実話恐怖体験談その21

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256本当にあった怖い名無し
昔の水路というのは、今のように整備されておらず、
深く、岩がゴツゴツしていて危険な場所でも、手すりも付いていないような小川が
住宅地に普通にあったりしました。

小学生の頃、ひとりでスーパーへおつかいに行った帰りのこと。
たしか昼の3時くらいだったのですが、
ちょうど、そのような危なっかしい小川の側を通り過ぎました。
小川と言っても、川面までは4〜5mはありそうな深いお堀。
掛かっている橋は、人か自転車しか通れない、お粗末な鉄板の橋だけ。
日常的に使っていた橋ではありましたが、通るたびに「高いな〜怖いな〜」と思いながら、
そろ〜りそろ〜りと歩いていました。

橋を渡っていた最中、怖いもの見たさで、ちょっと首を伸ばして、真下の岩肌を見ました。
「うわ〜〜たか〜〜いこえ〜〜」
魚でも泳いでいないかと、ちょっとそこらを見渡したんです。

そうしたら・・・川上から、なんか、白くて大きいのが、流れてきました。
岩にゴン、ゴン、とぶつかりながら、白いのが流れてきます。
「なんだ!?」と思って、その物体を見ていたら・・・

白いのは、ご老人の体でした。

衣服は殆どはだけて、半裸状態。白く見えたのは、ご老体の肌がびっくりするほど真っ白だったからでした。
257本当にあった怖い名無し:2009/11/05(木) 15:23:39 ID:k6/rWAhhP
キャーーーー!!!!!
もう、無我夢中で走って家に帰りました。帰り着くなり、母親に、今見たことを一生懸命伝えました。
そしたら、アンタ夢でも見たんじゃないの?と、全く取り合ってくれませんでした。
子供ながらに、警察に電話しなくていいの!?と慌てましたが、
わざわざうちらが電話なんかしなくても、事件だったらすぐに騒ぎになるから、ほっときなさい、ってな感じでした。
(母はアル中で、めんどくせー、みたいな感じでラリってたんです)

結局、勇気が出なくて、誰にも言いませんでした。
そして、数日経っても、誰かが行方不明、とか、死人が出た、とか、何の騒ぎにもなりませんでした。

あれは何だったんだろう・・・

古い水路だったので、台風のたびに、「ちょっと水路の様子を見に行ってくる」と言って
亡くなる方が毎年出る場所でした。
もしかしたら、そういう方を見てしまったのかもしれません。

・・・こんな話で良かったら、まだまだあるので書いていきますね。
258本当にあった怖い名無し:2009/11/05(木) 16:10:01 ID:k6/rWAhhP
突然ですが、シマヘビって、みなさん見たことありますか?
田舎育ちの私には、大変なじみのある生き物ですが、
そのシマヘビにまつわるお話です。


夏の夜。これも小学生の頃の話ですが、
7月末くらいだった、ある夜のこと。
台所で歯磨きをしていました。
あ、うちの家、超貧乏で、洗面所とか無かったんですよ〜
で、台所のシンクで歯磨きをしていました。

すると、背後の電気が、ポワン、ポワン、ポワ〜〜〜ン、と、
だんだん暗くなり・・・
あれ?あれれ?ちょ、電球切れかなぁー、やだぁー、と思っていると、
目の前の壁に、自分の影とは別の、大きな大きな影が、現れたんです。
その影は、私の頭のところから現れて、おっっきな塊になったあと、ニョローンと伸びて、
天井に消えて行きました。

もう、歯磨きどころではありません。
ひぇぇ〜〜〜〜!!!!と、震えながら口をゆすいで布団を頭からかぶって、寝ました。
259本当にあった怖い名無し:2009/11/05(木) 16:10:48 ID:k6/rWAhhP
数日が過ぎ・・・
あれは、気のせいだったのかなぁ・・・なんて思いはじめたころ。
お盆がやってきました。

地域の盆踊りに行って、お菓子をもらいに行こうと思い、手提げ袋をもって、サンダル履いて、
いざ、出発、というその時。
台所のシンク横の、お勝手口から出ようとしていたんですが、
壁に手をかけて、体重をかけてサンダルを履いていたその瞬間、
その手元から足元にかけて、
ジュルルルルル〜〜〜〜ニュルルルル〜〜〜〜!!!!!
猛烈な悪臭と共に、表現出来ない様な液体が、流れ落ちてきました。

・・・死体って、腐ると、液体になるんですよ・・・
それは、シマヘビの腐乱死体でした。
シンク横の壁紙が剥がれかかっていたので、親が、ガムテープで補強してたんですが、
そのガムテープに、不幸にも捕らえられてしまい、そのまま息絶えていたのでした。

親と一緒に、必死で後片付けしながら、骨と皮の一部は、庭に穴を掘って丁寧に埋めてあげました。

親は「お盆に間に合って良かったねぇ」なんて言っていました。
送り盆の時には、ヘビさんの分の提灯を、川に流して手を合わせました。


長くなりましたので、また今度書きに来ます。