>>900 わたしの知人は、日本で生まれ育った3世ですが、日本で暮らしてたので自分のことを最初は日本人だと
思い込んでいました。高校卒業後、働き始めて両親から二十歳のときに、自分の出自のことを聞かされたそうです。
それからパニックになって、鬱になったりしましたが、日本にいることを真面目に考えた結果として、
自分が韓国人ということから逃げることなく生きていくことが宿命なのだと腹をくくりました。
相当悩んだはずだと思います。韓国人か日本人かということが、自分のアイデンティティとして簡単に決められるはずもなく、
何度かわたしにアイデンティティや生き方、かなりラジカルな相談してきました。その後は、日本での楽な生活を
選べたのかもしれませんが帰化をせずに、母国のために軍務につくことを選択しました。数年後
軍隊生活から戻ってきた彼の顔は、どこか悟ったような涼しげであり威厳をたたえたものに変わってました。
一言で言うと「ふっきれた」のだと思いました。それは悟りに近いものかもしれませんが、
自分の地位に関することについて あれやこれやと悩みを抱えることはなくなりましたね。