とある保養センターに泊まったとき。
娯楽室みたいなところで将棋をやってるおじさん二人の後ろに、半透明のおじいちゃん
がいた。
初めは黙って二人の勝負を見ていたおじいちゃんだけど、だんだんいらいらした感じに
なってきて、駒の動きを見ては首を振ったり、顔をしかめたり。一所懸命に「ここだ、ここ
だ」と指をさしたりもしてた。
でもおじさんには霊感が無いようで、全然気づいて貰えない。頭を抱える半透明おじい
ちゃん。
結局、おじいちゃんが後ろについていたおじさんは負けた。苦笑いして「いやー参ったね」
と頭をかくおじさんの後ろで、トホホという顔をするおじいちゃん。そのまま消えていった。
と思ったら、顔だけひょっこり出して「もう一番やれ」と煽り始めた。
でもおじさんはやっぱり気づかず。「風呂でも浴びるかー」と言って、娯楽室から出て行
った。
おじいちゃん、肩を落としておじさんの後をついていった。
あの半透明おじいちゃんは、おじさんのお父さんだったのだろうか。生前、もっと将棋を
教えとくんだった、と後悔してたかもしれない。
おじさんの勝負中、おじいちゃんがやたらと生き生きしてて、勝負に入れ込んでいる姿
にちょっと笑った。
これは良い話
将棋霊爺さん「我が息子に霊感があれば、神の一手を目指せたというのに!」
ですね、わかります。
307 :
本当にあった怖い名無し:2009/06/26(金) 22:10:03 ID:Gd2zBgYMO
>>304 面白かったけど、普段からそういうのが見えちゃう人ですか?
コータローまかり通るのジェイソンみたいなかんじか
>>304です。レスついてるとはw
見えるときは見えます。いつもじゃないですね。
昔よりは見えにくいので、年齢と共に変化してるのかも知れません。
どちらかというと、音や声が聞こえる方が多いです。
夜中に枕元でスタスタと歩き回る足音がして、じっとしてたら、コケた
音と「痛てっ」という声を聞いたりw
もちろん、起きてみても周囲には誰もいませんでしたが。
>>308さん
いや無理でしたw
人がそれなりにいたので、おじさんには言えませんですよ。
霊のほうに自分からコンタクトするのは、さすがに怖くて出来ません。
>「痛てっ」という声を聞いたりw
それも充分に笑えるなwww