あまり面白くない話しかもだけど、今から20年近く前の話。
その頃、仕事の関係で都内のTV局に時々出入りしてた。
そのTV局に日本兵の幽霊がいた。
直立不動で無言で立ってて、最初エキストラかと思ったけど
そうではなかった。
その日本兵の前を通っても特に反応なし。
会社に戻る時に、一緒にいた同僚にその事を言うと「アレ見えたの?
結構有名らしいよ」とか「自分には見えなかったんだよね」と言われ、
初めて幽霊だと気付く。(結構有名な幽霊らしい)
その途端怖くて堪らなくなり、担当を代えて欲しいと言っても即却下。
その後何度通っても日本兵はいる。
そんなある日、TV局の偉い感じの人が通った時は、ビシッ!と敬礼をしてた。
その敬礼を見たら、急に親近感が涌いてしまい、その後はその日本兵の前を
通る度に小声で「こんにちは」って挨拶をしてたけど相手は無視。
数年後会社を辞める事になり、最後に日本兵の前を通る時に幸運にも
近くに人がいなかったので「今日で仕事辞める事になりました。
お世話になりました」と小声で挨拶して立ち去ろうとすると、
こっちをチラッと見てくれた。
おまけに小さく敬礼してくれた風にも見えた。
今はもうそのTV局はなくなったけど、あの日本兵がどうなったのか気になる。
>>650 幽霊って、怖いって言う予備知識詰め込まれた上で、たまに見える人が怖がるんだと思うんだよ。
繰り返し見てたり、予備知識の無い子供の時から見えてるとあまり怖くないんだよね。
でも基本的に幽霊って愛想無いよね。