じわじわ来る怖い話34じわ目

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875本当にあった怖い名無し
山で遭難したことがある。
登山に慣れてる友人の忠告を無視して軽装で出かけたのだが、案の定友人とはぐれてしまい更に足を滑らせて崖から転落。
気が付くと崖の下。運が良かったらしく体に痛みはなかった。
結構高い崖だったらしく見上げてみたが上れそうにない。
背後はうっそうとした森。
結局、森をさまよって1ヶ月。
木々の向こうに灯りが見えた。山小屋のようだ。安心で全身の力が抜けた。

一緒に山に入った友達は結局行方不明になり、捜索隊が出たのだが見つからなかった。
それから随分して警察から連絡があった。
キャンプ場の利用者が死体を発見したという。
全身を強く打っての即死。ただ不思議なことに折れた左脚を引きずったような跡が残っていたらしい。