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もうすぐ30の親父 ◆oK9Nov0CTM :
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まず始めにこの話は私の実体験であり、嘘偽り等はないことを記しておきます
あれがあったのは確か19の夏の頃でした
私が住んでいる某県は、戦前石炭の採掘で栄えた町です
戦後の石炭から石油への転換で数箇所の町は人口激減と共に過疎化し、廃墟が目立つようになりました
病院、学校、アパート等、その頃新しかったコンクリートで造られた建物は
未だに取り壊されること無く、もの悲しさと共にどこか郷愁的な気持ちにさせてくれます
さて、ここから私の話です、その頃友人とのサバゲが生き甲斐だった私は
森や廃墟、後援などで無許可で撃ち合いを楽しんでいました
今思えば若気の至りですね・・
そうして何度かのサバゲを楽しんだ私たちは「野戦がやりたい!」と誰かが言い出しまして、
夜、廃墟になった建物にサバゲの下見にいきました
下見にいったのは10人ほどいた仲間のうち私 ヒデ ミツルの三人、何故夜にいくんだという声もあるでしょうが、
その頃の三人の仕事の都合上どうしても夜にしかいけなかったのです
自宅から80`程はなれたところにある廃墟がよさそうだという話をミツルが聞き
道すがらのコンビニで夜食と懐中電灯を買い、その廃墟へ向かいました