思考盗聴システムは実在している!!!その60

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297糖質ですが
俺の留学期間中に実家から荷物が届いて「日本語を忘れないために」といって
何冊かの文庫本が入っていた。「赤頭巾ちゃん気をつけて」「白鳥の歌など聞こえない」
などの庄司薫の本や「1973年のピンボール」という村上春樹の本だった。
俺は村上春樹の本の影響で、オレゴンの駄菓子屋で「スペースシャトル」という
ピンボールにはまったりした。
「赤頭巾ちゃん気をつけて」では、日比谷高校の学生の物語で、初日に「シェークスピアが
好きだ」と言ったら「古典派」の烙印を押されたなどという、ませた高校生の話だった。
そこで、主人公には彼女がいて「彼女はたまにこうして後姿を見せてくれることがある」
などという描写がでてくる。巻末では三島由紀夫が書評を書いていて、才能を絶賛していた
が、それ以降、庄司薫は泣かず飛ばずだったらしい。