まとめサイト、着々と進んでるね
thx!
>>815 mYnWQYHvl.◇電波坊主さんの話…何となくこれは覚悟がいりますね?
頭突っ込んだら(縁ができて)自身の身も危なくなりそう
[対峙(前)]
1/8
ピンポーン
家のチャイムが鳴る。
「はーい」
私は返事をしてドアを開け、お客を招き入れる。
古乃羽「こんばんはー」
私「ささ、どうぞどうぞ。よく来たねぇ、お嬢さん方」
わざとらしくニヤニヤしての対応。
古乃羽「気持ち悪いって・・・もう」
私「へっへっへ・・・」
雨月君と付き合うようになってからも、古乃羽は月1くらいで家に遊びにくる。
借りてきた映画を見たり、あーでもないこーでもないと話をしたりして、2人で朝まで過ごすのが定番。
しかし今日はもう1人呼んでいる。
古乃羽「上がろう、佳澄」
佳澄「うん。お邪魔しまーす」
今日は佳澄も一緒に呼んでみたのだ。
2/8
私「散らかっているけど、気にしちゃダメよ?」
2人を部屋に通しながら言う。まぁ自分なりに掃除はしたつもりだ。
――が。
古乃羽「はぁ・・・。いつ来ても、もう・・・」
古乃羽はそう言うと、テキパキと私の部屋の片付けを始める。
どうやら古乃羽様には許せないレベルだったようだ。
私も当然手伝わされ、悪いことに佳澄も一緒に手伝ってくれる。
古乃羽「使ったものはちゃんと元の場所にしまいなさいよ・・・ねぇ、佳澄」
佳澄「んー・・・でも、私の家より綺麗よ?」
古乃羽「えーー、ここより散らかっている部屋なんて無いよぉ」
本人の前でサラッとヒドイことを言う。
あ。今、家って言ったけど・・・
私「佳澄って、家どこだっけ?」
佳澄「××市よ」
私「へぇ、あっちの方かぁ」
微妙に遠い。ここからだと車で1時間半ってとこかな。
家がどこかなんて、これくらいのことを不思議と知らなかった。
佳澄「今度、私の家にも来て欲しいな」
私「行く行く。いつでも呼んでよ」
古乃羽「私もー」
とかなんとか言いながら、私たちは古乃羽指導で部屋の片付けを進める。
3/8
・・・私の家より綺麗なのは確かだ。だって、廃墟だもの。
初めて美加の家に招待された。
あの女――雨月舞も来る可能性も考えたが、それは無いようだ。
ここに居るのは古乃羽も含めて3人だけ。
そろそろ頃合だ。今日、2人を「私のもの」にする。
2人に・・・特に古乃羽に異常が起きれば、それが弟の光一を通して舞にも伝わるだろう。
しかしそれで問題はない。
あの女の友人である、この2人。この2つの駒があれば何とでもなるだろう。
物言わぬ人形にしてしまえば扱いやすい。
何なら光一も引き込めば良い。古乃羽を使えばそれも可能だろう。
美加「んじゃー、ご飯の準備しよっかー」
やがて部屋の片付けも終わり、美加は台所へ向かった。
古乃羽「そだね。佳澄はここでお野菜切ってくれる?」
私「うん」
そう言って古乃羽も台所へ行く。
さて、と。
2人に外傷は付けたくない。綺麗なままが良い。
となると手荒な事は避け、眠らせて私の家まで連れて行くのが一番だろう。
私は持ってきた小瓶を確認する。この睡眠薬の効き目は実験済みだ。
4/8
台所から2人の話し声が聞こえる。
話題は古乃羽の料理の腕前のこと。いい奥さんになる、雨月君が羨ましい、などなど。
時折、こちらにいる私にも話しかけてくる。
仲間はずれにならないように、自然と気を使っているのかもしれない。
まぁ、よくできた方たちだこと。
2人に対する欲求が高まる。すぐに私のものに――
と、そう思った瞬間。私は刺すような視線を感じる。
背後からだ。誰が?美加と古乃羽ではない。他には誰も居ないはずなのに?
この、私を咎めるような視線。動きを止めようとする邪魔な視線。
この主は・・・?
私はゆっくり振り向く。
しかし、やはりそこには誰も居ない。
・・・いや。
居た。
そういうこと・・・。その視線の正体を知り、私は軽い衝撃を受ける。
背後にあった棚の上。
そこには、見覚えのあるクマのヌイグルミが置いてあった。
5/8
優理・・・。
まったく、厄介なものを。
あの子がずっと・・・確か20年以上も持っていたものだ。
なるほど。そこらのものとは比べ物にならないほど、強力なお守りと言えるだろう。
これは、今すぐに処分しなければ。
私の行動を邪魔することは目に見えている。
優理の意思がそこにあるとは思えないが、これは持ち主を――美加を守ろうとするだろう。
現に今でさえ、私の意識を混乱させようとしている。
私は意識を集中させて立ち上がる。
・・・古乃羽が私の名前を呼んでいる。佳澄、どう?
私「うん、もうちょっとで終わるー」
優理。今までで唯1人、私の思い通りにできなかった子。しかしもう、邪魔はさせない。
棚の前に立ってそれと対峙する。
本来は可愛らしく見えるであろうヌイグルミだが、私にとっては憎らしいだけのものだ。
私は邪魔者を封殺するために手を伸ばす・・・が、そこであるものに気付き、手を止める。
・・・針だ。私が手を近付けると、それに呼応するように針が出てきている。
ただの針では無いだろう。優理は呪いの業を持っていた。
厄介事はできるだけ避けたいのに・・・まったく、イライラさせる・・・!
6/8
古乃羽が再び私に呼びかけてくる。
あぁ、うるさいな。
私「うん、平気ー、もう少しー」
手早く済ませよう。
優理の呪いは強力なものだったが、それもあの子が存在していたときの話だ。
消滅した今では、それほど恐れるものでもない。・・・それにこの際、多少のことは構わない。
私はヌイグルミを両手で掴む。
手に針が刺さる感覚。だが私からは血も流れず、痛みも感じない。
このまま黙らせよう。
目を閉じて、永遠に沈黙を――
古乃羽「佳澄、こっち終わったから手伝おうかー?」
古乃羽が台所から出てくる。
しかし関係ない。彼女の目には、私はただの・・・
古乃羽「・・・佳澄?」
古乃羽の動きが止まる気配。
・・・!?
不穏な空気を感じ、私は気付く。優理が、このヌイグルミが私にしたことに。
7/8
解けている。
古乃羽の目から見えないよう、自身に施していたカモフラージュが、解けている。
呪いに掛かるのなら別に構わないと思っていたが、まさかこう来るとは予想外だった。
優理がそこまで考えていたのかどうか分からないけど、見事にやられた。
古乃羽「佳澄・・・」
古乃羽が戸惑っている。それもそうだろうな。今の今までただの「佳澄」だった私が・・・
古乃羽「佳澄。こっちを向いてくれる?」
意を決したような声で古乃羽が言う。私をしっかりと正面から見たいのだろう。なかなか勇気があるじゃない。
私「・・・このヌイグルミ、可愛いわね」
そう言って、立派に勤めを果たしたヌイグルミを撫でてあげる。本当はその首を捻じ切ってやりたいところだ。
古乃羽「佳澄!」
語気が強まる。古乃羽のこんな声は初めて聞く。
美加「古乃羽、どうしたのー?」
美加も何かに気付いたようだ。
まったく、仕方ない・・・。
私「古乃羽、そんな怖い声出さないでよ」
私はゆっくりと振り向いてあげた。
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古乃羽が息を呑む。
古乃羽「佳澄、あなた・・・!」
その瞬間、私は「手」を伸ばし、古乃羽の意識を刈り取る。一瞬全身を震わせ、崩れ落ちる古乃羽。
美加「古乃羽!」
間髪入れず、台所から出てきた美加の首を掴み、床に叩きつける。
美加「く・・・ぅ・・・」
ちょっと強すぎたかも知れないが、構わない。美加は頑丈そうだし。取り敢えず2人とも気を失ってくれれば良い。
私「まったく・・・。優理、あなたのせいよ?こんな手荒なことになったのは」
ヌイグルミを睨んで、ひとりごちる。
さて。当初の予定とは違えど、2人の意識を失わせることはできた。車を呼んで運んでもらうかな。
私は携帯を取り出し、電話を――
・・・?どこからか声が聞こえてくる。
声「もしもし・・・?もしもし・・・?」
小さな声。美加が倒れている方からだ。
見ると、彼女の手元に携帯が落ちている。あの携帯からだ。
私はある種の確信を持ってそれを取り上げ、発信先を見て、その声の主を知る。
・・・予想通り。
そこには「雨月舞」と表示されていた。
いつもいつも乙
面白かった。
またよろ。
じいさんや、忍さんはまだかい?
赤緑乙
先が読めないねえ
>>964 忍耐じゃよばあさん
エロく見える俺は病んでる
おおいらしてたのか!乙!
968 :
本当にあった怖い名無し:2009/06/16(火) 19:16:54 ID:Bf/H6PJjO
ぬるぽ
がるぽ
こんなシリーズはやだ
松岡の話はどうなった?
そろそろ次スレの準備をどなたかお願いしまつ
新まとめサイトのこともお願いしまつ
テンプレの見直しもお願いしまつ
>>974 なんで自分で立てないの??
立てられないなら、せめて新テンプレの草案ぐらい出してくれないかな
そしたらオレが立てるよ
976 :
本当にあった怖い名無し:2009/06/17(水) 11:05:47 ID:6VL6dZkN0
978 :
本当にあった怖い名無し:2009/06/17(水) 14:13:16 ID:CCUG5B5pO
こんなスレいらない
<(^o^)> シンゴーシンゴー
( )
\\
..三 <(^o^)> シンゴー
三 ( )
三 //
. <(^o^)> 三 ねーシンゴー
( ) 三
\\ 三
\
(/o^) シンゴー聞いてるの!?
( /
/ く
..三<(^o^)> <(^o^)> <(^o^)> <(^o^)> <(^o^)> 三
..三 ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) 三
..三 // // // // // 三
シンゴー 捕まっちゃたよー シンゴー シンゴー
..三 <(^o^)> <(^o^)> <(^o^)> <(^o^)> <(^o^)> 三
.三 ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) 三
..三 \\ \\ \\ \\ \\ 三
シンゴー シンゴー シンゴが助けてくれるー シンゴー
..三<(^o^)> <(^o^)> <(^o^)> <(^o^)> <(^o^)> 三
..三 ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) 三
..三 // // // // // 三
シンゴが助けてよー シンゴー シンゴー シンゴー
980 :
975:2009/06/17(水) 15:14:53 ID:+nexlH9W0
立ててくる
981 :
975:2009/06/17(水) 15:19:56 ID:+nexlH9W0
おいおいまとまらないうちに独断でスレ立てかよw
984 :
975:2009/06/17(水) 16:32:00 ID:+nexlH9W0
あと10レス程度でまとまるとでも?
そう言うのなら、もっと前からてめーで議論まとめとけ
行き違いでスレが複数立つよりいいだろ
結局、コピペの有無についてはアヤフヤなままなの?
>>981 ありがとー!すまんね
PC落としちゃって、手の平サイズの通信端末で立てらんなかったのだよ
前に一度、スレ立てチャレンジしようとしたら、
どうしてもスレのURLコピーが出来ないし、
スレ立て用の画面と、現行スレと簡単に並べて見れないしで駄目だった
テンプレの件もあったし
>>984 もう立っちゃったから仕方ないが、スレの速度から考えても充分間に合ったのでは?
現に新スレ立ってから一日経つけど埋まってすらいねぇじゃん。
>どうしてもスレのURLコピーが出来ないし、
>スレ立て用の画面と、現行スレと簡単に並べて見れない
専ブラ使えよ
おい誰だよ新まとめ貼ったのはよお。わざとはずしたのに…
ふざけんなよ。
990 :
本当にあった怖い名無し:2009/06/18(木) 17:04:38 ID:zBKfVrKc0
シネカス
↑
おまえら、とりあえず落ち着け
>>988 てのひらサイズの通信端末っつってんだろーがーっっ
専ブラ決ってんだよ
それ使ってコピー出来ねえっつってんだよーっっ
テンプレだって文句つけんだろーがーっっ
がーっ
test
>>992 俺は素直に「乙」と言おう。
色々有るけど、気にスンナ
産め
U&me
梅
でわ私が
1000(・∀・)
1001 :
1001:
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千本目の蝋燭が消えますた・・・
新しい蝋燭を立ててくださいです・・・