例2
双方の両親が集会か何かに出かけていて、子供だけで夜に留守番。
2人でテレビゲームをしていた。妹たちはたぶん寝ていた。
外で車の音がしたから、帰ってきたのかと思ってカーテンを開けてみたところ、
明らかに昼間の空が見えた。
車は非常にゆっくり家の前を通った。今思えばオートマ車のクリープ現象くらいの速さか。
オープンカーで、乗っているのは大人の女ようだがアスペクト比がおかしい。
体の幅はたぶん普通だが、身長は余裕で2メートル越えてたと思う。
頭もコーンヘッドみたいに異常に縦長。先端にちょこんと麦藁帽子が乗っていた。
水頭症みたいではなく、顔も縦に引き伸ばされていた。俺の顔を見て金魚みたいに口をパクパクして、不気味。
転校生が「目合わせないほうがいい」とカーテンを閉じた。
例3
図書館でたまたま転校生に会って、話の流れで借りた本を見せたとき。
本のなかから、深緑色でラメみたいに光る薄いリボンのようなものがスルスルとでてきた。
床に落ちると結構な大きさに広がった。縦横が最大で1メートルくらいはありそう。
形を変えながらスルスルと床の上を這って、大きい本の棚のあたりまで移動した。
そして先っぽのほうからまた細くなって、本の間に入っていった。
他にもあったが、このスレで言うところの時空系とかが多い気がするから目新しくはないだろう。
転校生は、父親が転勤族らしくて中学卒業の頃にまた引っ越した。それ以降は平凡で平和。
妹同士は文通していて、最近はメールでやりとりしたり会ったりしているようだ。
妹から聞いた話では、転校生は何度彼氏を作っても長続きしないらしい。
たぶん彼氏たちは変な体験に耐えられないのだと思う。