生を祈る。という文化があった。
だからむやみに殺したりしてはいけな
鹿は北海道では神様じゃ無かったけど、本土のいろんなところで神様(の眷属)と言われてる。
でもやっぱり殺生していただく。いろいろな願いを込めながら。
昔からの文化だよ。
>>175 了解。書き終えたので保存しておくよ。
いろいろすまぬ>各位
狩猟をレジャーレジャー言って蔑む奴いるけどさ
技術・文化の継承って側面もあると思うよ
狩猟文化が途絶えたら誰が人喰い熊なんかの獣害と戦うんだ?
(ここでは山を伐り開いた人間の罪が〜とかいう話は置いておく)
三毛別羆事件の時に日露戦争帰りのマタギがいなかったらどうなってたか恐ろしい
少なくとも命を奪う自覚を持って引金を引いて、肉を感謝して食うなら蔑む理由はない
ただし釣るだけ釣って食わないスポーツフィッシング、てめーは駄目だ
おっと、リロってなかったら流れを読み損ねた失礼