じわじわ来る怖い話34じわ目

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579本当にあった怖い名無し
福島原発災害による被曝補償をめぐる裁判で一審判決が下される。

7月3日、被災者とその遺族による国と東京エレクトリック・サービス(東エレ・旧東電)に
対する被曝補償を求める集団訴訟で、第一審は原発の30km県外の住民に関し国に著しく不合理
な判断・行動はなかったとして、被曝補償請求を退けた。もう一方の当事者東エレに関しても、
既に経営母体が移行しており補償の責任を問うことはできないとした。

国家原子力戦略委員会は「事故当時の対応は国際的に見ても適正なもの。国の主張が認められて
喜んでいる。」との声明を出した。一方東エレ側は「旧東電は解散しており、資料の引継ぎも
行われていないため対応できない。」としている。

原告の「美しい福島を取り戻す会」代表・浜道清志氏は「放射性物質による被曝は30km圏外でも
場所によっては高かったことはデータに出ている。補償を30km圏内に設定するのは理不尽。」
として上告の意思を示した。

発生から21年が経ち復興ばかりが強調される中、現在もその被害に苦しんでいる人が大勢いる
事実は変わっていない。