【霊感持ちの】シリーズ物総合スレ15【友人・知人】
見事なまでのスレチ
誰か次スレ頼む
俺は駄目だった
お前が駄目なら
俺たち雑魚じゃたとえ100人乗っても大丈夫!やっぱりイナバだ!
otu
959 :
本当にあった怖い名無し:2010/12/14(火) 16:28:55 ID:HM1rB8Db0
梅が寺作家諸氏に送るメッセージでも書いてこうぜ!
何を言われようと我が道を貫け!
以上!
梅が寺
いい機会だからロムメンもショートショートでも披露してみては?
作家陳?は、たまにはスレのぞいてほしいなw
残り40スレ、恥を晒してみるのもありかw
しかし単なるSSではシリーズ物にならんしな
シリーズ物になりえるベースは必要だな
梅がてらスレチな話を大人しく聞くんだ
それは良くある話で、自分だけ見えてしまった道があった
舗装されてはいないけど新しい道発見!とか嬉しくなって休日に友達と
その場所に行くが道なんて無い。でも名残のように背の低い木々が道路のように
連なっている
そんな時考える。あの時道を通っていたらどうなっていたのだろう
いくえさんどこに行ってしまったん?
[炎]
1/13
再び目を覚ましたとき、既に異常は始まっていた。
目を覚ました――と言っても、意識はまだ混濁しており、強烈な眠気と身体のダルさが、私を支配していた。
目の前がクラクラして、視点も定まらない。
眠気を覚ましたくて頭を強く振ってみると、逆効果だったか、吐き気に襲われてしまう。
…それでも私は、何とか上体を起こす。
今、隣に倒れている真奈美ちゃんのために。
この子を守らないといけない。
それが、私の約束――。
でも、立ち上がろうにも足に力が入らない。
手の甲を強くつねってみると、その痛みに少し気が戻るけど…すぐにまた、自分がどこかに行きそうになる。
もっと何か…強い刺激を…
そう思い、グニャグニャに歪む部屋の中を見渡す。
…そして、部屋の隅にソレを見つける。
それは、汐崎さんがあの時持っていた、ペーパーナイフだった。
2/13
私は身体を引きずるようにして、ナイフの元に向かう。
そして――途中、何度か意識を失った気もするけど――何とかそこに辿り着き、それを右手で握り締める。
きっと、1度だけ。
中途半端になると、2度目からは本能的に力を抜いてしまうだろう。
良い?一撃で、意識を覚醒させるのよ?
自分にそう言い聞かせ、ナイフの切っ先を左手の甲に当て…一気に体重を掛ける。
――ドスリ、と鈍い音。
横になったままの体勢だったけれど、体重を乗せて突き刺したナイフは、左の手のひらを貫通し、下の畳に達した。
そこから更に、歯を食いしばり、ナイフを引き抜く。
私「…っ!!」
声にならない嗚咽が漏れる。
かつて無い、強烈な痛み。出血。目の前がチカチカする。
…でも、成功だ。
意識は戻った…とりあえず、だけど。
後は何とかして、急いでここから逃げなきゃいけない。さもないと――
私は左手にハンカチを巻いてから立ち上がり、まだフラフラする足取りで部屋から出て、確認する。
目が覚めると同時に気付いた、その異常。その音。その…熱気。
――辺りは、火の海だった。
3/13
なんてことを…。
ここまでする必要なんて、あるの?
普通に殺せばいいじゃない。桐谷達夫みたいに。
それとも、何?
私が魔女だって言うの?魔女だから、火炙り?
本気で…副会長は、本気でそんな事を?
それにしたって――
…と、考えていても仕方ない。
今は逃げないと、本当に焼かれてしまう。
携帯で助けを…と思ったが、私は今持っていないし、真奈美ちゃんのものであろう携帯は、真っ二つにされて部屋の床に転がっている。
それにそもそも…ここは電波が通じない可能性もある。
あの副会長なら、そこまでするだろう。
私はヨロヨロと真奈美ちゃんのところに戻り、彼女の様子を見る。
…眠ったままだ。
藤木の言う通り、叩いても朝まで目を覚まさない?
きっと、そうだろう。
あの布――私の顔に当てられた、あの布の香り。
明らかに、危険なものだった。まともに吸い込んでいたら、そのまま死んでいたのでは、とすら思う。
もし真奈美ちゃんがあれを嗅いでいるのなら…、彼女は昏睡状態とも言えるだろう。
もしそうなら、起きても直ぐに歩ける状態ではないだろうし、実際には、何をしようとも決して起きないだろう。
4/13
とにかく、今は外に…。
私はそう思い、真奈美ちゃんを背中に背負う。
…この子が体重の軽い子で良かった。
ダイエットとか、頑張っているのかな?
無事に外に出られたら聞いてみよう、なんてことを思う。
廊下に出ると、強烈な熱気に襲われる。
頭がまだクラクラする上に、この熱気はキツイ。
…でも、だから何?
ここで倒れている?
煙を吸って、意識を完全に失うのを待つ?
そうやって、焼け死ぬのを待つ?
冗談じゃない――
私はおぼつかない足取りで、長い廊下を歩き始める。
燃えているのは主に壁際で、廊下の中央は比較的、まだ安全だ。
意識が少し定まらないまま真奈美ちゃんを背負っているので、足元には気を付けないと。
この状態で倒れたりしたら…もう、起き上がれないかもしれない。
…そういえば、火災報知機が鳴っていない。
それに、消防用のスプリンクラーも作動していない。
まぁ…当たり前かな。それくらいの準備は、しているわよね…。
私はそんなことを思いながら、少しずつ歩みを進める。
5/13
きっと今に、消防隊が駆けつける筈。
残念だったわね、副会長。
あなたの目論見通りになんて、いかないわ。
長い廊下を、真奈美ちゃんを背負いながら少しずつ進む。
気が抜けて倒れそうになったら、左手をギュッと握り締める。
そうすれば手の中で痛みが弾けて、良い気付けになる。
大丈夫…。絶対に、大丈夫。助かるからね…。
息苦しくてちゃんと声が出せないけど、小声で真奈美ちゃんにそう伝える。
この子の背中に火が移っていたりしないかが不安だったので、時折体勢を変えて様子を確認しながら、私はゆっくりと歩いていく。
まったく…長い廊下…。
この状態で、外に出るまで…私の体力は持つ?
…平気。
この子を背負っている限り、いくらでも力が出そう。
廊下を歩くだけよ。
一歩ずつ歩いていくだけ…。
そう思った時、私の耳に救いの音が聞こえてくる。
6/13
――サイレンだ。
聞き慣れた、消防車のサイレン。
誰かが通報してくれたみたいだ。
少しホッとする…けど、必ずしも安心はできない。
恐らく、外に居る誰か――きっと副会長の部下が、こう言うだろう。
「中に人は居ません」と。
だから、外からの助けは望めない。
そう考えるべきだ。
…でも、平気。
きっとこちらから、外まで出られる。
意識を完全に失わずに済んだのが、本当に幸いだった。
意思の力の勝利よ。
真奈美ちゃんを…汐崎さんを、2人を想う力の勝利。
副会長に、思い知らせてやる…。
私は更に、足元に気を付けながら歩みを進める。
そして、もうすぐ曲がり角に――
――というところで、顔を上げた私は愕然とする。
そこには炎を上げる、あるはずの無い”壁”がそびえ立っていた。
7/13
何で…?
行き止まり?
そんな訳がない。
宿直室への廊下は、これ一本。間違えようが無い。
まさか、幻覚…?
そう思った私は、熱気の中、何とか目を凝らして見てみる。
…それで分かった。
私は、全身の力が抜けるのを感じる。
机だ。
会議室の長い机。
それが、廊下を塞ぐように横向きに…しかも何列にも、何段にも積み重ねて置いてある。
そんな…
万が一?
それとも、ここまで逃げてくることを見越して?
私に、絶望感…敗北感を味わわせるため?
あの副会長ならやりかねない。
私を憎んでいた、あの副会長なら。
何てこと…
私は、その場に立ち尽くしてしまう。
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私には、何列にも並べられ、積み重ねられた会議室の机を動かす力なんて、無い。
しかも、燃え盛っているその机を。
そんなの、男の人が何人も居ないと無理だろう。
では、完全に燃え尽きて、自然と崩れ落ちるまで待つ?
…ダメだ。
そんな時間、ここに居たら…確実に死んでしまう。
こちらは、既に意識が朦朧としている。
手の痛みも麻痺してきてしまった。
煙を吸い込むまでも無く、気を失って…炎に包まれて終わり。
外にはきっと、大勢の野次馬と消防の人達が居るだろうけど…助けを呼ぶような大きな声なんて、出せそうにも無い。
息苦しくて喉が痛くて、小さな声すら出すのが辛い。
そもそも…この炎の中、どれくらいの声を出せば外まで聞こえるの?
9/13
私はその場に座り、背中から真奈美ちゃんを降ろして横たえる。
そして上体を抱き上げ、彼女の頭を胸に抱く。
…辺りに立ち込めてきた煙を、吸ってしまわないように。
ここで、諦めちゃいけない…。
彼女を抱きかかえながら、そう思う。
…でも、私達を取り囲む炎が、絶望感を煽り立てる。
一体…この状態から、どうすれば良いの?
何か考えないといけないけど、頭が上手く働かない…。
徐々に気も遠くなってくる…
背中が…体中が、熱い。
あ…真奈美ちゃんは、平気…?
私は彼女の体を、足の先まで確認する。
火が移ってきたら、消してあげないといけない。
最後まで…意識を失うまで、できることはやらないと…。
支援
10/13
私の夢は、もう叶わないかな…
真奈美ちゃんを見守りながら、そんな事を思ってしまう。
段々と弱気になってきて、心が折れそうになる…けど、なんとか繋ぎとめる。
私が諦めたら、この子が可哀想だ。
真奈美ちゃん…
彼女を強く抱きしめる。
ごめんね、真奈美ちゃん…
ごめんなさい…祐一さん…
私――…
涙が溢れてくる。
それはきっと、煙のせいじゃない。
彼に、自分の気持ちを伝えられなかったのが、残念だった。
このまま、何もできずに終わってしまうのが、悔しかった。
小さな子供のように、声をあげて泣きたくなる。
でも、それをグッと堪えて、私は祈る。
誰か、この子を助けてあげて。
私に約束を守らせて。
神様…神様…
お願い――
11/13
――
「――では、少々お待ちください」
神尾美加を奥の座敷に通し、壷の説明――勿論、危険性を省いての説明をした私は、彼女をそこに待たせて部屋を出る。
そして自分の書斎に行き、金庫から壷の入った箱を取り出す。
…と、そこで部下からの報告が入る。
往来会本部が炎上した、と。
私は満足気に頷き、壷を持って神尾の待つ部屋へと向かう。
これで良い。
これで、全て終わる。
…往来会は、私のものだ。
そしてその私は、既に隠居を考える歳になっている。
私が退いた後、往来会はどうなるか?
…そんなことは目に見えていて、高城沙織が実権を握ることになるだろう。
それは――絶対に、許されない。
12/13
私にとって最大の失敗は、私の後を継ぐ人間を育てられなかったことだった。
組織の中にはこれといった人材が居らず、汐崎真奈美に目をつけていたものの、彼女はやはり若すぎた。
ここにきてやっと、神尾美加という逸材に巡り合えたが…
それではやはり、遅すぎたのだ。
今から神尾を育て、彼女を高城のレベルまで引き上げるには、数年掛かるだろう。
その間、高城が何をするか…私の往来会に何をするか、そんなものは見ていられない。
ならば、どうするか?
…簡単だ。
往来会を、潰してしまえば良い。
邪魔者と共に。
私は神尾を育て、新しい組織を作れば良い。
それが私の計画の、最終目標だ。
13/13
私は神尾の待つ部屋に入り、彼女の前に壷の入った箱を置く。
…ここは、慎重に行わなければならない。
私「この中に、先ほどお話した物が入っています」
神尾「…はい」
神妙な面持ちで返事をする神尾。
流石に緊張しているようだ。
…それもそうだろう。
彼女にとって、念願が叶うときが来たのだから。
しかしこれは、良い感じだ。
必ず上手くいく…。
私はそう確信し、箱の蓋に手を掛ける。
私「では、これから――」
声「――失礼します」
…と、そこで誰かが部屋に入ってくる。
誰だ…?
と思い、そちらを見る。
…するとそこには、事務の三島が立っていた。
>・話を投下する際はなるべくまとめてから投下しましょう
悪いがスレの方針的に全部話を書き終わってから投下してくれんか
その程度の分量も一気に書けない年齢なのかもしらんが
なんで話を半端に区切って小分けに投下するのか意味が解らない
そのレベルで物書きを気取って「連載」してるつもりなら鼻で笑うしかないが
>>981 赤緑に言ってるのか?
だとしたら鼻で笑われるのはお前になるぞ
>>981 何言ってんだコイツw 笑わせんなw
∧_∧
o/⌒(. ;´∀`)つ
と_)__つノ ☆ バンバン
赤緑氏乙でした
赤緑イイヨー乙乙でした
GJ!
流石赤緑
余裕の安定感である
流石、ラノベもどきのモバゲー小説は一味違いますな
スレももーすぐ終わり、新スレもあるのに投下するとは
一度も読んだことないけど、さすがクリスマスカラーなだけあって、クリプレですねw
ワラタ
ここまでレベルの低いスレだったのかw
もしかしてこのスレって小学生専用?
確かにそれなら場違いなのは俺だわw
すまんかった
あんま気張るなよ
誰も褒めちゃくれねーぞ
赤緑乙津!
>>990 お前このスレ初めてか?
力抜けよ。
うめ
あの人新スレにも出なくなったな
スレ進んでる!もしやあの人の投下が⁈
と思ったら、やっぱりコイツかよw
つーか、もう来なくていいんでね?
おわるぞーー
うし
梅
鍋
1001 :
1001:
γ
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千本目の蝋燭が消えますた・・・
新しい蝋燭を立ててくださいです・・・