神秘の宝石騎士団2

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74本当にあった怖い名無し
強制労働の最悪例として有名なのが、筆者が子供の頃に観た昭和32年(1957)製作の映画『戦場にかける橋』の
題材で、昭和17年(1942)10月から始まった泰緬鉄道建設です。
 その「泰緬鉄道とは、タイのノンプラドックからビルマのタンビュザヤまでの415キロを結ぶ鉄道で、
大本営の命令によりわずか1年たらずの突貫工事で完成した。熱帯の山岳地帯のジャングルでの作業は
困難を極めたが、それに加えて劣悪な宿舎や貧困な食糧・医薬品などの状態のなかで過酷な強制労働に
駆り立てられ、日本兵からも度重なる暴行を受け、多くの犠牲を出した。泰緬鉄道建設に駆り出された連合軍捕虜
約6万1800人のうち約1万2300人、アジア人労働者20万人中4万2000人(日本側推定)、
あるいは7万4000人(イギリスの推定)が死亡した。まさに『死の鉄道』であり、日本軍による捕虜虐待の中でも
とりわけ非人道的なケースとしてしられている。」
 「こうした捕虜虐待の情報は、戦争中から連合国にさまざまなルートで伝わっており、連合国はくりかえし
日本に抗議をおこなっていた。ポツダム宣言においても『吾等の俘虜を虐待せる者を含む一切の戦争犯罪人に対しては
厳重な処罰を加へらるべし』と捕虜虐待を明示して、その責任者の処罰を宣言していた。」
(以上の引用は、全て『BC級戦犯裁判』より)