2〜3年前に原チャでお遍路してた時の話
貧乏学生だった俺は野宿しながら88ヶ所を回っていた
お遍路の衣装を原チャのミラーに引っ掛けておけばイタズラも職務質問もされる事はなく快適な旅を楽しんでいた
その日は寺から寺への移動中に日が暮れてしまい、高知県の某道の駅のベンチでこの辺りで野宿すべきか先に進むべきか悩んでいた
次の寺までは数10km、軽くスピードメーターを振り切る程度に弄ってあるとはいえ、所詮4st50cc
ライトは暗いし出来れば夜に走りたくない
とはいえ交通量の多い国道沿いの道の駅では快眠出来そうにもない
野宿旅ももうすぐ2週間。疲れもいい加減溜まっており、無理は禁物
近くの山に入って無人駅を探して寝ると決めてベンチから立とうとした時、目の前に車が止まった
「兄ちゃん、お遍路か?」
車から降りて来たのは40代の色黒、作業服のオッサンだった
2言3言の会話の後、オッサンは「お接待だ、ブラック飲めるか?」と缶コーヒーを買ってくれた
「ありがとうございます」とありがたくいただいて心のガードがついつい下がる
オッサンの「近くに友人が作ったシャワーがある。浴びに行くか?」との誘いにほいほい付いて行ってしまった
これが決定的なミスだった
キターーーーーーーーーー
近くのコンビニで待ち合わせをし、オッサンの車に付いて行く
山道に入り、走る事20分ほどだろうか
砂利道のヘアピンを2つ抜けた先に小屋があった
お世辞にも立派ではなく、プレハブ小屋で蜘蛛の巣が多数あった
小屋の中は休憩室とシャワー室があり、その間に曇りガラスがはまったドアがある
誘われるままに入り、しばし雑談
話している間に頭に疑問が浮かんだ
このオッサン、お遍路の事も原チャの事もろくに知らない
そんな人がお接待?ちと怪しい
疑問を抱えながら言われるままにシャワーを浴びる
お湯は出ず、水しか出ないが2日振りのシャワーだ。気持ちがいい
頭を洗っている時、ドアが開く音がした
目の前の鏡でドアを見るとオッサンと目が合った
「男同士だし、ここ開けててもいいだろ?」
・・・物を盗むとでも思われたかな?
無碍な反応は出来ず、曖昧な返事を返す
「チン◯コの皮の中も綺麗に洗えよ?」
・・・ああ、火星人だよ悪かったな10円やるから放っておいてくれよ
乾いた笑いを返す
「ケツの穴も綺麗に洗えよ?」
・・・ちょっと待て
「洗いっこするか?一緒に入っていい?」
・・・おk、そういう事か
頭が泡まみれのまま黙ってメガネをかけた
鏡越しにオッサンの鈍く光る目を確認
これで2回目だ畜生死ね
続きは今書いてるからもうちょい待っry
>>840 いろいろわかった・・・無理すんな・・・
頭を動かさず視線だけで武器になる物を探す
石鹸、タオル、シャンプー、リンス、シャワーヘッド、洗い桶・・・駄目だこりゃ
休憩室まで戻れば鞄の中に19mmのメガネレンチが入ってる。シャワー室から出るしかない
メガネをかけたまま鏡に映るオッサンから視線を外さず頭の泡を流し、タオルで水気を拭き取る
体を洗ってないが気にしない
一刻もここから離れないと処女喪失してしまう
シャワー室から出ながらオッサンに声を掛ける
「ありがとうございましt」
オッサン、下脱いでた
しかも勃ってる
しかも俺の方がカリも太さも勝ってるぜヒャッホゥ!!!
いやいやいやヒャッホゥじゃねえよ何で脱いでるんだよオッサン何だその恍惚とした表情は俺アンタと違ってゲイじゃないからノンケだからこっち見んな
風邪ひきますよ、と冷たく言って荷物の整理をした
すぐ出せるようにメガネレンチは鞄の1番上にしまった
オッサンがこれ飲みな、とペットボトルを出して来る
見た事ないジュースだっつーかメーカー名書いてねえ
・・・飲んだらヤられる間違いなくヤられる
オッサンの飲まないの?との言葉に喉乾いてないんで、と返す
風呂いてくるー
度々中断してすまん
ちょw、続きが気になるw
ウホッktkr
すまん、TV見て踊り狂うカーチャンをなだめてた
小屋のドアは幸い俺の近く、飛び出すのに好都合
原チャはすぐに出せるがオッサンの車はワゴン
山道から国道に出るまではリード出来るが国道に出たら勝ち目はない
・・・国道に出てすぐの所に避難出来る所あったかなあ
悩んでいる所にオッサンの声が割り込む
「兄ちゃん」
返事はせず、目線だけ送った
「いいケツしてるな。触ってもいいだろ?」
もうあれだ、考えてる場合じゃない
「シャワーありがとうございました」
言い終わる前に鞄を担いでドアの取っ手を掴んだ
捻るが開かない。鍵閉めてやがる
鍵を開ける。後ろから足音。肩に何かが触れる
ドアを文字通り蹴り開け、原チャに駆け寄る
後ろから聞こえた怒鳴り声は無視、鍵穴にキーを突っ込みシート下からメットを取り出し鞄を叩き込む
砂利を蹴散らし寄ってくる足音をかき消すようにセルを回す
まだそんなに冷えてないのか1発でエンジン始動
体の反動でセンタースタンドを下ろし、フルスロットル
小屋の敷地から出た時に後ろからエンジンのかかる音がした
オッサンもワゴンに乗り込んだらしい
846 :
本当にあった怖い名無し:2009/10/20(火) 20:36:13 ID:U7ktCwOc0
続きはまだか
砂利道のヘアピンを抜け、山道を走る
時折、前方に自分の影が伸びて後方のワゴンの存在を思い出させる
基本的にスロットルは全開、必要な時にブレーキを握り必要な分だけスロットルを閉じて少しでもエンジンの回転を高く保つ
山道の半ばでワゴンのライトは見えなくなった
しばらく走ると自分が有利な山道が終わり、国道に出た。ここで追いつかれると間違いなく掘られる
とりあえず次の寺がある方へ曲がると車道の左側の避難帯に大型トラックが止まっているのが目に入った
車道を走る車からは死角になるトラックのすぐ横に原チャを滑り込ませ、エンジン停止
自分は伏せてトラックの下から国道の様子を伺う
十数秒でオッサンのワゴンが通り過ぎた
また原チャに飛び乗り、今度は逆方向へ走り適当な所で山に入った
オッサン怖い・・・
849 :
本当にあった怖い名無し:2009/10/20(火) 20:48:35 ID:U7ktCwOc0
逃げ切れ包茎
集落をいくつか抜け、線路沿いを走り見つけた無人駅のベンチで寝袋を広げて寝た
顔の横にでかい蜘蛛の巣と蜘蛛がいたが、オッサンに比べたら大した事なかった
翌朝、確か0500過ぎに電車が通過した音で起きた
すぐに携帯のナビで次の寺までの最短経路を出し、お参りした
幸運にもオッサンに会う事はなかったが、その後1ヶ月は40〜50くらいのオッサンと話すと手が震えていた
ちなみにオッサンにもらったジュースはお遍路の途中で友達にあげた
ネタかマジかは分からないけど飲んだら眠くなって寝たらしい
終わり
疲れたから霊的な怖い話はまた今度って事にさせてくれ
質問あれば答えるぜー