【皇太子夫妻にまつわる怖い話】 第百四十六話

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270999 ◆CX5ZjxjyRA
これでいいかな。

>先帝陛下は魂の封じ込めができなかったようですけれど、
>次の手を打つべく熱田のご神体が関東へ運ばれたんでしょうか?

御神体がいかれたのは実は偶然ではないかと思います。
しかし、この状況では必然だったのではないかと思います。

事情を説明します、およそ信じられないことですが。
信じたくない方は信じられなくても仕方ない・・・というかおよそ信じられない話です。

先帝陛下はある武士に徳仁親王の介錯を命じました。
この方は死後先々帝のお墓を護衛していた多摩の剣豪でした。
幕末の方です。
ここ一年、日本中に張り巡らされていた結界がズタズタになり始め
お守りしていた人柱(人物神に近い)の方々も幾人か消滅している事態になりました。
これは日嗣の御子が祭祀をなおざりにしただけでなく、それ以上の冒涜を行ったからです。
霊的結界である帝の祭祀にすら悪しき者を入れ、
その代償としての結界の直撃を避けるために自発的に犠牲になられる方が大勢出ている。
そのことを憂いた先帝様は日嗣の御子の肉体を直ちに滅ぼし、魂を壺の様なものに封じて
二度と現世に出てこれぬようにすることを決意されたのです。