1 :
本当にあった怖い名無し:
2 :
1 ◆9Ry/3jAu.w :2009/08/07(金) 20:56:42 ID:gEaTYGt40
【語り部ルール】
○語る内容は実話っぽければ創作でもOKです。(コピペは不可!)
創作話は百物語が終わるまで創作であることを明かさないでください。
○まず、受付にてエントリーをお願いします。
受付スレ
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1247839800/ 受付時よりHNが必要です。名前欄には必ずHN及びトリップをお願いします。
*トリップの付け方:名前欄に #好きな文字列 (#は半角数字)
(例)百物語#100物語 → 百物語◆0RMolF8aAM …書き込むとこういう表示になります。
ちなみに表示された文字列(◆0RMolF8aAM)をコピペして書き込みをすると ◇0RMolF8aAM と表示
されます。
トリップの文字列は忘れないよう、晒さないようにしましょう。
○エントリー表にHNが記載されれば受付完了です。本スレにて進行役の指示がでるまでお待ちくだ
さい。
*一度に複数話の受付は混乱を招く為、ご遠慮いただいております。一回につき一話ずつのエントリ
ーでお願いします。
*受付順番をとばしての予約もお受けしておりません。(あくまで1.2.3→という形式での受付とさせ
て頂きます。)
*受付をしていない、指示が出ていないのに投下された話はノーカウントとさせていただきます。
○語る内容が2レス以上になる場合は本文に(現在のページ→)1/2(←総ページ数)を入れて下さ
い。
できれば2〜4レスほどで完結を推奨
3 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 20:56:42 ID:2uEVCut10
2get
4げt
5 :
1 ◆9Ry/3jAu.w :2009/08/07(金) 20:57:47 ID:gEaTYGt40
6 :
1 ◆9Ry/3jAu.w :2009/08/07(金) 21:00:05 ID:gEaTYGt40
●肩が重いな、と感じたら…?道具不要の簡単な祓いの方法●(昨年度開催百物語より参照)
1.手を「熱く、ピリピリするような、しびれる感じ」がするまで高速でこすり合わせる。
2.「シャ!」と鋭く言いながら、肩のゴミを払うように、その手で払い去る。何回やってもok。
日本刀で切り下ろすような裂帛(れっぱく)の気合で(強く推奨)。
※シャ、は「しゃ血」なんかに使われる「しゃ」です。
汚れや悪いものを振り切る、拭い去る、というような意味合い。
3.周りが気になるなら、「気になる部分」がまとまって、
上空高くに吸い込まれていく様をイメージして終了(これは別にやらなくてもいい)。
※一番大切なのは「気合」だそうです
クソスレ立てんな
8 :
1 ◆9Ry/3jAu.w :2009/08/07(金) 21:03:53 ID:gEaTYGt40
年に一度の祭りが今始まります
皆さん大いに楽しんでください
9 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/07(金) 21:06:10 ID:zB8Zs1xC0
葉月宿せし暑き夜 七つ重ねた宵闇の
一夜限りの宴には あなたこなたの席がある
この世の夏の盛りには 水の如くに冷たくて
人の心を惑わせて 円を描いて座らせる
百の語りがあると聞く
耳を塞いでみたけれど 顔を覆ってみたけれど
指の隙間で見て聞いて 何故か惹かれる
怪しい話
蝋燭一つ携えて いらせられませ 闇の中
百の明かり 灯る場所
全て消えれば 何が起こるや
降りるやら
いざ 百物語 開宴
1 ◆9Ry/3jAu.wさん、一話目をお願いします。
さあ、始めな
wktk
始まった?!
15 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 21:10:14 ID:nK2eF3dM0
ワクテカ(・∀・)
16 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 21:10:35 ID:2sdVw+MD0
真夏の祭典マダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
19 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 21:14:26 ID:z3Y3Xjc/0
>>18 お前一人で勝手に決めんなハゲが
しねよゴミクズ
20 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 21:14:42 ID:04LSq1YE0
うひょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
マダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
一話目まだかなー
今年は最後までカウントするぞー
24 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 21:18:22 ID:DomDN0cJ0
お?
遊びにきますた
1 ◆EH3kojycZYさんの代理投稿を急遽受付けました
代理いたします
「無題」
私は人生で怖い体験はあまりしていないのですが
唯一怖かった体験を話します。
ある日、稲川淳二の「生き人形」を見ていて
読み終わっても全然怖くなかったのですが、
3時間程たったら誰かの視線を感じるようになり
怖くなって自分の部屋に行ったんです。
それでも、誰かに見られてるような気がしたので
youtubeで、般若心経を大音量で流したんです。
まあ、視線を感じるだけなので
怖いといっても中位程度だったので
1分もすると大分落ち着き何となく
溜め息をした その瞬間に
いきなり「バチン」と音と共に
ブレーカーが落ちて心臓が止まりそうに
なりました。しかも、暗闇の中で般若心経が
鳴り響いていたので、目を瞑るりながら
直しに行きました
その後は何事も無く、今に至っています
完
27 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/07(金) 21:21:37 ID:zB8Zs1xC0
丸◆5.J..rdUpoさんの代理投稿
「無題」
2/1
同僚のA氏から聞いた話。
A氏が中学生になって初めての夏。その日 A氏は熱帯夜のせいで眠れずにいた。
布団に入ったまま目をつむりぼんやりとしていたが、一向に眠気は来なかった。
じっとりとした暑さと、窓の外から聞こえてくる、五月蠅いくらいの蛙の鳴き声のせいで益々目が冴えてきた。
目を開けて時間を確認してみると、いつの間にか、二十二時を過ぎていた。
まだ夏休み前だったため、明日も学校に行かねばならず、さっさと眠ってしまおうとA氏が再び目を閉じると、ふと耳に違和感があった。
A氏は不思議に思い、耳に神経を集中すると、外から聞こえてくる蛙の鳴き声に混じって、別の音が聞こえてくることに気がついた。
カー・・・ン ・・・カーン
幽かにだが、金属を叩くような音が断続的に響いてくる。
カー・・・ン ・・・カーン
何の音か、どこから聞こえてくる音なのか、気になったA氏だったが、聞き取ろうにも音が蛙の鳴き声に負けているためろくに聞こえず、そのうち音も止んでしまったため何の音かはわからなかった。
三日後の夜、音は再び聞こえてきたが、やはり蛙の鳴き声のほうが大きく、聞き取ろうとしたが結局何の音か分らなかった。
それからしばらく音は聞こえなかった。そのうちA氏も音のことなど忘れてしまっていた。
思い出したのはその年の冬、三度その音を聞いてからだった。
十二月の半ば頃のある日の夜、A氏は次の日休みだったため、深夜までパソコンをいじっていた。
もうすぐ午前0時になるかという時、突然、金属音が響いてきた。
・・・カーン ・・・カーン ・・・カーン
2/2
夏場とは違い、別の音に邪魔されることがないため、音量は小さかったが金属音はよく聞こえた。
A氏は音を聞いた瞬間に、夏に聞いたあの音だと気がついた。耳を澄ますと金属音が一定のリズムで聞こえてくる。
一瞬、藁人形に釘を打ち込んでいるイメージが脳裏をよぎったが、釘よりもよく似た音に心当たりがあったため、思い出そうと一層耳に神経を集中した。
・・・カーン ・・・カーン ・・・カン カン カン
何度か聞いているうちにA氏はそれが何の音に似ているのか思い出した。町内の祭りの神輿の時に鳴らす鉦の音と、リズムも音もそっくりだった。
しかし、祭りを行うのは春でしかも夜中。例え練習を行っているにしても変だった。A氏が不思議に思っていると音はいつの間にか聞こえなくなっていた。
鉦の音はA氏が高校を卒業するまで、時々思い出したように聞こえてきた。
音が何所から響いているのかA氏は気になったが、外に出て調べてみても、結局音が何所から聞こえてくるのかはわからなかった。
高校卒業後は県外に引っ越してしまったため、音がどうなったのかは分らない。
ある日、A氏がこのことを両親に話してみると、こんな返事が返ってきた。
「神輿のとき鳴らす鉦の音は、神様が通ることを周りに教えるために鳴らすものなんだ。もしかしたら神様が町に降りてきてたのかもしれない」
本当のところはどうか分らないが、もしかしたらとA氏は思っている。
完
30 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/07(金) 21:25:18 ID:zB8Zs1xC0
吉国◆zYt2MwZqZさん代理投稿
「スキー場」
2/1
3年前、東北にあるスキー場に行った私と妻は、
リフトの止まる4時になってもメインゲレンデから山を2つ越えたゲレンデで
小さいジャンプを作りで遊んでいました。
夏季の有料道路(迂回コース)をすべればメインゲレンデに出られることは知っていたので、
特に急ぐ必要を感じていなかったのです。
ですが、すぐに怒られ係員さんのスノーモビルに
妻を乗せ、私はスキーで一緒に迂回コースに向かいました。
既に空は暗く私をライトで照らす形で降りてきているのですが、
なにぶん車専用道路で斜度が足りずストックとスキーで雪をかきながら進んでゆくと
スノーモビルが停車しました。ライトの明かりから外れた私も止まり振り返ると
係員さんがモビルを降り後ろを見ています。
私 「どうしました?」
係員「誰か見えます?」
私 「いや、何も」
係員「ですよね、行きましょうか」
と同時に無線が入り他の客は下山し残っているのは私たちだけとの事、
滑り出そうとスキーの向きを変えた私の耳にエッジで圧雪を削る音がエンジン音とは別に聞こえました。
「やっぱ、居る」と係員に伝え待つことに、だいぶ後ろですが
カーブを曲がってきたら姿が見えるはずです。
すると4人の女性客がわいわいとスキーで降りてきました。
32 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 21:27:28 ID:8G0uh59jO
荒らしはいつ来るのー?
2/2
「どいてくださーい」と言いながら私たちを追い越していったのですが
ほぼ平坦なこの迂回コースを斜度25度とか30度の
斜面を滑るようなスピードとシュプールで追い越して行った彼女たち
呆然とした後、「幽霊見た!」と興奮気味と言うか“はしゃいでいる”妻の後ろで
「とにかくゆっくり安全に降りましょう」と係員さんと話をし
その旨を無線連絡しました。係員さんはその後もこまめに無線でやり取りしながら
ようやくメインに到着。
迷惑を掛けた係員さんに、食事に招待することを伝えホテルに戻りました。
食事中に話したのですが、3人それぞれ見たことを纏めると
・20代の女性たち
・厚手のタートルネックセーターにニットの帽子皮のブーツに木製スキー板
・ブーツに雪が入らないようにゲートルまで巻いていた
とても現代のスキー客の姿ではない上に追い越していった時のスピード
思い出したて改めてゾッとしました。
不思議な体験をしましたが、その後彼との交流は続き、今年も
私たち夫婦と彼と奥さんの4人でスキーを楽しむ約束をしています。
完
34 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/07(金) 21:28:06 ID:zB8Zs1xC0
35 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 21:28:13 ID:z3Y3Xjc/0
>>32 荒らすなカスが
しねよボケwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
丸◆5.J..rdUpoさん代理投下
「繁盛している店」
2/1
3年前、市営バスに乗って移動している時のこと。
後部座席の端に陣取り、怪談の本を読んでいると、聞くとはなしに前の席に座っている男性二人組の会話が耳に入ってきた。
最初は気にも留めてなかったが、話のなかに「幽霊」や「心霊スポット」という単語が混じっていたため、失礼とは思いながらも盗み聞きをしてしまった。
話の内容はこんな感じだった。
二人の住んでいるT市には、店構えは小さいが味が良いと評判のパン屋が二軒ある。
そのうち一軒はごく一般的なパン屋だったが、もう一軒のパン屋は味も良いし清潔で、客も常にいるのに何故か奇妙なうわさがあった。
店の外から数えた時と店内に入って数えた時では、店内にいる人数が違うのだという。
店のショーウインドウから店内をのぞいた時には3人いるように見えても、実際に店内に入ると2人しかいないと、そういった体験をした人が何人もいるらしいと二人組の片方のA氏は言った。
するともう一人のB氏はこんなことを言い始めた。
「その店なら友人のCがよく行ってるよ。噂みたいなことはたまにあるそうだ。ただ、実際は噂よりもいろんなことが起きているみたいだけど」
2/2
ある日、C氏が問題のパン屋に行くと、外から見た時は店内に4人いると思ったのに、中に入ると、店員を合わせても3人しかいなかった。
不思議に思ったC氏だったが、たまにあることだったため特に気にしなかった。トレイを持ってパンを選びながら店内を歩いていると、背後に気配があり、肘に何か当たった感触があった。
とっさに「すいません」と謝りながら振り返ると、自分の周囲には誰もいなかった。
店内はパンを並べた机で仕切られていて動きずらいため、そんなに早く移動することができず、ついさっきまで背後にいた人が別の場所に移動したとは考え難かった。
益々不思議に思いながらも買い物を終えてC氏が帰ろうとしたとき、前方から来たお客さんがすれ違いざまに声をかけてきた。
「お久しぶりです」
「あ、お久しぶりです」
とっさに挨拶を返し振り返るC氏。そこには知り合いのD氏がいて、こちらに向って会釈したあと店の奥のほうに歩いて行った。
「Dさんだったのか、そういえばDさんもこの店によく来ていたな。あれ?でもDさんって2、3年前に亡くなったような・・・」
振り返ってもう一度確かめたが、D氏は店内にいなかった。
どうやら噂の原因はD氏だったようだ。
完
38 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/07(金) 21:30:51 ID:zB8Zs1xC0
39 :
にる ◆7JzvfzvpNY :2009/08/07(金) 21:32:51 ID:9I4d1WkU0
第五話 「ひらひら」
母が高校生の頃に体験した話だというから、もう四十年も昔のこと。
当時は本の虫で、三年間ずっと図書委員を務めていた。
毎日同じ顔ぶれでおしゃべりしながら、下校時間までのんびりやっていたらしい。
ある日のこと。いつものように七人くらいでだらだらと片付けていた。
「ちょっと休憩しようよ」と誰かが言った。
これもお決まりで、面倒な作業がひと段落つくと、図書室内の大きな机に集まって、
やっぱりひたすらしゃべる。
母も話題に興じていたが、ふと天井が気になって顔を上げた。
「あっ」
電灯と電灯の隙間から青白い腕が伸びて、ひらひらと揺れていた。
腕は透けて、天井の板目が見えている。
「えっ」
そこにいた全員が母の声に天井を見上げて、ひらひら揺れている腕を見てしまった。
次の瞬間、腕は上の階へ引っ込むようにスーッと消えた。
悲鳴をあげながら慌てて職員室まで担当の先生を呼びに行った。
「気のせいに決まってるわよ」と言いながら、先生も、時折腕が生えていたあたりを
ちらちらと見ては気にしている。
それからは必ず先生に同席してもらうようになり、片付ける時間も早くなったという。
このひらひら揺れる腕、図書室以外の場所でも目撃されているらしい。
母が通っていた高校は今も東京都下にある。
【完】
割り込みゴメン!
雑談スレとかのURLは貼らないほうがいい
規制されやすくなるよ
41 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/07(金) 21:34:01 ID:zB8Zs1xC0
5本目の蝋燭が消えました・・・
にる◆7JzvfzvpNYさん、ありがとうございました
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`ー--─'"
メタルスライム◆LuWpVnhAYsさん、第6話をお願いします
42 :
メタルスライム ◆LuWpVnhAYs :2009/08/07(金) 21:35:57 ID:AIR5FHgaO
(体験談 1/2)
今からもう10年以上前の話です……
ある日曜日の深夜(あるいは月曜日の未明)、
午前3時頃の事でした。
普通に眠っていた私は
突然何かに驚いたらしく、飛び起きてしまったのです。
しかし、何か物音がしたわけでもなく、変な夢を見たわけでもなく……
自分でも何が起きたのか全く分からず
そのまま又眠ってしまいました…
ただ、遠くから聞こえる踏切の音がいつまでも鳴り続けているのが
若干、気にはなっていましたが………
43 :
メタルスライム ◆LuWpVnhAYs :2009/08/07(金) 21:38:12 ID:AIR5FHgaO
(体験談 2/2)
朝になり、起きて居間に降りた私に母からとんでもないニュースが伝えられました。
「昨夜3時頃、中学生が列車に飛び込んで自殺したんだって……」
その時間は私が飛び起きた、まさにその瞬間でした。
しかも、飛び込んだ場所は私の部屋の東側の窓から見える踏切だったのです。
私が眠っているベッドはその窓のすぐ下でした……
その中学生と私には、何の接点もありませんでした。
ただ、後に聞いた話では
その中学生の顔は最期、私の家の方向を向いていたそうです……
【完】
44 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/07(金) 21:38:18 ID:zB8Zs1xC0
6本目の蝋燭が消えました・・・
メタルスライム◆LuWpVnhAYsさん、ありがとうございました
γ
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零◆QychVv6Hkcさん、第7話をお願いします
45 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 21:45:33 ID:JIAzTG/a0
蝋燭のAAがちんこに見えてきた
46 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 21:46:40 ID:yt/YJO4Z0
午前3時に列車走ってんのか?
47 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 21:47:15 ID:ZeFaENE3O
つまんねー話ばっか
50 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/07(金) 21:50:08 ID:zB8Zs1xC0
零◆QychVv6Hkcさん不在の為、投下順を先送り致します
田中◆tbaVXbvimMtCさん、第7話をお願いします
51 :
田中 ◆tbaVXbvimMtC :2009/08/07(金) 21:50:42 ID:3C15g9VB0
1/3
まだ私が中学生だった頃の、お話です
高校生だった先輩達と、男4人女2人で城東区にあった廃病院に夜中に行きました
懐中電灯を2ツだけ持って入ったのですが
相当怖く物音がするたび、恐怖を感じました
20分ほど探索してラストに霊安室に行って出ようと言う事になり
T君が先頭で地下に入って行きました
霊安室の前まで行くと、2ツの懐中電灯が切れてしまい全員パニックになりました
52 :
田中 ◆tbaVXbvimMtC :2009/08/07(金) 21:51:22 ID:3C15g9VB0
2/3
全員ダッシュで暗い中入り口に着いたと思ったんですが
良く見るとT君だけいないんです。
残りの男子3人が近くのコンビニで、懐中電灯を買い
もう一度霊安室まで行くと決まったんですが
1人の男子は、入りたくないと言い出したので
2人で入っていったんです
5分くらいでT君を抱えた2人が見えたのですが
3人全体に白い靄が、かかっていて複数の顔の様なものが見えていたんです
それでも何とか廃病院から皆出てきたんですが
T君の意識が無いので病院に連れて行ったんです
田中はや!
54 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 21:52:33 ID:ZeFaENE3O
田中つまんねえ、マジでつまんね
55 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 21:53:24 ID:DomDN0cJ0
田中さん乙w
56 :
田中 ◆tbaVXbvimMtC :2009/08/07(金) 21:53:50 ID:3C15g9VB0
3/3
3日ほどで、T君は意識を取り戻したのですが
錯乱状態で、T君の両親や私達の事も分からないみたいで
しきりに「手が、手が」とだけ叫んでました。
T君の両親と病院の先生が話し合って、精神化の大きい病院に移そうってなったらしいんです
でも、その夜にT君は病院の窓から飛び降り亡くなってしまいました。
それで、残った私たちは全員でその廃病院の前にお花を顕花しようと思い
もう一度廃病院に行きました
さすがにもう夜は嫌なのでお昼に行って入り口に顕花したのですが
私だけ霊感あったんですが、入り口の奥の方から
白い靄のような手が無数に出てきたので、皆に言いその場から
慌てて逃げ出しました
おかしいのは、T君のバイクがその病院の前にあった事です。
警察に保管されたはずだったのですが・・・
完
57 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/07(金) 21:54:21 ID:zB8Zs1xC0
7本目の蝋燭が消えました・・・
田中◆tbaVXbvimMtCさん、ありがとうございました
γ
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もなか◆EV355Yrgosさん、第8話をお願いします
投下されない場合は代理投下で穴埋めだよ〜www
59 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 21:56:43 ID:ZeFaENE3O
糞みたいな話ばっかだな
60 :
もなか ◆EV355Yrgos :2009/08/07(金) 21:57:08 ID:+mceYR6AO
小さい頃の話です。
その日、私は妹と近所の子との三人で
近所の小さな神社でかくれんぼをしていました。
鬼は妹。
私と近所の子は神社の端にある、小さな倉庫?のような建物と
神社に密接するように建っていた建物のあいだに隠れてました。
そしてバレないよう顔を出して、目を瞑って数を数える妹を見てたんです。
しばらくして妹が顔を上げたので私たちは慌てて顔を引っ込めたんですが、
妹がこっちに来る気配は無かったので違う場所でも探してるのかと
再度顔を出したました。
妹は神社に立っている太い木の横にある、石碑?みたいな
石のとこをジッとみてました。
何かあるのかと思ったら、妹は笑って真っ直ぐ石の方に向かうんです。
妹の奴、私たちがあそこに隠れてると思ってるなと
こっちもニヤニヤして見てたんですが、突然大声上げて
泣き出したんで驚きました。
私たちはかくれんぼ中だと言うことも忘れて慌てて妹に駆け寄ったら、
「私もう帰る、帰る」と妹は泣き止む気配なし。
61 :
もなか ◆EV355Yrgos :2009/08/07(金) 21:58:28 ID:+mceYR6AO
2/2
結局その後かくれんぼを止めて、私は泣き止まない妹を連れて帰ったんですが、
後日、あの時何があったのか聞いたら、白い手が石のとこから
おいでおいでしてて、お姉ちゃんだと思って行ったら誰も居なくて怖かった、
と話してました。
あとから考えると、その石は大きいといっても、子どもでも
隠れるのは無理なくらいの大きさ。
私も身体がはみ出てすぐバレると、選択肢に入れなかった場所だっただけに、
仮に本当に人がいておいでおいでしてたとして、
どうやって身体を隠していたのか今でも不思議でなりません。
62 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 21:59:54 ID:+U9wKnUq0
これは、私が中学のときに先生から聞いた話。
前、私の母校であるK中学校に居た先生(S先生とおく)が見えたらしい。
俺にこの話をしてくれた先生(Y先生とおく)が言うには、普段は全然そういう風に見えないんだと。
職員室での席も隣で普通に話してたそうだ。
でも、ある日突然「Y先生・・・肩に目が乗ってますよ」と言ってきた。
気味が悪くなり、一生懸命に肩の辺りを払ってみても、S先生は「まだいますよ。」と言って笑うばかり。
助けを求めると机の引出しを開けて数珠をくれた。
でもそのときY先生はその引出しを見てぞっとしたそうだ。
引き出しの中には、Y先生にくれた数珠と似た物がいっぱいあって、ろうそくや経本なんかもあった。
そして、その数珠を持ってから数日。
先生が以前からもってた頑固な肩こりがなくなった。
S先生にも「もういない」と言われ、かなりほっとした。
しばらくして、S先生は転勤した。S先生は1年しか学校に居なかったそうだ。
63 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 22:00:10 ID:+U9wKnUq0
そういえば、私の中学、校門のど真ん前に墓がある。
しかも、その墓の前には、校門と向かい合う形で看板があるのだが・・・その看板に目が描いてあるんだよな。両目だけが。
夜部活で遅くなって帰るときなんか、その目にギョッとさせられたことも少なくない。
慣れても、どこか不気味でできるだけ見ないようにした。
思えば、その中学、おかしなことがあったかもしれない。
友達が言っていたのだが、体育館を掃除しているとき、舞台の奥から誰も居ないのにボールが転がってきたり、ゴォーゴォーという人の鼾みたいな音も聞こえたそうだ。
まぁ、そんなことくらいで特に気にすることでもない。
ただ気になるのが、墓にある首無し地蔵。しかも7つ。
自分の在学中にはなかったが、うちの学校は過去に自殺者が居る。
母親に聞いた話によると、7人くらいだったと思う。
自分が入学する2年くらい前にも自殺があった。首吊り自殺が。
母親が言うには、過去に自殺した7人全員首吊って死んでんだと。
だから、その首無し地蔵はその子たちを奉ってんのかもしれない。
64 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/07(金) 22:02:24 ID:zB8Zs1xC0
8本目の蝋燭が消えました・・・
もなか◆EV355Yrgosさん、ありがとうございました
γ
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むっちゃん◆m2iVaWA3ygさん、第9話をお願いします
65 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 22:02:41 ID:z3Y3Xjc/0
\ /( [三] )ヽ ::/
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うゎぁぁ ''';;';';;'';;;,., うゎぁぁ
''';;';'';';''';;'';;;,., う ゎぁぁあああ
う ゎぁぁあああ ;;''';;';'';';';;;'';;'';;;
;;'';';';;'';;';'';';';;;'';;'';;;
ヽ vymyvwymyvymyvy う ゎぁぁあああ
つ ゎぁぁ MVvvMvyvMVvvMvyvMVvv、
66 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 22:03:25 ID:8G0uh59jO
『トマ子とインフェルノ』
朝、トマ子が目覚めると、街は火の海でした。
炎はごおごおと音を立て、街路樹を、公園を、信号を、マンションを、全てを何もかも紅い舌で飲み込んでゆくかのようでした。
その炎を見つめている内に、トマ子は段々と暑くなってきたので顔を洗うことにしました。
リビングへゆくと、お母さんがお父さんを鍋でグツグツ煮込んでいました。
つまんなすぎてワロタ
69 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 22:06:23 ID:ZeFaENE3O
つまんね マジで生ゴミばっか
なんで今荒らしの話題が?と思ったらレス番みて納得した
今までただのNGであぼーん表示されてたからある程度分かってたけど
透明にしてみると本当に気付かないもんだな
そろそろ怖い話の投下たのむ
エントリー順に合せるため、代理投稿で穴埋めさせていただきます。
吉国◆zYt2MwZqZさんの代理投稿
2/1
「神さま」
昨年の9月、営業でインドのアグラの河川拡張工事の打ち合わせに行った時のこと
一日目の夜、次の日から始まる商談の為の資料を確認した後、寝る前のトイレをすませベッドに入ったのは、午前1時頃でした。
寝付けない時間を過ごし、やっと「ウトウト」してきた時、気が付くと既に金縛りに
掛かっていました。
珍しく、全身に一気に力を込めても抜け出すことが出来ず、何度も繰り返し力(りき)んでいると
入り口から何かが入って来るのが視界の隅に見えました。
よもや3星ホテルの6階に野犬や野良牛が入って来る筈が無く
怖いながらも見ていると「ちらり、ちらり」と入り口近くの常夜灯に姿が照らし出される
どうも入り口と私の足元を往復している様です。何度も何度も行き来を繰り返し
私も少し動揺が収まりかけたとき、「それ」は、両手を差し伸べ片言の英語でいいました。
「なにか・・・たべるもの・・・くれ」と
私は“ビカーリー(乞食)?”と思いましたが金縛りで話せません。
しかし「それ」は、
「こじき・・・ちがう・・・それ・・・たべる」と答え
こちらに向かって来ます。
“やばい”と思い強く目を瞑りました。
近付いてきた「それ」はベッド脇のテーブルに置いてある夜食の残りを食べ始めました。
74 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 22:13:14 ID:ZeFaENE3O
関係ないこと本スレに書く奴馬鹿か?
荒らすなよ糞虫ども
2/2
不快な音を立てながら食事をし、やがて食べ終わるとしっかり目を瞑った私の頬を両手で優しく包み
「・・ありがと・・」といいました。
予想外の行動に驚き目を開けると
「ブリッジ」をした状態の全裸の男が
無理な体勢で私の頬を手で包んでいました。
濃い髭と食べかすの付いた逆さまになった顔で「ニカッ」と笑い
入り口に向かって行き「スッー」と消えました。
広がった彼の体臭が酷く匂い、恐怖も在り朝まで眠れませんでした。
翌朝、ホテルのマネージャーに別な部屋を頼むと
「あの部屋は、神様のいる良い部屋ですよ、変えない方が良い」と断られました。
私は見た物を伝え
「神様?あれが何の神様だと言うのですか?」と聞くと
マネージャーは「結婚の神様です」との事
妻と3人の子持ちの私に「結婚の神様」は無用です。
更に、「脂ぎった全裸のブリッジ男」が神様とは思えず
その日の夜から別なホテルに泊まり商談成立後、帰国しました。
今、思えば客に図面と計算書を渡すと、入札後にも拘らず
すぐにワイロをばら撒き「半額で」と言いながら仕事を盗んでゆく
隣国の☆☆☆(ほし・ほし・ほし)建設を退け契約出来たのは、
彼のおかげかも知れません。
完
76 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/07(金) 22:15:18 ID:zB8Zs1xC0
9本目の蝋燭が消えました・・・
吉国◆zYt2MwZqZさん、ありがとうございました
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葵◆ONTLfA/kg2さん、第10話をお願いします
違う!
むっちゃん◆m2iVaWA3ygさんお願いします
78 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 22:25:33 ID:ZeFaENE3O
蝋燭のAAがちんこに見えてきた
79 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 22:26:39 ID:1ujHtjb50
え?なに?大丈夫?
むっちゃん◆m2iVaWA3ygさん不在のため
代理投稿にて穴埋めいたします
不在だった方は再度受付スレにてエントリーお願いします
吉国◆zYt2MwZqZさんの代理投稿
2/1
「覗き見」
介護士の友人より
鏑木(かぶらぎ)さん(73)の叔父の話
大正の中ごろ甲種合格(こうしゅごうかく)で兵隊に取られていた叔父が
戦友の二年兵から話を聞きました。
二年兵「鏑木、そろそろ外出が出来るようになる訳だが
予定表は早めに出せよ」
叔父 「はい!・・あの〜二年兵殿、女郎屋に行きたいのですが
それも予定表に書き込むのでしょうか?」
二年兵「当然だろ、でも予定表には「屋号」を書けよ
それと扇屋(おおぎや)には行ってはいかん、別な場所にしろ」
叔父 「はい、鏑木は扇屋以外の女郎屋に行きます」
と、この様な会話があったにもかかわらず数ヵ月後に叔父は、
二年兵の忠告も忘れ扇屋の暖簾を潜りました。
扇屋に入り「やり手婆」との交渉で2人の内の“多少器量の好い”1人を選び部屋に入りました
そこは、女郎部屋(女郎が客を待つ部屋)の隣で相方には都合が良い筈なのに、なかなか相方の女郎が来ない
呼びつけようと思い、タバコを吸いながら襖を少し開けて覗くと
かなりの上玉の女郎が4人、本を読んだり化粧をしたりしていました。
81 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 22:31:33 ID:Qv0XxRuI0
まだ?
2/2
「兵隊半額」で女郎屋に来る叔父達は、客の付かない女郎を相方にされるのは普通で
上玉は、地方(一般社会)に戻ってからと言うのが当時の常識だったそうです。
叔父は、その上玉4人の思い浮かべながら「事」に挑もうと顔をしっかり覚え
相方の女郎を待っていたそうです。
やっと現われた相方に“文句の一つも言おう”と思っていた叔父ですが
雨戸を閉めて薄暗い中、相方が着物を脱ぎ始めると文句も言わず「事」を始めました。
途中、覗いた襖を閉め忘れていることに気が付いた叔父は、そちらが気になり
何度も、襖の隙間を「ちらり」と見ていました。
何度も見ている内、何時からか襖の向こうが暗くなっている事に気が付いた叔父は、
体を動かしながらも「覗いてやがるな」と思い、更に激しく体を動かします。
その間も襖の隙間を「ちらり」「ちらり」と見ていると、隙間から“覗いている眼”と“襖に架けた指“が見えました。
「やっぱり覗いてやがるな」と少し得意になり、もっと激しく動こうと思った時、気が付きました。
正面の襖から二人覗いています、右の襖も左の襖も、顔を上げれば天袋の扉や天井の隙間からも、薄暗い部屋の中で隙間という隙間から白目と丸い瞳が「ジィーっと」叔父を見つめていました。
驚いて、逃げようとすると、隙間から見えていた指が伸び叔父の肩をがっしり掴み逃げる事も出来ません。
その指は、叔父が動きを止めようとする度に力が強くなり、相方が“気をやる”(満足する)まで掴んでいたそうです。
後に二年兵に聞いた所、先年のスペイン風邪による患者を 格の落ちる“扇屋 ”に集めて看病しており、扇屋では何人もの女郎が亡くなっていたそうです。
第一次大戦後の不景気の中、田舎から“いやいや”売られて来たはずの娘達が
覗きなどをしたのかは、73年を生きた鏑木さんにも理解できないとの事です。
完
注・鏑木さんの話を当時の良識、常識によって書きました
83 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/07(金) 22:31:55 ID:zB8Zs1xC0
10本目の蝋燭が消えました・・・
吉国◆zYt2MwZqZさん、ありがとうございました
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葵◆ONTLfA/kg2さん、第11話をお願いします
84 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 22:32:11 ID:ZeFaENE3O
つまんね
((((((((((((((( ;゚Д゚)))))))))))))
86 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 22:36:07 ID:ZeFaENE3O
つまんねー話ばっかwww
87 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 22:37:22 ID:1ujHtjb50
これからに期待しましょうか
もう駄目でしょ
89 :
隊長 ◆RxgHtAIcho :2009/08/07(金) 22:39:49 ID:smzKv0sSO
もうそろそろ俺の番かな?
90 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 22:41:23 ID:z3Y3Xjc/0
お前は出てくんなハゲ
糞ボケが
葵◆ONTLfA/kg2さん不在のため
代理投稿で穴埋めいたします
不在だった方は再度受付スレにてエントリーお願いします
とかげのしっぽ◆6Xq7PFJ5qcさん 代理投稿
これは俺が中学生時代の話です。
中学3年の時に普段は寝てからトイレに起きることがほとんどないのですが
その日に限って夜中にトイレに起きたのです
トイレに向かおうとすると急に金縛り状態になったのです
自宅は昔田畑でいわくなど何一つないところに建っているので
自宅で金縛りにあったのは始めてでした
暫くすると金縛りは解け
尿意もすっかりなくなっていました
次の日学校に行くと緊急の学年集会がありそこで
中学1年2年で一緒だった友達が脳卒中で昨日亡くなったと聞き
昨日最後の挨拶に来てくれたのかな
なんか怖がって申し訳なかったなと密かに思ったのです
11本目の蝋燭が消えました・・・
とかげのしっぽ◆6Xq7PFJ5qc、ありがとうございました
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チルノ◆cirno..4vYさん 、第12話をお願いします
93 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 22:50:50 ID:wqWafnpI0
あえて語ってみるか
あるマンションに、夫婦が引っ越してきた。
新婚ホヤホヤの幸せな夫婦だった。
マンションに引っ越してくるまでは。
その夫婦は、ある事に悩んでいた。
毎晩毎晩、隣人に夜電話がかかってきているのだ。
最初はどうせ借金取りか何かだろ…と思っていたが、毎晩かかってくるので、大家さんに相談してみた。すると…
「え?あの部屋は誰も住んでいませんよ?」
と言われて、さすがに驚いた。
その日の夜も、電話はかかってきた。
リリリリリリ… リリリリリリ…
ふと何かを思った夫が、壁に耳を当ててみる。
リリリリリリ… リリリリリリ…
「これは完全にヤバい…」
と思ったらしく、壁を手で叩いてみる。
明らかにそこだけ音が違う。
チルノ◆cirno..4vYさん 不在のため穴埋めいたします
穴埋め用話
2/1
「振り子」
俺が小学3年の時の話です。
当時引っ越し族だった俺の家族は、家庭の事情が大半なのですが
県内を転々としていました。
短い時には半年もそこに住んでいなかったくらいで、安いアパートや
平屋、時に親戚の家など。
その中の一軒で体験した出来事です。
入居してから一ヶ月ほど経った時、俺には2歳下の弟がいるのですが
当時小学1年だった弟が、夜中にいきなり泣き出すことが度々出始めました。
家族4人で並んで寝ているうえに、弟は母と同じ布団で寝ていたので
怖い事など無いよと母が抱きしめればすぐに寝たそうですが
それでも何度も泣くのです。
母が理由を聞いてみると
「おててが下がってておじちゃんが怒ってる」
意味がよく判らないのですが、根気よく聞いてゆくと
どうやら寝ている時に、部屋の中に睨んでいるおじさんがいるということらしいです
俺はその時は興味なさ気に聞いていたのですが
暫くして、俺も夜中に眼が覚めるようになりました。
95 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 22:53:28 ID:8G0uh59jO
『トマ子とインフェルノ』
…なにこの夢、トマ子って誰よ?
登美子は不快な気分で目覚めると、枕元の時計を引き寄せる。
「まだ朝の五時…、最悪…」
もう一度眠るには時間が時間だった。
「仕方無い、起きるか…」
たまには早起きも悪くない。
カーテンを開けると朝焼けが美しかった。
「うわあ!いいもの見たなあ…!…?」
朝焼けの空にそれは余りにも似つかわしくない代物だった。
流線形の金属の塊。
あれは、……ミサイル?
空が真白に染まる時、登美子の地獄は始まった。
完
2/2
ギィ・・・ギィ・・・
という、何か重いものがぶら下がってて揺れているような音が聞こえました。
初めのうちは眠いので、薄く意識が起きてきてもそのまま寝ていたのですが
ある日、はっきり眼が覚めた時がありました。
何の音だろうと、薄暗い豆電球が照らす部屋の中で、俺はそっと起き上がってみました。
部屋と部屋を繋ぐふすまの所に、大きな影が釣り下がっていました。
振り子のようにゆっくりと揺れて、そのせいでギィ・・・ギィ・・・という音が鳴っていたのです。
俺は固まったまま身動きが出来なくなり、影をじっと見つめていました。
その影は、ゆっくりとこちらを振り向きました。
薄暗かったはずなのに、何故かはっきりと顔が確認できました。
表現しがたいのですが、その顔は力なく傾いていて、虚ろな眼は俺をじっと見ていました。
その後はご想像できるとおり、火が付いたように泣き出して、親が起きておじさんは消えて・・・
その家は1年ほどで引っ越しましたが、3部屋あるうちの、そのおじさんがぶら下がっていた2部屋には、俺と弟は2度と寝ませんでした。
後で母が話してくれたのですが、その家は何人か前の住人が、首を吊って自殺していたそうです。
ちなみに、俺達一家の後にも若い夫婦が入ったそうですが、数ヶ月ほどで奥さんが入院して出た後、今は誰も住んでいないそうです。
完
97 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 22:54:56 ID:+9T1m1Sy0
おい、つまんねーよ。
なんだこの糞みてえな百物語は。
ちゃんと怖い話限定にしろ。
全部、蠱惑ねえじゃねえか。
12本目の蝋燭が消えました・・・
シン ◆ooGG0MD9XE 、ありがとうございました
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喪子◆pFDpSfalDY 、第13話をお願いします
(1/2)
今年に入ってから世間を賑わす話題が多いと思いませんか?
バイト先のA実いわく「それには理由がある」だそうです。
数ヶ月前にバイト先で知り合ったA実。
マイケルが亡くなった日の晩に(24時間営業の店舗なので‥)休憩室で肩をふるわして泣いていたのでどうしたのだろうと声をかけると「夢で見た通りだ‥マイケルが死んじゃった」と。
しばらく泣いたあと、A実が自ら口を開いてくれました。
「私は予知夢が見れるんだけど最近になってズバズバ的中するから恐ろしくなってきた」「昔は全然だったんだけどお父さんに訓練されたせいで見れるようになったんだ」
ここまで真剣に話すA実を前に、私は口をはさむことができませんでした。なんというかA実からの圧迫感?がハンパなかった‥
次よりA実の夢の内容。(言い方が予言者っぽかった)
100 :
Θ(・д・)Θ:2009/08/07(金) 22:57:45 ID:yXwzdw230
101 :
93:2009/08/07(金) 22:57:52 ID:wqWafnpI0
「ここに空洞があるのか…?」
夫は、近くにあったトンカチを持って壁を叩きはじめた。
「あなた!何やってるの!?」
夫は叩き続ける。
リリリリリリ… リリリリリリ…
「……壊れた」
するとそこには明らかに不自然な、御札がベタベタと張り付けられた黒電話が。
リリリリリリ… リリリリリリ…
夫は受話器をとり、耳にあてた。
102 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 22:59:46 ID:ZeFaENE3O
くそつまんねー話だな。 アホか
(2/2)
・今年の冬に大きな地震がくる、それも関西と関東にひとつずつ
・人間の終焉は2019年
・何年後かは分からないけどはいじんびょうが流行る
この3つでした。
はいじんびょうって何?と尋ねようとするとA実が店長に呼ばれてしまったのでそこで話が終わってしまいました。
はいじんびょうって何なのか、お父さんの訓練とは?そして今年に入ってから大きなニュースが多いのはどうしてなのでしょうか‥
A実に聞きたいんだけど、あの日以来シフトがかぶらない‥
【完】
13本目の蝋燭が消えました・・・
喪子◆pFDpSfalDYさん、ありがとうございました
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プーさん◆jPpg5.obl6さん 、第14話をお願いします
105 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 23:01:46 ID:+9T1m1Sy0
>>喪子
おまえ、二度とオカ板くんな。
どこが怖い話なんだよ。
しかも尻切れトンボだし、結末もないし
2019年人類滅亡?
そんなの本屋行けば怪しい雑誌に色々書いてあるだろ。
お前のバイト仲間の妄想だよ。しかもそういう雑誌から着想を得ただけのな。
106 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 23:02:56 ID:5Wt87mokO
2019マヤ文明w
廃人病www
107 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 23:03:30 ID:ZeFaENE3O
シンつまんねー
108 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 23:04:44 ID:5Wt87mokO
まじつまんねーな
109 :
101:2009/08/07(金) 23:06:53 ID:wqWafnpI0
「…もしもし…?」
「やっと出てくれた…」
無機質な女の声が部屋に響く。
「もしもし…もしもし…もしもし…もしもし…もしもし…もしもし…」
夫が何度も「もしもし」を連呼する…
「あなた!どうしたの!大丈夫!?」
「もしもし…もしもし…もしもし…」
次の日の朝、夫婦は発見された。
夫は耳から血を流して倒れていて、死因は心不全。
妻は廃人のように
「もしもし…もしもし…もしもし…」を連呼していて、精神病院に入院しているという。
110 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 23:07:43 ID:CQTZ4GfF0
落ち着け
あと文句はやめようぜ
プーさん◆jPpg5.obl6さん ご不在のため
代理投稿で穴埋めいたします
不在だった方は再度受付スレにてエントリーお願いします
吉国◆zYt2MwZqZさん
2/1
「ガラス修繕費」
同僚から聞いた話
十年位前になるだろうか、ダムで青年がテロリストと戦う映画があった
その映画の撮影場所に使われた建物での話し
映画に協賛していた関係で、撮影時に破損させた建物の内装工事を請け負ったそうだ
工事の規模が小さい事もあり、外注に出したのだが工事が始まる前に問題が起こった。
工事するべき箇所の写真を撮りに行った作業員が変な者を見たと言うのだ。
雪も消えた5月下旬、現場に到着した作業員は、借りた鍵を使い
建物に入った。
彼の会社はレストランの内装を専門としている、閉店し薄暗い建物の中も
いつもの事の為、特に何も気にせず快調にシャッターを切って行った。
撮影隊が、整頓したのであろう店内は、今にも営業出来る程に椅子もテーブルも
整然としていて映画人に好感が持てたそうだ。
112 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 23:08:11 ID:z3Y3Xjc/0
>>109 割り込みする糞馬鹿なんなんだ?
マナーくらい守れよボケカス
頭悪すぎだろマジで
113 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 23:08:28 ID:JF2uUS4V0
2/2
工事箇所に到着した彼は、カメラを使い必要な写真を撮っていると
背後に気配を感じた。
振り返れば・・・誰も居ない。
彼は、猫か何かが閉じ込められているのだろうと思い
建物の中を歩き始めた。角を曲がる時の影から考えると確かに背の低い
動物が居る。
「工事が始まれば逃げるだろ」と面倒になった彼は、
自分用に買っておいたコンビニ弁当の一つを現場に置いて帰る事にした。
地下から一回へ続くスロープを登っている途中、前方に影が見えた
「どうせ逃げるだろうけど」と思いながら昇っていると
まず髪の長い男の頭が見えた、更に進むと上半身が、
不法侵入者を怒鳴りつける為、走り出した彼は、絶句した
その男の下半身は廊下に埋まっている。その状態で進んでいる。
進むたびに頭が上下して居たそうなので、やはり徘徊していると言うべきだろう
恐怖に陥った彼は、近くの窓ガラスを割り逃走したそうだが、割る音に気付き
振り返った男の顔は、血みどろでグシャグシャだったそうだ。
会社に帰り見たまま報告した為、噂が広がってしまい
なかなか工事が始められなかったそうだが
夏の頃には、何とか工事が終了したそうだ。
でも、「彼の割ったガラスの修繕費は、誰が負担したのだろう?」
と思い調べさせたら、 元請の我社に請求が来ていた(笑)
客先には、請求していなかったのが幸いだった。
完
14本目の蝋燭が消えました・・・
吉国◆zYt2MwZqZさん 、ありがとうございました
γ
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ナナキ◆TX8EiIZH4/jUさん 、第15話をお願いします
116 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 23:11:12 ID:ZeFaENE3O
つまんねーwどっかで聞いたことある話ばっか
117 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 23:13:16 ID:R1xYy0lrO
振りかえれば奴がいる…ってか
118 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 23:13:18 ID:+9T1m1Sy0
ああ、世界一無駄な時間過ごしちゃったよぉ。
洒落こわの過去ログ読んだ方が
ぞっとするわ。
119 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 23:14:28 ID:+9T1m1Sy0
そんなに怖くないのですがきいてください
私がまだ4〜5歳の頃の話です。
当時家には風呂が無く、よく母親と銭湯に行っていました。
まだ小さかったので母と女湯に入っていました。
或る日のこと、身体を洗った後飽きてしまった私は、湯船の
中でプールよろしく遊んでいました。
今迄気付かなかったのですが、湯船の横から階段状になりドア
が付いているんですね(何処もそうなのかも知れません)
私はふとそのドアが気になって段々を昇りドアの前まで行った。
ドアノブの直下に大きな鍵穴があるのです。
ワクワクして覗きました。・・・・・向こう側は何かに覆われて見えない。
なんだ、ツマらない。いったん顔をあげました。
何を思ったかもう一度鍵穴を覗き込んだのです。
ぼんやりとした明かりの中、ボイラーとおぼしき器械が見えました
おわースゴい。夢中になって覗いていました。
ドアの向こうの気配、それとも何かが知らせてくれたのか
突然、私は目を離し身を引いたのです。
そして次の瞬間、鍵穴からはマイナスドライバーの先端が狂ったように
乱舞していました。・・・・・・
私は息を呑みそこを離れ、コワくて母親にさえ話すことが出来ませんでした。
ナナキ◆TX8EiIZH4/jUさん ご不在のため
代理投稿で穴埋めいたします
不在だった方は再度受付スレにてエントリーお願いします
吉国◆zYt2MwZqZさん
2/1
「足元」
私達夫婦と知恵(ちえ)さん(妻の友人)と温泉にいったときの話
運良く天気予報が外れ冬麗(とうれい)の日差しの中、東北のある温泉に行きました
近くにスキー場の無い冬の宿、月曜からの連泊で他に客が居ない事は、
女将さんに聞いていました。
その為、アルコールの嫌いな私を尻目に妻達は食前・食中・食後と
さんざん呑み散らかし、
午後10時を過ぎた頃には、二人共潰れていました。
次の間に敷いてある布団に二人をそれぞれ引きずって行き
私も自分の部屋へ戻り寝たのですが
エントリー者以外は
止めてください
122 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 23:16:14 ID:+9T1m1Sy0
だって、あまりにもつまらないし
怖くないんだもん。
眠りに入ってから何時間たったのしょうか?廊下を「どどどどど」と走ってくる音、
妻達の部屋の扉の開く音が聞こえ「出た出た!おきてー」と知恵さんの大声が聞こえる。
急いで、隣に行くと「幽霊みたー」と智恵さんが泣きながら妻にすがっていました。
「おっ!」と声を上げ風呂場に向かおうとする妻の袖を掴み
知恵さんに話を聞きました。
目覚めた智恵さんは、酒が抜けた事を幸い「静かな夜中の温泉」を楽しむ為
露天風呂に向かいました。
湯船は濛々(もうもう)とした湯気に覆われていて、ほとんど視界は利きません
でも、湯船からは「なごり雪」の歌声が聞こえている
他に客が居ないので従業員であろう、露天風呂の独り占めを狙っていた
彼女は、少し「イラッ」としたそうですが
とりあえず湯船入り、「こんばんは、宿の方ですか?」と近付きながら声をかけました。
しかし進んでゆくと反対側に出てしまう、2度ほど湯船の中を行き来している途中
「ぐにっ」となにかを踏み湯船の中を見ると
彼女の足元には、
手首から血を流した髪の長い女性が見開いた両目で彼女を見つめ湯船に沈んでいたそうです。
完
125 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 23:16:57 ID:z3Y3Xjc/0
あるアパートで一人暮しをしている女性のもとに、
同年代の友人が遊びにやってきたときのことだ。
時間を忘れておしゃべりに夢中になるうちに辺りは
すっかり暗くなってしまい、友人は彼女の部屋に泊まっていくことになった。
彼女はベッドの上に、友人はベッドの脇に敷かれた布団の上に
それぞれ横になる。
部屋の中はすっかり静まりかえり、
彼女はうとうとと眠りにつこうとしていた。
するとその時、突然友人が布団から飛び起きて彼女のことを揺さぶり、
「急にアイスが食べたくなっちゃった。一緒にコンビニまで買いに行こうよ」と言い出したのだ。
彼女はもう眠かったし、別にアイスなど食べたくなかったので
「私はいらない。一人で行ってくれば」と答えたのだが、友人は
「夜道を一人で歩くのは心細いから」と言って聞かない。
根負けした彼女は仕方なく友人と一緒にコンビニへ行くことにした。
ところが、家を出た途端に友人は彼女の手を強く引き、なぜかコンビニとは逆方向に向かって走り始めたのだ。
いったいどうしたというのだろう。
不審に思った彼女がわけを尋ねると・・・
「大きな声を出さないで!今から交番に行くのよ。私、見てしまったの。
ベッドの下に、大きな包丁を持った男が隠れているのを!」
すると彼女は、キョトンとして言った。
「ああ、あれね。2月からあそこにいるよ。」
DoKaNまだ〜wwwwwwwwwwwwww
DoKaNまだ〜wwwwwwwwwwwwww
DoKaNまだ〜wwwwwwwwwwwwww
DoKaNまだ〜wwwwwwwwwwwwww
DoKaNまだ〜wwwwwwwwwwwwww
DoKaNまだ〜wwwwwwwwwwwwww
15本目の蝋燭が消えました・・・
吉国◆zYt2MwZqZさん 、ありがとうございました
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DoKaN◆Ltk7P7p1ykさん 、第16話をお願いします
DoKaNの予感キターーーーーーーーーーー
土管逃亡ワロスw
隊長の勝利っすねwwwwww
130 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 23:21:50 ID:ZeFaENE3O
ここまでひとつも怖い話ねえな 全部つまんね
土管ちゃんまだでちゅか〜
超スローペースですな。
134 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 23:26:17 ID:+9T1m1Sy0
1には申し訳ないけどさ、
あまりにも低レベル過ぎだから
もうこの辺で洒落怖のバックアップでいいんじゃね。
1のミスは、
投稿前に物語をチェックしなかったこと。
だからゆとりのバカどもが、怖くもねえ糞話を公開し始めた。
まじ、洒落怖読んで出直せよ。
http://syarecowa.moo.jp/
139 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 23:27:41 ID:z3Y3Xjc/0
雨の日に、十字路になっている交差点で信号待ち。
道のむこうに、全身がもやもやした影みたいのに包まれた
男性が立っていた。わーやなかんじ、と思って傘で顔を
隠して通り過ぎようとしたらすーっとその人が寄ってきて
すれ違いざまに「よく気付いたな」と小さな声で言って
通り過ぎていった。
足しションベンするかと思うくらい怖かったっす。マジで。
145 :
もうすぐ30の親父 ◆oK9Nov0CTM :2009/08/07(金) 23:29:25 ID:0ENezgNV0
1/2
この話は私が小学生の頃の話です
小学六年生だった私達の小学校は中学校の校区により中学生になると二つの中学校にわかれてしまうので
このクラスでの思い出に学校でお泊り会をしようということになりました
自分たちでなにをやるかを決め、保護者にも自分達でお願いし、担任の先生にも許可をもらい
決行しました
プールやすいかわり、体育館でのバスケ大会など、今考えればいい思い出になっています
さて、ここからが本題です
プールの時間に事件がおきました
誰かが水中に足をひっぱられたということで、全員が夏の暑い中プールサイドに正座させられ
誰がやったのかと問われましたが、犯人がでてきませんでした。
その件は全員が注意されることでその場はおさまりました
そしてその夜、私達は体育館でタオルケットの上にごろ寝での就寝だったのですが
そのクラスの女委員長がきもだめししようよ!と言い出し、急遽きもだめし大会が始まりました。
くじびきを用意し、脅かし役で児童5名+先生が参加という形になりました
男女のペアで回ることになり、その話でも盛り上がりました
残念ながら私のクラスは男子が2人多く、私は男と回ることになってしまいました
146 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 23:29:42 ID:+9T1m1Sy0
10cmくらいの人間の話らしいものと言えば、こんなのがあるじょ。
ある4人家族がとある地方の旅館に宿泊。深夜に娘か母親がトイレで惨殺されているのが発見された。
全身を刃物で滅多刺しにされ、顔面は誰だか判別がつかなくなる程斬り付けられていた。死体には舌がなかった。
トイレには格子のついた幅30cm、高さ10cm程の窓と小さな通風孔があったが、
とても人の入れる大きさではない。カギもかけられていた。誰がどこから侵入してきたのか・・・。
警察はその旅館を経営している夫婦、その息子、近辺の変質者などを聴取したが、現場が密室だったこともあり、迷宮入りになるかと
思われたが、ある日、旅館経営者夫婦に付き添われたその息子が署に出頭。
「近所の目もあり、なかなか正直に話すことができなかったが、
とんでもないことになったので、お話します」
148 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 23:30:04 ID:ZeFaENE3O
ドカンさんには期待してるぜ
ドカンさん頑張れ
150 :
もうすぐ30の親父 ◆oK9Nov0CTM :2009/08/07(金) 23:30:35 ID:0ENezgNV0
2/2
順番もくじびき順で私は最後から二番目の順番でした
きもだめしの内容は
花子さんが出るという一年生のトイレへ行き
理科準備室のホルマリン標本棚を抜け
音楽室のピアノを触り
工作室の黒板へ線を描き
家庭科室前の開かずの部屋の前を通り
旧校舎の三階の使われていない、机置き部屋の中を通り
何故か一段だけふえるという階段を下り
戻ってくる、という内容でした
その体験をしたのは3Fの工作室から家庭科室前へいくところのL字をした廊下のところでした
難なくその男の子と回っていた私はその廊下からこちらを見る三人の影をみたのです
脅かし役の人だろうと思い、気づかないふりをしようと思っていましたが
ペアを組んでいた男の子が「おいあそこのL字誰かいるぞ」
というので、逆に驚かしてやろうということになりました
わざとらしく「こえー」「こえー」なんていいながら
そのL字へつき、勢いよくでてみますが誰もいません
二人で顔を見合わせて「確かにいたよね」「うん」と、行ってみますがそこには誰もいませんでした
コースすべてを回りゴールの体育館へ戻り脅かし役だった六人に聞いてみますがL字廊下には誰もいませんでした
そしてその話をしていた時「私達もみたよ」という声が複数あったのです
そのときはこえー!なんていいながら流して終わりだったのですが
卒業するときに学校をみて回り、記念写真をとろうということになり
プールの脇に小さい石碑と、プールの壁に「大水害で亡くなったわが校の生徒3人の御霊を・・」という文字をみつけ、
そこではじめて寒気がするほどの恐ろしさに襲われました
そしてその大水害の日は私達がお泊りをした、その日の20年前の事だったのです
完
16本目の蝋燭が消えました・・・
もうすぐ30の親父 ◆oK9Nov0CTM 、ありがとうございました
γ
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とかげのしっぽ◆6Xq7PFJ5qcさん 、第17話をお願いします
153 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 23:30:57 ID:+9T1m1Sy0
「息子は盗撮が趣味で再三注意していましたが、事件当夜もビデオカメラで
天井裏から個室を撮影していていたのです。撮影していると格子のはまっている
小窓のガラスが開き、ガラスの破片を持った小さな・・・、いや、
このビデオテープに一部始終がはいっていますので・・・。」
息子はビデオテープについて訪ねられると、恐怖が蘇ったのか半狂乱に。
精神に異常をきたすほどの何かがこのテープに入っているのかと思い、
捜査員達もテープを再生するのを恐れた。
そのテープには排尿する女性を俯瞰で撮影した映像が収っていた。
和式便器にしゃがんでいた女性が立ち上がろうとしたその時、
小窓からガラスの破片らしきものを握った小さな、15〜20・程の
老婆が音もなく飛び込んできた。女性は悲鳴をあげる間もなく
咽を掻き斬られ、そして顔中を、体中を斬り付けられ・・・。
女性が息絶えると、小さな老婆は死体から舌と頭皮の一部を切り取り、天井を見上げ、
「次はおまえだよ」
と言って小窓から出て行った・・・。舌と、髪の毛のついた頭皮とを持って。
捜査員の中には、嘔吐するもの、泣き出すもの、恐怖の余り失禁する
者もいたという。結局事件は未解決のままだが、警視庁に、件のビデオテープが
今なお保管されていると言う。
っていうのを小学生のときに聞いたよ。
157 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 23:31:53 ID:z3Y3Xjc/0
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DoKaN◆Ltk7P7p1ykさん ご不在のため
30の親父 ◆oK9Nov0CTM さんに穴埋めしていただきました
不在だった方は再度受付スレにてエントリーお願いします
164 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 23:33:19 ID:ZeFaENE3O
なんだ、ドカン出てこないのかよ
じゃあ氏ね
169 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 23:34:31 ID:z3Y3Xjc/0
/\___/ヽ
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、彡ノノノ ::ii人 /;/;;ノ゙;;;::i-'<、,_,,、-'~
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'゙i,:;::/ ;;-'ノ' ~ヾ〉~''~゙ ---、, :;;ノ:i'从iiiニ=彡三ミミミ;;::i, ゙'i,
!,;::i i ;!'゙ ::;i'゙ ~゙彡;゙ノ,レ'~,ノ゙!!=-ii、,゙ヽ, 'i;::i, i
i,i::iミ゙ ::;i 彡彡<゙;;,ノ'二~' 彡 i 彡!,i'
レi; ::;i,; ,、-彡'~~∠゙~ 彡i'゙ '~´
ヽ, ::ゝ, 、 、___ノノ'~~フ ̄ '゙
ヾ、ヽ、i :ゝ,゙'i ''-ミミ= ~'-<
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ノ::;ノ' /゙:::;/
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二='''、::::::!、-┘ヾ--/:::;/ゝ
 ̄ ̄ ̄ ,、、-/ー'゙ノ::;∧,、,
∠二―┴,=< ::;ノヾ、,」ニ=ー
./:,、┴゙
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!'
178 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 23:36:55 ID:z3Y3Xjc/0
不動産屋で働く友人から聞いた話。
その友人が担当するマンションの空室に
一部屋だけ他と雰囲気の違う部屋があった。
その部屋に入ると、いつもなにか違和感を感じていたのだが、
ある日その部屋の廊下が、他の部屋より1m位短いことに気づいた。
他の部屋よりも短い廊下が、いつもこの部屋で感じる違和感の原因なのかと
友人は思ったそうだ。
しかし、なぜ短いのだろうかと思い、廊下の突き当たりの壁を叩いてみると
どうやら本来の壁と、今叩いている壁との間に空間があるようだった。
イヤな予感がした友人は支店長の許可をもらい管理人と一緒にその壁を壊してみた。
友人:「白骨死体でも出てきた方がスッキリしたんだけどさ。」
でも実際は、その空間の壁一面にびっしりと赤いクレヨンで
"お母さん、お母さん、お母さん、お母さん、お母さん、お母さん、お母さん、お母さん・・・・”
と書かれていた…そうだ。
―――終了―――
結局その"お母さん”は消さずに壊した壁を元に戻し友人はそのマンションの
担当を後輩に譲ったんだって。
とかげのしっぽ◆6Xq7PFJ5qcさんの代理投下
親父から聞いた話です。
親父は全くの霊感ゼロ(自称)だったのですが
親父は仕事柄単身赴任が多く
プロジェクトごとに建てられた寮?に入ることが多かったです
プロジャクトで入った寮で暫くすると
出たと言う話がちらほら出てきたみたいです
親父がいつもの様に部屋にいるとノックの音が聞こえてきて
そしてドアを開けると真っ青な顔をした男が立っていた
親父は見たことがない男の顔を見てこれは出たなと思った
真っ青な顔の男が
「すいません、暫くここにいてもよろしいでしょうか?」
と聞いてきたのです
親父は
「ここは、あなたのいる場所ではありません
ここにいる人は私の仲間だけです
あなたにはここにいて欲しくない
とっととあなたの居るべき場所に帰ってください」
と説教を切々としたのです
真っ青な顔をした男は親父に説教され退散したようです
それ以後は出たと言う話も一切なくなりプロジェクトも終了
やはり情けを霊には絶対に掛けてはいけないのです。
ちと親父を見直しました
完
186 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 23:38:40 ID:+9T1m1Sy0
プロジャクト・・・。
やっぱゆとりは怖いわ。
17本目の蝋燭が消えました・・・
とかげのしっぽ◆6Xq7PFJ5qcさん 、ありがとうございました
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砂狼◆zxNj9QFa2wさん 、第18話をお願いします
191 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 23:39:38 ID:+9T1m1Sy0
少なくとも推敲くらいしろよ!!!
くそなゆとりどもがぁ。
193 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 23:40:02 ID:ZeFaENE3O
まだつまんねー話だわ
あまりの荒らされっぷりに糞ワロタwwwwwwwwwwwww
砂狼◆zxNj9QFa2wさんの代理投下
2/1
「無題」
変わり事があると奇妙な事が起きる。
素麺をすすりながら祖母はぽつぽつと話した。
つい最近の事だ。田舎の親戚が亡くなったのは。
西瓜畑の真ん中にある広い家で、私もよく真っ赤な西瓜を貰って食べていた。
祖母は葬式の日、土産に大きな西瓜を貰ったそうだ。
そこらの物より一周りも二周りも大きな大玉だった。
家に帰り早速食べようと包丁を入れるとぱっくり割れた面は西瓜の赤ではなく、きゅうりの断面のような白色をしていたという。
祖母は奇妙に思い口をつけなかったが、一緒に西瓜を割った祖父は、うまいうまいと言いながら丸一つたいらげてしまった。
白い見た目とは裏腹に喉が焼けるほどの甘みを持った西瓜だったそうだ。四十九日が過ぎた。最近祖父の体調が優れない。
また別の親戚の話になるが、祖母の父が亡くなった時の事だ。
2/2
祖母の家では毎年家で梅干を作っていた。
梅干と言えば保存食であり、長く食べられる物である。
毎年作ると言っても一回作ったものを一年で食べきれないので、前の年に作った物も蔵に保存しつつ引き出しては昔の梅を食べる。
古い物に継ぎ足して作るような方法もあり、すぐに悪くなってしまうものではない。茹だる様な暑い日だったという。
祖母の父が倒れた日にはいつものように食べていた5年程ももっていたかめの梅が一晩にして全て腐ってしまったという。
話を聞いていると台所に蜂が一匹入ってきた。
ぶちの模様をしたやけに黄色い蜂だ。なんという種類なのかは知らない。
このごろ蜂が増えて仕方が無いと祖母が呟いた。
テレビでは蜜蜂の異常減少のニュースが流れていた。
だが種類が違うから関係ないのだろう。
素麺の器を片しつつ、私は氷を口に含んだ。
完
さっき立ったVIPの怖い話スレの方が面白いな
18本目の蝋燭が消えました・・・
砂狼◆zxNj9QFa2wさん、ありがとうございました
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れへ◆CmCTHUaRrkさん 、第19話をお願いします
210 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 23:43:27 ID:+9T1m1Sy0
ようつべ◆zyOuTUbe2wさんの代理投下
俺が自宅の換気扇の下で煙草を吸っていると、
その当時付き合っていた彼女がニコニコしながら近づいてきて言った。
「一本ちょうだい」
その子は精神的に少しおかしい子で奇行も多く、俺は別れを考えていた。
今日、自宅に呼んだのも別れ話を切り出すためだ。
そんな俺の思惑とは裏腹に彼女はニコニコと幸せそうに笑っている。
「一本ちょうだい」
俺はいいよと煙草を一本差し出す。
すると彼女は首を横にブルブルと振り、満面の笑みで俺の頭を指差した。
「髪の毛。使うから。」
(終)
212 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 23:43:56 ID:z3Y3Xjc/0
>>847 のりぴーが軽井沢にいるわけねーだろボケナスが
214 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 23:44:21 ID:+9T1m1Sy0
19本目の蝋燭が消えました・・・
ようつべ◆zyOuTUbe2wさんの代理投下さん、ありがとうございました
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ういっす
「音が」1/4
自分は2LDKのアパート暮らしだ。
去年までは兄との2人暮らしで大学に通っていたが、兄が卒業したから今は一人で暮らしている。
俺も後期には単位をほとんどとり終えて週1回の実家からの通いに切り替える予定だったから、
来月まではこのアパートで生活して、それから引き払うことになっている。
______ ___
| | |トイレ|
ベ|台所 |_|風呂 |_
ラ| 廊下 玄
ン|_____________関
ダ| | |
|自分の部屋 |旧兄の部屋 |
| | |
|______|______|
(こんな感じで部屋と部屋の間は襖で区切られている)
これは、今年の4月ごろから起こった話。
兄と住んでいた頃は割合とものの多い生活を送っていたが、兄が荷物を引き払ったので随分と広く感じるようになった。
というか実際に広くなったし、3年間住んでいた場所の様子が変わるというのは少し寂しい感じもした。
そういう感傷はさておいて、兄が荷物を引き払ってからたまに変なことが起こるようになった。
トイレが勝手に流れるのだ。
私の同級生から聞いた話ですが・・・
高校3年の時、彼は吹奏楽部の部長さんでした。
吹奏楽部は、放課後旧校舎の教室を全室借りて、楽器のパートごとに
練習します。そして、下校時刻には部長が全教室の戸締りをするのが
決まりでした。
その日も、いつも通りに彼は教室を見回ります。
部員のみんなはすでに部室(旧校舎の隣にあるプレハブ)に戻っているようで、
旧校舎には人の気配がありません。
彼は3階、2階と見回り、残すは1階の2教室のみ。
そこで、彼の足は止まりました。
彼から向かって、右側に教室があるのですが、扉は開いており、
そこから黒くて丸いモノが落ちています。
もう校舎は明かりが落とされていて、光源は校舎の隣にあるプレハブ(部室)
の明かりだけでしたが、よく眼をこらしてみると
それは人の頭に見えます。床に寝転んで、廊下に頭だけ出してる格好の
ようでした。
彼はてっきり部員の一人だと思い、
「おい、早く教室に戻れよ!」と言いながら近づいたのですが、
どうもおかしいなと思いました。
219 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 23:45:24 ID:z3Y3Xjc/0
あまりの荒らされっぷりに糞ワロタwwwwwwwwwwwww
(やっぱり間取り文字ずれた・・・ごめん)
「音が」2/4
別に、トイレが全自動になっちゃった!とかいうわけではない。今も昔も普通の手動式の水洗トイレである。
部屋にいるときに、突然トイレの流れる音がする。
それほど頻度が高いわけでもなかったし、おそらくは一人暮らしで静かになったせいで上の階の音が聞こえるようになっただけだろうと思っていた。
そうでなくとも、水洗トイレというものは壊れるとそういうことが起きるものなのかもしれない、程度に思っていた。
もっとも、そんなことはさっさと確かめればわかることだったのだけど、なんとなくそうはしなかった。
トイレの流れる音が聞こえるのは、決まって深夜の2時3時頃。
最初の頃は週1回くらいでそれほど気にすることではないと思っていたというのが主な理由ではあるが、
怖くて確認しに行きたくないという気持ちもまたみこすりはんあった。
ちなみに当時ホラー映画鑑賞がマイブームだった。
それから1ヶ月たった頃から、音の聞こえてくる頻度が高くなってきた、様な気がした。
6月に入ってからは週2、3回くらい。ただ、それは正確な回数ではない。
その頃俺は漫画の影響で麻雀を始めて、友人と部室で週に何度か徹麻をするようになっていたからだ。
しかし家にいるとき、ほとんど毎日、深夜の2時3時頃にトイレの音が聞こえるようになると、流石に気になって仕方がない。
上の階の住人どんだけ夜尿症なんだよ。ここまで聞こえてくるとかトイレの水流どんだけ強いんだよ。
自然と徹麻のときだけではなく、部室に泊まり込むことが多くなった。
意を決したのは6月末のことだった。今日トイレから音がしたら確認しに行く。
それで、3時頃音が聞こえてきた。
よっしゃいくぜ!と思った俺は、しかし自分のうかつさを呪った。
自分の部屋以外の明かりをつけていなかったのだ。
廊下の明かりのスイッチは自分の部屋から少し離れたところ(玄関から入って右側)にあったから、明かりをつけながら確認しに行くわけにはいかない。
怖いぇぇええ!と思ったけど、3年間も暮らしたアパートでいまさらなにか起こるわけがないと自分に言い聞かせ、
ダッシュですみやかに廊下の明かりをつけ、その上でトイレを確認することにした。
友達の姉(仮名 H子)がしてくれた話し。本人の体験談とのこと。
長いので、分割します。怖くなかったらごめん。
ある夜、友達と三人で市内の高級住宅地にある不気味な廃屋に行くことになった。
そこは小高い山の中腹にあって、廃屋とはいっても実際は超高級な一戸建だ。
ただ噂によると、そこでは以前、家族内での惨殺事件があったらしい。(真偽不明)
懐中電灯を片手に、三人で家に入ってみた。
多分噂を聞きつけて探検しにきた同じような連中のしわざだろう、中は荒れ放題。
怖々広い家の中を歩いていると、かなり妙な間取りだということに気づいた。
「金持ちの考えることだから、わたしたち凡人のセンスじゃ解らないんだろう」
そう思った。キッチンをほぼ中心として、それぞれ部屋や浴室が割り振られている。
が、浴室に入ってみると、反対側(つまり入り口の向かい)にもドアがあり、
その奥には普通の和室があったりした。
>>>>>>続く
「音が」3/4
この後の顛末はどうにも説明しにくい。
廊下に出て玄関横の電気のスイッチまでダッシュしようとした俺は、
真っ暗な廊下で「何かにぶつかった」。
ちょうど人に正面からぶつかってしまったような感じだった。
自分より背の低い人に半身ぶつかるとそうなるかな、という感じでもつれながら左前の方に倒れた、のだと思う。
思う、というのも、そのときの俺は本当に驚いて、何かはわからない何かに人生初気絶を奪われてしまったのである。
目を覚ましたのはそろそろ昼という時間だった。
廊下に倒れこんだ挙句そのまま寝込んでしまったのだから当然だが、体の節々が痛かったのを覚えている。
その日のうちに近場の神社に行ってお祈りして、ついでにお守りを買った。
わりとオカルト関係の話が好きだった俺は、もしかしたらトイレから廊下にかけて霊の通り道みたいになっているのかもしれないと考えて、
トイレの窓近くと台所に塩を盛って置くことにした。
それ以後、トイレの流れる音は聞こえなくなり、ラップ音っぽいのがたまに聞こえるだけになったからあれは心霊現象だったんだなぁと今では理解している。
思うに、兄がいなくなって物の配置が変わったことが関係してトイレが霊の通り道になったのではなかろうか。
もうすぐここは引き払うし、トイレの音も聞こえなくなったので今は別に怖くないが、深夜3時にはうかつに廊下を走るまい。
とにかく、後にも先にもこれが俺にとって唯一の心霊体験らしきものだ。
>>>>>>続き
問題は、その和室だった。
懐中電灯で照らされたその部屋の四方の壁という壁には、筆字の走り書きで、
お経らしきモノがビッシリと書き込まれていたのだ。
まるで耳無し法一の体に書き込まれた経典のように、殆ど隙間なく。
それにおののいた彼女達は、叫び声を挙げながらその場から逃げようとした。
しかしその時、一人が持っていた懐中電灯が落ちてしまった。
その懐中電灯の明かりの下には、黒ずんだ巨大なシミが広がり、その周りでは
黒点がまるで這うように飛び散っている。
彼女たちは恐怖のあまり混乱し、足がすくんだまま動けなくなった。
すると頭の中で、低くて太い、そして頭を振動させるくらいの声らしきものが
聞こえてくるのだ。『・・・き、聞こえる?』『・・・・○ちゃんも?』
お互いうなづき合う三人。心臓が胸を突き破って出てくる程の恐怖の中
必死で懐中電灯を拾い、そこまで来た経路を引き返し逃げた。走って、走って・・・。
やっとのことで、車までたどり着いた。
そのままそれぞれの家に帰るのが怖かった三人は、H子の自宅に寄ることにした。
なんとか気を紛らしたかった彼女たちは、しきりに今し方見てきたものを
「誰かがいたづらで書いたり、塗ったりしたもの」にしようと、夢中で笑い合った。
そうすることでなんとか気持の高ぶりを押さえた彼女たちは、すっかり朝になって
から、やっとそれぞれの自宅で眠りについた。>>>>>>続く
224 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 23:47:44 ID:z3Y3Xjc/0
19本目の蝋燭が消えました・・・
人
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>>>>>>続き
H子の部屋は、妹の部屋の隣にある。
H子が眠ってしばらくすると、階下の家族も隣の妹も起き出している様子だった。
なかなか熟睡とまでは行かなかったH子は、家族のざわめく音をなんとなく聞いていた。
それからどれぐらい時間がたったのだろうか。H子は暗くなった部屋の中で目を覚ました。
良く寝た...と伸びのひとつでもしたかったのだが、体が動かない。
目だけは開いたまま、金縛りになってしまっているようだ。
金縛りは初めてではなかったので、怖いとは思いながらも時間が経てば解けると思った。
でも、全く解けて行かない。瞬きもできなくなってきた。鼓動が鼓膜を震わせる。
H子は夕べの出来事を思い出していた。いや、無理矢理にでも脳裏に浮かんでくるのだ。
手足が冷たくなっていくのが、自分でも良く解る。
声を出そうにも、唇は動くのだが舌が喉の奥で縮こまり、息も酷く苦しい。
心臓の音が一度打つたびに、視界にあの部屋で見た筆書きの経が飛び込んでくる。
やめて・・・・やめてやめて!心の中で叫ぶH子。やがて・・・・
『怖い!』彼女の口がそう叫んだ。
いや、確かに叫んだはずだ。口が動いたのが自分では良く解ったのだ。
だけれど声が出ない。なぜ?金縛りが解け懸かったんじゃないの?
そう思ったところで、彼女の耳に聞こえてきたのは
>>>>>>続く
「音が」4/4
ところで、さっきから旧兄の部屋から聞こえる
ラップ音がひどいんだが
【完】
19本目の蝋燭が消えました・・・
れへ◆CmCTHUaRrkさん、ありがとうございました
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トンプウ ◆TIBJ0NRgIoさん、第20話をお願いします
>>>>>>続き
『ごぉ〜・・・わぁ〜・・・い゙ぃ〜・・・・・』。
低くて太くて、頭を振動させるようなあの声。
誰?誰が私が叫んだことを繰り返して言っているの?部屋には私しかいないのに?
彼女はもう一度叫んでみた。
『助けて!!』
でもまた声が出ていない。ほんのちょっとの間を置き聞こえてきたのは、
『だ〜・・・ず〜・・・げぇ〜・・・でぇ〜〜〜』。
違う!何で?私の声じゃないし、どうして後から聞こえてくるの?
『やめて!!』
『や〜・・・めぇぇ〜〜〜〜・・でぇぇぇぇ〜〜!!』
次第に大きくなるその声。
H子は、家族に助けを求めようと、再び叫ぼうとした。
『おかーさん!!!』
『おぉ〜!とぉ〜!!お〜〜!!ざぁ〜〜!んんーーーっっ!!!』
最後にその声は『おとうさん』と叫んでいた。
それに気づいたH子は、一瞬のうちに眠りに落ちていた。
>>>>>>続く
229 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 23:48:45 ID:+9T1m1Sy0
>>226 でたぁ、
なんでもかんでもラップ音やろー!!!
>>>>>>結末
H子さんが次に気が付いたときは、夕方だったそうで、
しかも、家族の話によると。明け方に眠ったままその時間まで寝てたって。
つまり、夜などは来るわけもないってことで、
彼女は昼間のうちにその現象と遭遇していたということになる。
H子さんの妹(私の友人)はその日、姉が隣で眠っていた間
自分の部屋で本を読んでいたらしいんだけれど、
隣の部屋が五月蝿いなーと思っていたとのこと。
ドスンドスン聞こえたり、姉が寝ぼけて『助けて』なんて言ってるのを
聞いて、「助けてほしけりゃ起きなさい」って思ってたって。
でも起こさなかったのは、男の人の声も何度か聞こえたから
夜遊びして誰か連れ込んでるのかな?じゃれ合ってるのかな?
って思って、気を使ったそうな。
*********終了。
<1/3>旗の台のアパートの話
以前私は品川区の旗の台にあるアパートに住んでいました。
私は霊感らしい霊感はないのですが(軽い予知はたまにある)
同居人は霊媒体質なのかわりとよく「見た」という話を聞く。
このアパート、私にとっては初めての実家以外の生活の拠点になっていた。
初めて住む半鉄骨のアパートなので家の周りを通る人の話し声や騒音が最初気になったが、
それも住めば都で除じょに慣れっこになっていった。
最初はキッチンの洗い物かごに伏せてある皿がガチャガチャ鳴るのもこの騒音の一つと思い、
単にうちの側を通る車のせいだ、と思い込んでいて、
それがポルターガイストだということに気づくまでには多少の時間を要した。
232 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 23:50:15 ID:ZeFaENE3O
れへ、つまんねー
話題の猫女とは関係ないと思うが、
12年前かな、俺が小2か1のとき
当時マンションに住んでいたんだけど、親が共働きでほぼ毎日
友だちの家か近所のおばちゃんの家に預かっていてもらっていて。
それ以外の時間は公園とかで遊んでた。
一応鍵も持っていたけど、当時小学生低学年ということもあり
一人で絶対に家を開けるなとか言われてた。
多分後ろから泥棒とかに入られる危険性があったからだと思うが。
その日もマンションの廊下から見える公園で友だちと遊んでいた。
そしたら髪の毛の長い女の人が公園に入ってきてとても自然に
俺たちに話し掛けてきた。
名前とか小学校とか好きな食べ物とか多分そんなんだったと思う。
しばらくすると友だちがもう暗いからと言って帰った
俺も友だちがいなくなったのでつまらなくなり家に帰ろうとした、
すると、その女が家で遊ぼうとか言い出した。
当時馬鹿だったというか無邪気だった俺は疑う事もなく
いつもなら近所のおばちゃん家に帰るのだが
俺の家に行くことになりマンションの鍵をポケットの中で握りながら
ワクワクしながら家のドアの前まで来た
鍵を入れて回しかけたとき
廊下の向こうから「何してんねや!」とおばちゃんが歩み寄ってきた。
俺は説明しようと仕掛けたところ
女が舌打ちして走りさって行った。
ようやく俺も背筋が寒くなりおばちゃんに抱きついて泣いた。
女は俺の家に上がって何をするつもりだったのだろうか?
<2/3>
どうして気づいたかというとその「音」が鳴るときには必ずしも車が通っているわけでもなく
シーンとした深夜でも昼間でも時間を選ばず鳴るということに気づいたからです。
それだけではなく、うちの部屋の隣は建築上単なる空間になっていて、
隣のうちはコの字型の空間の向こう側にあるにもかかわらず、押入れの向こうからいつもガサガサという
物音がする。最初はゴキブリやねずみかと思い、
気味が悪いので見るのが怖かったが、思い切って押入れを開けて中を懐中電灯で照らしても何もいないし、
開けた後は何事もなかったように音がしなくなる。
そのガサガサ音はちょうど誰かが探し物をしているような音で、
部屋の隅にはいつも人の気配を感じていたように思う。
もうあまりにしょっちゅうこういう出来事があるのでもう慣れてきてしまったころそれは起こった。
その日、仕事が休みで家にいた同居人は
暑かったのでドアにチェーンをかけて半開にし、洗い物をかたずけていた。
外の方からガサガサと音がするので「何だろう?」とチェーンをかけたドアの隙間からのぞくと
そいつと目が合った。
人が覗いているのかと思ってよく目を凝らすと周りには何もなく
ただ「片目」だけが暗闇に浮いていたそう。
その「片目」は最初に目が合った位置からうんと下の方の子供ぐらいの背丈のところまで移動し、
次は大人と子供の中間ぐらいの位置に、
最後は元の位置に戻ってふっと消えたという。
235 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 23:50:54 ID:wqWafnpI0
「ゆとり乙」とか「つまんねー」とか言うのやめろ。
怖くて語れない、もしくは話の一つも思いつかないお前らが、せっかく語ってくれた人に文句を言うのはおかしいだろ?
だいたい楽しめないのに叩きばっかしてる厨房は厨房板に行って自分と同類のガキと戯れてこい
もう15年も前の話だけど、当時俺は小田急線の経堂に住んでてさ、夜中に城山通り沿いの
コンビニに夜食を買いに行った。自転車で城山通りを走ってて、コンビニの近くの
バイク屋の前を通りかかった時、なんか焦げ臭い匂いがして止まったんだ。
バイク屋はシャッターが閉まってて、中で誰か作業でもしてんのかなと思ったけど、
気になったんで建物の横にいってみた。
そしたらそのバイク屋の2階の窓が開いてて、そこから薄っすらと煙が出てる。
2階は電気もついてなく真っ暗で、もしかして火事?と思って見上げてた。
そしたら、その窓から白い下着?かワンピースみたいな服を着たばあさんが顔を出した。
俺は真下にいたんで、思いっきり目があっちゃった。もし火事とかだったらその段階で
何か言ってくるだろ?助けて、とか。でもおばあさんは、何も言わず俺の顔を見てる。
あまりにも普通なんで何か気まずくなって小さな声で大丈夫ですか?って聞いたら、
余計なお世話だ、って感じで何も言わずにすーっと窓を閉められちゃった。
こりゃ、サンマでも焼いてたかな、なんて思ってもう行こうとしたんだけど、
どうも気になっちゃって立ち去れずにいたら、都合よく道の反対側を自転車の
おまわりさんが通りかかった
そんなことより俺の股間のラップ音を聞いてくれ
こいつをどう思う?
238 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 23:51:52 ID:s9jeg8rn0
あらしのバカが調子乗り始めたな もうおひらきかw
俺はおまわりさんを呼んで、「何かこの家変ですよ」って言って、
二人でバイク屋の裏側に回ってみた。裏に回ってみると、バイク屋の2階は
住居になってて、そこのドアの隙間から明らかに異常な量の煙が出てた。
俺は慌てて、おまわりさんに「中におばあさんがいます!」って言ったら、
おまわりさん、ドアを体当たりで開けちゃった。
その瞬間、ものすごい量の煙が噴出してきて、俺はギブアップ。おまわりさんは
何とか中に入ってばあさんを助けようとしてた。そこはアパート密集地帯だったんで、
俺はとにかく大声を出しながら、裏の部屋の扉を叩きまくった。
そしてまわりの住民と今思えば笑っちゃうけどバケツリレー。
そんなもんで消えるはずもなく、火はどんどん広がっていって、俺はもう完全に
おばあさんのことはあきらめてて、もう危ないからみんな避難した方がいいよ、
なんて言ってた。そしたらやっぱりおまわりさんはすごいもんで、
とうとう燃える家の中から真っ黒な顔をして担ぎだしてきた。
俺達も手を貸して安全なところに横たわらせてよく見たら、それはじいさんだった。
着てるものも全然違う。ありゃーと思って見上げたけど、
どう考えてももうばあさんの救出は不可能。やっと消防車が駆けつけて
消火を始めた時には2階は火の海だった。
<3/3>
その話は実は引越しをしたずっと後に私を怖がらせまいと気を使った同居人が
話してくれた話です。
よく考えてみるとそのアパートの部屋、
リフォーム前に内覧に来た際、壁に尋常じゃないほどデカい穴が開いていたのです。
ちょうど何か重たいものを思い切りぶつけたような尋常じゃない穴。
その穴のことを不動産屋に聞きましたが喧嘩でもして灰皿でも投げたんじゃないの?と、
適当にごまかされただけだった。
今はもう引っ越しましたが引っ越す前に押入れの中をよく見ましたが、
ゴキブリやねずみの死骸や糞はおろか、
綺麗さっぱり入居した当時のままでした。
そのアパートは旗の台駅近くの大学病院の側にあります。---完---
241 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 23:52:28 ID:+9T1m1Sy0
235
嵐に反応するおまえも嵐。
やっぱりゆとりはダメだ。
もうダメ過ぎて可哀想だわ。
軍隊でも入って精神立て直して来いよ。
その後、じいさんは一命を取りとめたらしい。
じいさんはバイク屋とは無関係で、2階を借りてただけ。
家賃もかなり滞納してたようで、自殺?って可能性が高いみたいな話を聞いた。
俺はその後第一発見者ってことで消防から賞状をもらった。
ところでばあさんなんだけど、そんな人いないんだって。
じいさんはずっと一人暮らしだったらしい。警察も消防もおじいさんと
見間違ったんでしょ、ってさらっと流しやがった。
見間違いのはずないんだけど。だって助け出されたじいさんはハゲ頭だったけど、
俺はばあさんの髪型まで覚えてるし、何よりも俺の目の前で窓を閉めやがったんだぜ。
243 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 23:53:16 ID:ZeFaENE3O
おい、荒らすなよ。
ただでさえつまんねースレなんだから
すげえ昔にラジオでおすぎだかピーコが言っていた、
作家の故遠藤周作さんから聞いた話。
深夜、遠藤さんが高級クラブだかバーを出て、
タクシーで帰路に着こうと手を挙げた時に
顔見知りだかのホステスが方向が一緒だということで、
「先生ー!御一緒させてくださーい」ってやって来たんだって。
ほろ酔いの遠藤氏が許可すると、タクシーは2人を乗せて深夜の街を走りだした。
何かの拍子に遠藤氏が足下に小銭を落としてしまい、
前屈みでそれを拾い、拾い終わってふとバックミラーに目をやると、
タクシーの運転手の様子がちょっとおかしい。
やたらとこっちを見ている様子で、ちらちらと目が合う。
しかもその目の表情がちょっと普通じゃ無い。
(へんなやつだな・・)
そう思いながらもタクシーは走り続け、
その間ホステスと二言三言会話しているうちに
タクシーはホステスの家の近くに到着、
「ありがとうございました」って言ってホステスは降りて行ったんだって。
つづく
人から聞いた話。
男が夜中にのどが乾いたので近所の自販機に行く事にしたそうだ。
自販機まで数十・の道。
自販機は、あるアパートの前にある。
缶ジュースを買ったところで男は気付いた。
アパート1階の1室から光が漏れている。
深夜にカーテンもせずにだ。
不審に思った男は部屋をのぞき観ることにした。
部屋の中には男と女が立っていた。
二人とも白い服を着て俯いている。
何故だか分からないが顔が見えない。
男はそこまで見て、逃げ出すようにその場を去った。
その部屋に恐ろしく違和感を覚えたからだと言う。
後日、近所の仲の良い住人に話を聞いたところ
そのアパートの部屋に、現在住んでいる人はいない。
さらに妙な噂もあるらしい。
昔、そのアパートで自殺した女が夜になると現れ
見たものを部屋の中に引き込むらしい。
以来、男は夜自販機に近付かなくなったという。
246 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 23:55:06 ID:z3Y3Xjc/0
もういいもういい、もうそんなに盛らなくていいよ。
味噌汁もうないんだろ。つまっちゃうからいいよ。
だからそんなに食えないって。
おい、もういいっていってんのに。食うからくれよ。ほら。
なんで盛るんだよ。盛らなくていいって。盛るなよ。
食えねえよ、盛り過ぎだって。盛るなって。よこせよほら。
おい、おい、なんでまだ盛るんだよ。すごいことなってるって。
何盛りだそれ。やめろって。食えるかって。
聞いてんのかよ盛るなって。なんで盛るの。やめろよ、やめろって。
誰が食うんだよその盛りを。もういいから。いいからさ。
おい、ほんとに食えないって。つーか聞いてんの。ねえ。
もうやめて、盛らないで。やめてって。盛らなくていいって。
やめろって。おいやめろよ。やめろ、盛るのやめろ。盛るな。盛るな。
おまえ何してんだよ。盛るとか盛らないとかの話じゃなくて何やってんだって。
おい、ほんとなにしてんだよ、盛り切れてないって。汚いって。
もうやめろよ。やめろよ。やーめーろーよ。
247 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/07(金) 23:55:22 ID:zB8Zs1xC0
20本目の蝋燭が消えました・・・
トンプウ ◆TIBJ0NRgIoさん、ありがとうございました
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もうすぐ30の親父 ◆oK9Nov0CTMさん、第21話をお願いします
もう、20年ぐらい前の話なんですが、当時住んでいたところで
立て続けに死人が出るということがありました。
もちろん、死因は別々だし、死人が立て続けに出ることなんて
あまり珍しいことではありません。
まぁ、年寄りばかりでなく年代も別々だったんですけど。
で、当時ちょっといっっちゃってた姉が、「この街には死神がいる」とか
言い出したんですよ。もともとアレだったし、私もそういうことは信用
しない性質なんであまり気にしてなかったんです。
しかし、しばらくすると予言めいたことをするようになったんですよね。
「次は○○の××が死ぬね」とか。
…はい、そうです。その人死にました。病気とか危ないとかいうなら
予測も立つんですけど、別になんてことない元気な人でした。
死因を言わないし、疑わし言っちゃ疑わしいんだけど、死んだのは事実。
つづく
249 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 23:56:24 ID:+9T1m1Sy0
「悪の十字架」
このデパート、開くの十時か?
250 :
もうすぐ30の親父 ◆oK9Nov0CTM :2009/08/07(金) 23:56:27 ID:0ENezgNV0
1/4
まず始めにこの話は私の実体験であり、嘘偽り等はないことを記しておきます
あれがあったのは確か19の夏の頃でした
私が住んでいる某県は、戦前石炭の採掘で栄えた町です
戦後の石炭から石油への転換で数箇所の町は人口激減と共に過疎化し、廃墟が目立つようになりました
病院、学校、アパート等、その頃新しかったコンクリートで造られた建物は
未だに取り壊されること無く、もの悲しさと共にどこか郷愁的な気持ちにさせてくれます
さて、ここから私の話です、その頃友人とのサバゲが生き甲斐だった私は
森や廃墟、後援などで無許可で撃ち合いを楽しんでいました
今思えば若気の至りですね・・
そうして何度かのサバゲを楽しんだ私たちは「野戦がやりたい!」と誰かが言い出しまして、
夜、廃墟になった建物にサバゲの下見にいきました
下見にいったのは10人ほどいた仲間のうち私 ヒデ ミツルの三人、何故夜にいくんだという声もあるでしょうが、
その頃の三人の仕事の都合上どうしても夜にしかいけなかったのです
自宅から80`程はなれたところにある廃墟がよさそうだという話をミツルが聞き
道すがらのコンビニで夜食と懐中電灯を買い、その廃墟へ向かいました
んで、怖くなったので姉を問い詰めることにしたんですよ。
いっちゃってる人間からまともな話が聞けるかどうかってのも
あったんだけど、とりあえずね。
したら、「死神がくるんだよ。寝てる時にね」とか言うの。
死んだ人たちは、「彼らは死神についていったんだ」って。
死神は一人じゃなくて、団体なんだって。ジェントルメンらしいよ。
でも、ちゃんとした死神じゃないらしくて、ついていった人たちは
永遠に「死ねない」ことになってしまうらしい。
死神の言うことがすばらしいので、ついていってしまうらしい。
んで、街から街へと渡り歩くんだそうだ。そうやって仲間を増やすって。
しばらくして死神はいなくなったらしく、死人も減ったんだけど、
今姉にその時の話をしても(゚Д゚)ハァ?って言われるだけ。
まぁ、姉の症状と死人の多さはあまり関係ないと思うけど、
当時厨房だった私には((((;゚Д゚)))ガクブルでした。
おしまい。
252 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 23:56:54 ID:wqWafnpI0
>>241 荒らし?何だそれ。
俺は文句言いまくる厨房に文句言っただけだが?
大体お前が荒らしと言ってる俺に反応するお前も荒らし。
安価もつけ方も分からないリア厨は一年ROMってろw
幼稚園児だった私は遠足のバスに乗っていた。
バスが赤信号で停車すると、車内は急に静かになって
隣の席も後ろの席も皆一様に眠ってしまっているよう。
赤信号はいつになっても青にならず、車内は静寂に包まれていた。
窓際に座っていた私が不図外を見ると、横断歩道の手前(歩行者用信号機の下)に
おかしな格好をした親子がたたずんでいた。青信号なのに渡らない母と娘が。
頭には頭巾をかぶり、格好全体はどこか古臭い印象。
うつむいた顔は頭巾に隠れてよく見えないが、赤く染まっているように見えた。
母と娘は手をつなぎずっとそこにたたずんでいる。
急に車内に音が戻る。騒ぐ声、バスのエンジン音、交差点を過ぎるときに
もう一度振り返ってみたけれど親子の姿はもう見えなかった。
つづく
254 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 23:57:07 ID:LEQs9VW+0
幼稚園児だった私は遠足のバスに乗っていた。
バスが赤信号で停車すると、車内は急に静かになって
隣の席も後ろの席も皆一様に眠ってしまっているよう。
赤信号はいつになっても青にならず、車内は静寂に包まれていた。
窓際に座っていた私が不図外を見ると、横断歩道の手前(歩行者用信号機の下)に
おかしな格好をした親子がたたずんでいた。青信号なのに渡らない母と娘が。
頭には頭巾をかぶり、格好全体はどこか古臭い印象。
うつむいた顔は頭巾に隠れてよく見えないが、赤く染まっているように見えた。
母と娘は手をつなぎずっとそこにたたずんでいる。
急に車内に音が戻る。騒ぐ声、バスのエンジン音、交差点を過ぎるときに
もう一度振り返ってみたけれど親子の姿はもう見えなかった。
つづく
256 :
もうすぐ30の親父 ◆oK9Nov0CTM :2009/08/07(金) 23:57:59 ID:0ENezgNV0
2/4
当時のその周辺は携帯が圏外になることが多く、その場所へいくまでにも圏外表示になっておりました
ミツルが運転する車でそこへ深夜1時頃に到着し、
「俺はここで待ってるよ」と、ミツルが言うので、私とヒデの二人でその建物へと向かいました
腰の上あたりまで草が生い茂る道を懐中電灯で照らし、かきわけながら山の中にぽつんとある建物へつきました
このあたりでミツルから携帯に着信がありましたが「どうせ俺らを怖がらせようとしてるんだろ」と、ヒデがいうので
その着信はスルーして、建物への入り口へ草をかきわけながら歩きました
どうやらその建物は小学校のようで、小さいうわばき等が散乱した玄関を通り抜け
長い廊下をゆっくりと二人で歩きながら、サバゲの陣営の確認等を行っていました
30分ほどで難なく下見も終了し、さあそろそろでるか、となったところで
二度目の着信がありました、恐らくしびれをきらしたミツルからだろうと着信画面を見てみると
ヒデの名前が表示されていました
隣にいるヒデからの電話です
257 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 23:58:00 ID:+9T1m1Sy0
3/4
その廃墟の窓をのぞくと
悪魔が顔を見せたのです。
おれたちは必死でBB弾を打ち込みました。
でも、その悪魔は分裂し、増殖していったのです。
おれたちは悪の世界に引きずり込まれていったのです。
え、じゃあ誰がこの話ししてるのかって?
おれが悪の世界からだよ!!!
>>238 ここに書き込んでる時点でお前も荒らしのバカだろww
そんな事も理解できないのかな?w脳味噌腐ってるのかな?w
知能はチンパンジー以下みたいだねww
もう10数年も前の事なんだけど、、、
ある日の夜中2〜3時頃、突然アパートのチャイムが鳴った。こんな夜中に誰だろう、と
思いつつドア越しに返事をすると、「ボランティアサークルの○○という団体です。目の不自由な
子供達が一生懸命作った人形を買っていただいて、その収益を施設に寄付する活動をし
ています」という若い男の声が返ってきた。
うさん臭い上にこんな真夜中。当然ドアを開けるつもりもなく、適当にあしらって帰っ
てもらおうとしたが、相手は全然諦める気配がない。その内、相手の声がだんだん大き
くなってきて「お願いします!」とすがりつくように必死に訴えてくる。いい加減うん
ざりしてシカトをしてたんだけど、「とりあえず、ドアだけでも開けて下さい!」と
言って、扉をドンドン叩きはじめたので流石にちょっとキレて「こんな夜中に突然やっ
てきてドアを開けろっていう方がおかしいだろ、警察呼ぶぞ!」とどなったらやっと諦
めて帰ったらしく静かになった。
朝が来て、ポストの新聞を取りに行こうとドアを開けたら、ドアノブのところに1メー
トルくらいのバカでかいピエロの人形が吊るされていて、ゾ〜っとした。
いったい、あれは何だったんだ。。
260 :
もうすぐ30の親父 ◆oK9Nov0CTM :2009/08/07(金) 23:59:10 ID:0ENezgNV0
3/4
当然ヒデは自分の携帯を持っており、着信画面をヒデにみせるとヒデは携帯を取り出しました
ヒデが間違ってかけたわけではありませんでした、履歴にもありません
じゃあこれはいったい誰からだろうと電話に出てみると泣いているミツルの声が聞こえました
「ふっふっ」と声を押し殺して泣いている様子だったので、
これは私が番号登録をまちがえたんだろうなと思い、「どうしたんだ?」と聞いてみると
プツっと電話がきれてしまいました
電話番号の登録をミスしたのかと思っていたので登録電話番号をヒデと確かめてみると
確かにあっているのです
気味が悪くなった私達は早足で入り口へと引き返し、草むらをミツルの待つ車まで走っていきました
草むらを走っている途中でどう考えても二人以上の足音や草が服にすれる音がしましたが
これは絶対振り返ってはいけないと思い、後ろを見ずに走りました
車に着きましたが、ミツルの姿が外からは見えませんでした
近づくとシートにうずくまり、泣いているミツルがドアを開けた音で勢いよく顔を上げました
私とヒデも後ろから迫る足音が聞こえていたので、素早くのりこむと
「はやくだせ!はやく!」とミツルに声をかけ、車を出させました
助手席に座っていた私はサイドミラーから見えた車の後ろ、
道路に一対の上履きが揃っていたのを見てしまいました
そして、テールランプに照らされた頭の様なものが浮いているのも
私は高層マンションの17階にかれこれ数年間住んでいるんですが、
オートロックも無しでこの高さだと飛び降り自殺者が結構多いんです。
それで、目撃してしまうことも数回あったのですが
その中で結構怖かった体験。
パソコンに文章を打ち込んでて、ふと顔をあげて目の前の窓のカーテンを
明けたら、人がスーと落ちていきました。
窓ガラスごしだったのですが、距離的には多分20cmも無いかと。。。
落ちてく瞬間に目がばっちり合ってしまったんです。ちょっと笑ってました。
一瞬のことだったんですが分かるものだなと思いました。
髪の茶色い、多分女性だと思います。
あと引っ越してきてから間もないころ、ベランダに出て洗濯物を干していたら
隣の部屋の人が柵にもたれてぼおっとしていました。
こっちと目が合ったので声をかけようとしたら、
突然来ていたTシャツとズボンをいきなり脱ぎだしました。
私が一瞬固まっていたら、彼は極上の笑みを浮かべ
そのまま柵を乗り越えて落ちていきました。
なぜ全裸で・・・と思いました。
262 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 23:59:42 ID:ZeFaENE3O
トンプウつまんね
悪の十字架の話の方がよっぽど面白い
263 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 23:59:48 ID:+9T1m1Sy0
2年前体調を崩し始めてから不思議現象に見舞われるようになった。
金縛りもしょっちゅうだし誰もいない家からよく足音がするし深夜に部屋を誰かがノックする事もある。
家の周りに猫が住みついて毎晩家に向かって鳴いています。
体調はもう最悪で胃潰瘍を数回、ギックリ腰を数回、仕事もできず最終的にうつ病になり20キロ体重が落ち日常生活すら辛くなり自宅で静養することになりました。
ある日霊感のある知人に相談したところ、生き霊が憑いてると言われた。
猫のイメージのある男性で思い当たる節はないかと聞かれました。
私は以前恋人だった男性にストーカーされて悩んでいました。彼は精神的におかしく私を殺そうとしたこともありました。
第三者を挟む話し合いによりその時は解決したはずでしたが…
彼は猫に似ていて猫=彼というイメージが当時からあった事を知人に話しました。
その知人に家を塩で浄める方法を教えてもらい、その通りにやってみました。
その次の日、全く知らない番号から携帯に電話がかかってきました。
「…出ちゃったんだ」
と、相手は言いました。
かけてきたのはストーカーになった元彼でした。
彼「あれからも君の事をずっと気にしていたんだ。ずっと話したかった」
私は鳥肌が立ちました。
でも恐れずはっきり言おうと、震えを必死に抑え強い口調で言いました。
私「もう私は私の生活を一生懸命やっているの。あなたが気にするような事は何もない。だからもう私のことは忘れて欲しい。二度と話したくもない」
彼「俺は君のことわすれないよ。それだけ言いたかったんだ。」
私「そう。私の中にあなたはもういない。さようなら。」
と電話を切ってしまいました。
それから更に体調を崩し入院することになりました。
退院はできたけど今も肩が重く私の行く道を塞ごうとされてるような気がするのです。
野良猫にまとわりつかれるのも相変わらずです。
気のせい、じゃ片付けられない事ばかりでとても滅入っています。家族にも不幸が続いています。
もし本当に生き霊がついていたとしたらどう対処すればいいのでしょうか…。
俺大学生なんだけど
去年の6月いつもと同じように
大学に登校、そして授業を受けてた
俺の大学は3時間目は12時10分からで
俺は3時間目あったから普通にでてた(ちなみに政治学)
そして10分位したら携帯に電話がかかってきた
見ると父親からだった。(ちなみに母親は離婚して音信普通)
授業中だからとらなかった。
授業おわってなんだったのかなあ、と思って
父親の携帯にかかけも出ない。
おかしいなあ、と思いつつまあいいやと思ってたら
おばあちゃんから電話が
「○○が死んだ!自殺だよ。」後泣き声
勿論○〜はおれの親。俺は頭真っ白になったけど
とりあえず何時死んだの?ッてきいたら
警察によると今日の1時〜3時だった。
親の携帯はポケットにあった。
俺はふに落ちなかったけどとりあえず実家にとんぼ返り。
今になって思うのはあの電話に出てたらどうなってたのかって
思う。父親は一人で俺を育ててくれたからマジで
感謝だけど電話に出なかったのが心残り。
265 :
もうすぐ30の親父 ◆oK9Nov0CTM :2009/08/08(土) 00:00:12 ID:F+pYK11R0
4/4
その場から立ち去った私達は行きがけに寄ったコンビニまでたどり着き、
事の顛末を話し合っていました
まず、ミツルは私とヒデが廃墟へ向かった後、十分後位に私から携帯に電話がかかってきたので
廃墟へと向かい、そこで草むらで遊ぶ子供を見たそうです
怖くなったミツルは車へ戻りますが、足音が後ろから追いかけてくるのでドアをロックして
顔をふせてまっていたそうです
私達が車につくまでに何度か窓をたたかれたそうで、コンビニについた後みてみると
無数の子供の手形がついていました
そして、私の携帯へ電話したのかと聞くと、していないと
その話を聞いた私達は逃げ帰るように家へ帰りました
この話はこの三名だけしか知らないものであり、他の仲間7名は下見にいったことすら知りません
後々考えてみるとあの建物があるといった提案者が出てきていません
建物への下見へ行く少し前のサバゲが終わったあとの車での帰宅中に野戦がしたいという話をしていたときに出たのですが
その車にのっていたのは私 ヒデ ミツルの三名だけであり、その建物があるといった提案者がいません、ですが確かに三人ともあの建物の事を知っているのです
一回目の着信の履歴はありませんでした、当然私とヒデの二人が私の着信音をきいていました
そして二回目の着信、あの声の主は一体誰なのでしょうか
あの土地では携帯は圏外になるのです
完
266 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/08(土) 00:00:33 ID:zB8Zs1xC0
21本目の蝋燭が消えました・・・
もうすぐ30の親父 ◆oK9Nov0CTMさん、ありがとうございました
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のらはり ◆EBtYQnCuYkさん、第22話をお願いします
1/2
『Sさんの霊感』
私は少しだけ霊感があり、私の母は私より霊感が強いです。
そして弟の友人の母Sさんはさらに強いです。
例えば、ある事故現場を通った際に、その事故のことは誰も知らなかったのですが、
私は特に何も見えないのですがいきなり寒気がして気持ち悪くなり、
母はちょうど脇のガードレールによりかかるような感じで若い女性らしい
ヒールのサンダルを履いた足が見え、Sさんはガードレールに
よりかかりながら若い男女が雑談している(Sさん曰く自分が
死んだのに気づいていないらしい)のが見えたそうです。
これはそんな霊感レベルの高いSさんの話です。
中古車販売会社で働いている母子家庭のSさんは、ある中古車を別の事業所に運ぶ
ため、その車に乗りました。その瞬間「やっちゃった。」と思ったらしい
です。なんでもバックミラーに青白い女性が写っていたそうです。こういう
業界だとたまに車に霊が乗っていることがあるらしいですが、最初から
現れたのは初めてだったそうです。それで隣市の事業所まで運転して
いって降りた時にはもうその女性はいなくなっていました。
2/2
その日の深夜、Sさんがその息子と二人でアパートの3階にある部屋にいた時
のことです。ふと気配がしたので振り向いたところ、先ほどの女性が窓の外
から二人をにらみつけていました。その女性は息子にも見えているらしく、
彼はブルブルと震えながら、小声で「オカアサン・・」と助けを求めてきました。
すると女性は窓に両手のひらをつけたかと思うと、窓ガラスがありえない
くらいのスピードで、ガタガタガタガタ・・と鳴り出しました。「ついてきた。
そしてこの霊は危険だ。」と直感したSさんは息子を連れて家を飛び出し、市内にある
母親宅に逃げ込みました。霊を信じていないSさんの母親は理由を聞いて
呆れていましたが、「まあ今日は泊まってって、明日の朝帰りなさい」
と言って二人を泊めてくれました。
次の日の朝、Sさん親子が家に帰るともう昨日のような気配はありませんでした。
安心したSさんが荷物を降ろしてのんびりしていると、いきなり息子の叫び声が
聞こえてきました。震えながら息子が指差す先は、Sさんが金魚を数匹飼っていた
水槽でした。中を見ると金魚が全て死んでいました。空気ポンプは付けたままで
あったし、戸締りもきちんとしていきました。それなのに金魚は全て死んでいました。
後日、近くの寺に相談しに行ったところ、あの女性は悪霊だったらしく、
祓ってもらったら、その後Sさんの前に出ることはありませんでした。
「やっぱりなまじ霊感あると付いてきちゃうみたいだね。金魚が私たちの
身代わりになってくれたんだろう。」
その後、私の母親にSさんは普通の顔でそう言ったそうです。。
[完]
269 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/08(土) 00:02:32 ID:8agU9lr60
22本目の蝋燭が消えました・・・
のらはり ◆EBtYQnCuYkさん、ありがとうございました
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たるたる ◆7vU/OMinzsさん、第23話をお願いします
271 :
たるたる ◆7vU/OMinzs :2009/08/08(土) 00:03:38 ID:6F+HJpPg0
:::+:::::+:::+:::
小学生のころ家の近くにあったゴミ捨て場は俺ら子供の遊び場になっていた
そのゴミ捨て場の一角に近所の不○家の店にあった古いペコちゃん人形が捨てられていた。
そしていつの頃からか、そのペコちゃんが夜になると口から真っ赤な舌を1メートルくらい垂らし、
それを見てしまった人は食われる−という噂が出たのである。
いま思えばありきたりな噂だったが、子供心には本気で怖かった。
小学校6年の夏休み、俺らは町会の集まりで公民館に集まって友達としゃべったり花火をしたりとさわいで
いたが、自然とゴミ捨て場のペコちゃんの話になった。
「夜10時を過ぎると舌をだらーんと出すらしいぞ」、「いや、9時半だ」とか子供どうしで言いあってたが
人数が多くて強気になり、夜にもかかわらずゴミ捨て場に見に行こうという事に。
8時頃ゴミ捨て場につくとペコちゃん人形は変わりなかった
しかし、そこにクラスのやんちゃガキのT野がゴミの中から長さ2メートルほどの赤い布の紐を見つけてきた。
そしてその赤い紐の片端をペコちゃんの口の所にガムテープで貼りつけたのである
なんだか本当にペコちゃんが赤く長い舌を出しているように見えて俺ら感心してしまった。
その後10時近くなって解散しもう一度ゴミ捨て場に行ってみたらペコちゃんがだらりと赤い舌を垂らしている。
するとT野がうわっと驚くので、「自分でやっておいて驚くな」と言ったら、T野は「俺、外したけど」と言って
その横を指さす、たしかに先ほどの紐は外されて放り投げられているのが街灯に照らされて見える。
しかし俺らはT野がかついでるなと考え、比較的冷静にペコちゃんを観察した
くらい街灯の光でよく見てみると、ペコちゃんの両目がまっすぐ正面を見ている(ふつうは右を見ている)のである。
目を見開き正面を凝視しているペコちゃんに気付いた俺らは驚きまくってばらばらに走って家に帰った
その後、T野も皆も誰も変わりはないがペコちゃん人形は半年くらいしてゴミ捨て場から消えた。
【完】
272 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/08(土) 00:03:47 ID:zB8Zs1xC0
23本目の蝋燭が消えました・・・
たるたる ◆7vU/OMinzsさん、ありがとうございました
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隊長 ◆RxgHtAIchoさん、第24話をお願いします
一月前に住んでいたマンションでの話です。
八年間住んだマンションだったけど、2〜3ケ月に一度位の割合で気になることが起こっていました。
玄関が開く音がして、足音がリビングを横切る。
別の部屋へドアの開閉する音だけ残して走り去る。
また夜中の2時頃に玄関チャイムが狂ったように鳴り、ドアを激しく叩く音が鳴ったりしました。
覗き窓から見ると二人の子供を連れた女性が立っていました。
女性は30代前半位、子供は5才位と8才位でした。
女性は俯いていて、ぼんやりとモノクロな映像のようだった。
しばらく続いてから状況にも慣れ、同居人のような感覚で余り気にはしていませんでした。
しかし数年前に2ちゃんねるで「ひとり隠れんぼ」をした後のことです。
ある夜寝室で寝ていると、背中側で人の寝息と心臓の鼓動が伝わってきました
私は自分の子供が寝付けなくなって、添い寝をしに来たのだと思っていました。
しかし、私の向いている方向が寝室の入口で、人の入ってきた形跡はありませんでしたので
隣で寝ている子供の手を触ってみました。
ぷよぷよとした、明らかに子供の手でしたのでやはり実子だと思いました。
が、、実子にしてはまるで幼子の手のようだ、おかしいと思い、寝返りを打って確認してみました。
そこには、黒い影のような子供ががこちらを見ながら横たわっていました。
眼の白目はなく、ただ黒く。
私を見つめながらそこに。
あの親子は、あの部屋で誰かを探していたのでしょうか。
今も・・
(完)
274 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/08(土) 00:05:42 ID:8agU9lr60
24本目の蝋燭が消えました・・・
隊長 ◆RxgHtAIchoさん、ありがとうございました
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石原 ◆dqzTAWg8r6さん、第25話をお願いします
275 :
石原 ◆dqzTAWg8r6 :2009/08/08(土) 00:06:06 ID:UKQ8j0bW0
霊を抱く男 1/5
まだオレが幼稚園生だった頃の話。
内容が内容だけに、どこから話していいものやらわからないんだが、
よく子供には、大人には見えないものが見えるっていうだろ。
妖精とか、小さなおっさんとか。
オレもそんなヘンな子供だった。
ようするに、幽霊が見えてたんだな。
恐怖心はなかったよ。
ってのは、オレの家は母子家庭でさ。
小さい頃から、母親が仕事に出ていたから、家では一人ぼっちだったんだ。
寂しくはなかったよ。家政婦さんが来ることもあったけど、ほとんどは友だちと
夕暮れまで遊んでたから。
何より、家には女の幽霊が住みついてたんだ。
テレビの前で、じっと体育座りしている青白い人で、いっさい何もしゃべらない。
オレはそれを母親変わりにしていたんだと思う。
だから、恐怖心というよりは、保母さんって感じでしか見ていなかった。
こっちから何か話しかけると、それに反応して振り向いてくれるのがうれしかった。
そんなある日、家にセールスマンがやってきた。
マンションのドアを叩いて、「すいませーん」と声をかけてくる。
実はオレ、幽霊なんかより、セールスマンの方が怖かったんだよ。
母親に、「誰が来てもぜったいにドアを開けるな」って言われててさ。
それを徹底させるためか、母はオレに「トントンおじさん」っていう人の
創作話を聞かせていたんだ。
276 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/08(土) 00:06:23 ID:HGw/PD9h0
ある女子大生2人(A子とB子)がコンパして4人で飲んでて、
その後男とは別れて、家へ帰ろうとしたんだけど、
よっぱらってたからB子はA子のアパートに泊まることになって一緒に帰った。
A子の部屋についてB子がベッドのところに座った。
B子は思い出したかのようにA子に、
「買い物あるからコンビニ行こうよ」って誘った。
A子は行かないと言っていたが、あまりにもB子が誘うので行くことにした。
鍵を閉めて外に出たところでB子は警察に連絡をした。
なんとA子の部屋のベッドの下の隙間にナタを持った男がいた。
B子は窓ガラス越しに男がいることに気づき、そこで声を出したならきっと殺されるという
考えから、機転をきかせてコンビニに行こうと誘った。
その男は近くにある精神病院から抜け出してきた患者だったらしい。
277 :
石原 ◆dqzTAWg8r6 :2009/08/08(土) 00:07:13 ID:UKQ8j0bW0
霊を抱く男 2/5
「トントンおじさん」ってのは、子供が一人でいる家のドアを「トントン」とノックして、
それで子供がドアを開けちゃうと、おじさんにどこかに連れ去られてしまうっていう・・・
まあ、典型的な怖い話。
でも子供だったから、母親に言われると、そりゃ震えあがったよ。
だからセールスマンが訪問しに来ると、いつもオモチャ箱の影に隠れてた。
まあ、たいていは留守だと思って、しばらくしたら帰っちゃうんだけどさ。
でも、その日きたセールスマンだけは違った。いつになってもドアをノックし続けるんだ。
トントン・・・すいませーん! トントン・・・すいませーん! って。
数分どころか20分くらい経ったと思う。恐怖心から長く感じたのかもしれんけど。
それでも帰らない。そいつはオレが居留守を使っているのわかってたんだろうな。
何もかも見透かされたようで、オレは声も出せずに震えていた。
「トントンおじさんが来た!」って信じこんでた。
それでも、テレビの前に座っている幽霊の無表情な顔を見ていると、
一人じゃないって思えて、なんとか勇気を出せた。
やがて、セールスマンはこんなことを言った。
「ボク? いるんでしょ。 そこあぶないよぉ?」
オレはそれに反応して何かしゃべろうとしたけど、寸前で思い止まった。
「嘘だ。開けさせるつもりなんだ」
でも、次の一言で、背筋が凍りついた。
「君の家ねぇ。幽霊がいるんだよ。あぶないから、出ておいで。おじさんが
守ってあげるから」
オレはゾッとした。
居留守だけでなく、母親にも知られていない、幽霊の存在まで知られたことが
ショックだったんだ。
278 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/08(土) 00:07:45 ID:CVolT9GVO
石原マジでつまんねー
279 :
石原 ◆dqzTAWg8r6 :2009/08/08(土) 00:08:31 ID:UKQ8j0bW0
霊を抱く男 3/5
でも同時に、オレはセールスマンの言うことを信じだしてもきていた。
ってのは、当然だけど、テレビなんかでは幽霊ってのは必ず怖い話の中に
出てくるだろ。だから幽霊があぶないってのは、それなりにわかってたんだ。
前門の幽霊か、後門のトントンおじさんか・・・。
どっちを信じるか迷った。だけど、さすがに幽霊を裏切ることはできなかった。
そういうしているうちに、ノックの音がやんだ。
はぁ・・・と子供ながらに胸をなでおろし、外の様子をさぐろうと玄関まで行って
ドアに耳を当てた瞬間、オレはぎょっとして身をすくませた。
唱えてたんだよ。そのセールスマン。お経をさ。
で、異変を感じて後ろに振りかえると、女の幽霊が顔を何倍にもふくらませて
苦しみだしたんだ。そりゃフグみたいにでっかくなってた。
その白目をむいた、紫色の顔がこっちを向いて、さすがにオレはへたへたって
その場に座りこんでしまった。
初めて、見慣れた幽霊に恐怖心を抱いたんだ。
その上、セールスマンの方も、ドアをドンドン!ドンドン!って激しく叩きだした。
「開けろ! 開けるんだ! ね!ね? ボク助けてあげるから・・・ね!ね?」
正直、オレはしょんべんチビッてた。
何故かジャーっていう音だけを冷静に聞いていた。
で、気づいたんだ。
「まずい・・・ドア開けられちゃう」ってこと。
マンションのドアなんかには、新聞受けの下によく小物入れみたいな
ものがついていて、母親はそこにカギを置いてたんだよ。
だから、そこから鍵を取れば外からでも開けられるようになっていた。
280 :
石原 ◆dqzTAWg8r6 :2009/08/08(土) 00:09:40 ID:UKQ8j0bW0
霊を抱く男 4/5
オレは必死の思いで立ちあがった。
それで小物入れの鍵に手を伸ばそうとした・・・その時、
ガバッと外から青白い手が突っ込んできて、鍵を奪いとった。
「ボク、開けるよ? 開けちゃうからね・・・」
やさしい声色が逆に不気味だった。オレはガクガク震えながら、後ずさるしかなかった。
ドアが開き、セールスマンが入ってきた。上から下まで縦じまのスーツで
顔は痩せこけて目はギョロっとしていた。インドの修行僧が、スーツ着た感じ。
「トントンおじさん、来ないでよぉ!」
そんなオレの泣きごとを無視して、そのセールスマンはズカズカと幽霊の方に
一直線に歩いていった。オレのことなど眼中にないかのように。
で、信じられないことがおこった。
なんて言えばいいのか。その男が、とつぜん、女の幽霊に抱きついたんだ。
その・・・ズボンを降ろして・・・。
子供だったオレには、目の前で行われている光景が理解できず
ひらすら怖い印象しか受けなかった。でもとにかく幽霊を助けなきゃと思った。
「な、何してるんだよぉ〜! そんなことしたらかわいそうだよぉ」
281 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/08(土) 00:10:04 ID:8jyv2tQk0
282 :
石原 ◆dqzTAWg8r6 :2009/08/08(土) 00:10:22 ID:UKQ8j0bW0
霊を抱く男 5/5
男は紫色の女の顔をすりすりしながら、ハァハァ言っていた。
「・・・こうすると、気持ちいいんだよぉ?」
「き、気持ちいい?」
「スベスベでね・・・スースーしてね、ふふふ。君もどうだい?」
「う・・・うわぁ」
オレはぼうぜんとするしかなかった。
満面の笑みで体を擦りつける変態と、泡を吹きながら抱きつかれる女の霊の
上下運動を、ひたすら見守るしかなかった。
「・・・ふぅ」
やがて女の幽霊はしぼんで消えうせ、男は満足した顔で部屋から出ていった。
後には、白い液が床にこびりついているだけだった。
オレはしばらく放心状態で震えていたが、やがてティッシュを取ると
無心で白い液を一生懸命にふきとりはじめた。
涙が、止まらなかった。
それ以降、霊を見るようなことはなくなった。
了
283 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/08(土) 00:10:27 ID:8agU9lr60
25本目の蝋燭が消えました・・・
石原 ◆dqzTAWg8r6さん、ありがとうございました
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トンプウ ◆TIBJ0NRgIoさん、第26話をお願いします
短くいきます
<消えた代人さん>
私のうちの同居人(以下G)はよく霊のようなものを見るらしい。
もうずいぶん前の話になりますが、
以前Gが電工をしているときの話です。
ある日、現場でコンセントの取り付け作業をしていると、
ふと背後に気配を感じ振り向くと、
その現場でいつも会う代人さんがいた。
代人さんは
「お疲れ様。あとどれぐらいで終わります?」と聞くので
「そうですね、あと30分ぐらいですかねえ・・・」とGは答えた。
振り返ったときに代人さんはメットをかぶっていたのですが
鼻から上の部分がどうしても見えない。
なぜか靄がかかっているように見えて顔に生気というものが感じられなかったそう。
代人さんはどこかいつもと違う様子でそのままスーっといなくなってしまったらしい。
なんだ愛想がないな、とGはそのとき思った。
その後詰め所で缶コーヒーを飲みながら他の作業員と雑談休憩していると、
他の作業員が話している声が聞こえた。
内容を聞くと、そのさっき会ったばかりの代人さんが
昨日作業中に建物の骨組みから足を滑らせて亡くなったという・・・
ではさきほど会った人はいったい誰なんだろう?
という話でした。---完---
285 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/08(土) 00:11:39 ID:8agU9lr60
26本目の蝋燭が消えました・・・
トンプウ ◆TIBJ0NRgIoさん、ありがとうございました
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げっこう ◆jn4VEmR8Mkさん、第27話をお願いします
これは私が高校の頃の話です。
その日、私は電話で友人Aと遊びに行く相談をしていました。
長く話した結果、映画の後、買い物、カラオケとなりました。
決まったので電話を切ろうとするとAは、
「あのさ・・・全部やめて○○公園に散歩に行かない?」
と、今まで話していたことを突然覆しました。
「えっ?○○公園に?なんで?」
「いいから○○公園行こうよ。散歩しようよ」
とAはしきりに公園に行きたがります。
「でも、公園で散歩だけじゃね・・・」
と私は異論を唱えました。
するとAは、
「え・・・あんた、○○公園行きたいの?」
それまで公園に行きたがっていたAが、突然不思議そうに私に言いました。
「Aが行こうって言ったんじゃん」
私がそう言ってもAは笑って不定するだけで、結局もとどおり映画、買い物、カラオケになりました。
「じゃあ、明日ね」
「うん、じゃあ」
そう言って、Aは電話を切りました。
Aは確かに電話を切ったのです。
しかし、受話器からはっきりと声が聞こえました。
「お前も来いよ・・・公園・・・飛び降りにさぁ!」
Aの高い声とは違う、低くかすれた男性の声でした・・・
私はすぐに電話を切りました。
翌日、私はAと遊びに行きました。
けれど、あまり楽しめませんでした。
なぜなら、○○公園が飛び降り自殺や海難の名所だということを思い出してしまったからです。
それ以来、電話が怖いです。
【完】
287 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/08(土) 00:12:54 ID:8agU9lr60
27本目の蝋燭が消えました・・・
げっこう ◆jn4VEmR8Mkさん、ありがとうございました
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とっぴんぱらりのぷぅ ◆6u80XaUi9cさん、第28話をお願いします
第28話 【 夏は生(なま)。 】 [ 1/2 ]
高校以来の友人が遊びに来た。
「おまえ、一体何ぶら下げているんだよ」
「開口一番それかい。何ってスイカだスイカ。
冷え冷えの熟れ熟れの切り分ければ甘い汁したたるスイカ。」
「違う。178cm位、痩せ型、30半ば位のなまっちろい男。」
「これか。こんな男か。」
勝手知ったる俺の本棚から卒業アルバムを奴は抜き取り、見せてくる。
「あ、こいつだ。生霊かよ。性質(たち)悪い。落とせ。」
「どの辺だよ。」
「この辺。お前のみぞおちに手ぇ回してすがり付いてる。」
「この辺だな。」そう呟くと、スイカを床に置く。
「うざいんだよ、おめーは!」
低く吼(ほ)え叫び、体重が十分に乗った、綺麗な後ろ回し蹴り一閃(いっせん)。
すかさず低く腰をかがめ、ボディにラッシュ。チャランボ(膝蹴り)。
手刀。持てる全ての技を真言と共にこれでもかと叩き込み続ける。
生霊にもダメージが行くのか、徐々に、姿がゆがみ薄れていく。
「付きまとうなって言うたろうが!お前に興味は無い!去(い)ね!」
低い声で、牙をむいた状態で吐き捨てる。
「…消えたな。また来るだろうが。」
「ありがたくねえなあ。ってか、思いっきり断って罵倒してまだ来るかよ。」
「備えとけ。」
[ 2/2 ]
だが、「次」はなかった。
この些細(ささい)な事件の1週間後。
生霊として訪れた奴が、急激な衰弱により血反吐(ちへど)を
吐きながら、亡くなったそうだ。
「俺のせい、かねえ」
「さあね。元クラスメイト、ってだけでノンケの男にしつこく
まとわり付く奴は、どっかで恨みを買ってても不思議じゃねえよ。」
「ま、幽霊とかなら実害はないし、対処法知ってるからいいけどよ。
生きている人間の時が一番怖かったさ。」
友人の居場所は、実体があるか、よほどの力が無ければ入れるような場所ではない。
その後49日以上経ったが、友人に今のところ実害はないようだ。
とりあえず。
今は。
【了】
290 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/08(土) 00:14:14 ID:8agU9lr60
28本目の蝋燭が消えました・・・
とっぴんぱらりのぷぅ ◆6u80XaUi9cさん、ありがとうございました
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リテラル ◆fQpLJU0C76さん、第29話をお願いします
1/2
俺の父の知り合いに鈴木さんという姓名判断師がいる。
姓名判断という特殊な仕事をしているが、見た目はごく普通の、
白髪で眼鏡で優しい雰囲気の、どこにでもいるおじいさんだ。
よく当たると評判で、家族で何度かお世話になっている。
姉夫婦が引っ越すときには方角を見てもらった。
父がマンション事業に手を出したとき、建築会社やコンサルタント会社を占ってもらったりもした。
つい最近俺も見てもらったけど(就職や結婚のこと)、背中を押すようないい言葉をたくさんもらって
勇気づけられたんだ。
基本嫌なことを言わない鈴木さんだけど、奇妙なことがあった。
婚約した姉夫婦が、姉親族と彼氏の親族の相性を見てもらったときのことだ。
鈴木さんは姉や彼氏のこと、俺含む姉親族のこと、彼氏の親族のことを色々見て話してくれた。
しかし何故か、その話の中に彼氏の父親の話は一切出てこなかった。
その人の話題を避けるように、何ひとつ喋らなかった。
数ヵ月後、姉夫婦の結婚式を目前に、彼氏の父親は死んでしまった。
こんな話もあった。
鈴木さんの評判っぷりを聞きつけた姉の友人・恵美子が、そのことを友人の由紀に話した。
由紀は早速鈴木さんのもとへ占ってもらいに行った。
だが鈴木さんは由紀を占うことを断った。
名前も生年月日も言う前から
「あなたのことは見れません」と、門前払いだった。
その一週間後、交通事故でBは死んだ。
由紀が死んだ後、由紀の母親も鈴木さんのもとを訪れた。
だが鈴木さんは母親を占うことも拒否した。
「あなたのことは見れません」と。
数週間後、由紀の母親も死んだ。
俺の身近で、鈴木さんによって語られなかった人たちが3人も死んだ。
ゾッとした。
鈴木さん、見えてるんだろうな…人の死が。
完
293 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/08(土) 00:15:29 ID:8agU9lr60
29本目の蝋燭が消えました・・・
リテラル ◆fQpLJU0C76さん、ありがとうございました
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えのっこ ◆abc/n/emXcさん、第30話をお願いします
294 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/08(土) 00:16:27 ID:RdxnERd10
「悪魔の人形」
ある年のクリスマスの出来事だそうな…
Bくんはサンタに熊の人形を頼んだそうな…
そして朝Bくんが起きるとそこには熊の人形があったそうな…
そのとき、Bくんは奇声をあげてこう言ったそうな…
「あ、くまのにんぎょうだぁ!ありがとうサンタさん!」
その時Bくんは気づかなかったそうな…
窓から白いヒゲを生やした老人がにこにこしながらBくんを見ていたそうな…
test
296 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/08(土) 00:18:19 ID:GWTMRNDt0
ある日、私は森に迷ってしまった。
夜になりお腹も減ってきた。
そんな中、一軒のお店を見つけた。
「ここはとあるレストラン」
変な名前の店だ。
私は人気メニューの「ナポリたん」を注文する。
数分後、ナポリたんがくる。
ナポリたん:「あのォー…何かご用ですか…?」
私は食べる。
ナポリたん:「きゃっ?!ちょ、や、離して!」
……なんか変だ。
ナポリたん:「パンツ脱がせちゃやぁ…」
しょっぱい。
ナポリたん:「ダメ!そこ舐めちゃ…っ…」
変にしょっぱい。
ナポリたん:「ふっ…んぅ……ば、バカ!!」
頭が痛い。
私は苦情を言った。
店長:「すいません作り直します。御代も結構です。」
数分後、ナポリたんがくる。
ナポリたん:「こ、今度は…その…優しく…し、して…ください…///」
私は食べる。
ナポリたん:「っあぁ!気持ちぃっ!気持ち良いよぅ!!はぁっんんっ!」
今度は平気みたいだ。
私は店をでる。
しばらくして、私は気づいてしまった……
ここはとあるレストラン……
人気メニューは……ナポリたん……
1/2
これは自分が体験したわけではなく聞いた話です。
自分の母は鎌倉の江ノ電沿いのK駅近くのレストランで働いていた頃にNさんという人と仲良くなりました。
彼女はいわゆる見える人だそです。
そんな彼女がある日、母にこんなことを言ったそうです。
「K駅の自販機の辺りは危ないから近づかないほうがいいよ。」
いきなりそんなことを言われたので何がなんだか分からず母はNさんに理由を聞きました。
Nさんが言うには
夕方になりNさんの仕事も終わったので帰ろうと駅で電車を待っていた時に
少し離れたところ(彼女の右手側)にいる男女のカップルに目が留まったそうです。
というのも、若い女の子が男の子の首に手を回して覆い被さるように
(後ろから体重をかけて抱き付いているような感じ)立っていたからです。
Nさんは最初、まだ明るいうちから人前でいちゃついて…
と思ってあきれていたそうですが、妙な違和感というようなモノを感じ取ったのか…
電車が来る間なぜだかその二人から目が離せずにいました。
やがて、踏み切りの音が聞こえて彼女の左手側から電車がきたので、
Nさんは一瞬だけ電車の方を見て、その後またさっきのカップルを目を移しました。
すると女の子だけがいなくなっていたそうです。
Nさんはその日のことを不可解だと思いながらも、疲れていたので見間違いと思うことにしました。
2/2
次の日も同じ時間に仕事が終わって駅で電車町をしていると、昨日あのカップルがいた辺りにおばあさんがいたそうです。
ただそのおばあさんは妙な格好をしていました。
高齢者の方なので腰が曲がっていることはおかしいことではないのですが、
その曲がり方が今にも線路に落ちそうなくらいに前のめりになっているのです。
いくらなんでもそんなに曲がることはない…
そう思って嫌な感じがしながらもよく見ているとおばあさんの背中に昨日の女の子が同じ格好で乗っていたそうです。
この時になってNさんはあの女の子は生きている人ではないと思ったそうです。
その後、電車が来ておばあさんが乗ろうとした時にはもうその子はいなくなっていたそうなのですが。
その日以来もうその駅で女の子を見ることは無くなったそうですが、彼女は誰かに付いていったのでしょうか?
それともまだあの駅にいて付いていく誰かを待っているのでしょうか?
江ノ電のK駅でもし背中が重くなったら気をつけてくださいね。
完
30本目の蝋燭が消えました・・・
えのっこ ◆abc/n/emXcさん、ありがとうございました
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笹野◆DZ8/45EmRoさん 、第31話をお願いします
300 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/08(土) 00:19:54 ID:RGvLXY0A0
オイこそが 300へと〜
301 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/08(土) 00:21:33 ID:GWTMRNDt0
今だ!300番ゲットォ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ (´´
∧∧ (´⌒(´
⊂(゚Д゚ )≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
⊆⊂´ ̄ ⊂ソ (´⌒(´⌒;;
 ̄ ̄ ̄ ズザーーーーーッ
地元でも有名なお化けトンネルに野郎ばっかり5人で行った時の話しです
その中の友人Oは自称見える人なのですが、皆 盛り上がりたいから半信半疑の中、話をある程度合わせながら目的地に向かいました
目的地には問題なく着き、あたりを散策するものの何もなく「何にも無いじゃん、つまんねぇ」等と言いながら、トンネンルの上に上がりました
すると、Oが道の反対側を指し、「あそこに落ち武者と、芸者が居る」と言うのです
でも誰にも見えません、
「マジでっ!?」「何にも居ねぇよ?」等と騒いで居ると 後から別のグループが現われました
有名な心霊スポットなので結構いろいろなグループが来るのですがその内の一人が
303 :
アムロ大尉:2009/08/08(土) 00:22:33 ID:RdxnERd10
ナポリたん萌えぇぇぇぇぇぇ
304 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/08(土) 00:23:38 ID:CVolT9GVO
つまんね 寝るわ
2/2(分割番号忘れました)
「おぉっ!!あそこに落ち武者と着物を着ている女の人が居る!!」
と指を刺して言うのです
今まで 信じていなかったのに会った事も無い奴がOと同じ事を言うのです
その後は、より一段と盛り上がり友人のアパートへと向かいました・・・・・
友人のアパートで騒いでいるとOが急に
「左肩が痛い」
と言い出しました。
流石にさっきまであんな所に居たので皆、あせってしまいました
お線香を点けようと、火を点けようとするがライターの火がつかない!?
さっきまでタバコを吸っていたのに なぜ?
友人たちのライターも点かない・・・
あせる中やっとの思いでお線香に火を点け部屋の片隅に置くとOの痛みも消え またいつもどおりに馬鹿騒ぎをはじめましたが、なぜあの時火が点かなくなったのか不思議でなりません、トンネルから連れて来ちゃったのかな?
完
31本目の蝋燭が消えました・・・
笹野 ◆DZ8/45EmRo さん 、ありがとうございました
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高貴高齢 ◆kzFJrhKyBr3bさん 、第32話をお願いします
デート (1/2)
その昔JeのS駅は今のように東西をつなぐ自由通路がなく、
ホームに行くのにも地下通路を歩いてました。
(東<>西の往来は入場券を買って駅抜けて行っていたんですよ)
ある日の残業後に食事を兼ねて軽く飲んだ僕達がその地下通路を歩いていると、
いつもは人通りの多いその通路を歩いている人がいないのに気づきました。
T口に向かって歩いているのは僕達だけ。
遅くまで飲み過ぎたかな?と時計を見ても午後11時をすこし回った頃。
みんなまだ働いているんだろうなと話しながら歩いていると
T口側から靴音が聞こえてきました。
カツーン、カツーンと靴音をたてながら誰かがこっちに向かってくる。
薄暗い通路の向こうから歩いてきたのは年の頃30前の女性でした。
しかしなんだか様子がただ者じゃないなと感じられる人でした。
顔を下に向け気だるそうにそうに歩いて来るわけです。
通り過ぎた後、僕達は「あの人自殺でもするんじゃないか」
とか冗談交じりに話していたのですが、
中の一人が真っ青な顔をして震えていました。
どうしたんだ?飲み過ぎか?と笑っていると
彼が「あいつの顔みたか?」と震えながら言うわけです。
下向いていたから見えるわけないだろと言うと同僚は
「お前ら見てないのか!あいつの顔・・・・牛だった!」
と言って今来た東口改札側へ走り出しました。
しばらくそこで待っていたのですが同僚がなかなか帰ってこない。
気になった僕達が東口に向かっていくと改札口で人だかりがしていました。
そこで見たのは倒れた同僚が駅員や会社員達に介抱されている姿でした。
同僚は救急車で病院へ運ばれ、僕達は急いで会社へ報告へ戻りました。
デート (2/2)
まだ残っていた総務課長に顛末を話すと
「お前らデートを見たのか……女は何人いた?」
一人ですと答えると「一人か…今夜は全員タクシーで帰れ」
とタクシー券を払い出してくれました。
そして僕達に向かって「明日は出社するな」と。
残業するほど忙しいのになんだかなーと思いつつ翌日は喜んで休みました。
その次の日僕達は普通に仕事に戻りましたが、
件の同僚は一月後に会社を辞めたとの話を聞きました。
そしてあの日あの場にいた僕達は全員異動となりました。
時は流れて…つい最近。
当時の総務課長が退職される際に集まった僕達はあの日のことを聞いてみたのです。
「あれはデートさ、たまにいるんだよ、あのへんに。
自分一匹で屠られたくなくて誰かを連れてくのが…」
「JeS駅がわざと不便に作られていたのもそんな理由があったんだよ」
そう、東口にはそんな場所があったのです。
そして、今でもあの場所にあれはあるのです。
了
309 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/08(土) 00:26:00 ID:GWTMRNDt0
バイト先に彼氏いない歴25年らしい大人しい子がいた。
局の子にお昼おごらされたり、派遣社員の子から高額なマルチ商法の商品買わされたりしてた。
皆が「アイツはお人好しだから何言っても絶対断らない」と
学生のイジメのようにバカにして嫌な事押し付けたりしていた。
もともとその子を優しくて良い女だと好感を抱いていた上に
この子なら断らないかもと思った俺は彼女を休日に食事に誘ってみた。
生まれて初めて女性からOKをもらい、嬉しくて店を色々調べて下準備し、
当日は思いきりお洒落してピカピカに洗った車で迎えに行き、
頑張って話を盛り上げてご飯を御馳走し、家まで送り届けた。
とても楽しくて何度も誘った。彼女も楽しんでくれていると思った。
段々好きになって今度告白しようと決心して食事に誘った時、
「本当はずっと嫌だった。もう誘わないで欲しい」と言われた。
彼女の顔は気の毒になる位必死だった。きっと決死の思いで言ったのだろう。
「ほら〜!麻衣、ちゃんと断れるじゃないですか!今度から嫌な事頼まれたら、
今みたいにビシッと言えよ!俺、ずっと麻衣が何言っても断れないの、心配したよ!」
と、俺は泣き出しそうなのをこらえて出来るだけ明るく元気に取り繕った。
彼女はとてもホッとしたような顔をして何度も俺にお礼を言った。
俺から好かれている訳じゃない事がわかって、そんなに嬉しかったのかな。
昨日の話です。もう色恋は諦めますた。一生童貞でかまいません。
32本目の蝋燭が消えました・・・
高貴高齢 ◆kzFJrhKyBr3bさん 、ありがとうございました
γ
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〈| 'J |! }j :}
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ろご ◆hQyGmsb2.cさん 、第33話をお願いします
311 :
アムロ大尉:2009/08/08(土) 00:29:06 ID:RdxnERd10
アクシズぅ?
シャアぁ
僕はもうそんなのどうでもよくなっちゃったよ艦長♪
僕はナポリたんさえいればいいんだもぉん!
ねー♪ナポリたぁん♪
もう12年も前のことでしす。
当時は大学生でした。気がつけばオカルトに浸かり、いくつもの心霊スポットに行き、
ありとあらゆるオカルト因子がありそうな事柄に首を突っ込んでた、一風変わった日々でした。
そんな俺の心霊スポットでの醍醐味は、犯罪だとは分かりつつも、
心霊スポットの遺品を部屋に持ってきては部屋に飾ることや、人が少ないシーズンやマイナーな場所によっては心霊スポットで一泊するなど、あまり類をみない破天荒なものでした。
もちろんこんな日々を送れていたのも、
霊感が皆無だったからだったと思っております。それゆえに未来のない今があるのですが…
それでは本編に
その出来事の日の夜も案の定心霊スポットにいました。
あの日の俺は友人2人と埼玉県のとある廃屋(具体的な場所、地名等はこの場では省略させていただきます。)まで車を走らせていました。
友人2人も霊感があるわけではないのですが、俺よりは気配に敏感そんな奴らでした。
例の廃屋は毎日家で飲んだくれている父が母との口論の末、母を酒瓶で撲殺。
その現場をリアルタイムで見てしまった娘が自分も殺されると思い、父親を包丁で刺殺。結果としてその娘は毎日夢の中で流れる惨殺のパラレルの中で気を狂わせてしまい、精神病院に現幽閉された、そんな噂が広まっていた所でした。
車を走らせること2時間程度、さすがに木造建ての廃屋が半壊している状態には、
霊感がない俺でも少し気負いするような雰囲気を醸し出していました。
とは言っても連れも連れ、その程度では恐れるに足らず、ずかずかと家にあがりこみました。
2/3
しばらく家の中を3人一緒に探索し、一枚の写真を見つけました。どうやら家族写真のようです。
背景には海と砂浜が広がり、とても美しい写真でした。ですが何か違和感を感じるのです。
誰がどう見ても砂浜に家族を除いて人っこ一人いません。にも拘らず写真には一家3人が写っていました
。仮に親戚がいたとしても、一家水入らずの旅行に1人で参加するとは思えませんし、また、他に連れの人がいたならば、写真にその連れの人が写っていてもおかしくないでしょう。
そして何より、表情がおかしいんです。口元は笑っているのに瞳孔が開き、カメラより遠くを眺めている、そんな感じでした。
俺は良いものを見つけたとすかさずポケットに写真をしまおうとしました。しかし友人2人は、それはやばい。とだけを続けて言います。
しかしお宝を前に諦められるはずもなく、無理を言ってポケットにつめたせいで、その日はそこでしらけてしまい帰宅する事になりました。
その後何事もなかったかのように解散し、自室で戦利品をまじましと見つめます。知らぬが仏、と言った所でしょうか。
その写真の中の人間たちはどの位置からみても俺の真後ろを見ているのです。
写真は写真、目が動くはずもないのですが、ただ自分の後ろを見ているという感覚に間違えはなく、その時初めて友人たちのやばいの意味をしった気がしました。
しかしながら実生活に影響がなく、机の隅で写真は眠っていたのですが、一週間ぶりに見てみると、オーブがいくつか浮き出ていました。
それから毎日写真を確認してみると、増えゆくオーブと共に、少しずつ写真の中の人たちの見ている位置が自分に近づいていました。
314 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/08(土) 00:32:30 ID:RdxnERd10
うるさいよ君たちぃ♪
ぼくはナポリたんと二人で食うか食われるかの超絶悶絶前代未聞なことを
やっちゃうんだよー!
3/3
さすがに霊感が皆無とはいえ、物理的にありえない現象に遭遇してしまったのですから、心身共に耐えられるはずもなく、後日の休日を使い近くの寺社に足をは込むことにしました。
しかし寺社に足を踏み入れようとした時には坊さんが待ち構えており、経緯を伝える間もなくただ言いました。
「いったい何をなされた。あなたは背中に何かを憑けているなんてものではないぞ。すでに体に混入している。これ以上この先の地に足を踏み入れないでくれ。」と、門前払いされてしまいました。
そうは言われても自身で解決策を見いだせるわけもなく、何を言ったのかは覚えていませんが、泣きじゃくりながら必至に対処法を聞きました。
成人した大人が泣きじゃくる姿に坊さんもあきれたのか折れたのか、冷淡に口を開きました。
「主の身はすでに死人と共にある。例え神であろうとも、主を生かしたままそやつらを追い払うことは出来ぬだろう。身を喰われるのも時間のうち、対処法はない。恐らく15年もつかもたないかと言ったところだろう。ではもう帰ってくれ。」
坊さんはそのまま背を向けて行きました。
対処法がない事に落胆はし、物事そ考えない状況下に陥りたく、帰りに先頭で湯につかって行きました。
特に理由はありません。湯を出た後銭湯の鏡を見て、背後を確認したのです。
知らぬ間にほくろのようものができていました。それも小さいものがぱっともでも30近く。その場でまたもや泣き崩れてしまいました。写真の人間たちが見ていたのは俺の背中だったと本能的に感じ取ってしまったからです。
そこでプツンと精神の糸は切れました。
途方のない現実から、逃れることの出来ぬ呪縛から、諦めるしかないと悟ったのも同日です。
俺はその日を境に学校を退学。その後は12年間引きこもっていました。もう残りの猶予は3年。せめて最後の苦しみを和らげようと最後にこの場を借りて投稿させてもらった次第です。
ちなみに友人2人は退学当時は元気だったので今も問題ないと思います。
その時の写真は今ではーブだけの絵になってしまっています。
そして今の俺の全身は
数え切れぬほどのほくろのようなもので覆われ真っ黒です。
完
316 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/08(土) 00:33:34 ID:CVolT9GVO
またつまんねー話だな
33本目の蝋燭が消えました・・・
ろご ◆hQyGmsb2.cさん、ありがとうございました
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間 ◆d71pMvM0kI さん 、第34話をお願いします
「玄関から来たものは」
1/2
自分が中学生の時、夜中にPS2のゲームをするのが習慣だった。
ばあちゃんが、私がゲームをしている自室の、廊下を挟んだ向こうの部屋で寝ていた。
部屋の電気をつけたままだと光が漏れてばあちゃんが目を覚ましてしまうし、
それに時々「いい加減にしときなさい」と小言を言われたりもするから、いつも電気は消していた。
その日も夜中、いつも通りに真っ暗な中ゲームしていた。
それで、しばらくやってるとガラガラガラ、と家の玄関の引き戸が開く音と
ポロロロン、と人が通ると鳴る玄関のチャイムの音がはっきりと聞こえた。
こんな時間に変だなと思ってプレイを中断して、
まさか泥棒じゃないのか、でもそんなに堂々と入って来る訳ないし…と、玄関が見える廊下からそっと覗いた。
玄関は何もなかったかのように静まりかえっていて、人が居るような気配はない。
閉まる音はしなかったのに、玄関は開いていない。
二階で寝ている家族が何かしたのなら階段を降りる音で分かる。
部屋の電気をつけ、勇気を出して玄関まで行ってみたけどやっぱり誰も居なかった。
ここまでくるとだんだん怖くなってきて、廊下を走り、慌ててばあちゃんを揺り起こした。
319 :
アムロ大尉:2009/08/08(土) 00:37:01 ID:RdxnERd10
僕の愛しのナポリたぁん!
次はどこを食べよっかなぁ?
ここかなぁ?それともここかなぁ?
あぁんナポリたんはどこもおいしいから迷っちゃうよぉ〜
2/2
ばあちゃんに「さっき玄関から音が聞こえなかった?」と尋ねたが、
全く聞こえなかったらしく「聞き間違いだろう」と言われてしまった。
でもはっきり聞こえたのに…と首をかしげながら自室のテレビの前に戻って、気が付いた。
テレビから伸びるイヤホンのコード。
音が聞こえた時、確かにイヤホンをしていた。ゲーム中の音にも我が家の玄関音のようなものはない。
よくよく考えてみれば、音は耳元でというか、脳内で直接鳴る感じだったような気もする、おかしな音だった。
私が聞いた音は一体何だったのか。
じいちゃんが死んですぐのお盆だったから、じいちゃんが帰って来たのかな、でその時は考えていたけど
もしかすると、もっと違う何かだったのかもしれない…。
その頃から、家でおかしな事が起こる。
閉めていたはずのトイレのドアが開く音がしたり、その近くにかけていたハンガーが揺れる音もする。
家に誰も居ない時に壁にもたれて携帯をいじっていたらドン!と後ろから壁を殴るような音がして、驚いて飛び上がったり。
幽霊とかそういう姿を見たことはないが、音は聞こえる。
いつか、廊下を曲がった先やドアを開けた目の前に何かいたらどうしよう、と少し怖い。
ところで、さっきチャルメラの音がどこか近くからまたもやはっきり聞こえてきて、すぐ聞こえなくなった。
私の携帯の着信音ではない。
近所をラーメン屋などが通ったことは、この家で生きてきたが一度もない。
停める所もないのだし。
どういうことなんだろう…不思議だ。
完
34本目の蝋燭が消えました・・・
間 ◆d71pMvM0kI さん、ありがとうございました
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杏仁湯豆腐 ◆nnT9NOPZ4wさん 、第35話をお願いします
322 :
アムロ大尉:2009/08/08(土) 00:40:55 ID:RdxnERd10
あぁんナポリたんの体じゅうからおいしそうな液がでてきたぁ!
僕もこんなに液でちゃったよぉ!
ん?つけてほしいのぉ?
ナポリたん可愛すぎだよぉぉぉ♪
323 :
杏仁湯豆腐 ◆nnT9NOPZ4w :2009/08/08(土) 00:42:00 ID:9Kr5KgiS0
1/2
「誰の手?」
高校入学したその月、母が交通事故で亡くなった
その日は高校で警察の人から交通安全についてお話を聞く日だった
朝、俺は母にいってきますとなぜか言わなかった。
遅刻しそうで急いでたのもあるが、家を出てから少し違和感があった
家を出る瞬間母もそんな慌てて行くもんじゃないと言ったよくある言葉もどこか引っかかった
そして警察が高校に着き、全校生徒が体育館に集まった時、担任が俺を呼んだ
「おじいちゃん来てるから、早く行って。お母さん事故にあったんだって」
普通なら驚く所かも知れないが、最近、俺の乗ってる車が衝突事故があり、全員無傷だった
そのせいか(また事故か。大丈夫かな?骨折とかしてないといいけど)
と、それくらいしか思ってなかった
俺がじいちゃんの車に乗った時、じいちゃんが
「死んだ」
一言、ただそう言った。じいちゃんは前の事故の時も同じことをいっていた
事故=絶対死んでると考えるくらい大げさな人だ
俺はじいちゃんのいつもの大げさだと思っていた。そう思うのが自然なくらいいつも大げさなのだ
病院に着くと姉も兄も、父も様子がおかしかった
この時初めて頭が真っ白になった
誰かが泣いてる訳でもない、ただ父の顔は今までみたことのない顔だった
この日、母は自転車に乗ってるとき、信号を無視した車と事故にあったらしい
病院に着いてもだが俺は泣かなかった
ドラマや小説だと家族が亡くなると泣き叫び崩れ落ちるものだろう
でも実際、体験してみると不思議と涙は出なかった
その日の夜、自分の部屋でおにぎりを食べようとしたら、いきなり涙が止まらなく溢れた
死を認めなくなかった、口をあけようとした瞬間、強張っていた表情を崩した瞬間、何かが切れた
この時、初めて母がこの世にもういないと絶望した時だった
324 :
杏仁湯豆腐 ◆nnT9NOPZ4w :2009/08/08(土) 00:45:03 ID:9Kr5KgiS0
2/2
ここまでだとただの家族を亡くした一人の男の話
こんな長いのは母の存在は、知り合いにも家族にも好かれているすばらしい母だったからだ
だから、実話なだけにこの話には納得がいかない部分があった
あんなに優しかった母がいない生活は寂しかった
ある日、姉と買い物から帰って家を開けようとしたら手が横から伸びてきた
姉が開けようとしたのかと思い、後ろを振り返り姉に
「いま開けようとした?鍵まだ開けてないよ」
と言うと姉は
「え?いや・・・開けようとしてないよ?」
と、俺は寒気がしたが姉がすぐに
「もしかしてお母さんじゃない?いつも買い物お母さんだし開けてくれようとしたんだよ」
そう言い、俺もその言葉を聞き(あぁ、いつも傍にいてくれるのかな)と思った
その前の日などトイレに入ろうとしたら黒い影が見えたりと錯覚かも知れないが不思議なことはあった。
俺の家は、俺だけだが以前にも黒い影が見えたという現象があった
心霊写真のようなものも取れたし、その頃はそれが面白い年頃だったので気にしなかった
でも今は母かも知れないと思えるようになったせいか昔のことは忘れていた
逆にいつも見てくれてる、いてくれると思い嬉しかったかもしれない
それから数日後、家の猫が数匹事故死した
数ヵ月後、兄が亡くなった
そしてその年、今は完治したが父が重い病気になった
家族が、その一年で不幸に起きすぎた
今はもう黒い影は見なくなった
よくよく考えると母が亡くなる以前に影だけは見ていたのだ
それが母ということはまずあり得ない
今でも思い出す。あの手は誰の手だったんだろう
35本目の蝋燭が消えました・・・
杏仁湯豆腐 ◆nnT9NOPZ4wさん 、ありがとうございました
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のらはり ◆EBtYQnCuYk さん 、第36話をお願いします
1/1
『猫』
私の実家には昔、猫が4匹いました(うち1匹は今年他界)。その猫に
関する不思議体験です。
6年前の冬の夜に家族で団欒していたら、4匹のうち3匹が部屋の
隅にある座布団の上を見つめていました。座布団の上に餌が
あるわけでも、猫用のおもちゃもあるわけでもなかったです。
「M(猫の名前、仮名)、ご飯だよ」と言っても、頭を撫でても、けして
そこから目を逸らそうとしませんでした。特に威嚇するわけでもなく、
きちんと座りながらひたすら一点を見ていました。一番若い残りの1匹は、
いつものようにみんなに甘えながら、テーブルの上のかぼちゃの煮つけを
ねだっていました。どうも様子がおかしいと思っていたら、突然母親が
「あ、P(仮名)ちゃん!!!」
と言い出し、みんなで「あ・・」と声を洩らしました。
36本目の蝋燭が消えました・・・
のらはり ◆EBtYQnCuYk さん、ありがとうございました
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シン ◆ooGG0MD9XE さん 、第37話をお願いします
「子供」
どうしても忘れられない体験です
俺が中学3年の時
当時、学校まで片道1時間あったので、許可を貰って自転車で登校していました
その途中で通る坂道で体験した事です
その坂を通ると、必ずそこで背中にふと気配を感じるのです
なにかが掴んでいるような、しがみついているような
おまけに何故かペダルが重いんです
上り坂だからとかじゃなくて、なんというか、人を1人乗せているような
ある日、俺は同じく自転車登校だった友達と一緒にその坂を通りました
またいつものように重くなる背中
いつもの事なので、かまわずペダルをこいでいると、急に友達が叫びました
「おい止まれ!ちょっと待て!!」
もの凄い声だったので、慌ててとまって「なんだよ!?」と叫びました
自転車を倒れるように降りた友人は、少し追い越して止まった俺を指差して言いました
「子供が、ぐちゃぐちゃの顔の子供が張り付いていた」
背中に、しがみつくように張り付いて、割れたような顔で笑っていたそうです
完
ごめんなさい!2/2です!
Pは、自分が保育園生の時に、どこではまったのか足をトラバサミに挟まれながら
よたよた歩いているところを保護した猫です。血統書はもちろんありませんが、
どう見ても血統の良いペルシャ猫でした。その後、遠く離れたじいちゃん家にPは
もらわれました。しかし今日の朝に、じいちゃんの懐に抱かれながら
老衰で死にました。じいちゃんからの電話でそれを聞いて、さっきまで
みんなで悲しんでいたのです。
それで今、部屋の隅の座布団の上を見つめている3匹は全員Pの子どもです。
あとの1匹は動物愛護的な団体からもらってきました。
「最後に、お母さんが会いにきているのかな。」
母親がそう言ったので、座布団の上を見てみるとちょうどあのペルシャ猫特有の
少し偉そうな顔をしながらPがそこに座っているような気がしました。
その後10分ほどして、フッと座布団の上のPが去ったかのように3匹は座布団から目を離して、
コタツに入ったり、部屋の外に出たがったり、それぞれがいつも通りの行動を
取り出すようになりました。
その後そのようなことは一度もありませんでした。
[完]
330 :
アムロ大尉:2009/08/08(土) 00:53:26 ID:RdxnERd10
ナポリとわぁぉぅぃん…もぉうぽくぺろぺろ、じゃなくてでろでろだよぉ!
てんちょぉぉぉぅん♪なぽ、な、な、なぽり、
ナポリたん一つおかいageえええ!
これから一生僕と一緒に…へへへへ・・・
ブライト「アムロ、随分といい夢を見ていたようだな。」
アムロ「え?これ、嘘だろ?ブライトさん裸www
って、自分も裸www
え…ていうことは、僕はブライトさんと寝せっくs…」
ブライト「アムロ、よく見るといい男…や ら な い か ?」
アムロ「うわあああああああああああああああああああああああああああ!」
劇場版 機動戦死バンナム
強姦のブライト FIN
36本目の蝋燭が消えました・・・
シン ◆ooGG0MD9XE さん さん、ありがとうございました
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狐 ◆1XQOeq0s16 さん、第37話をお願いします
1/2
これは今年の2月頃の話…
当時ネットで知り合ったAさんと、関西地方の心霊スポットに行く企画を立て、「行くならどこにしようか?」とまだ探してる途中でした。
たまたま近くの廃病院がスポットみたいだとの情報を得て、翌日Aさんが場所の確認の為に視察してくる事になり、「ついでに外観だけでも写メお願い!」とAさんにお願いして、その日は床についた。
翌朝Aさんから「見てきた」と言う件名のメールが届き、行動早すぎだろ…と内心思いながら内容と添付メールを確認した瞬間
急に俺の携帯が圏外になった
家の中なのに何で??と焦りつつ、Aさんへ電話を試みるがやっぱり圏外らしく電話が出来ない。
333 :
アムロ大尉:2009/08/08(土) 01:03:58 ID:RdxnERd10
巨大な敵を〜
挿せよ!出せよ!生めよー!
334 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/08(土) 01:04:14 ID:8agU9lr60
狐 ◆1XQOeq0s16 さんが不在なので、先送り致します
とっぴんぱらりのぷぅ ◆6u80XaUi9cさん、38話目をお願いします
>>330 糞ワロタwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
2/2 (スミマセン、コテ酉忘れてました)
ここからは当時Aさんに話せなかったのですが…
そうこうしていると急に背後に気配を感じ、背中がゾクッとなった。
急に圏外…背後の気配……
さらに慌てて電話を試みるも、まだ圏外。徐々に背後の気配が左側へ移ってくるように感じ「目を合わせたらマズい!」と布団に隠れて携帯を見ると、電波が戻ってる!
しめた!とAさんに電話し、現状を伝えようとしたが、気配の事を口走ったら気付いてる事を教えてしまうとハッと思い、圏外になった事だけをビクビクしながら伝えた。
あそこヤバそうだな〜くらいで話は終わり電話が切れたのだが、ふと気付けば気配も無くなっていた。もしかしたらAさんの所に移動したのかもしれない
結局色々あって、その場所に行くことは無くなったのだが…
皆さん、写真を見るときはお気をつけて……。
完
みんな落ち着いて
第38話【 同衾(どうきん) 】 [ 1/2 ]
出張先のホテルでのこと。
リフォームしたて、が売りなだけあって、すごい綺麗な部屋だった。
仕事の報告書を上げ、翌日に備えてさっさとベッドに入った。
寝心地上等。よしよし。
最近のビジネスホテルは、寝心地にこだわったベッドが多くて助かる。
…ふと、目が覚めた。
どうやら寝ていたようだ。
おかしい。
自分は一度寝たら、朝まで滅多なことでは起きないはずなのに。
つ、と立ち上る匂い。
ポマードのような、「オードムーゲ」のような、
定年間際の親父が好んでつけそうな匂い。
禁煙室だというのに煙草(ヤニ)の臭(にお)いも。
どこから?自分ではない。
枕の匂いをかいで見た。
寝る前には気づかなかったが、少し臭(にお)う。
これか、と思って仰向けに姿勢を直した。寝なおす。
…臭いが強くなった。
ふと、違和感を感じた。
掛けていた布団をすこし、持ち上げた。
[ 2/2 ]
そこに、「何か」があった。
いや、「居た」という方が正しいか。
上半身裸で四つんばいの、白目をむき、舌をだらしなく伸ばしきった、
餓鬼のようなハゲ親父が。
「うお!」
飛び起きた。
心臓が早鐘(はやがね)のように鳴っている。
少し落ち着いてから布団をめくってみた。
…何も、ない。
枕の臭いをかいでみた。
あれほど強く臭ってたはずなのに、何も。
部屋を見回しても、綺麗な部屋のまま。寝る前と変わった様子は、
地酒と、つまみにしていた「塩」がバラけてた。
持ってきた経本(きょうほん)に、何かを包(くる)んだような形の
皺(しわ)が出来、挙句(あげく)、バラバラになっていた。
【了】
340 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/08(土) 01:07:59 ID:8agU9lr60
38本目の蝋燭が消えました・・・
とっぴんぱらりのぷぅ ◆6u80XaUi9cさん、ありがとうございました
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メタルスライム ◆LuWpVnhAYsさん、第39話をお願いします
38: 狐 ◆1XQOeq0s16 さん
39:メタルスライム ◆LuWpVnhAYsさん
40:キッカ ◆.LlKAkH4Jkさん
41:絞 ◆9k2LofrJ5wさん
42:FiO2 ◆8UDuMt3i76さん
43:猫又 ◆rvncqwux3Eさん
44:石原 ◆dqzTAWg8r6さん
の順番です
メタルスライムさんは
40話です
(夢)
私が以前見た夢の話です。
その夢の中で何者かにずっと追われていました。
どこかの街の路地のようなところを、延々と逃げ続けていました。
足がもつれて倒れ、あわてて振り返った瞬間、ナイフのようなものを胸に突き刺され……
その瞬間、目が覚めました。
これだけだと、良くある悪夢かもしれません。
しかし、私の場合
振り返った瞬間に見えたのは私の姿だったのです。
……私は、自分に殺される夢を見たんです………
夢診断に詳しい方、「自分が自分に殺される夢」って…どうなんでしょうか?
【完】
345 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/08(土) 01:11:13 ID:8agU9lr60
39本目の蝋燭が消えました・・・
メタルスライム ◆LuWpVnhAYsさん、ありがとうございました
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キッカ ◆.LlKAkH4Jkさん、第40話をお願いします
346 :
キッカ ◆.LlKAkH4Jk :2009/08/08(土) 01:11:58 ID:l27SJfGe0
友人(Y君)から聞いた話です。
高校生のとき、興味本位で近所の廃病院に知り合いのS君と2人で肝試しに行くことになった。
時間帯は昼間だったが、やっぱり廃病院はとても怖かったらしい。
そのうち1階のトイレを調べることになったらしく、Y君は怖かったのでトイレの外でS君を待つことにした。
しばらくしてもS君が出てくる気配がないので、Y君は勇気をだしてトイレに入ってみた。
しかし、そこにはS君の姿は無く、どこを探しても見当たらない。
いよいよ怖くなり、トイレの外に出てY君は
「いい加減にしないと帰るぞ!」
と言った。
するとS君が「別に何もなかったな〜」と言って出てきた。
「何で出てこなかったの?」
と聞くと、S君は「そんなにこの中に入ってた?」と逆に聞き返してきた。
その後はいろいろな場所を探索したらしいが、怖くて全部は見回ることができなかったそう。
帰り際にまた1階の別のトイレを調べることになり、またしてもY君は外で待機。
やっぱりS君はしばらくしても出てこない。さっきのも今度も悪戯かなと思って入った。
すると、やっぱり中には誰もいない。探してみたけど見つからない。
いったん外に出て「悪戯はやめろ!」と言うと、S君はトイレから出てきた。
またしても「何で出てこなかったの?」と聞くと今度はS君は怒ってこう答えた。
「お前がドア押さえて、開けてくれなかったじゃん。」
完
347 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/08(土) 01:13:49 ID:8agU9lr60
40本目の蝋燭が消えました・・・
キッカ ◆.LlKAkH4Jkさん、ありがとうございました
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石原 ◆dqzTAWg8r6さん、第41話をお願いします
348 :
石原 ◆dqzTAWg8r6 :2009/08/08(土) 01:14:16 ID:UKQ8j0bW0
霊を吐く男 1/5
受験に落ちた。三浪だった。
オレは浜辺にいった。泣きながら海を見ていた。
「うわあああーっ!!」
なんで報われないんだ。
また一年間も勉強漬けの毎日が続くのかと思うと、
いても立ってもいられず、オレはそのままの恰好で波打ち際をザブザブ突き進んでいった。
辺りはもうすっかり夜だった。
海の水は真っ黒く染まり、腰までつかっただけで溺れそうな恐怖があった。
でも、その時はもう死んでもいいと思っていた。
オレは波をかき分け、憂さ晴らしに暴れまくった。
「くそー! なんでだ! あんなにがんばったのに!」
海水が、しょっぱかった。
そうして人生オワタ踊りを10分ほど演じたところで、ようやくオレは海の異音に気づいたのだ。
オレが波をバシャバシャやっているのとは別に、
遠くの方で波をバチャバチャと叩く音が鳴っている・・・。
よく見ると、2メートルほど先で、水しぶきがたっているのが見えた。
瞬間、日ごろここを通るたびに目にする「毒エイ注意」と看板が脳裏によぎった。
「うわああ!」
オレは恐怖に身をすくませ、のけぞるようにして逃げた。
でもそれは毒エイが追ってきたからではない。海中からニュッと何かが頭をせり出してきたからだ。
それは・・・オッサンだった。海の中からオッサン。
太り気味のブヨブヨした体に、ハゲ頭の、どこにでもいる中年オヤジ。
それが灯台の微かな光に照らされて、闇の中から浮かびあがった。
「やあ・・・」
オッサンは笑いながら挨拶してきた。
「な、なんでこんな所にオッサンが!?」
しかし、ひとまず人間だったことに安堵し、胸をなでおろしたのと同時、視線が釘づけになった。
349 :
石原 ◆dqzTAWg8r6 :2009/08/08(土) 01:15:06 ID:UKQ8j0bW0
霊を吐く男 2/5
オッサンは、その胸に、女の死体を抱きしめていたのだ。
そしてその女の頭は、頭蓋骨が割れ、中から脳みそがはみ出ていた。その断面に、人間の歯型
がついているのを、オレは見逃さなかった。
オッサンもそれに気づくと、ニタァと赤ら顔をつり上げた。
「君も、食べにきたんでしょ? これを」
そう言って、オッサンは、女の頭に齧りつくと、その肉にしゃぶりついた。
オッサンは食いちぎったそれを、口の中でニチャニチャ鳴らしながら言った。
「仲間がいてうれしいよ。お、おいしいよね・・・ふふふ」
「あ・・・あ・・・」
オレは目の前の光景が理解できず、言葉を失ってしまった。恐怖のあまり腰がくだけ、波の水が口の中にはいり、溺れ死にそうだった。
ただ、それでも目の前の不条理を言葉にせずにはいられなかった。
「ニ、ニンゲン・・・喰ってる」
そのまま意識が遠のいていく。その閉ざされていく視界に、さっきまでの笑いを消し、眉をつりあげたオッサンの顔が映った。
オッサンは、白目を向くオレに、激しい怒号が浴びせかけた。
「人間なんかじゃない! 幽霊だ! ピカピカで! 新鮮で! ウマいんだ!」
その異様な絶叫が、山彦のように脳内にコダマしていった・・・。
その後、浜辺に運よく打ち上げられたオレは、なんとか一命を取りとめた。
一度死んだから・・・というと大げさだが、助かった命を心のささえに、見事に志望校にも合格した。
しかし、本当の災難はそれから2年後のことだ。
大学二年生を迎えた夏、再びオッサンがオレの目の前に現れだした。
正確には、ストーカーされるようになったのだ。
正直、再びオッサンの姿を見かけるまで、オレはあの海でのできごとを幻覚だと思っていた。
医者にもそう言われたし、忘れることにしていたのだ。
それが、なぜ今ごろになって・・・。
350 :
石原 ◆dqzTAWg8r6 :2009/08/08(土) 01:15:59 ID:UKQ8j0bW0
霊を吐く男 3/5
ストーカー行為は日に日にエスカレートしていった。
初めは、たまたま遠くに見かける程度だったのに、だんだんと距離をつめてきて
窓の外や玄関のドアの前に立たれるようになっていった。
男が男につけ回されるなんて冗談みたいだったが、その時、一人暮らしをしていた身には
笑えないできごとだった。しかも、相手は幽霊を喰うオッサンなのだ。
オッサンはいつも手に何かしらの人間の一部を持っていて、それをトンソクでも
食べるかのように、モシャモシャ頬張っていた。
そしてすべて食べ終えると、指を舐めながら一晩中笑っている。
「ふふふ・・・んふふ」
そんな異様な姿・・・通行人の誰かが変に思うはずだが、他の人はオッサンを見ても
何食わぬ顔で通りすぎていくだけだった。
「もしかして・・・あいつも幽霊なのか?」
そんな風に思えてきた。オレはこいつにとり憑かれたんじゃないかと。
「だったらマズイ・・・。幽霊なら、家の中に入ってこれるんじゃないか・・・」
ある日、とうとう決心して、オレは警察にこのことを相談することにした。
だが、結果的にそれはできなかった。警察署に向かう先で、
後ろからついてきたオッサンが、突如、オレの方に向かって駆けだしてきたのだ。
「待ってくれーい」
「ひぃ!」
オレは必死になって逃げた。振り返ると、後ろから、クチャクチャ誰かの内臓を熱心に
かじりつきながら、全速力で走ってくるオッサンの笑顔が見えた。
351 :
石原 ◆dqzTAWg8r6 :2009/08/08(土) 01:17:02 ID:UKQ8j0bW0
霊を吐く男 4/5
オッサンの足は異様に速かった。オレはとうとう捕まってしまった。
「く、くるなァー!」
抵抗するオレの頭めがけて、オッサンはハァハァと息をはずませながら
あんぐりと大きく口を開けた。
「く、喰われるっ!?」
そう思った次の瞬間、オッサンは言った。
「ぷ、プレゼントだよぉ。・・・う、うぷ」
それから嗚咽とともに、バシャッと何かを吐きかけられる。オレは咄嗟に悲鳴をあげた。
「ギャ!?」
それはオッサンの内容物・・・ゲロだった。
オゲェエエエエェ オボェゲエエッ!!
恐怖に身を固めているオレに、オッサンは容赦なくゲロを吐きかけた。
オエ”エ”イ”ボェ ボエエ”エ”エ”ェエ”
そんな胃の底からせり上がってくる音とともに、シャワーのように降りかかって
くるゲロ。
とろろのような粘膜に、オレの全身は埋もれていった。
激しい悪臭が鼻をついて、頭からつま先までゲロまみれになっても
オレはショックのあまりしばらく立ちあがることができなかった。
やっと正気を取り戻した時には、オッサンの姿は消えていた。
352 :
石原 ◆dqzTAWg8r6 :2009/08/08(土) 01:17:49 ID:UKQ8j0bW0
霊を吐く男 5/5
オレは、このことを不思議と誰にも打ち明けなかった。
別に何か被害が出たわけでもなく、その後、平穏な生活を手に入れたから
それを壊したくなかったというのもある。
恐怖心は確実に植えつけられたものの、そのおかげで、並大抵のトラブルには
動じなくなった。
今となっては、オッサンに怨みや恐怖はない。
なぜなら、彼はオレに新しいたのしみを感染させてくれたのだから・・・。
毎日毎日、家を出て、街を徘徊し、青白い顔の人間を探す。
幽霊はどこにでもいるものだ。そこらへんに転がっている・・・そして、その味は甘くてしぶく、ウマい。
毎年、夏の風物詩として語られる百物語。それを聞くたびに、オレは言いようのない
空腹感を憶える。
いま、この時も・・・幽霊が喰いたいて喰いたくてたまらない・・・。
了
353 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/08(土) 01:17:53 ID:8agU9lr60
41本目の蝋燭が消えました・・・
石原 ◆dqzTAWg8r6さん、ありがとうございました
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絞 ◆9k2LofrJ5wさん、第42話をお願いします
1/3
会社の話。
私の働いている会社は金物の卸をやっているのですが、結構歴史があって創業170年以上。
社屋も歴史があって古いけど、適度に古くガラス張りの大きな窓があって明るく良い雰囲気。
働く社員もやる気に溢れていて、今時珍しいくらい優良企業だと思います。
けど、ただひとつ、入社当時からずっと不思議に思っていた場所があるんです。
社屋の一番端にあるトイレです。
トイレは入口のドアを開けると個室が二つあり、入口からむかって正面は洋式でその右に和式。
和式の向かいには鏡と洗面台があります。
そして、洋式側には大きな窓があり、トイレの中はいつもとても明るいんです。
何故か、洋式の扉は常に閉まっていて、和式の扉は常に開いている仕様になっていました。
問題は和式のトイレです。
丁度、用を足し終わって立ち上がると目線の高さに取っ手のついた小窓があるんです。
それは、B5サイズくらいの白い木でできており、タイルの壁からは完全に浮いていました。
誰に聞いても、なぜあるのかは分からないんです。
立ち上がってスカートを上げる僅かな時間だけいつも疑問に思い、結局忘れてしまう、それはそんな些細な存在でした。
それが恐怖の対象に変わったのは、今みたいに少しじめじめした夏だったと思います。
2/3
その日和式のトイレに入り、用を足し終わって立ち上がった私は、いつものように小窓を見ながらストッキングを上げていました。
なんでそう思ったのか、今はもう思い出せませんが、「そういえばまだ開けたことなかったな」と不意に思ったんです。
真昼間ですし、その日の天気は晴れ、少しもこわいなんて思いませんでした。
私は軽い気持ちで、取っ手を引きました。
そこには、壁があるだけでなにもありませんでした。
なんだ、なにもないじゃないか、と私は特に落胆もせず「やっぱりな」と思い、白い小窓を閉めて洗面台のところに行きました。
石鹸で手を洗いながら、ふと鏡を見ました。
小窓が少し開いていました。
「あれ、きちんと閉めなかったのかな」と思いながらも、気にせず視線を落とし水で泡を落としました。
ハンカチで手を拭きながら、もう一度鏡を見ました。
小窓が大きく開いていました。
壁があったはずの場所には、小窓の中いっぱいの大きな人間の口がありました。
すごい速さで滅茶苦茶に唇をゆがめて、歯茎が見えるくらい激しく何か叫んでいるように見えました。
歯には血がついているように見えました。
こわかったのは、それほど激しく動いているのにもかかわらず何も音が聞こえなかったことです。
3/3
私は声もあげずに、トイレを飛び出しました。
振り返るなんて、とてもじゃないけどできませんでした。
その後、誰に話しても信じてもらえなかったので、今ではもう夢か何かかと思うことにしています。
それでも時々、あの口は何か言いたいことがあったのだろうか、と考えることがあります。
たとえ、声が聞こえたとしても私には伝わらなかったとは思いますが。
だってあの口、刃物か何かで舌を切り取られているようだったので。
会社が金物屋(当然刃物も取り扱ってます)だということと何か関係があるのでしょうか。
今も何もわからないままです。
【完】
357 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/08(土) 01:21:06 ID:8agU9lr60
42本目の蝋燭が消えました・・・
絞 ◆9k2LofrJ5wさん、ありがとうございました
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FiO2 ◆8UDuMt3i76さん、第43話をお願いします
(1/3)
某病院で看護師をしています。
どこの病棟もそうだと思うのですが、足元がフラフラして危なそうな人には
「離床センサー」というものを使用することがあります。
勝手に一人で動いて転んだり、事故があったりするといけないので、
ベッドから動いたらわかるようになっているんです。
その離床センサーにもいろいろあって、私の病棟でよく使われるのは
足マットのような形で床に敷くタイプのものです。
これは踏むとナースコールが鳴る仕組みになっているため、
ベッドの近くに敷いておき、患者さんがベッドを降りて足を付いたらすぐわかるようになっているわけです。
その日、私は夜勤でした。
患者のAさんは離院の危険や転倒の危険があるため、前述の離床センサーをしていたんです。
つまり、Aさんがベッドから動いたらすぐにわかる状態にしていました。
消灯後は2時間置きに患者さんのところに巡回に行きます。
私の病院では21時消灯、6時起床のため、23時、1時、3時、5時が巡回の時間。
懐中電灯を持って、そっと病棟の患者さんの様子を見に行きます。
要は寝てるかどうか(もっと言うと「生きてるかどうか」)確認に行くんです。
夜中に急変することもあるし、いつの間にか亡くなっていた…なんてこともあり得るので。
(2/3)
23時はまだ起きている患者さんもちらほら。一通り巡回が終わってナースステーションに戻り、
雑務をしているとAさんからコールが。
・・・離床センサーが鳴ってるのか、トイレかな、それとも喉が渇いたとかかな、と部屋に行くと、
Aさんはベッドで寝ているんです。
あれ、コール鳴ったよね?と思いながら、まぁ寝てるしいいか。と部屋を後にしました。
1時になり、巡回へ・・・と思ったところでまたAさんからコールが。
今度こそトイレだろうと思い部屋に行くと、Aさん、また寝てるんです。いびきをかいて。
センサーの調子が悪いのかな?と試しに踏んでみましたが、ちゃんと反応。
今までも、時々接触不良でコールが鳴ることがあったので気にしませんでした。
3時の巡回時は私は休憩中だったので、ほかの看護師が見回ってくれました。
やはりAさんの部屋からコールが鳴ったそうです。
勿論といいますか、Aさんはベッドに横になって寝ていたそうです。
5時の巡回時にも同様にセンサーが鳴りましたが、Aさんが動いた気配はなし。
すでに私は「調子がよくないみたいだから日勤で修理に出してもらうようにしよう」くらいにしか考えていませんでした。
そして、夜間どのくらいAさんのセンサーが誤作動したか確認するために、Aさんの部屋のコール履歴を見ました。
すると、
(3/3)
23:23
01:01
01:01
03:03
05:05
07:07
6時過ぎに起床したAさんに、夜よく眠れました?と尋ねると、
「だいたい2時間置きにトイレ行ってたからあんまり寝れんかったねー」
【完】
361 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/08(土) 01:25:49 ID:8agU9lr60
43本目の蝋燭が消えました・・・
FiO2 ◆8UDuMt3i76さん、ありがとうございました
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猫又 ◆rvncqwux3Eさん、第44話をお願いします
362 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/08(土) 01:26:07 ID:0bw1FWCe0
○●○創作文芸板競作祭・夏祭り2009○●○
「おい、そこの君、小説で喧嘩しないか?」
夏に関する作品を書く競作祭です。
テーマ……夏
会 場……「アリの穴」
http://ana.vis.ne.jp/ali/index.html 枚 数……3枚〜32枚(アリの穴表示換算)
日 程……投稿期間 8/16 (日) 0時 〜8/19(水) 23:59:59 まで
感想期間 1作目投稿 〜8/23(日)21:59:59 まで
・作者さんは感想期間中、自作の感想欄に他者の作品の中からベストスリーを選んで投票してください。
読者賞とは別に作者賞を選出します。(1位:3点、2位:2点、3位:1点)
・記名投稿・枚数超過は参考作とします。
・一人一作限定
・得点はアリの穴に表示される得点を採用します。
◎備 考
・内容説明欄に「創作文芸板夏祭り2009」と入れて下さい。
・作者さんは他作品へできるだけ感想をお願いします。みんなで祭を盛り上げましょう。
・優勝しても何ももらえません。
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/bun/1249563003/ 祭りの歴史
http://soubun.s370.xrea.com/ 数十人規模の祭りが開催されます。
ここに晒したのでいいから、こっちにも参加してくれ。
優勝できるかもしれないぞ。
(1/2)
這い出てきたモノ
中学2年の冬の体験です。
自室で寝ていて、夜中にふと寒さで目が覚めました。
見ると、布団が腹のあたりまでずり下げられていました。
肩まで引っ張り上げようとしましたが、なぜか手がまったく動きません。
なにが起こったか解らず、隣の部屋で寝ている兄に聴こえるように
声を出そうとしましたが、ヒィ〜とかすれた声が出るだけでした。
突然、勉強机の上のシャーペンがコロコロ・・っと転がり、パタンッと
床に落ちたのが、音で解りました。
とたんに、キーン!という耳鳴りがして、全身が硬直したように固まって
しまいました。
動かせるのは目だけなので、必死に暗闇で目を凝らしていると、目の端に
映るベットと床の隙間からズルズルズル・・っと大きな真黒いモノが這い
出して、腹の上に覆いいかぶさってきたのです。
(2/2)
それはモヤモヤした真黒い煙のようで、顔も体もないのですが、布団の上
から人に乗られたような、ズッシリとした重みを感じました。
黒いモノは私の肩口をめざして、左右にウネウネとうごめきながら上って
こようとしているようでした。
私の顔に近づくにつれ、
はぁ・・、はぁ・・、はぁ〜・・・
という、どう考えても男性の息遣いが、生々しく耳元に迫って来ます。
あまりの気持ち悪さに気を失いそうになりながら、祖母がいつも
私が具合が悪い時に唱えてくれるお経を思い出し、心の中で必死に
唱え続けました。
どのくらいの時間唱えていたか解りませんが、フッと空気が軽くなった
感じがして、同時に体の自由も戻りました。
その日は、もう怖くて一睡もでき
それ以前も以降も、このようなことは一切ありませんでした。
いったい、あの真黒いモノはなんだったのでしょうか。
−完−
365 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/08(土) 01:29:10 ID:8agU9lr60
44本目の蝋燭が消えました・・・
猫又 ◆rvncqwux3Eさん、ありがとうございました
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隊長 ◆RxgHtAIchoさん、第45話をお願いします
心霊スポット好きな人ならば、聞いた事があるかもしれませんが
熊本から阿蘇に向かう途中に、通称「赤橋」と呼ばれている自殺の名所の橋があります。
2ちゃんねるの定期オフにて、その「赤橋」に行った時の話しです。
橋下が、霊体がうごめいていてかなりやばいとの噂を聞き付け
何度となく「赤橋」の下へたどり着くためのルートを探し求めていました。
しかし、結局「赤橋」の下へ繋がる道は見つかりませんでした。
しばらくして、ある心霊スポットオフの時に、「赤橋」に再度行くことになりました。
懐中電灯の明かりだけが頼りの中、アバット部分より下に降りる部分を見つけました。
暗闇の中、何段か階下へ降りると、体感気温が急に下がった。
「これ以上は来るな」という霊の波動を感じた。
なぜそこに存在するのか理解出来ない赤いベンチが印象的でした。
写真を数枚撮り、逃げるようにその場を後にしました
写真には、夥しい数の霊体が写り込んでいました。
後日、別の心霊スポット検証オフで、「赤橋」上流の河原へ行きました。
祠がありました。
数人でその「河原」へて降り立ちました。その中には霊媒師のT氏もいました。
帰りにT氏が、
「今までで一番やばい。
静かに佇んでた自殺者の霊が怒りの表情で一斉にこっちを見てた」
と言っていました。
有名な心霊スポットよりも、危険な、知られていない霊の安静の場が存在しているのです。
(完)
では・・・隊長の代わりにピンチでやってきました。
<友人のTの話>1/2
Tはいわゆる霊媒体質らしい。
人が良くおっとりとした性質の彼女は悪霊にとってはオイシイ存在なのだろう。
過去に静岡に住む霊媒師が東京に来た際に霊視してもらったこともあり、
そのときは餓鬼の霊がついており、
祓わなければ一家離散が免れないといわれた。
彼女は意を決して浄霊をしてもらった。
そのとき一緒にいたもう一人の友人Kは御祓いをしている間
彼女の手の甲に赤いどくろが浮かんでいたと興奮しながら話してくれた。
そのときの彼女の苦しみようは半端ではなく
普段はおとなしくむしろまったりしすぎていて「霊」とかいう言葉とは対極にあるような冷静な彼女が
狂ったようにじたばたともがき苦しみ、自分の喉の辺りを両手で掴んで地面から湧き上がるような声で呻き苦しがってたらしい。
霊を祓ってもらったもののすっきりしたのはそのときだけで、帰宅したとたん肩の辺りがズッシリと重たくなったと
後日話してくれた。
あ、隊長ごめんなさい。
若かりしの時の話しです
毎年夏になると、家族旅行に出掛けていました
そんなある夏の海の側の温泉旅館での話しです
ベットに寝ていると、足元を幼稚園児達が手を繋ぎながら、三途の川を渡っていました
あぁ、幼子達の霊道なんだなと、呑気に眺めながら寝ていたのですが
すると、足元の壁から頭の方の壁へ、黒い影が自分の体を飛び越えていきだしました
そのうちの一人?と目が合ってしまったのですが
その黒い影が、自分の足を引っ張りあげながら連れて行こうとしました
布団は被っているのですが、霊体?だけが引っ張られて1m程浮いた状態になりました
そんな時、家族がトイレに起きる姿が見えましたので、一生懸命に助けを呼びました
異常に気付いたのか、親父が「なんばうなされとっとや!」と起こしに来ました
霊体も自分の肉体に戻り、事無きを得ました
風の噂では、今あのホテルは廃墟として心霊スポットになっているらしいです
(完)
ごめんなさい。やり始めちゃったので続きです。
2/2
どうやら憑いているのは彼女にではなくその狛江にあるアパートの部屋らしいということだった。
その部屋、10畳のリビングがある1DKで、当時バブル期だったため都内の家賃がかなり高騰していた
というわりには65,000円という破格の家賃だったと思う。
一人暮らし自体未経験だった私は彼女がうらやましくて仕方なかった。
ある晩彼女が眠っているとき寝苦しかったので寝返りをうつと、
彼女の隣に目を見開いた中年の男性が彼女と同じ姿勢で寝そべっていたという。
目が合ったとたん身動きができなくなり、
次の瞬間金縛り?らしきものが解け、激しい尿意を催したためトイレに駆け込もうとした。
トイレの扉を開けた瞬間目に入ってきたのは・・・
ズボンを下ろし便器に腰掛けこちらを見上げるさきほどの中年男性だったという。---完---
371 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/08(土) 01:43:59 ID:8agU9lr60
45,46本目の蝋燭が消えました・・・
隊長 ◆RxgHtAIchoさん、ありがとうございました
トンプウ ◆TIBJ0NRgIoさん、ありがとうございました
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狐 ◆1XQOeq0s16さん、第47話をお願いします
372 :
隊長 ◆RxgHtAIcho :2009/08/08(土) 01:44:41 ID:j8jkqBMVO
>>368 いえいえ
こちらこそ気付くのが遅れまして
スミマセン、順番の関係で再投下です><
1/2 「廃病院の…」
これは今年の2月頃の話
当時ネットで知り合ったAさんと、関西地方の心霊スポットに行く企画を立て、「行くならどこにしようか?」とまだ探してる途中でした。
たまたま近くの廃病院がスポットみたいだとの情報を得て、翌日Aさんが場所の確認の為に視察してくる事になり、「ついでに外観だけでも写メお願い!」とAさんにお願いして、その日は床についた。
翌朝Aさんから「見てきた」と言う件名のメールが届き、行動早すぎだろ…と内心思いながら内容と添付メールを確認した瞬間
急に俺の携帯が圏外になった
家の中なのに何で??と焦りつつ、Aさんへ電話を試みるがやっぱり圏外らしく電話が出来ない。
2/2
ここからは当時Aさんに話せなかったのですが…
そうこうしていると急に背後に気配を感じ、背中がゾクッとなった。
急に圏外…背後の気配……
さらに慌てて電話を試みるも、まだ圏外。徐々に背後の気配が左側へ移ってくるように感じ「目を合わせたらマズい!」と布団に隠れて携帯を見ると、電波が戻ってる!
しめた!とAさんに電話し、現状を伝えようとしたが、気配の事を口走ったら気付いてる事を教えてしまうとハッと思い、圏外になった事だけをビクビクしながら伝えた。
あそこヤバそうだな〜くらいで話は終わり電話が切れたのだが、ふと気付けば気配も無くなっていた。もしかしたらAさんの所に移動したのかもしれない
結局色々あって、その場所に行くことは無くなったのだが…
皆さん、写真を見るときはお気をつけて。
完
47本目の蝋燭が消えました・・・
狐 ◆1XQOeq0s16さん、ありがとうございました
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ろうとん ◆g3mtRmfQF86pさん 、第48話をお願いします
「真昼の魔?」1/2
去年秋口の休日の昼下がり。だいぶ涼しくなってたので
エアコンをつけずに窓を開けて、ウトウトしてた。
突然男の人の怒鳴り声のようなのがすぐ近くで聞こえて、ハッと目が覚めた。
と同時に、隣の家の2歳くらいの男の子がギャン泣きし始めた。
本当に火が点いた様な泣き方。怪我でもしたのか?というくらい。
うちはマンションで2軒ずつのベランダが繋がってて、隣んちのベランダでの話し声は
自分ちのベランダで話してるのと同じような感じで聞こえる。
その時の男の大声も、隣の男の子の泣き声も、
うちか隣のベランダか、ベランダへの戸口くらいから聞こえる程度の大きさ、距離感(?)だった。
2/2
そして部屋の奥からベランダへ向かう感じで、母親の「どうしたのー??」という声が聞こえ、
男の子は部屋の奥へ入っていったみたいだが、ギャン泣きの勢いは収まることなく
部屋の中からも、小さくなったギャン泣き声がしばらく聞こえてた。
男の声は一度っきり。何と言ったかもわからない。ただ、なんか大声。
父親の声でもない(結構付き合いがあるので知っている)。
それだけなんだけど、ゾゾゾっと鳥肌が立つくらいの寒気がした。
真昼に魔が通ったんだろうか?その声を聞いた?男の子は何かの姿を見た? 完
48本目の蝋燭が消えました・・・
ろうとん ◆g3mtRmfQF86pさん、ありがとうございました
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シン ◆ooGG0MD9XEさん、第49話をお願いします
「呼ぶ声」
2/1
最近なのですが、俺の母親は入院していました
命にかかわる病気ではないのですが、一応手術後2週間入院
手術当日の日は、俺は仕事で行けず
また母親も「そんな対した手術じゃないんだから!仕事をサボるな」
と俺が来るのを拒否
仕方なく仕事を終えて、午後からの予定の母の手術の様子を
父に電話をかけて聞きました
「大丈夫だ、無事に終わったけど、癒着が酷くて手術時間が倍になった」
とのこと
慌てて病院に行こうとしたけど、まだ麻酔から覚めてすぐで
しかも病院は自宅から2時間の場所
次の日の土曜日、改めて来いと言われ、その日は仕事の疲れもあり、
手術は一応成功という事で安心して寝ました
2/2
ふと眼が覚めたのは、夜中の3時頃だったでしょうか
俺は気管支喘息を持っているんですが、何だか息苦しくて眼が覚めたようでした
常備している薬を飲むと、すぐに楽になってきて、また寝ようと布団に入った時だった
ドンドン! ドンドン!
俺の部屋の、外に続く吹き抜けの窓を叩く奴が居ました
同時に聞こえてきたのは俺の名前を呼ぶ声だった
その呼ぶ声には嫌と言うほど覚えがありました
その日、手術して入院しているはずの母親です
「○○(俺の名前)〜!開けてよ○○〜!!」
ドンドンと叩く音は激しくて、何度も外から俺を呼んでいたのですが
俺は凄く眠く、しかも俺の部屋の窓の鍵は開けっ放しです
それを知っているはずだから、と、何故か疑問も持たずにそのまま寝ました
おかしいと思ったのは、次の日の朝でした
手術した日に帰ってくるわけが無いし、何より母親本人なら
玄関が開いているのだから、普通に入ってこれるのです
電話で確認してみたら、少し元気になった母親が
「帰ってきたか?んなわけないでしょ。吐き気と痛みで大変だったのよ」
と笑っていました
ではあの日、俺の部屋の窓を開けてくれと要求したのは、誰だったのでしょうか
そしてもし開けていたら、どうなっていたのでしょうか
完
381 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/08(土) 01:56:52 ID:SyEgmG4aO
なんかつまらない
49本目の蝋燭が消えました・・・
シン ◆ooGG0MD9XEさん、ありがとうございました
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モンガラカワハギ ◆5qk.WP.sF2さん、第50話をお願いします
「屋根の影」
1/2
小学校の時に担任の先生が話してくれた体験談+α。
ある日台風の影響で天気が荒れ、帰りは保護者が迎えに来ることになった。
迎えが来るまでの暇潰しに先生が怖い話をしてくれた。
先生がまだ若かったころ、一人の女子児童を家まで送ることがあった。
送る途中、女の子がふと上の方を見上げて立ち止まる。
とある家の屋根を見上げているのでどうしたのかと聞くと、「あそこのお家、誰かが死ぬよ」と呟いたらしい。
何故そんなことを言うの、と咎めると彼女は「屋根に影がいるから」と答えた。
先生が彼女の目線をたどると、先生にも屋根にいる黒い影が見えた。
驚いて先生があっと声を出すと同時に影は猿のように屋根伝いに消えていってしまった。
女の子は「見えた?やっぱり居たでしょう?」と先生に問いかけ確認してきた。
あれは何かと聞くと、「死に神かなぁ。数日中にあのお家の誰かが死んじゃうのよ」と答えた。
2日後、その家のおじいさんが亡くなった。
2/2
先生はその後も数回影を見たらしく、先生の父親が死ぬ時にも自宅の屋根にいる影を見たらしい。
先生はまた思わず声を出してしまい、影もまたどこかへ行った。
父親は翌日亡くなった。
先生が言うには、その時は確かに影だけのそれと目があったと感じたそうだ。
先生は
「いつかまたあの影を見るかもしれない。次は私の番かもしれない。あなた達がもし屋根の上に影を見ても、目を合わせてはいけない…」
と締めくくった。
その瞬間、ドーンと轟音がして学校全体が停電した。
学校に落雷が直撃したのだ。
あまりのタイミングの良さに皆叫びだし大騒ぎになった。
停電が直るとパニックも収まり、保護者も来だして皆無事に帰宅した。
だが落雷の騒ぎで何故いけないのか等、それ以上のことは聞けなかった。
今でも話している間どんどん暗くなっていった空と遠雷、先生の真剣な顔と雷直撃時の衝撃は忘れられない。
50本目の蝋燭が消えました・・・
モンガラカワハギ ◆5qk.WP.sF2さん、ありがとうございました
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ありんこ ◆V.hpOK0G6M さん、第51話をお願いします
「流星群がやってきた夜」 1/2
小学生の夏休みだった。
テレビを見てたら「今日の夜中から明け方にかけて流星群がやって来る」ってニュース
が流れた。
やっぱり当時はお子様だったもんで、たとえ夜更かししても22時ぐらいが関の山だっ
た。日付が変わる瞬間まで起きてるなんて絶対無理。
でも、たくさんの流れ星が見られるって言うし、理科の自由研究にもなりそうだしで、
生まれて初めての本格的な夜更かしに挑戦してみよう! と思い立った。
で、ちゃっちい双眼鏡とか、流れ星の数を記録するためのノートとかを準備して、母親
に頼んでブラックコーヒーを淹れてもらったりして、部屋でずーっと待ってた。
でもダメだった。やっぱり22時ごろには眠くなってきて、それでもがんばって起きて
たんだけど、23時ごろにはもう限界。流れ星のピークはまだ先なのに。
こっくりこっくりしながら、それでも意地張って起きてたら、母親が部屋にやって来て、
「眠いなら無理しなさんな。自由研究なら代わりにプラネタリウム連れてってあげるか
ら」
って言ってくれた。もう眠くてわけがわかんなかったもんで、その提案に乗ることにし
て、あきらめて寝ることにした。
母親が部屋を出て行って、私は用意した双眼鏡やノートを片づけて、部屋の電気を消そ
うと立ち上がった。
そしたら、
「もう寝るの? もったいないなあ」
って聞かれた。ほんっとその通りだし、流れ星見られなくて悔しいって思ってたから、
「うん。残念だけどね」
って答えて、電気消して、すぐ眠りについた。
2/2
朝起きて思い返したら、あの会話ってありえない。
母親はすでに部屋を出て行ってしまった後だったし、部屋には私一人しかいなかったん
だから。父親と弟はおばあちゃんの家に泊まりに行ってる最中だし。
不思議と怖いとは思わなくて、あの声は誰だったんだろう、おかしいなあ、オバケかな
あ? でもすごく眠かったから単に寝ぼけてただけなのかなあって首をひねりつつ、ふと、
ゆうべ用意してたノートを開いたのね。流れ星の数を数えて記録しようって思って用意し
てたノート。
そしたらそこに書いてあった。真っ白なノートの1ページ目に。知らない筆跡で。
「もったいなかったね」
もちろん私はこんなこと書いた覚えはない。
これはさすがに気味が悪かった。このノートはしばらく保管していたけれど、引越しの
時にどさくさに紛れて捨ててしまったみたいで、もう手元にはない。
何の後日談もなく、本当にたったこれだけの出来事。
なんだったんだろう。夏に流星群が来るたびに思い出す。
51本目の蝋燭が消えました・・・
ありんこ ◆V.hpOK0G6M さん、ありがとうございました
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りべ ◆V/Ezl373MUさん、第52話をお願いします
白 白 白 白 白
僕は毎日同じ夢を見る。夢だと確信することができる夢。
理由はいたってシンプルで毎回同じ背景だからだ。
背景という言葉ではいささか語弊がある気もするが、適正な表現がみつからないので背景としてとらえてほしい。
そこは白い。上も下も右も左も。黒いのは自分だけ。
地に足がついているのかは分からない。でも下に沈むこともふと落ちる事もない。
そして奥行きが見えない。
目の前の白はどこまで続くのかが分からない。
ただ僕は毎回その白に潰され、目を覚ます事しかできない。
これは僕が望んだ夢。
善と悪。否と肯。白と黒。
現実世界で黒くなってしまった僕は
夢の中で白に追われる。
そうする事でしかこの世界中で白に触れられる空間がない。
グシャリ
迫りくる白に右足が潰された。
血は出ない。
望みつつもこの白から逃れる術はない。これが一時の利益を求めた結果、永遠の罰。
今日も僕はあの人のために、夢の中で体を白に包ませる。
いつか僕は現実の黒に、夢の中の白で納得する事が出来るのだろうか。
グシャり
グシャ
グシ
51本目の蝋燭が消えました・・・
りべ ◆V/Ezl373MUさん、ありがとうございました
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葛 ◆LqpGksAEaRdTさん、第52話をお願いします
特に曰くつきっていう話は聞かないけど、うちのマンションには何かがいるらしい。
一つ一つはそんな大層なもんじゃあ無いけど、おつまみ程度に。
うちの部屋は常に盛り塩がしてある。
それまではよく金縛りにあっていたんだが、それはそれで結構楽しんでた。
自分はいわゆる0感で、オカ板住人として貴重な恐怖体験だったからね。
ある日、いつものように夜中にふっと目覚めて、金縛りにあった。
その圧迫感と緊張感を楽しんでると、天井に黒い靄が見えた。
「あれ、あんなの今まで無かったのにな?」とか思ってたら、
それがそのままずどんと鳩尾に落ちてきて、顔を両手で掴んできて、
「あああああああああああああああああああああああ」って耳元で絶叫。
ひょっとしたら、自分も叫んでたのかもしれないけど、
恐怖とか衝撃とかで、そのまま意識を失った。
ただ、それが女だったのは覚えてる。声が甲高くて耳に障ったし、何より女の顔をしてた。
自分は完全に真っ暗にして寝る人だから、顔なんて見えないはずなんだけど。
失礼、ナンバリング忘れた2/2
そんなこともあって、その日の体調は最悪だった。
当時高校生だったんだが、頭痛とか耳鳴りに耐え切れず、授業中に保健室へ行って寝ることにした。
安っぽいベッドで横になって、うとうとしていると、また金縛りになった。
保健室の常連だったけど、ここで金縛りにあったのは初めてだった。
なんで?とうっすら目を開けたら、昨晩の女が腹の上に跨って、笑ってた。
そして「あああああああああああああああああ」
これはやばいと思って盛り塩したら金縛りはちっとも起こらなくなったんだけど、
今でも手っぽいものが廊下を走ってたり、触っても無いのに風呂の蓋が開閉したり、
誰もいないのに鈴の音がしたり、エレベーターに謎の赤い女が乗ってたり、
仏壇も無いのに急に線香の匂いが漂ってきたり、不意に電気がついたり消えたり、
プチオカルト体験には事欠かない。あくまでもプチ。
完
53本目の蝋燭が消えました・・・
葛 ◆LqpGksAEaRdTさん、ありがとうございました
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屍さん ◆2MRfotqID2さん、第54話をお願いします
間違い
葛 ◆LqpGksAEaRdTさん52話
屍さん ◆2MRfotqID2さん 53話
395 :
屍さん ◆2MRfotqID2 :2009/08/08(土) 02:15:05 ID:1g7E3vfo0
今でもはっきり覚えている実話です
自分がまだ小学生で孤独だった時の話です
当時の自分は皆から嫌われて自分の話を信用するものは担任を含めてなど誰一人いなかった時のお話
自分の教室は3階にある教室でした
給食前の時間の授業に自分は担任の授業が面倒で寝てしまえと思い肩肘ついて寝ようと思い寝ました
何十分たった頃かに目を覚ましてまだ終わってないのかと思いまた寝ようと考えふと教室の端を見たら
白い着物を着た髪の長い女が立っていたんです
俺は最初は何かの見間違いかと思い目をそらし机を見てなぜかもう一度見てみたいという好奇心で見ようと思い
恐る恐るゆっくり教室の端を見ようと思ってびっくりしましたなぜなら白い着物の女がすぐ隣にいたから
顔をあげその女を見ると女は俺を上から睨み付けていました
恐くなってそのまま黒板の方に向き直り授業が終わり隣を見たらもうその女はいなくなっていました
そのことを友達に話すと「お前の話なんて嘘に決まってる」と言われ相手にされませんでした
本当に不思議な出来事でした
ー完ー
53本目の蝋燭が消えました・・・
屍さん ◆2MRfotqID2さん、ありがとうございました
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隊長 ◆RxgHtAIchoさん、第54話をお願いします
397 :
屍さん ◆2MRfotqID2 :2009/08/08(土) 02:16:23 ID:1g7E3vfo0
追い越してすいません
子供の時の話しです。
夜中、音楽を聞きながら部屋の電気も消さずに、いつの間にか寝ていました
そうしたら、知らない音楽と共に金縛りにあいました
ベットの枕元を見ると、ボロボロの着物を着て顔を火傷している女性が立っていました
(完)
54本目の蝋燭が消えました・・・
隊長 ◆RxgHtAIchoさん、ありがとうございました
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メタルスライム ◆LuWpVnhAYs さん 、第55話をお願いします
(地震 1/2)
私の友人Sはちょっと変わった特技がありまして。
それは『地震のP波』が分かるというものなんです。
なんでも新潟県中越地震と中越沖地震の両方を体験した頃から分かるようになったらしく
以前東京に遊びに行ったときも、友人Sが「あ、……ちょっと大きいのくるよ!」と言った数秒後に
震度4の地震がおきたりして、仲間内では有名でした。
(地震 2/2)
私と友人Sと仲間達とでドライブに行ったときです。
あるサービスエリアで休憩をしていたところその友人Sが「あ、……?あれ??」とつぶやきだしたのです。
どうしたのか聞いたところ「今、地震の波みたいなの感じたんだけど…起きてないよね??」と言ってきました。
誰も揺れは感じませんでしたし、携帯の気象サイトにも地震発生の情報は出ませんでした。
友人Sは「だよね…なんか、違う波だったし………」とつぶやきながら「こっちから感じたんだけど…」と
ある方向を指差しました。
他の友人たちは気付きませんでしたが、私はあることに気がつきました……
その方向には幽霊騒動でよく話の出る廃ホテルがあるんです……
先日、久しぶりにその友人Sに会いました。
彼いわく「今でもあのサービスエリアに行くと例の波を感じる」そうです……
【完】
番号がずれてます。
今の隊長氏の投稿は55話です。
56本目の蝋燭が消えました・・・
メタルスライム ◆LuWpVnhAYs さん 、ありがとうございました
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ハードル下げ ◆79cfdX7bxMさん 、第57話をお願いします
404 :
ハードル下げ ◆79cfdX7bxM :2009/08/08(土) 02:22:10 ID:e5P5EHG60
『足音』
以下の話は実体験な?
これは俺が消防だったときの話だ
当時(ってか今現在もだが)俺には霊感が無くあると思えることもなく過ごしていた
このころから俺のコミュニケィション能力はなく数少ない友達も帰宅ルートが被っている者は一人しかいなく
そのときもいつも通り一人で帰路についていた
ただ、一つの異常を除いていだ
…ガコン… …ガコン… …ガコン… …ガコン…
誰かがドブの蓋の上を歩く音がする
しかも俺の真後ろで
なんだと思って立ち止まって後ろを振り向くも距離約50mの間に誰もいない
音は止まっている
なんだ、と思い再び歩きだすも音が追いかけてくる
走ってもそれに合わせるようについてくる
気味悪がって走り続けるとある川をわたった時点で急にピタリと止んだ
やはり後ろには誰もいなかった
学校を出てすぐの交差点から始まり真後ろをついていき
走れば合わせてくるし止まればやむし
振り向いても誰もいない
川をわたればついてこない
そんな状態一ヶ月ほど続いた
だがある日を境に音は出現しなくなった
まぁ要するに害は何もなく結果オーライなんだが、あの時の体験が奇妙で今でも思い出せる数少ない記憶の内の一つとなっている
【完】
57本目の蝋燭が消えました・・・
ハードル下げ ◆79cfdX7bxMさん 、ありがとうございました
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zon ◆Q5K1TGcrWYさん、第58話をお願いします
406 :
zon ◆Q5K1TGcrWY :2009/08/08(土) 02:24:26 ID:Dh8zogGq0
以前勤めていた病院の話です。
その日は救急当番で、救急車からの連絡で、うちの病院で対応できる患者さんは受け入れる日なので忙しい夜でした。
夜中、交通事故の男性が運ばれてきました。腹部に出血があることがわかり緊急手術になりました。外来から直接手術室に行き、病棟が迎えに行くことに。
同乗していた妻は別の、大学病院に運ばれたと。
手術が終わって、手術室まで迎えにいくと、
先生たちが3人、床に座り込んでいました。立っていたのは、非常勤で来ているS先生だけでした。
患者さんを病棟に連れて行く準備をしていたので何も声がかけられませんでした。
病棟に帰るときに、
「先生方、どうしたんですか。」と声をかけても疲れたように首を振るだけでした。
その時、まだ麻酔が抜けきらない患者さんが腕を上げて天井を指をさして唸りだしました。
S先生が駆け寄り、「大丈夫、もういないよ」と声をかけていました。
病棟に帰り、患者さんの状態も落ち着いて、記録をしていた時にS先生が病棟に来て患者さんの様子を見ていました。
「先生、何かあったのですか?」と聞くと、
S先生は、「ああ、連れて行かれそうだったから、第一刃目を俺に切らせてもらっただけだよ。なんかみんな疲れちゃったみたいだね」と応え、病棟を後にしました。
患者さんは回復して退院しましたが、、。
あとから聞いた話。
車を運転している途中で、急に隣にいた奥さんにおなかを包丁で刺されて事故を起こしたとのことでした。
その後、奥さんも回復したそうです。
(完)
58本目の蝋燭が消えました・・・
zon ◆Q5K1TGcrWYさんさん 、ありがとうございました
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中二病患者 ◆ZJX.dWOExさん 、第59話をお願いします
中二病患者さんの代理投下をいたします
2/1
「山頂付近」
高校1年の頃だったかな?
時期はあんまり覚えてないけど・・・・夏なのは確か。
何というか当時好奇心で色んな所に肝試しに行った
今は亡きH県のYさんの土地になってる場所とか・・・
でもそんな所に行っても元々霊感が全くない俺は周りの友達よりは落ち着いて行動していた。
だけど、ある場所に行ったときは違った。
その場所は意外と身近な場所にあった。
俺の住んでいる所は周りが山ですぐ上にはR山がある所
あまりに近い場所だったので友人とは『行こうか!』ってならなかったんだが今まで少し遠出しすぎたので近くでもいいんじゃね?
って話の流れで行くことになった。
当日丑三つ時にR山、山頂付近へ・・・地元では一応その一角をOB山と呼んでいた。
2/2
そこに辿り着くまでの道なりには木枠で囲まれた公衆トイレがポツンとあり少し進むと右手に川を挟んで病院が見える。
さすがに丑三つ時と言うことで雰囲気は出ており友人4人が居るとは言え少し肌寒い・・・
公衆トイレを左目で確認し、病院を右目の視野に入れいよいよ山頂、特に登山時には何もなく一同『結局なんもないやんw』
と和らいだ雰囲気になった。
そしてOB山に着いた頃、友人に悪ふざけで『後ろ!』と叫んで指を差し小走りで笑いながら下山していった。
その時、ちょっと不思議に思った、下山途中左目に病院、更に公衆トイレが視野に入ったのである。
登山中には確か左目に公衆トイレがあったはずなんだけど・・・
俺以外他の友人は気づいていなかったようだった。
そう思って下山しているとトイレを過ぎた辺りで誰かに足の裾を引っ張られた。
また友人の悪戯だろwwと思い後ろにいた友人に『おまww霊感のない俺にそんなんしても無駄ww』
しかし友人はキョトンとした顔で『は?w』
みたいな顔で見てきた、俺は再度問いかけた『マジで?さっきズボンの裾引っ張らんかった?』
確かに足で踏まれた感じではなく手で思いっきり引っ張られた感じだったのでわざわざそんな事してまで驚かさないだろ
そもそも引っ張られた直後振り向いたので友人がしゃがんだ素振りは見えるはず
急に怖くなってダッシュで下山したのを今でも覚えている・・・
【完】
59本目の蝋燭が消えました・・・
中二病患者 ◆ZJX.dWOExさん、ありがとうございました
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入谷 ◆grZCWCboXgさん 、第60話をお願いします
「歯鳴り」1/3
私の母は、霊能力という程ではないにしろ妙に気配に鋭い。
そんな母が30歳の頃に体験したと言う話をしたいと思います。
蒸し暑い夏の日、ある深夜。
カチ、カチカチ、という耳慣れない音で母は目を覚ました。
並んだ布団で寝ている父は、一度眠ると静かな方で、いびきも歯軋りもしないので
普段は当時子供だった自分が、そっと深夜に起き出しても耳ざとく気付かれるほど静かだ。
まるで、プラスチックのボタンを細かく打ち付けるような不快な音に気付き
目を開けようとしたが寝ぼけているせいか、なかなか目を開ける事が出来ない。
やがて頭が回ってくると、そのカチカチという音が異様に間近で聞こえる事に気付き
一気に覚醒した母は目を開けた。
すると、寝ている母の顔を真上から覗き込むような形で
枕元に同年輩の女性が座り込んでおり、母を覚醒させたカチカチという音は
その女性が小刻みに歯を噛み合わせる音だった。
そして細かく震える口元から、カチ、カチカチカチカチカチ、という音に紛れて
「・・・・・て・・・ ・・・・・・て」と、か細い搾り出すような声が聞こえる。
2/3
普通の感覚なら、飛び上がって悲鳴を上げるか、恐怖で気絶する所だが
その時の母には何故か恐怖が一切沸かず、異常な状況にも感覚が麻痺しており
(…て、って?何が言いたいの?いやそれより、どこかで見た事がある人な気がするけれど
一体誰だったかしら?)と、その女性の顔をじっと見つめていたと言う。
そして見つめる内に、またとろとろと眠気に負け意識を失い、次に目覚めた時には普通に朝だった。
後に私に語った時、母は「夢だと思うから怖いともおかしいとも思わないよ」と暢気に言っていたが。
そして後から考えると怖い夢を見た、と感じたものの
それ以上の物ではないと思って、その事は忘れていた数ヵ月後。
ちょうど中学校の同窓会があり、母はそれに参加する事になった。
同窓会では当時の出席番号順の参加名簿が配られる。
現在の連絡先や、結婚した女性なら旧姓・現在の姓などが記入してある中
名簿欄の住所を書くべき所に、ぽつんと一行だけ「逝去」と書いてあった。
還暦過ぎの同窓会でもあるまいし、そうそう亡くなる人などいるはずもない。
それに中学の同級生など、今となっては仲の良かった人しかぱっと思い出せもしない。
亡くなったのは誰だったろう、と考えていると、当時からずっと付き合いの続いている
母の友人がこう教えてくれたという。
3/3
「ああAさんね、ついこの前自殺したんだよ。
君は遠くに嫁いだから知らなかったろうけど、こっちではちょっと話題になった」
友人はAさんの家庭の事情や不幸の内容をぽろぽろと話してくれたが
母はある事に気付き、聞いた内容は話半分しか耳に入らなかったと言う。
中学の頃の面影を辿ると、数ヶ月前夢の中で「どこかで見た」と考えた女性は
現在のAさんの姿そのものに思えた。
卒業以来殆ど顔を合わせる機会もなく、15年も経った姿はすぐには認識出来なかったのだが。
親しかったのか、と母に聞くと首を振った。
「お互い、同じクラスというだけで仲が良くも悪くもなかったよ。
つまり、殆ど付き合いが無かったって事なんだけど。
あれじゃない?なかなか気付いて貰えなくて片っ端から訴えてみたんじゃないかな?
訴えられても、どうにも出来ないんだけどねぇ。
今思うと、「たすけて」って言ってたのかもね」
そう言って、母は困ったように笑った。
60本目の蝋燭が消えました・・・
入谷 ◆grZCWCboXgさん、ありがとうございました
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杏仁湯豆腐 ◆nnT9NOPZ4wさん 、第61話をお願いします
1/2
「百物語」
2chのオカルト板をよく見ているので、俺には色々と物語を覚えた
時期も夏なので、友達と花火をしに土手にいた時の話だ
そのとき俺を合わせ9人いたので、一人11話ずつ話して百物語をしようと提案した
流石に蝋燭はなかったので買いにいった。一人が
「なぁ?百話目どうするんだ?」
と言ってきた。そこは考えており、百話目は全員後ろ向き、下を向き、くじを引き当たりを引いた奴が
ボイスチェンジャーを使い話そうと決めた。
準備も整ったので、近くの以前自殺した家が公園になった場所と言われている公園にいった
と、いうのは嘘で俺が以前から廃墟があったから行こうとしたら公園になっていたので
そういう設定をつけて友達に言っただけ。
しかし面白いもので、一人は、やべぇよ。一人はうおーぞくぞくするなど期待通りの反応をしてくれた
一人11話というのは流石にキツイものもあったが、ようやく99話目が終わった
「さぁ全員後ろ向こうぜ。当たり引いた奴最高に怖い話をしろよー」
と、盛り上がっていた。ボイスチェンジャーで女の声が百話目を語りだした
俺はあれ?ボイスチェンジャー俺持ってるけど・・バレないよう自分で買いやがったなと思った
しかし、百話目の内容はまさかの紫鏡
その頃は高校生だったので卒業までに忘れないといけないのに全員思い出してしまった
「誰だよふざけんなよ!思い出しちゃったじゃねーか」
「最悪だろwまぁオチとしては面白いけどな」
そして百本目の蝋燭が消えた
「で、誰だよ最後のやつ。自分でボイチャ用意しやがって紫鏡とかおいしすぎるだろ」
と、俺が言うと、皆キョトンとして言った
2/2
「いやいや、自腹で買いたくねぇぞ」「え?お前じゃねーの?」
「20点だな。そんな設定言ったって怖くねぇぞ」「もう帰って」
「しらけるなー帰ろうぜ」「ゲームしようぜゲーム」「RPGしかねぇんだけど」
そんなやっちまったな的な言葉ばかりで俺はため息をつき皆で帰ろうとした
「そういえばさ、さっきもう帰ってって言った奴だれ?」
「あ?お前だろボイチェで女声だったし、俺たち男しかいないだろ」
「いや、俺の女声になるやつじゃないんだけど・・」
そこで全員固まった。変な汗があふれ出て、すぐにでもその場を去りたがったが動けなかった
心の中でずっと誰か助けてくれ!と叫ぶと、お巡りさんがやってきた
「お前等!そんなとこで何してるんだ!」
その声で全員我に帰り、動けるようになった
俺は「すいません、蝋燭も消したし公園で騒いですいませんでした」
と謝ると、お巡りさんは不思議そうな顔をしながら、しかし怒ったように言った
「先日一家全員亡くなった火事のあった廃墟が公園な訳あるか!言葉を選びなさい!」
確かに公園だった。9人全員間違える訳がない。そもそも廃墟と公園を間違えるか
全員唖然として言葉にならない顔のまま立ちすくんだ
もう夢であって欲しいのに、トドメを指すように声が聞こえた
「紫鏡思い出したよね?じゃあ皆の家にいけるね」
完
61本目の蝋燭が消えました・・・
杏仁湯豆腐 ◆nnT9NOPZ4wさん、ありがとうございました
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名無しさん ◆7GZyB/.wGkさん 、第62話をお願いします
「失踪の理由」(1/3)
今から5年前の話。
今の会社に就職した年の8月の終わり頃、同じ部署の先輩から
「体調が悪いため暫らく休む」という電話があった。
俺は夏ばてかなぁ〜と思っていたのだが、5日経っても先輩から
何の連絡も無い。
先輩は1人暮らしで彼女もいないので看病する人もいない。
そのうえ携帯へ電話しても自宅へ電話しても全く応答が無い。
先輩は無断欠勤するようなタイプでもなかったため、上司もそろそろ
何かおかしいと思い始め、上司と俺、それと同じ部署の同僚2人の
合計4人で様子を見に行く事になった。
先輩の住んでいるアパートに到着し、上司が呼び鈴を押した
のだが反応が無い。
暫らく待って何度か呼び鈴を押すと、中から「ガサゴソ…」と
物音が聞こえドアが開いた。
出てきた先輩は見る影も無いほどにゲッソリと痩せ細っており、
心配した上司が「大丈夫か?救急車呼ぼうか?」と聞くと、
先輩は「大丈夫です、ご迷惑かけてすみません」と弱々しい
声で喋り始めた。
しかし見た目がどう見ても普通ではなかったため、上司が無理矢理
先輩を部屋から連れ出すと救急車を呼び先輩を乗せると、俺と
同僚1人に同行するように言い、上司は先輩の両親に連絡をとるため
に会社へと戻っていった。
(2/3)
救急車の中で先輩はしきりに部屋の事を心配しており、俺は
「何でこんな状況で部屋の事を?」と思い、先輩に「心配ないですよ、
部屋の鍵は○○課長(上司)がちゃんと閉めてもっていきましたから」
というと、それが聞こえていないかのように「帰らないと…帰らないと…」
とうわ言のように呟いていた。
病院に到着し、先輩は診察を受けるという事で暫らく待っていると、
上司から両親に連絡が付き、明日こちらへ来るとの事で、俺達は
もう帰って良いと連絡があった。
翌日、先輩の様子があまりにも異様だったため、上司にそれとなく
先輩の様子などを聞いてみると、先輩は病気などでは無く単なる
栄養失調らしいことがわかった。
検査によると「1週間近く何も食べていなかったようだ」とのことだった。
そこで俺はふとある事に気が付いた。
俺、先輩を連れ出す時に玄関をあがったが、キッチンの鍋に火が
かかっていてそれを止めたよな?中身はレトルトのカレーっぽかったが…
しかし先輩は衰弱しきっており面会謝絶らしく、事情も聞けないため
結局なんだったのかは解らずじまいだった。
次の週。
会社に出勤するとなぜか俺の部署が大騒ぎになっていた。
同僚に話を聞いてみると、入院していた先輩が両親の目を盗んで
病院を抜け出し行方不明になったらしい。
俺はその時ふと救急車の車内での出来事を思い出し、上司に
自宅に帰りたがっていた事を伝えた。
僕は見えてしまうけど対処出来ない、そんな感じの人間です。
この度書かせていただくのは、ひと月ほど前から約2週間程度職場の理容室にいた髪の毛がない地を這う女の事です。
誰もが存じている事でしょうが、理容室には大量の鏡と水辺があります。
これがどう関係あるのかと申しますと、オカルトが好きな人ならば一度は耳にした事があるだろうとお察ししますが、共に霊が集まる場所として知られています。
これが近因だと思うのですが、ちょくちょくと霊が通り過ぎたり、居座ったりしています。
もちろん自宅に連れて帰りたい気など毛頭無い為、必ず気付いていない振りをしています。
普通の霊達は知らぬ間に流れているのですが、冒頭にも書いた「髪の毛のない地を這う女」こいつだけは例外でした。
客時で多少店内が賑わう明るい状況かでも、あいつは地面を這っています。このまま放置しておいてもいなくなる気配はないと思わせるほどです。
必死に髪の毛を集めようとしているのですが、触れられぬもどかしさからでしょうか、時折駄々をこねる子供のように暴れていました。
あまりにも哀れで見ていられないので、あいつが現れてから10日程経った日の閉店後にウィッグを置いて帰りました。
その日を境に、あいつから暖かいながらも助けを求めるような眼差しを感じました。
同情の為か次の日もその次の日もそのまた次の日もウィッグを置きっぱなしにしておいたのです。
そしたらあいつが店内からいなくなった日の朝出勤した時は、店内中ウィッグの飛び散った毛で大汚れ。
あいつはつけられない事にいらだちを覚え、ウィッグを壊してからいなくなったのでしょうか。
それともウィッグをつけれたことにより満足し、ウィッグを壊していったのでしょうか。
僕には通信手段が身振り手振りしかないので、知る由も知る術もないのですが。
その当時周りの社員たちは不気味がっていましたが、今思えばあいつはなかなか可愛いやつだったのかもしれないと、僕だけが一人胸の中で思いました。
今回は僕はこのあたりで失礼させていただきます。
可愛いあいつが今横にいますので。
完
(3/3)
そして、会社からは俺が、病院から両親が直で先輩のアパート
へと向かう事となり、現地で合流して自宅に先輩がいないか
確認する事となった。
現地へ到着し、簡単に先輩の両親と挨拶してから部屋に入った。
部屋の中に先輩はいなかったのだが、室内は異様な状態だった。
先輩はなにも食べていなく入院した当日も胃の中は空で嘔吐した
形跡すらなかったはずなのだが、室内には大量のレトルト食品や
カップ麺、コンビニ弁当の空き容器が転がり、足の踏み場も無い
ほどで、あちこちに散乱していたレシートを見る限り休んだ日から
大量に買い込んでいたようだった。
あまりの光景に俺も先輩の両親も暫らく絶句していたが、ふと
我に帰り、夏場だった事もあり俄かに腐敗臭のし始めていた
空き容器を3人で片付ける事にした。
その後現在まで、先輩は発見されていない。
先輩の両親は警察に失踪届けを出したらしい。
一体先輩に何が起きたのか、室内に大量に散乱していた食品の
空き容器の中身は一体どうなったのか、なぜ先輩はこれだけの量
の食料を買い込みながら一切食べずに栄養失調になったのか、
全ては謎のまま今年で先輩は失踪して5年目をむかえる。
(完)
62本目の蝋燭が消えました・・・
名無しさん ◆7GZyB/.wGkさん、ありがとうございました
γ
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アドルフォイ ◆Pj3DkbVP86さん 、第63話をお願いします
受付スレ見直してなかったので先走りました。すみません。
僕は見えてしまうけど対処出来ない、そんな感じの人間です。
この度書かせていただくのは、ひと月ほど前から約2週間程度職場の理容室にいた髪の毛がない地を這う女の事です。
誰もが存じている事でしょうが、理容室には大量の鏡と水辺があります。
これがどう関係あるのかと申しますと、オカルトが好きな人ならば一度は耳にした事があるだろうとお察ししますが、共に霊が集まる場所として知られています。
これが近因だと思うのですが、ちょくちょくと霊が通り過ぎたり、居座ったりしています。
もちろん自宅に連れて帰りたい気など毛頭無い為、必ず気付いていない振りをしています。
普通の霊達は知らぬ間に流れているのですが、冒頭にも書いた「髪の毛のない地を這う女」こいつだけは例外でした。
客時で多少店内が賑わう明るい状況かでも、あいつは地面を這っています。このまま放置しておいてもいなくなる気配はないと思わせるほどです。
必死に髪の毛を集めようとしているのですが、触れられぬもどかしさからでしょうか、時折駄々をこねる子供のように暴れていました。
あまりにも哀れで見ていられないので、あいつが現れてから10日程経った日の閉店後にウィッグを置いて帰りました。
その日を境に、あいつから暖かいながらも助けを求めるような眼差しを感じました。
同情の為か次の日もその次の日もそのまた次の日もウィッグを置きっぱなしにしておいたのです。
そしたらあいつが店内からいなくなった日の朝出勤した時は、店内中ウィッグの飛び散った毛で大汚れ。
あいつはつけられない事にいらだちを覚え、ウィッグを壊してからいなくなったのでしょうか。
それともウィッグをつけれたことにより満足し、ウィッグを壊していったのでしょうか。
僕には通信手段が身振り手振りしかないので、知る由も知る術もないのですが。
その当時周りの社員たちは不気味がっていましたが、今思えばあいつはなかなか可愛いやつだったのかもしれないと、僕だけが一人胸の中で思いました。
今回は僕はこのあたりで失礼させていただきます。
可愛いあいつが今横にいますので。
完
63本目の蝋燭が消えました・・・
アドルフォイ ◆Pj3DkbVP86さん、ありがとうございました
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肉欲 ◆tr.t4dJfuUさん 、第64話をお願いします
父が小学生くらいの頃、家の庭に古くからの祭壇があったらしい。
普通の一軒家なんだけど、庭に不釣り合いに祭壇がある。
以前は毎日お供えをしていたそうだが、
父の母、つまり俺の祖母がどっかの神社から来た人で、
その人が祭壇に拒否反応を示した。
当初は壊してほしかったらしいが、古いものだから壊せない。
なら、せめてお供えはやめようと。
親戚連中は戦々恐々だったが、実際やってみたら
特に何も害がなかったそうで、それからはもう放置。
引っ越すってんでその土地も売って、今は更地。
ちょうど6年前、その祖母が死んだんだけど、
末期の言葉が
「おかあちゃーん!、(祭壇で祭ってた奴の名前)、おかあちゃーん!」
だった。俺も聴いた。父も、親戚一同も絶句していた。
祭壇があったってのは、その晩に聴いた話。
イヤーな空気だったね。
64本目の蝋燭が消えました・・・
肉欲 ◆tr.t4dJfuUさん 、ありがとうございました
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蟹々 ◆TMS6xPnAiUhZさん 、第65話をお願いします
(1/2)
子供の頃から何かと心霊体験に縁があるのだが、今でも忘れられない話をひとつ。
ある夏の蒸し暑い晩、安いパイプベッドの上で何度目かの寝返りをうつと、ちょうど仰向けになったところで体が動かなくなった。
金縛りだ。
割りと慣れっこだったので、いつものように「俺はあなたの相手はしません。去ってください」と心の中で唱えた。普段なら、それで金縛りは解けていたのだ。
しかし、この時は様子が違った。一向に体が動かないばかりか、ベッドがギシギシと揺れ始めた。最初は左右に小さく振動していたのが、次第に縦揺れをし出し、
ドン!!
と一度ベッドが床から浮き上がる程の大きな揺れをみせて静かになった。
(2/2)
だが、金縛りはそのままだ…と思うと首から上だけが動く。揺れについては地震だったのかもしれないと、部屋をぐるりと見回してみた。常夜灯の薄ぼんやりとした視界の下だが、物が倒れたり動いた形跡はなさそうだ。
「俺は相手をしないから出ていけ!」と、今度は少し強い調子で声に出して言った。
その途端、頭を強い力で掴まれ首をベッドとは反対側の窓の方へ向かされた。
すると、表の街灯に青白く照らされた畳半分の大きさのすりガラス一面に、男の横顔がシルエットで黒く張りついていて、ゆっくりとこちらを向いた。
影絵のようにぽっかりと開いた口が、何か言葉を紡いだように見えたが、何を言いたかったのかはわからない。
俺の部屋には時々、こういうお客がやってくる。
【完】
431 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/08(土) 02:55:56 ID:8agU9lr60
65本目の蝋燭が消えました・・・
蟹々 ◆TMS6xPnAiUhZさん、ありがとうございました
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じゃくそん ◆iUwbinLSso さん、第66話をお願いします
432 :
じゃくそん ◆iUwbinLSso :2009/08/08(土) 02:57:17 ID:Uzgre/wBO
1/4
父の若い頃の話
その日は友達と二人、朝までオールナイトの映画を見ていたらしい。
映画も終わって早朝の帰り道、人気も無く静まりかえる街を歩いていると、視界に動くものが入った。
433 :
じゃくそん ◆iUwbinLSso :2009/08/08(土) 02:58:05 ID:Uzgre/wBO
2/4
ふとそちらを見ると、マンションの階段をコツコツと登っていく髪の長い女の後ろ姿が。
友達も女に気付き、二人で「朝帰りするような女だから美人じゃないのか」って話になって、女がこっち向きに階段を登るのを待つことにした。
434 :
じゃくそん ◆iUwbinLSso :2009/08/08(土) 02:59:08 ID:Uzgre/wBO
3/4
女は踊り場を挟んで一瞬壁に隠れて、次に見えた時には…首が無い!その状態でコツコツ階段を登ってくる…
「うわああー!!」
そこで二人は絶叫して逃げたんだけど
435 :
じゃくそん ◆iUwbinLSso :2009/08/08(土) 03:00:04 ID:Uzgre/wBO
4/4
逃げた後、一息つきながら父「お前あれ見たか?!」
友達「ああ、なんだありゃ!」
父「首無くなってたよな?!」
友達「ハア?!何言ってんだ!」
友達「…踊り場過ぎたら生首になってたんじゃねーか!」
436 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/08(土) 03:00:08 ID:8agU9lr60
66本目の蝋燭が消えました・・・
じゃくそん ◆iUwbinLSso さん、ありがとうございました
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シン ◆ooGG0MD9XEさん、第67話をお願いします
1/2
「枕元」
高校生時代、寮生だった俺は夏休みのような長期の休みにしか帰省できなかった
普段家にいない子供の部屋なんてどうなるか
ご想像のとおり、物置と化していた俺の部屋にはとても寝れるスペースが無く
仕方なく俺は居間に寝た
寝付いて数時間ほど経った頃
急に眼が覚めた、でも体が動かない
金縛りのようなものにはよくあうため「ああ〜またかよ〜」とそのまま寝ようとした
けれど、何か頭の上からごそごそと音がする
ごそごそというか、頭の上を行ったりきたりしてる気配か
でも、俺の頭のすぐ上は、ジュースのペットボトルを置いたスペースくらいで
あとは壁だった
2/2
瞼は動くようだったので、俺はうっすらと目を開けた
眼を開けた瞬間に視界に入ってきたのは、7〜8歳くらいの子供
頭の上から、俺の顔を覗き込んでいた
そいつは俺と目が合うと、大きく口を開いてニヤリと笑った
「ぎゃははははははははははは!!!」
狂ったような声で笑った
その後は覚えてない、多分気絶するようにでも眠ったんだろう
一回だけなら俺も夢か何かで済まそうとするかもしれないが、同じことがもう一度あって、俺はそこで寝るのを止めた
その子供は、今でも俺の家にいる
廊下を走る足音、笑い声、俺の部屋のドアを叩く音
時折、電気を勝手に消したり点けたり、鳥のおもちゃで遊んだりしている
あれから、俺の枕元に立つことはなくなったけど
完
439 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/08(土) 03:01:55 ID:8agU9lr60
67本目の蝋燭が消えました・・・
シン ◆ooGG0MD9XEさん、ありがとうございました
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葛 ◆LqpGksAEaRdTさん、第68話をお願いします
進行形の話で申し訳ない。推敲できないくらい焦ってる
小話を投下させてもらっているうちに、
なんとなく気分が悪くなってきたのだが、それでも次の執筆を続けていた。
自分は今、椅子の上で胡坐をかいてパソコンに向かっているのだが、
足が痺れてきたので、一度組んでた足を解いたんだ。
その時に、人の素足を踏んでしまって思わず跳ね退いた。
うちの家族は皆、旅行に出かけてるのに。
自分はちょっと具合が悪かったし、愛猫もいるからと留守番役を買って出たのだが、
正直な話、今猛烈に後悔してる
あれは猫の足じゃなかった、人の足だった、冷え性の自分よりつめたかった
組んだままの胡坐をどうにも出来ずに、自分は今この文章を打っている
まさかリアルタイムにこんなこと体験するとは思わなかった畜生
だれか今すぐ大阪に来てくれ
完
441 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/08(土) 03:02:47 ID:8agU9lr60
68本目の蝋燭が消えました・・・
葛 ◆LqpGksAEaRdTさん、ありがとうございました
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K.A ◆3d91BsyX0ytIさん、第69話をお願いします
442 :
K.A ◆3d91BsyX0ytI :2009/08/08(土) 03:03:08 ID:uL+uYt800
実際に体験した話。
今から一年くらい前の冬の日のことだ。
部活で帰りが遅くなった私は最寄り駅を出て駐輪場までの道を歩いていた。
遅くなったったといってもせいぜい夜7時くらいで、周りには2,3人サラリーマン風の人も歩いていた。
駅から駐輪場への道は決して長くなく、通りなれた道ということもあって私は気を抜いて歩いていた。
ふと、私の視界の端に何かが映った。
ん?、と思って横を見ると道の端に誰か、いや何かが座りこんでいた。道の端に生えている雑草に埋もれるようにして壁に向かって体育座りだ。
暗かったとはいえ至近距離で見ているのにその輪郭ははっきりせず、黒いもやもやのように見えた。
私はひどく驚いたが、もっと驚いたのは私の周りを歩いていた人達がその異常な光景に目もくれず、それの側を歩いていたことだ。
動揺した私は急いで駐輪場の自転車を出して、振り返らずに一気に家までの道を駆け抜けた。
あれから何度も同じ道を通ったし今も使っているが、あれ以来変なものは見ていない。
【完】
443 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/08(土) 03:03:33 ID:8agU9lr60
69本目の蝋燭が消えました・・・
K.A ◆3d91BsyX0ytIさん、ありがとうございました
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石原 ◆dqzTAWg8r6さん、第70話をお願いします
444 :
石原 ◆dqzTAWg8r6 :2009/08/08(土) 03:04:21 ID:UKQ8j0bW0
四心同体 1/1
A では怖いはなしをしましょう なぁ〜んてね。あははは
実はワタシは幽霊なんです。信じられます?
2chのみんなー、見てる?
B あ、おれもおれも幽霊。元VIPPERのゆうれいだよーん。
死んでみるとあんがいいいもんだよねこれってぇ
「だ・・・れ・・・か・・・」
C 私は今から5年前、線路に飛び込んで自らの命を立ちました。
A やだぁ、おじさん、辛気臭いはなしはやめてよ
445 :
石原 ◆dqzTAWg8r6 :2009/08/08(土) 03:05:10 ID:UKQ8j0bW0
四心同体 2/2
B そうだよ。、オレたちもう死んでるし、こうして
一つになってるんだしさ!
にしても、オレたちっていつ成仏するんだろうな?
A どーでもよくなぁい? キャハハ
B それもそうか アハハハハ
「・・・たす・・・けてぇ!
肩に・・・肩にいっぱいついてるんだ!」
C 妻子を残したまま死んだ私はきっと
地獄に・・・
A しあわせ〜
B ヒヒヒヒヒヒ!
「だ・・・れ・・・か・・・」
了
446 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/08(土) 03:05:28 ID:8agU9lr60
70本目の蝋燭が消えました・・・
石原 ◆dqzTAWg8r6さん、ありがとうございました
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凡人 ◆LlDUc0t852さん、第71話をお願いします
447 :
凡人 ◆LlDUc0t852 :2009/08/08(土) 03:06:55 ID:0qlMhoAb0
1/2
「鈴の音」
季節外れですが、サンタクロースって皆さんいつまで信じてましたでしょうか。
私は本とかをよく読む子だったのでそれなりに親がプレゼントをくれるんだってことは知っていました。
でも・・・・何といえばいいか、その真実に少し抵抗があったのも事実です。
あれは私が小学生に上がったばかりかそれ以前の頃。
当時サンタクロースを信じていた私は寝たふりをしてサンタクロースがやってくるところを目撃してやるということを企
んでいました。
サンタがどのように、どうやって、いつごろやってくるのか。
あれこれ考えてて瞼(まぶた)が重くなったころ、アレは聞こえました。
448 :
凡人 ◆LlDUc0t852 :2009/08/08(土) 03:08:12 ID:0qlMhoAb0
2/2
シャン シャン シャン シャン......
鈴の音でした
室内からではない。室外から迫って来るように・・・
それが妙にリアルでまるで遠くからこっちに近づいて来るように、ゆっくりと・・・・・・ ・
それが、すぐそこ。家のベランダまで近づいてきたときに私の家のカーテンに妙にはっきりと影が映っていました。
ライトなんてないのにいきなり、何故かはっきりと。私の意識はそこで途絶えました。
翌日、私の枕元には例年通りプレゼントがありました。親が置いたのか、それとも・・・
あれは夢だったのでしょうか。それにしてもいやにリアルな音でした。あの鈴の音は。
サンタクロースの正体は両親。それを聞く度に私の耳にはあの鈴の音が響いてきます。
私の家に鈴はないはずなのに・・・・
皆さん、クリスマスの夜に突然鈴の音が聞こえてくる。そんな奇妙な体験、ありませんか?
[完]
449 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/08(土) 03:08:16 ID:8agU9lr60
71本目の蝋燭が消えました・・・
凡人 ◆LlDUc0t852さん、ありがとうございました
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O☆RE ◆oZwoXdwA.g さん、第72話をお願いします
450 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/08(土) 03:16:26 ID:8agU9lr60
O☆RE ◆oZwoXdwA.g さんの投下を先送り致します
とっぴんぱらりのぷぅ ◆6u80XaUi9cさん、第72話をお願いします
第72話【 神隠し未満 】 [ 1/3 ]
稲荷さんに行った。
午後1時頃、最寄り駅で電車を降りる直前。
「パァン!」
音がした。
左手にしていた、さざれ石のアクアマリンの数珠が弾け飛び散った。
ガラガラの車内。ほかの乗客が振り返るほどの音で。
どっかにひっかけた、って思った。
ちょっと緩めの糸周(いとまわ)りだったし。
ちょいと坂道になっている門前町を抜け、
強面(こわもて)のお狐さんの像を過ぎ、
願いの行方を占う石のある辺りを抜けて、
奉納された鳥居がずらりと並ぶところまで。
延々と続く丹塗り(にぬり)の鳥居。
見えない。
見えるのは、朱(あか)。 朱(あか)。 朱(あか)。
[ 2/3 ]
立ち並ぶ鳥居の中を歩くものたち。
…足りない。
ああ。
音。
音か。
静寂(せいじゃく)が広がる。
「ここ、進んだら出られないなあ。」
「あの、二股に分かれた所。あの手前から完全に”ちがう”ところだ。」
なんてフッと思って。
途中、鳥居の隙間から左手に原っぱが見えた。
おあつらえ向きに古びたベンチまで置いてある。
急にそこに座りたくなった。
無性に懐かしくて、小さい頃に戻ったような、守られる感覚。
「座らなきゃ、座らなきゃ、座らなきゃ。」
「座ったら戻れる」って。
座ったら、妙に落ち着く。カバンの中からフルーツサンドイッチを取り出し、食べ、
ぼーっとして、山を背に流れる雲を眺めて。
気が付いたら午後4時をとうに回ってた。
3時間弱、そこに何もせず座ってたわけだ。
「ああ、もう、いいか。」そう思って、お山は登らずに引き返した。
[ 3/3 ]
社務所の辺りにきた。ざわめきが広がった。
「音」が戻った。
あたかも朝に、いきなり幸せな夢の中から、かーちゃんの
スピードの乗った踵落(かかとおと)しで
優しく蹴り起こされた時と同じ覚醒感。
― 弾き飛ばされたのは、数珠ではなくて、自分だったのかもしれない。―
山にこもる趣味の知人に、そう、話したら
「ああ、お前とは合わないからだろ。よかったな、持ってかれなくて。
前日にお前の神さんにお参りしておいてよかったな。
異界だよ、あそこは。今もな。力がある。
話(ナシ)つけてくれた神さんにお礼言っておけ。」
と事も無げに言われた。
案外、神隠しって身近なのかもしれない。
【 了 】
454 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/08(土) 03:18:13 ID:8agU9lr60
72本目の蝋燭が消えました・・・
とっぴんぱらりのぷぅ ◆6u80XaUi9cさん、ありがとうございました
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葛 ◆LqpGksAEaRdTさん、第73話をお願いします
1/3
うちの父親は自転車が趣味で、休日の朝早くに出かけては、
「今朝はどこどこの山登ってきた」とか「県境越えてきた」とか、
いい年してハッスルしまくってるおっさんだから、何かとひやひやしてた。
ある日、いつものように父親がその小旅行から帰ってきた。
また「何何を見て来た!とか」どうでもいい話につき合わされるのかな、と思って、
なんとか逃げ出す言い訳を考えていたのだが、
珠玉の言い訳を思いついたその日に限って、父は何も話さない。
いつもうざいなーと思ってた自分だったが、何だか落ち着かなくて、
「今日はどこに言ったの?」と何気ない風に訊ねてみた。
その時、父は曖昧に答えただけだった。
夜になって、父が「ちょっと来い」とこっそり自室に招いてきた。
ひょうきんな父らしからぬその声色に少し不安になりながらも、
「どしたの?」と訊ねると、
「M山には行くな、絶対に行くな!」
2/3
M山は、私が住んでいる市の隣にある山だった。
紅葉と滝が有名で、秋には多くの観光客で賑わう。
標高も高くない身近な山なので、自分も何度か登ったことがある。
何を言っているんだろう、と不思議に思っていると、
父は「母さんには内緒な」と前置きをして、今朝見たものについて話してくれた。
M山は、前述の通り身近なのもあって、父の小旅行先としてよく採用されていた。
その日も父は山に登ったのだ。
いつもの登山道を自転車で(逆にしんどいのでは?)登り、
滝へたどり着くと小休止、山を下り始めたのだが、
その登山道で、見慣れない小路を見つけたらしいのだ。
今日は趣向を変えてこっちから下りてみようかと思いついた父は、その道を下りたらしい。
しかし、舗装されていた道はどんどん細くなっていって、ついには獣道になってしまった。
戻らないとな、と思いつつも、好奇心には抗えず、
父はどんどん道無き道を進んでゆく。
3/3
しばらく進むと、急に道が開けて、広場にたどり着いたらしい。
その広場には、高床倉庫?みたいな前時代的な建物がいくつかと、人がちらほら。
勿論父も自分もそんなところの存在は知らない。
それに、そこにいた人たちも妙だった。
服装は自分たちみたいな、ごく一般的なTシャツなどだったのだが、
皆、顔にはヴェールのようなもの(丁度イスラム教の女性のような)をしていて、
まるでマネキンのようにじっと立っているのだ。
さすがに薄ら寒いものを感じたらしい父は、急いで道を戻って帰宅したのだが、
その山について検索しても上記のような集落?についての情報は存在しなかった。
「俺はどこに行ったんだろうな」
それから程なくして地方へ単身赴任した父は、時々思い出したようにそう語る。
今でも父は自転車に乗り、「どこどこへ行った」といちいちメールで報告してくる。
かつては鬱陶しかった父の報告だが、今は無ければ心配するようになった。
ひょっとしたら、父はどこかへ行ってしまうかもしれない・・・
そんな漠然とした不安が、自分の中で燻っているからだ。
完
458 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/08(土) 03:20:45 ID:8agU9lr60
73本目の蝋燭が消えました・・・
葛 ◆LqpGksAEaRdTさん、ありがとうございました
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猫又 ◆rvncqwux3Eさん、第74話をお願いします
(1/2)
焼き立てのホカホカ
友人から聞いた話ですが、生きている人間の方が怖いと感じた話です。
Sの叔父が、闘病の末、癌で亡くなった時のこと。
当然Sも親族なので、お葬式に出席して、裏方として手伝いをしていました。
白いお棺に納められた叔父は、生前の印象より痩せて2回りほど小さくなった
ように感じられたそうです。
残された叔母も従妹も、お棺にすがって号泣しっぱなし。
式の最中も憔悴しきった様子で、Sもなんと声を掛けてよいやら戸惑うくらい
だったそうです。
火葬場へ向かい、最後のお別れを済ませる場面になっても、叔母も従妹も
叔父のお棺からなかなか離れようとしなくて、親族一同で引き剥がすように
して、無理矢理お別れを済ませました。
しばらくのち、Sも皆にならってお骨を拾い骨壷に納め、続けて初七日を行う
ために、家に戻ることになりました。
家に戻る車の中で、叔母は小さな骨壷を納めた白い箱を愛おしそうに抱きしめ、
時折なでては涙を流していたそうです。
(2/2)
初七日の準備やお坊さんが来るまで、しばらく時間が開くということで、
Sも自分の親や親族と共に別室で控えていた時、親族の一人がSに準備が
整ったかどうか祭壇を見てきてくれ、と頼んできました。
いいですよ、とSは別室を出て祭壇の作られている仏間へ向かいました。
仏間の前まで来ると、中から押し殺したような叔母と従妹の声が聴こえて
きたそうです。
まだ二人して泣いているのかな・・と、仏間に入るの躊躇していると、
「くすくす・・っ」
と従妹の含み笑い。
「ねぇママ。パパ、焼き立てホカホカ・・・」
続いて叔母の
「そうねぇ〜・・、焼き立てで、まだアツアツやねぇ。ふふっ」
というひそひそ声。
いけない会話を聞いてしまったようで、Sは仏間の前で凍りついたように
動けなくなってしまい、そのまま足音を忍ばせて別室に戻ったそうです。
仏間で聴いた出来事は、親にも親族にも一切話せなかったと言います。
自分が言った事がバレたら、恐ろしいことが起きる気がしたそうです。
この一件以来、叔母と従妹がとても怖くてたまらないのだと、Sは言っていました。
−完−
461 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/08(土) 03:22:32 ID:8agU9lr60
74本目の蝋燭が消えました・・・
猫又 ◆rvncqwux3Eさん、ありがとうございました
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◆UXe7kmcBWoさん、第75話をお願いします
母親から聞いた話。
母親がいくつくらいの時の話かはよくわかんないけど、
寝ようと思って自室に行ったら、布団の上に何かが座っていたらしい。
母親はびっくりして家族の居る居間へダッシュ。
そのあと怖くて自室に行けず、母親の母親(つまり自分の祖母)と寝たそーな。
その数日後、母親の祖母(自分の曾祖母)が亡くなったという知らせを聞いたらしい。
その時に、布団の上に居たのは亡くなった祖母だったんだと思ったらしい。
母親は一人っ子で、亡くなった祖母は母親のことをとても可愛がっていたから、
最期に挨拶に来たんだろーねー、と言っていた。
[完]
463 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/08(土) 03:24:33 ID:8agU9lr60
75本目の蝋燭が消えました・・・
◆UXe7kmcBWoさん、ありがとうございました
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うんこ ◆NU8c50V3.Iさん、第76話をお願いします
464 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/08(土) 03:31:24 ID:3/2vbscN0
うんこ ◆NU8c50V3.Iさんが誤爆したようなので代理。
今さっきの出来事。
1時半辺りから他のサイトを見つつ一人で百物語を読んでいた。
14話の途中あたりで部屋の右側でパシパシと音が鳴り始め、若干怖がりつつ雑談スレの方に書き込んだりし怖さを緩和していた。
そんな時、むしょうにうんこがしたくなった。
しかし百物語やパシパシという音のせいで一人トイレは怖く、多少ごねていたがうんこは待ってくれず一人携帯を片手にトイレに行った。
すると姉がまだ起きているらしく(トイレは姉の部屋の隣)若干開いたドアの隙間から明かりが漏れ、独り言?がボソボソと聞こえたため安心しつつ用を足していた。
トイレ内で一人踏ん張っているのはつまらなく、隣の部屋にいる姉にメールを送ってみたりしていた。が、姉から返信来ず。
俺からメールしても返信率の低い姉なのでまたかー。と思いつつトイレを出た後姉の部屋を訪問した。
すると姉は爆睡しており、電気が付いているだけであり声をかけても起きることはなかった。
仕方なく自分の部屋に戻ったわけだが、姉は寝ていた。
ではトイレで聞いたボソボソと話す声は誰?
百物語の途中で起きた出来事なのでめちゃくちゃ怖くなった。 完
今さっきの出来事。
1時半辺りから他のサイトを見つつ一人で百物語を読んでいた。
14話の途中あたりで部屋の右側でパシパシと音が鳴り始め、若干怖がりつつ雑談スレの方に書き込んだりし怖さを緩和していた。
そんな時、むしょうにうんこがしたくなった。
しかし百物語やパシパシという音のせいで一人トイレは怖く、多少ごねていたがうんこは待ってくれず一人携帯を片手にトイレに行った。
すると姉がまだ起きているらしく(トイレは姉の部屋の隣)若干開いたドアの隙間から明かりが漏れ、独り言?がボソボソと聞こえたため安心しつつ用を足していた。
トイレ内で一人踏ん張っているのはつまらなく、隣の部屋にいる姉にメールを送ってみたりしていた。が、姉から返信来ず。
俺からメールしても返信率の低い姉なのでまたかー。と思いつつトイレを出た後姉の部屋を訪問した。
すると姉は爆睡しており、電気が付いているだけであり声をかけても起きることはなかった。
仕方なく自分の部屋に戻ったわけだが、姉は寝ていた。
ではトイレで聞いたボソボソと話す声は誰?
百物語の途中で起きた出来事なのでめちゃくちゃ怖くなった。 完
466 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/08(土) 03:31:31 ID:8agU9lr60
76本目の蝋燭が消えました・・・
うんこ ◆NU8c50V3.Iさん、ありがとうございました
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葛 ◆LqpGksAEaRdTさん、第77話をお願いします
母の友人はいわゆる「見えるひと」で、何度か心霊体験をしてきたらしい。
その中で一つ、覚えている話を書こうと思う。
彼女はその日、神社に行ったらしい。
どこの町にでもあるような、ごく普通の神社を想像してくれたらいい。
息子の受験合格祈願だったか、家内安全だったか、
至極平凡な願い事をして彼女は振り返ろうと顔を上げた。
するとすぐ後ろをふっと、人が通る気配がした。
振り向かなかったが、老婆なのだな、と漠然と感じたらしい。
その老婆は通りすがりに何かを彼女に呟いた。
肝心の「何か」なのだが、何のことなのかわからないのだ。
『おえぃらくく』
しわがれた低い声で、そう呟いたらしい。
祝詞なのか、呪詛なのか。
幸いにも彼女自身やその近辺に何かが起こったという話は聞いていない。
ただ、その一言が今も忘れられないと言う。
完
468 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/08(土) 03:32:36 ID:8agU9lr60
77本目の蝋燭が消えました・・・
葛 ◆LqpGksAEaRdTさん、ありがとうございました
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モンガラカワハギ ◆5qk.WP.sF2 さん、第78話をお願いします
花子さん
小学生の頃、トイレの花子さんがかなり流行った。
当時はオカルト的なものは苦手だったのでやる気は全く無かったが、友達に頼まれて参加することになってしまった。
放課後クラブ活動も終わって日が暮れ始めた頃に実行した。
3階には誰もいないことを確認してから。
3人で3階の北側のトイレのある個室を叩き花子さんを呼ぶ(うろ覚え)。
そしてトイレの前の教室を左回りで3周。
そこで教卓の前に立ち止まると、一人が叫びながら教室を飛び出した。
慌てて自分ともう一人も追いかけた。
何かを見たら校舎が見えない所まで3分以内に逃げるというルールがあったので全力疾走で。
見えない所まで追いかけて逃げた理由を聞くと、教室の隅に人影があったらしい。
そして逃げる途中で校舎を振りかえると、階段途中の窓にも誰か居たと。
翌朝登校してその窓を見ると、窓の上の天井にうっすら手形のようなものがあった。
そこで気づいた。
窓は天井近くにあり、子供では手すら届かないのだ。
その後特になにも無かったが、逃げだした子はそのトイレには絶対に近づかなかった。
学校を建てる前は林で自殺もあった場所だから、やっぱり何か居たんだろうか。
470 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/08(土) 03:36:37 ID:8agU9lr60
78本目の蝋燭が消えました・・・
モンガラカワハギ ◆5qk.WP.sF2 さん、ありがとうございました
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隊長 ◆RxgHtAIchoさん、第79話をお願いします
県外の某有名心霊スポットへ行った時の話しです
確かに、そのスポットはシチュエーション的には火葬場の傍らのトンネルで
いかにもって感じではあったけど、特にヤバイものは見えも感じ
もしませんでした
次のスポットへの移動途中、木陰に立っている男性が居ました
ただ、佇んでいるだけの霊でしたが、後で案内してくれた地元の人に聞くと
先程案内された有名心霊スポットを抜けた、私が見た霊の居た場所が、何故か事故の多い場所だと聞きました
霊とは、有名な心霊スポットよりも街角や薮の中に潜んでいるものなんです
472 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/08(土) 03:38:23 ID:8agU9lr60
79本目の蝋燭が消えました・・・
隊長 ◆RxgHtAIchoさん、ありがとうございました
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入谷 ◆grZCWCboXgさん、第80話をお願いします
「水子」 1/2
小学校からの付き合いのある女友達の話です。
その友人の兄弟は友人・上の弟・下の弟の三人姉弟。
そして、彼女はよく霊感があるんじゃないかと思える経験をしているのだが
彼女の祖母が新興宗教にはまって居るためか、あまり霊的な物を認めたがらない人だ。
本人いわく「その宗教が浄霊を売りにしてるだけに、霊とか認めるとなんか悔しい」そうだが。
その彼女が、高校に入ってしばらくして体調を崩すようになった。
特にどこが悪いと言う訳では無いが、よく突然貧血を起こして倒れる。
検査をしても、血圧が異様に低い事しか異常は無く
かといって、成長期特有の症状と切り捨ててしまうには傍から見ていても辛そうだった。
あまりにも体調が戻らないため、彼女の祖母が彼女をお払いに連れて行くことになった。
宗教の方は彼女が嫌がった為、別口の代々お払いを営んでいる神道系の所に行ったらしい。
戻って来た彼女が言うには
「いきなり、貴女たち姉弟は、お祖母さんの水子の生まれ変わりですって言われたんだよ。
あなた、三人流してますね? 供養をちゃんとしていないから
生まれ変わりであるお孫さんに障りが出たんですよって。
あたしがあたしに祟ったってこと?いきなりばあちゃん泣き出しちゃうしさぁ、困ったよ」
2/2
あまりに昔の事で、他の家族も誰も知らなかったし
今の墓には入っていないがお祖母さんの話だと確かに水子は三人居たそうだ。
結局お札を三枚貰って戻ってきたという。
それからも彼女の体調はなかなか良くならなかったが、高校を卒業する頃には平常に戻ったので
いきなり背が伸びたから貧血だったのかもね、という話に落ち着いた。
ただ、彼女自身あえて触れないようだが、彼女が体調を崩しだした頃
「なんだか、スライドに写った胎児みたいなのがぐるぐる目の前回ってるの見た。
寝入る寸前だったからそのまま寝ちゃったけど、妙にその夢はっきり覚えてるんだよね。
目開けてたのか、部屋に重なって見えたしさ。これってレム睡眠ってやつ?」
と言っていたのだけは覚えている。
多分、これは聞かない方がいい事なのだろう。
【完】
475 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/08(土) 03:42:57 ID:8agU9lr60
80本目の蝋燭が消えました・・・
入谷 ◆grZCWCboXgさん、ありがとうございました
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O☆RE ◆oZwoXdwA.gさん、第81話をお願いします
ほんの2,3年前なんだけど友達とその奥さん合わせて4,5人
とその子供たち(全員消防)でキャンプにいったのね。
で、その日は夕方までは晴れだったんだけど
夜から大雨でね、友達が「適当にテント張るから、子供たちの
相手してくれない?」と、頼まれたから遊んであげようと思ったんだ。
そしたら、一番上の子が「おじさん、呪怨2あるから車で見ない?」
って誘われたんだ。結局見ることになったんだけどさ、
途中でだいたいの子は怖くなって途中で親のトコまで行ったんだけど
最初に誘ってきた子だけになったときにいきなり、車の明かりが
消えて、テレビの画面がプツンって切れちゃって、おまけに雷が少し後
に轟いてさ、その子が少しこっち見たとたんに、その子はびびったらしく
「うわぁぁぁぁぁ!!」とか、叫びながら出たんだけどさ、
そのときは「ははww何びびってんだかww」とか思いながら仕方なく
後片付けして、戻ったらその子が「おじさん、生きててよかった!!」
とか言って泣きながら抱きついてきたから「おいおい、大げさだなww」
って言ったら「だって、大丈夫?あのお姉さんに呪われたりとかしなかった?」
って言ってきたんだ。で、俺は「はぁ?どこにそんなやついたんだよww?」
って聞いたんだ。そ し た ら「ボクが、おじさんの方に振り向いたときに
おじさんの後ろの窓の外にす ご く 怖 い 顔 し たお姉さんが
睨んでたよ」って言ってきやがったんだ。俺はかなりのびびりなもんだから
怖くなっちゃてさ、結局キャンプは楽しんだんだけどね、その後ホントに
金縛りにあってさ、本気で怖くなって、寺に行ってきてどうにかしてもらった。
もう二度と、怖いやつはごめんだね
477 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/08(土) 03:46:55 ID:8agU9lr60
81本目の蝋燭が消えました・・・
O☆RE ◆oZwoXdwA.gさん、ありがとうございました
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ドクロ ◆1QT8iXknMwさん、第82話をお願いします
10Lでどこまで
1/2
農協のガソリンスタンドがもうすぐ閉店だって時刻に、じいさんはずいぶんと古い型の軽トラックでやってきた。タイヤは泥まみれだ。マネージャーはトイレに入っていたのでバイトの私が対応した。
「レギュラー、10L。」 彼はだるそうに鍵を渡した。その腕からほんわりと線香の匂いがした。
実はこういうことはよくある。
仏壇にあげた線香の匂いをそのままひっさげて畑に出向く客は多い。そういう時はちゃんと先祖を大事にしてるんだなぁって嬉しくなる。
この客の時も同様で、私は楽しげに給油キャップを開けたらタンクの入り口に泥が詰まっていた。
「あの泥がタンクにちょっと入ってるんですけど、どうかされたんですか?」
「え…そうなのかぃ?特に何もしてねぇけどなぁ」
こんなこと初めてで不思議に思ったけど、仕方ないから軍手着けて掻き出した。そのあと給油ノズルを差し込んだんだけれどすぐガソリンが噴いてしまった。
その拍子に何かが一緒にタンクから溢れて動いている。
「何?」
みみずだ。
2/2
いよいよ気持ち悪くなって、早く帰ってもらおうとお会計しに行った。すると彼の差し出した夏目漱石のお札には黒い染みがついているし、最初線香だと思われた匂いもなんだか違う。
―おかしい、おかしい
「お釣り、お持ちしますから少々お待ちください」 老人は首を横に振ってだるく返答した。
「んなモノいらないから、家に帰る方法を教えてくれないか。」
私はやっと匂いの正体思い出した。時たま給油する霊柩車の運転手からする焼香だ。
「そこじゃない…。」
私はマネージャーに助けを求めようと、トラックから退こうとしたら老人が冷たい手で私を捕まえた。
「じゃ、姉ちゃん一緒に行こうじゃないか。助手席に座りなよ!」
マネージャーがトイレから出た時、私は倒れていて軽トラックは停まっていなかったという。
【完】
480 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/08(土) 03:49:34 ID:8agU9lr60
82本目の蝋燭が消えました・・・
ドクロ ◆1QT8iXknMwさん、ありがとうございました
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笹野 ◆DZ8/45EmRoさん、第83話をお願いします
会社(ドラッグストア)で朝礼をしていると お店の真ん中にある化粧品コーナーの方から小さな声で
「すみませーん」
と呼ぶ声が聞こえました
おもわず、
「はーい 今行きます」
と答えてから思わず全員で顔を見合わせて固まってしまいました
だって 朝礼中はお店は開店していないんですよ、まだ入り口は鍵が掛かったまま・・・・
全員が聞いた、消え入るような小さな声で
「すみませーん」
完
482 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/08(土) 03:50:41 ID:8agU9lr60
83本目の蝋燭が消えました・・・
笹野 ◆DZ8/45EmRoさん、ありがとうございました
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グレゴリー ◆yNuURBcNkQさん、第84話をお願いします
「お供え」
おれの弟は小さい頃難しい病気だった。
皮膚の一部が固くなって、痛みを伴うという症状だ。
田舎医者を散々回ったが、どこの医者も、治すどころか病名すらよくわからないという有様だった。
少し話はそれるけど、うちには仏壇と神棚がある。
おれたち兄弟が小さい頃は、数ヶ月に一回という頻度で白飯をお供えしていた。
そんな状態だから少なくとも子供たちにとっては、仏壇や神棚の存在は希薄だった。
ある日、祖母が仏壇と神棚にお供えをしていて、ふと言った。
「毎日新しいご飯をお供えすればあの子の病気も治るかもしれない」
おれは内心、んなことあるわけねえじゃん、と思っていたが、母も「それがいい」と賛成した。
藁にでもすがりたいってのはこのことをいうのかななんて子供ながらに思っていた。
それからすぐのことだった。
弟の病気についてわかるかもしれないと、東京に住んでいるおばから医者をすすめられた。
わざわざ東京まで行って、弟をその医者に診せたところ、地元の大学病院の先生を紹介された。
今まで地元のいろんな医者に見てもらったのになんでまた地元の医者に?って思ったけど、
紹介された先生に弟を診てもらったところ、不思議なくらいとんとん拍子に治療が進んでいった。
検査、入院、食事療法で、弟の皮膚の固くなった部分はすっかりきれいになったのだった。
家族みんなで喜んだ。もちろんおれも嬉しかった。
それ以来我が家では毎日、仏壇と神棚に炊きたての白飯をお供えしてお参りをしている。
おれはあのとき、藁にでもすがりたいなんて思ったことを恥じるようになった。
偶然といわれたらそうなのかもしれないけど、おれは今でも、
神仏が弟を助けてくれたんだと思っている。
完
484 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/08(土) 03:51:33 ID:8agU9lr60
84本目の蝋燭が消えました・・・
グレゴリー ◆yNuURBcNkQさん、ありがとうございました
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理科社会 ◆ygdszMLl7sさん、第85話をお願いします
1/2
「ヤマネコ」
子供の頃、関東の某県に住んでた。
関東といってもど田舎で、田んぼの真ん中を突っ切って学校に行くような場所だった。
そんな小学校高学年のときの話。
夏休みに友達2人と山にカブトを取りに行こうとことになった。
普段行かない場所で穴場を探そうぜ、ということで3人で計画を練った。
そこである森というか山というかが候補に挙がったんだ。
そこは「スズメバチが多いから絶対入るな」ときつくいわれている場所だった。
早朝に集合した俺たちは、舗装された道を外れて小山の森への道に分け入った。
初めての場所に足を踏み入れるドキドキ感以外は、まあ、なんの変哲もない朝だった。
空は真っ青になりはじめてて、夏って感じがしたのは覚えている。
それくらいなんの前触れもなく、そいつが藪から飛び出してきた。
ガサッとかいう類の音もほとんどしなかった。
2/2
尻尾抜きで80cmくらいある(うちで飼ってた中型犬くらいあった)ばかでかい猫だった。
巨大な猫がなにか(鳥か?)を咥えて、威嚇するように唸り声を上げてこちらを見てた。
家で飼っている猫とかとは段違いの迫力で、なにより目がものすごく怖かった。
一瞬なんだか判らなくて、3人とも棒立ちになってしまった。
次の瞬間、一番気の弱かったやつが大声を上げて泣き始めた。
するとその巨大な猫はビクッとして、さっとまた藪の中に消えてしまった。
俺ともう1人は「ヤマネコだー」って叫びながら、泣いてるやつを連れて逃げ出した。
その後こっぴどく叱られた上に引っ越すことになってしまい、そこへ行くことは二度となかった。
もちろん今は、本州には山猫なんかいないということは知っている。
ただ、家猫があんなに巨大に、しかも野良でなるものだろうか?
いまだに猫をみると、あの怖い目を思い出すんだ。
487 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/08(土) 03:53:50 ID:8agU9lr60
85本目の蝋燭が消えました・・・
理科社会 ◆ygdszMLl7sさん、ありがとうございました
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杏仁湯豆腐 ◆nnT9NOPZ4wさん、第86話をお願いします
「お前だけでも」
ある日、俺と友人は交通事故にあった
バイクを二人乗りしてると、白バイに見つかり逃げようとして対向車に激突したのだ
体中が熱したナイフで切り裂いてるような痛みと
骨をハンマーで直に叩かれているような痛みが重なり、意識が飛んだ
目を開けると、そこは病室だった。体中に包帯、点滴があるかと思い起き上がった
しかし、体には点滴はなく頭に包帯。それだけだった。おまけに体にひどい痛みはない
不思議に思い、上半身をみると確かに痣はあるが包帯は巻かれてなかった
これはもしかして、打ち所が良かったのかと思った。
頭も回復してきたので整理すると、事故は夢ではなかったようだ
そこで気づいた。友人は・・・どうしたんだろうと
とりあえず気がついたのでナースコールをしようと思ったが作動しなかった
こういうところは運が悪いと思い歩けない訳ではないので病室から出て友人を探した
しかしすぐに友人は見つかった。病院の廊下には友人の家族が泣き崩れていたのだ
俺は嫌な予感がし、友人の家族に叫ぶように話しかけるが誰も答えてくれない。
流石に泣いている人に責めるように話しかけられてるんだから無理もない
実際に会えば分かると思い病室に入った 1/2
そこには、俺がはじめ自分がそうなってるであろうという包帯まみれの友人がいた
俺は必死になって声をかけた。謝った。祈った
しかし、こういう時だけ祈ったところで神様は答えてくれない
心配停止の音だけがその病室に響き渡った
俺はどうしたらいいか分からなくなり立ちすくんでいると、友人の口がうごいた気がした
俺は耳を近づけた。もし最後の言葉なら俺が聞き取ってやらないといけない、そう思ったからだ
「こ・・ちが・!か・ぇ・・!」
何を言ってるのか分からなかった。俺は聞き返した。もう一度、もう一度だけ言ってくれと
「こっちは違う!帰れ!」
そこで目が覚めた。周りには泣き叫ぶ家族や知り合い
俺は何がなんだかわからないまま、友人のことを聞いた
友人の母親は泣きながら
「よほど見られたくなかったのか私たちに帰れって叫んで・・・さっき亡くなったわ」
後から聞いた話、友人は俺を衝突時に突き飛ばし、俺はその衝撃で幸いにも助かったらしい
俺が運転して俺のせいで事故に合い俺を助けてくれた
友人はあのときも俺が死んでいるのに助けてくれたのだと、思っている
完
490 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/08(土) 03:58:04 ID:8agU9lr60
86本目の蝋燭が消えました・・・
杏仁湯豆腐 ◆nnT9NOPZ4wさん、ありがとうございました
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K.A ◆3d91BsyX0ytIさん、第87話をお願いします
491 :
K.A ◆3d91BsyX0ytI :2009/08/08(土) 03:59:12 ID:uL+uYt800
5、6年ほど前の夜の話。
当時小学生だった私はいつものように一人自室のベットで眠りに就こうとしていた。
元々寝付きのいいほうではないので、布団に入ってから20分ほど眠れずにごろごろしていた。
その時急に体が動かなくなった。俗に言う金縛りってやつだ。
以前にも金縛りを体験していた私だったが、その時はいつもと違った。
何か声が聞こえるのだ。それも甲高い子供の声。
「ねぇ……☆○△×(この辺は覚えてない)……」
何故だかわからないがその時私は直感的に
「この声を全部聞いたらとてつもない怖いことになる!」
と思って必死で体を動かそうとした。
幸い金縛りは簡単に解け、その後しばらくは怖くて眠れなかったが、いつの間にか私は寝てしまっていた。
ちなみにあれ以来金縛りにはあっていない。
完
492 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/08(土) 03:59:31 ID:8agU9lr60
87本目の蝋燭が消えました・・・
K.A ◆3d91BsyX0ytIさん、ありがとうございました
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妹怖い ◆1fmHHzBSrPRMさん、第88話をお願いします
493 :
妹怖い ◆1fmHHzBSrPRM :2009/08/08(土) 04:00:49 ID:Hb3U+qk1O
1/2
これは私自身が体験した話です。
小学生だった頃の出来事だったと思います。
何かの用事で私は祖父母に連れられ、山を越えた先にある
町に行ってました。
帰りも同じように山を越えて帰ったのですが、その山には途中、
凄く高いところにつり橋があります。
そのつり橋に近付いたとき、祖母が「前にサスペンスで、
ここから飛び降り自殺するシーンがあったんやで」と語りました。
その時私は、ここがテレビに映ったんだ!とつり橋に興味を持ち、
車の窓からつり橋を眺めてました。
丁度、車がつり橋の真下を通過する前でしょうか。
私はつり橋に人が立ってるのを見付けました。
そういうところって大抵立ち入り禁止になってるという
イメージがあったので、祖父に試しに聞いてみたら、
普通に登れるとのこと。
494 :
妹怖い ◆1fmHHzBSrPRM :2009/08/08(土) 04:01:47 ID:Hb3U+qk1O
2/2
あの人は怖くないのかなぁーと思いつつ、私は遠ざかっていく
つり橋を眺めていたのですが、突然。
フッと立っていた人がつり橋から道路へと落ちて行きました。
飛び降り自殺。
そんな非現実な出来事に何故か私は叫ぶでもなく、祖父母に
普通にその事を話しました。
しかし祖父母は「人自体いなかった。
お前の見間違え」と、まともに取り合ってくれませんでした。
その後、その山で死体が見付かったという話や誰かが
自殺したという話は聞きませんでした。
完
495 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/08(土) 04:03:25 ID:8agU9lr60
88本目の蝋燭が消えました・・・
妹怖い ◆1fmHHzBSrPRMさん、ありがとうございました
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K-DASH ◆sGfqu5ykJJSxさん、第89話をお願いします
文月氏&ぴぺっと氏おつかれ様
二人ってのも面白いな
↑ミスった・・・すまん
499 :
ユウ ◆pK2t4W3twQ :2009/08/08(土) 04:14:24 ID:8agU9lr60
K-DASH ◆sGfqu5ykJJSxさんが不在の為、先送り致します
キッカ◆.LlKAkH4Jkさん、第89話をお願いします
500 :
キッカ ◆.LlKAkH4Jk :2009/08/08(土) 04:15:32 ID:l27SJfGe0
怖い話になるかわかりませんが、数字って不思議だと思ったことはありませんか?
日本では4や9、外国では13が不吉だったり、6は悪魔の数字だったり。
「一夜一夜にヒト見ごろ」や「鳴くよ鶯平安京」などのゴロ合わせも不思議だと思いませんか?
覚えやすく言葉や単語にして記憶させる・・・・・。そのゴロ合わせ、本当に数字を覚えるためだけのものでしょうか?
ここで一つ友達に教えてもらった数字を・・・・。
「0451」
聞いてみたところ、幽霊を招きやすい数字の組み合わせだそうです。
この数字・・・・・あなたなら、どう解釈するでしょうか?
呪いとはこういうことなのかなと思いました。
501 :
K-DASH ◆sGfqu5ykJJSx :2009/08/08(土) 04:15:56 ID:J5yumSEPO
『深夜のドライブ』
1/4
そう、あれは私が19歳の頃。
季節は秋を向かえて、少し肌寒く感じられた、そんな頃でした
その日、私は休みを翌日に控えいつもの遊び仲間3人と深夜のドライブに繰り出したときでした。
いつものように、近所をぐるぐる回り、ファミレスで談笑し帰るはずでした。
ただ違ったのは、給料日後で財布に余裕のあったという事。
私たちは相談し、遠出をしようということになりました。
が、免許を取ってまだ間もない友人は、比較的近場がイイ、という事で一路S玉件はC山へのドライブとなりました。
高速を使ってしまうと1時間くらいで着いてしまうので、時間も早いということもあり下道でいく事になりました。
まだ、免許を持っていなかった私は後部座席に座っていました。
どれくらい経った事でしょうか。
日ごろの仕事で疲れていた私はいつの間にか眠っていました。
502 :
K-DASH ◆sGfqu5ykJJSx :2009/08/08(土) 04:18:52 ID:J5yumSEPO
2/4
ふと携帯の時計を見ると、午前2時前だったと思います。
そして、すでに山道を走っていました。
あたりは、闇に包まれ光の無いまさに「漆黒」という表現が
あてはまるそんな景色でした。
車のライトに照らされ、左手には小さな小川が崖下に流れています。
右手は山の斜面がコンクリートで固められた壁となっています
そんな道を山頂に向かって走っていました。
起きてから30分くらい経った頃だったかと思います。
運転していた友人Hが言いました。
『あっ! 事故ってる!!』
503 :
K-DASH ◆sGfqu5ykJJSx :2009/08/08(土) 04:20:31 ID:J5yumSEPO
3/4
あわてて車外を見ると、相当のスピードを出していたのでしょうか?
左の緩いカーブがありまして、曲がりきれなかったんでしょうね.....。
大型のRV車が山の斜面側の縁石を飛び越え横転していました。
車の窓から見ただけでしたが、車種はランクル・パジェロのどちらだったかと思います。
暗闇の中、見てみると男性が2人・女性が2人、車の前にボーっと立ち尽くしていました。
何となくですが、私たちの方を見ていたような気がします。
ただ私たちは、若気の至りか笑いながら
『行っちゃえ!行っちゃえ!!!』
といったノリで横目に彼等を見つつその場をあとにしました。
そして30分ほど経ち、私たちはC山頂上へ到着しました。
時刻はもうすぐ4時を迎えようとしていました。
山頂にはパーキングがありまして、そこからはパラグライダーなんかも出来たりします。
とりあえず昼ごろまで山頂のパーキングで眠り帰ることにしました。
しかし、そのときは誰も先ほどの事故現場の不自然さに気づいていませんでした。
私を除いて誰も......。
次の話を新スレの方へ
506 :
K-DASH ◆sGfqu5ykJJSx :2009/08/08(土) 04:40:40 ID:J5yumSEPO
4/6
その事故現場の不自然さに気づいた人はいるでしょうか?
おかしいとは思いませんか?
深夜で車の通りも無く辺りは真っ暗....。
車は横転し自走は不可能。
そんな場所に車のライトが見えたらあなたはどうします?
当然何らかの身振り手振りもしくは声をあげて助けを求めるでしょう?
しかし、そこにいた彼らにはそれがなかった..。
ただ、私たちを四人そろって見ていただけ...。
そして、もう一つ。
なぜ私は暗闇の中、一瞬....ほんとうに一瞬通りがかっただけで男性2人、女性2人とわかったのでしょうか....。
思い出すとその時の光景が脳裏に浮かびます。
507 :
K-DASH ◆sGfqu5ykJJSx :2009/08/08(土) 04:42:22 ID:J5yumSEPO
5/6
そう、たしかに大事故を起こしたにも関わらず、怪我も無いようでしたね....。
これもなぜかわかるんですが、年齢は大体20代前半から25歳くらいまででした。
4人とも....。
その後何事もなく、無事に東京の実家まで帰ってきたんですが。
後日、一緒に行った友人に気になってあの事故現場の事を聞いてみましたが、3人とも「覚えていない」そうです。
最初に声をあげた友人Hでさえも.....。
508 :
K-DASH ◆sGfqu5ykJJSx :2009/08/08(土) 04:44:01 ID:J5yumSEPO
すいません分割でもたつきましたorz
...これは後日談なのですが。
その後、車の免許を取得し自分の車を買った私はどうしても気になりまして....。
行ってきましたよその現場へ。
昼間でしたけどね。
同じ道を通って山頂に向かったんはずなんですが。
あの場所が見つからないんです。
どうしても。
山頂へ向かう道はそこしかないんです。
昔、何かの本で『けっして2度といけない場所』というのを読みました...。まさにそれかと...。
あの時、私たちは車を止めて助けようとしていたならばどうなっていたのでしょうか....。
又、彼等はどういった存在だったのか。
考えれば考えるほど不思議な体験でした。
【完】
次スレに移動して
乙でした!
乙です!
みなさんおつかれさま どれもクオリティ高かったよ 愉しめた
シンさんコテハンやめちゃうの?
とりのついてないはなし 荒らしあつかい
されてたからな〜
ほんスレの244のつづきが激しくきになるww
当たり前だ、テンプレにも乗っ取ってないコピペなぞいらない
8がつ9にち
こんなところにまできっちりわくなんて
ちゅうってりちぎだなあとおもいました
容量完走するまで埋め立てていきます
まだ全部読んでないんで保守
522 :
本当にあった怖い名無し:2009/08/11(火) 18:32:02 ID:OYuw+BTm0