石油業界に身をおくマット・シモンズがこのフタの件について7月15日
ロスにあるKPFRラジオでこの、「テレビ中継のためのフタ作戦」に関して
告発した。
ブッシュ政権(息子)でエネルギーアドバイザーだった彼は、NOAA
(米国海洋大気庁)から得たデータで、フタ作戦やその後のオバマ大統領
の声明はこれまでに見た最大の詐欺だと言った。
石油会社に投資する銀行の創設者のシモンズは、ラジオホストのイアン・
マスターズに対し、「本当の問題はテレビで大騒ぎになりながらかぶせられた
この6インチのライザーパイプから漏れてる油ではなく、BPのカメラから
10マイル離れたところにある大穴から毎日出12万バレル出てる油だ。
BPが宣伝してるリリールウェルの掘削は皮肉なスタンドプレーに過ぎない。
シモンズは、「これは空前絶後の嘘だ。リリーフウェルなんてごまかしで
しかないし、無駄だ。というのは、元穴のケーシングパイプ自体は吹き
飛ばされて存在しないからだ」
シモンズは、「BPとオバマ政権はこの”大穴”の存在を否定し続けてるし、
私や他の人々が、NOAAが衛星から得たデータは、カメラで見せられてきた
この噴出してきた油には、合算されてない。ライザーパイプはまったく
関係ない」と、強調する。
また、「”大穴”を塞ぐ方法は無い」とも言う。彼は、「BPは”大穴”
の存在を否定し、90日間に漏れた量の一部に過ぎない油を理論づけ
ようとしてる」と言う。
「問題が存在してることを否定してる」と彼は言う。「1ヵ月か2ヶ月後に、
人々は、この事故は史上最大の詐欺だったことに気づくだろう。」
シモンズは他の危険についても、「今、研究者たちは海底から4000〜
4500フィートの深さに、幅100〜190キロ、厚さ1400メートルの
単に油層があると信じてる。しかし、これは毒性がある原油であり、
致死的に危険なメタンガスを放出してる。これが原因で、魚、イルカ、
サメ、クジラが死んでいってる。多くの作業員が病気にかかって
いってるのも同じ理由からだ。
「健康の問題はたいへん深刻だ。メガンガスを吸い込むと死ぬよ」
と、彼は言う。