祖父は、とても食べ物を大事にする人だった。
お茶碗に米粒一つでも残すと叱られたし、家族が「コレはもう駄目だ」と思うような痛んだものでも「もったいない!」と食べてしまっていた。
それで身体を壊しもせず、昨年老衰で亡くなった。
それ以来、お仏壇に食べ物をあげておくと、賞味期限切れ間際や、果物だと痛む直前に家族の誰かの夢枕に立ち、
「あのお菓子そろそろ食え、もったいない」
「リンゴが危ないぞ、食っとけ」
等と注意し、毎回必ず
「全くお前達は、俺が言わんと、まだ食えるもんを腐ったの何のと捨てよって……」
とブツブツ言う。
健在の祖母は最近、頂き物のメロンやちょっと青いバナナを仏壇に置き、
「誰か爺さん来たか。まだか。爺さん来たら食べ頃やけんね」
と、祖父を果物の食べ頃センサーとして利用している。
>>530 おばあさんの強かさに笑った
おじいさんを安らかに眠らせてあげてください(笑)
>>518 掘り返す上にスレチですまぬが。
幼少時から、「イヌ」と「チクワ」の語感が酷似していると思っていたんだ。
今まで色々な人に同意を求めても、似てるかもなあと答えたのは二人だけ。
でも、チワワチクワを羅列する君たちなら理解してくれるかもしれぬ!
ニントモ カントモ …
堪忍して
このおじいさんはなにか幽霊というより
勿体無いおばけにクラスチェンジしたような気がする