先日、見えると自称する連れと青森の温泉に泊まった。
丁度ねぶたで混んでて、数日前に予約を入れると一部屋だけなら開いていますと言われて
宿に行ってみると、廊下と部屋はフスマで隔てただけの6畳一間で、窓際に小さな広縁のある部屋
照明は、部屋に傘の付いた蛍光灯と、後は広縁には電球型蛍光灯
部屋に通されて直ぐ、連れが嫌な顔をしたんで俺が理由を聞くと
「いや・・・何でも無いと思」との歯切れの悪い返事
その後広縁で、くつろいで居ると広縁の蛍光灯がジジジ・・・・・という音を出して、蝋燭のように揺らぎ始めた。
なんだぁ・・・古くなってるのかなぁ・・・と思っていたら直ぐに何事もなかったように点灯した。
あれぇ? 接触でも悪いのかと思って電球をいじってみたけど、別に弛んでいる訳でも無し・・・。
取り敢えず、風呂に入りに行って、飯を食って売店で酒とつまみを買い込んで
部屋に戻る頃には、いい具合に日も暮れ掛かっていて外は夕焼け
広縁の電球だけ点けて、買い込んだ酒とつまみをやっていると
また、電球がジジジ・・・・っと揺らぎはじめた。
ちと怖かったんだが、蝋燭みたいで風情があるねぇ〜〜と俺が言った瞬間