先日、大学の友人が家に泊まりで遊びに来た。
友人はいわゆる見える人で、俺が0感なオカルト好きと知ってからは、
何か珍しいものがあると実況とかしてくれる酔狂な奴。
友人を部屋に上げたところ、奴は見事なまでに盛大に吹き出した。ブォッファァぁあ!!みたいな。
さらに笑いながら、「いやいやwwwおまwwwそこはそういう場所じゃねぇよwww」とか言ってる。
友人の目線を追って窓の方を見るが、俺には何も見えない。
霊的なもの!?まさか自分の家で!?てか何で爆笑?と、キョドりまくる俺。
やっと笑いがおさまった友人に何事か尋ねたところ、「超かわいいもん見た。」
曰わく、カーテンを束ねる紐?帯?のところに、モルモットが収まってたんだと。
両手を帯の上にちょんと揃えて、カーテンと一緒に束ねられた感じで…分かりづらいかな。
友人に「そういう場所じゃねぇよwww」言われて、「エェー!そうだったのー!?」って顔して消えたらしい。
萌えながら詳しく聞いてるうちに、それが昔飼ってたモルモットの茂吉だって気付いた。
毛色とか、鼻の上の目立つ四角いブチとか、茂吉に間違いない。
今俺は実家を離れて1人暮らしをしているが、茂吉が一緒に来てくれていたことに感激した。
茂吉の思い出話に花が咲き、いつもよりも美味い酒が飲めた。
それにしても茂吉よ。なんでカーテンの止めてある所なんだ。生前は一度もそんな所にハマったことないだろ。
モルモットは高い所に登れないからなー。カーテンの帯の部分に、何か勘違いしつつ憧れてたのかなw