10年以上前の話になるが、
当時自分の部屋にはでっかい箪笥があって、
その横に布団を敷いて寝ていたんです。
ある夜のことでした。
夜中、寝ようと布団に入り、目を閉じると…自分の部屋に近づいてくる足音。
クリスマスでもない限りは、両親は夜中に自分の部屋には入って来ないはず
一体誰…? 緊張しながらもその場に動けずにいると、
ゴッ
なんか鈍い音。それと同時に、
「つっぅ〜〜〜……!」
と、何か痛みに耐える声。
お前絶対箪笥に小指ぶつけたろ。
そう思い思わずプッと吹き出してしまいました。
するとそれに気付いたのか、その足音は慌てて部屋から走り去っていきました。
翌朝……なんか居間のちゃぶ台がえらいずれてました。
またぶつけたろ。