神秘の宝石騎士団 27

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202糖質ですが
「ねじれ国会とは何だったのか」
平成19年7月の参議院選挙で民主党が躍進し、新党日本や国民新党と統一会派を組むなど
非自公勢力を結集し、あらゆる局面をとらえて政権を追いつめた。これは平成21年の夏まで
2年間続いた。そもそも、衆参のねじれは同日選でもない限り、政権交代の過渡期に必ず
起きる現象であると思われるが、今回の民主党政権の誕生はそのはしりと位置づけられるかも
知れない。
予算というのは政府の政策の表現とも言われるが、ねじれ国会においては、@平成19年度
補正予算、A平成20年度本予算(改革と成長・安心の予算)、B平成20年度一次補正予算
(安心実現のための緊急総合対策)、C平成20年度二次補正予算(生活防衛のための緊急対策)
D平成21年度本予算(生活防衛のための大胆な実行予算)、E平成21年度一次補正予算
(経済危機対策)の6回の予算が組まれ、それぞれが一般会計・特別会計・政府関係機関の
予算を含むことから、6回×3の計18件が提出されたことになる。唯一参議院で可決された
のがBの福田内閣で取りまとめられた「安心実現のための緊急総合対策」を実施するための
1兆8千億円規模の補正予算であり、170回国会冒頭に麻生内閣によって提出されたもの
だ。それ以外はすべて衆参の意見が一致せず、憲法60条2項の規定により衆議院の議決が
国会の議決となっている。
ねじれ国会に関しては、他にも、条約・法律案・同意人事などが問題となり、レポートに
まとめておきたい。