とかげのしっぽ◆6Xq7PFJ5qcさんの代理投下
親父から聞いた話です。
親父は全くの霊感ゼロ(自称)だったのですが
親父は仕事柄単身赴任が多く
プロジェクトごとに建てられた寮?に入ることが多かったです
プロジャクトで入った寮で暫くすると
出たと言う話がちらほら出てきたみたいです
親父がいつもの様に部屋にいるとノックの音が聞こえてきて
そしてドアを開けると真っ青な顔をした男が立っていた
親父は見たことがない男の顔を見てこれは出たなと思った
真っ青な顔の男が
「すいません、暫くここにいてもよろしいでしょうか?」
と聞いてきたのです
親父は
「ここは、あなたのいる場所ではありません
ここにいる人は私の仲間だけです
あなたにはここにいて欲しくない
とっととあなたの居るべき場所に帰ってください」
と説教を切々としたのです
真っ青な顔をした男は親父に説教され退散したようです
それ以後は出たと言う話も一切なくなりプロジェクトも終了
やはり情けを霊には絶対に掛けてはいけないのです。
ちと親父を見直しました
完