うちの先祖が怖すぎる

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63本当にあった怖い名無し
高校の頃のクラスメートの自称霊感持ちの女子がやばかった

休憩時間になると、いつも身につけている赤いシースルーの数珠(どう見てもプラスチック製)に向かって
「行くよ!シオンちゃん!」
「力を貸して…」
などと語りかけてながら、見えない何かと死闘(呪文らしきものを唱えながら教室の隅で九字切りしたり、
「あう!」と悲鳴をあげてひっくり返ったり)を繰り広げていた。とにかくやばかった。
周囲の皆は見ない振りをしながら苦笑していた。

ちなみにシオンちゃんと言うのは青森に住んでいる彼女のイトコだそうで、
まだ霊感を上手く使いこなせない彼女に数珠を通じてサポートをしてくれるらしい。
漢字では紫苑と書くのだとか