359 :
糖質ですが:
レスリングのトレーニングで、3人でパートナーを組んでスパーリングを繰り返した。
勝った奴が残り、負けたほうはもう一人と交代する。勝ち続ける限りずっとスパーリングを
やるのだが、俺はなかなか勝てずに悲しくなり、泣きながらやっていた。
練習後、ジムの隣の食堂で俺は待機を命じられた。そこは本来、練習後の水飲み場のある
ところだった。ジムでは俺を除外してミーティングが行われていた。
泣きながら練習した俺の姿勢に対して、コーチがメンバーを叱咤激励していたのだ。
ミーティング終了後、チームメイトが俺に握手を求めてきた。
創部一年目のレスリングチームに俺は完全に溶け込んでいたのだ。