私が中学校の頃の話
夏休みに母方の祖父母の家に遊びに行きました
祖父母の家は大きくて古くていかにもなにか出そうな家
離れの部屋で双子の兄と一緒に紙風船で遊んでいた時に時に、ふと目線を下げると
兄の後ろに当時の私よりちょっと年上っぽそうな着物を着た女の子がいました
見た瞬間に「これは生きている人じゃない」という感覚と同時に金縛りにあいました
私がその女の子から目が放せないでいるとその女の子はニタァっと笑いながらこっちにゆっくりと歩いてきて私涙目
私の異常に気付いたのか兄が「どうしたの?」と聞いてきました
でも恐怖と金縛りでうまく声が出せない私は「後ろ後ろ!」と言いたいのに「うぅぉうぅぉ…」としか言えませんでした
それを聞いた兄は「うんこ?我慢しないでトイレ行ってきたら?」と的外れな回答
その言葉に怒った私は「後ろって言ってるでしょ!!」と言いながら兄の頬に全力ビンタを食らわせました
兄が首からゴリュッという嫌な音をたてながら後ろに吹っ飛び女の子に直撃
…したと思いましたが女の子を通り抜けて吹っ飛び床に転がり、首を押さえながら叫ぶ兄
女の子は兄が通り抜けるとビックリした顔をして白い霧状になって消えてしまいました
私はホッとしましたが大変なのはここからでした
家族が兄の叫び声に駆けつけ、兄は救急車で病院に搬送
診断の結果、首の骨がずれたらしく(詳しくは教えてもらえなかった)入院する事に
兄を入院させ家に帰ったら家族にこっぴどくしかられました
ビンタした理由を聞かれたので女の子の事まで詳しく話しました
女の子の特徴を話した途端押し黙る家族
どうやら私が見た女の子は昔病気で亡くなった祖母の妹らしいのです
昔からこの家にちょくちょく現れるみたいで、子供好きであったらしく子供が遊んでるとよく現れるらしいです
話を聞いたらなんだか悪い事をしてしまった気分です、一緒に遊びたかったのかな?
(続き)
俺は直接そのオカマの幽霊を見てるワケではないのですが、見たと言う関係者の証言を聞くとこんな容姿らしいです。
身長―170くらい
体型―痩せてて筋肉質
髪型―ベル薔薇のオスカルみたいな感じ(たぶん叶姉みたいな感じ?)
顔―若い頃の長島を細くした感じ
だそうです。
―がAの前に立ってAを見下ろしてました。
そしてAの寝ているベッドの端に腰掛けたのです。
Aはとにかく焦りました。なんで幽霊が!?なんでオカマが!?とにかく思考が混乱してパニックを起こしてました。
そんなAをオカマの幽霊はずっと見下ろしてたそうです。
(続き)
目の前に急にどアップになるオカマの幽霊の顔!
至近距離からじぃーっとAの顔を見つめています。
この時Aはこのオカマの幽霊に殺されると思いました。
が!
この後Aを襲った恐怖は死よりも恐ろしいモノでした。
(続き)
オカマの幽霊はAを間近から見ていたかと思うと目を閉じて更に顔を近づけてきました。
なっ!?Σ( ̄□ ̄!?
そう。幽霊はAにキスをしようとしてきたのです!!
更に縮まる距離!
焦りまくるA!!
あと少しで合体してしまう!!!
その瞬間Aは金縛りを解いてオカマの幽霊を弾き飛ばしたのです!!
Aは後にこう言いました「あの時、なんか生命の危機ってよか、なんかもっと根源的なモノの危機!!ってのを感じてさ…気がついたら金縛りが解けてて幽霊を弾き飛ばしてた」そうです。
で、弾き飛ばされた幽霊はびっくりした顔をしてそのまま消えたそうです
(続き)
夜が開けて、そのまま一睡も出来ない状態でウチに突撃してきたAは上記の事を俺に話してきて「どうしよう…」(´;ω;`)と言ってきました。
「どうしようと言われてもな…」笑いを堪えながら悩む俺
「とりあえず昨日撮ったフィルムを渡さなきゃならんし、B(手伝いを依頼してきたライター)さんに相談してみようってコトになりBさんのトコに2人で向かいました。
(続き)
Aと2人でBさんのトコに着き、昨日からのコトを話してBさんから反応を待っていたのですがBさんは一言
「面白いっ!!」
ま、そらそうだわなと思う俺
対して当事者のAは「なに言ってんですかっ!?襲われたのはオレなんすよ!オレ!!」と言ってまくし立てます。まぁ、それがBさんの笑いを更に誘うんですがwww
まあそりゃあ霊つっても人間なんだから性癖も人それぞれって奴だわなw
(続き)
「まぁ、とにかくだ。こうゆうコトは専門家の人に相談してみようじゃないか」とBさん
「専門家?」とAと俺
「おぅ。今日これから霊能者の人と打ち合わせで会うからお前等も来いよ」
「宜しくお願いします!!」とAと俺
これでなんとかなると喜ぶA。しかし、コトはそんなに簡単に運ばないのであった
(続き)
Bさんのウチを出て、霊能者の人と打ち合わせをする喫茶店に向かい、そこで待つ俺達3人
しかし、待てど暮らせど霊能者の人は来ない。俺が3杯目のコーヒーを飲み終わる頃に90分程遅れて霊能者の人がやってきた。
「イヤー、申し訳ない」と謝る霊能者のCさんだったがAを見ると「キミ、随分と大変なヤツに憑かれたみたいだね」と言ってきた
(続き)
「解りますか」とBさんが俺達にかわりにCさんに話す。
「そうか…」と一言呟いて黙り込むCさん。
「イヤ、今日ココにどうしても私を近づけたくないのがいるなと思いながら来たのですよ」
とCさん
「ココに来る途中で色々とトラブルがありまして…で、来たらこうゆう話しなのでね。なるほど」
そう言ってCさんはAを見ながら
「昨日は大変なメにあったみたいだね。でも、もう安心して良いからね」
と優しく笑ってくれました。
(続き)
AはCさんに笑いかけられてやっと安心したのか表情を少し弛めました。
「とりあえず今日から私の方で守りを付けるから安心してくれて良いよ。で、これから写経を30枚やって3日後に私のトコに持って来なさい。除霊はそれからだ」と言ってくれました。
それから俺にも写経を10枚やってAと一緒に3日後来るようにと言い、Bさんと本来の打ち合わせとを済ませて帰って行きました。
俺達もそれぞれ自分のウチに帰り(Aはなかなか帰りたがらなかったのですが)やるように言われた写経をしながら3日間を過ごしてCさんの所に向かいました。
(続き)
Cさんのトコに着き、案内されるままに祭壇の前に行く俺とA。
祭壇の前の座布団にCさんと向かい合わせ座りお願いしますと頭を下げる。
Cさんはニッコリと笑うと真剣な面持ちでお経を上げはじめました。
お経を上げ始めてから少し経つとAの体が前後に揺れ始め、手がガクガクとし始めます。
お経を唱え終わり、CさんはAに向かって「Aに取り憑いているモノよ、Aの口を借りて言いたいコトを言ってみなさい」と語りかけます。
何度もCさんはAに憑いているオカマの幽霊に語りかけますが、なかなか口を利こうとしない幽霊。
しかし、Cさんの根気強い語りかけに遂に幽霊が言葉を発しました。
(続き)
「…」
最初は小さい声で聞こえなかったモノのやっとこちらにも聞こえる声で喋り始めました。
曰く、自分はお店をやっていたが彼氏と店の子にお金を持ち逃げされ、自殺したこと。そしてその彼氏と一緒に逃げた子を探してさまよっていた時に俺達に会い取り憑いたコトを話しました。
「この人はアナタの彼氏だった人とは違いますよ。ですからこの人から離れて上へ昇りましょう」とCさんが優しく話しかけます。
「ヤ〜ネェ。そんなコトはわかってるワヨォ」
『…は?』(・∀・;)(・∀・;)
俺とCさんは同時になんかマヌケな声で聞き返してしまった
アナタガ、チュキダカラ〜〜
(続き)
「だからぁ、この子がアタシの彼氏じゃないのはわかってるワヨォ」
「…じゃあ、なんで彼に取り憑いたンだね?」ちょっと引き気味ながらも問いかけるCさん
「…それは…アノ…」Aの体を借りて急にモジモジしだす幽霊。気持ち悪いから止めてくれ。
「…この子…アタシのタ・イ・プなのハアト キャー」
『…』(・∀・;)(・∀・;)
タ…タイプですか。そらぁご立派な理由ですな…
「だからねアタシこの子と離れたくないの」とのたまうオカマの幽霊
「イヤ、この人にはこの人の人生があるし、アナタだっていつまでもこの人に憑いてるワケにはいかんでしょう」ショックから立ち直り語りかけるCさん
「イ・ヤ・ヨ!アタシはこの子と一緒にいるの!!」ダダをこねるオカマの幽霊
(続き)
そんな押し問答してるウチにCさんがキレた「そんな聞き分けの無いことを言っているならお前を永劫の闇の中に叩き込むぞ!!」凄い形相で睨み付けるCさん
う…っとたじろぐオカマの幽霊だったがのらりくらりとはぐらかしている。
そんな事を何回か繰り返し結局オカマの幽霊はAから離れて上へ昇ることを受け入れる。
「アタシ次に生まれて来るときは絶対にオンナとして生まれてくるわ」そう言って彼女(?)は昇っていった。
(続きラスト)
除霊が終わり、お茶を飲みながらCさんがポツリと言った「いろんな意味でタチの悪いヤツだった…」
あれから20年経ってAは結婚して今は2人の子持ちなってます。
終わり
↑↑↑朝になりましたね。
お疲れ様。
>>599 ありがとうございますm(__)m
初めての連投で疲れましたW
次からはも少し上手く まとめ&連投出来るよにしたいと思います。
長々と駄文読んでくれた方ありがとうございましたm(._.)m
立派な幽霊さんなのに、オカマだってことで笑いものにされて、さぞや無念だろうて。
来世はかわいい女性として生まれ変わることを願うばかり・・・。
今まとめて読んだ
次はメールかメモにまとめて書いてからコピペするといいよ
>>582が怖いよ
>>582 悪いことは幽霊よりお兄さんにしたでしょーが
ちゃんと謝った?
霊感持ちの友人Aから聞いた、旅行先での話
泊まった宿は旅館。部屋に入った時「ヤバい」と思ったらしいが、
同行の友人たちの手前、Aは黙っていたという。
深夜、気配を感じて目を覚ましたAの耳に足音が聞こえてきた。
ペタペタいう音と歩幅の感じからして、どうやら子供らしい。
やだなーと思いながら布団の中でじっとしていると、どんどん近づいてくる。
来る、来る、来る…キター!と思った瞬間、鼻の上を踏んづけていく
小さな足と靴下の布の感触が!
Aはしばらくそのままじっとしていたが、気配が消えたので起きて洗面所へ。
踏まれた顔を鏡に映してみたら、鼻血がタラーッと出てきたそうな。
まとめて読んだ。寺生まれのTさんが出てこなかった(´・ω・`)
>>582のビンタの破壊力が凄まじいな
その後、お兄さんの首は大丈夫?
15年ぐらい前当時高校生の俺の部屋と、大学生の姉の部屋、
両方の部屋のドアをノックしたり、部屋と部屋(二階建てで
二階には上記の二部屋だけ)を行ったり来たりする足音を立
てる奴がいた。
最初は怖くて、電話の子機同士で「今来た!」とか「今俺トイ
レ行くからね!」とか報告しなきゃ落ち着かなかった。
でも、しばらくしたら慣れてきて、二人で会議。盛り塩か?
酒か?知り合いの拝み屋さんに相談してみるか?とか案を出
しあってた。
でも結構盛り上がってて、今思うと不謹慎だけど、死んだ
ばーちゃんの写真を廊下に設置する事に決定。
ばーちゃん生前、寝てる時に起こすと酷くキレる人だったし。
なので、親の目を盗んで夜な夜な写真を廊下に置いて寝るこ
と数日、何も起きない。効いたか!
とか姉と言いながら、念のためその後数日継続して設置。
設置開始から10日ぐらい?、経った夜に久々ノック。
ばーちゃんも勝てないかと無責任にガッカリしてると
ドン!!
俺の部屋の壁を叩く音。壁の向こうは例の廊下ね。
ばーちゃん生前、キレると畳を拳で殴る癖があったから、部
屋で驚きながらもちょっと納得していた。
間もなく姉から子機がかかってきて、今ばーちゃんキレた?
と。だから俺、見事にキレた!っつって二人爆笑。
その夜、姉と俺、二人並んで正座させられて、二度と夜中に
起こすな!とばーちゃんに説教される夢を見た。
今でも姉との良い思い出話。
ばーちゃんツヨスwww
でも、孫達を守ってくれた訳じゃなかったのねw
608 :
606:2009/05/21(木) 14:01:26 ID:WBr/o/ZfO
書き忘れ
ばーちゃんがキレた後、ノックや足音は起きてません。
後日別のが出たけど、姉が嫁ぐ際に持っていってくれました。
>>607 眠かったんでしょう。
そういう人でしたから。
そのようなばーちゃんの影響で、
我が家は全員忍び足のスキルが身に付きました。
私が中学校の頃の話
夏休みに母方の祖父母の家に遊びに行きました
祖父母の家は大きくて古くていかにもなにか出そうな家
離れの部屋で双子の兄と一緒に紙風船で遊んでいた時に時に、ふと目線を下げると
兄の後ろに当時の私よりちょっと年上っぽそうな着物を着た女の子がいました
見た瞬間に「これは生きている人じゃない」という感覚と同時に金縛りにあいました
私がその女の子から目が放せないでいるとその女の子はニタァっと笑いながらこっちにゆっくりと歩いてきて私涙目
私の異常に気付いたのか兄が「どうしたの?」と聞いてきました
でも恐怖と金縛りでうまく声が出せない私は「後ろ後ろ!」と言いたいのに「うぅぉうぅぉ…」としか言えませんでした
それを聞いた兄は「うんこ?我慢しないでトイレ行ってきたら?」と的外れな回答
そのとき、急に現れたTさんが「破ぁっ!!」と叫びながら兄の頬に全力ビンタを食らわせました
兄が首からゴリュッという嫌な音をたてながら後ろに吹っ飛び女の子に直撃
…したと思いましたが女の子を通り抜けて吹っ飛び床に転がり、首を押さえながら叫ぶ兄
女の子は兄が通り抜けるとビックリした顔をして白い霧状になって消えてしまいました
私はホッとしましたが大変なのはここからでした
家族が兄の叫び声に駆けつけ、兄は救急車で病院に搬送
診断の結果、首の骨がずれたらしく(詳しくは教えてもらえなかった)入院する事に
兄を入院させ家に帰ったら家族にこっぴどくしかられました
ビンタした人の事を聞かれたのでTさんの事を詳しく話しました
Tさんの特徴を話した途端押し黙る家族
どうやら私が見たTさんは寺生まれで霊感が強い人らしいのです
昔からこの家にちょくちょく現れるみたいで、除霊好きであったらしく幽霊が出るとよく現れるらしいです
話を聞いたら寺生まれってスゴイ、改めてそう思いました
混ざってる!混ざってるって!!
いい加減ツマランから改変コピペやめれ
新たなTさん伝説誕生w
今日じいさんの命日だがいつもやなことばかりいつも起きる。
なんだよ。くそじじい。
孫をあたたかく見守れねえのかよ。
買ってきた仏壇のお菓子返してもらうからなー。
食い尽くしてやる。
嫌な事が起こると人の所為にしたり
そんな腐った根性してるからダメなんだろ
というかスレチ
>>603 鼻血が出たという事は、霊に結構な重量が有ったのかな?
踏まれて興奮したのでなければ。
>>613 仏壇のお菓子買って来るくらいだから、いい奴みたいだが。
>>582 首は後から麻痺とか障害出てきたりするから怖いぞ
しかし、兄かわいそうだ
普通に考えて兄生きてるのか?
生きてても半身不随とかじゃね?
筋違えたんだと思うよ
女子中学生の腕力でムチウチまでは行かないと思う
ま
霊体験の最中ならプロボクサー級のパンチ力あっても不思議ではないが
>>600 うらスレで見かけたオカマ幽霊に懐かれた人の友人さんですね。
ここまで長くなるとは思わなかったw
624 :
本当にあった怖い名無し:2009/05/22(金) 23:55:47 ID:i3gbSpCPO