作家気取りが集うスレ・2

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1涯太の夜更け ◆VMdQS8tgwI
ただ読まされるだけであった立場が
飽和点に達したことを告げるスレなのだぞ
2涯太の夜更け ◆VMdQS8tgwI :2011/01/06(木) 07:49:04 ID:7s7JEoyZ0
3本当にあった怖い名無し:2011/01/06(木) 07:56:04 ID:7s7JEoyZ0

はじめから 無気力で 死ねるとこまで
はじめから 無気力で 生きる術もなし
はじめから 無気力で 首が伸びても
はじめから 無気力で ためらいもなし

人生はただ 拷問だから
目が覚めたらもう 即死ッぱなし

はじめから 無気力で 死ねるとこまで
はじめから 無気力で 生きる術もなし
はじめから 無気力で 金もなくなり
はじめから 無気力で 黄泉の彼方へ

道連れちゃうぜ 迷惑BABY
死神さんどこだい? 即死ッぱなし

苦しい人生は 今ちょうど消滅ーーーーーツツツ!!!
4本当にあった怖い名無し:2011/01/06(木) 08:01:23 ID:7s7JEoyZ0

ほんとに うちの 息子ときたら
部屋に篭って 出てきやしない

やっと外へ 出たと思えば
秋葉原で ピーーーーーーヒャララ♪

普通でいいのに
普通にもなれない
5本当にあった怖い名無し:2011/01/06(木) 08:08:59 ID:7s7JEoyZ0

まったく うちの 息子ときたら
部屋の中は ゴミ屋敷

息子の居ぬ間に 掃除をすれば
見知らぬ幼女が 泣いていた

普通でいいのに
普通にさえなれない

6本当にあった怖い名無し:2011/01/06(木) 08:15:58 ID:7s7JEoyZ0
「ヌコに願いを」
僕の友人で発明を趣味にしている鈴木という男がいる
残念ながら彼はまだ特許を取ったことがない
その鈴木が遂に物凄い発明をしたと言って僕の家にやってきた

鈴木が鞄からヘッドバンドのようなものを取り出した
「これは『妖精ヌコお願い機』なんだ」
鈴木は頭にそのヘッドバンドを装着した
ヘッドバンドの真ん中には、金属製の黒くて四角い箱がついていた

「この黒い箱の中には妖精が住んでいて、なんでもやってくれるんだ」
その機械にできそうなことは、せいぜい頭痛を引き起こすことぐらいだろうと思えた
だが鈴木の興奮した表情は、そんな程度のものではないことを示していた

「それがどんなことをやってくれるんだい?」
「なんでもさ。といっても、ビルを移動させたり電車を持ってこいといった無茶なことは駄目さ
 ちょっとしたことなら望みどおりやってくれる」

「誰がやってくれるんだい?」
「だから妖精ヌコがだよ」

僕は深呼吸をしてユックリ五つまで数えた
その妖精ヌコって誰なんだと聞くのがしゃくで、それを抑えるためだった
僕はテーブルの上の紙の山を押しのけてスペースをつくった
古い原稿を整理して、その中から手直しすれば出版社に売れそうなものを
探し出そうとしていたところだったのだ
7本当にあった怖い名無し:2011/01/06(木) 08:20:41 ID:7s7JEoyZ0
「ヌコに願いを」2
「よし、酒を持ってくるように願ってくれ」
「どんな酒がいい?」鈴木が真剣な顔でたずねてきた

「ジントニックを頼む」
「手を出してくれ」と、鈴木が言った
僕が手を出すと彼はつぶやいた「吉田にジントニックを持ってきてくれ」
それから相槌地を打つように頭をちょっと下げた
一瞬、鈴木の姿がぼやけて見えたが、すぐもとの姿にもどった

「あっ」と叫び声をあげ、僕は手を引っ込めた
冷たいなにかが、手を濡らしたからだ
手をなめてみた。ジントニックだった

「ああ、ビンに入れてこさせるのを忘れてた」
僕は自分の手と鈴木の顔を交互に見た
「ぼやけたように見えたかい?」
「て、手品なんだろ、そうなんだろう?」
「それなら今度はよく見ててくれよ」鈴木はこう言いながら宙を見つめると
つぶやきはじめた

「ビンに入ったジントニックを持ってくるんだ。それにレモンを6個だ
 うすく切って皿に乗せてだ。1リットルのペットボトルのソーダを2本。
 角氷を1皿。みんなまとめてテーブルの上に置くんだ」

鈴木がまた頭を下げた。彼はまたもぼやけた
ぼやけたという表現が、この場合、いちばんピッタリだ
8本当にあった怖い名無し:2011/01/06(木) 08:23:56 ID:7s7JEoyZ0
「ヌコに願いを」B

「またぼやけて見えたかい?だろうな。鏡をみながら自分1人でやっってみたときには
 目の錯覚かと思ったんだ。それを確かめたくて君に会いにきたというわけさ」

テーブルを見ると、鈴木の注文したものが全部そろっていた
「この機械は本物だよ。俺たちは金持ちになれるぞ、吉田よ」

鈴木がしゃべっているあいだに、僕はテーブルに近づいた
酒のビンは振れば音を立て、氷は冷たかった
いますぐにも酒のチカラをかりたかった
棚からグラスを2つ持ってきてカクテルを作った
そうしながら、思いついたことを鈴木に聞いた
「ヌコにも1杯いるかな?」
「俺たちの2杯でたくさんだよ」
「妖精ヌコに乾杯!」僕は一気に飲み、またカクテルを作りにかかった
すると鈴木が言った。
「俺の分も頼む。いや待ってくれ。じつは試してみたいんだ。
 君がこのヘッドバンドを装着して命令してみないか?」
「僕が?」
「誰にでも使える物かどうか確認したいんだよ。もしかしたら
 俺の脳にだけ反応しているのかもしれないからな」

そこで僕が『妖精ヌコお願い機』を装着してみた
「カクテルを作れ」
こう言ってからテーブルを眺めたが、なんの変化も起こらない
鈴木は僕に注意した
「言い終わったら頭を下げなくてはだめなんだ。ひたいの
 上の箱の中に、小さな振り子が入っていて、それがスイッチを入れるんだから」

9本当にあった怖い名無し:2011/01/06(木) 08:25:51 ID:7s7JEoyZ0

 ( ̄ー ̄) つづく・・・




10本当にあった怖い名無し:2011/01/06(木) 08:35:10 ID:7s7JEoyZ0
スティーブン・キングの「キャリー」を読まないことには
なにも始まらないという意見について・・・
11本当にあった怖い名無し:2011/01/06(木) 08:48:12 ID:7s7JEoyZ0
最近よんだ本で面白かったのは
道尾秀介の「向日葵の咲かない夏」でした
その道尾秀介が尊敬している作家が都筑道夫
道尾という名前は道夫から取ったものらしい

都筑道夫がこんなことを書いていた
キングは長編を書くのは上手いが、短編は下手であると。

この件について
12本当にあった怖い名無し:2011/01/06(木) 09:07:17 ID:7s7JEoyZ0
なめくじに聞いてみましたが
よく分かりませんでした
13本当にあった怖い名無し:2011/01/07(金) 00:25:22 ID:uEXfpNb/0
どうやったら怖い文章を書けるかな?
14本当にあった怖い名無し:2011/01/07(金) 22:26:37 ID:Vef5vztD0
>ビンに入ったジントニックを持ってくるんだ
は、ジン一瓶とトニック・ウォーターを何本か、とするところだろ。
それに普通はレモンじゃなくてライムだろう。
この人、ほとんどお酒飲まないのかな?

もっと細かいところもいっぱいあるけど、まあ頑張ってくれ。
15涯太の夜更け ◆VMdQS8tgwI :2011/01/08(土) 18:01:54 ID:34vyu+HO0
「ヌコに願いを」D
僕はもう一度いいなおして頭をちょっと下げてみた
頭をあげたときには、すでに命令したドリンクができあがっていた

「これは驚いた。ぶっ倒れそうだよ」
こいいながら僕は身をかがめてグラスを手に取ろうとした
僕は床の上に転がっていた

「気をつけろ、吉田。前かがみになると振り子が揺れて、望まない言葉でも実現してしまうんだ」
僕は座りなおした。そして
「やい、ヌコめ。できるものなら火あぶりにしてみろ」だが頭は下げなかった
痛いくらいに首を固くして、恐怖で息もつけなかった
機械を傾けないように、そっと手を伸ばし、静かに取り外し床の上に置いた
僕はカクテルを取り上げて飲んだ。つぎのは自分でこしらえた
それを手にした僕は、ヘッドバンドのまわりを、1メートル以上は近づかないように
しながら歩き回った。それから椅子に腰をかけた
16涯太の夜更け ◆VMdQS8tgwI :2011/01/08(土) 18:04:40 ID:34vyu+HO0
「ヌコに願いを」E

「鈴木よ。たいしたもんだよ。でもこれを何に使うんだい」
「どういう意味だい」
「もしこの機械が何でも持ってきてくれるのなら女優の仲間由紀恵を持ってこさせてくれよ」
「それはできないんだ、吉田。どうやら説明したほうがよさそうだな」
鈴木がすこし困った顔をした

「妖精ヌコなんてほんとは実在しないんだ」
僕は大いにとまどった
「ほんとは・・・実在・・・しない・・・妖精とはね
どうやらわかりかけてきたよ。君のいう意味は、いまここには実在しない妖精なんていなかった
ってことだな。そうすると、ヌコって誰なんだい」

「ヌコなんていないんだ、吉田。そう名づけたほうが説明しやすいから、簡単にそう呼んだだけさ」
「じゃあ複雑に呼んだらなんてなるんだい」
「自己暗示式加速装置だよ」
僕は酒の残りを飲み込んだ
17涯太の夜更け ◆VMdQS8tgwI :2011/01/08(土) 18:09:48 ID:34vyu+HO0
「ヌコに願いを」F

「素敵な名前だ。僕としては『妖精ヌコお願い機』のほがいいけどな
ひとつ分からないことがあるんだ。ジンや氷は誰が持ってきてくれたんだい」
「俺だよ。次の酒は君が自分で作ったんだよ。これで分かったかい」
「ひとことでいうと、わからないな」

鈴木は、ため息をついた
「オデコの金属板に作用が働いて、細胞の運動を数千倍に速める。つまり脳の働きを速くする。
だから体の動きも電光石火のごとくなるわけだ。
スイッチが入るまえに与えられた命令は、自分に対する暗示として働き
お前さんは自分自身に与えた命令どおりに動くんだ。
そのスピードが速すぎるので、誰にもその動作は見えない。
お前が出かけていって、ほとんど同時に戻ってくるときに、チラッとぼやけて見えるだけだ。わかったかい」
18涯太の夜更け ◆VMdQS8tgwI :2011/01/08(土) 18:10:53 ID:34vyu+HO0

( ̄ー ̄) つづく・・・
19涯太の夜更け ◆VMdQS8tgwI :2011/01/08(土) 18:14:06 ID:34vyu+HO0
お酒はマッコリしか飲まないし、飲めない
20涯太の夜更け ◆VMdQS8tgwI :2011/01/08(土) 18:15:40 ID:34vyu+HO0
ジンとトニックはそれぞれ別の液体だったのか・・・
21涯太の夜更け ◆VMdQS8tgwI :2011/01/08(土) 18:19:14 ID:34vyu+HO0
わたしの子供には
生まれつき体がありません

空と子供のあいだに雨が降る前に
誰かわたしの子供に体をください
22涯太の夜更け ◆VMdQS8tgwI :2011/01/08(土) 18:22:16 ID:34vyu+HO0


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23涯太の夜更け ◆VMdQS8tgwI :2011/01/08(土) 18:35:16 ID:34vyu+HO0

はっ!じっ!めっ!かっ!らっ!妄想でぇ! 書けるとこまで〜♪
はっ!じっ!めっ!かっ!らっ!妄想でぇ! 筋立てもなし〜♪

はっ!じっ!めっ!かっ!らっ!妄想でぇ! 指が折れても〜♪
はっ!じっ!めっ!かっ!らっ!妄想でぇ! 伏線もなし〜♪

受賞はただ〜いきなりだから〜♪
目が覚めたらもう〜♪

妄〜想〜しっぱっ!なっ!しぃぃィィイイイツ!!!!!

24不思議田:2011/01/10(月) 22:22:46 ID:hKcWPr5p0
作家気取りたちオススメの歴史小説があったら教えてくれ。
司馬遼太郎と杉本苑子と森鴎外と佐藤賢一のはだいたい読んでるからそれ以外で。
あと主人公が剣の達人・忍者・岡っ引きの小説は嫌いだから、それ以外で。
よろしく頼む。
25本当にあった怖い名無し:2011/01/12(水) 19:21:56 ID:ke7AAwPEQ
>>24
時代小説はわりと読むけど歴史小説はあまり読まない
すまぬ…(´・ω・`)
26不思議田:2011/01/13(木) 00:27:45 ID:lNPyF2fh0
>>25
了解。謝ることなんてない。
もしほかに歴史小説に詳しい人いたらお願い。
27本当にあった怖い名無し:2011/01/21(金) 23:37:40 ID:AUQUTS0+0
>>26
オカ板的には夢枕獏なんてどうかと思ったが、あれは伝奇物だな。
28不思議田:2011/01/22(土) 02:00:46 ID:usn0E5rR0
>>27
格闘技の会場で夢枕獏を見ることがある。
「陰明師」は良かったよ。
マンガのほうも最高の出来。
29不思議田:2011/01/27(木) 03:58:18 ID:CXcZhtPF0
辛口ヒューマン小説『有権者』

「わしらもハタチになったんやさかい、選挙権は行使せんと。
君、投票行く?」

「わし、あんま行きたないなあ」

「え、どうして?」

「わし、新宿とか渋谷とか、ゴミゴミしたところ嫌いやねん」

「そりゃトーキョーやがな。君とはやってられんわ」

           〜第一部・完〜
30ハル:2011/01/30(日) 04:54:48 ID:bec7W1ciO
【書評】>>29
政治に深い関心を持つ若者と全く無関心な若者
二極化が著しい現代の若者の政治に対する意識を、
この短い文章で、ここまで鮮やかに描き出してることに瞠目した
おそらく前者の青年は『ねらー』であろう
行間からそこまで読み取らせる筆者の力量に、ただただ驚くばかり
また、正統派しゃべくり漫才の形をとるという切り口も斬新だ
まさに『辛口ヒューマン小説』の名に恥じぬ力作
第二部の掲載が待たれる
31ハル:2011/01/30(日) 05:08:07 ID:bec7W1ciO

    *      *
  *     +  うそです
     n ∧_∧ n
 + (ヨ(* ´∀`)E)
      Y     Y    *
32ハル:2011/01/30(日) 05:15:10 ID:bec7W1ciO
>>24,26
ベストセラーになったので、もしかして読まれたかもしれないけど…

五木寛之の『親鸞』
ttp://yottyann.at.webry.info/201001/article_3.html
ttp://ameblo.jp/acbmekk/entry-10616013955.html

家で購読してる地方新聞で連載されてたので読んでましたが、おもしろかった
(と言っても忙しくて読み飛ばしたりしてたけど…)
ちなみに現在は続編にあたる『激動篇』を連載中
連載開始からまだ1ヶ月ですが、激動篇もおもしろいですよ
(こちらも読み飛ばした日があるけど…orz)
33|・上・|ψ:2011/01/30(日) 05:22:07 ID:VMUVHa6hO
水上勉の「一休」かな
ってかこんなスレたてんなよ、やっと沈めたのに
34本当にあった怖い名無し:2011/01/30(日) 06:05:17 ID:VA27BtWz0
猫ナントカの途中から、→のボタンで高速スクロールしたけど、頑張って下さい
35三舞 ◆t2WlL2ji5M :2011/01/30(日) 22:48:01 ID:kQfhf9wpP
いいスレだね^^
36不思議田:2011/01/31(月) 14:02:40 ID:Pv3FhrMd0
「親鸞」は読んだんだ…すまぬ
「一休」を読んでみるよ、ありがとう。
37涯太の夜更け ◆VMdQS8tgwI :2011/02/04(金) 17:24:00 ID:J/SIIfIb0
「ヌコに願いを」G

「わかったよ。でもヌコって誰なんだい」
鈴木が辛抱強く言った
「動作が早すぎるから、君の記憶にはそれが残らないんだ
無意識のうちにやりとげてしまうんだ。実在しない妖精の命令に従ってしまったような形でね」

「ヌコのことかい」
「どうしてもそうなるな」
「このジンを君が持ってきたというんだな。どこからだい」
「たぶん、飲み屋からだろう。覚えてないけど」
「金は払ったのかい」
鈴木は自分の財布のなかを確認した
「五千円札が消えている。きっとレジの上に置いてきたんだろう
 俺の潜在意識は正直者にちがいない」

僕は次の疑問をぶつけてみた
「でも、それが何の役に立つんだい。この機械のことだけどさ
 君が加速状態でジンを買ってきたとして、たいした得にはならない」

鈴木はため息をついた
「ジンを買いに走ったのは、あくまでも実験さ。これのほんとうの用途は・・・」
「待った。ジンで思い出した。とりあえずもう一杯飲もうよ」
2度よろけながら僕はテーブルに行き着き、濃い目のジントニックを2杯作った
38涯太の夜更け ◆VMdQS8tgwI :2011/02/04(金) 17:27:20 ID:J/SIIfIb0
「ヌコに願いを」H

「ほんとうの用途は・・・」と鈴木がまた言い、僕はそれをさえぎった
「待てよ鈴木、君は間違っているのかもしれないぞ
僕が機械を装着して、ヌコに仲間由紀恵を連れてこいと・・・」
今度は鈴木が僕の言葉をさえぎった
「いいかげんにしろ、吉田。これを作ったのは俺なんだぜ。
どんなふうに動くかはちゃんと承知してるさ。仲間由紀恵でも仲間はずれでも
だめなものはだめさ」
「絶対にか」
「当たり前だ」

僕は鈴木を信用した。また酒を2杯こしらえた。それからベットの端に腰をおろした
ベットが静かに横揺れしている
「ほんとうの用途は何なんだい」
鈴木は酔った口調で聞いた「なにのほんとの用途だって」
僕はもう一度ゆっくりと発音してやった
「妖精ヌコお願い機のことさ。何に使うんだい」
「ああ、そいつか」
鈴木がうなずき、僕はうながした
「そいつだ。そいつの本当の用途は何なんだよ」
「たとえば、君は小説家だろ。小説を書くことはできるはずだ」
「一瞬でか」
「ああ、できるはずさ。機械を装着して自分に・・・」
「ヌコにだ」
「ヌコにやれって言えばもう済んでるんだ。ほんとは君が書くんだが
自分では自覚できないんだ。苦痛にならないし一瞬でかたづく」
39涯太の夜更け ◆VMdQS8tgwI :2011/02/04(金) 17:31:11 ID:J/SIIfIb0
「ヌコに願いを」I

「よし、ひとつ書かせてみよう。ヌコに」
僕はヘッドバンドを装着した。変なことは言ったらダメだぞ、と自分に言い聞かせた。
「小説を書いてみろ」
僕は頭をさげた。なにも起きなかった。
パソコンのモニターがいつの間にかワードに切り替わっていた。
僕は顔をモニターすれすれまで寄せて目を凝らした。
画面には文字がびっしりと並んでいて、末尾に「・・・そうだ。終わり」と書いてあった。
大事件だ。小説をひとつ書き上げたのだ。
もし僕の潜在意識とやらの気がたしかなら、最高傑作になるかもしれない。
僕は大声をあげた。
「鈴木。僕は小説を書いたぞ」
「いつ」
「たった今さ」
「書いているようには見えなかったがな」
「ちょっとぼやけただけさ」僕は床に座り込んでいた。

「すてきじゃないか、鈴木」
「なにがすてきなんだい」
「なにもかもさ。これからは1ヵ月に1秒だけ働けばいいんだから
夢みたいだよ、鈴木」
40涯太の夜更け ◆VMdQS8tgwI :2011/02/04(金) 17:33:38 ID:J/SIIfIb0
「ヌコに願いを」J

鈴木が真顔になった。
「吉田、君もやっと可能性に気がつきはじめたな。
ほとんど無限の可能性があるんだ。どんなことだってできるんだ」
「仲間由紀恵を連れてくる以外はな」残念そうな声を僕は出した。
「スケベな奴だな」
「鈴木、もっと使ってもいいか」
「ああ、かってに死ねよ」
「なんだと、ああそうか、かってにしろよと言ったんだな」
「そうだ。かってにしろと言ったんだ」
「呂律が回ってないから、かってに死ねと聞こえたぞ」

そのとき、酔いがまわったせいで僕はグラッと頭を揺らした。
突然、銃声が響いた。玄関からだった。
二人とも悲鳴をあげて飛び上がった。酔いがいっきに醒めた。
僕はドアを開け玄関に向かった。鈴木もあとにつづいた。
玄関には火薬の臭いが漂っていたが、誰もいなかった。
僕たちは部屋にもどった。
41涯太の夜更け ◆VMdQS8tgwI :2011/02/04(金) 17:36:23 ID:J/SIIfIb0
「ヌコに願いを」K

「きみはかってに死ねと言ってスイッチを入れたけど、死ななかった。するとあの銃声は・・・」
鈴木は頭をふってはっきりさせようとした。
「コーヒーを飲もう。熱いブラックコーヒーをな。
吉田、まだ機械を装着したままだな。コーヒーを出してくれよ」
「熱いブラックコーヒーを2杯もってこい」

僕は頭をさげたが機械は動かなかった。
鈴木は僕の頭から機械をもぎとっって、自分の頭に装着した。

「ヌコは死んだんだ。その機械はもう動かないよ。だから僕がコーヒーを作るよ」
僕は湯沸しをコンロに乗せた。
「鈴木よ、仮にいままでのことがヌコの仕業だとしてみろ。
どうしてやつに限界があったと決められる?たぶん連れてくることができたんだよ仲間・・・」
「うるさい、いま考えてるんだ」
僕は黙って鈴木を考えさせておいた。
42涯太の夜更け ◆VMdQS8tgwI :2011/02/04(金) 17:39:18 ID:J/SIIfIb0
「ヌコに願いを」L

僕はコーヒーをもってきた。
そのとき、鈴木は機械を分解して中身を調べていた。
スイッチを入れる振り子や縦横に張り巡らされた電線が目についた。

「わからん。どこも壊れてないんだ」
「冷静に考えてみよう、鈴木。以前はたしかに動いたんだ。
ジントニックを作ってくれたんだ」
「そのあと、君がかってに死ねと言ったんだよな。もし、殺してくれと言っていたら・・・」
僕の背筋がチクリとした。
「しかし、これは科学的な原理に従って俺が作ったものだぜ。
きみは本気で妖精の仕業だと思うのかい・・・そんなことがあってたまるか」

「この機械は加速装置なんかじゃなかったとしたら」
僕はもう1つの可能性に気がついた。
「どういうことだい」
「この機械は心で思ったことを、具現化するものなんじゃなかろうか。
君はこの機械に『妖精ヌコお願い機』という名前をつけた。
そのとき、チラッと妖精のことをイメージした。だから妖精が具現化されたのだとしたら」
「ばかげた話だ」鈴木が否定した。
「それじゃ、もっといい説明がつくかい」
43涯太の夜更け ◆VMdQS8tgwI :2011/02/04(金) 17:43:22 ID:J/SIIfIb0
「ヌコに願いを」

鈴木がコンロに行ってまたコーヒーを作った。
僕はあることを思いついて、ワードに打ち込まれた原稿をプリントアウトした。
最初にプリンターから出てきた用紙を読んでみた。
「うまく書けてるかい」鈴木が僕の肩越しにのぞいた。
そこに書かれている題は「ヌコに願いを」だった。
書き出しはこうだ。
「僕の友人で発明を趣味にしている鈴木という男がいる。
 残念ながら彼はまだ特許を取ったことがない」
僕は読むそばから、用紙を鈴木に渡し、彼も読んでいった。
読み終わったとたん、鈴木はヘナヘナと座り込んだ。僕もそうだった。
鈴木がやっとのことでクチを開いた。

「未来のことを前もって知っていて書いたんだ。
 時間さえも超越したなにか偉大な存在が宿っていたんだ。
 吉田、俺はこの機械を修理してみせるぞ。せづにおくものか」
「とほうもないものさ。でもこれはもう動かないと思うよ。
取り返しのつかないことだけど、ヌコは玄関で自殺したんだから」
僕は彼が返してくれた用紙に目をやった。
『・・・なにがなんだかわからない。頭が変になりそうだ。終わり』

なにがなんだかわからない。頭が変になりそうだ。終わり
44涯太の夜更け ◆VMdQS8tgwI :2011/02/04(金) 17:47:18 ID:J/SIIfIb0

(´・ω・`) ふぅ〜疲れますた


45涯太の夜更け ◆VMdQS8tgwI :2011/02/04(金) 17:54:26 ID:J/SIIfIb0
ホームレスをしながら2ちゃんにレスするのは
さすがに疲れる

アルミ缶10キロ拾って工場へ売りに行っても
千円にしかならない

その千円で飯を食うかわりに、ネット喫茶に行ってレスしてる
まさに、命を削って書くとはこのことだ
46涯太の夜更け ◆VMdQS8tgwI :2011/02/04(金) 17:55:45 ID:J/SIIfIb0

(´・ω・`) 腹がへりますた〜よ
47涯太の夜更け ◆VMdQS8tgwI :2011/02/04(金) 18:24:31 ID:J/SIIfIb0
俺の名前はグレイ3世ッ!
1947年、ロズウェルに墜落して以来
いまや定番の由緒正しき宇宙人だぁ〜

奴の名はオーソンッ!
華奢な体に似合わず0.3秒の早撃ち
俺の頼りになる片腕だぁ〜

あいつはバスグラッ!
1973年10月、アメリカのミシシッピー州南部、パスカグーラという町で
二人の造船工を誘拐した、腕がハサミになっている
怒らせるとコワ〜イ奴

謎の女、セムヤーゼッ!
プレアデス星人だかどうかは
俺にもわからねぇ〜

おッOHッ大槻 義彦ぉおお!!!
早稲田大学名誉教授、日本における反オカルトの急先鋒ッ!
オバマ大統領でもブッとばすけど、大槻の父っつぁんだけは勘弁な

さぁ〜てと!今日もこの4バカ星人で
地球のお宝をいただきに行くとするかなW

48涯太の夜更け ◆VMdQS8tgwI :2011/02/04(金) 18:29:42 ID:J/SIIfIb0
絶版になっていた都筑道夫の「怪奇小説という名の怪奇小説」が復刊されました
解説は道尾秀介さんが書いてます

ぜひ、読みませう
49涯太の夜更け ◆VMdQS8tgwI :2011/02/04(金) 18:43:46 ID:J/SIIfIb0
冬に稼いだ 金を使った 財布の中に 残った8円

ツララのように 浮き出たアバラ じっくり見ると 酷く醜い

音楽室で首でも吊ろう ゴムゴムのスタイル

少年ジャンプ読んだそのあと 海賊的に笑ッううッううッうう―――――ツツ!!!

お金のない虚しさは 毛虫に似てる

キャベツの命と引き換えにして モンシロ蝶になる

虫ッむッしッ虫――――――――――――――――ぃいい!!!
50本当にあった怖い名無し:2011/02/04(金) 19:23:57 ID:J/SIIfIb0

(´・ω・`) しばしのお別れですよ、みなさん

さぁ明日からまた缶を集めるぞ 
51本当にあった怖い名無し:2011/02/17(木) 09:31:15 ID:tPOl5E/hO
(´・ω・`)
風邪ひくなよ
52本当にあった怖い名無し:2011/02/23(水) 22:49:18.78 ID:kj4Pf5CKO
保守
53本当にあった怖い名無し:2011/03/04(金) 14:28:04.04 ID:lvBaX5in0
金が必要なんだよ。
ここひと月以内に締切〜発表で規定文字数が三行くらいの懸賞小説はないかな。
賞金は百、いや三百万かな。
54涯太の夜更け ◆VMdQS8tgwI :2011/03/04(金) 16:35:39.26 ID:EERwV6tY0

(´・ω・`) みなさん、お久しぶり
55涯太の夜更け ◆VMdQS8tgwI :2011/03/04(金) 16:52:43.33 ID:EERwV6tY0
「証言者」@

「刑事さん、僕は事件の一部始終を見ていました。それをこれからお話します。
 すべてを聞いていただけますか」

鬼塚警部は取調室の机を指で軽く叩いた。
「いいだろう。話してみなさい」
「ありがとうございます。僕の本名は山本守といいます」
「山本守だと?」
鬼塚警部は少し驚いたような声を出した。

「イヤだな刑事さん。チャボなんて本名があるわけないじゃないですか。
 チャボは芸名ですよ。僕の本名は山本守です」
「続きを聞こう」警部が催促をした。

「殺人事件の容疑者として捕まった内村和夫とは、大学で知り合いました
 内村の実家は山梨県にあるお寺なんですよ。だから両親の躾は厳しかったそうです。
 それが原因かどうかはわかりませんが、人と喋るのが苦手で内気な性格になったそうなんです。
 僕はご覧の通りのチビ助でしょう。肉体的なハンデを克服するために
 子供のときから話術にはみがきをかけてきました。
 小学生のときのあだ名がチャボでして、よくクラスメートにイジメられましたよ」

「小学生ってお前、山梨県の小学校に通ってたのかな」
「山梨県の小学校に通っていたのは内村ですよ。僕は東京の公立小学校に通っていました」
「お前が?東京の?小学校に通ってただぁ?」
またも警部が驚いたようにつぶやいた。
56涯太の夜更け ◆VMdQS8tgwI :2011/03/04(金) 16:55:11.52 ID:EERwV6tY0
「証言者」A

「ヤだな刑事さん。何で僕が喋るたびに驚くのですか」
「すまん、すまん。もう邪魔はしないから存分に話しなさい」

「ありがとうございます刑事さん。さっきも言ったとおり僕と内村は東京の大学で知り合いました。
 僕たちはお笑い研究会に所属していたんです。
 内村は背が高くてけっこうハンサムでしょう。でも惜しいことに喋りが苦手。
 まぁそれを克服するためにお笑い研究会に入ったそうなんですがね。
 僕はチビでブ男、でもお喋りは大好き。

 この二人がコンビを組めば目立つんじゃないかと思って、漫才コンビを結成した次第です。
 僕の読みは正しかった。あっという間に学園祭で人気者になったんです。
 そして大学卒業後の進路は、プロの芸人になろうと二人で決めたのです
 プロで通用するかどうか内村は不安がっていました。彼の膝が微かにっ震えていたのを覚えています。
 僕は内村を励まし、芸能プロダクションに所属することになりました。
 こうして漫才コンビ『カズ&チャボ』は誕生したのです。
 
 デビューして最初の三年間は泣かず飛ばずの状態でした。
 でもあるとき、お笑い番組で10週勝ち抜きチャンピオンになってから、知名度がグンと広まり
 仕事がドンドン入るようになったのです。
 大きい劇場に何度も出演して、そのたびに満員御礼でした。
 いまの大きい劇場というのは、漫才の合間に女性ダンサーがベリーダンスを踊るんですよ。
 そのダンサーの中に加藤洋子がいたんです。
 豊満な肢体に優しいげな顔立ちの、とっても魅力的な女の子でした。
 内村が彼女に一目ぼれしたのは、すぐにわかりました。
 なにせ相方ですからね」
57涯太の夜更け ◆VMdQS8tgwI :2011/03/04(金) 16:57:49.67 ID:EERwV6tY0
「証言者」B

内村が彼女に告白しに行く時、僕は一緒についていってやったんです。
彼女の前にくると内村の奴、モジモジして何も喋れなくなっちゃって。
仕方がないので僕が彼女に言ってあげたんですよ
相方の内村が君のこと好きなんだけど、付き合ってくれないかなって。
彼女は最初ビックリした顔をしたんですけど、次の瞬間にゲラゲラ笑い出して
それでまぁ、付き合うことになったんです。

それから一年後に、内村と加藤洋子は結婚したのです。
僕は心の底から良かったなと思いました。二人の幸福を祈りました。
内村夫婦は都内にマンションを借りました。
芸能人や政治家が住んでいる高級マンションです。

それで僕はそのマンションに居候することになったんです。
新婚夫婦の邪魔なんてしたくないから、断ったんですけど
内村の奴がどうしても居候してくれと、なぜか言い張るものだから
しぶしぶ僕は承知したのです。
これが悲劇を呼ぶことになったんです。あのとき、僕が断っていれば
事件は起きなかったはずなんです。

内村と洋子は傍から見ても仲睦まじかったのですが、次第に口論が増えていきました。
原因は僕です。
58涯太の夜更け ◆VMdQS8tgwI :2011/03/04(金) 17:01:12.23 ID:EERwV6tY0
「証言者」C

「ねぇ、あなた。わたしよりチャボのことが好きなんじゃないの」
「もしかして俺と守の関係を変なふうに思ってるのかい」

どうやら洋子は僕と内村が、ホモセクシャルな関係だと誤解しているようでした。
天地神明に誓いますが、僕と内村はそのような関係ではありません。
僕と内村は相方であり親友なのです。それ以上でもなくそれ以下でもありません。

「なにが守よ。ただのチビ助じゃないの」
「洋子、本人の前であまりにも失礼じゃないか」
内村は必死に僕のことを庇ってくれました。僕は内村と洋子に仲直りして欲しかったのです。
だから洋子にいくら罵倒されても僕は我慢していたのです。
59涯太の夜更け ◆VMdQS8tgwI :2011/03/04(金) 17:02:33.64 ID:EERwV6tY0
「証言者」D

「もうそろそろカズ&チャボは解散したらどうかしら」
「何を言い出すんだ」
「あなたはチャボなんていなくても、ピン芸人として立派にやっていけるのよ」
「そんなわけないだろ。チャボの巧みな話術があったればこその人気なんだぞ。
 だいたい漫才のネタだってチャボが作ってるんだし。チャボと別れたら、俺なんてただのウドの大木さ」
「漫才のネタをチャボが作ってるですって」

洋子はオナドールみたいに目とクチを丸くして、3秒ほど絶句しました。
「そんなはずないでしょう。このチビ助に作れるはずないわ。
 あなたはもっと自信を持つべきなのよ。なによ、このチビ!」

洋子が僕の腹を蹴りました。いきなりだったので、避けることができず、僕は床に倒れてしまったのです。
「いい加減にしないか」
内村が洋子の顔を張り、洋子はワッと泣きながら部屋から飛び出して行きました。
「すまない守。洋子のことを許してやってくれ」僕を助け起こしながら内村が言いました。

内村、僕は明日、この部屋を出て行くよ。じゃないとお前と洋子の関係がオカシクなるだろ。
「何を言ってるんだ。お前は大切な相方であり友達なんだ。ずっとここで暮らしてくれ
 洋子には俺からキチンと説明するから」

60涯太の夜更け ◆VMdQS8tgwI :2011/03/04(金) 17:07:17.13 ID:EERwV6tY0
「証言者」E

その日の深夜、僕はベットに横たわっていました。
内村と洋子のことを考えると、胸が締め付けられて、眠ることなどできやしません。
やはり明日、ここを出て行こう。そう思ったとき。
僕の部屋のドアが静かに開きました。

窓のカーテンの隙間からさす、朧な月あかりが侵入者のシルエットを
浮かび上がらせました。洋子です。
「あんたが漫才のネタを書いてるんですって。ふざけるんじゃないわよ。
 あんたのせいで、あの人はオカシクなったのよ。バラバラにしてやるわ。
 さぁ、逃げてみなさいよ。ネタが書けるんだったら逃げることもできるでしょう」

オカシクなったのは洋子のほうでした。
包丁を手にした洋子が、僕にドンドン近づいてきます。
僕は恐怖のあまり、叫ぶことも動くこともできなかったのです。

洋子が包丁を振り下ろそうとしたまさにその時、内村が部屋に飛び込んできたのです。
揉み合う音のあと、短い悲鳴が聞こえて洋子が倒れました。
内村は洋子から包丁を取り上げようとして、運悪く洋子を刺してしまったのです。
61涯太の夜更け ◆VMdQS8tgwI :2011/03/04(金) 17:08:44.22 ID:EERwV6tY0
「証言者」F

これが僕が見た一部始終であり、偽りのない真実です。
僕はショックのあまり、さっきまで喋ることも動くこともできませんでした。
こうして相方であり親友でもある、内村和夫の隣に連れて来てもらえたお陰で
元気を取り戻し、証言することができました。本当にありがとうございます。
というわけで今回の事件は、事故であり正当防衛なのですよ、刑事さん。


「いい加減にしろッ!」鬼塚警部が顔を紅潮させながら怒鳴った。

そして・・・・・・・・・
62涯太の夜更け ◆VMdQS8tgwI :2011/03/04(金) 17:12:15.58 ID:EERwV6tY0
「証言者」G

そして・・・・・・・・・




テレビで人気絶頂の腹話術師、内村和夫から、腹話術人形のチャボを取り上げた。【完】


.
63本当にあった怖い名無し:2011/03/04(金) 19:07:44.55 ID:EERwV6tY0

(´・ω・`)  またネ、バイバイ
64本当にあった怖い名無し:2011/03/11(金) 15:17:20.32 ID:I73NxPIX0
カスどもだいじょぶか?
65本当にあった怖い名無し:2011/03/11(金) 19:25:43.62 ID:RvxtHu8CQ
なんというツンデレ
66本当にあった怖い名無し:2011/03/12(土) 05:16:12.91 ID:Ct+EHRWg0
この家も灰になる、やっと安心できる。
長かったよ、ホントに。
67本当にあった怖い名無し:2011/03/14(月) 12:32:20.60 ID:ZXQS1b8xO
塵芥どもオレはいま歩いているぞ
自分の足で外に飛び出し
燦々たる日の光を浴びて!


あ、向こうの方に白い煙が…
68本当にあった怖い名無し:2011/03/18(金) 15:49:22.35 ID:sLXPWMe0Q
太涯の夜更け、大丈夫?
69本当にあった怖い名無し:2011/03/19(土) 12:16:59.78 ID:jPMOQN88O
ウチの実家、長野の善光寺の近くにあるのな
あの辺り、氷室みたいに地下にけっこう冷温な貯蔵庫みたいなものがある家が多くてさ
鳥が
70本当にあった怖い名無し:2011/03/28(月) 20:21:54.97 ID:vDfrqK2oO
おれはなんて運が悪いんだ?
71本当にあった怖い名無し:2011/03/28(月) 20:30:59.47 ID:QXkRw6W00
>>66
通報シマスタ!!
7268:2011/04/02(土) 12:03:19.35 ID:LsQsHgV9Q
『太涯』じゃなくて『涯太』だった
書き間違えてゴメン
73本当にあった怖い名無し:2011/04/08(金) 18:57:46.33 ID:7xYkgSvU0
さよならドビュッシー (宝島社)・中山 七里 を読んだよ
面白かった。ドンデン返しが巧妙だった

つづいて「連続殺人鬼カエル男」も読んでみた
ラストにドンデン返しの連続攻撃があって、こちらも面白かったよ
74本当にあった怖い名無し:2011/04/08(金) 18:59:26.21 ID:7xYkgSvU0
「死亡フラグが立ちました」を読んだ
バカミスで面白かった
75本当にあった怖い名無し:2011/04/08(金) 19:02:42.59 ID:7xYkgSvU0
道に文庫本が捨ててあった
表紙がカピカピだったけど、中はキレイだったので
拾って帰って読んでみた

地獄番 鬼蜘蛛日誌 (講談社文庫)・斎樹 真琴

感動した。
76本当にあった怖い名無し:2011/04/08(金) 19:09:27.14 ID:7xYkgSvU0
綾辻行人の「深泥丘奇談」を読んでみた
ぜんぜん怖くなかった

京極夏彦の「死ねばいいのに」のほうを買えばよかった・・・
77本当にあった怖い名無し:2011/04/08(金) 19:22:28.24 ID:7xYkgSvU0
2ちゃんねるのニュース速報掲示板に立てられた
「このお題で誰か続きを書けるヤツいる?」にレスされた小説が話題を呼び、遂に書籍化ッ!
現在、10万部を突破したとのこと

その小説とは「まおゆう魔王勇者」橙乃ままれ・エンターブレイン

我々も後に続こうじゃまいかッ!
78本当にあった怖い名無し:2011/04/08(金) 19:35:50.25 ID:7xYkgSvU0
俺からお題を出そう。 お題 「猫の減少」

あらすじ・・・
紺野正(こんの だだし)少年は、緑が森小学校の3年生だ
クラスでイジメにあっている正少年にとって
野良猫たちとの触れ合いだけが、憩いの時間だった

自宅近くの公園に住み着いた怪しげなホームレスの男
突如発生する謎の霧
日に日に姿を消していく野良猫たち

いま、正少年の住む町で何かが起きようとしていた・・・・・

79本当にあった怖い名無し:2011/04/08(金) 19:38:12.93 ID:7xYkgSvU0
俺は1ヵ月後にまた来るから
それまでに作っといてね

面白いヤツをなw
80本当にあった怖い名無し