オウム事件については、あらゆる洗脳手段を用い、信者たちは一般人には全く理解できない
数々の事件を起こしてしまった。その教義は単に古来からの密教、ヨーガ、仏教、そして最近の
ニューエイジをミックスし、恐怖の終末思想を加え、尊師を絶大に崇めるものだった。
つまり引用である故に、大部分は素晴らしいものなのだ。教団が発行した出版物、映像の類には、
洗脳の為にサブリミナル技術を用いた音楽や映像、文字などが使われた。それらは綺麗に見えるが、
いつの間にか恐怖を潜在意識に埋め込むものだ。他にも周知の通り、ドラッグや暴力、
定形語句の復唱、生活規制による心身衰弱などが併用された。多くのマインドコントロールは、
何度も繰り返すことで「恐怖」を潜在意識に埋め込むのが特徴だ。
つまりこの事件が示すのは、いかに人間の心が危うく、簡単に洗脳できてしまうかという事実だ。
「オウム事件がなかったら、遥かに多くの危険なカルト宗教が乱立していただろう」という声は多い。
これらの教訓は活かさなければならない。それでこそ地獄の思いをした人々も報われるというものだ。
アセンション情報については、何かの団体に入らない限り、即事件に繋がるような危険なものには
なり得ないが、自分のハートと直感、そして経験と知識を駆使して物事を判断する力を失わせる
くらいの危険が潜んでいるものは少なからずあるだろう。見ていると、やはり操作方法も最新の
巧妙なものになっている感じで、判断が難しいなあと思う。くどいようだが、神や高次元、光や愛で
飾り立てながら「恐怖」を刺激してくるものは注意が必要であり、頼りになるのは理性とハートだ。
人類が、外部に想定した神を信仰する代わりに、自らの内側に輝くハートを信仰するようになれば、
その時に神はハートとして人類に働き掛けるのではないだろうか?