小学一年か二年の頃、ドラクエ4が流行った。
当時の俺はゲーム大好きだったので当然プレイ。4章までは「おもすれー」とだけ思ってプレイしていた。
しかし5章。冒頭で勇者の村の人たちが皆殺しにされるイベントを見て、俺は衝撃を受けた。
そのまま話を進めていたのだが、なぜか幼い俺は
「僕は勇者の村の人たちの生まれ変わりで勇者を守るために生まれたんだ」
とイタい勘違いをするようになった。なぜかは知らん。
んで、俺が見つけた(決め付けた)勇者は当時好きだった女の子。
守るために一緒に帰ったりトイレまでついていったり、「どこから魔物が襲ってくるか わからない」と意気込んでいた。
んである日、いつものようについていったらその子の友達に呼び止められて、
「○○君がいつもついてきて怖いって言ってたからやめてもらえる?」と言われた。
そこで引き下がればよかったものを、暴走超特急だった俺は、
「そんなことを言ってる間にも魔物が○○を狙ってるんだぞ!」と絶叫。みんな唖然。
ドン引きされた。
俺はそれを見て勝ったと思っていたのだが、次の日親を呼ばれた。