【霊感持ちの】シリーズ物総合スレ8【友人・知人】

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1本当にあった怖い名無し
一貫した背景を持つシリーズ物、霊感の強い人にまつわる話を集めるスレです。
考察や、好きな話について語り合いましょう。

・投下歓迎。実話、創作不問。新規シリーズもお待ちしています。
・作品投稿者はトリップ(名前欄に#任意の文字列)を必ず付けて下さい。
・数レスに渡る話を投下する際は、メモ帳などにまとめてから投下しましょう。
・sage進行、荒らし煽りはスルーでお願いします。
  自分の好みでない投下や、意見の合わない批評には過剰に反応しないのが大人です。
  批評に託つけた批判で反論を誘い、場を荒らす意図を持つ者も現れますので冷静に。
  荒らしに構う貴方も荒らしと見なされます。
・感想や意見交換も、互いにオフラインでの対話レベルの節度と敬意を持って書き込みましょう。
・他スレへの迷惑が掛かるような過度の勧誘やはご遠慮下さい。

2chオカ板シリーズ物総合倉庫        まとめサイトその2
http://occult.nobody.jp/           http://www35.tok2.com/home/ganbanbee/index.html

前スレ 【霊感持ちの】シリーズ物総合スレ7【友人・知人】
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1230444736/
2本当にあった怖い名無し:2009/02/11(水) 03:43:33 ID:eSlXnGYC0
オイこそが2へと〜
3本当にあった怖い名無し:2009/02/11(水) 08:37:45 ID:xzy+j/YiO
>>1
乙!
4本当にあった怖い名無し:2009/02/11(水) 15:34:18 ID:UVOlqLF40
>>1
5本当にあった怖い名無し:2009/02/11(水) 18:05:58 ID:izzilM1q0
早すぎだろ。削除依頼出しておけよ
6本当にあった怖い名無し:2009/02/11(水) 18:13:03 ID:izzilM1q0
それと、勝手にテンプレ改変してるようだけど、これは問題だな
特に「トリップは必ず付けろ」ってやりすぎ。コピペ野郎は鳥付けると言ってるんだから、なんの意味も無いどころか
窮屈なスレになってしまう。
テンプレ変えるなら話し合いしないとこじれるぞ。
一人の荒らしに振り回されすぎ。だから粘着されるんだよ。

・スレを早く建てる
・テンプレを勝手に変える

荒らしは「俺のせいであたふたしてやがるwww」とご満悦だろう。
頼むからなんの相手もするな。
7本当にあった怖い名無し:2009/02/11(水) 18:15:39 ID:L8k7EncAP
必死だな
8本当にあった怖い名無し:2009/02/11(水) 18:29:30 ID:j/H4fAxvO
>>1
粘着必死だな
9本当にあった怖い名無し:2009/02/11(水) 18:47:48 ID:3mQFz7Do0
さぁこの新スレは手始めに、テンプレ否定から
荒らし開始といきますか!
糞どもレッツ否定w
10本当にあった怖い名無し:2009/02/12(木) 13:25:55 ID:byx9aBIZ0
無駄な長文は勘弁な
「」付の長台詞なんか読むに耐えない
こっちは別に下手な小説が読みたいわけじゃ
なくて、起承転結の筋だけが知りたいわけよ
書き手の趣味に沿った変なキャラ設定とか
過剰な状況描写なんか邪魔なだけだわ
11本当にあった怖い名無し:2009/02/12(木) 15:46:44 ID:wPQfM6wx0
↑それは小説の解説だけ読む人?
12本当にあった怖い名無し:2009/02/12(木) 16:06:45 ID:p2/uy/+V0
活字離れのし過ぎで
文章読めない人ってだけでしょう。
13本当にあった怖い名無し:2009/02/12(木) 16:34:56 ID:RUK3yWlN0
コピペに釣られるのはそこまでだ!
14やっちー ◆6cw6Py0YCo :2009/02/12(木) 18:59:22 ID:3lQC67/K0
俺の友達数人はみんなそろって凄まじい霊感の持ち主ばかりです
そいつらといると毎日代わる代わる色んな話聞けて面白いのです。
そこで、ぱっと目に付いたこのスレに随時投下していきたいと思います。お楽しみに
15父&母武勇伝 ◆pTTkLzDfUs :2009/02/12(木) 19:23:55 ID:5YxsmHO80
駄文ですがトリップ検索される方がいらっしゃるようなのでトリップつけさせていただきます。
駄目な流れ断ち切ってやんよ!

−父の若かりしころ編−

父は器用でなんでもできる人なのだが(本人曰く器用貧乏だ)、若い頃に木彫りの仏像を彫っているのだ。
今でも父の実家の祖母の家の仏間に4体安置されている。
そのなかでも最初に彫った弥勒菩薩像のお話である。(30センチほどの大きさ)

2ヶ月ほど暇をみつけては彫り、全体像ができたときのことである。
残すは開眼式だけとなったのだが、急にどのように目を入れればよいのかわからなくったそうだ。
仏像を彫るにあたり目はもっとも重要な部分であり、それにより、その仏像が怒ったように見えるのか・・・
微笑んでるように見えるのか・・・それが決まる、とは父の談である。
父は本当に悩んだようで、目を入れてない仏像と5ヶ月ほど向き合ったそうである。
悩みかねた末、父は祖父に相談し、祖父の伝で同じ県内にある真言宗のお寺を紹介してもらい、
相談にいったそうだ。
そのお寺の御本尊は不動明王でその手前に弥勒菩薩がいらしたそうで、なんとも優しい目をしていた
そうで、父は半日ほどそのお寺の本堂で向き合いお経をあげたと言っていた。
帰ってきて仏間で未完成の仏像を前に瞑想し、いざ目を入れようとするのだが緊張で手が震えて
疲れもあったので、明日の朝からにしようとそのときふと思ったそうで、枕元にその像を置き
寝たそうなのだが、夢の中で頭上に光が差し込んで吸い込まれていくのを感じたところで目が覚めたそうだ。
まだ明け方で外は暗かったそうだが、父は寝ぼけ眼で目を入れよとのお告げに違いないと感じたそうで、
目を覚ますために風呂場で水ごりをして身を清めてから仏間で像に向き合った。
あれほど悩んだのが嘘のようにすんなりと目を入れることができ、その像を飾りお経をあげることができた。
父はその時の教訓として、真剣に向き合って考えたときに何かしらの解決に向けたお告げを聞けることが
できれば、それは心の底から悩んだという証明だろうと言っていた。
今でも祖母の家の仏間でその弥勒菩薩像は優しい目をして安置されている。

弥勒菩薩の御真言:オン・マイタイレイヤ・ソワカ
16本当にあった怖い名無し:2009/02/12(木) 20:58:59 ID:zTci0bmEP
>>15
大変乙だが、前スレが終わってから投下ヨロww
17本当にあった怖い名無し:2009/02/13(金) 09:48:44 ID:cy3ZueEi0
信仰心のなせる業か…
18本当にあった怖い名無し:2009/02/13(金) 16:14:20 ID:XRtwS1Gx0
>>15
乙です!
19本当にあった怖い名無し:2009/02/13(金) 20:09:08 ID:4M7Zhb6B0
OUT→教授
IN→父母武勇伝

分かりやすい入れ替わりだなおい
前にも指摘されてたんだから少しは時期ずらしてこいよw
20本当にあった怖い名無し:2009/02/13(金) 23:29:23 ID:oUSb18ogP
文体もネタも違いすぎるだろ…。
21本当にあった怖い名無し:2009/02/14(土) 01:58:17 ID:Jw8zZJSy0
変な妄想に取り憑かれて作家叩きに必死なんでしょ
22本当にあった怖い名無し:2009/02/14(土) 05:38:28 ID:aH3lm+fK0
「シリーズ物作者は一人」とかいうトンデモ発言したトンチキがいたような
23本当にあった怖い名無し:2009/02/14(土) 17:10:03 ID:1DMcQ9Gi0
シリーズ物とか自分のHPでも作ってやれよ
信者といちゃいちゃ楽しんでろよ、糞が
24本当にあった怖い名無し:2009/02/14(土) 17:14:08 ID:/8kaevrpO
>>23
何をそんなに怒ってるんだ?
おちつけ
25本当にあった怖い名無し:2009/02/14(土) 17:35:23 ID:S09Eg0nG0
>>23
チョコ貰えなかったのか?
代わりにやるよ つ■
26本当にあった怖い名無し:2009/02/14(土) 20:28:12 ID:2KIeWvp8O
今晩ウニくるんだよなっ
wktk(・∀・)wktk
期待あげ
27本当にあった怖い名無し:2009/02/14(土) 20:30:28 ID:Jw8zZJSy0
チョコは自分で買うもんだろうJK
今年はチョコ代で2万もつかったぜ
28本当にあった怖い名無し:2009/02/14(土) 22:16:30 ID:UWf/Q6Bi0
前スレあるのに期待あげとかするなって・・・
29本当にあった怖い名無し:2009/02/15(日) 10:02:57 ID:4VtF/DFE0
ああ?早く立てすぎておいて何言ってるんだ?じゃあこのスレ削除依頼しろ
書き込んだら「前スレあるのに〜」ってじゃあなんのために立てたんだよ?馬鹿じゃねーの?
900いかないうちに立てたよな?次スレ覚悟しておけよ
30本当にあった怖い名無し:2009/02/15(日) 13:33:52 ID:jfs9djW8O
>>29
前スレの正当な流れにつっこめなくてこっちで粘着か?
惨めなやつwwwww
31本当にあった怖い名無し:2009/02/15(日) 14:28:00 ID:IcDojHCiO
>>29
あまり強い言葉を使うなよ。
弱くみえるぞ。
32本当にあった怖い名無し:2009/02/15(日) 16:09:02 ID:jvXVXApo0
アイゼン乙
33本当にあった怖い名無し:2009/02/15(日) 21:34:01 ID:9IiW/7Hm0
>>29がかわいそうな子に見えてしょうがない
34本当にあった怖い名無し:2009/02/16(月) 15:56:21 ID:Vi6uP6Tu0
保守age
35本当にあった怖い名無し:2009/02/16(月) 23:17:00 ID:3WTta7EXO
ほす
36本当にあった怖い名無し:2009/02/17(火) 23:41:08 ID:jlKk+YYuO
保守
37本当にあった怖い名無し:2009/02/17(火) 23:45:41 ID:Y7CH1n88O
ビデオ
謎が提示されたけどどうよ。
少し荒唐無稽に思えるけど、後編で溜飲が下がると信じてまつ。
38本当にあった怖い名無し:2009/02/18(水) 23:43:25 ID:yMC1jwZI0
読み物として楽しめるのが増えたのはいいことだ
39毛布1/3 ◆BxZntdZHxQ :2009/02/19(木) 02:16:45 ID:pHP+RB6T0
「ねぇ、旧い家ってやっぱ何かあるの?」
そう訊いたことがある。

昼下がり、その頃松岡が住んでいた埼玉のアパートだった。
松岡は俺のオタ友である。
当時は教育産業に従事していた、すこぶる真面目なエロ同人作家だ。
実家は京都にあって、ちょっといい家らしい。
俺は格ゲーの練習に精を出す松岡の隣で、京都出身の漫画家の単行本を読んでいた。
成年コミック誌の規制が厳しかった頃に苦し紛れに描いたらしい、
ホラーっぽいエッセイ漫画が巻末に収録されていた。
その作者が子供の頃町家に住んでいて、
階段が外されていて上がれない二階に誰かがいる…みたいな話だったと思う。

「あるよ。でもうちのは怖くない。」
じいちゃんがいる、と松岡は複雑な笑みを浮かべた。
俺の記憶が確かなら、松岡はクォーターだ。祖父母の話は軽いタブーになっていた。
父親が銀髪だったので幼い頃のヤツはそれを総白髪と思い込み、
「うちのパパは若く見えるけど物凄く年を取っているんだ」と思っていた話なら、
ネタのようにしょっちゅう喋っていたのだが。
時折姿を見せる祖父は酒に酔っており、物悲しい風情だと言う。
その頃俺は松岡にべったりだったが、家庭の事情までは踏み込んで訊ねることはなかった。
俺の底の浅い悩みを洗いざらい話しても、大丈夫だと言ってくれたヤツに対して、
随分と臆病だったと思う。それは今でもあまり変わらない。
「あと、女の人がいる。凄く若くはないけど…そんなに年でもない。」
突っ込もうか引こうか迷う俺を置き去りに、松岡は話し始める。
40毛布2/3 ◆BxZntdZHxQ :2009/02/19(木) 02:19:02 ID:pHP+RB6T0
眠っている間に毛布を蹴っていたようだ。
飼い犬が朝早く起こしに来るので、廊下側の襖を三分の一程開けてある。
秋の初めの夜半過ぎ、肌寒さに意識がうっすらと戻りかけた。

ああ、毛布がない…。
手探りでベッドからずり落ちた毛布を掴もうとすると、
何故か向こうへ引っ張られる感触がある。
重い瞼を無理矢理上げて引かれる方へと目を遣ると、
見知らぬ女性が毛布をかけ直してくれるのが見えた。
白っぽい着物姿だが、死に装束のような物ではなく普段使いの着物だった。
髪もきちんと纏めていて、薄暗い中で見ても顔だちが判る。
柔和そうな、妙齢の女性だ。リアルに肉体の厚みが見て取れる。
ぼんやりと見ている松岡に、しっかりと肩まで毛布をかける。
彼女は用が済むとすうと立ち上がり、部屋を出て行った。

そこで完全に覚醒した松岡は飛び起きた。
見ると、開けていた筈の襖がぴったりと閉じている。
慌てて開けて廊下を見たが、勿論誰もいなかった。
41毛布3/3 ◆BxZntdZHxQ :2009/02/19(木) 02:21:02 ID:pHP+RB6T0
翌日両親に訊ねてみるが、どちらも襖を閉じた覚えはないと言う。

それが中学生の頃の話で、大学を出て東京で就職するまで、
何度かその女性を見かけたそうだ。
大概が夜更かしをしている時か体調の優れない時で、
もう部屋に入って毛布を掛けたりはしなかったが、
襖の陰からそっと覗いていたり、部屋の前の廊下を何気なく通ったりした。
松岡が家にある古いアルバムを探してみると、正確な続柄は判らないが、
親族が集まって写ったモノクロの写真の中に良く似た女性がいる。

「どうしてか分からんけど、あの人が心配してくれてたのかも知れんね。」

帰省してその部屋で休んでいても、今はもうその女性はいないのだと言う。
それは松岡が、もう心配しなくても大丈夫な大人になったということだろうか。
42通る道1/4 ◆BxZntdZHxQ :2009/02/19(木) 02:23:02 ID:pHP+RB6T0
父方の親類の結婚式があった。

式場はテーマパークのような場所で宿泊施設が付属していなかったので、
俺たちは前夜、車で10分ほどの場所に宿を取った。
テレビ局の裏手にある古いホテルで、今時珍しく門限があった。
地名を出せば特定される可能性があるので、ここでは伏せておきたいと思う。

部屋の鍵を渡され、古臭い金属のドアを開くと狭い通路で、正面は全て窓。
窓の前はこれまた全面に作り付けの机と言うか台で、
左端にテレビが載っていて、右端には袖が付いていて椅子がある。
窓の向こうには背の高い木の枝葉越しに、テレビ局の壁と小さな窓が見えた。
通路の左はバスルーム、右の壁にはクロゼット代わりのコート掛け。
バスルームの出っ張りの向こうにベッド。
奥まで入ってみると、見た目以上に狭い部屋だった。
ベッドの頭側がバスルームの壁についているのは構わないとして、
ベッドとテレビ台との隙間が30センチない。
台の下を覗くと古びた金庫が置いてあったが、
覗き込んで貴重品を出し入れするには不便そうだ。
テレビ台兼机は50センチ強の奥行きがあり、
これだけ真新しい薄型のテレビが妙に所在なく見える。

ベッドに鞄を置き、腰掛けると目の前に草臥れた俺の姿があった。
窓寄りの半端な位置に全身鏡が付いているのだ。
怖いとか変な感じはしなかったが、気色悪い、収まりが悪い、落ち着かない。
寝ていれば腰から下が映り、
机に向かえば椅子に座った上半身だけが自分の視界に入ってくる位置だ。
部屋が狭いとはいえ、何でこんな所に鏡を取り付けたものか。
43通る道2/4 ◆BxZntdZHxQ :2009/02/19(木) 02:25:05 ID:pHP+RB6T0
親や従兄弟たちと夕食に出た時に訊ねてみれば、
どうやら廊下を挟んで局側と反対側、更には階によって部屋の構造が違うらしく、
一人だけ局側の俺の部屋と同じ鏡があるのかどうかは確認出来なかった。
何だか気になって部屋に居づらいので、
食後は喫煙フロアに泊まる従弟の部屋について行った。
ヤツの部屋では鏡は部屋に入ってすぐ、コート掛けの横に取り付けられている。
ベッドからも机からも見えない。
遅くまでパソコンをいじっている従弟の後ろでテレビを見ていると、
「泊まってく?」と訊かれた。
どう考えても馬鹿にしているのが見え見えだったので、丁重にお断りした。

両親はとっくに寝ているだろうし、門限があるのに外に出るのも億劫だった。
俺は部屋に戻って、電灯もテレビもつけたままで寝ることにする。
幸い、仕事明けで寝不足だ。一度眠れば朝まで目は開かない。

何事もなく夜は過ぎ、うっすらと外が明るくなり始める頃に目が覚めた。
冷たい空気が頬を掠めたように思った。
音量を下げたテレビが、もそもそと小さな音で喋っているのが聞こえている。
壁の方を向いていても、部屋の中は明るい。
携帯で時間を確認すると、起きるにはまだ少し早いようだ。
空調は入っている筈で部屋は暖かいが、布団から足先が出るとひやっとする。
窓の外は相当冷えているのかもしれない。
画面に天気予報が出ているかもと、もぞもぞと体を捻ってテレビの方を向く。
…そこには奇妙なものがあった。
44通る道3/4 ◆BxZntdZHxQ :2009/02/19(木) 02:27:03 ID:pHP+RB6T0
スリッパがきちんと並んでいる。
台の上、テレビの真正面に、つま先を窓の方へ向けて。
昨夜きちんと閉めた筈のカーテンが、少しめくれて外が見える。
まだ街灯に照らされている木々の枝葉、
その隙間とカーテンの隙間を通して、ぴたりとテレビ局の窓が覗く。
その窓からちらちらと揺れるものがある気がして、俺は慌てて枕元の眼鏡を取った。
手招きする様に見えたのだ。しかし、眼鏡をかけると、
この寒空に開け放たれた薄暗い窓があるだけだった。
いや。
こちらの窓も開いていた。
それを見て、俺は思わず声を上げそうになった。
安全の為順番通りの操作をしないと完全には開かない窓が、
ほんの5センチばかり開いていた。

まるでうすっぺらな誰かが通ったみたいじゃないか。
途中まで俺のスリッパを履いて。
確かに窓もカーテンも閉じた筈だ。冬のさなかに開け放して眠る馬鹿はいない。
スリッパは寝る前にベッドの脇で脱いでいるから、テレビ台に置く訳がない。
部屋には俺しかいないし、その俺は酒も薬も受け付けない。夢遊病の気もない。

俺はスリッパを退けて、窓の取っ手を引っ張った。
ギィと軋んで閉じる手前、
外側のサッシに積もった砂埃が線の様に細長く剥がれているのが見えた。
心に引っかかるものがあったが、改めて窓を開けてまでそれを確かめるのは少し怖い。
45通る道4/4 ◆BxZntdZHxQ :2009/02/19(木) 02:29:03 ID:pHP+RB6T0
鏡の位置に気を取られて、初めから開いていた窓を見落としていたのかもしれない。
スリッパも、やっぱり俺が寝ぼけて置いただけかもしれない。
テレビの音量を上げて明け方の番組を流しながらそう考えてみたが、釈然としない。
今となってはあれほど気になっていた鏡の存在もどうでもよくなっていた。
俺はばたばたと身支度を始め、早々に部屋を出ることにした。

着慣れないスーツを着て、荷物を纏めて鍵を持ち、忘れ物がないかチェックをする。
そして……。
部屋を出る直前に、もう一度テレビの後ろを覗いてみた。外はすっかり明るい。
カーテンをめくり、ガコンと窓を押し開ける。
ロックされている範囲で窓は止まり、さっきの3倍ほど開いた。
くすんだ銀色になったサッシの表面からは、8本の線状に埃がはぎ取られていた。
それはまるで、外側から誰かが手をついた指の跡に見える。

俺はそれに気づかなかったふりをして、窓を元通りに閉じた。
視界に入ったテレビ局の窓に、今度ははっきり、ひらひらと揺れる手が見えたから。
その手か手招きされたモノか、そのどちらか、どちらでもないとしても……
同じ高さの窓から窓に、何かが通る道がある。
そんな場所があるような気がした。
46枯野 ◆BxZntdZHxQ :2009/02/19(木) 02:31:45 ID:pHP+RB6T0
他愛ないというか、不思議だったことなのですが。
底に着きそうな勢いで下がっていたので、上げがてらお邪魔しました。

ありがとうございましたm(_ _)m
47本当にあった怖い名無し:2009/02/19(木) 02:41:05 ID:/E7VcUcV0
一番乗り乙
48本当にあった怖い名無し:2009/02/19(木) 03:10:29 ID:BwnQr2Nq0
乙。また来てね
49本当にあった怖い名無し:2009/02/19(木) 08:12:49 ID:f1bketUAO
枯野氏乙でしたノシ
窓の前にスリッパ揃えてあるのは怖いよ…
50本当にあった怖い名無し:2009/02/19(木) 10:45:17 ID:eLlxenO60
>>45
不思議な事で十分面白いですよ。
乙でした。
51本当にあった怖い名無し:2009/02/19(木) 12:46:12 ID:fxjxOqAFO
>>46
枯野氏乙
52本当にあった怖い名無し:2009/02/19(木) 13:19:35 ID:zgWbx2fHO
枯野乙
エロ同人てw
53本当にあった怖い名無し:2009/02/19(木) 15:41:01 ID:/8fxC0wT0
久々にいい人が来てくれたね。乙枯野さん。
54本当にあった怖い名無し:2009/02/20(金) 16:07:06 ID:NGv/O+Bi0
お疲れの枯野
失笑する師匠
忍びない忍
55本当にあった怖い名無し:2009/02/20(金) 20:41:19 ID:TnxGXGMh0
なにこの自演臭い賞賛
エロ同人とか、オタクどもキモイんだよ
56本当にあった怖い名無し:2009/02/20(金) 21:21:56 ID:VUALS5sxO
自演する奴は略
57本当にあった怖い名無し:2009/02/20(金) 23:10:38 ID:sIIGHUYg0
霊感ある人の日常=ノーマルの非日常が読めれば普通に満足だし賞賛するぜ
枯野乙!
58本当にあった怖い名無し:2009/02/20(金) 23:11:53 ID:hLG2ZgdWO
ああ、毛布がない。
59本当にあった怖い名無し:2009/02/20(金) 23:12:37 ID:hLG2ZgdWO
お前はライナスか。
60本当にあった怖い名無し:2009/02/21(土) 09:45:29 ID:AvrQS+Bp0
ウニウニウニウニウニウニウニウニ
あー今夜が待ちどーしいなー
学研のおばちゃんを待つ小学生のような気持ちで待ってるです
61ウニ  ◆oJUBn2VTGE :2009/02/21(土) 17:33:36 ID:ISj+8Of/0
今夜は時間がないので明日の晩です。
すみません。
62本当にあった怖い名無し:2009/02/21(土) 17:36:24 ID:TDIXg4E9O
>>58>>59うわ…汚らしい、これが自演ね。
63本当にあった怖い名無し:2009/02/21(土) 17:53:15 ID:l36eW28o0
>61!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
楽しみにしてます。
64本当にあった怖い名無し:2009/02/21(土) 18:18:52 ID:j9x2cna40
>>61
お待ちしています!”
65本当にあった怖い名無し:2009/02/21(土) 18:36:05 ID:Sx0035YrO
ウニさん、明日楽しみにしてますノシ

66本当にあった怖い名無し:2009/02/21(土) 20:12:20 ID:XBAiboXw0
ウニ期待あげ
67本当にあった怖い名無し:2009/02/21(土) 20:15:58 ID:Q9UWyQbA0
同人作家ウニにはがっかりだ。マジでがっかりだ
68本当にあった怖い名無し:2009/02/21(土) 23:13:30 ID:iwuNYOoi0
ウニさんー!!!
とりあえず明日まで全裸で待ってるわノシ
69本当にあった怖い名無し:2009/02/21(土) 23:23:04 ID:x+PH6yLOO
ウニ待ちでございます
70本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 00:04:16 ID:hIQQ5N1P0
ウニさんもそうだけど、他の作家さんも宜しく頼みます。
心待ちにしています。
71本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 00:09:49 ID:9yW76uuW0
>>61
学研のおば…ちゃん…まだ……か…な…

>>68
その粗末なものをさっさとしまえ!
72本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 01:58:21 ID:KK1zvjfUO
ウニさん待ってるぜ!
73本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 01:59:44 ID:KK1zvjfUO
すんませんすんません
wktkしすぎてsageんの忘れてましたorz
74本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 04:23:40 ID:tq8KnVNQO
友人Uの人まだかなー
75本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 13:01:08 ID:V+ulYumq0
スレ跨いじゃったし文才ある人読んでない人の為にビデオ前編中編のあらすじプリーズ
お前がやれよ
d
76「ビデオ」これまでのあらすじ:2009/02/22(日) 13:30:11 ID:V+ulYumq0
・前編
ワケあり物件を横流ししてくれる悪徳坊主から5万で買い取った「やばいビデオ」。
そこには列車に飛び込むコートを着た人物が映っていた。
これは投身自殺の瞬間を写したビデオなのだろうか。
調べてみると事実その場所その時間に人身事故は起きていた。
犠牲者の名前は「サトウイチロウ」。

・中編
驚くべき事が判明した。
「サトウイチロウ」は、昭和の時代から、いくつもの駅で、何度も轢死体として処理されていた。
各地で見つかる「サトウイチロウ」の轢死体。
しかし「サトウイチロウ」の飛び込む瞬間を見たものは誰もおらず、生前の姿を見たものはいない。
更に「サトウイチロウ」の轢死体には、圧倒的に不可解な点が残るのだ。

果たして「サトウイチロウ」とは何なのか。
そしてこのビデオの「やばい理由」とは?



ビデオ後編まで残り数時間。
服を脱いで待て!
77本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 16:04:02 ID:mid6r9GE0
>>76

見事
しいて補足すれば、語り部(ウニ)はビデオを見てから
不可解な残像のような幻覚に悩まされている。
それが後編でどのようにオチがつくか・・・も見所
78本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 17:46:37 ID:hIQQ5N1P0
>>75
>>76
>>77
あらすじなんていらねーよ。スレの無駄遣いすんな滓。
79本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 19:03:32 ID:xGtm4a3P0
>>76
80本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 19:49:35 ID:Riu/Mkry0
>76
GJ
81ビデオ 後編   ◆oJUBn2VTGE :2009/02/22(日) 21:10:27 ID:vbLvaS0Q0
師匠の部屋を出てから、自転車に乗って街なかをしばらくうろうろしていた。
考えがまとまらない。情報が多すぎる。官報の無機質な記事の中で、無数の人々の様々な死を追体験した俺は、人間の死とはなにか、人間の尊厳とはなにか、勝手に浮かんでくるそんな問いの答えをぐるぐると考えていた。
結局、黒谷という師匠の知り合いから買い取ったあのビデオは、駅員たちの怪談じみた噂話の中にだけ存在していたはずの、奇怪な死者の姿を画面の端にとらえていたものだった。
そしてそのビデオは供養のために寺に持ち込まれた。
なにか変だ。元駅員の二人から話を聞き、官報まで調べて俺たちはその死者の正体、いやそのしっぽにたどり着いた。だからあのビデオが恐ろしい代物だということを知っている。
けれど、ビデオを撮影した人間にとってはどうだ。ただ、素人の映像劇の撮影中に偶然撮れた鉄道事故の瞬間に過ぎない。確かに気持ちの良いものではないが、そこまで怯えるべきものだろうか。
俺たちは、このビデオがヤバイと聞かされて、積極的に情報を集めたからこそサトウイチロウにたどり着いたのだ。ただの鉄道事故の映像から、同じように情報を辿れるものだろうか。
なにか俺の知らない別のファクターがあるのかも知れない。
……
気がつくと駅前まで来ていた。
時計を見る。午後四時半過ぎ。財布を見る。一万円札がチラッと覗く。
「行ってみるか」
あのビデオの舞台である前原駅は多少遠いが今日中に行って帰れる距離にはある。
さっき師匠の言葉にビビらされた後だというのに、我ながら現金なものだ。好奇心が恐怖心にもう勝ってしまっている。というよりも師匠の話し方の問題なのだ、という気がする。
82本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 21:11:08 ID:+GmlZBfC0
ウニ降臨ktkr!!
83本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 21:12:34 ID:Rr0sn8k/0
支援
84ビデオ 後編  ◆oJUBn2VTGE :2009/02/22(日) 21:15:07 ID:vbLvaS0Q0
あの人は必要以上に俺を怖がらせようとする傾向がある。それに嵌ってしまう俺も俺だが。
キオスクで弁当を買って、ちょうど出発するところだった快速に乗る。
帰宅ラッシュにはまだ少し早い時間だったので、四人掛けの席の奥に座れた。
黙々と弁当をかきこむ。考えたら朝からなにも食べていなかった。ろくに自炊もしてないから、食べることに関しては本当に適当だ。
それからスーツ姿の人たちや学生服の群れで車内は込み始め、俺はざわめきの中で考えごとをしながら心地よい振動に身を任せていた。
一度乗り継ぎをしてから、結局特急料金を払わずに目的地にたどり着いた。
前原駅だ。
本当に田舎じみた周辺の駅よりは多少ましだが、それでも小さな駅だという印象は否めない。
伸びをしてから、一緒に降りた数人の客と改札へ向かう陸橋の階段を上る。日が落ちかけて、駅の構内は薄暗くなってきている。
改札の前に立ち、両手の人差し指と親指とでフレームを作って移動することしばし。見覚えのあるアングルを発見する。
ここだ。あのビデオはここから撮影していたのだ。そう思うと、何故だか分からないけれど身震いするものがある。
ホーム側にちょっと奥まったところだ。この角度では線路は見えない。
画面の端に映っていた「高遠駅」の矢印も確認する。あの特急列車が向かった駅だ。そういえば、サトウイチロウにまつわるこの前原駅の事件の一つ前は高遠駅で発生している。特急列車の通過する駅の順番と、事件はなにか関係があるのだろうか。
頭の中でうろ覚えの地図を再生するが、事件の発生順と駅の並びには法則性はないようだ。バラバラに起きている。
バラバラ……
その単語を思い浮かべた瞬間、視界の隅、向かいのホームに灰色のコートが見えた気がして思わずハッとする。
85ビデオ 後編  ◆oJUBn2VTGE :2009/02/22(日) 21:19:24 ID:vbLvaS0Q0
気のせいだったようだ。そんなものはどこにもない。そもそも、今は夏なのだ。全身を覆うようなコートなど、まともな人間が着ているはずはない。
複雑な気持ちでベンチに腰掛ける。俺はなにか起こって欲しいのだろうか。だいたい、ここにはなにをしに来たのか。
うつむき加減の目の前を、様々な形の靴が通り過ぎる。家に帰るのだろうか。誰も彼も足早に見える。
ふと、以前師匠とやったゲームを思い出す。雑踏の中で、無数の通行人の足だけを見る役と、顔だけを見る役を決めて、それぞれ別々に通った人を数えるのだ。
通路のようなある程度狭い場所でやっても不思議なことに計数した数字が異なることがある。単なる数え間違いのはずなのに、なんだか薄気味の悪い思いをしたものだ。
それから俺はベンチから腰を上げて駅の中を歩き回り、勇気を出して駅員にサトウイチロウの噂のことを聞いたりした。
けれどその配属されて一年目だという若い駅員は、その噂を知らなかった。それどころか五年前の事故のことも知らなかった。今いる先輩もここ三、四年でやってきた人ばかりだという。
当時の駅員が今どこにいるか知りませんか、と聞いてみたが「さあ」とめんどくさそうな答えが返ってくるだけだった。
その事故の時、死体を片付けた人の話を聞けばなにか分かるかも知れないと思ったのだが、簡単にはいかないようだ。
(サトウイチロウを片付けたら呪われる)
吉田さんはその死体処理をした数日後に、自家用車の事故で指を三本失う大怪我を負った。だが、「自分はまだいい」と語る。なぜなら、一緒に肉片を集めた先輩の駅員は、その一ヵ月後に自宅の鴨居で首を吊って自殺したのだという。
全然そんなそぶりも見せなかったのにと、関係者はみんな首を捻ったけれど、吉田さんだけは思わず念仏を唱えた。
86本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 21:21:45 ID:Rr0sn8k/0
支援
87ビデオ 後編  ◆oJUBn2VTGE :2009/02/22(日) 21:22:35 ID:vbLvaS0Q0
無関係なはずはない。
そう思ったのだという。
「片付けたら、呪われる」
ホームの隅のベンチに腰掛け、サイダーの蓋を開けながら口にしてみる。頭の隅にある引っ掛かりの一つが、そこだった。
片付けたら呪われる。あのビデオが寺に持ち込まれた理由がそこにあるのか。
いや、違う。
何故なら、ビデオを撮影していた二人は死体に触れられなかったはずなのだ。カメラを持って線路に近づこうとした時点で駅員に制止されている。そこから制止を振り切って線路に降り、死体を片付けるなんてことが出来たとは思えないし、そんなことをする理由もない。
では、なぜビデオは寺に持ち込まれることになったのか。
考える。
死体を片付けていないのに呪いを受けたというのか。なぜ。
ビデオに撮影したからか。それだけのことで?
いや、待て。何か忘れている。
ビデオでは、コートの人物が線路に落ちるまで誰もそちらを見ていない。まるでそこにいても目に入らないかのように。そして、特急列車が通り過ぎて轢死体が現れて初めて、騒ぎになったのだ。
そうだ。吉田さんも言った。誰も死ぬ瞬間を見ていないと。あれは、最初から最後まで死者だと。
だから俺も思ったのだ。誰も見ていないはずの死者が、立って動いている姿を自分たちは見た。それは、とても恐ろしいことではないかと。
同じなのかも知れない。
ビデオを撮影した二人も、その瞬間には気づいていない。けれど後で気づいただろう。家に帰り、テープを再生した時に。灰色のコートの人物が、ホームの端からふらりと線路に落ちる瞬間を。
88本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 21:23:12 ID:5KZOA6Yt0
シエン
89本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 21:24:10 ID:I6/vzTrR0
紫煙
90本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 21:24:19 ID:+GmlZBfC0
支援!支援!
91本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 21:26:09 ID:+F3hmQhTO
支援
92ビデオ 後編  ◆oJUBn2VTGE :2009/02/22(日) 21:27:18 ID:vbLvaS0Q0
ただそれだけのことで。見たという、ただそれだけのことで、彼らの身に何かあったのだとすると。
本人ではなく、身内だとすると年齢からして母親と思われる女性が、寺に供養を頼みに来たのだとすると。まるで忌まわしい遺品を処理するようではないか。
見たという、ただ、それだけのことで。
そんなことを考えていると、ベンチに触れている腰のあたりにじっとりと汗をかいてきた。
俺も見た。
風が止んでいる。
どこからかひぐらしの鳴く声が聞こえる。すっかり暗くなり、人影もまばらな駅の構内に、その声だけが通り抜けていった。
それから俺は、やけに疲れた足を引きずるように帰りの電車に乗った。現地に来たものの、ほとんど収穫と言えるものはなかった。
動き出した電車の、ガタガタと揺れる窓を見ながら頬杖をついて物思いに沈む。何時に着くだろう。遅くなりそうだ。明日が土曜日でよかった。もっとも、平日でも関係なしにバイトや遊びにうつつを抜かす学生なのであったが。
よほど疲れていたのか気がつくとウトウトしていた。車内は閑散として客の姿もほとんど見えない。頭を振る。胸騒ぎのようなものを感じた。
そして、今どの辺だろうかと窓の外に目をやった瞬間だ。
頭の中をゆるやかな衝撃が走り抜けた。その影響はじわじわと心臓付近へ降りてくる。ドクドクと脈打ち始める。
夜景だ。どこかで見たことのある、暗闇の中、視界の左右に伸びる光の粒。
窓の外に流れるその光景に目を奪われていた。あれは北村さんと話した日。寝る前に電気を消した時に見た幻。瞼の裏に映った、そこに見えるはずのない夜景。
全く同じ構図だ。いや、あやふやな記憶が今この瞬間に修正されていくのか? 分からない。立ち上がりそうになる。
93本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 21:29:42 ID:Rr0sn8k/0
支援
94本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 21:29:53 ID:WjSjibKBO
支援
95本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 21:31:29 ID:DFToe4CW0
初めてリアルタイム遭遇ktkr
支援
96ビデオ 後編  ◆oJUBn2VTGE :2009/02/22(日) 21:31:51 ID:vbLvaS0Q0
デジャヴなのだろうか。違う。北村さんと話した日、バイトがあったからあれは水曜日。その時、夜景を見たのは確かだ。記憶の混濁ではない。なんなんだ。
俺は混乱していた。
水曜日ということは、一昨日だ。今見ている光景を、二日前にまるで予知したかのように見ていたというのか。
あの夜、俺の瞼の裏には、まるで混線したように二日後の俺の視界が映し出されていた?
混乱する頭を抱えたまま電車は進む。やがて夜景も見えなくなった。名前も知らない街の光が。
漠然とした不安を抱えたまま、ホームタウンの駅に着いた時には十時近くになっていた。
駅ビルから出ると、駐輪場から自転車を出して来て、のろのろとまたがる。 
足に力を入れると夜の街の景色がゆっくりと流れていく。まだ電車に揺られているような、ふわふわした感じ。
自転車に乗ったまま半分夢うつつだった気分が吹き飛んだのは、深夜まで営業しているスーパーの前を通り過ぎてしばらくしてからだ。
まばたきに合わせるように、目の前に光の軌跡が現れた。暗い歩道を自転車で進んでいる時だ。なにもないはずの目の前の空間に、さっき通ったばかりのスーパーのケバケバしい明かりが、その光の跡が浮かんでいるのだ。
まただ。瞼の裏に浮かぶ光の幻。今度はたった数分前に通ったスーパーが。なんだこれは。そんなに疲れているのか。
困惑しながら自転車をこいでいると、また別の光が見えた。闇の中にぼんやりと浮かぶ四角い光。
薬局だ。スーパーから少し先に行った所にある薬局の看板。もちろん、とっくに通り過ぎている。
頭がくらくらする。
なんだこれは。次から次へ。まるで追いかけられているような気持ちなってくる。
97本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 21:33:45 ID:Rr0sn8k/0
支援
98本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 21:35:03 ID:iC90pL530
支援
99本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 21:39:04 ID:WjSjibKBO
支援〜
100本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 21:40:01 ID:zJxbCA6h0
支援あげ
101本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 21:40:42 ID:vbLvaS0Q0
追いかけられて?
その言葉がザクリと身体のどこかに刺さった。
誰から?
俺を、追いかける理由のあるものから。
脳みそが、勝手にその姿を想像しようとしている。灰色のコート。帽子。マスク。手袋。
俺はさっき電車の中で夜景を見た時、「混線」という言葉を思い浮かべた。現在の視界が、過去の視界と混線したのだと。だが、その「混線」は、過去の自分のものとは限らないのではないか。
いつか聞いた師匠の言葉が脳裏をよぎる。
(闇を覗く者は、等しく闇に覗かれることを畏れなくてはならない)
昭和期から繰り返される、幾度も蘇る轢死者の潰れた眼球が、虚ろな闇の中からこちらを見ているイメージ。
最初は夜のビルだった。ビデオを見た次の日、あれは火曜日のはず。そのビルに見覚えは無い。次に見たのは水曜日の夜、夜景だ。それは、前原駅からこちらへ向かう途中に存在していた。
その次は木曜日の昼間見た軽四自動車。自動車が走るのは道路だ。鉄道ではない。
移動している。
もしあの幻視が、別の誰かの視界との混線だとするなら、その誰かは明らかに移動している。水曜日、電車に乗って夜景を見ながら移動していたそれは、どこで電車を降りた? そしてどこの街を彷徨っている?
ドキドキと心臓が鳴る。身体に悪そうな音だ。
思わず自転車に乗ったまま振り返る。追いかけて来るものの影はなにも見えない。
自然とペダルをこぐ足に力が入る。
ハッハッ、と自分の息遣いが他人のもののように聞こえる。
木曜の夜はなにも見なかった。金曜、つまり今日の昼間も。けれど、ついさっき俺は見てしまった。自分が通りすぎたばかりのスーパーの光を。薬局の看板を。
102本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 21:41:35 ID:5KZOA6Yt0
わくわく
103本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 21:42:12 ID:zJxbCA6h0
>>101コテ酉忘れてるよ
104ビデオ 後編  ◆oJUBn2VTGE :2009/02/22(日) 21:43:53 ID:vbLvaS0Q0
それが、誰かの視界だとするならば……
(ついて来ている)
そう考えてしまった俺は、叫びそうになりながら全力疾走した。
こんな訳の分からないことが起こり始めたのは、明らかにあのビデオを見てからだ。見てはいけないものが映ってしまったあのビデオを。
アパートが見えてきてもスピードを緩めない。ガシャーン、と駐輪場に自転車を突っ込んで、階段を駆け上がる。自分の部屋の前に立ち、ポケットの鍵をもどかしく取り出すとすぐに中へ飛び込んだ。
内側からドアに鍵を掛け、ずるずるとその場に座り込む。
まばたきをするのが怖い。なにか、そこにあるはずのないものを、その光の跡を見てしまうのが、どうしようもなく怖い。
深呼吸を何度か繰り返す。
今日までにあったことがフラッシュバックする。
深呼吸する。
もたもたと這うように流しに向かい、蛇口から流れる水に口をつけて飲む。
腹の中から疲れが押し寄せてくる感じ。
部屋の中に入り、明かりをつける。
何も変わったことはない。
散らかった室内。読みかけの漫画と、小説の束。ゲーム機。脱ぎ散らかした靴下。食べたままのカップ麺。テーブルに重ねられたレンタルビデオ。微かに膨らんだ、レンタルビデオ店のビニール製の袋。
目が留まった。
テーブルの上に乗せられた、レンタルビデオ店の名前が印字されているその青い袋。その膨らみから、ビデオテープが一本だけ入っているのが分かる。
おかしい。火曜日に二本みた。くだらないSFとくだらないホラー。そして水曜日には三本みた。アクションものばかり。
105本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 21:47:03 ID:WjSjibKBO
支援!
106本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 21:49:24 ID:zJxbCA6h0
支援
107本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 21:52:04 ID:+F3hmQhTO
大丈夫?支援…
108ビデオ 後編  ◆oJUBn2VTGE :2009/02/22(日) 21:53:03 ID:vbLvaS0Q0
五本千円で一週間借りているビデオ。
では、あの袋に残っているのはなんだ?
息が荒くなる。視界が歪む。
手が伸びる。自分の手ではないみたいだ。
知りたくない。知りたくない。
そんな言葉が頭の内側で鳴る。けれど手が止まらない。どぶん、と粘度の高い流体に手を突っ込むようだ。指先まで意思が伝わるまで時間がかかるような。
生理的な嫌悪感がぞわぞわと皮膚の表面を這い回る。
袋のざらついた感触。指先がその中へ入っていく。プラスティックの角に触れる。掴み、ズルズルと取り出す。
その表面に書かれた文字を見た瞬間、停滞していたような時間が弾けとんだ。
思わず吹き出してしまう。ここでは言えないようなタイトルだ。借りたことをすっかり忘れていた。いつもは旧作ばかり五本借りるのだが、衝動的にそういうビデオを新作料金で別に借りていたのだった。
今までの恐怖心もすべて消え去って、バカ笑いしてしまった。自分の間抜けさにだ。
だから、チャイムが鳴った時もまるでいつもの感じで気安く「はい」と返事をしながらドアに向かったのだ。笑いを引きずったままで。
けれど台所の前を通りドアの前に立とうとした瞬間に、その奇妙なものが目の前に見えて足が止まった。
まばたきの間に自分の姿が見えた。ドアの前にドッペルゲンガーが立っていた訳ではない。
そのもう一人の自分の姿の背景には、台所とその向こうの部屋とがある。
視点が反転している。大きな鏡の前に立ったような。けれどその鏡は丸く歪んでいる。自分の姿も、台所も、端の方は歪んで潰れたようになっている。
丸い視界。今度は光の跡ではなく、視界そのものだ。
109本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 21:53:16 ID:+1bKCz9oP
おっ!ウニきてる
110本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 21:57:54 ID:zJxbCA6h0
支援
111本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 21:58:26 ID:5KZOA6Yt0
f5 f5 f5
112ビデオ 後編  ◆oJUBn2VTGE :2009/02/22(日) 21:59:56 ID:vbLvaS0Q0
目を開けると、その反転した視界は消える。そして目の前のドアに釘付けになる。正確には、そこに開いた小さな覗き穴、ドアスコープに。
何かが動いた気配。
一瞬、スコープの周囲の金具がキラリと光る。外の通路の蛍光灯に反射したのか。
そしてすぐに穴は暗くなる。
誰かいる。
あの丸い穴からこちらを見ている。
まばたきをする。
また、自分が見える。
混線した視界が、あちらの見ているものを俺に見せたように、俺の見ているものをあちらにも見せていたのだろうか。
そして辿られた?
セミが鳴いている。甲高く。耳のすぐそばで。足に鉛が入ったように動かない。
ドアの向こうの気配が強くなる。
ドンドン、とノックが二度。
けれどそれは、、変に潰れたような音だった。ドンドン、というよりもベタ、ベタ、とでもいうように。
顔が引きつる。上唇が痙攣する。想像してしまう。
コートの下は、はじめから、バラバラなのかも知れない。
肉片から、肉片へ。死体から、死体へ。
最初から、最後まで、死者のままで。
動けない。金縛りにでもかかったかのように。逃げなくてはならないと、頭のどこかでは分かっているのに。
鈍い音がして、ドアの足元に目が行く。軽い振動。ドアの下のわずかな隙間から、ゴツゴツと、なにかを押し込もうとしているような音。
指を、想像する。
そしてやがてそれが肉がひしゃげるような音に変わる。
113本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 22:01:33 ID:Rr0sn8k/0
支援
114ビデオ 後編  ◆oJUBn2VTGE :2009/02/22(日) 22:03:50 ID:vbLvaS0Q0
メチメチメチという生理的な嫌悪感を煽り立てる音に。
やがてドアの下の隙間から何か赤黒いものが見えてくる。爪も皮も剥げた、十本の薄く延ばされた棒のようなものが。
ドアスコープは暗いままだ。
誰かの目がそこにあるままで、ドアの下からは手の残骸のようなものが捻じ込まれようとしていた。
同時にカタリ、とドアの真ん中に取り付けられている郵便受けが動いた。
セミが鳴いている。
頭の中に、記憶が蘇る。いつかの降霊実験の記憶が。俺は見たぞ。これを。
この後、郵便受けが開いて、その隙間からなにかがでてこようと……
それからどうなった? 早く思い出さないといけない。隙間からでてくるまえに。脳がうまく働かない。
そうだ。誰かが助けてくれた。あれは誰だ?
セミが鳴いている。
思い出した。
その人はもういない。
俺は助からない。
そう思うと力が抜けた。魂が抜け出るように膝から崩れ落ちた。
それでも身体を反転させて、這った。這おうとした。夢の中にいるように、全く進まない。後ろから肉の音がする。
少しでも遠ざかろうと、それでも這った。台所を抜けた。開いた室内ドアの段差を越えて、部屋の中まで逃げ込んだ。
後ろは振り返れない。
時間の流れが分からない。十分以上経った気もするし、一時間以上経ったような気もする。冷たい汗が顔を覆って、床にしたたり落ちる。
115ビデオ 後編  ◆oJUBn2VTGE :2009/02/22(日) 22:06:07 ID:vbLvaS0Q0
そしてある瞬間に、蝋燭の火が消えた。
現実に存在しているわけではない、どこかよく分からない場所にある蝋燭が消えた。
とたんに身体が動き、俺は窓ガラスにかきついた。もたつきながらカギを開け、ベランダに出る。
そして手すりを乗り越え、雨どいにしがみ付いて下に降りた。嫌な汗をかいた身体に風が冷たい。腕を擦りむいたが、気にしていられない。
一階の各部屋のカーテン越しに漏れる明かりをたよりにアパートの外側を駆け、駐輪場までたどり着く。
なにもいない。
倒れている自分の自転車を引き起こすと、すぐさま乗って後も見ずに走り出す。
無我夢中でペダルをこぎながらどこに向かうべきか考える。
一つしかなかった。
やがて師匠の家に着く。
ドアをノックする。開いているよ。知ってます。
散らかったアパートの部屋に転がり込む。
息を整えると、ようやく少し落ち着いてくる。
「おい、やっちまったよ」
師匠が落胆した表情で、狼狽する俺にもたれかかるような視線を向けてくる。その指の先にはビデオデッキがある。
「今日の金曜ロードショー、アレだったからさ。ビデオに採ろうと思って。それで、やっちまった」
俺はついさっきまでの恐怖心を消化するためのブツケ先も分からないままに、「なにをです」と聞いてしまった。
「だから、ビデオに採ろうと思って、ダビングを」
「はあ?」
声が上ずった。
「例の、五万円に」
116本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 22:11:42 ID:4pzg2sYd0
試演
117本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 22:14:22 ID:zJxbCA6h0
カッコいいわw
118ビデオ 後編  ◆oJUBn2VTGE :2009/02/22(日) 22:16:06 ID:vbLvaS0Q0
唖然とした。
いや、今日あるって知らなくてさ、慌ててCM中にソッコーでその辺のビデオつっこんで録画したんだけど。……やっちまったよ。
そんなことを言いながら力なく笑う師匠を前に、俺は恐怖心も吹っ飛んでいた。
時計を見ると十一時を大きく過ぎている。
師匠がデッキに手を伸ばし、少し巻き戻したあと再生ボタンを押すと銭形警部が「ルパンめ、まんまと盗みおって」という、聞いているこっちが恥ずかしくなるような前フリをクラリス姫にパスするところだった。
そのままエンディングを迎え、ノスタルジーを感じさせる曲が流れて幕が下りる。そして砂嵐。
その砂嵐もすぐにガツンという音とともに終わった。
「三倍モードにするのも忘れてたんだ」
泣きそうな声色をしながら、師匠は「五万が……」と呟いた。
俺は蝋燭が消えたように感じたあの瞬間の正体が分かり、力が抜けた。今度は心地よい脱力だった。
こんなことで良かったんだ。
次から次へと笑いがこみ上げてきた。俺は手がかりを求めて現地の駅まで行ったというのに。
師匠が恨みがましい目でこっちを見ている。
間抜けにもほどがある。
「あまりにも散らかしてるからですよ」と偉そうに注意する。「しかも今さらカリ城ですか。散々見てるでしょう。セリフを覚えてるくらい」
言いながらハッとする。
そうだ。
119ビデオ 後編  ◆oJUBn2VTGE :2009/02/22(日) 22:18:30 ID:vbLvaS0Q0
師匠は何故か『カリオストロの城』が好きで、場面場面の細部まで覚えていた。自力で、冒頭の札びらシャワーの車の後部座席に五右衛門が乗っていることに気づいたというくらいなのだからかなり凄い。
その師匠が、今さらダビングを?
俺はもう一度師匠の顔を伺った。冷静に観察すると、落ち込んでいるというより憔悴し切っているように見える。
力なく笑うその顔が、やけに遠く感じたられた。

それから、俺の部屋で起こった出来事を説明すると師匠は興奮して車に飛び乗った。
俺も無理やり連れられてアパートに戻ると、ドアの外も部屋の中もまるで何ごともなかったような様子だった。
這いつくばってドアの下を見るが、何かが擦れたような跡すら残っていなかった。
「触媒だったというわけだ」
ビデオが。
そう言って師匠は腕組みをした。幻覚だ、とあっさり片付けられなかったことが妙に嬉しかった。
結局ビデオにまつわる事件はそれで終わりだった。なんだかあっけない気もしたが、駅に勤める多くの人の口をつぐませながら何十年も続いている奇怪な出来事がその全貌を現すなんてことは、そうそうあってはならないものなのだろう。
なにより、俺はもうこれ以上首を突っ込みたくなかった。何故なら、ビデオに残された情報が消えてしまうことで、沿線から遠く離れたこの街にあの恐ろしいものが影響力を及ぼす理由が無くなったというだけのことであり、現実にはなにも解決していないのだから。
それはこれからも起こるのだろう。
俺の知らない街の、知らない駅で、明日にも……
120本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 22:19:25 ID:NF8LXszMO
支援
121本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 22:19:48 ID:WjSjibKBO
しえん〜
122本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 22:21:41 ID:zZnWf9OMO
おわり?
123ビデオ 後編  ◆oJUBn2VTGE :2009/02/22(日) 22:22:26 ID:vbLvaS0Q0
次のバイトの日、北村さんに「サトウイチロウどうだった」と聞かれたが、生返事をしただけではぐらかした。
「吉田さんは元気でしたけど、暇そうにしてましたよ」と言うと、「そうかぁ。ボクも今度会いに行こうかな」なんて、懐かしそうに眼鏡をずり上げていた。
その数日後に会った時、師匠はこう言った。
「仮定の話だ。真相は分かりっこないからね。そう思って聞いてくれ。……サトウイチロウが出没したのは特急列車が通過した時ばかりだったな」
特急列車に飛び込み自殺があると、清掃や車体の破損チェックのあと運行再開までの時間が長くなった時には影響を受けた乗客に対し特急料金の払い戻しをするケースもあるそうだ。
その払い戻しの額次第では、残された遺族に対して損害賠償請求が行われても、とても払えないような莫大な数字が上がってくることがあるのだとか。確かにそんなことを聞いたことがある気がする。
実際に、そういう払える見込みのない訴えがあるのかどうかはともかくとして、そんな可能性があると、一般人に思われていることが重要なのだ。
その通念は、官報に載った行旅死亡人の引き受け人探しにも暗い影を落とす。
たとえ本人に身寄りがあり、遺族がその情報に気づいたとしても、そうした通念が、イメージがある限り、おいそれとは手を上げられなくなってしまう。
そして引き取り手も現れないまま、ひっそりと忘れ去られるように消えて行く死者たち。
そんな忘れ去られて行く者の残した思いが、まるで再現するように奇怪な事故を繰り返すのではないか。
「今度こそ、家族が名乗り出てくれる。そう思ってね」
師匠のその言葉に、俺はしかし釈然としなかった。
「だったらなんで、呪いなんて掛けるんです」
「知らない」
124ビデオ 後編  ◆oJUBn2VTGE :2009/02/22(日) 22:25:57 ID:vbLvaS0Q0
あっさりとさじを投げた師匠に拍子抜けして、溜息をつく。
「死んでみなければ分からないことがあるってことだ」
まあ、良かったじゃないか。同じように『見てしまった』ビデオの中の彼らは、想像するだに恐ろしい運命を辿ったかも知れないのに、僕らは無事だったんだから。
「これも日ごろの行いの賜物だ」師匠は冗談めかして言う。「もっとも、死体に触れていたらこんなものでは済まなかっただろうけど」
日ごろの行いがどう転んだのだか知らないが、そう言えば、呪いの矛先は俺にばかり向いていた。一緒にビデオを見たはずの師匠に何ごとも起こらなかったのは何故なのか。
それからビデオについて警告してきたということは同じく中身を見ていたはずの黒谷という師匠の知り合いも、まるで平然としていた。納得がいかない。
ぶつぶつと言うと師匠は鼻で笑い、「僕と、あのオッサンは手ごわいからな」と言い放った。
「どっちが、より手ごわいんですか」と聞いてやると、平然と自分を指差している。
しかし少なくとも、スタンスの違いはあるらしい。
後日師匠の部屋でごろごろしている時にそれに気づいた。
師匠が近くのコンビニへ買出しに行っている間、何気なく棚の上を眺めていると一枚の便箋を見つけたのだ。
それはボールペンで書かれていて、中には何度か訂正した跡があり、清書前の下書きのようだった。
あのビデオを、片方は供養もせずに売り飛ばした。そしてもう片方はいろいろやってみるだけの好奇心というのか、興味というのか、そういうものがあるようだった。
便箋はこういう書き出しで始まる。
125本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 22:27:53 ID:p3V9RbYz0
おいおい、このビデオって話昔怪談本で読んだぞ。構成がそのまんま。
細かい改変や「将棋」のパクリと同じだ。何回ぱくってるんだよウニ・・・もう偶然では済まないぞ
126本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 22:28:34 ID:+GmlZBfC0
支援!支援!
127ビデオ 後編 ラスト ◆oJUBn2VTGE :2009/02/22(日) 22:29:25 ID:vbLvaS0Q0

前略(という文字を消した跡がある)

 突然のお手紙、申し訳ありません。私は五年前にそちらで弔っていただいた行旅死亡人の家族です。こちらの名前と居所はどうかご容赦ください。
 私はつい先日その事実を知り、電車を乗り継いですぐにもそちらへ伺おうと考えました。
 ですが、五年も経っていること、そして荼毘に付していただき、今は安らかに眠っているだろうことを思うと、その故人を起こしてまでこちらで引き取るということが、良いことなのか分からなくなりました。
 悩んだ末に、筆だけを取らせていただきます。
 身勝手なお願いで心苦しいばかりですが、故人をどうかそのまま眠らせてあげてください。遺品も、出来れば遺骨と一緒に弔っていただければ幸いです。
 私は会いには行くことは出来ませんが、遠くから心よりの冥福を祈っております。
 本来ならば拝眉のうえご挨拶を申し上げるところ、略儀ながら書中をもってお礼とお詫びを申し上げます。
                               草々(消した跡) 
某年某月某日

                             なにか消した跡

前原町長様        
128本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 22:31:00 ID:cDVD4IiKO
おっ、ウニ来てるw
じっくり読ましてもらいます

とりあえず支援
129本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 22:41:44 ID:NF8LXszMO
終わりかな?
ウニさん乙です。じっくり読ませていただきやす
130本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 22:42:52 ID:zJxbCA6h0
おしまい?規制?それとも次準備中?
131本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 22:46:12 ID:10RPwSjO0
作者が投下してる途中に支援とかやってる奴ら邪魔
投下が終わるまで自重しろよ
132本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 22:50:50 ID:eAA4p/Kt0
>>131
連投規制にならない為の支援でしょ
133本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 22:51:02 ID:w9n6SpX1O
>>131
支援の意味も知らんのか、って釣りだよな?
134本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 22:52:48 ID:H8/V1gBm0
>>131
吹いたwww
135本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 22:53:00 ID:eUUUTaJZ0
釣りじゃなかったら驚く
136引き出し ◆oJUBn2VTGE :2009/02/22(日) 22:53:47 ID:vbLvaS0Q0
大学三回生の夏だった。
早々にその年の大学における全講義不受講を決めてしまった俺は、バイトのない日には

暇を持て余していた。特に意味もなく広辞苑を一ページ目から半分くらいまで読破して

しまったほどだ。全部をやりとげないあたりがまた俺らしい。
ともかくそんな屈折した毎日に悶々としていたある日、知り合いから呼び出しを受けた


かつて、都市伝説などを語らう地元の噂系フォーラムに出入りしていた時に出会った、

音響というハンドルネームの少女だ。
このあいだまで別の名前でネット上にいたらしいが、「音響」時代を知る俺と二年振り

に再会してからなにか思う所があったらしく、またそのハンドルネームを名乗っている

ようだった。
いったい何の用だと訝しく思う気持ちもあったが、黙って座っていると周囲の男どもが

チラチラ視線を向けてくる程度には可愛らしい容姿をしている彼女なので、悪い気はし

ない。ただその視線の半分はゴシック調で固めたそのファッションに向けられる好奇の

目であったかもしれないのだが。
指定されたカレー屋で待ち合わせ、少し遅れてやってきた彼女ととりとめもない話をする。
カレー屋陰謀論という頭の痛くなりそうな理論を淡々と語る彼女に、「カレーを食べた

後に犯罪を犯す人が多いというのは、単なる蓋然性の問題。それだけ食される機会の多い料理だということ」と反論すると、「蓋然性ってなに」と聞いてくる。
「蓋然性ってのはつまり、ネジにたとえるなら、その絶対量からしてバギーちゃんのかけらというよりはポセイドンの部品なんじゃないかなってことだ」と言うと、「バギーちゃんってだれ」と返される。
「ドラえもんの大長編って見たことない?」と聞くと、「ない」
そこで会話が終わった。
歳は確か俺の四つ下のはずだ。これもジェネレーションギャップなのか。
137引き出し やりなおしorz ◆oJUBn2VTGE :2009/02/22(日) 22:55:25 ID:vbLvaS0Q0
大学三回生の夏だった。
早々にその年の大学における全講義不受講を決めてしまった俺は、バイトのない日には暇を持て余していた。特に意味もなく広辞苑を一ページ目から半分くらいまで読破してしまったほどだ。全部をやりとげないあたりがまた俺らしい。
ともかくそんな屈折した毎日に悶々としていたある日、知り合いから呼び出しを受けた。
かつて、都市伝説などを語らう地元の噂系フォーラムに出入りしていた時に出会った、音響というハンドルネームの少女だ。
このあいだまで別の名前でネット上にいたらしいが、「音響」時代を知る俺と二年振りに再会してからなにか思う所があったらしく、またそのハンドルネームを名乗っているようだった。
いったい何の用だと訝しく思う気持ちもあったが、黙って座っていると周囲の男どもがチラチラ視線を向けてくる程度には可愛らしい容姿をしている彼女なので、悪い気はしない。
ただその視線の半分はゴシック調で固めたそのファッションに向けられる好奇の目であったかもしれないのだが。
指定されたカレー屋で待ち合わせ、少し遅れてやってきた彼女ととりとめもない話をする。
カレー屋陰謀論という頭の痛くなりそうな理論を淡々と語る彼女に、「カレーを食べた後に犯罪を犯す人が多いというのは、単なる蓋然性の問題。それだけ食される機会の多い料理だということ」と反論すると、「蓋然性ってなに」と聞いてくる。
「蓋然性ってのはつまり、ネジにたとえるなら、その絶対量からしてバギーちゃんのかけらというよりはポセイドンの部品なんじゃないかなってことだ」と言うと、「バギーちゃんってだれ」と返される。
「ドラえもんの大長編って見たことない?」と聞くと、「ない」
そこで会話が終わった。
歳は確か俺の四つ下のはずだ。これもジェネレーションギャップなのか。
138本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 22:55:45 ID:5KZOA6Yt0
あ、まだあるんだね♪
ウニさんありがと〜
139本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 22:57:17 ID:qjPgOV00O
ウニ支援
140引き出し ◆oJUBn2VTGE :2009/02/22(日) 23:01:49 ID:vbLvaS0Q0
俺もリアルタイムではないが、普通ドラえもんの映画版はビデオや漫画で見ているのものだと思い込んでいた。
なかなか本題に入らない。イライラしてくる。
そう言えば、いまさらのようだが、この女は信用ならない。過去に、騙されて恐ろしい目にあったことが一度ならずあったからだ。
デートしよう、などというメールの文面は、こんにちは程度の意味に取るべきだろう。
心理的な壁を作ろうと、少し身を引いた時だった。急に音響が立ち上がり、「こっちこっち」と入り口に向かって手を振った。
黒い。
俺には理解できない黒いファッションに身を包んだ十六、七歳と思しき少女がやってきた。音響と同質の格好だが、もっと黒い。
そしてあろうことか髪は銀色。薄っすらパープルの口紅。そしてエメラルドグリーンのカラーコンタクト。
少女は重そうなスカートを翻して俺の前の席についた。
「るりちゃん。なんかこむづかしい字を書く」
少女は紹介に軽く頭を下げてから、その音響に顔を寄せてひそひそと耳打ちをする。
「王は留まり、王は離れる、って」
音響は頷きながらそう言った。
頭の中で字を思い浮かべる。『瑠璃』か。
それが本名なのかナントカネームなのかわからないが、とりあえずこちらも会釈せざるを得ない。
「で、なにこれ」
俺の言葉に音響があっけらかんと言う。
「紹介するって言ったでしょ」
頭を抱えそうになる。
あれか、ともだちを紹介するってやつ。確かにそんな話をした覚えがあるが、俺は別の世界の人間とつきあう自信はない。なにより俺には今、特定の相手がいる。
141本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 23:03:44 ID:+1bKCz9oP
wkwk
142引き出し ◆oJUBn2VTGE :2009/02/22(日) 23:06:05 ID:vbLvaS0Q0
困惑した顔を隠さない俺に、瑠璃ちゃんとやらは目をぱちぱちと瞬いて、哀しそうな表情を見せた。
もっともそれが怒っている顔だと言われたらそうとも見えてしまうだけの、微妙な変化に過ぎなかったのであるが。
「紹介するって言ったの忘れた? メチャ可愛くて困ってるともだち」
ちょっと待った。
修飾語が一つ増えてる。紹介されるのは確か、「メチャ可愛いともだち」だったはずだ。
「困りごとの相談がある?」
黒いのが二人して頷く。
きた。
こんなことだろうと思った。音響は俺のオカルト道の師匠並みに、あやしいものへ首を突っ込みたがるフシがある。そしてその尻拭いをこれまでに二度してしまったのが運の尽きで、どうやら懐かれてしまったのかも知れない。
「ちゃんと言ったでしょ。可愛くてメチャ困ってるともだち紹介するって」
修飾語の順番が変わった。
猛烈に嫌な予感がする。
注文したカレーが来たので、とりあえず食べることにした。
これが本格的というやつなのか、やたら具が少なく複雑なスパイスの風味が鼻に来る。
俺は目の前で黙々とカレーを食べている二人の少女を窺う。あんな服どこで売っているのだろうか。それに、服に合わせた化粧をしているようだが、外に出るたびにこれではさぞや時間が掛かることだろう。
瑠璃と名乗る少女が、ふいにスプーンを持つ右手を止めて「迷惑ですか」という目で問いかけて来た。
はっきり「そうだ」と言えないあたり、自分で自分が嫌いになる。
それにしても、その黒ずくめの服装に白い肌、銀色の髪に緑の目と揃うとまるで人形のようだ。音響の方がまだしもファッションの枠の中で留まっている気がする。
143引き出し ◆oJUBn2VTGE :2009/02/22(日) 23:08:52 ID:vbLvaS0Q0
その不思議な色の瞳を見ていて、ふいに思い出す単語があった。
『緑の目の令嬢』
なんだっけこれは。頭の中で数回繰り返す。みどりのめのれいじょう。
そうだ思い出した。モーリス・ルブランの小説、ルパンシリーズの一編だ。
怪盗アルセーヌ・ルパンが緑の目の少女に出会い、彼女の受け継ぐ莫大な遺産をめぐる事件に関わっていく話で、確か湖の底に隠された古代ローマの遺跡なんかが出てきた記憶がある。
そう言えば昔読んだ時には、頭の中で勝手に緑の目の少女のビジュアルに孫の方の『カリオストロの城』に出てくるヒロイン、クラリス姫を嵌め込んでいた。
その少女は、名前を何といっただろう。忘れてしまった。結構好きだったのに。
カレーをスプーンで掬い、スープのように啜ることしばし。
思い出した。
「オーレリーか」
ボソリと口をついて出てしまった。
音響がそれを聞いて、驚いた顔をする。
「どうして知ってるの」
その驚き様にこっちの方が驚く。
「俺がルパン読んでちゃ悪いのか」
「別に悪くはないけど」
なんなんだ、こいつ。ドラえもんの大長編は見てないくせに、ルパンシリーズは読んでるのか。確かに、別に悪くはないが。なんだか釈然としない感じだけが残った。
「で、なにがあった」
食べ終わって、水に手を伸ばす。音響が瑠璃を肘で小突く。瑠璃が音響の耳元に唇をよせてボソボソと話す。やがて音響がこちらを向く。
「瑠璃ちゃんは低血圧なのよ。で、朝起きた時にしばらく動けないんだって。その目が覚めてボーっとしてる時に、部屋で変なことが起きるんだって」
また続きを音響に耳打ちする。
144本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 23:11:47 ID:p3V9RbYz0
おーい、ビデオのパクリについて何か言えよ!
もしかして今までの話も全部パクリなんじゃないの?
145引き出し ◆oJUBn2VTGE :2009/02/22(日) 23:11:58 ID:vbLvaS0Q0
「瑠璃ちゃんのベッドのそばに小さいタンスがあって、中に下着とか小物とかが入ってるんだけど、その引き出しのひとつが開いてるのね。夜寝る前には全部閉まってたはずなのに」
この「初対面の人には声を聞かせません」とでもいいたげなキャラ作りに、だんだんと苛立ってきた。格好といい、自分が普通じゃないことをそんなにアピールしたいのか。
俺の苛立ちを気にもせず、音響の通訳は続く。俺はどっちの顔を見ながら聞いていればいいのか迷いながら、交互に視線を向けた。
「あれっ? 変だなって思ってると、その開いた引き出しから何かがチラッと動くのが見えて、そこに意識を集中しているとゆっくりじわじわ、なにか白いものが中から出てくるのよ。
すぐに人間の手だってことはわかるんだけど、もちろん誰かが中に隠れちゃえるような引き出しじゃないし、指が見えて・手のひらが見えて・手首が見えて・腕が見えて・肘が無くて・ズルズルありえないくらい伸びて。でも動けなくて。目が逸らせなくて。怖くて。
それからその手が何かを掴んでまたズルズル引き出しに戻っていって、ズルって全部隠れて見えなくなったらやっと起きられるの」
デジャヴを感じた。
何故だろう。ゾクゾクした。この話は、まるで金縛中に起きるバッドトリップのようだ。もしくはただの夢か。
「それ、起きられるようになるまでは、ほんとに動けないのか? それから起きられるようになるのって、急に? そこで、開けてたはずの目が、もう一度開いたような感覚がない?」
音響が通訳する。動けないというよりは、動きたくないって感じの十倍濃縮版。起きるのは急に。そんな感覚ない。
「動きたくない」という感覚は、金縛りのパターンからは外れるようだ。金縛りはたいていの場合「動きたい」はずだ。それに入眠時幻覚の類にしても、朝の目覚めの時におこるというのはよくわからない。そんなこともあるのだろうか。覚醒時幻覚とでもいうのか?
146本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 23:13:51 ID:eAA4p/Kt0
>>144
支援乙w
147本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 23:15:25 ID:+GmlZBfC0
黙って支援!支援!
148本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 23:16:15 ID:+1bKCz9oP
眠い
149引き出し ◆oJUBn2VTGE :2009/02/22(日) 23:16:34 ID:vbLvaS0Q0
低血圧というのがそもそもあまりイメージがわかない。
それにその「手」はなんだ。
「動けるようになってから、引き出しを見たらどうなってる?」
「開いたまま。中を覗いてみても何もない。下着とか靴下とかだけ」
「その手が掴んでタンスの中に引きずり込んだものって、なに?」
「わからない。覚えてない。多分、それを見ている時には知ってたはずなのに、消えた時には思い出せなくなってる」
なるほど。何が無くなったかも分からないわけだ。つまり、この出来事は何も消えたものがなくても成立する。
ふと、以前読んだ本のことを思い出した。そこには、夢は不要な短期記憶を脳の引き出しの奥深くに沈めて、頭の中を整理している最中に再生されるフィルムの断片なのだと書いてあった。
断片の中には脳を活性化させる強い記憶もあり、それらを合成し理解しうるものに再構築されたものがレム睡眠時に上映されているもので、そこからカットされた断片は脳の記憶野を圧迫しないように「忘れられていく」のだと。
それが本当のことかは知らない。ただ俺は「引き出しの手」になにか寓意的なものを感じざるを得なかった。
「もしかして、その手が掴んでいったものって、自分にとって要らないものだったんじゃない?」
二人でボソボソと相談でもするように耳打ちしあってから、瑠璃は首を左右に振る。
「大切なものだったかも知れない。それさえ分からない。ベッドから体を起こして、自分の部屋を見回したら、何か大事なものを無くしてしまったような気がして、とっても悲しくなる」
今聞いているこの話が単純に彼女たちの嘘ではないとしたら、気持ちの悪い話だ。ますますゾクゾクしてくる。嫌いではない。この感覚は。
「それが何度も続けて起こるのか」
150本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 23:19:59 ID:KK1zvjfUO
間に合った!生ウニ!生ウニヒャッハァーー!( *゚∀゚)o彡゜

お腹の調子はどうだいちっとはましになったかい?
151引き出し ◆oJUBn2VTGE :2009/02/22(日) 23:20:34 ID:vbLvaS0Q0
「一ヶ月くらい前から。二、三日にいっぺん。あ、でも最近は毎日かも、だって」
俺は少し考えた。カンカンと、使わなかったスプーンの柄で机を叩く。
「本当に何かが部屋から消えているのか、知る方法がある」
二人の少女がこちらをじっと見ている。
スプーンで目の前を払う真似をして、続けた。
「その部屋から、ベッドと引き出し以外、全部外に出す」
少しして、息を吸う音がかすかに聞こえた。
「そうすれば、もし手が出てきて、『何か』を掴んで引き出しに消えていったと感じたなら、その喪失感は錯覚だ、ということになる」
何も部屋になかったことは確認済みなのだから。
俺は、上手いことを言ったつもりだった。我ながら良いアイデアだと思った。けれど、瑠璃が体験したというその不可解な出来事を夢、もしくはなんらかの幻覚だと半ば決め付けていた俺と、そうではない彼女自身との間には大きな発想の隔たりがあったのだ。
瑠璃はふるふると震えながら、音響の耳元に口を寄せる。
「そんなことをして、手がどこまでも伸びてきて、ベッドの上の私を掴んだら…・・・」
ゾクリとした。
空気が張り詰める。しまった。油断した。
経験上、過剰な怯えは本人と周囲の人間に良くない影響を及ぼす。中でも一番困るのは、泣かれること。
「ひどい」
と言って、音響が隣の少女をかばうような仕草をした。そして「どういうつもり」と冷たく言い放ち、俺を軽く睨む。
どういうつもりも何も、俺は協力的に解決策を提出したつもりだった。だがそれは、他人の悩みを真剣に考えないオトコ、という不本意なレッテルを相手方に貼らせただけだった。
また、負い目だ。
152本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 23:22:41 ID:+F3hmQhTO
支援
153引き出し ◆oJUBn2VTGE :2009/02/22(日) 23:25:24 ID:vbLvaS0Q0
この音響という少女には、いいように振り回されているような気がする。
「わかった。それはナシ」
肩を竦める。結局俺は気がつくと、その手の出てくるという引き出しのある寝室で現地調査することを約束させられていた。

その二日後だ。曜日は土曜。
俺は欠伸をしながら自転車をこいでいた。まだ夜も明けやらぬ早い時間。暗い空の、深みのある微妙な色彩に目を奪われながら、微かな肌寒さにシャツの裾を気にする。今日は暑くなるとニュースでやっていたはずなのに。
ガサガサと、妙にかさ張る手書きの地図を苦労して広げ、目的地を確かめる。
なんだ。もうすぐそこじゃないか。
そう思いながら角の塀を曲がると、薄闇の中に浮かび上がる小綺麗な白い三階建てのマンションが目に入った。
おいおい。高そうな所に住んでるじゃないか。高校生の身分で一人暮らしと聞いて、何様だ、と思ったがもしかすると親がかなりの金持ちなのかも知れない。
駐輪場に自転車を停め、階段を上る。向かうは三階の角部屋だ。実にけしからん。
指定されたドアの前に立つが、まだ音響の姿が見えない。ちょうど待ち合わせの時間なのに。
まだ周囲は暗く、朝のこんな早い時間に女性の部屋の前でうろうろしているのは実に気まずい。
辺りを気にしながら念のためにドアノブを捻ってみたが、やはり鍵が掛かっている。
音響を待つしかないようだ。その場でしゃがみこむ。
何故俺はこんなところでこんなことをしているのだろう。そう思いながら憂鬱な思いで額に指をあてる。
要は、寝起きにタンスの引き出しから手が出てくる幻覚を見るという緑の目の令嬢、瑠璃の、悩み解決のための現地調査だ。
154本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 23:29:22 ID:IesyN7Zb0
sien
155本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 23:30:29 ID:pHJ9sEfJO
支援
156引き出し ◆oJUBn2VTGE :2009/02/22(日) 23:30:36 ID:vbLvaS0Q0
完璧を期するならずっと部屋の中で寝ずの番をしていた方がよいのだろうが、初めて会ったうら若き少女の部屋で夜を明かすなど、俺にしても避けたいものがあった。
聞くところによると、目覚ましを掛けなくとも彼女はいつもだいたい決まった時間に目が覚めるのだという。ただ低血圧なもので、そこから起き上がるまでが長いのだとか。
そして俺と音響は、その目が覚める時間の少し前に部屋に行き、実際にその場でなにが起こっているのか確かめる、という作戦だった。
なのに、その音響が来ない。今日のために合鍵を渡されているのはヤツなのに。寝坊しやがったのか。
ドアの前でイライラしながら待つこと二十分。小さな足音とともに、ようやく音響が姿を現した。
「アホか」
思わず毒づいていた。
近づいてくるその姿は、先日のカレー屋の時とほとんど変わらないゴシックな風体だったのだ。
待ち合わせの時間に遅れてまで譲れないのか、その格好は。
問い詰めて言い訳を聞くのも空しくなるだけなので、「いつも可愛いなあ」と嫌味だけ言っておいてドアを指差し、開けろとジェスチャーをする。
音響はロクに謝りもせずに鍵を取り出すと、ドアノブにあてる。
金属が擦れる小さな音とともにドアが開かれ、二人してその中に滑り込む。
玄関からして広い。まずそこに驚く。俺の部屋とどうしても比較してしまう。
暗い中を、半ば手探りで進む。もちろん足音を殺して。余計な物音を立てて、中で眠る少女の普通の目覚めを妨げてはいけないという配慮からだ。
音響が摺りガラスの嵌め込まれたドアの前に立ち、唇に人差し指を立ててみせる。
157引き出し ◆oJUBn2VTGE :2009/02/22(日) 23:33:58 ID:vbLvaS0Q0
分かっている、と俺が頷くと向き直り、そっとノブを引いていく。
視界にわずかな光が差す。部屋のカーテンの隙間から薄っすらとした朝日が漏れている。もうすぐ夜が明けてしまう。余計な時間を掛けたからだ。
そう思ったのも束の間、目の前に広がる室内の様子に唖然とする。
ダイニングとリビングを兼ねたような間取りのかなり広い部屋に、所狭しと家具や物が並べられている。
明らかに普段の生活上のものではない。部屋の真ん中や、居住空間を侵すような場所にそれらが置かれていたからだ。
散らかってるのとは違う。強いて言えば、引越しの最中のような印象だ。ただ、普段この部屋にあるらしい家具類はきちんとあるべき場所に収まっているように見える。
要するに、「多い」のだ。どこか別の場所から、余分な家具が運び込まれているのか。
ハッとした。
二日前のカレー屋で話したこと。
『その部屋から、ベッドと引き出し以外、全部外に出す』
却下されたはずの俺の提案を、彼女は俺たちが来るのに合わせて実践してしまったのか。
見ていてくれている人がいるからと、安心して。
嫌な予感がした。その無造作に置かれた家具たちを幾筋かの淡い光線が照らす。
音響が硬い表情で、俺のシャツを引っ張る。その指さす先には別の部屋に通じるドアがあった。
寝室か。
ゴクリと唾を飲み込む。
家具はこの向こうの部屋から持ち込まれたものに違いない。ということは、この向こうには……
音響が静かにドアを開けていく。
後に続く俺の目の前に、薄暗い室内が広がる。手前の部屋よりもカーテンが厚いのか。
158本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 23:38:42 ID:aJSoK7UJ0
支援
159引き出し ◆oJUBn2VTGE :2009/02/22(日) 23:39:50 ID:vbLvaS0Q0
それでも、そこには夜明けの空気が満ち始めていた。
ガランとした部屋。
異様な光景だった。
ベッドと、小さなタンスだけ。あとはなにもない。けっして狭くない室内が、さらに広く感じる。
そして、そのタンスの一番上の引き出しが開いている。
寒気がした。どこか遠くから耳鳴りが聞こえ、そしてフェードアウトしていくように消えていった。
ひっ、という息を飲む声がする。
音響が震える指で俺のシャツの裾を掴んでいる。
その視線の先に、ベッドの膨らみがある。その掛け布団の中から小さな顔が覗いている。
その顔はタンスの方を見ている。首を捻った格好で。
目が、開いている。
まるで自分の意思ではないように、周囲の筋肉が強張ったまま目が見開かれているようだった。
その目は、タンスの一番上、一つだけ飛び出た引き出しを凝視している。
異常な気配が部屋を包んでいる。
俺と音響の息遣いだけが聞こえる。
二日前の話を聞いた段階では夢の可能性が高いと思っていた。だが、現実には彼女の目は開いている。
ということは金縛りか。
だが……
今、この瞬間、ベッドと引き出しの間の空間に、俺の目には何も見えないその空間に、彼女は何かを見ているのだろうか。
160本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 23:41:24 ID:mid6r9GE0
紫煙
161引き出し ◆oJUBn2VTGE :2009/02/22(日) 23:42:20 ID:vbLvaS0Q0
部屋の入り口で動けないでいる俺たちの前に、ベッドの中で動けないでいる少女の、声にならない悲鳴が響いて来るような、そんな幻聴さえするようだ。
だが、何も。何も見えない。
見えないのに。
彼女の大きく開かれた目は、今、何を見ている?
悲鳴が上った。
脳天を直撃するショックがある。音響が頭を抱えて叫んでいる。恐怖心に耐え切れなくなったのか。
だが次の瞬間、俺の身体は無意識に反応した。
自分でもよく分からないことを喚きながらタンスに駆け寄り、引き出しを殴りつけるようにして閉める。
それに引きずられるように動いた音響が、少し遅れてベッドの上の少女に覆いかぶさる。
「起きて、起きて」
叫ぶように繰り返す。
俺は背後のタンスを気にしながら、その様子を見守る。
やがて硬直したように首を曲げて目を開いていた瑠璃が、ビクンと全身を震わせると小さく息を吐いた。
「起きた? 起きた?」
音響が掛け布団を剥ぎ取って、その肩を揺さぶる。
軽い痙攣のような震えがその顔に走った後、瑠璃は小さく頷いた。とりあえずは大丈夫のようだ。
俺は少し落ち着いてタンスの方を振り返る。
あの異様な気配はどこかへ行ってしまっていた。柔らかな木目調の、ただのありふれたタンスだ。
それでも身構えながら、そっと一番上の引き出しに手を掛ける。恐る恐る引いていくと中には、白い布が見えるばかりだった。暗くてよく見えないが、靴下の類のようだ。
162本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 23:42:47 ID:S0fpzuEVO
どうしよう
いま語ってる人いるけど一年くらい前の話投下してもいいかな
163本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 23:43:43 ID:mid6r9GE0
>>162

少しだけ待ってからの方がいいと思われ
164本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 23:44:13 ID:S0fpzuEVO
ぉk
明日またくるかも
165本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 23:44:18 ID:KK1zvjfUO
音響久々だな支援
166本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 23:44:32 ID:8c6es9XD0
支援

>>162
実況でもないなら、明日にした方がいいと思うぞ……
167引き出し ◆oJUBn2VTGE :2009/02/22(日) 23:45:11 ID:vbLvaS0Q0
恐れるようなものはなにもない。
あの気配は錯覚だったのか。
その時、背後からまた悲鳴が上った。全く予期してなかったので、飛び上がるほど驚いた。
それでも振り返り、ベッドの方を見る。
音響が口を押さえながら震える指先で瑠璃の右手首を指している。パジャマの裾から細い手首が覗いているのだが、その異様なほど白い肌に、濃い痣がくっきりと浮かび上がっていた。
それは、人間の手の平の形に見えた。手首を掴み、ありったけの力で握り締めたような痕跡……
泣き出しそうなほど怯えている音響に対し、当の本人はきょとんとして事態を把握しているのかどうかも分からないような顔をしている。低血圧の人間の寝起きだからなのか。
俺はとっさに暴漢の可能性を考えた。一人暮らしの女性の部屋に忍び込む、不埒な輩。
だが入り口には鍵が掛かっていた。それはこの俺自身確かめている。
すぐにカーテンの隙間に手を突っ込み、この寝室の窓に鍵が掛かっているのを確かめる。そして二人を残したまま隣の部屋に移動し、すべての窓と、ベランダへの出入り口に鍵が掛かっているのを確認した。
念のために風呂やトイレの中も勝手に開けて中に誰も潜んでいないか調べる。
広いとは言っても所詮マンションの部屋だ。すぐに俺たち三人以外誰もいないことは分かる。
ということは、俺と音響がやってくるまで、このマンションの部屋は密室状態だった。
そしてあの痣を見るに、ついてからさほど時間が経過していないだろうということを合わせて考えると、合理的に出せる結論は一つしかない。
俺はすぐに寝室に取って返し、まだベッドから起き上がらない瑠璃の右手首を掴む。
そしてじっくりとその痣の跡を見る。
特徴的な部分がある。四本の棒とその向かい側の一本の棒。その位置関係をしっかりと確認する。
左手だ。
168本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 23:46:09 ID:mid6r9GE0
>>164
ぜひお願いします
いま投下しても構わんちゃ構わんのだが、変なのに絡まれたりしたら嫌な思いするだろし
169引き出し ◆oJUBn2VTGE :2009/02/22(日) 23:48:30 ID:vbLvaS0Q0
彼女の右手の手首にこの痣をつけたのは誰かの左手。
そしてその誰かとは……
彼女自身。
「なにするの」
音響が抗議の声を上げる。
これは自傷行為の一種なのか。引き出しから出てくるという白い手も、彼女の妄想の産物なのだろうか。あるいは毎晩引き出しを開けていたのも彼女自身なのかも知れない。
自分のしていることを、まるで他人にされているように感じる精神障害があるらしいが、この少女も、そういう心の病を抱えているのだろうか。
そう考えていると逆にゾッとするものがあった。
だが次の瞬間、俺の目は信じられないものを見た。
瑠璃が、俺に掴まれた右手を取り戻そうとするように、もう片方の左手をのろのろと伸ばして来た時だ。
そのパジャマの裾がずれて手首が露になる。
そこには右手の手首と全く同じ形の痣が浮かんでいた。
思わず息を飲んだ。
痣。
左手首にも、痣。
向かい合う、四本の棒と、一本の棒。思い切り握り締められたような跡。
左手首に、左手の跡?
俺は自分の手の平を凝視して、人間の指の構造を確認する。
あの痣は、間違いなく左手で付けられたものだ。
どうすれば、自分の左手首に左手で握った痣を付けられるんだ?
それとも密室状態のこの部屋の中に彼女以外の誰かがいて、そして忽然と消えたというのだろうか。
俺は自分の背後にあるタンスに、再び異様な気配を感じた。だがそれは俺の錯覚に過ぎないのだろう。ただの恐怖心が生み出した幻に……
170本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 23:51:17 ID:+GmlZBfC0
支援!支援!
171引き出し ◆oJUBn2VTGE :2009/02/22(日) 23:51:45 ID:vbLvaS0Q0
瑠璃はその自分の左手首の痣に気づき、そこにじっと視線を落としていたかと思うと、一言ぽつりと呟いた。
「He seemed to have come to this room……」
俺は彼女の顔を改めて見る。
その時、カーテンから射し込んだ光がその瞳に反射してキラリと輝いた。今さらのように気づく。二日前と、目の色が違うことに。
あの時は確かにエメラルドグリーンだった。いかにもカラーコンタクトらしい安っぽい色をしていた。
けれど今、目の前にいる少女の目は鮮やかなブルーだ。
カラーコンタクトをしたまま眠りはしないだろう。いや、そういう常識を抜きにしても、それが彼女のナチュラルな目の色であることは直感で分かった。
「日本人じゃ、ないのか」
そう呟いた俺に、音響が横から口を尖らせる。
「だから通訳してたじゃない」
斜めに射し込む明け方の光の中に、人形のような顔をした少女が微かに微笑んだ気がした。

その後の顛末は、また別の機会に話そう。この少女が持ち込んだ事件は、簡単に語れないほどやっかいな事態を引き起こして行くのだから。
そのためにはもう少し、それに関わる過去を掘り起こす必要があるだろう。
ただ、一つだけ付け加えることがある。
その土曜日から数日後、俺は古本屋に立ち寄った。
そこでふと思い出してルブランのルパンシリーズの小説を探してみた。また読みたくなったのだ。だが、なかなか見つからない。
うろうろと店内を歩き回ることしばし。盲点だった入り口近くでそのコーナーを発見した。
172本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 23:53:26 ID:+1bKCz9oP
おおおお
173本当にあった怖い名無し:2009/02/22(日) 23:54:35 ID:3Mev1e+lO
怪物のときの登場人物?
174引き出し ラスト ◆oJUBn2VTGE :2009/02/22(日) 23:54:49 ID:vbLvaS0Q0
しかしそこにあったのは南洋一郎の翻訳による子ども向けのルパンシリーズだったのだ。がっかりしながらも、小学生のころに何冊か読んだことを思い出して懐かしくなり一冊抜き出して手に取ってみた。
やっぱり今読むと平仮名が多く、表現も容易でなんだか違和感がある。
くすぐったくなり、棚に戻す。
そしてその近くのあったタイトルが目に留まった。
それを見た瞬間、笑い出してしまう。だって、おかしいから。
あの時カレー屋で、音響が驚いたわけが分かったのだ。俺が「オーレリー」と呟いた時だ。
緑の目の令嬢とでも称えるべき瑠璃の容姿をあげつらった俺に対し、音響は「どうして知ってるの」と言った。
同じルパンシリーズを読んでいる人間だと、お互いここで分かったわけだが、その時の彼女の言葉のニュアンスは、俺がそう受け取ったように「どうしてあなたもその小説を読んでるの」という単純なものではなかったらしい。
そこには、ある隠された真実を一目で見破られたことへの驚きが込められていたのだ。
俺は笑いながら、そのタイトルの背表紙を棚から抜き出す。通り過ぎる客が変な目でこっちを見ている。
本の中身を確認して、「やっぱり」と思った。
ドラえもんも見てないくせに、ルパンシリーズは読んでるなんて生意気だと思ったのだが、どうやら早とちりだったらしい。音響は、この子供向けの南洋一郎訳のシリーズを読んだだけだったのだ。
俺が別の翻訳家による邦題、『緑の目の令嬢』として記憶していた本を、彼女は南洋一郎の翻訳によるタイトルで覚えていたらしい。
頁を閉じ、薄く埃を被っているその本の表紙を軽く息で吹く。
『青い目の少女』
なるほどね。
また、笑った。
175今夜は ◆oJUBn2VTGE :2009/02/23(月) 00:06:22 ID:jktMG/YC0
終わり。





ビデオについて、蛇足。

これだけは突っ込まれる前に言った方がいいかと思いまして。
「信じようと、信じまいと―」のまとめサイト等でサトウイチロウの噂と同じ話を見つけてもパクリだと怒らないで下さい。
それを書いたのは私です。
まとめサイトを見てないので、そもそもその話がまとめられているのか分かりませんが。
かなり前の話です。二年か三年くらい?
そういうわけで。おやすみなさい。

176本当にあった怖い名無し:2009/02/23(月) 00:07:23 ID:yQAAKz320
ウニ乙
ここまで書いて置きたかったのな、納得。
177本当にあった怖い名無し:2009/02/23(月) 00:07:35 ID:v0oQMWgpO
>>175
おやすみお疲れー
178本当にあった怖い名無し:2009/02/23(月) 00:08:20 ID:zKk3UOz70
ウニ乙
そしておやすみー
179本当にあった怖い名無し:2009/02/23(月) 00:09:33 ID:woVY31l20
乙です
やっぱ生ウニは最高です
180本当にあった怖い名無し:2009/02/23(月) 00:09:37 ID:XMxJEPgwO
ウニさん乙でしたノシ
181本当にあった怖い名無し:2009/02/23(月) 00:10:15 ID:1Vgy75GR0
乙です!今回も面白かった。
おやすみ
182本当にあった怖い名無し:2009/02/23(月) 00:10:42 ID:v0oQMWgpO
164だけど全然怖い話ではないが書いてみる
183本当にあった怖い名無し:2009/02/23(月) 00:14:46 ID:h1uK/F8tO
>>164 もうイイんじゃね?今夜はウニで腹一杯で喰えねえよ
184本当にあった怖い名無し:2009/02/23(月) 00:18:14 ID:v0oQMWgpO
>>183ぉk
185本当にあった怖い名無し:2009/02/23(月) 00:27:40 ID:HyuY4Hh9O
乙したァァァァッ!
んもうウニちゃん大好き!!

ビデオ→黒谷さんにまつわる話はまた今度
引き出し→オーレリーたん(仮)との話を語るにはいろいろ過去の顛末をあかさなきゃならない


キャップ女再臨フラグですねわかります。
加奈子たんかわいいよ加奈子たん
186本当にあった怖い名無し:2009/02/23(月) 00:29:17 ID:RPdgFwoF0
>>185
なんか気持ち悪いのきたw
187本当にあった怖い名無し:2009/02/23(月) 00:36:30 ID:IcwM62nQO
ビデオの落ちの手紙の意味が分からないのはオレだけでいい
188本当にあった怖い名無し:2009/02/23(月) 00:43:52 ID:DGmTc7Bw0
>>187
イヤ、お前だけじゃない。

正直自分もイマイチ解らんから気にすんな。
189本当にあった怖い名無し:2009/02/23(月) 00:46:18 ID:d6cZ71uV0
師匠が遺族を騙って手紙を書いたんでしょ。
それで師匠は怖い目に遭わなかったのか……もしくは更に怖い目にあってビデオをタビングしちゃったのか
190本当にあった怖い名無し:2009/02/23(月) 00:49:54 ID:HyuY4Hh9O
>>186
それは冒頭の氏への讃辞について述べているのかな?
それともなにやら2ちゃん臭の漂ってくる癪に障る口調がお気に召さなかったのか。

どちらにせよ気を悪くさせたことには謝ろう青年よ。
191本当にあった怖い名無し:2009/02/23(月) 00:50:36 ID:Gat7J1Ve0
こりゃ毎週楽しみじゃ。ウニ乙。
192本当にあった怖い名無し:2009/02/23(月) 00:53:22 ID:+FvhPh0d0
>>189

前者っぽい気がする。
「憔悴」って言う表現があるから師匠になんかやばいことが起こったとも読めるけど、
だとするとウニの家に「サトウイチロウ」が出たと聞いて喜んですっとんでくのが不可解だし。

師匠が憔悴してたのは別件か、それか「サトウイチロウ」関係だとしてもウニが遭遇したのは
別物なんじゃね
193本当にあった怖い名無し:2009/02/23(月) 00:55:00 ID:+FvhPh0d0
>>192

×ウニが遭遇したのは
○ウニが遭遇したのとは
194本当にあった怖い名無し:2009/02/23(月) 00:57:58 ID:G9js3d+D0
ウニの話では気になってやまないことがたくさんあって目が離せないや
そうめんのとき食ってたのは彼岸の食べ物かな、とか
京介の上京理由、でもみかっちは連絡とってそうなとことか
195本当にあった怖い名無し:2009/02/23(月) 01:11:44 ID:DGmTc7Bw0
信じようと、信じまいと―のまとめサイトに飛んでみたら、普通に見入っちまったw

>>189
>師匠が遺族を騙って手紙を書いたんでしょ。

それは解るが、そうする事でサトウイチロウの呪いを回避出来るとは思えん。
もうとちょっと解り易く師匠と不良坊主との違いを匂わせて欲しいってのが本音。

てか洒落怖のまとめサイトにはこのスレでのウニたんの投下ネタは更新されんのかな?
196本当にあった怖い名無し:2009/02/23(月) 01:30:19 ID:v1Z0C5r6O
ウニさんいつもありがとう
母ちゃんもファンみたい
また投稿してね
197本当にあった怖い名無し:2009/02/23(月) 01:32:43 ID:migzf/Ch0
支援って作者が連投規制にかからないようにしてるつもりだったのか
連投規制は連続して投稿したかじゃなくて前回の投稿から規定の秒数以内に次の投稿をするというのを
5回続けたら発動するようになってるから支援は全く無意味だし見にくくなるだけだからやめとけ

ちなみにオカ板はトップページの一番下に「Samba24=20」と表示されてるから前回の投稿から20秒以内に
次の投稿をするのを5回続けると規制される

http://info.2ch.net/wiki/index.php?samba24
198本当にあった怖い名無し:2009/02/23(月) 02:47:26 ID:ZgKS40160
ウニのビデオを読んでからこのニュース見たらシチュエーションは違うけどちょっとぞくっとした
これで現場にサトウイチロウの名前入りの財布でも落ちてたら最高だったんだけどw
http://www.asahi.com/travel/news/NGY200902210008.html
199本当にあった怖い名無し:2009/02/23(月) 05:47:32 ID:yv2/gu+S0
↑アレ、コレって以前にもあった気がする。
どこかの路線で運転手がひいたって言うんだけど、死体が出てこない話。
何度か起きてて、噂になっているって、新聞の記事で読んだ記憶がある。

ウニ氏乙!
彼女の描写って一度もないね^^;
どんな人だったんだろうか。
200本当にあった怖い名無し:2009/02/23(月) 06:32:08 ID:PnKcDzmaO
>>198
これはオカルティックでなかなか良いニュースだったな

ところで話は変わるけど、何気なくチン毛をむんずと掴んだら10本ぐらい一気に抜けた。
俺の息子は禿げちゃうの?俺どうしたらいいの?
201本当にあった怖い名無し:2009/02/23(月) 06:35:22 ID:RPdgFwoF0
話し変わりすぎだろw
202本当にあった怖い名無し:2009/02/23(月) 13:11:15 ID:+FvhPh0d0
陰毛が抜ける呪いにお困りなのですね、わかります
203本当にあった怖い名無し:2009/02/23(月) 14:28:54 ID:YzagWu7c0
黒い手に出会って
禿ないように願えばいいじゃないか
204本当にあった怖い名無し:2009/02/23(月) 16:26:40 ID:pDrgdIaB0
>>182
ウニさんファンが大勢いて興奮状態のスレでしたが、
沈静化したと思いますので、宜しくお願いいたします。
205本当にあった怖い名無し:2009/02/23(月) 17:09:10 ID:yMi+iwywO
支援についてはスレ住民が合ってるの?
>>197が合ってるの?
206本当にあった怖い名無し:2009/02/23(月) 17:24:27 ID:r95YpWw60
猿対策でしょ?
207本当にあった怖い名無し:2009/02/23(月) 18:18:29 ID:02CsQemM0
sage
208本当にあった怖い名無し:2009/02/23(月) 19:45:11 ID:ieIJ9s3J0
>>195
洒落コワまとめはこのスレに投下されたものはまとめてないな。いかにウニの作品と言えども・・・
なので、今まではここに投下された後洒落コワにコピペしてやっとまとめられる格好になってた。
現在ではまだコピペされてないから、コピペされないと洒落コワまとめサイトに載らないだろう。

ここのまとめサイトは更新停止してるし、師匠シリーズまとめはあるけど知名度低い・・・
洒落コワまとめは日に一万オーバーの集客力があるから多くの人に知って貰えるんだよね。
ウニは完全に洒落コワを見切ったようだね。何が気に障ったのか知らないけど残念。
209本当にあった怖い名無し:2009/02/23(月) 20:49:57 ID:u4Rj/g6L0
「また来週」って宣言してないみたいだけど、期待していいのかな?
210本当にあった怖い名無し:2009/02/23(月) 23:25:21 ID:Y5C2/kZIO
まさかの二話連続は
ちょっとしたサブプライムローンだっ種
211195:2009/02/23(月) 23:43:30 ID:DGmTc7Bw0
なるほどそういう事か。マジレス感謝。

>洒落コワまとめは日に一万オーバーの集客力があるから多くの人に知って貰えるんだよね。

そうなだよそこなんだよ。
知名度ガンガン上がって、師匠シリーズ書籍化とかして欲しい。
大喜びで買うのになぁ・・・

>ウニは完全に洒落コワを見切ったようだね。何が気に障ったのか知らないけど残念。

自分も某板某スレでコテで色々カキコしてるから何となく気持ち解るかも。
どんなに熱血的な支持者が居っても、粘着に執拗に叩かれ続けるとネタ投下すんのがアホらしくなってくる。
アンチの叩きを完全スルーのは、少し頭がイカれてないと無理だもん。
212195:2009/02/23(月) 23:45:09 ID:DGmTc7Bw0
レスアンカー忘れた・・・orz

↑は>>208へのレスでした失礼。
213本当にあった怖い名無し:2009/02/23(月) 23:50:42 ID:6JjV/9uM0
そもそも毎日オカ板巡回してないと、洒落怖はどれが本スレか分からん…
案外そんな理由かもと思わなくもない
214本当にあった怖い名無し:2009/02/24(火) 00:10:31 ID:cewQCCGA0
このスレがあってウニがいる。
それでいいじゃないか。
215本当にあった怖い名無し:2009/02/24(火) 00:16:29 ID:XTDuIA6A0
まさかの二話連続投下w

何があったん?
216本当にあった怖い名無し:2009/02/24(火) 00:16:57 ID:/IFMr3eP0
そうだな
217本当にあった怖い名無し:2009/02/24(火) 02:32:43 ID:U/W0cwrtO
>>50

>>45
> 不思議な事で十分面白いですよ。
> 乙でした。
218本当にあった怖い名無し:2009/02/24(火) 02:34:57 ID:U/W0cwrtO
ごめんなんか自爆しちまった
とびちって死にたい

>>171
>「He seemed to have come to this room……」

英語の出来る人エロい人訳して
219本当にあった怖い名無し:2009/02/24(火) 08:56:59 ID:jySJPCsPO
直訳で彼はこの部屋に来ていたように思われた
220本当にあった怖い名無し:2009/02/24(火) 09:08:14 ID:KcAFIlwm0
ビデオを上書きして決着か
久々に投げっ放しジャーマンを喰らった気分だ
221本当にあった怖い名無し:2009/02/24(火) 10:50:56 ID:Auvn4AYI0
"He"なんだね
222本当にあった怖い名無し:2009/02/24(火) 14:16:54 ID:B7AIC7KG0
性別のわからない相手だと大抵SheよりHeを使うよな。
223本当にあった怖い名無し:2009/02/24(火) 14:54:23 ID:N8vAfOg70
ウニ氏乙。

個人的には考察を交えた内容で、読み応えもあって好きなんだが、
描写があまりに事細か過ぎて、恐怖感が薄れてしまう部分があったりするよね。
「サトウイチロウに追われてる?」所とか。

まぁ俺は文才無いから書けないんだけれどもw

「ビデオ」良かったよ〜。
「引き出し」の続きにも期待。

ケイさんの人の作品(と言ったら失礼かな)も好きだったんだけど、もう来ないんだっけ。
224本当にあった怖い名無し:2009/02/24(火) 16:50:37 ID:k1vks0h80
計算の中の人は浣腸皇帝にクラスアップしたので卒業です
アッー!!

それにしてもビデオ撮影した人に何がおきたかとかサイトウイチロイの呪いとかうやむやのままで終わってがっかりだよ
がっかりだよ!

いや師匠シリーズって元からこんな感じって分かってて、京介シリーズで結構華麗にオチつけてたんで期待しちゃってた部分も歩けど
225本当にあった怖い名無し:2009/02/24(火) 18:43:57 ID:9ipJGStdO
スッキリ決着つかない所がこれまたリアル感じる昨今(・∀・)今夜も期待アゲ
226本当にあった怖い名無し:2009/02/25(水) 12:48:47 ID:CXtDaByO0
アゲルナ
227本当にあった怖い名無し:2009/02/25(水) 13:44:18 ID:wniLmJiDO
ウニ氏お疲れ様でした!
久しぶりに師匠シリーズ読めて、嬉しかったです。次回作も期待してます。
228本当にあった怖い名無し:2009/02/25(水) 22:28:43 ID:y56+Co4KO
ウニさん面白かったです!!
229本当にあった怖い名無し:2009/02/25(水) 22:28:58 ID:YQifqjUR0
解けない謎は後々の伏線だったりして
230本当にあった怖い名無し:2009/02/26(木) 12:03:28 ID:DLgQyMq1O
リアルタイムでウニさんに会えるとわ!なんか感激っす!
231本当にあった怖い名無し:2009/02/27(金) 12:47:59 ID:ZWLayAdqO
ウニ来てくれたのは嬉しいんだけど、ほかの語り部たち来ないなぁ
燃料不足だよ
232本当にあった怖い名無し:2009/02/27(金) 12:55:06 ID:XgtOKN1a0
>>231
さしずめ臆して語らず!お後が宜しいようでwww
233本当にあった怖い名無し:2009/02/27(金) 23:52:05 ID:2VwQ5S+6O
オレの勘によると、近いうちに赤緑先生がやってくるね

ヲタ萌えライトノベルを引っ提げてw
234本当にあった怖い名無し:2009/02/28(土) 14:03:50 ID:o+tHnjT70
今夜もウニ先生来るかな?
235本当にあった怖い名無し:2009/02/28(土) 22:45:56 ID:8EqMPMG/O
予告無いよね
236本当にあった怖い名無し:2009/03/01(日) 01:44:03 ID:85v7H23DO
教授更新してるよ
237本当にあった怖い名無し:2009/03/01(日) 01:52:51 ID:A8JFwNdQ0
今週は無しか…寂しい
238本当にあった怖い名無し:2009/03/01(日) 02:08:40 ID:lsp40dv60
>>236
サンクス
239本当にあった怖い名無し:2009/03/01(日) 23:09:32 ID:lsp40dv60
ん〜ウニが来たとたん過疎ったな。
恐れ多いのかのぉ。
240本当にあった怖い名無し:2009/03/01(日) 23:23:43 ID:6G2iAlVs0
単純にもう書き手がいないだけ
ウニ、忍、枯野は投下のペースにムラがある
いつ来るかは本人次第
多作な主婦友、シューヘイ、教授は叩き出された
坂さん、藤原友はいつの間にかいなくなった
赤緑は多作だから教授の次に狙われそう
……誰が書く訳?
新しい人が来るとイイが…
241本当にあった怖い名無し:2009/03/02(月) 11:47:52 ID:hxb90aMP0
叩き出された?あいつらが勝手に暴走しただけだろ
叩かれる理由があったら出て行ったんだよ
つーか本人乙
242本当にあった怖い名無し:2009/03/02(月) 11:59:23 ID:B22RAN/00
わかりやすいですね
243本当にあった怖い名無し:2009/03/02(月) 12:48:08 ID:cfbRcHfA0
あげあげコンビもね
244赤緑 ◆kJAS6iN932 :2009/03/02(月) 14:13:34 ID:2EHfnyzd0
[搾取]
1/9
ボーン、と柱時計が鳴る。
私はそれで目を覚ました。

ベッドから出て、頭の中で今日の予定を確認する。
今日は買い物に行くんだ。
新しい服を買わないと。それと、欲しいものがいくつかある。

私は出掛ける支度を済ませて、家を出る。
朝食は・・・まぁ、特に食欲はない。空腹を感じたら何か適当に食べよう。

休日の繁華街は、どこからこんなに集まってくるのか、大勢の人で賑わっており、
私は自分の気に入る服を求めて、お店を転々とする。
流行のタイプとか色とか、どこのお店でも同じようなことを言われるが、どうも興味が沸かない。
どうやら、今年の流行とやらは自分には合わないようだ。
245赤緑 ◆kJAS6iN932 :2009/03/02(月) 14:17:17 ID:2EHfnyzd0
2/9
いくつかのお店をまわり、やっと満足のいく服を買えた私は、
荷物をコインロッカーにでも預けようと思い、近くの駅に向かった。
そしてその途中で、声を掛けられた。

男「ねぇねぇ、どこ行くの?」
1人の男が私に話しかけてくる。それなりにモテそうな顔をしている、若い男だ。
私「えっと・・・荷物を預けようと、駅に・・・」
男「へぇ・・・」
男は何気ない視線で、私の顔や身体を見てくる。
男「どこか遊びに行かない?俺さ、車なんだ。荷物預けなくて平気だよ」
どうやらお目にかなったらしい。

車は・・・移動が楽だな。荷物を預けないで済むのもいい。
私は少し考える素振りを見せてから、了承した。
246赤緑 ◆kJAS6iN932 :2009/03/02(月) 14:20:02 ID:2EHfnyzd0
3/9
よしよし・・・いきなり上玉をゲットすることができた。
助手席に乗せた女を見て、笑みがこぼれる。
大学生くらいだろう。中々の美人じゃないか。
虫も殺さないようなお嬢様っぽい雰囲気を持っているが、こういうタイプは意外と簡単にいくものだ。
俺も自分の顔が良いことは知っているし、な。

さて、この子はどんな所が好きかな?と思っていると、ちょっと行きたい場所がある、と言う。
俺の知らない場所だったので、ナビに頼ることにした。

運転中、ついつい横を見てしまう。本当に綺麗な、可愛い顔をしている・・・。
ひょっとして、一目惚れしてしまったかも知れない。
見れば見るほど魅力的に思えてきて、胸が詰まり、軽い眩暈すら覚える。

はやる気持ちを抑えて、ハンドルを切る。
そして、とりとめのない話をしていて、ふと気付く。
俺としたことが、何故かまだ名前を聞いていない。少し焦っていたか?

俺「あのさ、まだ名前聞いてなかったね。俺、キヨヒコ。キヨ、って呼ばれてる」
女「私、アイです」
ニコリと笑って名前を教えてくれた。
可愛らしい笑顔だ。
247赤緑 ◆kJAS6iN932 :2009/03/02(月) 14:25:27 ID:2EHfnyzd0
4/9
やがて目的地が近付く。
それほど遠くはなかったが、何と言うか・・・人気が少ない場所だ。
まぁ、いい。アイちゃんが行きたいというなら、どこでも良いさ。

車は山道に入っていく。もう、すれ違う車すら無い。
ここまで来ると、彼女は1人では帰れないだろう。
それと、俺から逃げることもできないな、なんてことも考えてしまう。
今ここで何かしてしまおう・・・なんて思いは今のところないが、これだけ人気の無いところに来ると、良からぬことを考えてしまう。

しばらく山道を進んだところで、彼女が「止まって」と言った。
何だろうと思いつつも、言われた通りに車を脇に寄せて止める。
アイ「そこの道なの。ここからは車じゃ入れないわ」
彼女の指差す方向を見ると、そこには車では到底入れないであろう道が続いていた。
俺「えーっと・・・じゃあ、降りようか」
アイ「うん」

荷物は車に残したまま、俺たちはその道を歩き出した。
アイ「ごめんね、こんなところに付き合わせてしまって・・・」
俺「ん。あぁ・・・別に気にしないよ。ハイキング気分・・・さ・・・」
248赤緑 ◆kJAS6iN932 :2009/03/02(月) 14:29:53 ID:2EHfnyzd0
5/9
一体どこに向かうつもりか分からないが、彼女はどんどん山道を進む。
俺はそれについていく。
なんだか頭の中がモヤモヤしてきて・・・考えがまとまらなくなってきた。
ただ、彼女の後姿に見とれて、それについていくだけだ。
君が行きたい所なら・・・どこでも、行くさ・・・

そして目的地に着く。
廃墟・・・とまでは言わないが、古びた一軒家だ。
彼女が中に入っていくので、俺もそれに続く。

中に入ると、悪臭が鼻をつく。
俺「これ・・・何の臭い?何か、腐ったような・・・」
アイ「気のせいよ」
気のせい・・・あぁ、本当だ。気のせいだった。何も臭わなくなった。
アイ「奥の部屋なの」
彼女は奥の部屋へ向かう・・・当然、俺はついていく。

そして奥の部屋に入る。そこには・・・
俺「う・・・げぇ・・・っ?」
頭を砕かれた、見るも無残な死体が転がっていた。
249赤緑 ◆kJAS6iN932 :2009/03/02(月) 14:32:18 ID:2EHfnyzd0
6/9
俺「アイちゃん・・・、こ、これ・・・」
不意に吐き気が込み上げてくる。俺は口を押さえて部屋を出ようとする。
・・・が。

アイ「人形よ」
人形?バカな。こんなリアルな人形が・・・俺は再びそれを見る。
・・・あぁ。本当だ。人形だ。なぁんだぁ。
アイ「それ、外に運んで」
人形を外に運ぶ、だな。よし。
アイ「それと向こうの部屋にも3体あるから、それもよろしく。あ、引きずらないでね」
向こうにも3体。それも運ぶ。引きずらない。
アイ「あと、ここと向こうの部屋、床が汚れているから、その掃除もお願い」
床の汚れ。掃除をお願いされた。
アイ「掃除の道具は揃っているから。・・・分かった?」
俺「・・・分かった。運んで、掃除する」
そう返事をすると、彼女は嬉しそうな笑顔を見せてくれる。

アイ「ありがとう。助かるわ」
あぁ、なんて可愛らしい笑顔。
俺は幸せ者だ。望むことなら、なんでもしてあげたい・・・。
250赤緑 ◆kJAS6iN932 :2009/03/02(月) 14:34:51 ID:2EHfnyzd0
7/9
俺はせっせと人形を運ぶ。
持ち上げてみると意外と重く、中々骨が折れる作業だ。
そして人形を全て運び出し終わると、俺は部屋の掃除を始めた。

彼女は外で、俺が運び終えた人形に何かをしているようだった。
少し気になったが、言われたことをキチンとやらなければ嫌われてしまうかも知れない。
それは考えるだけでも恐ろしいことだ。

なかなか落ちない汚れもあったが、俺は必死で床を磨いた。
特に畳の部屋は汚れが酷くて苦労したが、何とか綺麗にできた。
なんて清々しい気分だろう。
俺は彼女の役に立ち、更にこんなに良い気分にもなれたのだ。彼女に感謝しなければいけない。

掃除が終わったので、外に出て彼女にその報告をする。
俺「掃除、終わったよ。あとは何をすれば良い?」
アイ「ありがとう。丁度こっちも終わったわ」
こっちも終わった・・・何をしていたのだろう。

アイ「でもね・・・ちょっと困ったことがあるの」
困ったこと・・・大変だ。彼女が困っている。
俺「何?」
アイ「思っていたより、死体血が少ないのよね」
俺「・・・?」
アイ「あなた、くれない?」
251本当にあった怖い名無し:2009/03/02(月) 14:36:10 ID:c/nx0Ky60
鬱憤ばらしで叩きたいがための叩きなんで
何かしらに文句つけて徹底的に叩いて追い出しますので
よろしくwwww
252赤緑 ◆kJAS6iN932 :2009/03/02(月) 14:38:53 ID:2EHfnyzd0
8/9
何のことだろう。よく分からない・・・。焦ってしまう。
俺「えぇ、と・・・どうすれば、いい・・・かな」
アイ「簡単よ。死んでくれればいいの」
死ねばいい、か。
・・・・・・
何だ。簡単なことじゃないか。よかった・・・。

俺「分かった。任せてくれよ」
アイ「本当?嬉しい・・・」
そう言って、また笑顔を見せてくれる。
あぁ、この笑顔・・・このためなら、俺はなんでもできる。

アイ「じゃあ・・・ね、特別に・・・」
彼女が俺に近寄ってくる。俺の胸は自然と高鳴る。
そして目の前までくると、俺の首にそっと両手を添えてきた。
アイ「私が、殺してあげるね?」
胸の鼓動が高まる。しなやかなその指が俺の首筋に・・・ゾクゾクする・・・俺はかつて無い程、興奮している・・・!

彼女が徐々に首を絞めてくる。その手はとても暖かく・・・何とも言えず心地よい。
段々と締め付ける力が強まってくるにつれ、俺は夢見心地になる。
最高の気分だ・・・あぁ、俺はなんて、なんて・・・幸せなんだ・・・

やがて俺の鼓動が完全に止まるまで、彼女は首を絞め続けてくれた。
253赤緑 ◆kJAS6iN932 :2009/03/02(月) 14:41:19 ID:2EHfnyzd0
9/9
男の体から血を抜き終わり、全ての処理を済ませると、
辺りはすっかり暗くなっていた。

ほんの少しだが、やはり服が汚れてしまった。
私は男の車まで戻り、新しく買った服に着替える。
予定通りだ。
思い通りに事が運ぶと、気分が良い。

今のところは全て順調だ。
ただ・・・。ただ1つ、あの女のこと以外は。

私がせっかく育て上げた一軒家の悪霊。
そして、あの貴重な、珍しい症例で観察し甲斐のあったあの男・・・暁彦。
それらが全て消されてしまったのは、本当に惜しいことだ。
一軒家の方は仕方なかったとしても、暁彦には警告をしておくべきだったと悔やまれる。
あの愚かな男が耳を貸すとは思えなかったけど、その妹なら分かってくれたかも知れない・・・。

・・・まぁ、いいか。
この世界には、他にも興味深いものがたくさんある。
自分の邪魔になりそうな人間が居ることは、よく分かっている。
しかし、それを思い通りに、手のひらで転がして遊ぶのは・・・
とても、とても楽しいだろう。

254本当にあった怖い名無し:2009/03/02(月) 15:25:51 ID:XHxDRTfgO
赤緑乙
次は姉さん出てくるかな
255本当にあった怖い名無し:2009/03/02(月) 19:19:50 ID:bEVchGHDO
やっぱウニ来なかったな
毎週来てくれなんて虫のいい事は言わないけれど、この二週間 オレ的に祭りだったので…やっぱなんか寂すぃ
256本当にあった怖い名無し:2009/03/02(月) 19:44:05 ID:cc8uHLi80
赤緑乙。

>>255
ネタがあっても文章に起こすのは大変だからな。
257本当にあった怖い名無し:2009/03/02(月) 20:14:30 ID:Y+zVvxqS0
いらない子は頻繁にやってくるのにね>>255
258本当にあった怖い名無し:2009/03/02(月) 22:54:09 ID:Xvpg68uT0
自演で賞賛したり
信者どもがヨイショするのはゆるさんので、そのつもりで
これまでの追い出し戦果を見ても、俺らアンチが大勝利中wwww
259本当にあった怖い名無し:2009/03/03(火) 15:12:32 ID:CO7r7ASS0
ウニと比べて赤緑の放置ぶりは素晴らしいなおいww
乙レスたった三つかよ
信者はもっと気をつかえって

ウニと言えば、ここに常駐したせいで一部の信者にしか読まれなくなったなw
まとめ止まってるしw
260本当にあった怖い名無し:2009/03/03(火) 16:50:29 ID:hj7lNtk30
ならば俺が新しくまとめを立ち上げるしかあるまい!
261本当にあった怖い名無し:2009/03/03(火) 16:55:36 ID:CKgzNau/O
>>259
3レスでもほとんどレスがつかない忍よりはまし
262本当にあった怖い名無し:2009/03/03(火) 17:04:13 ID:CO7r7ASS0
日に数十人しか訪れないまとめサイトを?w
263本当にあった怖い名無し:2009/03/03(火) 17:40:53 ID:+sdWplMx0
またアレに触ってんのか
264本当にあった怖い名無し:2009/03/03(火) 18:06:57 ID:hj7lNtk30
アレだったか
失礼しました
しかしまとめは立ち上げたいな!
265本当にあった怖い名無し:2009/03/03(火) 18:11:21 ID:n3hk66zjP
あると便利だけど管理面倒くさいと思うよw
266894:2009/03/03(火) 22:14:29 ID:nEQiwvGa0
心配おかけいたしました!
ずっと忙しくて更新怠けてました・・・・
もうすぐ更新開始できると思うので今しばらくお待ちを
267本当にあった怖い名無し:2009/03/03(火) 22:41:04 ID:fhIh/FE9P
>>266
乙!
お待ちしています。
268本当にあった怖い名無し:2009/03/03(火) 23:43:04 ID:iK99IAya0
>>261
ヒキコモリな粘着乙
269本当にあった怖い名無し:2009/03/03(火) 23:53:30 ID:qmSeqE1O0
>>266
ファイトォ*:.。..。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*!!!☆
270本当にあった怖い名無し:2009/03/04(水) 01:00:50 ID:8ebAAkTA0
>>266
乙です
ちなみにモバイル版は考えてないのかな…?
271本当にあった怖い名無し:2009/03/04(水) 15:59:26 ID:92xgxgWAO
>>266
乙です!
更新待ってますね。
ぜひモバイル対応お願いします!
272本当にあった怖い名無し:2009/03/04(水) 19:45:27 ID:MUZ2DPBE0
忙しい中、折角来てくれたのにさ、
まとめるだけでも大変だろうし、モバイル版は欲しい人が作ればいいじゃない。
273本当にあった怖い名無し:2009/03/04(水) 22:56:06 ID:cc0DYYrVO
まぁ、ファイルシークで見れたらおk
274本当にあった怖い名無し:2009/03/06(金) 12:08:54 ID:VL2TLY+U0
話カモン!
275本当にあった怖い名無し:2009/03/06(金) 21:51:29 ID:dVlOkLV70

てめえで作れや
276本当にあった怖い名無し:2009/03/09(月) 09:40:35 ID:CGUMaUIA0
ほとんどの書き手が不定期だからか、たまに閑散とするなぁ。
まぁ規制も掛かってたっぽいが。
277本当にあった怖い名無し:2009/03/09(月) 10:10:14 ID:NiLdcCDU0
>>266は偽物だったのかのぅ
278本当にあった怖い名無し:2009/03/09(月) 10:33:58 ID:ZQewMthb0
山コワの過去ログがあれば大量にネタを引っ張ってこれるのだが。
279本当にあった怖い名無し:2009/03/09(月) 13:48:53 ID:6rVU4POU0
はあ?コピペ荒らしがあんなに叩かれたのに何言ってるんだお前は?
山コワの過去ログなら全て持ってるが羨ましいか?w
280本当にあった怖い名無し:2009/03/09(月) 20:28:11 ID:ibfMcLDO0
そう言うの恥ずかしいから書かない方がいいと思う
281本当にあった怖い名無し:2009/03/09(月) 23:56:58 ID:zG7i/Sba0
シリーズ物のコピペなら何の問題もないだろ・・・常識的に考えて・・・
相手しちゃいけません
d
282本当にあった怖い名無し:2009/03/10(火) 00:53:23 ID:lXZZ19ImO
シリーズ物だろうが大量にコピペを投下するなら荒らし報告するからな
283本当にあった怖い名無し:2009/03/10(火) 02:21:33 ID:eRQhW9PTO
コピペは論外です。
ひけらかしたいならブログでやって下さい。
284本当にあった怖い名無し:2009/03/10(火) 04:45:41 ID:9Q3Iq3d00
>>282-283
このスレに何しに来てるの?
285本当にあった怖い名無し:2009/03/10(火) 07:51:38 ID:IC5stQm30
山コワの話なら山コワまとめで読めるしね
286本当にあった怖い名無し:2009/03/10(火) 09:14:35 ID:qTR5kCiyO
>>284
コピペのせいであんなに荒れたのもう忘れたの?
287本当にあった怖い名無し:2009/03/10(火) 09:43:53 ID:gH+hrEnU0
よし、荒れてきたな
このスレらしくていいぞ、もっとやれwwww
288本当にあった怖い名無し:2009/03/10(火) 20:07:19 ID:zzX8YNid0

山コワってまとめサイトがあって既にまとめられてるのに、わざわざここにコピペするって何がしたいんだよ
山コワの話読みたければまとめサイト行けばいいだろ?
負荷を与えるだけだ。
コレがOKでコピペ荒らしが駄目って筋が通らん。きちんと説明しろ
289本当にあった怖い名無し:2009/03/10(火) 20:10:18 ID:u9hCoY/BP
The end
290本当にあった怖い名無し:2009/03/10(火) 20:10:29 ID:u4y15ep7O
教授来たよ
291本当にあった怖い名無し:2009/03/10(火) 21:18:42 ID:OV7IcdtGO
>>290
だからどうした
ぼけ!!
292本当にあった怖い名無し:2009/03/10(火) 21:44:55 ID:tC3yQaAPO
教授…懐かしい名だ
293本当にあった怖い名無し:2009/03/11(水) 02:34:40 ID:7bvQPUHI0
>>290
サンQ!
294本当にあった怖い名無し:2009/03/11(水) 21:58:52 ID:O+Blfble0
教授の名前出すなよ。ここから出て行ったんだからスレ違いだろ。
勝手にサイトチェックしてろよ信者はよー
295本当にあった怖い名無し:2009/03/11(水) 23:06:31 ID:J5nDKJNnO
>>294
そんなに怒るなよ
禿げるぞ
296本当にあった怖い名無し:2009/03/11(水) 23:08:10 ID:5+Zsf3kf0
もう既に禿てら
297本当にあった怖い名無し:2009/03/12(木) 10:34:33 ID:Rvs1THIN0
山コワまとめサイトってどこよ
ググっても遥か前に更新停止してるのしかヒットしねーぞ
298本当にあった怖い名無し:2009/03/12(木) 11:35:03 ID:Rqd0Ww5mO
山コワスレで聞けば!?
299本当にあった怖い名無し:2009/03/12(木) 11:38:22 ID:Rvs1THIN0
それもそうだな
300本当にあった怖い名無し:2009/03/12(木) 20:50:19 ID:uU6tmJOT0
>>297
やれやれ
山コワスレのテンプレに明記されてるのに、偉そうに「ヒットしねーぞ」とか馬鹿じゃねーの?
301本当にあった怖い名無し:2009/03/12(木) 20:58:32 ID:H0lWhSRa0
>>300
見つかったようでなにより
302本当にあった怖い名無し:2009/03/12(木) 22:53:13 ID:yQ8zuvD80
あの中からシリーズ物をピックアップするのはイイね
303本当にあった怖い名無し:2009/03/12(木) 23:23:59 ID:EThFUsk20
山コワスレのお話は面白いの多くて好きだけど、なんでいちいちコピペるんだ
普通のまとめサイト行って見られるし
304本当にあった怖い名無し:2009/03/12(木) 23:47:55 ID:zFTHjM180
ここがシリーズ物集めるスレだからじゃね?
305本当にあった怖い名無し:2009/03/12(木) 23:52:35 ID:USwCJseH0
じゃぁとっととシリーズ物とやらを投下しろよ、糞が
作者と信者どもに罵声を浴びせたくてうずうずしてるんだが
もっと荒れろ、粘着荒らしども、もどってこいww
306本当にあった怖い名無し:2009/03/13(金) 01:55:51 ID:hUTsuFP90
そこで荒らしたいわけですね
307本当にあった怖い名無し:2009/03/13(金) 19:59:03 ID:WX7zVRPa0
>>302
>>304
こいつら考え方おかしいって事に気づいてないのか?
コピペ荒らしが投下しまくってたときに「負荷がかかるからコピペやめろ」という意見があったが、シリーズ物のコピペには負荷はかからないのか?
2chに投下されたものを、まとめサイトでも読めるのにわざわざここにコピペする意味が分からん

もう一度言うぞ
「コピペはサーバーに負荷がかかるのでやめろ。まとめサイトを有効活用しなさい」


と言うか、必死にコピペ推奨してる奴って例のコピペ荒らしだろ
308本当にあった怖い名無し:2009/03/13(金) 20:08:33 ID:o+umZQfe0
例のそれは俺の真上に
309本当にあった怖い名無し:2009/03/13(金) 21:13:02 ID:F/KKb6S00
クレクレが多いのがここと師匠スレの特徴
310本当にあった怖い名無し:2009/03/13(金) 21:22:35 ID:beA5Ho0P0
あたまがおかしそうな粘着がいっぱいいて愉快なスレですね
そりゃ作者が次々と出て行くわけだわwwww
311本当にあった怖い名無し:2009/03/13(金) 22:09:36 ID:t+O5Fz78O
特定されちゃうかもしれないけど、もうだいぶ昔、
都内の私大の教養課程で2年間○○道の、まあ分校に
一人暮らしがてら通ってたんだけど、
何かその時の友達が、零感の自分以外みんな強いっぽい人で、
しかも見えるんなら行かなきゃいいだろって思ったんだけど
よくそのテの場所に連れて行かれたんだよね。
しかも素人の自分でも、えっ…マジここ行くの?ってトコばっかり。
炭坑がらみとか。3時4時に。
で俺は零感だから平気だったんだけど他の連中がだんだん
様子がおかしくなってきて、家に別の友達(男同士)と一緒に
自室に引きこもって、外と一切連絡を絶って半年そのままとか、
行方くらますヤツとか、挙げ句に…ちょっと言えないけど事件とか
起きちゃって。

説得力ゼロでスマン。でも○○道マジヤバいと思った。
チラシごめんね。
312本当にあった怖い名無し:2009/03/13(金) 22:17:41 ID:WX7zVRPa0
は?なんでこのスレに書き込んだんだ?
スレ違いだろはげ。ここはシリーズ物のスレだよ。荒らしは消えろ
313本当にあった怖い名無し:2009/03/13(金) 23:00:30 ID:h3GcqGa00
314本当にあった怖い名無し:2009/03/14(土) 11:00:11 ID:i5MZu/Gt0
シリーズ物ってなに?
315本当にあった怖い名無し:2009/03/14(土) 11:32:46 ID:ghERmXgTO
アウトー
316本当にあった怖い名無し:2009/03/14(土) 16:57:02 ID:t1qsdgiX0
なんで突然山コワの話コピペしようって言う奴が出てきたのか不思議だったけど、山コワ覗いてみて分かった。
あそこも住人同士で争ってて、創作を排斥しようという輩がテンプレを改変して創作専門の別館スレが立てられる始末。

ちょうど洒落コワからこのスレが出来た経緯が似てる。
で、あわよくば創作組をこのスレに引き込もうとしてたんだろうな。
「シリーズ物のスレなら大歓迎ですよ。山コワのコピペもあるし」なんて言って懐柔するつもりだったんだろうw
相変わらずやり方がこすいなw
317本当にあった怖い名無し:2009/03/14(土) 18:04:07 ID:YN05DsosP
ほうほう
318本当にあった怖い名無し:2009/03/14(土) 20:52:52 ID:cW+ro8iy0
考え過ぎ
319本当にあった怖い名無し:2009/03/14(土) 22:28:58 ID:7KsvZVA40
なにこの被害妄想
きもちわるい
320本当にあった怖い名無し:2009/03/14(土) 23:25:34 ID:Eyh3/t5OO
晴彦5がアップされたぞ
321本当にあった怖い名無し:2009/03/15(日) 10:39:25 ID:ZG9+Td3W0
被害妄想?日本語は正しく使えよ低脳
322本当にあった怖い名無し:2009/03/15(日) 15:45:30 ID:gkS6mhZi0
いかにもオカルトにいそうな妄想低脳君がキター
こんなのに粘着されてたら、そりゃ荒れるよねwww
323賭け ◆oJUBn2VTGE :2009/03/15(日) 21:31:13 ID:kR+moc+u0
大学三回生の春。すでに大学のあらゆる講義に出席する気を失っていた俺は、それまで以上にバイトとギャンブルを生活の中心に据えていった。
ギャンブルと言っても、競艇や競輪などのオッサン向けのものではない。それらよりも情報を得やすく、学生仲間の関心も高かった競馬。そして手軽に出来る麻雀やパチンコだ。
特にパチンコは、イベントのある日に何故か風邪を引いてバイトを急遽休まざるを得なくなるという実にハタ迷惑な体質を発揮して、バイト仲間に見つからないようにコソコソと通ったりしたものだった。
ある日、足が遠ざかりつつあったオカルト道の師匠に道端で会った。駅の近くの路上だった。
夕方、駅前で油ソバを腹に入れ、さあこれからもうひと勝負、とやる気が湧いてきた時だ。
「初任給が出たよ」と嬉しそうに話す師匠を、気がつくと悪の道に誘ってしまっていた。
「増やしましょう、それを」
有史以来、人類が絶えることなく選択を誤り続けた賭けである。
師匠は最初固辞していたが、俺が札束の詰まった財布を見せると興味を示してきた。
そのころ俺はやけにツイていて、かなりの泡銭を抱えていたのだ。それまでも何度か師匠をパチンコ屋に誘ったことはあったが取り合ってくれたことはなかった。
それが急に乗り気になったということは、儲け話に乗ったということだと単純に解釈したのだが、その複雑な表情からするとなにか別の考えがあってのことかも知れなかった。
ともかく師匠が一緒に来てくれるというので俺は嬉しくなり、とっておきの店に案内した。
駅前からは少し離れるけれどかなりの設置台数を誇る大型店で、その同じチェーン店の中でも優良店として知られる店だった。
324賭け ◆oJUBn2VTGE :2009/03/15(日) 21:34:29 ID:kR+moc+u0
まったくの初心者である師匠に三店方式の仕組みなどを説明しながら歩くこと十分。
荘厳さすら漂わせる城のような店構えに「儲け過ぎだろう」と眉間に皺を寄せるので、それでも競馬やら宝くじなんかの公営ギャンブルに比べて控除率が低く、立ち回り次第で勝てる可能性が高いのだと必死で説得すると、
「わかったわかった」と煩そうに入り口へ足を向けてくれた。
自動ドアが開くと、独特の騒音が耳に襲い掛かってくる。
俺などはこれを聞くと得体の知れない闘志が湧いてくるのだが師匠は不快そうに顔を歪めた。
フロアをしばらく眺めて、カウンターでレシートを交換する客やジェットカウンターの様子を見ながら一通り説明をして、俺は師匠をあるコーナーへと誘った。
パチスロのシマだ。
「パチンコじゃないのか」と言うので、「今はこっちが熱いんス」と親指を立てる。
元々パチンコからこの道に入った俺だったが、そのころはパチスロばかり打っていた。規制緩和だかなんだか知らないが、調子が良い時は一万枚を超えるメダルを獲得できる機種が増えて来たころだった。
メダル一枚二十円の等価交換なら、一日にして二十万円を手に入れることになる。俺の泡銭もその恩恵だった。
中でも古代アステカ文明をモチーフにした台がお気に入りで、それが並んでいるシマを師匠を連れてうろうろしていたのだが、思いのほか客付きが良くて二人並んでは座れない状態だった。
席が離れてしまって素人の師匠一人に打たせるわけにもいかないのでしばらく待っていたが、なかなか空きそうにない。
歯抜けのように一つ飛びに空いている席はあるけれど、その周囲の客はみんな習ったように千円札の束をメダル投入口に挟んでいて、まだまだ打つ気十分のようだった。
「これが熱いんスけど、空きませんねえ」と俺がぼやくと師匠はなにを思ったかツカツカと歯抜けの真ん中で打っている客の所へ歩み寄っていった。
325本当にあった怖い名無し:2009/03/15(日) 21:39:34 ID:koZ76YDfO
つC
326賭け ◆oJUBn2VTGE :2009/03/15(日) 21:42:51 ID:kR+moc+u0
そして何ごとかその客に話し掛け、一言二言やりとりをしていたがいきなりそのスカジャンを着た若い兄ちゃんにドツかれて後ろへ転びそうになった。
台に向き直ってゲームを続ける兄ちゃんになにか捨て台詞を吐いてから、師匠が戻って来る。
憤然としている。
「そっちに詰めてくれって言ったら怒られた」
俺は吹いた。
素人の発想は凄い。俺だったら絶対思いつかない。
「ちゃんと詰めて座れば二人連れの人でも座れるのに、マナーがなってない」とぶつぶつ言っている師匠を宥める。
パチスロには設定というのものがあって、と説明をしていると端の台が二台続けて空いた。
すぐに飛んで行って台を確保する。
「じゃあ打ちましょう」
正直どっちの台もあまり良い台とは言えなかったが一応師匠にまだマシな方をあてがって実戦を開始した。
最初の千円で師匠は殆ど小役が揃わず、あっという間に交換した五十枚のメダルが無くなる。
「無くなったぞ」
そうですね。これからですよ。
「そうか」
二人並んでペチペチとストップボタンを押していく。
「また無くなったぞ」
そうですね。
いちいちうるせぇな、と思いながら回っているリールのどの辺を狙ってボタンを押せば良いか説明していると、俺の台の方にリーチ目が出現した。
指をさして、白い7の絵柄が二つ重なっていることを興奮気味に捲くし立てる。今度は師匠の方が「うるせぇな」という顔をした。
327賭け ◆oJUBn2VTGE :2009/03/15(日) 21:46:13 ID:kR+moc+u0
俺はじっくりともったいぶって一枚だけメダルを投入し、真ん中、右、左の順番にボタンを押して青い7絵柄を揃えた。
BIGボーナスだ。
派手なBGMとともにジャラジャラと下皿にこぼれ落ちてくるメダルを、師匠が横目で羨ましそうに見ている。
三百枚ほど出たところでボーナスが終わり、さらにメダルを二百枚以上獲得することの出来るCTというオマケに突入するかどうかの分かれ目となる抽選ルーレットがすぐさま始まった。
突入確率は二分の一だ。俺は祈りを込めてリール下部のLEDの高速移動を追いかける。CTに突入してからのボーナス連荘がこの台のキモであり、メダル大量獲得の起爆剤なのだ。だが俺の願いも空しくルーレットはハズレゾーンで停止し、台の音は消えた。
順押しサボテン維持という技を師匠に見せたかったのにと肩を落とすと、その師匠は隣でプッと笑った。なにも知らなくても、なにか駄目だったらしいというのが分かったようだ。
一発台を殴ってから続行する。
それから二人の台はいたって静かなもので、全く当たりそうな気配がなかった。
一万円を溶かしてしまった師匠がだんだんと不機嫌になってきて、他の台をキョロキョロと見始める。
「あっちの台、900回も回してる。そろそろ出るころじゃないか。移ろうかな」
データカウンターを見上げてそう言うのだ。
俺はその瞬間に頭に浮かんだ言葉に思わず吹き出しそうになる。
そして笑いをこらえながら師匠に耳打ちする。
「そういうの、オカルトっていうんですよ」
師匠はきょとんとしている。
なんだかとてもおかしい。
結局二人ともそれから一度も当たらず、それぞれ二万円以上負けてしまった。
最初は自分の負けに腹を立てていたが、やがて師匠に申し訳ないことをしたという気持ちが湧いてきて、店を出た所で頭を下げた。
328賭け ◆oJUBn2VTGE :2009/03/15(日) 21:50:50 ID:kR+moc+u0
「まあ別にいいよ。勉強になったし」
やけに殊勝だ。
「それより……」と急に真剣な顔になって声を落とす。「別の台で2000回も回して当たってなかったのがあったんだけど、あれはどのくらい負けてるんだ」
ざっと計算する。
「七万円くらいです」
その台は俺も気になっていて、帰る前にデータカウンターをチェックしたが、一日単位でも酷い下向きグラフになっていた。ざっと十二、三万円は負けているだろう。それを説明する。
「ずっと負けが続いて借金漬けになっているような人間には……命に届く額だな」
冷酷な口調で師匠は言った。
「最近勝ってるらしいけど、それだけ勝てるってことはそれ以上に負けてる人間がいるってことだな」
当然のことだが、パチンコ・パチスロにのめり込んでいる俺たちのような人間はしばしば都合よくそれを忘れてしまう。愉快ではない部分を突かれて俺は黙った。
「ギャンブル性が上がってハイリスク・ハイリターンになればなるほど客単価があがって得をするのは店側じゃないか。その分、客が割りを喰ってるんだろう。バカバカしいじゃないか」
言われなくても分かってる。いや、分かっているつもりだった。それでも一度大金を掴んでしまうと、また勝てるような気になってしまうのだ。
夜風に吹かれながら店の外を歩いていると、師匠が急に辺りを伺う様な気配を見せ、早足で来た道と逆方向に進みだした。なにかを感じ取ったらしい。
店の裏手側で、普段は殆ど人も通らないような小道があるだけのはず。けれど師匠はなにかに導かれるようにそちらへ迷うことなく向かう。
暗い。そばを通る立体交差道路の影になっていて、いっそう暗さを感じる一角だ。
師匠はその中ほどで地面を見下ろし、立ち止まる。
329賭け ◆oJUBn2VTGE :2009/03/15(日) 21:54:48 ID:kR+moc+u0
俺も並んでその道路の一点を見る。
暗くてよく分からないが、黒い染みがアスファルトにこびりついているようだ。
俺はハッとして頭上に目をやる。城壁のような店の外壁が視界を覆い、その上は夜空で途切れている。
あの上は確か駐車場の屋上だ。
いつだったか、つい最近飛び降り自殺をした人の噂を聞いた。店で負けた客が、まだ午前中だというのに屋上からこの狭い道路に身を投げて死んだと。
ここがその現場か。この染みは、未だ取れない血なのだろうか。
嫌なものを見てしまった俺は、心がズンと重くなった気がした。
「死を選ぶということは、賭けだ」
師匠がこちらを向く。
「借金でどんなに首が回らなかろうが、死んでしまえばその苦しみから開放されるはず、という無意識の賭け」
「賭け」
オウムのように復唱する。
「そんな人間は、天国やあの世と呼ばれるようなところに行きたいと思って死ぬのだろうか」
少し考える。違うような気がする。
「パスカルの賭けという言葉がある」
と、師匠は言った。
神が存在している方に賭けるべきか、存在していない方に賭けるべきかという問いに対して、科学者としても名高いフランス人、パスカルはこう答える。
神の存在に賭ければ、勝った時に得られる祝福という名の喜びは無限大であり、負けた場合、すなわち死後が虚無であったとしてもそれは誰にも等しく訪れる運命である。
それに対し、神の非存在に賭けたなら、勝利とはすなわち死後の虚無を認めることであり、敗北とは祝福という名の喜びを放棄することに他ならない。
330賭け ◆oJUBn2VTGE :2009/03/15(日) 21:59:55 ID:kR+moc+u0
神の存在に賭け、その意に適うような生き方をすることは苦痛であるかも知れないが、勝てばそれを補って余りある幸福を得られ、例え負けてもその苦痛は消滅する。
非存在に賭け、現世の利益だけを追求したとするなら、勝ってもその利益は虚無の中へ消え、負ければ祝福という永遠の幸福を失う。
だから、神の存在に賭けるべきだと。
これを聞いて、科学者らしい合理性だな、と俺は感じた。
「『生き方』としてはその賭け方が正しいかも知れない。でも『死に方』としては、どうだろうか」
パスカルの言う神とは、もちろんキリスト教のそれだろう。自殺を認めていない宗教なのだから、本来その問い自体がナンセンスのような気がする。
「『神』は『死後の世界』と置き換えてもいいだろう。苦しみからの開放という目的のための自殺は、賭けとして合理的か否か」
その問いかけに、さっき師匠自身が言いかけた「そんな人間は、天国やあの世と呼ばれるようなところに行きたいと思って死ぬのだろうか」という言葉が頭にリフレインされる。
すると師匠もまさにその言葉を繰り返した。そして少し間をあけてから続ける。
「死への欲動は、もっと奥深いところからやって来ていると思う。それはあの世に対するイメージが植えつけられる宗教観や固有文化という背景よりも、もっとずっと深い場所だ」
それはどこですか。
思わず問いかける。
師匠は口を開く。
僕らの記憶が始まる前の、真っ暗闇の中からさ。
……
その言葉を聞いてなぜか三半規管が一瞬機能を失ったような感覚があった。
「つまり、自殺するってことは、死後の世界を求めているんじゃなく、消滅を求めているってことですか」
331賭け ◆oJUBn2VTGE :2009/03/15(日) 22:02:45 ID:kR+moc+u0
極論だと、その時は感じなかった。毎度毎度、よく師匠の術中に陥るものだと、後にして思う。
「そうだ。だからさっきの問いは、『消滅を求めての自殺は、賭けとして合理的か否か』に置き換えられる」
その時、俺の目は、師匠の背後にいつの間にか現れた青白いものをとらえていた。
俺と向き合っている師匠の後ろには、薄暗い夜の道が延びている以外なにもないはずだったのに、明らかになにかゆらゆらと揺らめくものが存在している。
それが背中越しに見え隠れする。
心臓が冷たくなる。
心を不安にさせる気味の悪い耳鳴りが、頭の内側に響き始める。
師匠の後ろには、アスファルトの染みがあったはず。かすかに人型をしていたような、染みが。
こちらを見ている師匠の耳の後ろに、うっすらとした男の顔が奇妙に歪んだままで揺れながら、ちらりと覗いた。
消滅を求めての自殺は、賭けとして合理的か否かなんて、理屈を捏ね回して考える必要なんてなかった。
俺が見ているものが賭けの結果そのものだからだ。
その中年男性に見える青白い顔は、しかし子どもが泣いているような表情を浮かべている。まるで凍りついたように。
そのアンバランスさがどうしようもなく冒涜的なものに思えて、恐怖心とともに生理的嫌悪感に襲われる。
師匠は後ろを振り返らない。
気づいていないはずはないのに。
また、口を開く。
「僕たちは、その問いの答えを、損得の理論によって導き出そうとはしない。何故なら、観察の結果がそれに代替するからだ」
師匠の顔の後ろに、泣き顔の男の顔が、凍りついたままで頼りなく揺れている。
332賭け ラスト ◆oJUBn2VTGE :2009/03/15(日) 22:04:41 ID:kR+moc+u0
「でも、僕たちはその観察の結果を正しく理解しているのだろうか」
気づいていないはずはないのに。
師匠は静かに言葉を紡ぐ。
俺はその声を、息をひそめて聴いている。
「最近、僕は疑うようになっている。『あれ』らは、僕たちが思うような、『僕らが死んだあとの続き』なんかではなく、僕らの想像の及ばない場所から、僕らのような姿形をしてやってくる、まったく別のなにかなのではないかと」
淡々とした声が風のない夜の空気に溶けていく。
その言葉は、いま目に映っている青白く虚ろなものに感じるよりも遥かに深い、原初的な恐怖心の眠る場所を撫でていった。
333今夜は ◆oJUBn2VTGE :2009/03/15(日) 22:09:27 ID:kR+moc+u0
終わりです。
334本当にあった怖い名無し:2009/03/15(日) 22:13:03 ID:GqDbdxIVO
ウニ乙!
師匠は賭事向かない人だよね…
335本当にあった怖い名無し:2009/03/15(日) 22:13:04 ID:OUFawLtf0
ウニ乙
ちょうど本届いたからいいタイミング!

最近ちょっと説明がくどくて言葉が多いかなと思ってたが
本だとあれがちょうどいいな
楽しませてもらった
336本当にあった怖い名無し:2009/03/15(日) 22:17:20 ID:76nVZFW00
しかし蓑笠ワロタw
337本当にあった怖い名無し:2009/03/15(日) 22:24:24 ID:9qZES2clO
ウニさん乙でしたノシ
338本当にあった怖い名無し:2009/03/15(日) 22:46:13 ID:umD0LCh+O
後半小難しくてゆとりの俺にはよくわかんなかった\(^O^)/
339本当にあった怖い名無し:2009/03/15(日) 23:06:21 ID:UCvVmUiA0
むしろパチスロの話が分かりません><;

そろそろウチにも荷物来るかな?
340本当にあった怖い名無し:2009/03/15(日) 23:27:42 ID:bCd8TS570
乙です。楽しませてもらいました。
341本当にあった怖い名無し:2009/03/16(月) 00:32:44 ID:RgKUxrHN0
ウニ乙
こうしてこのままなるべく人目の付かないスレで披露して、そのまま人目に付かないでこのスレと一緒に埋もれてゆくんですね
342本当にあった怖い名無し:2009/03/16(月) 01:26:41 ID:D/CqXUcqO
ウニ好き♪乙♪
343本当にあった怖い名無し:2009/03/16(月) 02:56:10 ID:mhhMXTEYO
ウニさん乙でした
やっぱ上手いですわ〜

自分も嘗て、そういう類の疑念に捕らわれてなかなか抜け出せなくて恐怖
した事が度々あった
若かったなぁ

師匠は今でもどこかで魔に捕まっているのでしょうか

なんて想像してみる…ゾクリ
344本当にあった怖い名無し:2009/03/16(月) 07:33:56 ID:C0+kK2m7O
ウニ乙
もうこのスレにはウニ以外(゚听)イラネ
ほかの書き手は創作板に( ゚Д゚)イッテヨシ
345本当にあった怖い名無し:2009/03/16(月) 10:50:13 ID:+XJz5I800
ウニは良いんだけど、そのファンだか信者って酷いのが居るんだな・・・。
>>344とかって、本当はアンチウニか?
そういうこと書くと、ウニも書き込み難くなるとか思わないか?
ファンの素行が悪いと何だかなぁ・・・。
346本当にあった怖い名無し:2009/03/16(月) 11:14:59 ID:pXfMnthA0
いや、ほんとにウニ以外の作者は酷いじゃん
赤緑とか赤緑とか、あと赤緑とか・・・・
つーか、ウニも専用スレに投下してやれよ。
347本当にあった怖い名無し:2009/03/16(月) 11:44:15 ID:6Rylj2m9O
今回はイメージ映像を見てるみたいな話だったな。
ウニさんは今後この路線なのか?だったら他の作者の話のほうがいいな。
348本当にあった怖い名無し:2009/03/16(月) 12:41:27 ID:s+uIy4gi0
ほぼ同時刻に、向こうのスレにも別の話を投下してたがな
349本当にあった怖い名無し:2009/03/16(月) 15:00:57 ID:Rkiks1J20
ヒント
ウニを出汁に他の作家を排除
350本当にあった怖い名無し:2009/03/16(月) 17:29:03 ID:SFR1U2I60
ヒント
ウニ以外を排除したらウニも排除します
351本当にあった怖い名無し:2009/03/16(月) 18:16:46 ID:sFQ9u+b70
久々に師匠節炸裂
好き嫌い別れるだろうが俺は好きだw

>>.347
師匠シリーズにはこういう路線もあるってだけだよ
安心汁
352本当にあった怖い名無し:2009/03/16(月) 18:57:19 ID:mhhMXTEYO
>>348
向こうってどこ?
洒落怖にはなかったよ
353本当にあった怖い名無し:2009/03/16(月) 19:11:18 ID:lK+03QjGP
師匠シリーズ総合じゃないかな?
354本当にあった怖い名無し:2009/03/16(月) 19:40:49 ID:mhhMXTEYO
>>353
あったーっっ!ありがとう!!
ウニはやっぱりとことん洒落怖を見限ったんだね

まぁ自分も半年前に見限ったからいいけど

じゃ読んで来るわ
サンクス
355本当にあった怖い名無し:2009/03/16(月) 19:44:59 ID:mhhMXTEYO
>>348もありがと
三 (/ ^^)/
356本当にあった怖い名無し:2009/03/16(月) 21:49:52 ID:gqIZGmlpO
ウニ乙
よかったよ!
357本当にあった怖い名無し:2009/03/17(火) 03:29:18 ID:UpRARX+B0
洒落怖。もうだめなのかなぁ。好きだっただけに惜しくてならない。
どうせ1〜2人でまわしてるだけでしょ?あれ。アク禁したらどうにかならんかな。
358本当にあった怖い名無し:2009/03/17(火) 06:27:50 ID:/Y5Fi37LO
ここだってウニと赤緑の二人で回してるじゃん。
359本当にあった怖い名無し:2009/03/17(火) 08:26:45 ID:jAQRYu8a0
んなこたーない。
360本当にあった怖い名無し:2009/03/17(火) 11:55:41 ID:6fSwliMQ0
どこに落としてもいいじゃんか。

同じ2ちゃんだべw
361本当にあった怖い名無し:2009/03/17(火) 18:29:47 ID:c/vpWCHgO
そういえば最近uの人も来ないね。。キボン!
362本当にあった怖い名無し:2009/03/17(火) 18:59:09 ID:VIVG3QtR0
マターリ待つべ。
363赤緑 ◆kJAS6iN932 :2009/03/18(水) 13:06:10 ID:5KzVgkTz0
[謀略(前)]
1/11
どうしても気になることがある。
一度気になり始めるとどうにも放っておけない性格なのは、自分で分かっている。

こんなときはいつも美加に話を聞いてもらっていたのだけど、
この件に関して彼女はもう・・・できるだけ、巻き込みたくない。
今は立ち直ってくれたけど、長年の付き合いで、あんなに傷付いて落ち込んでいた美加を見るのは初めてだった。

かといってまた1人で行動を起こすと何があるか分からないし、今もまだちょっと怖い。
そして私には、今は美加だけじゃなく、もう1人、何でも話せる人が居る。

と言うわけで・・・大学でのお昼休み、私は雨月君に話を切り出してみた。
内容は、以前私が大学で会った、あの暁彦という人のことだ。
あの後で聞いた雨月君からの話だと、人と呼んで良いのか悩むところだけど。
364赤緑 ◆kJAS6iN932 :2009/03/18(水) 13:08:22 ID:5KzVgkTz0
2/11
雨月「あぁ、以前にも言っていたね。大学で暁彦に会った、って」
私はそのときのことを、掻い摘んで話す。
もちろん、雨月君の姿を見て、美加に電話して・・・のくだりは秘密。

私「それでね。やっぱり、分からないことがあるの」
雨月「何が?」
私「あの人が大学に来ていたから、私は見てしまったの」
雨月「だねぇ」
私「でも私、遠くの人が見える訳じゃないから、大学に来てなければ、見ることは無かったはずなのよね」
雨月「あ、そうか・・・」

私「何でここに来ていたのかが分からないの。わざわざこんな所にまで、私に警告までして・・・」

雨月「うーん・・・」
私「それがどうしても気になって・・・。私、調べてみたい」
雨月「調べるって、どうやって?」
私「あの、校舎裏の部室。もう一度あそこに行ってみようと思うの」
365赤緑 ◆kJAS6iN932 :2009/03/18(水) 13:10:30 ID:5KzVgkTz0
3/11
雨月君の話・・・正確には舞さんの話では、あの兄妹はもう存在はしていない。
ならば、あの奇妙な部屋に行っても平気・・・なハズだ。
でも、何があるか分からない。用心するに越したことは無い。

私「雨月君、一緒に来てくれる・・・?」
1人で行く気はない。断られたら諦めようと決めて、聞いてみる。
でも・・・
雨月「あぁ、もちろん。1人で行かせる訳にいかないよ」
返事は分かっていた。うーん、私、ちょっとズルイかな?

雨月「ただ、ちょっと・・・」
私「?」
雨月「北上も呼ぶ。2人だけで中に入るのは危険そうだ」
私「やっぱり、危ないかな・・・」
雨月「分からないけどさ。あと、神尾さんはどうする?」
私「美加は・・・今、講義中かな。それに・・・」
雨月「何も無さそうなら、呼ばない方が良いか・・・」
私「うん・・・」
彼も同じ考えのようだった。
366赤緑 ◆kJAS6iN932 :2009/03/18(水) 13:16:00 ID:5KzVgkTz0
4/11
やがて雨月君に呼ばれて、北上君がやってきた。
あれ、神尾さんは?という顔をしたけど、これからしようとしていることを説明すると、すぐに察してくれたようだ。
北上「うーん、俺で何か役に立てるといいけどなぁ・・・」
ちょっとトラウマ?にでもなっているのか、自信なさげな様子をみせる。
雨月「別に、何も期待していないから平気だ」
北上「お、おぅ、そうか・・・。よし、その期待に応えるぜ」
雨月「・・・」

3人で校舎裏の部室に向かう。
ここに来るのは2回目だ。あの時は1人だったけど、今日は3人。心強いな。

問題の部屋の前に着く。
以前感じた、あの嫌な雰囲気は・・・まったく無くなっている。
雨月「ここかぁ・・・。ほんとだ。何の部室だろうな、ここ」
部室が並んでいる中で、一番西にある部屋。何のサークルなのか、何も書いていない。

北上「こんなとこあったんだな。知らなかったなぁ」
私「うん。前はね、この中にあの人が居たの」
367赤緑 ◆kJAS6iN932 :2009/03/18(水) 13:19:28 ID:5KzVgkTz0
5/11
雨月「じゃあ、北上」
北上「おし、行くか。先頭切って、突っ込んでやるぜ」
雨月「いや・・・お前は、ここで待機な」
北上「・・・待機?」

私「3人で入って何かあったら大変だから・・・誰か、外で連絡できる人に居て欲しいの」
北上「そ、そうか・・・なるほど」
私「ごめんね、こんなことお願いしちゃって・・・」
北上「いやいやいやいやいや。全然構わない」

雨月「じゃあ・・・10分くらいでいいかな?俺たちが入って、10分経っても出てこなかったら・・・」
北上「こなかったら・・・神尾さんに連絡するか?」
私「うーん・・・」
美加は・・・と思ったけど、ずっと蚊帳の外にするのも悪い気がする。
私「うん、そうして。今、講義中だけど・・・」
北上「分かった」

霊感の無い人を呼んでも・・・と普通なら思うところだけど、美加なら何とかしてくれるかも、何て期待してしまう。
それに美加は・・・舞さんの携帯番号を知っている。万が一の時には・・・。

そう願って、私と雨月君は部屋に入っていった。
368本当にあった怖い名無し:2009/03/18(水) 13:25:01 ID:0c8Vlh12O
もういいってw
369赤緑 ◆kJAS6iN932 :2009/03/18(水) 13:25:50 ID:5KzVgkTz0
6/11
部屋に入り、扉を閉める。
本当は開けておきたかったのだけど、この前と同じ状態にしたかったので閉めることにした。
部屋の中は窓からの明かりで、ある程度の明るさはある。

それほど広くない、この部屋。
前はここに、暁彦と言う男が居たのだ。
しかし今は誰も居ない。中に入っても、特に何も感じない。
それは雨月君も同じだったようだ。

雨月「・・・何も無い、な」
私「うん・・・。特に変わったものも無いね」
テーブル。椅子。棚。どこにでもあるような、普通の部室だ。
一応、棚を調べてみるが、何も置いて無いのですぐに終わってしまう。何だか拍子抜けだ。

雨月「手掛かりなし、かぁ」
私「うーん、何もなさそうね・・・」
そういって改めて部屋を見渡す・・・と。
私「あれ・・・あんなところに・・・扉?」

入り口とは別に、部屋の壁に扉がある。それだけなら普通のことなのだが、
その扉は部屋の西の壁に付いている。この部屋は部室が並ぶ中の一番西の部屋なのに、だ。
370赤緑 ◆kJAS6iN932 :2009/03/18(水) 13:29:28 ID:5KzVgkTz0
7/11
雨月「・・・気が付かなかったな。古乃羽は?」
私「私も・・・。暗がりだから・・・?」

部屋の奥の、西側の扉。
さっきまで無かったような・・・いや、見逃していただけ?
雨月「何か感じる?」
私「ううん、何も。何だろう、これ。何でここに・・・」
ただの飾りだろうか。それとも・・・。
私たちは2人で扉の前に行ってみる。
扉には小窓が付いていて、向こう側が見えるようになっていた。
そこで更に異常に気付く。

雨月「部屋がある・・・?」
小窓から見える向こう側。そこに部屋があるのだ。
私「この壁の向こうって、・・・外だよね?」
雨月「あぁ、そのはずだけど・・・」

扉を開けずに小窓から中の部屋を見てみるが、ガラスが少し汚れていて、よく見えない。
雨月「・・・入ってみるか」
入る。うん、入るしかない。大丈夫、何も・・・危険は感じない。
私「うん。入ろう」

そう言って私たちは、その扉に手を掛けた。
371赤緑 ◆kJAS6iN932 :2009/03/18(水) 13:34:35 ID:5KzVgkTz0
8/11
待機。ただ、待機している。
あぁ、どうにも落ち着かない。

中で何が起こっているかも分からず、ただ何もせず待っている、というのはどうにも落ち着かない。
腕時計を見ると、雨月達が入ってから、まもなく10分になろうとしていた。

結構掛かっているな。何か見つかったかな?それともまさか・・・
いやいや、無い無い。あの二人なら平気だ。うん、きっと平気。多分。
平気で居てくれないと、困る。

しかし、どうにも落ち着かない気分であれこれ考えていると、あっと言う間に10分経ってしまった。
これは・・・マズイな。俺は決めていた通り、携帯を取り出して神尾さんに電話をする。

・・・が。

通じない?
向こうの電源が入っていないようだ。

・・・しまった!
講義中と言っていたが、携帯を切っておく必要のあるような講義だったか?
372赤緑 ◆kJAS6iN932 :2009/03/18(水) 13:37:30 ID:5KzVgkTz0
9/11
直接呼びに行きたいところだが、どこに居るのか分からない。
場所を聞いておくべきだった。
探しに行く?学内の講義室を全部?いや、待て待て。落ち着いて考えよう。

そうだ、雨月に連絡すればいいじゃないか。
俺は雨月の携帯に電話をする。

・・・出ない。
呼び出し音はするものの、出ない。鮎川さんの方にも掛けてみるが、こちらも出ない。
くそ・・・電話に出られないような状態、って訳か?

これはやばいぞ。
どうすればいい?雨月の姉さんの携帯番号なんて、知らないぞ?
俺も部屋に入るか?いや、駄目だ。誰かに伝えてからじゃないと。

どうすればいいのか分からず、気持ちが焦ってくる。
すると、突然声を掛けられた。

声「あれ、北上君?」

振り向くと、そこには白谷さんが居た。
神尾さんと鮎川さんの友人、白谷佳澄さん。何という天の助け!
373赤緑 ◆kJAS6iN932 :2009/03/18(水) 13:41:41 ID:5KzVgkTz0
10/11
俺「あぁ、白谷さん!丁度いいとこに来てくれた」
白谷「えっと・・・こんにちは、北上君。こんなところに用事?」
俺「そう、用事なんだ。あのさ、神尾さんに伝言をお願いしたのだけど、いいかな?彼女、携帯切っているみたいで」
白谷「この後、会うつもりだからいいけど・・・急ぎみたいね。何?」
俺「えーっと・・・」
さて、何て伝えてもらうか。詳しく説明していられないし・・・。

俺「この場所のことと、雨月達が中に入って10分経ったから、俺も入る、ってことだけ伝えてくれるかな」
白谷「この場所・・・と、雨月君たち・・・って、古乃羽のこと?入るって、どこに?」
俺「あぁ、そう、雨月と鮎川さん。で、えーっと・・・」
うーむ。白谷さんはキョトンとしている。

俺「とにかく、それだけ伝えてくれるかな。悪いけど・・・」
神尾さんはこの部屋のことを知っている。きっとこれだけで分かってくれるはずだ。
それに、どこに入るかについては、白谷さんには教えない方が良いと思った。
何か間違って彼女も入ってきてしまったら、危ないかもしれない。

白谷「うん、分かった。すぐ伝えるね」
俺「ありがとう!助かるよ」
そういうと、白谷さんは校舎の方に駆けていった。
よし。これで、何とかなるぞ。

白谷さんを見送った俺は部屋の扉を開け、中に入っていった。
374本当にあった怖い名無し:2009/03/18(水) 13:55:12 ID:EO7uKb+q0
もしかして書きながらUPしてるの?
375赤緑 ◆kJAS6iN932 :2009/03/18(水) 14:00:04 ID:5KzVgkTz0
11/11
何ともつまらない講義も、やっと終わってくれた。
何度欠伸をかみ殺したことか。単位のためじゃなきゃ、絶対耐えられない。
思いっきり背伸びをする。あぁ、今日はこれ以上のお勉強は無理。もう無理ですヨ。

誰かと遊びに行こうかな、なんて考えて携帯を取り出すと、電源が切れている。
あれ・・・いつ切ったっけ?と一人で首を傾げていると、佳澄がやってきた。
古乃羽は居ないみたいだ。雨月君と一緒かな?

私「や、佳澄。やっと講義終わったよ、もう・・・」
佳澄「ふふ、おつかれさま。あのね、美加」
私「なに?」

佳澄「この後暇だったら、ちょっとお買い物に行かない?」

私「買い物・・・うん、行きたいな。古乃羽はどこだろ」
佳澄「古乃羽は、雨月君と一緒みたいよ」
私「ふーん。2人でお出掛けかしら。じゃ、呼んじゃ悪いか」
どこで何をしているのかな?何故か少し気になった。

そして佳澄を見て、ふと気が付く。
私「佳澄、その服可愛いね。新しく買ったの?」
佳澄「うん。この前、買ったの。今日は靴も欲しくて」
私「似合っているじゃない。私も新しい靴でも買おうかな」
佳澄「ありがとう。じゃ、いこ?」

そして私は、佳澄と買い物に出掛けた。
あの3人が奇禍にあっているとは、思いもせずに・・・。
376本当にあった怖い名無し:2009/03/18(水) 15:25:31 ID:4jnhI9C/O
赤緑乙。
377本当にあった怖い名無し:2009/03/18(水) 15:39:31 ID:PiOACrFPO
くそつまんねーのに前編とかw
後編いらないから投下しなくていいよww
378本当にあった怖い名無し:2009/03/18(水) 15:42:52 ID:kkaozFC3O
赤緑氏乙!
ひそかに待ってたぜ
379本当にあった怖い名無し:2009/03/18(水) 19:48:32 ID:uhrQOFfu0
赤緑ってやたら叩かれるから読んでないけど、どこが酷いのか詳しく聞かせてくれw
380本当にあった怖い名無し:2009/03/18(水) 20:39:49 ID:4/z1S4bg0
あ、ウニさん日曜に来てたんだね♪
381本当にあった怖い名無し:2009/03/18(水) 21:55:12 ID:zARKKKyPO
赤緑乙
後編でポシャると思うが、前編は面白かった
382本当にあった怖い名無し:2009/03/18(水) 21:55:55 ID:pTtxJi2S0
赤緑乙
今更前編後編で騒ぐ奴って読んでないだろw
383本当にあった怖い名無し:2009/03/18(水) 22:18:43 ID:2ANJ+xdU0
氏は引っ張り上手のまとめ上手と思ってる
384本当にあった怖い名無し:2009/03/19(木) 00:24:22 ID:QqrdX5ShO
こんなラノベが読みたくてこのスレ張り付いてるわけじゃねーんだよ
385本当にあった怖い名無し:2009/03/19(木) 01:53:40 ID:cov+GEzy0
>>384
きもいなぁ。。。
386本当にあった怖い名無し:2009/03/19(木) 08:43:02 ID:Xx0jjhKK0
前編とかに分けるのは良いんだけど出来たらタイトルとかにソレを表記して欲しい
多少なりともケリがつく話だと思って読み進めて中途半端なトコで終わるとガッカリする
387本当にあった怖い名無し:2009/03/19(木) 09:58:28 ID:gdzegduP0
がっかりするかワクテカするかは本人の気持ち次第だ是
388本当にあった怖い名無し:2009/03/19(木) 12:06:22 ID:K+ZuL/T6O
タダなので文句は言いません
389本当にあった怖い名無し:2009/03/19(木) 12:34:22 ID:htYAIedi0
>386
よく読め。
赤緑は[謀略(前)]と開始スレの頭に入れてんぞ。

まぁ、コテハンの前に題名は入れて欲しいが・・・w

面白いネタをアップしてくれるだけでも感謝だw
390本当にあった怖い名無し:2009/03/20(金) 03:06:25 ID:2wKlzfnD0
文句しか言えないクズばっかだな
何しにこのスレみてるんだか
391本当にあった怖い名無し:2009/03/20(金) 03:19:33 ID:szz11BUv0
白谷=アイか。
今まで他に出てきたキャラとの関係は、色々あるんだろうな。
で、取り敢えず主人公クラス?の3人がピンチ。
「お姉さんを呼べない状況」としてるみたいだけど、それでもやっぱり来るのかねぇ。
392本当にあった怖い名無し:2009/03/21(土) 00:44:28 ID:/URyl8esO
教授も新作
393本当にあった怖い名無し:2009/03/21(土) 13:31:47 ID:p4opXP2W0
お、粘着がこれ幸いとばかりに荒らすフラグ?
さすがに、大っぴらに文句言えなくなって歯噛みしてただろうしw
394本当にあった怖い名無し:2009/03/21(土) 19:53:55 ID:JTjgKhqS0
>>393
粘着はお前だろ。
なんでわざわざ煽ってるんだよ?消えろ
395本当にあった怖い名無し:2009/03/21(土) 21:15:51 ID:fuMvpZa10
>>392 サンクス。
396閉じる ◆OkfxA43wG2 :2009/03/21(土) 23:08:44 ID:zFPuTT3W0
松岡の母親と言うのが、ヤツに輪をかけた「視える」人らしいと聞いた。
ご両親には随分と昔に一度会っただけで、品のいい親御さんと言う印象だった。
そのご母堂の話をしたい。

松岡は就職するまで、京都の実家で暮らしていた。
だからちょっといつ時分の話かは把握していないが、とにかく実家でのことだ。

松岡がふと気付くと、母親が窓の側に立っていた。
半分開いた窓の向こうは、隣家との境の塀までの50センチ程の空間。
母親は何とも言えない、いやあな表情をしてその斜め下の空間を見ている。
しばしそうした後に、彼女はおもむろに窓を閉めた。
サッシがぴしゃりと鳴った。

彼女が去り、松岡は母が何を見ていたのかと窓に歩み寄った。
音を立てない様そおっと戸を引くと、ちょうど母が見ていた辺りに視線が下りた。

赤ん坊だった。

ひょうたん型にくびれた顔で目は禍々しく吊り上がり、
笑う形に歪んだ口からは、不釣り合いな黄ばんだ歯がみっしりと列んで見える。
肌の色は紫がかった黄土色をしていた。
およそ生きた人間ではない。
それが窓の下でゆらゆらと揺れている。浮いている。

母が何を見てあんなに忌まわしい顔をしたのか理解した松岡は、
同じ様にぴしゃりとサッシを鳴らして、境界を閉じた。
397枯野 ◆BxZntdZHxQ :2009/03/21(土) 23:10:30 ID:zFPuTT3W0
…すみません、トリップ間違えましたorz
>>396は自分です。
398あのひと1/2 ◆BxZntdZHxQ :2009/03/21(土) 23:13:08 ID:zFPuTT3W0
やはり松岡が実家にいた頃、いくつの時かは知らない。
ご母堂がまだ若かったと言うのだから、ヤツは小学生か中学生か。
ある日、五十がらみの女性が訪ねて来た。

俺が一時期交流のあった京都在の人に聞いた話では、
少なくとも20年ばかり前まで、
民家に拝み屋の訪問販売が来ることがあったそうだ。
俺は彼女の話を聞いていくら何でもそんな馬鹿なと思ったけれど、
松岡によれば「拝み屋は知らないが、怪しげな押し売りは結構あった」のだと言う。
そんな時代だったのかもしれない。

松岡の家を訪ねて来た女も、そんな怪しげな販売員だったようだ。
応対に出た母親に、印鑑だか何だかを作れば運が上向くとか、
先祖の供養がどうとかと言う話を始めた。
子供の松岡ですら、眉に唾する霊感商法のステレオタイプだ。
年若い母がどう対処するかと、松岡は物陰でこっそり覗いていた。

開いた玄関の引き戸の向こうにいる女を、母はにこやかに招いた。

「まあ立ち話もなんですから、お上がりくださいな。そちらの方も。」

松岡は「え?」と声を漏らした。
女も「は?いえ、今日は私だけですが…」と肩越しに後ろをちらりと見遣った。
母は笑みを浮かべたまま、女のすぐ後ろを見ている。
399あのひと2/2 ◆BxZntdZHxQ :2009/03/21(土) 23:15:12 ID:zFPuTT3W0
誰もいない。
「後ろの若い女性はお連れでしょう?」
母は言い、続けて後ろの“誰か”に語りかけた。
「お顔の色が優れませんね。お疲れでしょう、お茶でもお上がりになって。」
女の顔から血の気が引いた。
急に落ち着かない様子になって、何度も何度も振り返った。明らかに様子がおかしい。
「ど、どんな…?」
「髪がこの位で…小柄で痩せた方ですよ。そこにいらっしゃるじゃないですか。」
母は見透かす様に目を細め、ほら、と女の肩の上を指した。
「ああああ!」
女はメーターが振り切れた声を上げ、唐突に踵を返した。
「し、知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない」
何かを追い払う様に手を払いながら、女は縺れる足で走った。

母親が、してやったりという顔をした。
松岡も得心が行った。

母は霊感を売りにする悪徳商人に、視えているふりをして逆に怖がらせたのだ。
こんな子供騙しに引っ掛かるようでは、あの女は小物だ。

松岡が物陰から出て行くと、母はやれやれと首をすくめた。
「あんなモノ背負ってる様じゃ、あのひと碌な死に方しないねぇ。」
松岡は反射的に、門を出て行く女の後ろ姿を見る。

肩に何だか妙に平べったい、毛の生えた薫製肉みたいなのがぶら下がっていた。
400本当にあった怖い名無し:2009/03/21(土) 23:17:43 ID:Wo5ses9rP
待ってました
401暗室1/2 ◆BxZntdZHxQ :2009/03/21(土) 23:17:59 ID:zFPuTT3W0
松岡が物心ついた頃にはもうやっていなかったが、ヤツの実家は写真屋をやっていた。
だから、自宅の一角に、もう使われていない暗室があったそうだ。
その暗室のドアが時折勝手に閉開しているのを、見かけることがあったのだと言う。

昼間、家族の留守。
幼い自分以外に誰もいない筈なのに、いつの間にか開いていたドアに気付いた。
見れば暗い室内から肘より先の手が出ていて、掴んだノブを引き寄せる所だった。
ぎぃ、と軋んで戸が閉まる。
不思議に思ってドアを開けてみても、中に人の気配はない。
少しかびくさいような、がらんどうの闇があるだけだ。

またある時は、廊下にいた松岡の背後でドアの開く音がする。
えっ?と振り返るとバタバタッと足音がして、誰かが階段を上って行く。
階上との境の辺りで、脛から下の足が見える。
慌てて追いかけてみるが、階段を見上げてみても誰もいない。

件のご母堂も、それを目撃している。
やはりたまたま見ると暗室のドアが閉じる瞬間で、ちらとおかっぱの頭が見えた。
ドアにもたれる様にして内側に引いている、少女の肩より上だ。
切り揃えられた髪で隠れて、顔は顎の辺りしか見えていない。
ドアノブの位置より少し高いくらいの背の、小さな子供だった。

しかし、全体は見えない。何時見ても、見られるのは部分だ。
肘から先、脛から下、肩より上で顔は見えない。
部分しかない少女が、使われていない暗室にいる。
そんなことが、本当に記憶にある限り昔からずっとあった。
402暗室2/2 ◆BxZntdZHxQ :2009/03/21(土) 23:20:25 ID:zFPuTT3W0
松岡が就職して東京に出て、しばらくの間もやっぱりそれは続いていた。
相変わらず、母親が少女の姿を目撃していたそうだ。
だが、その後松岡の祖母が亡くなると、ぱったりと少女は現れなくなった。
もう二度と暗室のドアが勝手に開いたり、小さな手がそれを閉じることはなくなった。

先月法事で帰郷したおりに、ふとその話が出たという。
そこで、どうやら祖母には、
松岡の父の前に生まれなかった子供がいたらしいことが分かった。
流れてしまったその子は、松岡の伯母にあたる訳だ。

女の子だったらしい。

ずっと家にいて、真っ暗な部屋から出て、ちゃんと姿を見せることのなかった少女。
彼女は自分の母親に連れられて、あちらへ行ったのだろうか。
それとも、全く別の誰かだったのだろうか。
403枯野 ◆BxZntdZHxQ :2009/03/21(土) 23:23:15 ID:zFPuTT3W0
聞きたてほやほやの話をさせていただきました。
他にもあるので、またいつか…。

ありがとうございましたm(_ _)m
404本当にあった怖い名無し:2009/03/22(日) 00:03:21 ID:jZvo41HW0
405本当にあった怖い名無し:2009/03/22(日) 00:16:47 ID:pNLX3TKl0
>>403
乙です
406本当にあった怖い名無し:2009/03/22(日) 02:22:14 ID:5rr/d9RMO
いい!!乙です
407本当にあった怖い名無し:2009/03/22(日) 04:12:22 ID:A2YnG6cdO
いやぁ良かった
また来てね
408本当にあった怖い名無し:2009/03/22(日) 10:18:12 ID:G7osz2Jm0
面白かった!
次も待ってます!
409本当にあった怖い名無し:2009/03/22(日) 11:39:31 ID:fMQYx4JG0
いい感じ
次回も期待
410本当にあった怖い名無し:2009/03/22(日) 17:42:51 ID:0MroEaWP0
乙!
まとめサイトも死んだ今、作家様の作品が読めるのはここだけ!
このスレが流れるとウニ以外の作品は永久に読めなくなるので必死に読み倒します!w
411本当にあった怖い名無し:2009/03/22(日) 18:00:12 ID:2jKzr4EUP
>>410
わざわざdat消してるの?
412本当にあった怖い名無し:2009/03/22(日) 19:16:28 ID:/YqH+HWbO
婆さんや、忍はまだかいな?
413本当にあった怖い名無し:2009/03/23(月) 09:23:05 ID:ckhzzUdL0
>412
嗚呼、爺さんや。
414本当にあった怖い名無し:2009/03/23(月) 11:01:30 ID:ckhzzUdL0
>>391
その定義付けは俺も考えたw
415本当にあった怖い名無し:2009/03/24(火) 07:47:05 ID:kPQ1V5HqO
赤緑はもう人物関係が何がなんだか…
416本当にあった怖い名無し:2009/03/24(火) 09:27:10 ID:VQoOpPk80
主要4人+姉(みんな仲良し)
寺坂兄妹(暁彦、優理)→しぼん
「○○の心」に出てた自称死神の霊子さん
最近出てきたアイさん=白川さん(4人の友達ぽい)
あと、お婆さんが経営してるお店の名前が「マキムラ」で、
最初の一軒家の霊に取りつかれていた男も牧村だな。

誰と誰がどこで出会っているのかは、書くの面倒。
417本当にあった怖い名無し:2009/03/24(火) 17:31:11 ID:Fk4wXmLv0
>416
そこまで書き始めてるんなら纏めてくれよw

ちなみに俺は嫌ですw
418本当にあった怖い名無し:2009/03/24(火) 18:38:44 ID:VQoOpPk80
白川じゃなくて白谷だった Orz。

面識があるっぽい人
霊子さん→姉、運転してた男(きっと雨月弟)、死に掛けてた北上
白谷さん→主要4人(友人なので多分ある)、寺坂兄妹(知ってるようだった)
シズエ婆さん→店に来た北上

・・・こう書いてみると、北上って全員と面識あるんだな。
419本当にあった怖い名無し:2009/03/25(水) 01:46:29 ID:V4T0DUVDO
赤緑のまとめって何で無いのですか!
420本当にあった怖い名無し:2009/03/25(水) 05:40:06 ID:bvFXDFkaO
人物相関が分かりやすければ赤緑の話はもっと面白くなると思うんだよな。
なんか最近の赤緑の話は誰だお前?って感じでよくわからん。
421本当にあった怖い名無し:2009/03/25(水) 09:33:25 ID:b1rW/KCBO
赤緑の話は読み手をまったく意識してない公開オナニーみたいなもんだからな。
書き手である赤緑だけが楽しんでるから状態。
422本当にあった怖い名無し:2009/03/25(水) 16:02:54 ID:OzGO/QLjO
赤緑は初期のシンプルな感じが好きだったけど他の作品と同じラノベ調になっちゃったな
それでも続きは待ってる
423本当にあった怖い名無し:2009/03/25(水) 16:13:52 ID:CAGt8bBh0
実話で続くとかわかんないけど
長い体験談っていいのかな?
424黒い少女1(1/2):2009/03/25(水) 16:55:47 ID:CAGt8bBh0
ここ3年で起こった出来事です
今でもまだ続いてると思いますが…
少し長くて恥ずかしい部分もあるけど
待ってるのも何なのでよかったら読んでください
全5編まであります

最近稲川淳二が話す怪談がおもしろくて見ているので、題名もつけてみました

―本編―
僕が東京から実家に帰ってきたときのことです。
1年間東京にいたのですが、その夏の時から妙な声を聞いたり
存在?を感じたりするようになりました

初めは夢でした。
僕の住んでる市で一番大きなアーケード街があるのですが
夢の中で僕がそのアーケードを一人で歩いているのです
空は青くていい天気でした。商店街の店も開いてて電気も付いています
でもなぜか、おかしいな…と思いました
誰も人がいないのです
僕だけがそこで歩いていて、アーケードの店だけが開いているのです
425黒い少女1(2/2):2009/03/25(水) 16:57:31 ID:CAGt8bBh0
しばらくそのアーケードを歩いていました
そうしてる内に誰もいなくて不安になったのか
アーケードの向こうまで駆け抜けようと思って走り出した時でした
走り出して途中で気づいたのですが、何故か空気が重いんです
「(うわっ、なんだろ?)」
とか思いながら走って気づきました。
誰かが僕の背中にぴったりとくっついて一緒に走ってくるのです
後ろは見れません。ものすごい恐怖でした
振り向いてはいけない、見てはいけない。そんな気がさえしました
声が出ませんから、そのまま心で叫びながら走っていきましたが
その「何か」はぴったりとくっついて離れません
怖かった僕は、夢の中なら何でもありだと思って
走ったまま空を飛ぶイメージをすると、急に体がふわっと浮くように軽くなって
飛んで逃げれたような気がしました…

その時後ろの方から
寂しそうな…思いというか気持ちがすごく全身に伝わってきました
426黒い少女2(1/2):2009/03/25(水) 17:00:45 ID:CAGt8bBh0
1年ほど経った頃でした
戻ってきた僕は、家が自営業なのですが
とにかく自分のお金ぐらい働いて作ろうと思ってバイトを始めました
やりたいことも特に見つからず、逆に周りのものが興味の対象に見え
いろいろと今まで見なかったものにちょっとした楽しみを見出してた時です
その日もいつものようにバイトから帰って、PCを開いていろんな場所を見て大笑いした後、
TVを見て、ゲームをしてベットで寝てました

いつも全然眠れない状態が続きましたが、その日もそんな感じで
ベットの中でもぞもぞと目だけ瞑ってました。
そうこうする内にいつの間にか眠っていましたが、次に目が覚めると
もう朝を迎えるような空の藍色が部屋を染めていました。
眠い頭のまま多分朝の5時ごろだな…と虚ろ虚ろしながら思い、また寝ました

ふっ…とまた目が覚めるとさっきと同じ時間帯なのか、部屋がまだ藍色で染まっていました
2度寝したのにすぐに起きてしまったのか・・・と思った僕は
また妙な気分になりました
体が重いのです。というより動かない
仰向けになって寝てるのですが、全然体が動かないのです
「(うわ〜どうしてだろ・・)」
と思っていると、突然胸の芯からとてつもない恐怖感がしました
やばい、っと思ったと同時に、来る…、と思いました
ベットの足側のほうに部屋の入り口があるのですが
「それ」は確かにこっちに向かってくるのです
427黒い少女2(2/2):2009/03/25(水) 17:04:18 ID:CAGt8bBh0
それが部屋の扉の前まで近づいてくるたびに
恐ろしい恐怖に全身が耐えられなくなります。本当に歯が震えました
心の中であらん限りの拒否の言葉を繰り返しました
「(来るな来るな来るなっ!!あっち行け!!絶対来るな絶対来るな!うああ…来るなぁ!!)」
と、本当に反射のように精一杯繰り返しました
「それ」が扉の目の前にいる。それがわかります
「(うわぁぁ・・)」
と、自分の言葉だけの抵抗が消沈するかのようにその拒否を止めると
突然目の前がTVの白黒のザー・・という画面に変わり
パッとそれが直ると、再びさっきの寝たまま入り口を見ている自分の視界に戻りました
しかしどこか違うなぁ・・・と思うとすぐ気づきました 
部屋の入り口の扉が開いているのです
まだ「それ」は開いた部屋のドアの向こう側にいるのがわかりました
歯をかみ締めるぐらいにしか抵抗するしかなかった僕は
入り口を見ていると、「それ」は姿を見せました
全身真っ黒な、顔まで黒の渦で埋め尽くされた、背中までの髪と
140〜150を思わせる背丈の女の子でした

僕は恐怖と同時に、見てしまった・・・という喪失感に捕らわれ
その子を見ました。
すると一瞬でしたが女の子の方から、とても寂しそうな、そんな思いが全身に伝わってきました

するとふっ、とまた目を覚まし、今度は視界もはっきりとした
目が覚めた状態でした。
やはり時刻は朝の5時30頃で
昔20歳まで幽霊見なければそれから先も一つも見ない、
とどこから出たのかわからない話に子供の頃聞いて信じた僕は怖いのが嫌いだから、
絶対20歳から先も見ないと思ってました
あれが幽霊なのかどうかわかりませんが
なんか、喪失した気分とやっと目が覚めた気分が織り交じった妙な気分でした
428黒い少女3(1/2):2009/03/25(水) 17:06:24 ID:CAGt8bBh0
また数ヶ月経った頃です。
その時から次第に変な夢を見たり仕事中とか家でいる時
耳元で数人の話し声を聞いたり、僕に誰かが話しかけたりするような声を聞いたりしました

何も見えないですからほとんど無視してましたが、
それらは確かに想像ではなく、近くにもう一人いるかのような存在感で声を出していました。
何度か本当に怒ったり、完璧無視したりしましたが、治まる気配がなく
僕からしたら独り言ですから、諦めかけて冗談で、ねぇねぇ…なんて小声で話しかけると
うん?と本当に帰ってきます
男だったり、女だったり
不思議とバイト先の先輩だったり、親だったりアニメのキャラだったり、
生きてる人、想像物関わらず確かにその人の声その人を目の前にしたときと同じ感じで喋っているのです

もちろん見えないですから、声同士の喧嘩のような声が聞こえても何事かとほとんど無視ですが
たまに起きてる状態でも部屋でいる時
前会ったTVの白黒のザーという感じで画面が乱れ
視界(目の前の世界?)がなぜか金色に綺麗に輝くと、そこに本当に存在と一緒にアニメキャラや
今ここにはいない知り合いの人も見えたりもしました

眠りに入る寸前にはよく人の顔や、声がよく聞こえたり見えたりしました

何故かその後、やばい、となぜか直感で思って、その見えた人を弾く様に拒否すると
向こうもちょっと…!見たいな感じでまた薄くなって見えなくなります
429黒い少女3(2/2):2009/03/25(水) 17:09:03 ID:CAGt8bBh0
そんなのが続いたある日の朝でした
また朝早く目が覚めると、目を瞑っているのに目の前の視界が見えます
体を横にしていて、ベットの枕横にはTVの横面がすぐ正面近くに見えるのですが
その間が30センチほど開いています
そこになぜか誰かいるような気配がうっすらとする頭の中でするのです
それは黒く、僕としてはとても恐怖でした
そこに意識を少し集中すると、一瞬見てしまいました
黒い渦の様な頭が、その30センチぐらいの間に入り
両手をベットの上に出しこっちを向いているのです
それが、普段人の顔だけ見て男か女かとわかるように、女の子だとわかりました
正直その子を見たとき、「おう、またか」と思いました
あい変わらず顔が確認できないその黒い女の子は
その時は目と口だけが白く見え、表情が少しだけわかりました
目を笑った時のように薄く細めて、口の端が月の弧の形のように左右に釣り上がって笑っているのです
それは少し厭らしく笑っているようでした

するとその黒い子は同じように黒い右手をこっちに向けだしてきて、いきなり胸を突いてきました
その手はなんと自分の胸に当たることなく
ズボッっと体をすり抜けるのです
本当に胸の中を何かが通過したように感触が内臓に響きます
その度息が止まるような感じで少し苦しかったですが、
まるで遊ぶようにズボッズボッと胸に右手を入れるのを2回繰り返すと
突然ふっ、と目を覚ましました
もうその目の前の黒い渦の子はなく、いつもの朝でした
430黒い少女4(1/4):2009/03/25(水) 17:12:02 ID:CAGt8bBh0
2年ぐらいたって、去年の夏が終わった頃だったと思います
当然声や、たまにうっすら寝る時など垣間見る人の顔や姿は見ましたが
次第に声などだけになってきて、落ち着いてきて慣れてきました
と、バイトや家で遊びながら少しその黒い渦の女の子を考えました
夢の中から部屋の前、そしてベットの真正面
その女の子はだんだん近づいて来ているのか…
なんてホラーっぽくに思ったりしました。
その日もバイトを終えて、家でご飯を食べ
パソコンをやりながらTVを見て寝ました

朝になったときです。
いつも何かに起こされるように朝は目を覚ましていたのですが
今日も同じように目を覚ましました
壁の方に(反対側がTV)体を横に向け寝ていると、ふと足元の方で気配がします
何かなぁとまた寝ようとしたのですが、その気配が気になりました
そう思っていると、その気配のほうがツンツン、と
僕の足の裏をなにかで突付いているのです
やはりそれはその黒い女の子で、なぜなのか、
暇そうにその子が足の裏を指で突ついているのがわかりました
相変わらず恐怖を感じるのですが、なぜかその子がすごくいい感じのする子だなぁと思い、
するとその時にはもういろいろ慣れて、僕は正直なっていました
「(またこの子かぁ…)」
と思い「(こっちに来ないかぁ…ナンテ)」と調子付いて思ったときでした
そう思った瞬間その子がふっ、こちらの呼びかけに答えるかのように
顔を上げてこっちを見ました
僕のベットの横はTVと白い壁です。その時は白い壁のほうに向かい横になって寝ていました
正直「(えっ!?)」と思ったのですが、そのまま黒い気配はふっ、とその場から姿を消しました
431黒い少女4(2/4):2009/03/25(水) 17:14:04 ID:CAGt8bBh0
その状態でちょっと待っているとふと気づきました。
体が動かない
僕が抵抗していないのか、誰もいないのにずっとその状態で体が動かなくなりました
それに気づくと、僕はまた妙な気配を感じました
さっきの黒い気配がなぜかいるような気がしました
すると突然体が震えだし、再び体の芯から来る恐怖がどこからか迫ってくるのです
そしてそれが強さを増した時気づきました
さっきの黒い気配が動いているのがわかるのです
それは僕の体の上を足のほうから両腕で僕の体を挟むようにしてベットの上を張ってくるのです
それがだんだん近づいてきます
僕はその時にはちょっと小刻みに震えるしかなく、じっとしてました。

その時には半分開き直ってました
今まで正面近くでよく見たことなかったので
「(どうせなら顔見せてくれないかなぁ)」
なんて冗談で思った突然、自分の目の前にある白い壁と自分の間にドサッ!というベットの上に
何か落ちた音がしました。
うおっ!とじっと固まったまま思った僕は、目の前をまさか・・という気持ちで確認すると
黒い顔の渦が目の前に倒れてきているのです
その時何かが僕の顔に当たりました。間違いなく人の長い髪の毛でした

恐怖を堪え、目を凝らしてよく見ました。
確かに黒い渦がその女の子に巻いていて、それは常に僕の芯から全身に逆らいようの無い恐怖を感じさせました
と、黒い渦の隙間を見て姿を確認しようとすると、驚きました
その女の子、姿が無いのです
真透明の「何か」がそこにいてその周辺に恐怖を感じさせるその黒い渦を巻いているのです
透明でもその子の腕が自分の腰に当たっているのでそこにいる実感はありました
432黒い少女4(3/4):2009/03/25(水) 17:17:07 ID:CAGt8bBh0
ここからちょっと恥ずかしい話しですが
もう見てしまった事や、何故か抗えない恐怖に、半分開き直ってた僕は自然に目を瞑ると
その黒い女の子も近づいてきてるような感じがしました
そのまま唇に感触がしたと思うと、小さな舌のような感覚がしました
くっついたまま上体を起こすと、ずっとその子も腕を自分の腰に回しているのか
そのままくっついて来ます
そのままの状態で目を開けベットの枕側にある窓を見ました
窓を見ると自分の姿が見えました
が、女の子の姿が映ってないのです
目の前には黒い渦とその隙間からみえる透明の体
窓には僕が透明の何かを抱いてるように映りました
その時に気づいたのですが、なぜか周りの音がまったくなく耳鳴りも聞こえない
自分の部屋や窓の景色、全てが白黒の灰色一色でした
なぜかその子にくっついていると、頭に変にイメージが沸いてきました
「普通」とか「春」とか、そんな感じです
冬の時によく感じるもうすぐ春が来る予感、それと同じ感じでした

そのままその子をベットに押し倒している体勢になると、
やはりちょっとふざけていたのか
「(もっとよくみてやろう)」
と思いました。
すると、ふっとその子の顔の部分に別の映像が現れ、白黒の色に
斜めを向いていましたが女の子の14〜16歳ぐらい?の目がパッチリとした
白い顔、白い髪に小さな口にスッと鼻筋の通ったかわいい綺麗な顔が映ると、
突然顔を歪めた知らない男で老人のような顔がふっ、と映りました
「(え?)」
と僕は思うと、そのまま頭に疑問を浮かべままその子を抱き上げると
僕がいつも寝ている仰向けの体勢になるとその子も付いてきました
433黒い少女4(4/4):2009/03/25(水) 17:19:41 ID:CAGt8bBh0
そのまましばらくいると、なぜか落ち着いていき
同時に、あ・・このままで終わりそう…みたいな気持ちに捕らわれましたが
さっき見た、女の子ならわかるのですが、あの歪めた老人の顔の方が気になり
突然ものすごく起きたい気分になりました

するとその思った瞬間グッと自分にくっつくような力強さが体に感じると
それでも起きたいと思った僕は、その思いが強くなると同時に
目の前にいるその子が離れていくような感じがしました
すると目の前でその子がものすごく抵抗してるのがわかりました
僕の顔と同化しているのか、その子も自分も首をブンブン振って嫌々と言わんばかりに抵抗しているのです
でも起きたい僕はすっとその顔を離すと、少し寂しそうな空気を残しながら
ふっ、とその場から消えていくその子を見ていました

目を覚ますとやはり朝の空気で、寝て体を横に向けて寝ていたのですが、
さっきのその子が離れていった時の仰向けに寝た状態でした。
もし現実で動いていたなら、本当に僕が女の子と重なっている時
現実でも体を起こしていたのか?と、その後思いました。
434黒い少女5(1/3):2009/03/25(水) 17:23:20 ID:CAGt8bBh0
数ヶ月経った時のことでした
夜寝る前にお笑い番組を見ていました
そのお笑いのいつものテーマで、小さな教室に先生に扮した芸人が入ってきて
数人の生徒(芸人)にしょうもない課題を出して、その通りに出来なかったものは罰を与えるのです
その時の課題は「興奮してはいけない」でした
先生に扮した芸人の奥さんが、マイクで生徒の前で妙な声上げたり
エッチな単語を話しに混ぜて言ったり、アダルトな絵を見せたり
興奮度は全て先生目線で判断する、不条理な判決で
生徒がぼこぼこ叩かれていたのにちょっと笑いました

そしてその日もすぐに寝ようと思いました
最近の事でしたが、いつもなかなか寝付けずベットで1時間ぐらいして
自然と寝るのが普通でした
ふと、そんな時妙に寂しくなりました
その間も声なり何なりと続いていたのですが、その時はその黒い渦の女の子が妙に気になりました
なぜかいい感じなだぁという記憶が頭に感覚として残っているのです
ちょっと寂しいがしばらくして続くせいか、仰向けのまま
その子が目の前にいるような想像をして、自分を抱きしめるようにして寝ました
ちょっと自分で可笑しくなりましたが、
体を暖めてるからか何故か次第に落ち着いて眠たくなってきました

しばらくして目を覚ましました。
朝ではなく、豆電球をつけたままのいつもの部屋の天井です
仰向けのまま天井を見ていました
何故か起きたのですが、寝ようとしても眠れない
すると体が重く気づき、気配も無いのに黒く怖い瘴気のような空気が辺りにあるのが不思議に思いました
天井を見ると普通に見えて、自分の周囲だけ黒い空気があるのです
すると視界の端の何かに気づきました
視界の右下に黒いモヤがかかっているのです
何かなぁ…と思って横を見ました
「(うぅわっ!!?・・!)」
やばいものを見たときのように本当に心でそう叫びました
435黒い少女5(2/3):2009/03/25(水) 17:26:20 ID:CAGt8bBh0
横にあったその黒いモヤ、人間の顔だったのです
黒い渦の小さな女の子が、僕が自分を抱きしめてるように
僕の顔に両手を回して上から覆いかぶさっているのです
いつの間にか自分の腕を抱いている僕の両手も、その黒い女の子を抱きしめてるようになっていました
「(うわぁぁあ・・・)」
心で悲鳴を上げ、恐怖と身震いでそのまま顔を反らすしか動けませんでした
その時、初めてその子の声を聞きました
小さく、消えそうな、すすり泣くような声で
「アリガトウ・・・」
・・何だかわかりませんでした
自分が何かしたのか、この女の子にそうしたからなのか、そんななのが頭によぎりました
本当にかわいらしい、小さな声でした

その後、僕は静かに閃く様に頭にふっ、と思い浮かべました
「(この子としたいなぁ)」
そう思うと同時にその子がまた、それに答えるようにこっちの方を見て顔を上げました
すると小さな女の子の声がまたしました
「ウン・・イイヨ」
その後その子と、状態はそのままでその子が上でやってしまいました

予断ですがその時の何というか、感度というか刺激がなんか凄かったです
触れた瞬間表面の部分ではなく、内側から神経を直接刺激されるような凄いものでした
いつもの自慰ではできないような、簡単に言えば人間が普段感じれるものじゃなかったです
436黒い少女5(3/3):2009/03/25(水) 18:40:03 ID:CAGt8bBh0
その抗えない感度にうわっ・・・思い、ちょっと興奮してしまいましたが
そう思った瞬間、なぜかその子はちょっと困ったような空気をしました
どうしていいのかわからないような、そんな感じです
すると次第にその子の黒い空気も消え、次第にその子もうっすらと消えていきました
その時ふと頭に何かよぎりました
何かが僕に教えるように頭の記憶から出てきたのは、今日寝る前に見たあのお笑いのTVでした
妙な話ですが、あの先生と生徒のしょうもないお題がイメージに出てきたのです
「興奮してはいけない」
なんだかよくわかりませんが、その子が困った感じがそれだったんでしょうか


それと抱きかかえている時に見たのですが
その子の見えないと思っていた体が、なぜかその時黒い渦の隙間から腕部分だけが見えたような気がしました
それは白く、その肌質はまるでTVで見た月の様に灰色に染まったものでした
月の砂は、砂漠の砂のようにサラサラしていてそこに無数の小さなクレーターが出来ているのですが
まさにそんな感じの柔らかくサラッとした感じの肌が見えました
それを見たその瞬間、その子のことでしょうか…
見たことあるイメージが一瞬頭をよぎり気づきました
「(あ、死体だな…)」
そうすぐに気づきました

それ以来その子の黒い影はまだ見ていませんが、
たまにその子に近づいたときに感じた黒い気配と
何故か甘〜い匂いと乾いた灰のような匂いだけが少しスッと周囲を漂うことがあります
それらしい声も聞こえるのです
多くの声の中でその子の声が、一人一人感じが違うのでわかるのですが
「ダイジョウブ…ダイジョウブヨ」
僕か誰かにそう言っている小さな女の子の声が周りからたまに聞こえきます
437本当にあった怖い名無し:2009/03/25(水) 18:42:01 ID:CAGt8bBh0
長文・駄文が続いてしまいもうしわけありません
いくつあるので、こんなに長くないですが
またいつか書きます
438本当にあった怖い名無し:2009/03/25(水) 20:27:31 ID:uM9ulquL0
>>437
439本当にあった怖い名無し:2009/03/25(水) 20:29:05 ID:D0pXl/ei0
これは…叩かれそうな雰囲気だな。
めげるなよ。
440本当にあった怖い名無し:2009/03/25(水) 22:33:52 ID:RZKqWI690
ごめんなさい長かった・・・
また違う話し短く書きますね
いや本当に怖かったので
441本当にあった怖い名無し:2009/03/25(水) 23:18:11 ID:V4T0DUVDO
金縛りスレのが合ってる気がする
442本当にあった怖い名無し:2009/03/25(水) 23:27:31 ID:b5H8Xc310
面白かったお
443本当にあった怖い名無し:2009/03/25(水) 23:43:05 ID:sGLkjCkK0
>>440
多分こっち向き

怖い夢を見たらその夢を書き込むスレ
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1233242403/
444本当にあった怖い名無し:2009/03/26(木) 00:05:03 ID:7Doo2PQ30
別にこのスレでもかまわないお
445本当にあった怖い名無し:2009/03/26(木) 00:14:57 ID:watBpvvx0
>>444
でも夢話は荒れる元だぜ
446本当にあった怖い名無し:2009/03/26(木) 00:36:00 ID:7Doo2PQ30
ここ洒落コワじゃねーっていう
447本当にあった怖い名無し:2009/03/26(木) 08:40:03 ID:GjLnGBuNO
とりあえず日本語をもう少し勉強してから来て欲しい、っていうと正直過ぎるんだろな…

某サスケを思い出したのはオレだけでいい
448本当にあった怖い名無し:2009/03/26(木) 08:42:32 ID:1laO6+AW0
霊感の強い人が出てこないってのがまた
449本当にあった怖い名無し:2009/03/26(木) 09:12:36 ID:rb3+Cc1f0
一般的な文章レベルで読めた文じゃないってのが感想だけど、
つまらんから書くな下手だから書くなとかは言わないよ。
ぶっちゃけてごめん。
450本当にあった怖い名無し:2009/03/26(木) 13:51:34 ID:/57hMAGSO

思いついた言葉全部書いてる感じ
「ちょっと微妙に感じた」みたいな

せめて誤字はなくしてくれ

だが今後に期待
451本当にあった怖い名無し:2009/03/26(木) 18:45:33 ID:iednoc+k0
うむ
452本当にあった怖い名無し:2009/03/26(木) 20:18:45 ID:DPqMF42B0
何も書けないくせに、書き手に敬意も払わず文句しか言えない人が
いっぱい残っているので、他で書いた方が良いよー
453本当にあった怖い名無し:2009/03/26(木) 21:37:43 ID:/57hMAGSO
>>452
文句のつもりはないんだが…
書き手としてもっと成長してほしいだけ。
内容、面白いから期待しているんだ

これで荒れたらすまん
454本当にあった怖い名無し:2009/03/27(金) 02:26:34 ID:XSclXovoO
>>437
長文乙でした
変に難しい言葉とか使われるよりも読み易くて良かったです
455本当にあった怖い名無し:2009/03/27(金) 03:41:38 ID:N3GV3JKe0
>>454
ありがと

いろいろ感想ありがとう
とりあえず短くするよう努めてみる

>>445
あまり来た事なかったのでそれは初耳
なるべく避けます
456本当にあった怖い名無し:2009/03/27(金) 05:59:55 ID:VlpcvV5w0
スティーブン・キングの「小説作法」がオススメ。
457本当にあった怖い名無し:2009/03/27(金) 08:45:42 ID:JMr6xslQ0
「俺がお前を叩くのは決して憎いからじゃない!」
この後に続く台詞なんだっけ。

でも憎いから叩く人もいるんでその辺は取捨選択な。
458本当にあった怖い名無し:2009/03/27(金) 09:01:47 ID:RgcE8c/+0
長らく全スレアクキンくらってた。
でかいプロパなので巻沿い食らった
前スレで書いていたのだが、名前忘れた。
長いの投下します・・・近日
459458 1/7:2009/03/27(金) 09:12:59 ID:RgcE8c/+0
といいつつ、時間あったので今から投下



自分が体験した話。
自分は霊感無い、と思ってる。
自分の通っていた高校は歴史が長く、
その為か学校にまつわる怖い話が結構ある。
その怖い話を身をもって感じてしまった話。
自分は演劇部に入っている。
顧問の先生は生物の先生だった。
何で生物?と思われるが、
今までの顧問の先生が自分を入部させた3年生と共に去ってしまい(定年)、
新しい顧問を探していたが、どうしても決まらす
このままでは、顧問も決まらず廃部?と困っていたところ、
声を掛けてくれたやさしい先生だ。

いつものように部活の合宿の季節になった。
合宿所は3ヶ月前からの予約が必要。
教頭先生に直接申込書を持って行く、
そしてその場で他の部活とかち合わないか確認してもらい、
承認されると言うルールだ。
5月に申請書を持って行き、8月の夏休みに合宿を出来ることになった。

460458 2/7:2009/03/27(金) 09:13:45 ID:RgcE8c/+0
さて当日。
合宿所に荷物を運んでまったりしていると、
突然ぞろぞろと、体育会系の兄ちゃん達が入ってくる。
陸上部だ。
今日は演劇部が合宿所を使う予定になっていると主張すると、
そんなことは無い、これから2日間やって、そのまま大会に出るんだ!
と、言い返された。
頭にきて教頭室に行くと、陸上部の顧問と演劇部の顧問がすでにいた。
自分に言われたのは・・・・
どうやら教頭先生のミスで陸上部と鉢合わせてしまったそうです。
演劇部のほうが先に申請をしていたので本来ならこちらに使用権があるのですが
大会で上位に食い込む可能性のある陸上部に大会前の最後の練習のため
譲ってほしいと言う。
しかし、もう荷物は運び込んでいる。
もちろん夕飯と朝食の材料も買い込んいる。
教頭先生は、特例として特別教室棟に宿泊することを承諾してくれた。
しかし、特別教室棟は、建物もとても古くあまり気味の良い建物ではない。
抗議したがセキュリティーの都合でどうしても特別教室棟しかあけられないと
言われた。
「たのむよ、教頭先生も困ってるから。」
最後は顧問の先生の泣き落としで折れた。
他の部員たちは逆にいつもと違うシチュエーションにテンションが高くなる始末だ。

461458 3/7:2009/03/27(金) 09:15:54 ID:RgcE8c/+0
屈強な陸上部の部員達に荷物を運んでもらい、
家庭科室も使わせてもらって特別教室棟での合宿がスタートした。
特別教室棟には生物室、化学室 音楽室 家庭科室 華道室など、盛りだくさん。
女子は華道室の畳で寝る事にして、男子は生物室で寝る事にした。
顧問は守衛のいる宿直室で寝るとのこと。
案の定練習は通常道理深夜まで行われ、
特別棟に着いたときはもう夜中の2時
顧問の先生に練習が終わったことを言いに生物準備室で待っている先生の所に行った。
いつもは合宿に付き合わない先生もさすがに校舎に寝泊りするので練習終了を見届けて
泊まることにしたらしい。
(コンコン)
「失礼します!」
と中に入ると、先生が机に向かって仕事をしていた。
「よ、遅くまでご苦労。後は寝るだけかな?中に入りなさい」
中に入ると壁一面、先生の机の前の棚に沢山の生物のホルマリン漬けがあった。
自分は始めてみた。
あまりの不気味さに目が話せないでいると、
「これを見てみなよ」
先生が指を刺したホルマリン漬けの一つを見ると・・・・
そこにはまるで人の・・赤ちゃんのような・・・物体が。
ヘソの尾が付いていた。
「!?」
「これは人間の赤ちゃんだよ。戦後に誰かが見つけたらしいよ。どこから出てきたんだかわからないけど。
 それ以来、ずっとここにあるらしい。」
「!!!!」
「あ、この隣の教室で男子寝るんだった・・言わなきゃ良かったかな?
大丈夫。俺は遅くまでよく仕事してるけど、怖い目にあったこと無かったから。」
(そういう問題か!!!)
この事はここの横に寝る連中には黙っておこう。
そう心に決めてこの部屋を後にした。

462458 4/7:2009/03/27(金) 09:19:10 ID:RgcE8c/+0
なんだかんだと用事を済ませやっと寝れるようになったのは夜中の3時だった。
部員たちは疲れからかさっさと布団に入りもう静かだった。
自分はいちを女子なので畳の部屋だった。
布団に入ったときだった。
「先輩、トイレ行きたい・・・」
「?」
静かだったので飛び上がるほどびっくりした。
隣で寝ていた後輩が起きていた様だ。
どうやら自分が来るのを待っていたらしい。
「いくか」
後輩と用意していた懐中電灯を持ち、真っ暗な廊下を歩き、トイレへ向かった。
廊下の電気をつけると全部一列付いてしまうため、生物室や華道室で寝ている
部員たちまで明るくなって起こしてしまうのを避けるため、懐中電灯にしたのだ。
何とか生物室の隣のトイレにたどり着き、トイレの電気をつけたときは
ものすごく明るく感じた。
「まってるから」
そういって鏡の前に立って個室に入る後輩を見送った。
待っていると個室で喋りだした。
「先輩、何かここのトイレ夏なのに寒いんですけど・・・ここだけなんか生暖かい」
「夏だから暖かいじゃなくて暑いんじゃないか?」
「・・・・」
後輩が個室から出てきて手を洗っていたとき、
「わ〜〜〜〜〜!」
463458 5/7:2009/03/27(金) 09:19:53 ID:RgcE8c/+0

突然廊下から叫び声が聞こえた。
びっくりして廊下に飛び出すと、男子が生物室から飛び出てきていた。
自分が女子トイレから出てきたのを見て通り過ぎていった男子が廊下の奥でこっちに来いと
手招きする。
「?」
とりあえず、おびえている女子の後輩の手を引きながら男子のところへ行った。
「先輩!あの部屋おかしいですよ!!!だんだんホルマリンの匂いがきつくなって来るんですよ!
 そして、顔に水みたいなのがポタポタと、たれたりして!」
矢継ぎ早に喋りだす男子を見てまさかと思ったが、ついさっき見た
ホルマリン漬けの赤ちゃんが頭をよぎる。
どうやら一人ではなく、複数感じたらしい。
とりあえず、女子のいる華道室に男子を連れて行き、女子を起こして男子が気味が悪くて寝られないので、
我慢するように説得し、全員で狭い華道室で寝た。
朝になり、恐る恐る見に行ったが何もなかった。
別に匂いも無かった。水も垂れてなかった。
それから先生に部屋を変えてもらい、男子は階の違う家庭科室で寝る事にした。
そうしてからは何事も無く、初めての特別病棟合宿は終了した。

夏休みが開け、学校に登校した時に友人から話を聞いた。
きっかけは特別棟での合宿を話したときだった。
簡単にまとめるとこんな話だった。
464458 6/7:2009/03/27(金) 09:22:17 ID:RgcE8c/+0
うちの学校は、昔軍人を要請する士官学校だった、関東に空襲があったとき
アメリカから執拗に空襲されたらしい。周りの民家も巻沿いになり、沢山の人が死んだ。 
空襲が終わって当たり一面死体だらけで、腐敗臭が町中に漂い、伝染病とかも流行りだして
大変だった。それで、生き残った町の人は一番近かったここの学校の校庭に町中の死体を集めた。
もう、一人一人弔ってあげる余裕が無かった。
無造作に山積みにされた死体を焼いていったそうだ。
その中に空襲で全身を火傷した妊婦の死体があったそうだ。
たまたま生き残ったその学校の生物の先生は何を思ったか、妊婦の死体の腹を掻っ捌いて
中から胎児を出すとホルマリン漬けにしてビンに入れ焼け残った学校にあった
沢山ある生物のホルマリン漬けのビンと混ぜたらしい。
学校は一部校舎を建て直し普通の男子高校になった。生物室は戦前のままの校舎だった。
ある晩その先生と他の先生が夜遅くまで仕事をしていると、誰かが生物準備室のドアを開ける。
「私の赤ちゃんを帰して!」
全身を火傷してお腹から血を流した女が先生めがけて突進してきた。
びっくりした先生はとっさにあのホルマリンを探すが沢山ありすぎてわからない。
他の先生は窓から飛び出して逃げ出した。
他の先生が応援をつれて戻ってくると、泡を吹いたその先生が倒れていたそうだ。
もう、それから正気には戻らなかった。
それ以来、生物室の何処かに赤ちゃんのホルマリン漬けがあると言う噂があると・・・・
465458 7/7:2009/03/27(金) 09:23:25 ID:RgcE8c/+0
男子はそんな恐ろしい怪談のある部屋で一晩明かすところだったようだ。
無論先生に聞いたがそんな話は知らないそうだ。
まあ、仕方ない。
先生は赴任して2年目だから。
先生は「ぽん」と手をたたき言った。
「だから、俺の前にホルマリン漬けがあるんだ!
今度お母さんが出てきたらここにいるよと教えてあげよう!」

・ ・・・・・・・

もしかしてそのお母さんは男子のいる生物室を探していたのか。
もちろん、男子にはこの話は話していない。
まあ、自分は何も見てないし。感じなかったし。



おしまい。
また、相変わらず長くてすみません。
これでも努力したんだ。
466本当にあった怖い名無し:2009/03/27(金) 11:35:42 ID:XJC8/6MB0


グッジョ
467本当にあった怖い名無し:2009/03/27(金) 13:31:28 ID:Fh9jeupc0
458さん乙です。面白かった
ところで『学校は一部校舎を建て直し普通の男子高校になった。』のに
なんで女子が居るの?
それと「いちを」は、まずいと思う…
468458 :2009/03/27(金) 14:15:20 ID:RgcE8c/+0
>>467さん
ありがとう。
説明不足すいません。
カットしすぎました。
『学校は一部校舎を建て直し普通の男子高校になった。』
は、戦後に男子校として再開して、自分が入る10年ぐらい(正確にわからない)
前から女子を受け入れだしたようです。

「いちを」は、自分は男役ばかり演じる役者でした。
見た目も男っぽかったので部員から男扱いでした。
部員達が自分を女扱いするときの言葉が「いちを女だから」
だったため、つい出てしまいました。
申し訳ない。
469本当にあった怖い名無し:2009/03/27(金) 14:40:15 ID:I/T7h0gO0
いちを、じゃなくいちおうでは?といいたかったのかと。
それとも、いちをって言葉があるのけ?
470458 :2009/03/27(金) 14:52:49 ID:RgcE8c/+0
>>469さん
そか。すみません。気がつかなかった。
多分無いです。
471本当にあった怖い名無し:2009/03/27(金) 22:22:57 ID:A/jSXHrj0
472本当にあった怖い名無し:2009/03/28(土) 02:42:47 ID:GKa7g5lA0
>>458
前に、演劇部の合宿時に体育館のステージで
少女の霊が〜っぽい話を書いてくれた人かな?
おもしろかったし読みやすかったよ
次回も楽しみにしてます
473本当にあった怖い名無し:2009/03/28(土) 07:06:55 ID:uLjYGE8/0
長文一気に書き込みは止めてくれよ。
だれるよ。
474本当にあった怖い名無し:2009/03/28(土) 08:16:15 ID:xJdeUIF+O
オレは長文でも短文でも全く無問題だよ
夢話の人と違って推敲してくれてるみたいだしw
他エピソードがあれば是非投下して欲しい
475本当にあった怖い名無し:2009/03/28(土) 15:45:22 ID:66rbv/Md0
相変わらず長文ばかりだよな。しかも内容はラノベ
新規の作家で、あまりここに来たことがない、と言ってるのに計ったように長文ラノベばかりなのは何故?
476本当にあった怖い名無し:2009/03/28(土) 15:50:28 ID:66rbv/Md0
俺思うんだけど、まとめサイトの管理人ってあいつじゃないの?
あのショウヘイ(?)とか言う奴。色んなシリーズ物書いててブログに移動したんだけど、ここに何度も晒されてた奴。
晒されてからまとめサイトの更新が滞った気がするんだよな
477本当にあった怖い名無し:2009/03/28(土) 18:28:55 ID:kG8SdBHC0
ホルマリン漬けの胎児と言えば蛭子さんが一番怖い
478本当にあった怖い名無し:2009/03/28(土) 20:50:27 ID:zPrIT0qq0
リア基地とは関わらないのが利口です
479本当にあった怖い名無し:2009/03/28(土) 22:21:24 ID:qoLTq+53O
>>476
正解。今も違う名前で書いてるのは文章をよく読まなくてもバレバレだ。
480本当にあった怖い名無し:2009/03/29(日) 10:03:03 ID:FJ6fLKCYP
>>476
シュウヘイはPC持ってないと思うんだ。
481本当にあった怖い名無し:2009/03/29(日) 12:50:11 ID:w+U3frFTO
>>480
パソコン持ってるよ。ブログに書いてあった。
482本当にあった怖い名無し:2009/03/29(日) 18:05:08 ID:AjGLlN6xO
ニコ厨なんだからPC持ってんじゃないか?
483本当にあった怖い名無し:2009/03/29(日) 20:01:00 ID:FJ6fLKCYP
なんと、そりゃ失礼。
いつも携帯からの投稿だったから、PC持ってないのかと思ってたわ。
484赤緑 ◆kJAS6iN932 :2009/03/30(月) 09:53:37 ID:kdmLBllf0
[謀略(後)]
1/13
息苦しい・・・
酷く、息苦しい。

壁にあった扉から部屋に入った瞬間、激しい眩暈に襲われ、私と雨月君はその場に倒れてしまった。
辺りが突然真っ暗になり、入ってきた扉は消えていた。
ここは一体どこなの・・・?何かの呪い・・・?
集中していないと、呼吸が出来なくなりそう・・・。

急に心細くなり、不安に心が揺れだす。
傍に倒れている彼も、私と同じように息苦しそうだ。
声を出すこともできないので、何とか目で会話を試みる。
平気?一体、何が?・・・分からない。まだ・・・平気。

何だか怖いの・・・。
これは通じないかな、と思ったけど、彼は手を伸ばして、私を抱き寄せてくれた。
嬉しくて心が落ち着く。

・・・でも、事態は好転しない。もはや耐え続ける以外に何も出来そうに無い。
それもどれくらい持つか?
誰かが助けに来てくれるのを待つしかない・・・。
485赤緑 ◆kJAS6iN932 :2009/03/30(月) 09:58:11 ID:kdmLBllf0
2/13
部室の中に入ると、そのあまりの質素さに少し拍子抜けする。
これじゃ何かを調べるといっても、何も無いじゃないか。

いや、それより雨月達はどこだ?
・・・といっても、すぐに分かる。
どこにも居ない。
ここには隠れるような場所なんて、どこにもない。
消えてしまった?そんなバカな。
こんなとこで神隠しなんて、冗談じゃないぞ。

ただ立ち尽くしていてもどうにもならないので、俺は何か手掛かりが無いか探して見る。
まさか窓から出て行った・・・?なんてあり得ないことを思いついたが、窓はしっかりと閉まっている。
駄目だ、何も無い。どこにも居ない。
俺は途方に暮れて部屋を見渡す。

・・・おや?
奥の壁に扉がある・・・?
486赤緑 ◆kJAS6iN932 :2009/03/30(月) 10:01:22 ID:kdmLBllf0
3/13
何だこれ・・・こっち側って、外だよなぁ。
そう思いながら、扉の前に行く。
そこには小窓があり、汚れているが、顔を付けて覗き込むと中の様子が見える・・・

・・・!
雨月達がいる!
鮎川さんと2人で倒れている。
これは・・・なんだ?意味が分からないが、とにかく助けなければ!
扉の先はこちらと似ている部屋だが、どういう構造になっているのかなんて、さっぱり分からない。
ええい、ままよ。と思い、俺は扉を開け・・・


・・・ようとして、思いとどまる。

入って、どうするんだ?
俺には霊感なんて無い。きっと霊感のある人なら、今頃危険を察知しているのだろう。
だからこそ俺は、何も分からないからこそ、慎重にならないといけないんだ。
そうしないと・・・この前のトーテムポールの二の舞だ。
487赤緑 ◆kJAS6iN932 :2009/03/30(月) 10:04:21 ID:kdmLBllf0
4/13
雨月達でさえあの様子なのに、俺が何も考えずに突き進んでもどうにもならない。
・・・しかし、当然放っておけない。
どうする?俺に何ができる?
もうすぐきっと、神尾さんが来るだろう。それを待って、一緒に考えるか?

・・・駄目だ。2人の状態がわからない。ひょっとしたら一刻を争うかも知れない。

俺は携帯を取り出す。
くそ・・・!こんなことなら雨月の姉さんに番号を聞いておくのだった。
少し近寄り難く、聞くと下心があるように思われるのが嫌だったなんて、情け無い言い訳だ。

自分でどうにも出来そうに無いなら、誰かに頼るしかない。
男のプライドがどうのなんて言っていられない。
誰か頼れる人は?
こういったことに詳しくそうな人は?雨月や鮎川さん以外でそんな人いたか?
誰か、誰か・・・

・・・いた。
俺は急いで電話を掛ける。番号を登録しておいて良かった。
そしてその相手は、すぐに出てくれた。

「はい、牧村です」
488赤緑 ◆kJAS6iN932 :2009/03/30(月) 10:07:44 ID:kdmLBllf0
5/13
俺「婆さん、俺、この前銅像買って・・・えーっと・・・死に掛けた・・・学生で・・・」
シズエ「はいはい、覚えていますよ。珍しいお客さんだったからねぇ・・・」
俺「あぁ、えー、その、俺、北上って言うんだ」
シズエ「北上さんね。えっと、何か用事がありましたかね・・・?」

俺「突然すまないのだけど、今、すごくやば・・・危険な状態なんだ。それで、何とか誰かに助けを求めたいんだけど、誰も居なくて、いや本当は居るのだけど居なくて、でも居ることを思い出して・・・」
シズエ「はいはい、落ち着いて話してくれないと、分からないよ」
俺「あぁ、・・・そう、だな」
いかんいかん・・・落ち着け、俺。
状況を分かりやすく、的確に伝えるんだ。

シズエ「何があったんだい?」
俺「えーっと・・・」
俺は今の状況をできる限り正確に伝える。
とある部屋の中。そこにある扉。向こう側は外で、部屋がある訳が無いのに何故か部屋が見える。その部屋の中で倒れている友人2人。
なんだ。落ち着けば簡単に伝えられるじゃないか。

シズエ「なるほどねぇ・・・」
俺「お願いだ、婆さん。俺にはどうにもできない。何か、どうすれば良いか分からないか?俺には異常が起きている、ってことしか・・・」
シズエ「ふむふむ・・・」
489赤緑 ◆kJAS6iN932 :2009/03/30(月) 10:10:55 ID:kdmLBllf0
6/13
まだ一度しか店で買い物をしていないようなお客から、突然こんな、意味不明な相談をされるのは迷惑だろうとは思う。
だが、こちらはもう藁にもすがる思いだった。

シズエ「その扉の向こうは、本来なら確かに外なんだね?」
俺「あぁ。それは間違いない。ここは一番端の部屋だから」
シズエ「向こうの部屋の中は、どんなだい?」
俺は汚れている小窓越しに、再度覗いて見る
俺「テーブルやら椅子やら・・・ん、こっちの部屋に似ているな」
シズエ「似ている、ってどれくらい?」
俺「えーっと・・・」
角度を変えて、中をよく見てみる。
テーブルに椅子、棚がある。後は・・・何も無い。
・・・ん?これは・・・?

俺「そっくりだ。こっちの部屋とそっくりだよ」
シズエ「ふむふむ・・・」
俺「これ、どういう・・・」
シズエ「質問は後にしておくれ。後ろの壁はどうなっている?」
俺「あぁ、ごめん・・・。えっと、後ろ・・・って?」
シズエ「その扉と逆側の壁だね」

何だか分からないけど、俺は振り向いて東側の壁を見る。
俺「何も・・・。何もない、ただの壁だ。張り紙とかも、何もない」
シズエ「後1つ。そこに、お前さん以外、誰か居るかい?」
俺「?いや・・・居ない・・・と思うけど・・・」
一応見渡すが、もちろん誰も居ない。
490赤緑 ◆kJAS6iN932 :2009/03/30(月) 10:15:20 ID:kdmLBllf0
7/13
シズエ「思う・・・まぁ、分からないか。ちょっと静かにしてくれるかい」
俺「あぁ、了解」
俺は口を閉ざす。
・・・・・・
・・・

シズエ「誰も居ないみたいだね」
俺「・・・分かるの?」
シズエ「多分ね。取り敢えず仕組みは分かったよ。何とまぁ恐ろしいことを」
俺「本当に?俺はどうすれば良い?」
シズエ「まず、そこの椅子を持ち上げて」
椅子・・・?まぁ、いい。
俺は言われた通り椅子を持ち上げる。軽い椅子なので片手で持ち上がる。
シズエ「持ち上げたら、それを、後ろの壁に思いっきり投げるんだよ」
俺「・・・へ?」
シズエ「急ぐんだろ?早く投げるんだよ。危ないから、少し下がってね」

もはや言われた通りにする以外ない。
俺は持ち上げた椅子を、思いっきり壁に投げつける。
椅子が壁に当たるとどうなるか、なんて分かりきっている。
鈍い音がして、壁が傷つくだろう。
しかし、ここでまったく俺の予想外のことがおきた。

ガラスが割れるような音が響き、壁が砕け散ったのだ。
491赤緑 ◆kJAS6iN932 :2009/03/30(月) 10:19:17 ID:kdmLBllf0
8/13
俺「うおぉっ!」
思わず驚きの声をあげてしまう。
壁が砕けた・・・?
あ、いや違う。変わらずそこに壁はある・・・。では何が・・・?
シズエ「やったみたいだね。2人は居るかい?」
俺「・・・え?」
2人は居るか?って・・・
・・・あぁ!
いつの間にか俺の横に2人が倒れている・・・!

俺「雨月!鮎川さん!平気か?しっかりしろ!」
俺は慌てて声を掛け、雨月を揺さぶる。
雨月「・・・ぐ・・はっ・・・」
すると雨月は大きく息を吐き出し、反応する。
俺「どこに居たんだ?どこか痛むか?」
雨月「う・・・あぁ、北上・・・?」
やっと気が付いた。
雨月「助かったのか・・・?古乃羽・・・!」
雨月は鮎川さんに声を掛ける。・・・と、どうやら彼女も気が付いたようだ。
492赤緑 ◆kJAS6iN932 :2009/03/30(月) 10:23:19 ID:kdmLBllf0
9/13
2人が無事そうなのを確認して、俺は電話に戻る。
俺「ありがとう!婆さん。助かったよ!2人とも無事だ!」
シズエ「あぁ、よかったねぇ・・・それじゃ、これで」
俺「ちょっと待って!一体何だったのか、教えてくれ・・・くださいませんか?」
シズエ「普通に話しなよ、気持ち悪いね」
自分でもそう思った。
シズエ「鏡だよ。合わせ鏡みたいなものだね」
俺「合わせ鏡・・・?じゃあ、俺が砕いたのは、鏡?」
シズエ「そうだね」

俺「いや、でも・・・俺とか映ってなかったけど・・・?他のも何も。それに砕けた鏡なんてどこにも・・・」
シズエ「霊感が無いのに、何でも見えているつもりかい?」
おおぅ・・・ストレートに言われた。しかしそうだった。いや、でも・・・

俺「俺はそうだけど、2人は違うんだよ。特に鮎・・・1人は良い目を持っているとか持っていないとかで・・・」
シズエ「良い目ね・・・。でも、それでも見ることができなかったから、罠に掛かったのだろうね」
俺「罠・・・?」
シズエ「誰かに対する罠以外で、そんなことする意味がないよ」
493赤緑 ◆kJAS6iN932 :2009/03/30(月) 10:27:07 ID:kdmLBllf0
10/13
シズエ「合わせ鏡の中に扉を作り上げておく、ってさ。恐ろしいねぇ」
俺「・・・それは、見抜けない?」
シズエ「見抜けなかったのだろ?上手く作られているのだろうねぇ。だから、強行策に出るしかなかったよ」
強行策。確かにそうだ。椅子を投げつけるなんてスマートじゃない。

俺「しかし、こんな方法でも何とかなるんだな・・・」
シズエ「いや、普通は無理だね」
俺「無理・・・?」
シズエ「中に人が引き込まれた状態で鏡を割るなんて、危険極まりないよ」
俺「え・・・じゃ、じゃあ・・・」
シズエ「いや、まぁ問題は無いと思ったよ。罠を仕掛けた本人はそこに居ないようだったからね」
俺「本人が居たらアウトだった・・・?」
シズエ「どうにもならなかっただろうねぇ。呪いそのものを何とかしないと」
そのもの、か・・・。俺には無理だっただろうな。

シズエ「早くそこから出た方が良いと思うよ。無理やり鏡を割って、仕掛けを壊しただけだからさ」
俺「あ、あぁ・・・そうする。本当にありがとう。今度、お土産でも持って行くよ」
シズエ「はいはい、どういたしまして。それじゃ、気をつけなさいね」
俺は電話を切り、何とか立てるようになった雨月と鮎川さんを連れて、その部屋を出た。

まったく、散々な目にあった。無事に済んでなによりだ。
これも、あの寺坂なんとかとかいう奴の仕業だったのだろうか?

そういえば・・・神尾さん、来なかったな。
白谷さん、会えなかったのかな・・・?
494赤緑 ◆kJAS6iN932 :2009/03/30(月) 10:30:59 ID:kdmLBllf0
11/13
「佳澄、いいの見つかった?」

あれこれと物色している佳澄に声を掛ける。
私の方は何だか全然買い物に集中できないので、今日は諦めた。
佳澄「うーん、中々・・・」
私「これなんて、似合うんじゃない?」
私は佳澄の服に会いそうな靴を選んであげる。
私「ほら、これ・・・」
と、佳澄の方を見る。

すると、佳澄はその場に立ち尽くし、どこか遠くを見るような目をしている。
私「・・・どうしたの?」
改めて声を掛けると、こちらに向き直って佳澄が言う。
佳澄「・・・ごめんね、美加。私ちょっと・・・大事な用事思い出しちゃった」
私「あらら・・・」
佳澄「ほんとにごめんね。私から誘っておいて・・・」
私「ううん、いいのいいの」
佳澄「ありがとう。私もう行かないと。また、ね」
私「うん、また来ようね」

そういうと、佳澄は店を出て、1人で帰っていった。
1人残された私は・・・買い物をする気にもならなかったので、大人しく帰ることにした。
後で古乃羽にでも電話して、雨月君との進捗でも聞いてみよっと。
495本当にあった怖い名無し:2009/03/30(月) 10:33:38 ID:BmSg1aDnO
こらこら、駄作の投下にどんだけ時間かけるつもりなんだよw
496赤緑 ◆kJAS6iN932 :2009/03/30(月) 10:35:19 ID:kdmLBllf0
12/13
用事を思い出したことにして店を出て、私は歩きながら考える。

・・・失敗した。

古乃羽の目を誤魔化すためとはいえ、少し仕掛けに懲りすぎたせいだろう。
逆に脆くなって、壊されてしまったようだ。
私もあの場に居れば、鏡が割れても問題は無かっただろうけど・・・
美加はどうしても足止めしておく必要があった。

彼女は霊感こそないが、鋭い直感力を持っている。
そういった人間には注意しなければならない。
それに、あの女を呼ばれる可能性もあった。
まだ会ったことも無いが、要注意人物であることは確かだ。

暁彦が私に治療を受けるために来ていた、あの部屋。
治療と言っても体の崩壊を止めるだけの延命処置だが、そこに再び古乃羽が来ることは、彼女の性格上、分かっていた。
そして古乃羽が美加には声を掛けないことも、予想通りだった。
それは言うなれば、暁彦のあの生意気な妹、優理のお陰だろう。
あの子は私の思い通りにはならなかったものの、こういった形で役に立ってくれた訳だ。
497本当にあった怖い名無し:2009/03/30(月) 10:37:01 ID:JKtJuFpb0
赤緑、気にすんな。
楽しく読んでる奴も居るぞ。

ここに
498本当にあった怖い名無し:2009/03/30(月) 10:41:49 ID:0qSkE4350
リアルで読んでリロード連打してる奴から見ればこの遅さは気になるぜ・・・
499本当にあった怖い名無し:2009/03/30(月) 10:44:39 ID:JKtJuFpb0
そんなの連打してる奴の都合だろが。

何もしねー読んでるだけの奴が文句言ってんじゃねーよ。
500ん.はあぁ〜 ◆3L9jakoeiE :2009/03/30(月) 10:52:05 ID:AVc5Ji3n0
           
    ノノハヽo∈  
    从*・ 。.・)    
  _(_ っ/ ̄ ̄ ̄/_ カタカタ。   。
 /\ \/___/  \ ノ_ノ   
ノ*゜。\_______\゚ Д゚) < 500
~\*。/* 。* 。** 。゜。ヽ /    
  ヾノ* ゜。*゜・ 。.・゜* 。ヽ,
    ~⌒~~~⌒~~⌒~~~⌒⌒~ 
501赤緑 ◆kJAS6iN932 :2009/03/30(月) 11:06:30 ID:kdmLBllf0
13/13
そこまでは完璧にいっていたのに・・・何故か、仕掛けが見抜かれてしまった。
あの後、部屋に入ったのは北上明雄だけのはず。
彼のことは完全に無視していた。何もできる訳はない、と。
あの女の連絡先も知らないようだったし、仮に知っている様子をみせていたら、連絡する前にあの場で直接手を下すつもりだった。

しかし、そうやって甘く見た結果がこれだ。
誰か他にも、邪魔になりそうな人が居る可能性が出てきた。
直接害になることはなさそうだけど、気に留めておこう。

でも今は取り敢えず・・・

伝言をしなかったことについて、美加たちへの言い訳を考えておかないとな。
あの女に対抗するために、まだ彼女達の近くに居る必要がある。
まぁ、つい忘れちゃった、とか言っておけば平気かな。私、そういう天然ぽいキャラになっているから。

歩くのも面倒になったので、携帯を取り出し、迎えを呼ぶことにした。
呼ぶとすぐに来てくれる、便利な人形たち。
そこに古乃羽や美加も加えたい。
駒として使うと、楽しいことがたくさんできるだろうな。
使えなかったら・・・捨てればいいだけだ。


502本当にあった怖い名無し:2009/03/30(月) 11:17:50 ID:0qSkE4350

別に作者の投下の仕方に文句を言うつもりはない
焦らしプレイはある意味楽しみでもある
503本当にあった怖い名無し:2009/03/30(月) 11:24:08 ID:JKtJuFpb0
赤緑、乙

>502
悪意では無くドSだったのか・・・w

キツく言ってスマソ
504コピーペA ◆RO5mhaMslY :2009/03/30(月) 15:57:19 ID:/ZeyKJCH0
コピペシリーズ楽しみにしてたのに投下者がいなくなったので代理で投下しよう

18 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/02/21(土) 21:16:30 ID:EqNb79dg0
ある、夜のこと金縛りに会い目を開けた。
するとお約束のごとく目の前に顔。

ざんばら白髪のババアがいた。

俺はその顔を見つめ心の声で
(やい!ひょんえー!と言ってみろ。ひょんえー!だよ
ひょんえー! あ、それひょんえひょんえー)
そんな事を繰り返し心の声で言っているとババアの唇が動き
「誰が・・・そんな恥ずかしい・・・言葉を言えるか・・」
と言いフッと消えた。確かにひょんえーなどという意味不明な言葉
なんていえないよなぁと思った。
505コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/03/30(月) 16:00:36 ID:/ZeyKJCH0


3 本当にあった怖い名無し 2009/03/15(日) 09:43:46 ID:aV2ZkqMx0
こっちにも投下です。

山口県の富海港という場所で幽霊が出るという噂を聞いて、
小生、怖がりながらも検証してきました。(5年前)
何でも車の窓ガラスから腕が車内に侵入してくるとか…。
怖がりなので真昼間の14時ぐらいに来ました。
港に車を止めて、しばらくして眠気が襲っていました。少し前に昼食を摂っていたので。
で、少ししてから目が覚めて異様な光景に驚きました。

窓ガラスの隙間から腕が侵入してきてるのです。
そしてその腕は、何故か僕の股間を触っています。
明らかに人の腕です。オッサンでした。
「兄ちゃん。コレやるか?(親指を中指と薬指の間に入れて)」
と言ってくる。ヤバイ…逃げなきゃ…。エンジン吹かして脱出しました。

正直、眠っていたとはいえ、
僕の真ん中の足がオッサンのテクで勃起していたのが一番怖かったです。

506コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/03/30(月) 16:02:19 ID:/ZeyKJCH0


6 本当にあった怖い名無し sage 2009/03/15(日) 13:02:11 ID:r24ATRqO0
>>2 続き

で、その方に縁のある方(身内ではない)が翌年亡くなったのですが
その日偶々お昼寝をしてたら、夢をみて縁のある方の家族が夢に出て
きて、「(縁のある方が)亡くなった」って言うんですよ。

で、目が覚めて「何かそんな夢みちゃったな...」と思ってたら、本
当にその日亡くなっていたことが分かって、なんか知らせてくれたの
かな?って...

後は今ではそれほどではなくなりましたが、夢に出てきたり、うちは
誰も煙草を吸わないのですが、自室などで煙草の匂いがする時があっ
たり、(その方はヘビィスモーカーだった)正直今でもこっちに着て
るのかもしれないなと思うことはあります。
(でも今ではなれもあるのか好きだった人だからか怖いとは思いません)
507コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/03/30(月) 16:03:16 ID:/ZeyKJCH0


8 本当にあった怖い名無し sage 2009/03/15(日) 14:25:50 ID:MrB3FByI0

最初は、ほんの出来心だったんです。

きっかけは2年ほど前にやっていた深夜番組でした。30分枠の、どちらかといえばマイナーな番組です。
もう終わってしまいましたが、全国ネットでやっていた番組なので、ひょっとしたら見たことがある人もいるかも知れません。
番組の中に、視聴者からの投稿を紹介するというコーナーがあったんです。他に目立ったコーナーもなく、それがその番組の売りのひとつでした。

投稿といっても、そんなに大したものじゃないんです。番組の最後にちらっと紹介されるだけで、
視聴者が町でみかけた変な看板の写真とか、飼っているペットの変な行動を撮ったビデオだとか、そういった
「ちょっと笑える、シュールな映像」を送って、採用されれば景品がもらえるっていう。

その番組を見てて、私も無い知恵絞って考えてみたんです。
別に景品が欲しいって訳じゃなかったけど、自分にも何か面白い映像が作れないかなぁって。
そうしたら、ひとつ思いついたんですね、ネタを。あまり趣味のいいネタではありませんでしたが、
私は自分で思いついたそのネタをすっかり気に入ってしまって、早速準備に取り掛かりました。
用意したのは適当な大きさの板と木の杭、それとロープが一本。これだけです。
まず、板に釘で杭を打ちつけて、看板をこしらえました。板には適当なタッチで、手書きで「ご自由にお使いください」と書きます。
これだけなら、何の変哲もありません。公園の公衆トイレや水のみ場の前なんかによくある看板です。

次にロープに取り掛かりました。こっちは看板より簡単です。一方の端を結び、丸く輪っかにするだけ。

これで準備は整いました。後はこれを適当に配置して写真を撮れば、ささやかながら私の投稿作品の完成です
508コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/03/30(月) 16:04:56 ID:/ZeyKJCH0


9 本当にあった怖い名無し sage 2009/03/15(日) 14:26:42 ID:MrB3FByI0
休日を見計らって、私は郊外の森に車を走らせました。適当なところで車を降りてロープと看板を担ぎ、森の中を少し散策しました。
程なくして、探していたものは見つかりました。適当な大きさの、どっしりとした松の木です。地面から3メートルほどの所に、
ほぼ水平に太い枝が張り出していて、私の目的にぴったりと合った木でした。
用意したハンマーを使って、私は「ご自由にお使いください」の看板をその松の木の前に立てました。
それから苦労して木の上によじ登り、大きく張り出した枝に片方が輪になったロープをくくりつけます。

木から下りて、私は満足して自分の「作品」を眺めました。

「ご自由にお使いください」と記された、即席の絞首台です。決して趣味のいいものではないと自分でも分かっていましたが、TVに映ればいくらかの笑いは取れるでしょう。

ところが、いざ写真を撮ろうという段になって、私は少しためらいました。
看板用の木材は近所のホームセンターで買ってきたもので、新品のきれいな板と杭でした。
ロープはさほど気になりませんでしたが、寂しい森の中では、その真新しい看板がどうしても違和感のあるものとして私の目に映ったのです。
考えた末、私は決心しました。
少しの間‥‥少なくとも何週間かは、これはここに置いて雨ざらしにしておこう。
そうすれば風雨で看板の木も薄汚れて、荒涼とした雰囲気を演出できるだろう、と。

もちろん、「もし誰かに見つかったら」という不安もありました。誰か良識のある人がこれを見つけたら、腹を立てて撤去してしまうかも知れません。
でも私としてはこれはただの悪戯のつもりだったし、例え見つかったとしても別に犯罪を犯しているわけではありません。
そう考えて、そのことについてはあまり気にしないことにしました。

看板とロープをそのままにして戻り、私は車で家に帰りました。
それから少し忙しい日々が続いて、気付けば私は自分のしかけた「悪戯」のことをすっかり忘れてしまっていました。

ふっとそれを思い出したのは、それからちょうど一ヶ月後のことでした。
例の深夜番組はまだ続いています。すぐに、私は車を走らせました。

509コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/03/30(月) 16:05:43 ID:/ZeyKJCH0


9 本当にあった怖い名無し sage 2009/03/15(日) 14:26:42 ID:MrB3FByI0
休日を見計らって、私は郊外の森に車を走らせました。適当なところで車を降りてロープと看板を担ぎ、森の中を少し散策しました。
程なくして、探していたものは見つかりました。適当な大きさの、どっしりとした松の木です。地面から3メートルほどの所に、
ほぼ水平に太い枝が張り出していて、私の目的にぴったりと合った木でした。
用意したハンマーを使って、私は「ご自由にお使いください」の看板をその松の木の前に立てました。
それから苦労して木の上によじ登り、大きく張り出した枝に片方が輪になったロープをくくりつけます。

木から下りて、私は満足して自分の「作品」を眺めました。

「ご自由にお使いください」と記された、即席の絞首台です。決して趣味のいいものではないと自分でも分かっていましたが、TVに映ればいくらかの笑いは取れるでしょう。

ところが、いざ写真を撮ろうという段になって、私は少しためらいました。
看板用の木材は近所のホームセンターで買ってきたもので、新品のきれいな板と杭でした。
ロープはさほど気になりませんでしたが、寂しい森の中では、その真新しい看板がどうしても違和感のあるものとして私の目に映ったのです。
考えた末、私は決心しました。
少しの間‥‥少なくとも何週間かは、これはここに置いて雨ざらしにしておこう。
そうすれば風雨で看板の木も薄汚れて、荒涼とした雰囲気を演出できるだろう、と。

もちろん、「もし誰かに見つかったら」という不安もありました。誰か良識のある人がこれを見つけたら、腹を立てて撤去してしまうかも知れません。
でも私としてはこれはただの悪戯のつもりだったし、例え見つかったとしても別に犯罪を犯しているわけではありません。
そう考えて、そのことについてはあまり気にしないことにしました。

看板とロープをそのままにして戻り、私は車で家に帰りました。
それから少し忙しい日々が続いて、気付けば私は自分のしかけた「悪戯」のことをすっかり忘れてしまっていました。

ふっとそれを思い出したのは、それからちょうど一ヶ月後のことでした。
例の深夜番組はまだ続いています。すぐに、私は車を走らせました
510コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/03/30(月) 16:07:02 ID:/ZeyKJCH0



10 本当にあった怖い名無し sage 2009/03/15(日) 14:27:37 ID:MrB3FByI0
忘れていた一ヶ月の間に台風の時期と重なったこともあって、久しぶりに踏み入る山中は草が生い茂り大分様変わりしていました。
私は途中少し道に迷いながら、趣味の悪い悪戯を探して山の中を歩き回りました。

程なくして、それは見つかりました。でも、私はそれをフィルムに納めることはできませんでした。

予想した通り、その場は荒涼とした雰囲気に変わり果てていました。
白木で作った看板は灰色に薄汚れ、黒インクで書いた「ご自由に‥‥」の文字は風雨にさらされてうっすらと滲んでいます。

そして、木にぶら下げたロープには、看板を見た誰かが吊られていました。

髪が長かったので、女性だと思います。後ろ向きだったので、顔はわかりません。まだ新しかったのかもう腐っていたのか、それも分かりません。
ただ、ピクリとも動かないその様子から、もう死んでいるのは明らかでした。
力なく手足をだらんと垂らしたまま、彼女は枝をキィキィと揺らして一人で吊られていました。
彼女が風に揺られてこっちを振り返る前に、私はその場から逃げて帰りました。
怖くてたまりませんでした。今でも怖いです。警察に通報することも考えましたが、それも怖くてできませんでした。
警察に通報すれば、あの悪戯が私の仕業だということが分かってしまいます。
厳密に考えれば、私のやったことは自殺幇助になるのでしょうか? でも別に、罪に問われるのが怖いわけではないんです。
私はほんの悪戯心で看板を作っただけなんです。でも、彼女を自ら死に追いやったものが何であれ、その原因の一端が私にあると思うと、怖くてたまらないんです。

あれからもう2年になります。
警察には届けていません。さりげなく新聞やTVのニュースにも目を通していますが、あの自殺者について何か書かれた記事にはまだ出会っていません。

きっと、今でも彼女は森の奥で吊られているのでしょう。
キィキィと枝を揺らしながら。
511コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/03/30(月) 16:12:55 ID:/ZeyKJCH0


12 本当にあった怖い名無し sage 2009/03/15(日) 21:01:45 ID:E7vzctzh0
伊豆のとある旅館に私と大学の友達で泊まって、夜電気を消して寝ようとしていると
障子に大きく女性の腰がくびれるタイプのドレスのようなシルエットがクルクル回って見えたとき
どうやら、外の街頭近くの木の葉っぱが写りこんでそう見えてるんだと分かったわけです。
幽霊の正体見たり枯れ尾花という気分でぼーっと眺めていたわけですが

ちょっと気になって、障子を開けてみたら、街頭なんて無かったんです。外はまっくら
もっかいしめたら、やっぱりドレスの女性がクルクル回ってるように見えます。
活発に動きすぎてあまり怖くはありません。

あれ?そういえば同じような怪談聞いたことがあるような。と
そしたら怖くなって、あの怪談、結末はどんな感じだったのだろうと。

隣で寝ている友達は怖い系はまったく駄目なので騒ぎを大きくしないために黙っていよう
でも、もういてもたってもいられなくなって、フロントへ相談に行こうと起き上がった瞬間、消えました。

後日一緒に行った友達にこの事を話したら、「もしその場で私に言ってたら、(私)を刺したかも」とか言われてほんのりしました。
512コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/03/30(月) 16:13:59 ID:/ZeyKJCH0


31 本当にあった怖い名無し sage 2009/03/16(月) 00:34:56 ID:EMQBAh+SO
昨日の晩、スティッチの腹を裂いて一人隠れんぼ。
プロアクティブのCMを聞きつつ押し入れに待機。
特に気配を感じたり変な音もせずにダレてきた所でケータイがブルブル。
幽霊からじゃなくて学生の時の友達からメールでした。
友「久しぶりー。今何してんの?」
私「家事手伝いwww」
友「そうじゃなくてwww返信早くね?なんで起きてたの?」
私「一人隠れんぼしてた」
友「なにそれさびしいwww」
私「ちがwww一人隠れんぼってのは(ry、で今押し入れwww」
友「今すぐやめて」
私「心配してんの?大丈夫だしwww」
友「まだやめてないだろ?早くやめろ」

なんだかいつもの友達っぽくない必死な感じだったからスティッチに塩水噴射。
で、一息ついたらさっきの友人から電話が鳴りました。

友「よかった繋がって!」
私「('A`)はい?」
なんでも、怖い夢をみていたら(詳しい内容は忘れたらしいけど私が出てたらしい)物音がして目が覚めて、棚見たら私があげたプレゼント(マリモのビン)が割れてビシャビシャになっていて、水やガラスを片付けてたらしいんです。
で、嫌な予感がしてメールをしたとの事でした。
513コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/03/30(月) 16:15:43 ID:/ZeyKJCH0


32 本当にあった怖い名無し sage 2009/03/16(月) 00:36:01 ID:EMQBAh+SO
朝に返ってくるかな?気のせいかな?くらいでメールしたのにすぐ返信が来たのでせっかくだから電話しよう、と思ったけど「電波の届かない所にいるか電源が入っていません」に。
メールができるのになんで電話できないんだろう?とか疑問に思いつつもメールを続けてるうちに「一人隠れんぼ」の話に。

急に寒気がして「このままじゃ危ない」と思ったらしくメールを続けてたとの事でした。
普段そんなに冗談とか男の子だったし、茶化すに茶化せない雰囲気。

で、しばらく話して怖いのも落ち着いてきて、4時頃に電話を切ったら着信音鳴りまくって着信履歴が急に2:45・2:46・2:47・2:48…って連続して埋まった。
一人隠れんぼしてる間の友達がかけてた履歴が時間差で出てきたっぽい。
だんだん怖くなって7時までジョイフルで時間潰して、明るくなってから部屋に塩撒いた。

何か見たり何か聞いたわけじゃないけど、自分的に怖かった。
文章下手でスマソ。
514本当にあった怖い名無し:2009/03/30(月) 16:24:47 ID:HjKa1pqj0
何が代理だw
515コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/03/30(月) 16:29:21 ID:/ZeyKJCH0


36 本当にあった怖い名無し sage 2009/03/16(月) 01:31:17 ID:szM0VeKZ0
ちょっと長くなるかもしれないんだけど、、、

この話は、昨日の夜に起きたもので、正直な所まだ話がまとまってないかもしれない。
変な所があったらごめん。

私は昨日、高校の時の友人と久しぶりに飲みに行った。
私は現在地元を離れているので、みんなに会うのは半年ぶりだった。
そのせいもあって、帰るのが惜しかった私と他数人は朝までカラオケに行こうという事になった。
飲んでいた場所のそばのカラオケは料金が高かったため、別の駅にあるカラオケまで行くことにした。
(ちなみに、北日本の有名な歓楽街にあるカラオケボックスです)
最初の方こそ、元気に歌っていたものの、3時をまわった頃からみんな疲れ始め、だらだらしながらおしゃべりしていた。
さらに2時間ほど話した頃、つまり早朝5時くらいの事なのだが、私は一人トイレに立った。
私のいた部屋は、そのフロアの角の方にあり、トイレに行くにはその階にあるほとんどの部屋の前を通らなければならない。
516コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/03/30(月) 16:31:00 ID:/ZeyKJCH0


37 本当にあった怖い名無し sage 2009/03/16(月) 01:32:12 ID:szM0VeKZ0
そこで少し不思議に思った事がある。
昨日は金曜だったため、店内は割と混んでおり、前にトイレに行った時には、その階にある部屋はほとんど空室がなかった。
しかし、今はすべてが空室で客はいないようだった。
私のいる地域では、始発はだいたい6時すぎ、帰るにしても早過ぎる。まぁ、でもその時は別に気にもとめなかった。

しかし、トイレに入った瞬間ぎょっとした。

トイレの個室の前の床が、血まみれだったからだ。
そのトイレには個室が2つあり、手前側の方の個室の前の床に、血の跡があった。
流れたというよりは、その後で拭き取ったような、擦れたような血の跡だった。

私はとりあえず血がない方の個室に入る事にした。
女性は分かると思うけど、女子トイレにはたまに血がついてる事がある。
たいていは個室の中の床とかについているので、その前に血がついてるのは少し変だけど、
多い日だったんだ !と無理矢理自分を納得させた。

517コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/03/30(月) 16:31:49 ID:/ZeyKJCH0



38 本当にあった怖い名無し sage 2009/03/16(月) 01:33:10 ID:szM0VeKZ0
トイレを済ますと血を踏まないように気をつけながら手を洗い、そこから出ようとした。
ふと、手前の個室を見ると、誰か入っている。
私がもう一つの個室に入っている時に誰かが来たような音はしなかったから、最初から誰か入っていたんだと思う。
けど、なんの音もしない。
私はしばらく考えて、ドアを押してみた。

ドアは開かなかった。
やっぱり誰か入ってるんだ、具合でも悪いのかな。そんな風に思いながら、トイレを出た。

そこから出た私はさらに言葉を失った。
血の跡がトイレから伸びているのだ。
月並みな表現かもしれないけど、トイレから「誰かを引きずっていった」ような跡だった。
その血はエレベーターの前まで続いていた。
トイレに入る時に気づかなかったのが、不思議なくらいだった。

518コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/03/30(月) 16:32:55 ID:/ZeyKJCH0


39 本当にあった怖い名無し sage 2009/03/16(月) 01:33:56 ID:szM0VeKZ0
さすがに怖くなって、小走りで部屋に帰った。
途中にアルバイトの店員とすれ違った。
彼らは掃除用のモップを持っていたが、それで血を拭く訳ではなく、普通に部屋の床を拭いていた。
彼らになにが起きたのか聞けばよかったんだけど、自分が見た光景を早く友人たちに知らせたいという気持ちの方が勝ってしまった。
部屋に帰り友人たちに血の事を伝えると、友人の一人がケンカじゃないかと言った。
私もそれは考えてはいたが、そのケンカは相当激しいものだった事になる。
それくらいの血の量だった。

その後別の友人が
「私、トイレ行ってくる!」
と言って部屋を出ていった。
10分程して戻ってきた友人は、
「現場検証してきたよ」と言って話し始めた。
まず、私が行った時には誰か入っていたトイレはもう開いていて、個室の中にもかなり血がついていた事。
そして、そのフロアにいる客は私たちを含めて3組ほどしか残っていない事などだ。

519コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/03/30(月) 16:34:36 ID:/ZeyKJCH0


40 本当にあった怖い名無し sage 2009/03/16(月) 01:35:53 ID:szM0VeKZ0
気味が悪かったけど、そろそろ始発も出るし、とりあえず店を出る事にした。

1階に降り、会計を済ませる時に、レジの人に何があったのか尋ねてみた。
返答は実に曖昧で、よく分からないです、と言われた。
私たちは納得がいかず、今度はアルバイトではないスーツを着た社員の人に聞いてみた。
「ちょっとワイングラスで怪我をされたお客様がいまして…、でも大丈夫ですから、ぜひまたおこしください!!」
と、いうことだった。
一階の出口付近には店員がずらっと並び、手厚く見送られながら店を出た。
友人いわく、いつもはあんな風に見送りなんてしてないし、何か怪しい、と言う。



520コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/03/30(月) 16:43:57 ID:/ZeyKJCH0



41 本当にあった怖い名無し sage 2009/03/16(月) 01:37:12 ID:szM0VeKZ0
私もそう思った。

まず、ワイングラスで切ったぐらいであんなに血がでるか。

次に、もしそうだとして、何もないなら血を拭き取ってしまえば良いのに、どうしてそのままにしてあるのか。
普通、サービス業をしている者であれば、客を不必要に不安にさせるようなことはしないはずである。

そして、たくさんいた他の客はどうしたのか。
始発もないのに帰ってしまったのか、警察など行ったのか。

気になって調べてみたが、結局新聞などにも載っていなかったので、個人的には自殺か何かじゃないかと思っている。

そして最後に、あの血まみれのトイレに入っていたのは誰だったのだろう。


あんまり怖くないかもしれないけど。
長文失礼しました。
でもほんと何だったんだろう…
521コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/03/30(月) 16:44:37 ID:/ZeyKJCH0


51 本当にあった怖い名無し sage 2009/03/16(月) 15:44:49 ID:OZlAThVU0
とうとう俺にも不思議な事件が起きたよ

この間会社の上司が夜、夫婦でウォーキングしてたら
ある低い石垣の上に座ってる俺を見つけたそうで
「おい何やってんだ?」と笑顔で話しかけても、俺は不思議な顔してたらしい
「大丈夫?どうかしたのか?」と聞いても困った顔してるだけ
「都合が悪いのかな?」と思って家に帰ったらしい

翌朝会社で「昨日どうしたんだ?」 とか 「なんかあったのか?」と聞かれて
何のことか解らず、「何の話?」って聞いたら、経緯を教えてくれた

俺はその時間家にいたし、その場所すら行ったことがない
同じ会社の人が至近距離で見ても、俺に間違うほど似てる人間が近くにいる

そしてよく考えたら昔 行き着けのライブハウスのマスターに
「こないだ連れてたの女の子は誰?」 と聞かれたことがあった
マスターの勘違いだと思ってたけど、もう一人俺がいるかも
522コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/03/30(月) 16:46:01 ID:/ZeyKJCH0


56 本当にあった怖い名無し sage 2009/03/16(月) 23:26:01 ID:mnQgJiC3O
小学生の頃の話


学校から帰宅して、テレビ見てたら祖母から電話がかかってきた。内容は、隣家に住んでる祖母の叔母(おんば)がいなくなったから捜すの手伝えとのこと。(親戚一同呼ばれた。)
それから両親が急いで捜しに行った。残念ながら自分は留守番。
おんばは鶏飼ってて、卵売り歩いたり、山菜採りに山に入ったりする人だった。
ただ、ちょっとボケてたからどっかで迷ってんのかなと思ってた。
夜8時頃、心配になって母に電話。
『まだ見つからない。9時になったら警察に連絡入れようと思う。』
秋口だったから凍死の心配はないが、もし事件に巻き込まれてたら…と嫌な考えが浮かんだ。
9:30に母からおんばが見つかったと電話が入った。ホッとして両親の帰宅を待った。
しばらくして両親が帰宅。『おんば大丈夫なの?』『警察呼んだの?』『どこにいたの?』と質問責め。
父は仕事終わってすぐ捜索に駆り出されたため、かなり疲れていたらしくスルーされたが、母が答えてくれた。
・怪我はないが、一応病院に運んだ。
・警察呼ぼうとした時に山の斜面に倒れているのを父が発見。
倒れていたが、呼びかけたら起きたらしい。おんばを一度家に運び、何があったのか聞いた。
『山菜採りしてたら、足が滑ってバランス崩して落ちた。』
一同、事件じゃなくて良かったと胸をなで下ろしそれぞれ帰宅。
母も帰宅しようと支度してると、おんばに手招きされた。具合でも悪くなったのかと思って近づいたら、小声で『本当は死んじゃうはずだった。』ととんでもない事を言われた。

バランス崩して落ちたのは本当だけど、本来なら助からない場所。
『ああ、もうダメだ。死んじゃうと思ったらね、上から長い白い手に腕を掴まれて助けられたんだよ。』
母は幽霊なんか信じてないが気味悪いと言って話し終わった。
523コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/03/30(月) 16:46:39 ID:/ZeyKJCH0


57 本当にあった怖い名無し sage 2009/03/16(月) 23:26:53 ID:mnQgJiC3O
>>56続き
これだけなら、良い話だと思う。助けてくれるなんて優しい幽霊もいたもんだと。

今日、97歳でおんばが亡くなった。死因は老衰。
線香上げて帰ってきて、母に『あの時は助かって良かったね。白い手だっけ?守護霊かなんかだったのかな……。』と何気なく言ってみた。

『は?あんた何言ってんの?おんばは白い手に下まで引きずり込まれそうになったんだよ?それに、白い手が助けたなんて一言も言ってない。』


お互いに食い違い、気まずい雰囲気になったのですぐ話題を変えた。

どっちの話が本当なのか、実際体験した本人が亡くなってしまったので確かめようがない。
因みに、母はボケや精神疾患はない。
もし、助けたんじゃなかったらと思うとゾッとする。
524コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/03/30(月) 16:46:57 ID:/ZeyKJCH0


58 本当にあった怖い名無し sage 2009/03/17(火) 03:14:43 ID:g6d0y1W00
335 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2007/04/18(水) 05:44:08 ID:PjseVwRaO

信じられないだろうが、今体験したばかりなので興奮覚めやらぬ内に記す。
昨日から寒い夜が続いていたので俺はベッドに猫(♀三歳・名前はシルモンド)を引っ張りこんで寝ていた。
約二時間ほど前、大体深夜三時くらいに俺は金縛りにあった。
ベッドのすぐ横に女が立っていた。
顔の右上が弾け飛んだザクロみたいにグチャグチャになっていて、残った左目がすごい殺気と怨念をはらんでいて、ぶっちゃけもう心臓止まりそうだった。
必死にお経を唱えるが女は全然平気。
シルモンドが追い払ってくれるかと期待したいが、いかんせん日頃の愚猫ぶりでは無理だろう。
そうこうしてるうちに女がゆっくり俺の首に手をかけてきた、妙に湿った感触と原色ピンクのマニキュアが生々しく、マジに死を覚悟した。
ぐいぐいと絞められて意識が白む、もうダメ、と思ったとき少し手の力が弛んだ。
うっすらと女をチラ見すると女の視線が俺の脇に注がれてる。
そこはシルモンドの定位置だ。シルモンドが起きた?でかしたシルモンド!はやく追っ払え!とすがるが
どうも違うらしい。
女はチラチラとシルモンドを見ながら俺の首締めを再開。
しかし明らかに身が入ってないらしく全然力が弱い。
挙げ句に片手を離してシルモンドをナデ始めた気配。
女の顔はもう完全に猫に向いているし、妙にニコニコしてる。
お義理で俺の首に置いてた右手(シルモンドに気付いてからは絞めるってよりは置く感じ)もシルモンドに向かい何やら肉球を触って遊んでいるような仕草。
俺はほったらかしにされ、ホッとしつつ金縛りのまま二時間。
女は何時の間にかいなくなってました。
本当についさっきの出来事です。
525コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/03/30(月) 16:49:58 ID:/ZeyKJCH0
371 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2007/04/19(木) 04:50:32 ID:4ordvPBOO

信じられない。
今まで築いた価値観が崩れるような気がする。
今まで心霊現象に遭遇した経験のない俺は昨日の事は夢だと言い聞かせて忘れるつもりだった。
起きたときにシルモンドが少し湿ってたのも気のせいだと決め付けた。
だがやはり怖いものは怖い。
今日は一階の客間で寝ることにした。
「今日は私がシルモと一緒に寝るのー!」と駄々をこねる中学生の妹を蹴り倒してシルモンドを確保しつつ眠りにつく。
が、寝れない。
またあの女が来たらどうしよう?もしシルモンドが目当てなら妹に押しつけといた方が良かったのでは?
などと考えながらビクビクしてるうちに時計は三時を回った。
つい先程の事だった、二階から「ヴヴォゥホゥオオォォォーーッ!」と野獣のような咆喉が二階から!
間違いない、姉だ。
慌てて部屋に行くと姉は般若のような顔でメロンパンを振り回していた
落ち着くのを待って話を聞くと―
課題のレポートを書いていた姉は三時のおやつ(夜光性の姉は昼と深夜の二回、必ずおやつにメロンパンを摂取する)に大好物のメロンパンにウキウキとかぶりつこうとした瞬間に金縛りになった。
霊感が弱い姉だが、その時ばかりはなんとも言えぬ嫌な気配を感じたという。
机の横の姿見を見るとピンクのワンピースを着た長髪の女が立っていた。
女はふらふらと部屋を徘徊したりベッドをぽふぽふ触ったり、何かを探しているようだったと姉は語る。
気性の激しい姉は段々とムカついてくる『メロンパンタイムを邪魔したうえに金縛っといてシカトかよっ!』と。
姉は子供の頃、襲ってきた野犬を殴り殺しかけた程の兵(つわもの)。
気合い至上主義者の姉は金縛りなど気合いで粉砕せんと前述のオタケビをあげた。
女はビックーン!と肩を縮め姉を怯えた目で振り返った、そこへ飛び掛かった姉は振りかぶったメロンパンを叩きつける!…という話だった。
正直、誇張癖の姉の言うことだけに全部は信じられないが、きっとシルモンドを探していたのだろう。
姉いわく顔は普通っぽかったらしい。
シルモンドの為にオメカシしてきたのか?…少し気の毒
シルモンドは今も丸まってぐっすりと寝てる。そして俺はこの寒空にデイリーヤマザキまでメロンパンを買いにパシッている。
526コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/03/30(月) 16:50:34 ID:/ZeyKJCH0
64 本当にあった怖い名無し sage 2009/03/17(火) 17:00:24 ID:g6d0y1W00
>>62に言われて探してみたがこんなのしか見つけられなかった↓

404 :本当にあった怖い名無し:2007/04/20(金) 05:34:56 ID:cnyE/mApO
帰宅した姉の様子がおかしい。
日光が弱点の姉は深夜が活動が最も活発になる為、普段は深夜一時二時の帰宅がデフォだが、今日は23時に帰ってきた。
実に中学以来の24時前の帰宅だ。
妙に上機嫌で浮ついている様子。
なんでも一生縁が無いであろうと諦めていた心霊現象に遭遇して興奮しているとの事、わざわざ友人からデジカメまで借りてきた。
だがデジカメにフィルムは必要ないぞ、姉よ。
姉は「返してーあたしのシルモを返してー!」と泣きながら所有権を主張してすがりつく妹をハリとばし(実際、捨てられて死にかけていたシルモンドを拾って世話したのは妹なのでこの主張は極めて真っ当、だが冷血な姉には通じるはずもない)嫌がるシルモンドを部屋に引きずり込む。
スモーカーの姉の部屋にシルモンドが入るのは一年前、マタタビでおびき寄せて以来だ。

しかし惜しいことに今日はフラワーショップのバイトが入ってる、もう行かねばならない。
つい先程姉の部屋を覗いてみたが姉は寝ていた。
シルモンドの姿は部屋にない。
いつもの朝の散歩ならいいが…
今日はバイトに集中できそうにない。
527コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/03/30(月) 16:51:33 ID:/ZeyKJCH0
71 本当にあった怖い名無し sage 2009/03/18(水) 00:16:44 ID:pcKcJeBf

冬前の修羅場でクッタクタになって少しだけ、少しだけ仮眠を取ろうと横になったんだが…
夢の中で茶室に座ってた。目の前で茶釜がクツクツと鳴っていて、非常に居心地が良い空間。
自分が夢の中にいることを理解しつつ、暢気に茶室の中でマッタリしていると、あの屈んで入る入り口から、するりと誰かが入ってきた。
それは約十年前に老衰で亡くなった、私の保護者代わりの爺猫。自分と同じぐらいの体長で優雅に和服を着こなして、まるで人間。

私がビックリして、眼を白黒させていると、懐かしいブチ顔が眼を細めて、猫のときの面影を残したハスキーボイスで口を開いた。「元気か?」と。
私→(´・ω・)「うん。元気だよ。」
猫→( ´ー`)「さよか。…まだ、お絵かきはしてるのか?」
(´・ω・)「うん。自分の絵を見て喜んでくれる人もいるんだよ。」
( ´ー`)「立派になったなあ。昔は夜のトイレのたびに寝てるワシを引き摺ってたのに。」
(´;;・ω・)「………。」
( ´ー`)「…それにしても、無理をしてるみたいだね。」

584 名前:修羅場2 メェル:sage 投稿日:2007/03/06(火) 17:20:45 ID:Bgaa4oYC0
そういうと、爺猫さまは茶道のお茶立てと同じ様な調子で、着物の袖からデッカイ毛むくじゃらの手で、抹茶の粉入れ容器からハチミツを掬って、
茶碗に入れて、茶釜に沸いてたミルクを放り込んで、それをカシャカシャと混ぜて、抹茶みたいに立てて。
それを茶道と同じように差し出してくれた。甘くて滅茶苦茶美味しかった。

(´・ω・)「…そっち側は楽しい?」
( ´ー`)「それなりだ。…ヘビもネズミもスズメも追っかけまわせんが。」
(´・ω・)「へえ。意外と大変じゃ無さそうだね。」
( ´ー`)「まだまだ来ちゃいかんぞ。」
(´・ω・)「うん。」
( ´ー`)「○○は良い子だねえ。」
(´;ω;)「うん。」

この後、もう少し喋ってた気がしたけど、泣きじゃくりながら眼が覚めたらたった一時間しか立ってなかったのに、憑き物が落ちたかのようにスッキリしてた。
台所に行って、爺猫さまが作った、ハチミツミルクを作って見た。爺猫さまの作ったほうが万倍美味しかった。

どうしても書きたかった。すまん
528コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/03/30(月) 16:52:49 ID:/ZeyKJCH0


74 1/2 sage 2009/03/18(水) 02:07:07 ID:HYytGMxnO
規制中なので、携帯から失礼

ついさっきの出来事

変な夢を二回、連続してみた
一つ目は、プールの夢
なぜか豪邸のプールに入っている俺と家族
プールの水は生ぬるく、近くの木からの落ち葉が浮いている
俺はそれがたまらなく嫌だったので、室内のプールに入ろうともちかけたが、
無表情で無視された
そこで初めて、家族の中にみなみけの千秋が紛れていることに気づいた
気づくと同時に夢から覚めた

二つ目は、洞窟の夢
洞窟の途中にいる自分をTPS視点でみている
洞窟は松明で照らされていて明るい
とりあえず、前の方へ歩いてみると、開けた場所にでた
通路がいくつかあるので、その中のひとつに入ってみた
少し進むと、曲がり角にでた
正面の壁には巨大な蛾が貼り付けにされていて、ピクピク痙攣している
蛾が大嫌いな俺は、この時点で悪夢認定して夢から抜けようとするがまったく抜けられない
夢の中の自分は蛾に目もくれず角を曲がった
そこでいきなり主観視点になった
目の前には、なんの変哲もないアパートが建っていた
俺はそのアパートに何ともいえない恐怖を感じ、来た道をダッシュで逃げ帰った
そこで夢から覚めた
529コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/03/30(月) 16:53:12 ID:/ZeyKJCH0
75 2/2 sage 2009/03/18(水) 02:09:28 ID:HYytGMxnO
だが、本当に怖かったのはその後
夢からは覚めたが目が開けられない、体が動かない、息ができない
耳元で男と女の話し声が聞こえる
鈍い衝撃が断続的にのしかかる
なぜか恐怖よりも怒りが込み上げてきたので、
「どけよ!メス豚!」と叫びながら渾身の力で寝返りをうつと、
ふっと体が自由になった
一安心して電気とテレビを付け、ここに書き込んだ次第であります

長文すまんこ
530コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/03/30(月) 16:58:59 ID:/ZeyKJCH0


102 本当にあった怖い名無し 2009/03/19(木) 03:06:58 ID:FSx1LTnWO
自分の影が白くなったこと無い?

俺は一度だけある
高校の時に部活終わりにネットを片づけて体育倉庫と体育館の間の通路で
頭の上にある窓からの夕日で出来た自分の影が白く浮き上がってた
光ってるわけじゃなくて影みたいにじっとりとした白

あれ?変だなと思って
手とか振ってみてもやっぱり自分の影
本当に影かなと夕日の当たらない窓の下に移動したら夕日の当たらない部分は白くならない(影にとけ込むように

ちいちゃんの影送り的な幻影がそのまま影になっちゃった感じ
でもその白い影は自分の動きと同調して動くから網膜に焼き付いてるわけじゃない
自分以外の影は普通通り黒いから目がおかしくなったとも考えられなかった

そのままネットを片づけて体育館から出たら普通の黒い影に戻ってた

後先にも影が白くになったのはそれっきり
度あるごとに知り合いにも聞いてるんだけど誰もそんな体験はないっていうから俺だけなのかな

理論的に考えてあり得ないのは分かってるんだけど
もしかしたら今の影の概念は間違っていて実は白くなることもあるんじゃないかと思ってる

531本当にあった怖い名無し:2009/03/30(月) 17:06:06 ID:7YCjeDMo0
FUCK
532本当にあった怖い名無し:2009/03/30(月) 17:29:01 ID:N4EwA5TT0
赤緑氏乙。
コピペシリーズとやらは死んどけ。
533本当にあった怖い名無し:2009/03/30(月) 18:42:04 ID:JKtJuFpb0
>504 >505
めっさ面白いぞw
534本当にあった怖い名無し:2009/03/30(月) 19:17:57 ID:X6GFFNKcO
赤緑キテター!いつも楽しみにしてます。
535本当にあった怖い名無し:2009/03/30(月) 19:23:55 ID:wIavU9mR0
>>504-505
なんだ?と思いながら読んだらフイタw
ごめん、正直赤緑よりコピペの方が面白いわ
536本当にあった怖い名無し:2009/03/30(月) 19:51:25 ID:i/B5jpq2O
赤緑、乙
後編も面白かったよ
537本当にあった怖い名無し:2009/03/31(火) 01:44:54 ID:nmhdGi4/O
赤緑氏の話を読む度に思うんだけど、なんていうか緊張感が皆無だよね
会話や心の声ばっかりなのはいいとしても、それが余りに平坦過ぎて誰のセリフも一緒に思える
ラノベ特有の足し算的な御都合主義じゃ読み手は白ける一方だよ
もっともその単純明快さを好むシンプルな人達も一部いるみたいだけど、やっぱり大人が読んで面白いものではないね
残念ながら
538本当にあった怖い名無し:2009/03/31(火) 04:24:07 ID:Q/qjAjAK0
大人の鑑賞に堪える話しだけを書くという趣旨のスレじゃないんだから
変にハードルを上げるようなことを言うなよ
539本当にあった怖い名無し:2009/03/31(火) 12:07:17 ID:TXW7Gk79O
ウニまだ?
540本当にあった怖い名無し:2009/03/31(火) 12:23:24 ID:f2mV87Ig0
>539
まだです
541本当にあった怖い名無し:2009/03/31(火) 13:25:17 ID:HhO5cQ0UO
忍まだ?
542本当にあった怖い名無し:2009/03/31(火) 13:49:44 ID:kjYFFYcR0
お前らどんだけシリーズ物すきなんだよw
543本当にあった怖い名無し:2009/03/31(火) 14:54:48 ID:8QCtQ2+p0
シリーズ物スレでそれを言うかw
544コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/03/31(火) 15:48:02 ID:alaIzrWK0


103 1/4 sage 2009/03/19(木) 05:09:59 ID:t4E0G3+jO
10数年前高校生だった私は、放課後友人BとAの家に遊びに行く事にした。
いつもは18時過ぎには帰ってたんだが、次の日が土曜日で休みだった事もあり、結局その日は夕飯までご馳走になって、家を出たのは21時過ぎていたと思う。

Aの家からは、坂を下り左側に小さな山の縁が剥き出しの所まで一本道なんだけど、その山の縁2m程の高さの所に墓があった。

ふとBがその墓を、あそこ怖くない?と言いだした。私は無駄に怖がるのは良くないと友人Cに言われた事があったので、普通のお墓だと返した。
お墓が見えてきた所で、Bがはしゃぎながら怖い〜と言いながら走り出した、見送りでついてきてたAは待ってよ〜と後を追った。
私は1人取り残されお墓の前を歩いた。

横目に映るお墓に、スーパーの袋のような白い物がフワフワしているのが見えた。さっきまでは何もなかったはずだし、風が吹いて飛んできた感じでもなかった。だけど振り向いてちゃんと確認する勇気はなく、見なかった事にして前を歩く二人に合流し帰路についた。

545コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/03/31(火) 15:48:35 ID:alaIzrWK0


104 2/4 sage 2009/03/19(木) 05:11:08 ID:t4E0G3+jO
はずなんだけど…

なぜか夕方、制服姿で自宅の玄関前に立っていた。
何がなんだか分からないまま家に入り、とりあえずAとBに連絡したが、その日は普通に帰ったらしい事と、今日が日曜日という事が分かっただけだった。

その頃不思議な事に関して心強い友人Cがいたので連絡をすると、わざわざ家に来てくれたが、一部始終を話すと、素っ気なく狐につままれたとでも思えと言い帰ってしまった。

それから何事もなく現在に至るんだけど、今は疎遠になったCに代わる心強い友人Dがいる。
そのDにこの事を話したら思いがけない方向に話が進んだ。

D曰く。Cは私にまとわりついていたモノを追い出してくれたらしい。モノというのはスーパーの袋に見えていたやつだが、男の生首だったらしい。
そして少し考えこんでから「お前振り返っただろ?」と言った。

私は振り返るわけないじゃん。と返した。
だけど思いだした。墓から大分離れた所で墓自体は見えなかったが確かに一度振り返った事を…
その行為で気付かれ、憑かれることになったらしい。
546コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/03/31(火) 15:49:53 ID:alaIzrWK0


105 3/4 sage 2009/03/19(木) 05:13:35 ID:t4E0G3+jO
先日、中学の同窓会があり久しぶりにCと再会した。

他愛のない話をしながら、どう切り出すか考えていると、Cが「そう言えば、あんたの友達いい奴だね」といきなり言ってきた。

友達を紹介した覚えはない。頭にハテナマークを浮かべたまま話を聞いていると、私がスーパー袋の話を誰かにしている夢をみて、その話してる相手(ぼんやりした人影)に労われたと言う。
CとDが夢の中でコンタクトを取ったのか…それなんて超能力?などと考えていると、あの日の事を話してくれた。

私からの電話を取ったはいいが、終始ノイズのみで切れたので、とにかく直接会おうと思い家に向かったらしい。
チャイムを鳴らすと私が迎えてくれたのでひと安心したが、目が異様に泳いでいるので何かに憑かれてるのがすぐ分かったと言う。

家にあがり話を聞いていると、私の顔にチラチラ重なる顔が見え、私の声を邪魔するように男の笑い声がしていた。

Cがヤンキーで尚且つ短気だったせいか分からないが、その笑い声とチラチラ顔が見え隠れする状況にイライラし、それに対し啖呵を切ったらしい…
すると頭上からスッと抜けそのまま天井を抜けて出た。そこで私には手短に狐だと言い煙に巻いて家を出たんだそう。
547コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/03/31(火) 15:50:33 ID:alaIzrWK0


106 4/4 sage 2009/03/19(木) 05:17:25 ID:t4E0G3+jO
家を出ると屋根の上をクルクル回っている男の生首があった。Cは追い払う位しか出来ないので、強気に、そして喧嘩腰に…これ以上付きまとったらどうなるか分かってんだろうなオイコラと念じながら帰り、気配が消えるまで脅し続けたらしい。


生首の正体と、私の2晩の行動は分からないまま。
私には昔体験した知り得なかった事実より、CとDにほんのりした話でした。長文でスマン
548コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/03/31(火) 15:58:52 ID:alaIzrWK0


108 本当にあった怖い名無し 2009/03/19(木) 11:40:28 ID:/zJxaxJf0
彼女と露天風呂に行った時の話・・・
F県の山村にある混浴露天風呂に行く事になった、山を一望できる絶景の風呂らしい
しかし手違いで休みの日に行ってしまった俺は彼女にそれを言えず近くの露天風呂で誤魔化すことに
場所も近いし景色も変わらないだろうと・・・
そして入浴、俺はハラハラしながらも景色を見てみた
そこにあったのは無数のお墓、お墓、お墓
俺らは心霊ツアーにきたのではない、景色を楽しみにきたんだ
そして彼女が一言 「絶景だね〜〜<怒>」
549コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/03/31(火) 16:01:24 ID:alaIzrWK0


109 本当にあった怖い名無し 2009/03/19(木) 11:56:41 ID:E298AwXxO
用浴そうが幾つも並ぶ
何かよくわからん場所
ぬるい湯がはってあって見知らぬおっさんらが入っている
何かよくわからんが、お湯の方に吸い寄せられて
服のまま浸かる
ぬるい、ぬる過ぎ
体が怠い金縛りのような感じ
それにしても漂う場違い感じ
すごい違和感

という夢をみて十数年後
タイを紹介する旅番組で似たような場所を紹介していた
寺院にある温泉施設で屋根はあるが屋外
並んだ浴そうに女の人たちが着衣で浸かってた
夢と違うのは自分が入ったのは室内で下と浴槽を囲む仕切りはタイル張り
もしかして、そんな男湯の施設が別にあるんじゃないかと想像
そしてあの違和感は…………ひょっとして男湯と女湯を間違えたせい?

550コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/03/31(火) 16:03:02 ID:alaIzrWK0


120 本当にあった怖い名無し sage 2009/03/21(土) 01:21:46 ID:7KTkcrsz0
新居に引っ越して押入れに荷物を入れたとき、押入れの上の方に
小さな小枝のようなオモチャが貼り付けてあるのに気付いた。
軽い気持ちで引っ張ったら、小枝に画鋲が貼り付けてあるだけのものだったので
何も思わずにポイッとゴミ箱に捨ててしまった。

そしてその日の夜、夜中にタタタタタッと小走りで誰かが走っていき
押入れをスーッと開ける音がした。
寝ぼけているのかと思っていると、また、タタタタタッと小走りの音が聞こえ
スーッと押入れを開ける音がする。
足音は軽くて小さい子供か体重の軽い女性のような感じだった。
これが朝まで延々と続いた。

翌朝、和室にいくと押入れのドアが10センチほど開いていた。
押入れの奥をよくみると、木と同じ色の茶封筒が両面テープで貼り付けられていた。
それをはがして中を見ると、髪の毛が大量にはいっていた。
しかも、キレイに切りそろえた感じじゃなく、バラバラの長さのもの。

良くわからないけど怖かったので、近くのお寺へいって事情を話し預かってもらい
家に帰ってゴミ箱から小枝と押しピンを探し出してもう一度元のところに貼り付けた。
その日の夜は足音も押入れを開ける音もしなかった。
ただ、押入れの前に髪の長い女が座っているのがたまに見えるようになった。

あの髪、事情を話して取り戻してきたほうが良いんだろうか?
551本当にあった怖い名無し:2009/03/31(火) 17:15:16 ID:5K+NhcGP0
コピペの量が多いなら専用でスレ立てて移住した方が良いと思うよ
552本当にあった怖い名無し:2009/03/31(火) 17:49:31 ID:f2mV87Ig0
>551
わはは、同感。

面白いが、コピペ針杉w
553本当にあった怖い名無し:2009/03/31(火) 19:45:48 ID:J42OXTM80
コピーペ ◆RO5mhaMslY はなんでこのスレにコピペ貼ってるの?
554本当にあった怖い名無し:2009/03/31(火) 20:03:04 ID:HDCuvPTZ0
面白ければ何でも良いよ
なんでこのスレは上から目線な奴ばかりなの?
555本当にあった怖い名無し:2009/03/31(火) 21:18:36 ID:ffVxhgvFO
それは言えるがシリーズ物じゃないって論外だよ。
556本当にあった怖い名無し:2009/03/31(火) 21:34:24 ID:v7MGnGdI0

コピペをコピペシリーズと仮定し、認めるとどうなるか。
これは「各自勝手に好きな話をコピペしても構わない」、という事に他ならず、
その状況はシリーズ物スレの趣旨を激しく逸脱するものである。
故にコピペはスレ違いなのである。

解っていただけただろうか、コピーペ ◆RO5mhaMslY氏。
何の意図を持ってコピペしているかは知らないがスレ違いです。
557本当にあった怖い名無し:2009/03/31(火) 23:00:06 ID:J42OXTM80
的確な指摘w
さぁどう応える?
558本当にあった怖い名無し:2009/03/31(火) 23:18:12 ID:HDCuvPTZ0
だから、そういう態度やめろって
投下してる人に対してそういう態度取ってるから何人も逃げて行ってるの気づいてないかなあ
スレ違いとか、そういうこと関係なく叩いて追い出してるジャン

気にくわないならNGにして見なければいいだけの話なのに
そんなギスギスした空気のスレに誰が投下してくれるの?って話
それに、正論ぶつけたところで投下やめる”タマ”じゃないでしょうw
559本当にあった怖い名無し:2009/03/31(火) 23:28:40 ID:J42OXTM80
シリーズ物書いてくれる人とコピペ張ってる人を同列にみるのがすごい失礼な気がw
560本当にあった怖い名無し:2009/03/31(火) 23:52:39 ID:nmhdGi4/O
ん〜まぁ普通に考えて荒らしだろうね
ただ、赤緑よりかは面白いのもまた事実だから困ったもんだ
561本当にあった怖い名無し:2009/04/01(水) 00:58:54 ID:xPWeCpxp0
ID:nmhdGi4/Oみたいに、相変わらず作家を追い出したい輩が常駐してるんだな。
残念ながら大人には受けない、とかコピペの方が面白いから困った、とか・・・
言ってて恥ずかしくないのかねぇ・・・この子は。
562本当にあった怖い名無し:2009/04/01(水) 02:22:59 ID:95SwJVoxO
作家を擁護すりゃ叩かれ、意見を述べても「作家が逃げるのはオマエのせいだ」と叩かれる。
563本当にあった怖い名無し:2009/04/01(水) 05:32:49 ID:qq3xeEv0O
コピペは作家じゃないし
564本当にあった怖い名無し:2009/04/01(水) 13:35:11 ID:XImGhH4H0
叩きたいがための叩きをする人間が粘着してるんだからしょうがない
作家を追い出すのが楽しいんだろ
気持ち悪っw
565本当にあった怖い名無し:2009/04/01(水) 16:22:11 ID:FZiNmZmhO
らいまおケツチモ
566本当にあった怖い名無し:2009/04/01(水) 17:59:29 ID:hZY/nvxX0
>564
気持ち悪いのが居るから2ちゃんなんだろw
567本当にあった怖い名無し:2009/04/01(水) 21:38:09 ID:vIdP2ZUw0
コピペにあった話が面白く、日付が新しかったのでぐぐったらほん怖がヒットした。
このスレ見てなかったから知ることが出来て良かったわ。もうコピペは見ないけどね!
568本当にあった怖い名無し:2009/04/01(水) 22:39:44 ID:leylhU7q0
ほんのりからのコピペかよ…
ますます意味が分からん

荒らし決定でいいでしょう >>ALL
569本当にあった怖い名無し:2009/04/01(水) 22:46:16 ID:rFgAW5Kx0
うむ。
570本当にあった怖い名無し:2009/04/02(木) 00:38:09 ID:fg+UB32VO
>>568
いいよ
571本当にあった怖い名無し:2009/04/02(木) 05:22:39 ID:hLsv02h1O
どうでもいいよ
572本当にあった怖い名無し:2009/04/02(木) 08:22:11 ID:Ek335Ae50
>>568
異論なし
573本当にあった怖い名無し:2009/04/02(木) 20:00:02 ID:bO9i1QhV0
>>568
異議なし
574本当にあった怖い名無し:2009/04/02(木) 21:03:17 ID:gw+InMzi0
最初からコピペと言ってるんだから、今更「ほんのりからのコピペかよ・・・」とか意味不明
荒らし認定も、ずっと前から言われてるじゃん。
わざとやってるのか?
スルーできないなら出て行けよ。お前らが一番ウザイ
575本当にあった怖い名無し:2009/04/02(木) 21:44:07 ID:B5Is51nq0
逆ギレかよ
576本当にあった怖い名無し:2009/04/02(木) 23:02:11 ID:onng1nfi0
>>504
>コピペシリーズ楽しみにしてたのに投下者がいなくなったので代理で投下しよう

このスレでやる必要全然ナッシング、つーかシリーズ物読むのに邪魔
個人的な楽しみは、チラシの裏にでも書いとけば十分なんじゃない?

>>568
異存なし!
577本当にあった怖い名無し:2009/04/03(金) 11:26:32 ID:XuHHfMdn0
誰もが荒らしと思ってる
578本当にあった怖い名無し:2009/04/03(金) 12:10:32 ID:Lbv6owATO
怖い話専用、コピペスレでも立てれば問題ないのに。
579本当にあった怖い名無し:2009/04/03(金) 12:27:09 ID:Z8NwpyoM0
荒らしとはおもわねーけど、連スレはウザい
580本当にあった怖い名無し:2009/04/03(金) 16:10:20 ID:4CrH84O20
>>578
コピペで検索したらヒットした。

・おまえらが笑ったコピペ貼れ
・意味深&怖いコピペ貼ろうよ
・不気味な文章・コピペ

該当スレがあるね。
コピペ野郎はもう来ないように。
581本当にあった怖い名無し:2009/04/03(金) 19:19:11 ID:yKVXTKzF0
>>579
なら他の作家が連続投下した時もウザイと思うのか?そもそも
テンプレには「まとめて投下しろ」とあるだろ?荒らしかてめー!

>>580
来るなと言われてやめるなら初めからやってないだろ

頼むからいちいち反応するなよ。こういう風に展開することを望んでるんだよ荒らしは・・
582本当にあった怖い名無し:2009/04/03(金) 19:26:23 ID:auM9H6hI0
うぜ
583本当にあった怖い名無し:2009/04/03(金) 19:28:22 ID:Eu5hAfRPP
いつになったら規制解けるんだ!この金髪豚野郎
584本当にあった怖い名無し:2009/04/03(金) 19:29:24 ID:Eu5hAfRPP
おっと。誤爆
585本当にあった怖い名無し:2009/04/05(日) 00:27:38 ID:S0nq9btfO
>>583
泰葉乙
586本当にあった怖い名無し:2009/04/05(日) 16:08:38 ID:zVG+Kzm50
終了、の雰囲気だな
>>583に対する>>585のレスが見事すぎた
587本当にあった怖い名無し:2009/04/06(月) 09:38:08 ID:13XmG3Nz0
ウジまだ?
588本当にあった怖い名無し:2009/04/07(火) 10:35:25 ID:QAzHXNab0
保守age
589本当にあった怖い名無し:2009/04/07(火) 19:10:18 ID:dmpIkDIU0
青碧まだ?
590本当にあった怖い名無し:2009/04/07(火) 19:57:59 ID:f2Ezyc3Z0
金縛りに遭いました
昨日も
幽霊がいました
591本当にあった怖い名無し:2009/04/07(火) 23:56:45 ID:KW4E0x2X0
生活変わって忙しい時期だからね
592本当にあった怖い名無し:2009/04/08(水) 11:16:22 ID:ZaCaWT/r0

  ∧_∧
 ( ・∀・)
 ( ∪ ∪
 と__)__)

593本当にあった怖い名無し:2009/04/09(木) 00:49:15 ID:BAvCVFbBO
教授、新章アップ
594本当にあった怖い名無し:2009/04/09(木) 03:08:37 ID:gB6iOWygO
教授どこで読めるの?
(´・ω・`)
595本当にあった怖い名無し:2009/04/09(木) 08:34:54 ID:WmosO+rcO
>>594
教授のサイト
596本当にあった怖い名無し:2009/04/09(木) 19:19:47 ID:F+olmKf50
教授の話をする奴は荒らし
荒れることが分かってるのになぜ出て行った奴のことを話題にする?
597本当にあった怖い名無し:2009/04/09(木) 21:04:23 ID:zutsfrNz0
>>593
さんくす
598本当にあった怖い名無し:2009/04/09(木) 21:35:07 ID:KmVgluXN0
>>593
おいらもサンクス。
599本当にあった怖い名無し:2009/04/12(日) 03:06:23 ID:+6G8e0ij0
ちょっと下がり過ぎ
600本当にあった怖い名無し:2009/04/12(日) 15:24:08 ID:s+DwjvNW0
粘着荒らしの作者追い出し作戦のおかげで
静かになってよかったね
601本当にあった怖い名無し:2009/04/12(日) 23:16:14 ID:VPD7Wrta0
時期的に忙しいんだとオモ
602コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:06:55 ID:t3spbC3L0


12 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ sage 2009/03/16(月) 21:14:08 ID:8SM5XBnN0
友人の話。

彼女ら姉妹の部屋であれだけ頻繁に起こっていた怪事が、サッと鳴りを潜めた。
丁度夏に入る頃だったという。
世間話がてらご近所に聞いたところ、彼らの家でも静まったらしい。
「誰かお払いでもしたのかな?」
何にせよ、騒ぎが起こらないに越したことはない。
それから少しの間は、ごく平穏な日常を過ごせたのだそうだ。

暑さが日に日に辛くなってきた頃。
夜中にふと目が覚めた。何か物音が聞こえたような・・・。
手元灯を点けてみたが、部屋にいるのは自分と姉だけだ。
ぐっすり眠っている姉を確認し、明かりを消そうとした時。

部屋の隅から何か出てきて、目の前を横切った。
白い足型の物体。草履の底みたいに見えるもの。
それがトストスと軽い音を立てて、壁の中へ消えていった。

見なかったことにして明かりを消し、眠りについたのだという。
603コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:07:28 ID:t3spbC3L0


13 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ sage 2009/03/16(月) 21:15:00 ID:8SM5XBnN0
その夜から、毎日のようにそれが枕元を通り抜けるようになった。
決まっているかのように、現れるのはいつも深夜一時過ぎ。
日に一度だけ枕元を通り過ぎる。

それが出るようになって五日目、渋る姉を何とか説得して、一緒に目撃してもらう
ことにした。息を殺して時間を待つ。

時間通り、その日もそれは現れた。
壁に溶けて消えた時点で、姉に「見たでしょ!アレ一体何だろ?」と話を向ける。
しかし姉は奇妙な顔をしてこう答えた。
「音は確かに聞こえたけど、私には何も見えなかったよー?」

「どういうことなんだろねー?」
これまでは同じモノが見えていた筈なのに。
二人で首を傾げたそうだ。

この話を聞かされて、私は嫌な感じを覚えた。
マンションに出る何かが、ターゲットを友人一人に絞ったかのような、そんな気が
して仕方なかった。口に出しては言わなかったが。
604コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:08:05 ID:t3spbC3L0


14 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ sage 2009/03/16(月) 21:15:41 ID:8SM5XBnN0
それから少し後、友人から連絡があった。
「一時十分のアレね、だんだんはっきりと見えてきたよー。
 少しずつ厚さが増してきてね、今では白い足袋になったん。
 そう、着物の時に足に履くやつ。
 足首から下だけが相変わらずトストスと歩いてる」

前から散々言ってるけどさ、直ぐにでも引っ越してそこ出ろよ。
手伝うからさ。よく知らないけど取り憑かれてからじゃ遅いぞ。

そう進言したところ、彼女の目が急に泳いで、遠くを見るような表情になる。
「んー、考えとく」とそれだけ口にして、別の話題を始めた。

別の場所で、姉にも引越しを進めてみたが、妹と似たような表情でかわされた。
・・・あー、これはもう憑かれてるんかな・・・。
ふとそう思ったが、所詮は他人だ。どうすることも出来ない。
オカルトっていうのは、実際どこにも相談する機関が無いのが厄介だと実感した。

何かあったら連絡くれ。それだけを念押ししておくのが関の山だった。
605コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:09:19 ID:t3spbC3L0


22 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ sage 2009/03/18(水) 20:26:36 ID:bm7imf4m0
それからもちょくちょく、友人から報告があった。

「今ね、膝まで見えてるん」
「昨晩は背中まで現れてた。帯止め可愛かったよー」
「肩まで出てきた。もう少しで全部見えるかも・・・」

総じて考えると、白い着物姿の少女の姿が、足元から徐々に積み上がって
いっているようだ。
小学校の低学年くらいの背丈らしい。髪は腰の少し上まである。

お前怖くないのか? 聞いてるこちらは気持ち悪くてどうしようもないんだが。

「んー、あまり。そう言えば何でだろうね、以前はすごく怖かったのに」

嫌な感じだけが、夜毎夜毎に増えていった。
606コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:09:45 ID:t3spbC3L0


23 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ sage 2009/03/18(水) 20:27:58 ID:bm7imf4m0
そんなある晩、寝ていたところを携帯の着信音で起こされた。
見れば友人からの電話だ。
寝惚け眼で、どうした?と聞いてみた。

「今ね、さっきね、ついに全身が現れたん!」

興奮した声が耳元で響く。
何故だろう、急に目が冴え、嫌な汗が噴出した。

「それでね、いつものようにトストス歩いて過ぎたんだけど。
 今日は何故か、少し進んだ所でピタッと立ち止まって。
 これまでなかった行動だから、ビックリして動けないでいると、
 いきなりその子が振り向いたんよ!」

「そしたらね、顔がね、顔だけが、皺くちゃのお婆ちゃんだったの!
 背格好は子供なのに。
 ニヤァって気持ち悪い笑み浮かべて、そこでパッと消えちゃった。
 うー、気持ち悪いよー!」

その後も彼女は何か大声で訴えていたが、詳しくは覚えていない。
ただただ、嫌な感じだけが私の背中を這い登ってきた。
とにかく早く会話を終わらせて、その電話を切りたかった。
607コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:10:14 ID:t3spbC3L0


24 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ sage 2009/03/18(水) 20:29:58 ID:bm7imf4m0
それからも定時になると、着物姿は枕元を通り過ぎていたという。
全身が見えるようになってはいたが、それ以外は何も変化がなかったらしい。
直に彼女も無視して構わなくなっていた。

一週間ほど経って、再び奇妙な夜の電話があった。

「あのね、あの顔だけがお婆ちゃんの幽霊がね、変なの。
 上から下まで髪以外は真っ白だったんだけど、それが足の先から、
 段々と色が着いてきてるみたいなの。
 今はほぼ足首から下が真っ赤な状態だよ。
 これって何かの前触れなのかな?」

こちらに相談されてもわかる訳がない。
しかし赤色というのが気になった。
聞けばその赤は血の色にそっくりで、何となく嫌な雰囲気なのだそうだ。

老女が腰まで朱に染まったという電話を最後に、友人からの夜の電話は途絶える。
何となく、こちらから連絡するのは躊躇われた。

姉から緊急の連絡があったのは、それから四日後だった。

608コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:11:30 ID:t3spbC3L0


42 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ sage 2009/03/21(土) 15:47:35 ID:OlDPaXD80
妹が緊急入院したのだという。

職場で貧血を起こし、そのまま意識を失って倒れたのだと。
慌てて病院に駆け付けると、憔悴した様子の姉が迎えてくれた。
妹の方はベットで点滴を受けていた。
つい先程意識を取り戻し、今はまた眠っているのだそうだ。

「命に別状はないみたいなんだけど・・・」

そう言った姉は不安そうに言葉を続けた。

「お医者さんに調べてもらっても、理由がわからないっていうの。
 鉄分の欠乏による貧血じゃないかって言われた。
 血液中のヘモグロビンとかが異常に減少しているみたいで・・・。
 でも、いきなりなのよ。
 健康診断の結果でもいつも健康体だって、あの子太鼓判押されていたのに。
 取り敢えず増血剤の投与で小康状態になったから、しばらく様子を見ましょう、
 そう言われて・・・」

姉は途方にくれたような顔でそう告げた。
話を聞いて、嫌なイメージが頭に浮かぶ。

顔だけ老婆の着物姿が、彼女の上にのし掛かって、血を啜るイメージ。
609コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:11:56 ID:t3spbC3L0


43 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ sage 2009/03/21(土) 15:51:19 ID:OlDPaXD80
(続き)
何とかその想像を追い払い、元気づけようと口を出した。

 いや、単なる貧血だろ。
 女性には実際、多いっていうじゃないか。
 最近オカルト事に振り回されてて、食生活でも乱れてたんじゃないのか。

姉はじっと私を見つめてきた。

「…本当にそう思う?」

思わなかった。
姉妹二人とも料理が達者で、味だけでなく栄養計算までしっかりとこなしている。
特に妹はそちら関係の資格まで持っていた筈だ。
またどちらも健康オタクの気があり、部屋にはサプリメントの類が山とある。
貧血の知識にしても、私などより余程詳しいだろう。

溜息を深く吐くと、一つ姉に確認することにした。

 知ってるか、夜中に変な老婆が出てたって。

「いや、聞いてるけど、私には全然見えないし。
 あの子もここ数日は口にも出していないよ」

 あの老婆な、色が変わってたんだって。
 真っ白だったのが、日を追う毎に、真っ赤に染まっていってたんだと。
 血でも吸われてるんじゃないか、妹のやつ。
610コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:12:32 ID:t3spbC3L0


44 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ sage 2009/03/21(土) 15:54:29 ID:OlDPaXD80
(続き)
姉は色のことは知らなかったらしい。
私から事の顛末を聞いて、顔が蒼白になる。

 まぁ、流石に吸血鬼みたいなモノが存在してるとは信じてないけど…。
 でも何か関係あると思うぞ、絶対。
 今直ぐにあの部屋を出ろって。
 幸い今、妹の症状は落ち着いているんだろ。
 今から部屋に戻って必要なものだけ取って、今夜からあそこで過ごすなって。

これまでになく強い調子で忠告した。
例の遠くを見るような表情はもう見られず、以外に素直に姉は同意してくれた。
どうやら妹が危機に陥ったことで、姉の憑き物は落ちたようだ。

「わかったそうする。でも怖いから着いてきて」

 ・・・あ。俺、失敗したかも。俺も行かなきゃダメ?

しかしここは自分の忠告である。
仕方なく姉を連れて、あのマンションへと車を走らせた。

言い出しっぺは自分だが、堪らなく嫌だった。
611本当にあった怖い名無し:2009/04/13(月) 01:13:00 ID:rim/Rbt/O
日曜の夜になるとウニを待っている自分がいる

だから何って話だけど
612本当にあった怖い名無し:2009/04/13(月) 01:13:41 ID:t3spbC3L0


58 本当にあった怖い名無し sage 2009/03/22(日) 17:31:12 ID:+rUCViEN0
小学校5年の時の、キャンプというか自然の家系に泊りがけで
滞在して、日中に山を丸々利用してのオリエンテーリングがあったんだが、
ふと知らない場所に迷い込んだら井戸があって、
班全員が「こっちだよぉ〜こっちだよぉ〜」って声をリアルで聞いた。
一人が走りだしたためにパニックになってみんな顔面蒼白になって走り出した。


59 本当にあった怖い名無し sage 2009/03/22(日) 17:32:31 ID:+rUCViEN0
で、どう見ても民家なんてないのに郵便配達員のバイクと、
砂利道の山道ですれ違った。誰もその人の顔を覚えていないという結末。
なんだったんだろう。
613コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:14:55 ID:t3spbC3L0


74 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ sage 2009/03/23(月) 18:36:11 ID:IrGv8t+x0
マンションに着いたが、いざ車を降りて部屋に向かうのはかなりの勇気がいった。
いろんな噂を聞いているだけに、これは致し方がない。
時間は夜の九時を過ぎた辺り。当たり前だが、誰の姿も周囲には見えない。

心を落ち着かせ、仕事で使っている工具箱と道具を手に、ようやっと車外へ出た。
姉は怪訝そうに私の装備を見ていたが、特に質問はしてこなかった。
ホールに入りエレベーターを呼ぶと、姉はジト目で私を睨んだ。

「あのさー。誰かが・・・いや何かが乗ってたらどうするの?」

 大丈夫だろ、多分な。

何となく、そんな予感がした。
マンションの他の部屋でも、怪しい出来事は治まっていたと聞いている。
・・・怪異を起こしていたモノは、ほとんどが姉妹の部屋に集っているのだろうから。

そのまま何事もなく七階に着く。
部屋の前に立ち鍵を取り出していると、聞き慣れた音がした。

 カチンッ

中には誰もいない筈なのに、鍵が独りでに開いた。
姉が「どうしよう?」という顔でこちらを見る。
私と言えば、全身に鳥肌が立っていた。
話に聞くだけというのと、いざ実際に目の当たりにするというのでは、怖さの
レベルが全然違うのだと実感してしまう。
614コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:15:24 ID:t3spbC3L0


75 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ sage 2009/03/23(月) 18:37:45 ID:IrGv8t+x0
(続き)
しかし、いつまでもそこで立ち往生している訳にもいかない。
ゆっくりとドアを開けて、電気を点けた。
やはり中には誰の姿も見えない。
ヒンヤリとした空気が流れ出してくる。

部屋に入る前に、ドアに挟まるような位置で工具箱を床に置く。
これでドアがカッチリと閉まることはない。

「何してるの?」
姉が不思議そうに聞いてくる。

 中に何がいるのか知らないが、ドアの鍵が開けられるということは、
 逆に鍵を閉めることも可能なんじゃないか、って思って。
 俺、こんな時間にこんな所に閉じ込められたくないし。
 ・・・まぁ、まず、そんなことは起こらないと思うけど。

今考えると、最後の台詞は、多分に願望が入っていたと思う。

「・・・聞くんじゃなかった。
 今の今まで思い付きもしなかったよー」

姉は心底ゾッとした表情で嘆いた。
とにかく覚悟を決め、二人で恐る恐る中に入ることにした。

拍子抜けするほど、別に何も怪事は起こらなかった。
ただ、なぜか部屋内の気温がひどく低い。
まだ夏だというのに、足の先から震えが上ってくる。
615コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:17:07 ID:t3spbC3L0
76 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ sage 2009/03/23(月) 18:39:33 ID:IrGv8t+x0
(続き)
何にせよ、長居したくない雰囲気であるのは間違いない。
姉は初めこそオドオドとしていたが、やがて落ち着いたのか、事務的にテキパキと
荷物をまとめてだしている。
私は部屋についているドアというドアをすべて開け、固定していた。
何かあった場合、直ぐに飛び出せるように。

しばらくしてから、姉が何か言いたそうにこちらを見た。
終わったの?と聞くと

「後一つだけ。持っていきたい写真があるん」

 持っていけばいいじゃない。
 待っているから早くしなよ。

「それがね、トイレの中にあるんよ。タンクの上」

言いにくそうに口にした。

 ・・・何で大事な写真をトイレに置くんだよ。

愚痴りたくなったが、あまり男らしくない行動に思えたので、黙ってトイレに
向かった。あ、嫌な予感がする。

トイレに着き、入ろうとドアに手を伸ばすと、またもや音がした。

 ガチャリ

やっぱりだ。鍵を掛けられた。
616コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:17:45 ID:t3spbC3L0


77 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ sage 2009/03/23(月) 18:41:36 ID:IrGv8t+x0
(続き)
深呼吸をして気持ちを落ち着かせ、ドライバーとピンを取り出す。

幸い、このタイプのトイレドアは仕組みも構造も知っている。
間もなく、ハンドルを内部の鍵ごと取り外すことに成功した。
タンクの上に置かれた姉妹の写真を手にトイレから出てみると、姉は呆れた顔を
していた。

「あんた、泥棒になれるんじゃない?」

 俺がバラせるのは、あくまでも室内の簡単な錠だけだから。
 ちょっとした裏技みたいなもんだから。
 荷物はそれで全部かい?
 じゃあもう出るぞ。

・・・本当のことなのだが、どうしてか自分でも言い訳めいて聞こえてしまう。

ドアノブを元に戻し、入り口の工具箱を回収し、エレベーターで一階まで下りた。
来た時と同様、特に何も起こらなかった。

有り難いといえば有り難いが、不安といえば不安である。
何となく、後ろを誰かが着いてきているような気がして仕方がなかった。

その感覚は車を出して、走らせている最中もずっと続いていた。
617コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:19:20 ID:t3spbC3L0


123 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ sage 2009/03/24(火) 21:25:13 ID:WZDMLMy80
取りあえず、姉を場末のホテルへ送り届けた。

ごく普通のビジネスホテルだが、先程まで滞在したマンションに比べれば、まるで
極楽のようにくつろげた。
何より空気が軽い。部屋も明るく感じられた。

しばし話をする。
姉はもうすっかり、あのマンションを引き払う決意をしたようだ。
相談の相手になりながら、心底ホットする。
どうやら、もう二度と彼処には行かなくても良さそうだ。

引っ越しの段取りや、彼女の実家へ連絡をしたりしていると、急に寒気がした。
・・・いつの間にか、周りの空気が冷たく冷えている。

「幽霊の出る直前には気温が下がるって、そう言えば誰かに聞いたなぁ・・・」
そんな碌でもないことを思い出していると、突然、部屋の隅で音がした。

 バタンッ!

二人ともびっくりして飛び上がる。
必死で抱き付いてきた姉を背中に庇いながら、音のした方へ目を向けた。

冷蔵庫の扉が引き開けられていた。
618コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:19:55 ID:t3spbC3L0


124 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ sage 2009/03/24(火) 21:25:54 ID:WZDMLMy80
どこのホテルでもある、冷凍庫のない小さな冷蔵庫だ。
すぐ中にストッパーが付いていて、コーラ等の飲料缶がそこで止まっている。
グイッと引き出せば、チェックアウトの時に精算されるタイプの奴だ。

しばらく様子を窺ったが、それ以上は何も起こらない。

「前に利用した人が、よく閉めていなかったんだろな」
そんな軽口を叩きながら、二人揃って苦笑いを浮かべた。

「まったく驚かせてくれるわね」
姉はそう言って立ち上がると、扉を閉めようと冷蔵庫へ向き直った。

次の瞬間。

バラバラバラッと、中に収められていた飲料が吐き出されてきた。

呆然とする私たちを尻目に、飲み物はすべて床の上に転がった。
ペタンと腰を落とした姉を避け、冷蔵庫を調べてみた。
ストッパーは硬く、かなり力を込めないと中身が出せない構造になっていた。

一体何が缶やペットボトルを引っ張り出した?
いや、それとも押し出したのか。
いくら考えても答えは出なかった。

619コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:21:06 ID:t3spbC3L0
126 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ sage 2009/03/24(火) 21:38:22 ID:WZDMLMy80
え〜、雷鳥です。
取り敢えず、この姉妹に関するマンションのエピソードはこれで全部なのです。
尻切れトンボみたいですが、まぁえてして現実ってのはこんなモノですねぃ。

この後、即行で引っ越しを済ませた姉。
一週間程度で復活すると、先に引っ越した姉の元へ転がり込んだ妹(友人)。
新居でも、時偶今回のようなポルターガイストちっくな現象があったみたいですが、
どれもすぐに治まったようで。
現在は二人とも元気に過ごしております。
この時の影響かどうか、何やら引っ越し癖が付いているみたいですが(苦笑)。

自分も「コレでやっと縁が切れたよホント」などと考えていたのですが。
いや、正確に言うと縁は切れています。
ただ気になることがあって、少し調べてみたのですよ。
ああ本当に余計なことを・・・。

何が気になったかというのは、正に>>88でID:szwkBT2D0さんが指摘されたこと
だったりします。
(あまりにも的確な指摘だったので、当時話を聞いていた関係者か?と
 一瞬疑ってしまいました)
トイレのドアがですね、何故か普通の部屋などに付けられるタイプの、飾り気無い
代物だったのですよ。
前に「姉が入ろうとするとトイレのドアが閉められる」というエピソードを書き込みし
ましたが、その時も呼ばれて、自分が確認していたのです。

「あれ?これおかしいぞ?」と姉妹には話したのですが、大家に談判するのも
面倒くさいということで、二人ともスルーしていたみたいですが。

(この項、続きます)
620コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:21:44 ID:t3spbC3L0


127 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ sage 2009/03/24(火) 21:45:55 ID:WZDMLMy80
(続き)
それから少し気を付けて内装や据付家具を見ていたのですが、何というか、どことなく
奇妙な取り合わせがそこかしこに見受けられまして。

他の部屋に入ったことのある業者仲間に聞いてみたところ、部屋によって色々と違いが
あることまでわかったのですが。

前の話にも出て来た、不動産関係のお姉さんから、

 え〜〜〜・・・?

みたいな話も聞きまして。

いや、確証はない話ばかりなのですよ。
ただ、何か凄く不気味というか嫌というか・・・。

と言う訳で、明日以降に書き込む予定の話は、すべて私の脳内で補完された妄想
だということにしておいて下さい。
本当に想像の域を出ないんで。

そんな類の話は嫌いだという方には、予め断っておきます。
どうかスルーして無視してやって下さい。
621コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:23:23 ID:t3spbC3L0


156 本当にあった怖い名無し sage 2009/03/25(水) 18:06:49 ID:ZmGBJg0r0
怖い話ではなくて申し訳ないんだけれども、昔ちょっとだけ不思議な体験をしたよ。

小学校1年生、7歳の夏休みかな。
叔母・いとこのお姉さん(当時12歳)と山に登ったんだけど、
登り始めて2〜3時間くらいしたあたりにちと狭い道があって、そこから崖下に落ちかけたんだよ。
何故、どうやって落ちたのか?は全く覚えていない。ただ転落防止の柵やロープ等は無かった。
とにかく間一髪で崖のフチを両手ではっしと掴んだ俺は
「ファイト一発」状態で宙ぶらりんになってしまった。

たすけてーという俺の小さな悲鳴が聞こえなかったのか、
叔母さんと従姉妹は気付かず先に進みやがったんだが
結果的にそのあとすぐに後ろから来た若い男女2人に助けられた。
お兄さんの方が慌てて駆け寄って、俺の両手をつかんでひっぱりあげてくれて
お姉さんの方はニコニコ笑いながら「どうしたのー」みたいな事を言ってたと思う。
ぶらさがってすぐ下を見て、30mくらい下の方に沢と雑木林が見えたのを確認した直後に助けられたから
実際にぶらさがってた時間はおそらく10秒もなかったと思う。

これだけなら子供が足を滑らせて死にかけました・・・というありがち?な話なんだが
今考えると不思議な点がいくつかあって、そこが何とも腑に落ちない。
622コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:23:53 ID:t3spbC3L0


157 本当にあった怖い名無し sage 2009/03/25(水) 18:07:40 ID:ZmGBJg0r0
といってもどれもこれも些細なものなんだけど

・ぶら下がっていた間、全く恐怖を感じなかった。
現実離れしすぎて感覚がマヒったんだろうか?
手がすべって落ちかけるという事もなく、ただ冷静に「早く人こないかなー」と考えていた。

・なぜ落ちたのか今でも分からない。
狭い道とはいえ、意図的に落ちようとでもしない限り落ちるようなところではなかったはず。
大人2〜3人が並んで歩けるくらいの幅は楽にあったと思うんだが・・・
(現に助けてくれたカップルは2人並んで歩いてきた)

・そもそも子供が落下した際、咄嗟に・両手で・崖のフチにぶらさがったって時点でおかしい。
相当「丁寧な」落ち方でもしない限り、両手どころか片手すら届かずに転落死するのがオチじゃないか?
上述の通り、俺の中では落ちた瞬間の記憶が見事に途絶えてるので
(狭い道を歩いている記憶の次はぶらさがってる記憶)、よくわからない。

もちろん子供の頃の記憶だから単に俺が間違って覚えてるって可能性もあるんだけど
オカ板的に好意的解釈をすれば、本当は落ちて死んでいたが
山の神様が助けてくれたとか、そういった事になるのかもしれん。
まあ狸か狐か悪い霊あたりにいたずらされたって可能性もあるがw

のぼった山は日本で3番目に高いっつー奥穂高です。15年ほど前の出来事。
そのあと泊まった山小屋付近で変な写真が2〜3枚撮れたんだけど
多分そっちはカメラのせいだと思うので割愛します。
623コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:24:49 ID:t3spbC3L0


169 本当にあった怖い名無し sage 2009/03/26(木) 09:51:36 ID:AmUGUKvq0
私は山小屋でもテント場でも到着するのが4時頃と少し遅めです。この日もテント場に着いて見ると小屋に近い場所には既にテントが張られていて、空いている場所を探しているとドンドンと小屋から離れて行きました。
空いていたのは小屋から一番離れた場所でトイレが遠くなって嫌だな!と思ったのですがそれよりも、その場所というのが私が嫌いな木々の間でジメッとしていたのでテントを設営する前から憂鬱になってしまいました。
その夜、眠っていると物音で眼が覚めました。ドカドカと誰かがテントの周りを歩き回っている音がします。歩き回っている音は動物の足音ではなく登山靴の音で、どうやら2,3人の感じです。
時計を見ると夜中の11時です。こんな夜中に、しかもここは小屋から一番外れた場所です。こんな場所、こんな時間に誰か歩くだろうか?と考えている何かしらゾオーッとしたものを感じて全身じっとり汗ばんできました。
テントのファスナーを開けて外を確認すれば良いのでしょうが見てはいけないものがそこにいる感じがして怖くてそれが出来ません。
数分間、その足音は歩き回っていましたがやがてパッタリと聞こえなくなってしまいました。
その後、眠ろうとしたのですが興奮が収まらず朝まで寝返りを繰り返していました。
朝になって太陽が射して来ると昨夜の音は何だっただろうか?とは思いましたがきっと何かの聞き間違いなのだろう!とさほど気にならなくなっていました。

後日、偶然ある方のサイトで同じテント場、同じような体験の記述を見ることになりました。やっぱりあれは何だったのだろうか?と不快な記憶がよみがえってきました。
それ以後、このテント場はさけるように計画を立てようにしています。
624本当にあった怖い名無し:2009/04/13(月) 01:25:20 ID:t3spbC3L0


174 本当にあった怖い名無し sage 2009/03/26(木) 11:14:22 ID:SQ0khE70O
父の話
近所の岡に毛がはえたような山があるんだが、そこを散歩中、たんぽぽのような花を見つけた。
季節は2月半ば、寒い日が続いてた。
こんな時期にたんぽぽ?と不思議に思いひっこぬくと、ぶわっと温風。
気味が悪くて花をそのへんに放って下山した。
その日1日春のように暖かかった。
3日ほど小春日和が続いた後、また父が山にいくとまだ放った花が枯れずにいた。
もとの地面にさして山をおりると町は急に寒くなっていた。
いつ頃の話かは知らないが、そのときから春は○○山から出てくる、というのが父の持論。
625コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:26:05 ID:t3spbC3L0


198 本当にあった怖い名無し 2009/03/29(日) 00:56:23 ID:mnxuEI1/0
994 :本当にあった怖い名無し:2009/03/29(日) 00:39:49 ID:DHGSYGcV0
自分の体験談書きますね。ブログに書いたヤツをそのまま載せます。
私は先輩とともに冬合宿の偵察として秋に横尾尾根を登ることになった。
我々は3のガリーから登った。その尾根は玄人向けの場所で正直苦戦した。
また荷物も20kgあり藪も多かったので当時の自分はなかなか前に進めなかった。
途中でそらがどんより曇ってきており霙がふってきた。
私も体力の限界で先輩に頼み込んでP4とP5の間に幕営してもらった。
その夜は急に寒くなり霙が雪に変わり降ってきた。
我々が寝ている時に妙な足音が聞こえた。「ザクザク」という雪を踏む足音だ。
またゴニョゴニョという話し声も聞こえる。正直言うととても怖かった。
ここは言うなれば岩場の上で夜間行動は出来ない場所、雪も降っているのに人がいるわけがない。
まして動物も上がれない切り立った尾根である。
なぜ足音と声が聞こえるのか…。
翌日先輩にこのことを話したら先輩も全く同じ音と声を聞いたらしい。
626コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:26:49 ID:t3spbC3L0
216 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ sage 2009/03/30(月) 20:11:46 ID:iCx89N3g0
姉妹の引っ越しが決まった後、不動産の仕事をしている知り合いと話す機会があった。
彼女は私と友人(妹)との共通の知り合いでもある。
些か気になっていたことがあったので、丁度聞きたいこともあった。

 姉妹の入ってたあのマンションなんだけどさ、何か内装がおかしくないか?
 普通使わないような意匠とか、本来使われない家具が使われたりしてたぞ。

彼女はどうやらそのことを知らなかったらしい。
興味を持ってくれたのか、これについて少し調べてみると言った。

しばらくして連絡があった。
「あそこのマンション、確かに変な改装ばかりしているみたいだよ。
 特に八階、九階なんだけどね。
 すぐに開けられないといけないドアとかが、そうでない仕様になっているとか、
 酷いのになると勝手に間仕切り増やしてたり、壁に穴開けたりしてたみたい。
 うん、当然契約違反になるから追加で修繕費出して貰ったみたいなんだけど」

「風水的にもおかしなことしていたみたい。
 いや、今の住居における風水ってのは半分験担ぎみたいなところがあるんだけど、
 あそこのは何かそういうのと違うようなのよ。
 先生って綽名で呼ばれてる人がいるんだけど、その人が言ってたの。
 壁や間取り、色調や模様の改修なんか見てみると、何ていうか一つの癖が見受け
 られるっていうのね」

 どんな癖だって?

「癖というか、悪意みたいなモノを感じるんだって。
 家相というか家の気を歪めるとか、鬼門の位置を変えるようなって・・・
 詳しい話されてもこっちはわからないからね、よく理解できなかったけど」
627コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:27:23 ID:t3spbC3L0


217 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ sage 2009/03/30(月) 20:12:37 ID:iCx89N3g0
(続き)
「あと変なことも言っていたなぁ。
 孤独を作り出そうとしている訳でもないだろうに、とか何とか。
 家の間取りで友達が出来なかったりすることもないでしょうにね」

 その人、確かに“コドク”って言ったのかい?

「よく覚えていないけど、多分そんな言葉を使ってたと思う。
 場違いだなぁと感じたから、何となく印象に残ってるよ」

私はその先生と呼ばれる人を知らない。
だからどんな知識を彼(彼女?)が持っているのかも知らないが、ひょっとしたら
先生は全然違う言葉を述べたのではないか、そう思えて仕方がない。

先生は“蠱毒”と言ったのではなかろうか。

確か大昔から伝わる呪法に、そう呼ばれたものがあった。
多くの毒を持つ虫を壺の中で共食いさせると、最後に残るのは最強の毒を持つ
個体となる。その生き残った虫を使役するのが、蠱毒という呪術だ。

しかし、ここで何故その名が出てくるのか。
628本当にあった怖い名無し:2009/04/13(月) 01:27:40 ID:pWD20IKZ0
湧いてるなあ
629コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:27:58 ID:t3spbC3L0


218 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ sage 2009/03/30(月) 20:14:08 ID:iCx89N3g0
(続き)
ここから先は、すべて私の妄想です。
そう思っていただきたいと思います。



・・・元々、祟りなどに由来のある場所に建てられたマンションがあった。
そこの部屋内に少しずつ手を加えた者がいる。特に上階の部屋に。
この地に彷徨う何かの流れを歪め、押し込めるように。

そういえば、彼女に部屋には、おかしなモノが下から上に抜ける、霊道みたいな
ものがあると以前に聞いた。
アレは他の部屋にもあったのではないだろうか。
それがある程度まで濃縮されたことで、これまで耳にしたオカルト的な出来事を
起こしていたのではないか。

これは別の話で聞いたことだが、霊というモノは合体することもあるらしい。
最初は生前の姿を取るのだが、融合が進むと、段々手や足、顔などのパーツが
増えていき、また目や口なども歪んで人に見えなくなるのだと。

寝室に現れたという、足だけで出来たボール塊の話を思い出す。
アレは霊というかそのようなモノが、溶け合っていく最中の姿ではないのか。

彼女の姉が部屋から見下ろした駐車場にいた、黒い影。
見られて上がってきたそれを、何も知らない彼女が招き入れた。
この影は非常口標識みたいな形を取り、部屋から出て行ったらしいが、その後に
他の所帯での怪事は治まっている。
アレは何かのトリガーだったというか、呪法の一つではなかったのか。
彼女の部屋で、何かを濃縮するための引き金。
630コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:28:32 ID:t3spbC3L0


219 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ sage 2009/03/30(月) 20:16:43 ID:iCx89N3g0
(続き)
やがてその何かは、彼女一人にターゲットを絞る。
一度人の形を崩したモノが、また段々と、人の形を作り始める。

そして。

生きている人間に危害を与える力を持った時点で、最強の“毒”が完成した。

これを仕組んだ何者かは、出来上がった“毒”を回収し、何処かへ持ち去った。
だからマンションでの怪異は、もう起こらなくなった・・・



以上、全然裏付けも何もない、まったくの妄想でした。
実際、その先生が本当に蠱毒と言ったのかどうかも定かではありませんし。
調べる気もありませんし。

件のマンション、本当にパッタリと何も起こらなくなったそうです。
立地条件は元々便利な場所なので、現在は空き部屋もなく、非常に優良物件と
なっているのだとか。

私に直接の被害があった訳ではありませんが、非常に印象深い体験でした。
正直あまり関わりたくないような体験でしたが(汗)。

長々と続いたマンション話、これにてすべてのネタ終了です。
本日分のカキコに至っては、もう本当に想像だけですので、その旨ご了承下さい。

これよりまた、いつものパターンに戻ろうと思います。
それでは。
631コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:29:10 ID:t3spbC3L0


237 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ sage 2009/03/31(火) 18:48:24 ID:YlLkh0xa0
知り合いの話。

彼はかつて漢方薬の買い付けの為、中国の奥地に入り込んでいたことがあるという。
その時に何度か不思議なことを見聞きしたらしい。

棚田の多い山奥の邑で、ある朝騒動が持ち上がった。
邑の外から来たらしい様子の男を、何人かの邑人が取り囲んで責め立てている。
彼が騒ぎを聞きつけた時には、既にかなりの人集りができていた。
何事かと見ていると、男はどうやら手中の何かを守ろうとしているようだ。
邑人がそれを奪おうとすると、大声を出して威嚇している。

いきなり、男は殴り倒された。
馬乗りになった邑人たちが小袋を取り上げ、中を確認して怒声を上げた。
サッと取り囲んだ空気が変わるのがわかる。
集まった人々が皆、ひどく腹を立てている印象を受けた。

今にも私刑が始まりそうな雰囲気に彼が困惑していると、顔見知りが忠告してくれた。

『関わるな。彼奴ら、殺されても仕方のないことをやろうとしてたんだ。
 毒虫をこの邑に持ち込んで、放そうとしていやがった」

「毒虫というのが、あの手の中にあった袋の中身ですか。
 一体何なのですか?」
632コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:29:33 ID:t3spbC3L0



238 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ sage 2009/03/31(火) 18:49:24 ID:YlLkh0xa0
(続き)
その彼の質問に、邑人はこう答えた。

『虫を殺す薬草群に、ワザと番の虫を入れてから、乾燥させるんだ。
 大抵の場合、虫は普通に死んでしまうんだが、希に最後まで生き残る番がいる。
 この二匹を取り出して、数手間加えてから野に放つと、一年後にその地は大凶作になる。
 どんな薬でも死なない害虫が大繁殖して、文字通り何でも食い尽くすんだ。
 この番の虫が毒虫。邑によっちゃ飢饉虫とも呼ぶってよ』

「殺虫剤が効かなくなった蠅の話を聞いたことがあります。
 ある殺虫剤に抵抗力のある成虫同士が子孫を残すと、その血統はもうその殺虫剤では
 死なないという話でした。
 毒虫とはそれと同じ原理で創られた虫なのかもしれませんね」

そう彼は解説してくれた。

しかし、わざと飢饉を起こしてどうしようというのか。
疑問に思ったので知り合いにそれを問うてみた。

『いやなに彼奴ら、その毒虫を殺すための術もちゃんと持ってやがるのさ。
 飢饉の恐怖を創り出して、高い金を取ってそれを追い払う。
 要するに奴ら、飢饉をコントロールして金儲けをしてるんだ』

毒虫の入った小袋は踏み潰され、男はボコボコに殴られて何処かへ連れて行かれた。
流石に後をつけるような真似はできなかったという。
633コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:30:03 ID:t3spbC3L0


239 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ sage 2009/03/31(火) 18:51:34 ID:YlLkh0xa0
知り合いの話。

彼はかつて漢方薬の買い付けの為、中国の奥地に入り込んでいたことがあるという。
その時に何度か不思議なことを見聞きしたらしい。

「とある山奥の里で耳にした噂ですけどね。
 その付近には、一風変わった技術を持った一族がいたのだそうです。
 どんな技術ですかって?
 人を襲って喰らう動物、いわゆる“人喰い”を育てる技術です。」

「似たような話は他所でも聞いたことがありますが、そこのはまた強烈でした。
 本来は人を捕食しない生き物ばかりを、人喰いに仕立て上げていたというのです。
 山羊とか馬とか、草食の動物ばかりが選ばれていたとか。
 仮にそれらが人を食べたとしても、まず消化は出来ないでしょうから、実際には
 人を噛み殺すだけ、というレベルの“人喰い”でしょうけど。
 そのようなモノを作る目的は、まぁ詮索しないのが身の為でしょうね」

「伝わる話では、非常に珍しい生薬を用いていたと言われます。
 でもまぁ聞く限り、珍しいといっても手に入らないような薬ではないのですが。
 その薬が取引されたという話を聞く度に、一族の者はまだどこかにいるのでは・・・
 そんなことをふと思いましたよ」

流石中国、色々と不思議な話があるものだなぁ。
呆れ且つ感心した私だった。
634コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:30:30 ID:t3spbC3L0
240 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ sage 2009/03/31(火) 18:53:00 ID:YlLkh0xa0
知り合いの話。

彼はかつて漢方薬の買い付けの為、中国の奥地に入り込んでいたことがあるという。
その時に何度か不思議なことを見聞きしたらしい。

ある山奥へ踏み込んだ時に、地元の農民に注意された。
『この辺りの山には入らん方が良いよ。犬に襲われるから』
野犬かと思ったが、よく聞いてみるとどうやら違うモノらしい。

『黒犬って名前でね、地の中を泳いで移動するんだ。
 別の村じゃ土中犬とも呼ばれてる。
 森の中で、いきなり足元が盛り上がり、犬の頭が飛び出て噛み付いてくるんだ。
 群れで襲ってくるから、襲われた奴は地面の下に引き摺り込まれちまう。
 悲鳴を聞いて助けに行ってみれば、もうそこには凹みが残されているだけ。
 やっとこさ掘り起こすと、散々に食い荒らされた骸が出て来るんだ。
 相手が土の中じゃ、簡単に追い払うことも出来ないしね』

「それは本当に犬なのですか?」と問えば、こんな答えが返ってきた。

『犬に似た何かの化け物・・・ってことだ。
 でっかくなった古い木に、黒い獣の精が湧くことがあるらしくて、それが育つと
 この黒犬になるんだそうだ。元は木のくせに、何で肉を喰らうのかね。
 年寄りが言うには、大昔は都からわざわざ狩りに来ていたらしい。
 その肉を鍋で煮込むと、これが何ともいえない程に美味なんだってさ』

本当に何でも食べるんだなぁと、聞いてから苦笑いしたのだそうだ。
635コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:31:21 ID:t3spbC3L0
241 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ sage 2009/03/31(火) 18:53:54 ID:YlLkh0xa0
知り合いの話。

彼はかつて漢方薬の買い付けの為、中国の奥地に入り込んでいたことがあるという。
その時に何度か不思議なことを見聞きしたらしい。

「南のもの凄い山奥なんですけどね。
 その辺では人が死ぬと、産まれた村で埋葬するっていうのが慣わしなんです。
 基本的に土葬なんですが、近代では当局が火葬をするように指導しているそうで。
 でも彼ら、土葬じゃないと嫌だ!っていうんですよ。
 火葬じゃ幸せになれない、あの世へお金も持っていけないとか言って。
 埋葬時に紙で出来たあの世用のお金とかを、一緒に棺に入れたりしますから。
 火葬じゃ確かに燃えちゃいますね。
 そこでやっぱり死体を売買しちゃったりするそうで。
 はい、買った方の死体を火葬にしてから、本人の亡骸はこっそり土葬する、
 そんな裏技をよく使うそうです。
 いやぁ困ったものですね」

「他所の離れた土地で死んでしまった人はどうするんでしょう?
 何の気無しにそう聞いてみたところ、ビックリするような返事がありました。
 『仕方ないから、産まれた土地まで出来るだけ持って帰るようにする。
  でも担いで帰るのは大変だから、死体を自分で歩かせて帰るんだ。
  そんな技を使う道術士が、邑に一人はいるから』って」

それって、まさか霊元道士ってヤツですか? 実在するんですか?
驚いた私がそう口にすると、苦笑しながら彼は答えた。

「さて、どうでしょう。実際に本人に会った訳ではないですから。
 そこの道士は日本人が嫌いだったらしく、会うなと助言されましたし。
 『あんたが会いに行ったら、殺された後で扱き使われるぞ』ってね」
636コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:31:48 ID:t3spbC3L0




242 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ sage 2009/03/31(火) 18:56:54 ID:YlLkh0xa0
知り合いの話。

彼はかつて漢方薬の買い付けの為、中国の奥地に入り込んでいたことがあるという。
その時に何度か不思議なことを見聞きしたらしい。

「山奥の農村部には、陰婚って呼ばれる古い風習が今でも残っているんです。
 独り身の男性が亡くなった時に、やはり独り身の女性の死体を一緒に添い遂げ
 させて埋葬するんだとか。
 埋める前には陰婚式というちゃんとした式も挙げるといいます。
 地方の山奥では、今でも普通に行われているんだそうですよ。
 私がいた山村では冥婚って言われてましたが、まあやってる事は一緒です。
 で、滞在中に変な話を耳にしまして」

「ある村で、独身の一人息子が死にかけていたらしいんです。
 それで不憫に思った親御さんが、早々と陰婚用の死体を買ったというんです。
 ええ、ちゃんとそれ用の手配師がいるみたいで。
 ただ値段は張るようですね。骸一体が農民の年収にも匹敵するのだとか」

声を潜めてこう続ける。
「・・・ここだけの話、これが今あの地方で、社会問題になっているみたいで。
 幾ら人が多いといっても、毎回毎回そう都合良く若い女性の死体なんて、
 まず手に入らない訳ですよ、当たり前の話ですが。
 だから、死体を売買する目的で殺される女性があるのだとか。
 障害者とか無戸籍の女性が狙われるとか、そんな噂も聞きました。
 まあこの時の死体は、そういった不法事例ではなかったようですが」
637コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:32:22 ID:t3spbC3L0



243 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ sage 2009/03/31(火) 18:57:44 ID:YlLkh0xa0
(続き)
「ところがこの息子さん、危篤状態から奇跡的に回復しましてね。
 自力では歩けなかったみたいですけど、小康状態にまでなったんです。
 それで親御さんは、不要になった死体を転売する計画を立てたそうで」

「その話がまとまった次の日、息子さんが床から姿を消したんですよ。
 保管していた死体も失くなっている。
 村中総出で探したところ、墓地の外れに掘り返された跡が見つかった。
 掘り返してみると、行方不明の息子と死体が仲良く並んで埋まっていたそうで。
 最も息子さんの顔は、醜く歪んでいたという話ですが。
 色男だったから死んだ女性に一目惚れされたんだろうって、皆が言ってました」

牡丹灯籠みたいですね。
そう私が感想を述べると、彼は「そうですね」と苦笑した。
638コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:33:20 ID:t3spbC3L0


244 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ sage 2009/03/31(火) 18:59:54 ID:YlLkh0xa0
知り合いの話。

彼はかつて漢方薬の買い付けの為、中国の奥地に入り込んでいたことがあるという。
その時に何度か不思議なことを見聞きしたらしい。

「闘蟋っていう娯楽があるんです。
 俗に言うとコオロギ相撲なんですけど。ほら、聞いたことありませんか?
 ラストエンペラーって映画にも出ていて、あの国では多くの人に楽しまれています。
 唐や宋の時代にコロオギの飼育指南書が書かれている程、古い文化なんですって。
 今でも年に何度か、大きな大会が開かれていますよ。
 都市対抗全中華対決とか何とか、大いに盛り上がっているみたいです」

「私があちらを訪れている時、これ用のコオロギを扱っている業者が逮捕されたんです。
 賭け事にもよく使われるので、強いコオロギの血筋を飼っている家は、それは結構な
 大商いをしているんだそうですよ。
 逮捕されたのは、そういうブリーダーだったんですけどね。
 何でも不法な商取引をしたということでしたが、闘蟋筋では、専ら別の理由だろうと
 噂されていました。
 それによると、逮捕された男はずば抜けて強いコオロギを作るノウハウを持っていて、
 しかしどうやらそれが違法な類のものであったというのです」
639コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:33:51 ID:t3spbC3L0


245 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ sage 2009/03/31(火) 19:00:48 ID:YlLkh0xa0
(続き)
「どうやらその人、自分のコオロギに人の肉を喰わせていたらしいんですよ」

「彼の出身地は山の奥深くだったそうですが、そこにそういう言い伝えがあったとか。
 退治された山鬼の屍肉を食べたコオロギが化け物になったっていう、そんな昔話が。
 この山鬼っていうのが、どうも別の少数民族の蔑称でもあるらしいのですが・・・。
 少なくとも彼は、人の肉を喰ったコオロギは、コオロギ以上の何かになると信じて
 疑っていなかったみたいです」

「あくまでも噂話ですよ。本当かどうか全然わかりませんしね。
 まぁ確かにあの地方って、死体の取引とかこっそりと盛んらしいですし。
 陰婚に使われることが多いみたいですが」

そういう話が信憑性を持って受け止められることに、少し眩暈を覚えた。
640コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:34:22 ID:t3spbC3L0



246 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ sage 2009/03/31(火) 19:05:16 ID:YlLkh0xa0
知り合いの話。

彼はかつて漢方薬の買い付けの為、中国の奥地に入り込んでいたことがあるという。
その時に何度か不思議なことを見聞きしたらしい。

「仕事の内容上、よく奥地に行きましたが。
 ガイドにひどく恐れられていた山村がありましたね。
 そこに移り住むと、顔に肉腫が出来ると言うのです。
 癌とかみたく悪性のものではないらしいのですが、これが成長を止めない。
 その人が生きている限り、どんどん大きくなると言うのですよ。
 疣の段階で気が付いて切除すれば、そういう羽目からは逃れられるらしいですが」

「切除が間に合わないと、やがて肉腫は顔自体よりもずっと大きくなって、首から上を
 支えることが出来なくなるといいます。
 よほど重いんでしょうね。
 そうなると身体が不自由になる訳ですが、それなってからは身体の方にも肉腫が発生
 するのだと。
 背中から腹、果ては手足の先までもが。
 こちらもまた成長し続けるタイプの腫瘍らしく、患者はそのうち大きな肉団子みたいな
 様相になってしまうそうなんです」

641コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:34:45 ID:t3spbC3L0


247 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ sage 2009/03/31(火) 19:06:25 ID:YlLkh0xa0
(続き)
「そうなってしまうと満足に食事すら摂れないのですが、不思議なことに、患者が死ぬ
 ことは無いと言うのですよ。
 死ぬことはないのですが、飲まず食わずで何年も、ただ“あーあー”と呻くばかりの、
 とても人間だとは信じられないような肉塊になってしまうのだと。
 そうなると家族も面倒見切れなくなって、こっそり山奥に埋めてしまうんだそうで。
 それでも死ねないのか、その山に入ると、大勢の呻き声が聞こえるのだそうです。
 地の底から響いてくる、哀しげな呻きが」

「大陸の伝説には、視肉っていう、切り取っても切り取っても無くならない生きた肉と
 いうのがあるのですが、そこら辺から派生した話じゃないかと考えています。
 ただ、ガイドが本当に怖がってたんですよね。
 伝説の視肉じゃないにしろ、実際に危ない何かがあるのかもしれません」

「まぁ、あくまでも噂話ってレベルの話なんですけどね」
彼は最後にそう念押ししてこの話を終えた。
642本当にあった怖い名無し:2009/04/13(月) 01:40:10 ID:+mlv6rX/0
>>628
バレてないと思ってたこと指摘された↓八つ当たりw
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1237004679/536
643コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:40:42 ID:t3spbC3L0


266 本当にあった怖い名無し sage 2009/04/01(水) 19:01:53 ID:9v/MSoAX0
俺ちょっと前にお山の神様的なものに怒られた事があるんだー・・・

俺の住んでるところは唯一県庁所在地に原生林がある町なんだが
ある日ふと、なぜかカレーパン一個とピロシキ二個もってその原生林に入ってったんだ
なんか突然人ごみがいやになってさ、森の中で飯食おうと思ってなぁ。舗装された山道をふらふら歩いてたんだよ
そしたら道が分かれててさ、一方は舗装されきってないロープで仕切られた道があってな
なんかが気になってそっちの方にふらーっと入っていったんだよ。
その道がなんか舗装されきってない崩れたレンガ道みたいになってて歩きづらいのなんのって
まぁでもそんな道歩くの好きだから、ぼーっと歩いていったら気がつくと唯一人工っぽかったそのレンガ道も
なくなってたんだ。でも開けてた山道っぽかったしまだいけるまだいけるとおもって、あるいていったんだ。
そしたら曲がり道に差し掛かって曲がろうとした手前で、ふと気づくとめちゃくちゃ静かなの。
森特有の木の葉っぱがこすれあう音とかそんなかんじの音がぜんぜん聞こえなくてさ。
微妙に不思議に思って曲がり道を曲がろうと曲がり道の向こう側をみたら、また曲がり角があって
その向こうにその、なんていうかなんとなくなんかいる気がしたんだよ。
いやな感じはしなかったんだけどな。そしたら突然聞いたこともないセミというか
なんかの虫みたいな鳴き声というか音が前方から満遍なく大音量ドルビーデジタルサラウンドEX って感じで聞こえてきてさ。
とりあえずごめんなさい、って言ってピロシキ一個置いて振り返らずに帰ってきたんだ。

なにいってるかよくわからんけど
たぶんあれは山の神様に怒られたんだと俺は思ってる
あと登山者の人に話しても起こられる話だと思う。いやぁ、テヘヘ

あれだねインスピレーションだけで生きてるといつかえらい目にあうね。

644コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:42:33 ID:t3spbC3L0


293 本当にあった怖い名無し sage 2009/04/03(金) 04:23:50 ID:4MAgyimo0
661 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/04/05 04:00

子供のころ、家族で山に行ったことがある。
山についたのはまだ朝方で、霧が辺りを覆っていた。
僕は親の言い付けを守らず、一人で山中に歩き入り、
当然のように迷子になってしまった。
何時間歩き迷っただろうか。太陽はすでに頭の上にあり、
お昼を食べ逃した僕は半ベソをかきながら座り込んだ。

ふと気付いたら、泣いている僕の傍らに人が近づいてきた。
両親かと期待したのだが、まったくの別人だった。
奇妙な姿をしていた。毛皮らしい服と麦藁で編んだ帽子。
そして恐ろしく背が高い。僕の父より頭二つは確実に大き
かったと思う。
話し掛けてきた。ひどく訛っていて、よく分からない。
かろうじて「迷子か?」という語だけ聞き取れた。
うなづくと、しばらく迷った後、僕を連れ歩き出した。

なぜかすぐに見覚えのある場所に出た。
親の声も聞こえる。いつのまにかまた一人になっていた。
親はすぐに僕を見つけてくれた。
(続く)
645コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:43:09 ID:t3spbC3L0


294 本当にあった怖い名無し sage 2009/04/03(金) 04:27:43 ID:4MAgyimo0
663 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/04/05 04:09

(続き)
なぜかこの体験を僕は忘れてしまっていた。
つい最近久しぶりにこの山へ行き、そこで思い出したのだ。
家に帰って親に尋ねてみた。両親は僕と違って憶えていた。

「いきなり目の前の茂みからお前が出てきたんだ」
「何処行ってたと聞くと、お前は変なこと言ってたぞ」

親はそこで奇妙なな顔になって続けた。

「背の高い、一つ目のおじちゃんに連れて帰ってもらった」
「お前、そう言ってたんだ」

全然憶えていない。僕は自分を助けてくれた人の顔を思い出
せないのだ。本当に一つ目だったのか・・・。
あれから何度かあの山をうろついたが、誰に出会うことも
無かった。せめてお礼をと思い、お酒を僕が見つかった場所
に置いてきただけだ。

取り留めもないですが、僕の奇妙な経験です。
646コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:43:41 ID:t3spbC3L0


295 本当にあった怖い名無し sage 2009/04/03(金) 04:43:01 ID:4MAgyimo0
480 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/15 02:37
両親から聞いた話。

私がまだ幼い頃、家族で山菜採りに出かけたそうだ。
そこで私だけはぐれて迷子になった。
半日近く捜しても見つからず、警察に届けようかと思っていた矢先。
目の前の繁みが分かれて私が出てきたのだという。
どこ行ってたんだと父が怒って聞くと、私は不可解な返事をしたらしい。

すごく背の高い、一つ目のおじちゃんに連れて帰ってもらった。
お前はそう言ってたぞ、と父は奇妙な顔をして教えてくれた。

私自身は、まったくそのことを憶えていない。
この話を聞いた後、自分が見つかったという場所にお酒を置いてきた。
お礼になっていればいいなと思う。
647コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:44:19 ID:t3spbC3L0


313 本当にあった怖い名無し sage 2009/04/04(土) 00:43:36 ID:+3vuUcmL0
怖い話じゃないんだけど
隣村に行くのに普段通らない灯台から続く山の側面切り開いただけの道を使ったんだわ
もちろん舗装されてないし、右はずっと海
木や草を刈っていたらきれいな景色が広がっているんだろうけど
うっそうと茂っていてまるで暗いトンネル
景色楽しむどころか足元薄暗いしでこぼこの歩きにくい道

木漏れ日頼りに道のり半分まで来たところ、ぬかるみに水溜り
それが妙に黒い

近付いてみると水溜りにはみっしりと黒いおたまじゃくし
田んぼに居るのよりずっと小さくて真っ黒
元気よくピチピチうじゃうじゃ
こんなすぐに干上がってしまう山道の水溜りになぜ?と思ったけど
人と待ち合わせしてたからそのまま通り過ぎた

これってよくあること?
648コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:44:45 ID:t3spbC3L0


323 本当にあった怖い名無し sage 2009/04/04(土) 11:55:07 ID:9Of2vUwe0
お前らの街で起こった怖い事件

709 : 市民団体(catv?):2009/04/04(土) 07:54:23.84 ID:HD6cC0Rs
俺の親父はキコリだ。山で色々な変な現象にあうことは珍しいことではないらしい。
けど、一回俺が小さい時に、死ぬほど青ざめて帰ってきたことがあった。
そして困ったなぁ困ったなぁって、ずっと言ってた。
俺は気の強い親父が、何でこんなうろたえてるのか理解できなかったんだが…

親父はいつものように山でチェンソーで木を切っていたらしい。仕事は一人でやっていた。
エンジンの音に混じって、頭の上から一瞬甲高い音が聞こえたらしい。
んで、すぐにエンジン切ったんだが、周りに人がいるわけでもない。
それもそのはずで、その親父の行ってた山は標高が高い所にあり、人なんか誰も近づかない山。
針葉樹の森だった。
んで、親父は気のせいだったと思ったら、再び頭の上から甲高い声が聞こえたらしい。


710 : 市民団体(catv?):2009/04/04(土) 07:59:23.42 ID:HD6cC0Rs
「今夜はご馳走だぞ!!生贄は用意してあるか」とか、そこだけ聞こえたらしい。
で、声の響いた方を見たが誰もいない。
しかも、上から聞こえてきたらしい。
さすがの親父もビビッて、パニックになったらしい。
親父は大声でさけんだんだって。俺はチェンソー持ってるぞ!!!とか。
でも、反応は無し。
なんというか、この世のものではない感じがしたらしい。
親父は仕事を切り上げて、帰ろうとして、荷物を置いてあった川に戻ったらしいんだけど
そこで変なものがあることに気がついたらしい。
649コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:45:28 ID:t3spbC3L0


324 本当にあった怖い名無し sage 2009/04/04(土) 11:56:50 ID:9Of2vUwe0


714 : 市民団体(catv?):2009/04/04(土) 08:09:21.08 ID:HD6cC0Rs
自分の持ってきた荷物の上にカエルとか虫とか鼠の死体が山になって積まれていたんだって。
そんで、離れた所にももう一つ同じような山があって、その山がどんどん小さくなってってたらしい。
それを見て俺の親父は直感でヤバイって感じたらしくて、荷物そのままにして
車あるとこまで走って逃げて、家に帰ってきたらしい。
で、途中でサルの群れにあったらしいんだけど、なんか異様に皆がこっち見てたんだって。
サルは人きたら見るけど、逃げようともせずにじーーっと見てたから、異様に感じたらしいんだけど
その時は、そのまま家まで逃げ帰った。
で、家の駐車場に付いた時に異様な生臭さを感じて、もしや…と思い、来ていた作業着の匂いをかいでみたら
明らかに動物の尿の匂いで満ちていたんだって。
で、親父は自分の親父…つまり、俺の爺ちゃんからそういう話を聞いたことがあったらしくて、
キコリの間で、そういうことがあったらすぐに服を燃やせって伝説があるらしい。
で、俺の親父はそれをすぐに燃やしてた。


716 : 市民団体(catv?):2009/04/04(土) 08:14:52.62 ID:HD6cC0Rs
それから、その山の標高の高い所には行くことが出来なくなってた。
しかも、山に行くのに猟犬を毎回連れて行ってた。
正直、あの親父がこんなにビビるなんて相当なことだと思うわ。
でも、家の爺ちゃんはその場所で死んでたって後で聞かされて、理由が分かった。
爺ちゃんも同じものを見たらしい。
そして、その山は一応霊山として祭られてる山で、神社もあるんだが、
その神社には誰も人が近づかない。
というか、近づけない場所にある。
けれど、全く荒れてないらしい。

650コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:46:26 ID:t3spbC3L0


356 誤字野郎 ◆234I9OGpmc sage 2009/04/05(日) 18:55:27 ID:152hGT3c0
人から聞いた話で恐縮だけど、渓流に釣りに行った人の話

渓流釣りは行った事のある人なら解るだろうけど、山蛭や山ダニに悩まされながら、
崖へずりをしたり滝壺を泳いだりと、かなりの冒険行になります。
そんな感じですから、沢泊まりになる事も多いのです
このグループも、沢にテントを張って次の日の釣りに備えて寝ていたらしいのですが
なぜか計ったかのように全員が同じ時間に目を覚ましたらしいんです。
いつもなら、まだ予定には早い時間だったらしいのですが誰からともなく
早く立とうと言うことになって、朝食もそこそこにテントを畳んで
さらに上流に向かうため、みんなで崖を山の方に上り始めたときに
地響きのような音が聞こえてきたそうです。
なんだ?と思って川の方を見ると、いわゆる鉄砲水で
今までさらさらと流れていた渓流が突然濁流に変わり、
テントがはってあった沢も見る間に濁流に呑み込まれたんだそうです。
もう少し立つのが遅れていたら誰も助からなかっただろうと
とのことでしたが、それにしても全員が何かに起こされたかのように
一度に目覚めて、しかも時間があったにもかかわらず、
なぜか急いで出発したことで、が不思議な事だったと言うことでした。
虫の知らせと言う奴でしょうか。
651コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:47:07 ID:t3spbC3L0


366 本当にあった怖い名無し sage 2009/04/06(月) 00:31:00 ID:V6azzbKI0
山守から聞いた話

冬の間は閉鎖している作業小屋を春になって開けた時のこと。
入口の鍵を外して中に入ると、どこからか電話の呼び出し音が聞こえてきた。
音を手がかりに探すと、泊まり部屋の隅に落ちていた携帯電話が鳴っている。
手を伸ばして取ろうとすると、ピタリと呼び出し音が止んだ。
履歴から掛けなおす気も起こらず、そのまま部屋の隅に転がしておいたが
その小屋には電波が届かないことに気づいた頃には、消えて無くなっていた。
652コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:48:48 ID:t3spbC3L0


407 本当にあった怖い名無し sage 2009/04/07(火) 22:32:28 ID:j9YfXZuB0
昨年の経験を書き込みます。といっても、別に怖いと云うより
なんか奇妙って程度なので、しょぼかったら済みません。

ドライブデートがマンネリ化してきたので、たまには珍しい
道を通るかと思い、日頃は行かない山道に入ってみました。
元々運転が下手なので、狭い道は嫌いだったのですが、彼女
の強い勧めも有って、地元が良く見える峠に。
近くの山の中に氷室神社があるらしいので、そのまま自動車
で行きました。
かなり古いようですが、由緒正しいらしく、修繕の跡もあり、
お菓子が備えられていたりと、山の中の割には人が来ている
ようでした。近くには家が10軒ぐらいの集落があるようです。
参道入り口の広場に自動車を止めて、彼女といちゃついていた
ら、いきなり彼女が「誰か見ている」
周りを見ても誰もいないのですが、「誰か見ているよ、怖いよ」
と何度も云うんです。太陽もまだ高いですし、人の気配も無い
ので、どこにいるのか聞いたら、下の方から視線を感じるとか。
653コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 01:49:07 ID:t3spbC3L0


408 本当にあった怖い名無し sage 2009/04/07(火) 22:34:42 ID:j9YfXZuB0
当然そんな所に人がいる訳もなく・・・でも無気味なので、
「じゃあ帰ろうか」。彼女が頷いたので、シフトをニュートラル
からドライブに入れ、サイドブレーキを外したその時、
自動車の窓の下の方に何かが動いたような気がしました。
そこで、扉を開けて見たら・・・

長さ1m無いぐらいの小さい蛇が5,6匹、四方に這っていく
のが見えました。多少怖くなって家路に向かったのですが、
彼女曰く、山を出るまでなんとなく視線を感じていたとか。
その後、一人で神社に行って、お菓子をお供えしました。
ちょうど10ヶ月ぐらい前の話です。
その後別に何もなく、オチは有りません。申し訳ないです。
当方全然霊感とかないもので・・・
654本当にあった怖い名無し:2009/04/13(月) 05:28:22 ID:i6aawufWO
なにこれ?
655本当にあった怖い名無し:2009/04/13(月) 08:01:36 ID:f0Kr14Ra0
>>654
NG登録するとすっきりするよ
656本当にあった怖い名無し:2009/04/13(月) 10:09:12 ID:mzP6sbHn0
久々に山怖見たらやっぱり変な流れだった
シリーズ物ってだけで嫌悪する人多いの?
657赤緑 ◆kJAS6iN932 :2009/04/13(月) 10:15:59 ID:wR7y1NQT0
[手形]
1/12
朝。
いつものように、仏壇におはようの挨拶をすることから一日が始まる。
夫、息子夫婦、そして孫。
この年寄りを1人残して、位牌だけが増えてしまった。

簡単な朝食を済ませて店を開ける。
まともにお客が来ることなんて一年でも数えられる程度だが、大々的に看板を掲げる気にもならない。
この店が繁盛するような時が来たら、この世の終わりだろう。

こうして店を開いて、稀に迷い込んでくる人や・・・「元」人の話し相手をする。
ただそれだけの日々だったが、最近は他にもやることが増えた。

昔行っていたこと。しばらく出来なくなってしまったが、彼女のお陰でまた再開できたこと。
私はこれを続けなければならない。・・・罪を償うためにも。

彼女はもうすぐ来る。いつも時間通り、遅れずに来る。
・・・あぁ、来たみたいだ。

声「おはようございます」

優しく透き通った声を、私は笑顔で迎える。
私「おはよう、舞さん」
658赤緑 ◆kJAS6iN932 :2009/04/13(月) 10:20:03 ID:wR7y1NQT0
2/12
奥の座敷に通してお茶を出す。
やや大きめのバッグを持った彼女は、いつものようにお茶菓子も持ってきていた。
私「いつもすまないねぇ」
舞「いえ・・・。あの、お線香、いいですか?」
私「えぇ、どうぞどうぞ」
仏壇で線香をあげ、手を合わせる舞。
私は彼女の持ってきたバッグに目をやる。今日は何を持ってきたのか?

やがて故人への挨拶を済ませた彼女は、すぐに本題に入る。
舞「今日はこれをお願いします」
バッグから何かを取り出す。それは、薄汚れた工事用のヘルメットだった。

私「これはまた・・・、舞さんには似合わないものだねぇ」
舞「ある程度は、こちらで抜いておきました」
私はそのヘルメットを受け取る。

私「ふむ・・・ほんとだね。後は最後の処分だけだね。・・・これは、どこで?」
舞「S県の、高速道のトンネルです」
私「おやまぁ・・・随分と遠くまで」
舞「弟に連れて行ってもらいました」
私「ほう・・・」
659赤緑 ◆kJAS6iN932 :2009/04/13(月) 10:23:47 ID:wR7y1NQT0
3/12
私「じゃあ、これはこっちで処分しておくよ」
舞「お願いします」
ペコリと頭を下げる舞。
そしていつもならこれで帰っていくのだが、今日は少し違った。

舞「あの、ちょっとお聞きしたいことがあるのですが・・・」
私「ん、なんだい?・・・何でもいいけど、もっと自然に話していいよ?」
彼女はいつまでも他人行儀に話してくる。
舞「あ、はい・・・」
私「で、なんだい?」
舞「・・・お孫さんのことなんです」
私「孫と言うと・・・陸(りく)のことかい?」

牧村陸。私の死んだ孫だ。霊媒師をしていて、行方不明になり、そして・・・。
私「陸のことは、本当に感謝しているよ。舞さんが助けてくれなかったら、今もきっと・・・」
舞「いえ、陸さんには私が助けられたので・・・。でも、彼のことじゃなく」
私「あら・・・」
舞「陸さんには、お姉さんか妹さんか、居ませんでしたか?」
660赤緑 ◆kJAS6iN932 :2009/04/13(月) 10:27:54 ID:wR7y1NQT0
4/12
私「・・・あぁ。妹が1人居たよ。でも、もう・・・」
舞「もう、亡くなって・・・?」
私「そうだね。陸が居なくなってからしばらくして、ね」
舞「・・・」
私「まぁ、世間一般には行方不明ってことになっているけどね。でも、死んでしまっているのは分かるよ」
舞「・・・あの、写真か何か、見せて頂けませんか?」
私「あぁ、いいよ。ちょっと待っていてね」

私は自室から、いつも飾ってある写真を持ってくる。
私「名前は、夏美。23歳って若さでねぇ・・・」
舞は私から写真を受け取り、見ている。
私「消息不明になった兄を探していてね・・・。危険だからって止めたのだけど・・・まったく・・・」
もっと厳しく言って止めれば良かった、と当時は酷く後悔した。
私「もう大人なんだから、そんなに心配しないで、って言ってねぇ・・・」

舞「ごめんなさい。辛いこと、思い出させてしまって」
私「いやいや、良いんだよ。たまには思い出してあげないとね。それより、夏美のことで何か?」
舞「はい。実は・・・」
661赤緑 ◆kJAS6iN932 :2009/04/13(月) 10:31:53 ID:wR7y1NQT0
5/12
――舞が初めてここに来たときは、驚いたものだ。
突然やって来て、とある山奥にある一軒家で行方不明になっていた陸を・・・霊に取り憑かれていた陸を、解放したというのだ。

他の人に聞いたのなら信じ難い話だったが、彼女を一目見て納得してしまった。
こんなに恐ろしい業を背負って生きている人は、長年こういった事に関わってきた私でも見たことはなかった。

そして舞がここを訪れてきた目的は、陸の報告と、もう1つあった。
それは、陸がしていたことを引き継ぐということだった。

まったく見ず知らずの彼女の言うことでも、私は止める気にはならなかった。
彼女なら、陸以上に完璧にそれを行えるだろうということは明らかであり、
彼女の目を見れば、止めたところで無駄だろうと分かったからだ。

それ以来、舞は手に入れたものをここに持って来るようになり、それを私が処分する、ということを続けている。
今日も彼女は怪しげなものを持ってきた訳だが、話は孫娘の夏美に関することになった。
662赤緑 ◆kJAS6iN932 :2009/04/13(月) 10:36:42 ID:wR7y1NQT0
6/12
私「その事故現場に、夏美が・・・」
舞の話では、トンネルに着いた時に丁度事故が起きており、そこに夏美が居た、ということだった。
舞「気になる方だったので、少し待っていて貰おうと思ったのですが・・・」
このヘルメットの件・・・恐らく工事中の事故で命を落とした人のものだろう。これについての「こと」を済ませて戻ると、夏美の姿は無かったらしい。

私「夏美は・・・気まぐれな子だったからねぇ。それにしても良く分かったね。陸の妹だ、って」
舞「何と言うか、”色”が・・・似ていましたから。血の繋がりのある人かな、と」
私「ふむ・・・」

舞「記憶がないようでした。本名が分からないので、取り敢えず霊子と名乗っている、と言っていました」
私「記憶がない・・・」
記憶と聞いてドキリとする。死後成仏せずに、記憶を失ったまま彷徨っている。何か未練があるのだろうか?
あるとすれば、それはやはり・・・

私「探しているのかね・・・」
陸のことを。それとも・・・いや・・・。

とにかく記憶を失って彷徨っているなら、見つけ出して教えてあげなければならない。
残酷な事実だけど、いつまでも放っておく訳にはいかない。
私「すまないが、もしまた会えたら・・・お願いできるかね」

孫娘に会いたい気持ちが無いわけでは無い。夏美は・・・あの子は、可哀想な子だった。
しかし足が悪くて遠くまで出張ることのできない私は、舞にお願いするしかない。
あまり良い役目ではないが、彼女は了承してくれた。
ただ少し・・・何か思うところがあるようではあった。
663赤緑 ◆kJAS6iN932 :2009/04/13(月) 10:40:40 ID:wR7y1NQT0
7/12
辿り着いたのは、古びた建物。

自分探しと称して足の向くまま歩き続け、私はこの場所に着いた。
もう何年も放置されているような感じの、小さな病院・・・神乃木産婦人科病院と書いてある。

うーん・・・ここで生まれた、とかそういう事かなぁ。
自分が何歳なのか分からないけど、きっと20代前半だろう。うん、きっとそうだ。
本当は10代と言いたいとこだけど、そこまでおこがましくは無い。

何となく・・・心のどこかで強い抵抗を感じつつも、私は中に入ってみることにした。

私「お邪魔しまーす・・・」
カップルか浮浪者か、又は遊んでいる子供達でも居るかと思ったが、誰もいる気配はない。
格好のたまり場になりそうなんだけど・・・ひょっとしてオバケでも出るのかな?

誰も居ない病院内を、奥へと進んでいく。
ボロボロの壁や、ヒビの入った窓、タイルの剥がれた廊下、割れた蛍光灯、誰も居ない閑散とした病室・・・
進んでいくうちに、確信する。
私、やっぱりここを知っている・・・。ここに来たことがある。
664赤緑 ◆kJAS6iN932 :2009/04/13(月) 10:44:59 ID:wR7y1NQT0
8/12
いつの記憶か分からないけど、子供の頃とか、そんなに昔でもない。
でも、こんなところに何を・・・?
こんなに空気が淀んでいて薄気味悪い場所に、何をしに来たのだろう。
よっぽど大事な用事だったのか、それとも・・・自分の意思ではなく、連れてこられたとか?

・・・うーん、違うなぁ。自分の足で歩いていた気がする。
1人で、こうやって辺りを見渡しながら・・・何かを、もしくは誰かを探しながら?

・・・そうだ。私は探していたんだ。そして・・・

ヤダ・・・何だか気分が悪くなってきた。
ここは来ちゃいけない場所だ。・・・そうだ。ここは誰かに、危ないから近寄っちゃダメだよって言われていた場所だ。

しかし私は、悩みながらも奥へと歩みを進めていく。
もうすぐ何かを思い出せそうな気がするからだ。私の見たもの・・・私が会った人・・・?

ふと・・・。
前方に見えたものが、私の歩みを止めた。
廊下の壁に、何かシミのようなものが見える。
汚れて灰色に変色したその壁に付いている、黒っぽい・・・何だろう、あれ。
あれが、私の見つけたもの?・・・ううん、違う。以前はあんなシミは無かったと思う。
665コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 10:47:06 ID:/6y6Iz1y0


374 本当にあった怖い名無し sage 2009/04/12(日) 00:50:57 ID:/T7euPSr0
この間友達に聞いて怖いな。。って思った話。

10年くらい前に某県に友達に会いに行ったそう。
大きい広場で車を止めてダベったりして遊んで居た時、他県ナンバーの車が止まり
話しかけてきた。
みるからにちょっとヤバそうな男二人で「赤い○○の車でナンバーが××の○○○子って
奴知ってる?」って聞かれたそう。
知らないと答えてちょっと話をしたら、どっかの組の下っぱの人らしくその女を殺しに
来たと。おちょくられたとかでわざわざ遠いこっちの県まで探しに来た。
殺さないと帰れないし、見つけたら何度も轢き殺してやると笑ってたらしい。
とても冗談に聞こえないんだけどここは笑って流して見送ったみたい。
でもその時に急発進をして近くに止めてあった誰かの車にガッシャーンとぶつけて
ライトが割れたらしいが、又急発進で去っていった。
友人達は本当かな・・っぽいよね・・等と話してしばらく経つとそのうちの一人が
軽い事故に会い警察沙汰に。
夜明け近くに警察署で調書を取って居た時に「○○○で轢き逃げ。何度も轢かれて
顔がぐちゃぐちゃ」みたいな無線が入った。
君達もう帰って良いよ。とすぐに帰されたらしいけど、あれってまさかさっきの?
と思ったそう。

私も話を聞いて実は繋がっているんじゃないか・・と怖くなりました。
友人はその時におまわりさんに言っても、もしそうなら犯人に顔知られてるし
そこまで執念深い人達だから、今度はこっちが探されたりしたら怖くて言えなかった
と言ってました。
だけどもあの時の人が犯人で、まだ捕まっていないのなら言った方が良いんだよね。
でもかなり昔の事だし調べられないからとも言ってました。
私も気になるので調べる方法とか知っている人いたら教えてください。
666コピーペ2 ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 10:48:18 ID:/6y6Iz1y0


8 本当にあった怖い名無し New! 2009/02/22(日) 18:57:20 ID:HV4vgzbbO
聞いた話しだけど、もしかしたら有名な話し。

川沿いを障害者が不自由な足で懸命に歩いてた。
それを見たバカが、その障害者の後ろで障害者の真似をして歩いてたら、勢い余って障害者を追い越してしまった。
あとに引けないバカはそのまま真似をしながら歩いてたけど、後ろから「おい!こらっ!」と声が。
バカが振り向くと障害者に893っぽい人がカランでる。
893っぽい人は本物の障害者に「前の人の真似して失礼だろが!」と本物の障害者を川へ突き落とし…
それを見たバカはビビって障害者の真似をするしかなく、893っぽい人は障害者の真似をしてたバカに一言「頑張れよ」と言って去っていった。
893っぽい人が去ったあと、バカはダッシュで逃げ出した。本物の障害者がどうなったかは不明。


その893っぽい人に惚れた!!

667赤緑 ◆kJAS6iN932 :2009/04/13(月) 10:49:07 ID:wR7y1NQT0
9/12
私はゆっくりとそれに近付く。
・・・分かっていた。見つけたときから、それが何か分かっていた。

シミの目に前に立つ。
それは手形だった。誰かの手形・・・
誰の・・・?

・・・それも、分かっている。
これは、私の手形だ。私の・・・血の手形だ。

よく見るとその手形は、下にずれ落ちるように掠れている。
つまり、そうだ・・・
私はここに手を・・・ついて・・・床に・・・倒れて・・・ここで・・・

気分が悪い。胸の辺りが何だか痛い・・・
痛い・・・痛い、刺すように・・・何で?痛みなんて、もう・・・
両手で胸を強く押さえる。ある訳が無いのに、血が噴き出してきそうで・・・
頭がグルグルと回る。立っているのが辛い。おかしい・・・私にはもう、そんな・・・

ドクリ、と不可解な鼓動を感じる。
胸を押さえている手に、嫌な予感を感じる。
あぁ、手を見なくてもどうなっているか分かる・・・でも・・・
私はゆっくりと両手を開いて見る。
その手は、真っ赤に染まっていた。
668コピーペ2 ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 10:50:18 ID:/6y6Iz1y0


48 本当にあった怖い名無し New! 2009/03/02(月) 08:34:25 ID:cXqiVox1O
通りすがりの携帯だが一つ話を。
諸事情により留置場に居た時 隣の部屋に変なのがいてソイツはデパートで痴漢してつかまったんだが理由は『ソコに女がいたから』
なんで捕まったのか理解できずブツブツ愚痴ってた
ソイツは前科2犯で過去にトレーナー盗み逮捕。次にパンを盗み逮捕。理由は『ソコにあったから』
ガチで法律が分かってないヤツ。こんなヤツが普通に生活してるんだからなぁ…
まぁ、今回は執行猶予中だったから実刑くらって拘置所に移ったらしいけど二年も経てば出てくるわけで…
669コピーペ3 ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 10:51:37 ID:/6y6Iz1y0
591 本当にあった怖い名無し sage New! 2009/04/05(日) 02:44:57 ID:rIyT0mwv0
ついでに先週あった霊体験ほ投下。

風邪気味だったのに晩メシにナマモノ(マグロのぶつ切りのヅケ丼)食ったのがヤバかったらしく、
寝入ってから激しい腹痛で目覚めた。
トイレに直行したい気持ちばかりが焦り、部屋のドア開ける前に出ようとしてドアに激突したり、
リビングのファンヒーターやマガジンラック、果てには猫まで蹴飛ばし踏んづけつつトイレにたどりついた。
トイレの電気つけたりドアを閉める暇も惜しみ、ジャージ(パジャマのかわり)とパンツを一気に下ろし、
さあ便器に腹痛の根源をぶちまけようとした瞬間、
半閉めのドアの隙間から貞子のような目が覗いているのにご対面。
Doーーーーーーーーー!と意味フな叫び声を上げつつ,腰砕けになる。
ほぼ真っ暗闇なのに、何故かクッキリと見えるロン毛と見下した目の眉毛のない白い顔。

「何やってンのよ。大丈夫?」

どたばたしてたの心配してついて来てた嫁でした・・・・・or2

腹の内容物投下は目標を誤ったが、ジャージとパンツ、便座カバーを汚染する程度で済んだ。
うんこ漏らしたのなんて幼稚園以来だ。
嫁にも見られるし最悪−って寝ぼけもすっきり目が覚めたところで気がついた。

猫は一年前に虹の橋を渡っちまってる。
戸締まりしてるし、マンソンの4階だから野良が入り込んだ可能性もない。
何より蹴飛ばしちゃったが毛の感触や「にゃ゙っ」って声、間違いようがない。
なんだ、まだウチにいたんだと思ったらぶわっと涙が・・・・・。

夜中にうんこ漏らしてべそかくオットに嫁はため息つきつつ、
「男の子なんだから泣かない泣かないw」と呆れていたが、
猫の事を言ったら一緒に泣き出した。
670コピーペ4 ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 10:51:57 ID:/6y6Iz1y0


601 本当にあった怖い名無し sage New! 2009/04/05(日) 18:17:31 ID:iGFEASWA0
ちょっと迷ったけど、思い切って投下します。

あずまんが大王って漫画わかるかな?自分は漫画しか見てなかったんだけど
その漫画の話に、部屋にいたら自分のじゃないオナラの臭いがして怖かった
っていうのがあって、それ読んだ時はなんとも思ってなくてさ、
そしたら本当に同じことが自分の身にも起こったんだ!
普通に部屋でパソコンに向かってて、勿論ひとりなわけだけど、
自分の右側のほうからフワ〜って感じでオナラの臭いがしてきたんだ!
なんてゆーか、便秘気味の時に出るような、まんまうんこーって感じの臭い
めちゃくちゃ臭くてオエッてなった。最初カメムシかとも思ったけど、
そんなのはいなかったよ。バカバカしいけど、いざ自分が体験すると本当に怖いんだねああいうのでも
明らかにオナラの臭いだったな、なんでわざわざ俺の部屋でしてったんだろ?
671コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 10:52:44 ID:/6y6Iz1y0


614 本当にあった怖い名無し New! 2009/04/06(月) 13:32:00 ID:IN6A4oQ+0
父が亡くなった時、父にはお気に入りだった服を着せ、大事にしてた物を棺に入れたんだけど……。
葬儀が終わってから、棺に靴を入れ忘れたことに気がついたんだ。
「お父さん、ごめんな〜」と思いながら寝たせいかもしれないけど。
寝てたら父が現れた。
「ごめん、靴入れ忘れたわ、どうしよう?」って聞いたら、
「幽霊だからね、足がないから、靴要らないの」って言われた。
「でもね、代わりに空を飛べるんだよ」って、ふわふわ浮いたり、飛んでみせたりしてくれた。
生前は足が不自由で、杖がなければ立つことさえできなかった父が、自由に動けてた。
「靴はね、もういらないから、捨てていいよ」って言われた。

ああ、ごめんなさい、笑える霊体験をと思って書いたんだが、まだ涙が出るな。
672赤緑 ◆kJAS6iN932 :2009/04/13(月) 10:53:13 ID:wR7y1NQT0
10/12
こんな・・・こんなの・・・
足がふら付き、私は壁に手をつく・・・それは丁度、手形に重なる。

ここに来たのは間違いだった。
いくら記憶を辿っていたからって、自分が死んだ場所に来ちゃうなんて。
しかも、ここは普通じゃない。こんなんじゃ、またおかしくなっちゃう。
せっかく・・・

・・・ん?
何か音が聞こえる。
ボーン・・・って・・・時計の音?柱時計・・・?

ボーン、ボーン・・・
どこかで時計が鳴っているのが聞こえる。
何でこんな所で?それに・・・どこかで聞いた覚えがある、この音・・・
どこかで聞いた・・・この、絶望を感じさせる音。

突然、身体がゾクッとする。
あ・・・あぁ!今すぐここから逃げないと・・・!

この手形。何故これだけ、こんなにくっきりと残っているのだろう。
まるで、私をここに・・・
私はその手形の付いた壁から数歩下がる。
そのままここに立っていたら、二度と動けなくなりそうな気がしたからだ。
この場に縛り付けられてしまいそうな、そんな予感がした。
673コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 10:53:17 ID:/6y6Iz1y0


616 本当にあった怖い名無し sage New! 2009/04/06(月) 14:02:21 ID:ZzC+bAkD0
洋服のクローゼットの中から4時頃軽くハンガーで戸を
トコトコトコトコ叩く音が聞こえて止まないので
眠かったしムカついたので
うるさいっ!!!って怒鳴ったら
トコトコトコトコ音が小さくなって出窓に移動した。
無視してたけど音は消えないので
人の睡眠を邪魔しやがって、地獄へ送ってやるっ!!!
といったらいなくなった。
幽霊にも睡眠妨害された人間のマジギレは通用する。
寝起きだし鬼の形相だったかもしれない。
674コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 10:53:35 ID:/6y6Iz1y0


640 本当にあった怖い名無し sage New! 2009/04/08(水) 21:14:15 ID:up4nH/AEO
俺は霊感が多少あるのだが、ある日の会社帰りに打ちっぱなしゴルフに行った時、
ボールが飛びかう敷地内に幽霊らしきものがいた。
俺は慣れているせいか気にもせず日々のストレスをフルスイングで発散していたのだが、
あきらかに二階席にいる客が(ちなみに俺は一階席で二階席の人は見えない)
そいつ目がけて狙い打ちしていたw
もちろんボールは体をすり抜けていくが、あの執念深く間隔も開けずに
打ち続けてる様子を目の当たりにした時、幽霊より恐ろしいものをはっきりと見た気がした。
つか、もういいからおまえも消えればいいのにとも思った。

675コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 10:53:55 ID:/6y6Iz1y0


651 本当にあった怖い名無し sage New! 2009/04/09(木) 09:57:15 ID:OGXg+pqJ0
会社帰りに打ちっぱなしゴルフに行った時の話だ。
何か気になってボールが飛びかう敷地内をよく見てみると、何やら幽霊のようなものがいた。
まぁ俺はこういったものが見える事があるので特に気にしてなかったので、
そのまま打ち始め、日々のストレスをフルスイングで発散していた。
しかし、ある事に気付いた。
あきらかに二階席にいる客が(ちなみに俺は一階席で二階席の人は見えない)
幽霊目がけて狙い打ちしていたのだ。
もちろんボールは体をすり抜けていくが、あの執念深く間隔も開けずに
打ち続けてる様子を目の当たりにした時、幽霊より恐ろしいものをはっきりと見た気がした。
俺が恐ろしくなって打つのを止めていると、上からのボールも止まった。
「やっと打ち止んだ」そう思った刹那、
「破ぁーーーーー!!」という声と共に一筋の光弾がその幽霊目掛けて打ち込まれた。
そして見事命中。光る玉が当たった幽霊は幾筋の蛍の光のようなものを出し、そのまま消滅。
何のことは無い。俺はその声に聞き覚えがあった。寺生まれのTさんだ。
二階に上がるとやはり予想通りTさんがいた。
「今の玉なんですか?凄かったですね!」と言うと「なに、案外近くにいたからな、あれぐらいじゃまだまだ」
と言い、さらに「親父は330ヤード先の奴でも退治してたな・・・」と呟き、1球打つと300Yと書かれた看板を直撃した。
寺生まれはスゴイ、俺はいろんな意味で思った。
676コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 10:54:21 ID:/6y6Iz1y0


659 本当にあった怖い名無し sage New! 2009/04/11(土) 00:47:24 ID:9QKG/ye50
(スレ違いかも知れないけど)
飲み会の余興で体験した恐怖話を順番に披露。

ある女の子(美人で皆のアイドル的存在)が引越しして新居に入居。
引っ越したばかりで家電製品揃わずコインランドリーをしばらく使う。
夜中に独りで座っているのも恐いので洗濯機、乾燥機廻したまま一旦帰宅するそうな。
で、本人いわく
「不思議なんですよねぇ。コインランドリーに戻るとパンツとか下着が消えているんですよ。
まるで異次元か霊界に吸い込まれたみたいに」とノホホンと話す。
男たちは容易に「ある真実を推測」できたけど誰も黙して語らず。
677コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 10:54:45 ID:/6y6Iz1y0


669 本当にあった怖い名無し sage New! 2009/04/11(土) 03:17:54 ID:L7v/fBITi
ここ見てて友達の話を思い出したので。
もう10年前になるんだが、友達でヤンキーじみてるんだが、霊感あるくせに幽霊やコワイ話をすると急にチワワみたいにプルプル怖がる奴がいたのね。
んで、そいつが単車で夜中に自分家に帰ろうとした時の話。
俺の住んでる地域は田舎だから農道てものがある、そんでその農道で昔バーチャンと孫が事故で死んでるんだ。
それ以来そこで事故が多発しだしちゃったから、見晴らしがいいのにパトランプが交差点についた位。
結構有名になってたから無論その友人も知ってた。
ちょうどそのパトランプの辺りに近づいてきて友人は、「やだなぁ、でないでくれー。」て思って通過したらしいんだが、残念、後ろに気配を感じた。
願いとは裏腹に、友達が乗るバイクの横をす〜て感じでオバーチャンが追い越してった。
いつもならそこで、怖くてうろたえる友達が何故か「負けちゃダメだ!」と思ってスピードアップした。
そしたらそのオバーチャンになんと追いつけたらしい、そんで追い越す間際、横に並んだ時のオバーチャンの顔が物凄いビックリした顔してた。
そして少しうつむき加減で消えてったらしい。
その後友達は、真夜中の農道でガッツポーズ決めて帰ってきた、とゆう話を翌朝学校で会ったときに聞かされた。

友達が成長してくのをみて、微笑ましくもなんか寂しくもなる感情をかんじたなぁ。
678コピーペ2 ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 10:55:22 ID:/6y6Iz1y0


692 本当にあった怖い名無し sage New! 2009/04/11(土) 22:32:43 ID:bSga1z/b0 BE:?-2BP(0)
856 名前: 本当にあった怖い名無し 投稿日: 2008/11/08(土) 01:53:11 ID:rHWUF9MG0

猫で思い出した
小学生のころ、猫に憑かれてたらしきことがある
茶色で大きくて毛の長い猫が昼夜問わずに自分を見ていた
大人になってから気づいたんだけど、あれはたぶんメインクーンて種類だな
当時、猫なんてもんは拾うか貰うのが普通で(田舎だったからw)でペットショップで血統書付を買うなんて人見たことない
写真でも見た記憶が無いから、メインクーンを知ってたハズないんだけど
その猫、昼のほうが出現率高かった。日向ぼっこが好きだったみたい
害意なさそうだし動物好きだから放っておいた
んで、お盆に子ども会の行事で肝試しやったのよw
近所のお墓でな。もちろん地元だから普通に自分家の墓もわるわけで
高学年だから脅かす役で、独りで墓石の影に隠れてたんだ
そしたら人魂なのかな・・・白い光がホワホワと近づいてきた
不思議と怖くはなくて「おお〜!初めてみた!!」って感動してたのね
田舎の近所の人なんて身内みたいなモンだから、身内の霊なら悪さもしないだろうって感じ
その人魂、最初はホワホワ浮いてたのが変な動きをし始めた
あれ?って思ってよく見たら、いつも見る猫がジャレてんのww
ピョンピョン飛びながら捕まえようとしてるw
ちょwww近所のオサーンかもしれんのにwww
つwwwかwwwwまwwwwえwwwwたwwwwwwしwww
口に咥えて自慢げにコッチ見て消えて、それっきり
満足して成仏したんかな?

思ったより長くなった。長文スマソ
679コピーペ4 ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 10:55:56 ID:/6y6Iz1y0


699 696 sage New! 2009/04/12(日) 12:59:33 ID:bLVZXoKu0
オチは無いんだけど・・・

猫に取り憑かれたツレはM中といって、元々霊感持ちなんだけど
大学入学直後に家で不思議な体験をしたらしい。
夜にさ、部屋を暗くすると外の明かりが窓から部屋の床に落ちて
窓枠とかのシルエットを映し出すのを見たことがあると思う。
M中がベットで横になっているとちょうど視線の先がそんな状況
だった。

外の明かりを見ながらうつらうつらし始めた頃。床に映しだされ
ている光に「猫」のシルエット。
「あ〜、ニャンコ〜」と、夢うつつで見つめていたが・・・

「ちょっとまて!ここは3階、外に猫が歩ける場所は無い!」
途端に目が覚め、シルエットを見直すと、やっぱり「猫」がいる。
カーテンにはシルエットが映っていないのに・・・だ。

M中は急に怖くなり布団をかぶって寝る事にした。
「早く明日になれ!」
・・・同じ夜、夢を見た。
寝ているM中の顔に向かって天井からリンゴが落ちてくる。
ゆっくりゆっくり、スローモーションで。
「あぁっ、このままじゃ当たる」と思うがなぜか体が動かない。
そうこうするうちにリンゴは目の前。「ヤバイ!」と思った瞬間
リンゴが黒猫に変わり跳びかかってきた。
「うわぁあぁあ!」と叫び、夢から跳ね起きる。

その日からM中の右肩はなぜか少し下がっている。
680コピーペ3 ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 10:56:19 ID:/6y6Iz1y0


700 本当にあった怖い名無し sage New! 2009/04/12(日) 17:44:58 ID:gnCWqfBA0
コピペだけど、笑えたので。

914 名前: 本当にあった怖い名無し 2006/02/24(金) 20:35:38 ID:IC6ROBQ/0

山菜採りに行った時に
くねくねににたものを見て、無言でくねくねしはじめた後輩に
思い切りボディーブローをくれて正気に戻した奴がいる

喰らった方はその場でのたうち回ってげーげー吐いてたが
しばらくして正気を取り戻した

「・・・長いこと見続けてるとよくないので
 ショック療法をした。先輩から教わった」
とのこと

殴った奴は3年間陸上自衛隊にいたことを思い出した
681コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 10:57:27 ID:/6y6Iz1y0


701 本当にあった怖い名無し sage New! 2009/04/12(日) 18:42:25 ID:CqywuhSY0
少し長くなるが思い出しので投下。

19の時良く金縛りにあった。
時折枕元で呼吸音。
長く続くと人は慣れる。
更に理系脳の俺は金縛りなど最初から信じていない。
ある日家に帰り居間へと、隣の部屋の襖が開いていて行き成り声をかけられた。
「無視すんな。」
飼い猫の黒猫が玉を舐めながらこっちを見ていた。
無論他に誰も居ない。
「うるせえ。」とだけ伝えておいた。

其れからも細かい怪現象は続いたのだが、全て俺の脳内で起こった事とし放置した。
ある夜。
背中に冷やりとした感触を感じ眼が覚めた…。
682赤緑 ◆kJAS6iN932 :2009/04/13(月) 10:57:29 ID:wR7y1NQT0
11/12
私は自分を取り戻したんだ。
また囚われるのはイヤ。二度とあんな思いはしたくない。
大丈夫、私は・・・
・・・そうだ。大丈夫・・・綺麗だから、安心して。そう、あの人は私にそう言ってくれた。

その言葉を思い出すと、心が落ち着いてくる。
あの人はきっと、言葉に力を持っている人なんだな。うん。よく分からないけど、そういうことにしておこう。

・・・よし!
私は改めて手を見る。綺麗な手。うんうん。白魚のような、ね。
痛みも鼓動も感じない。よしよし。私はちゃんと幽霊している。

時計の音はいつの間にか止んでいる。
ここに来たら・・・ダメ。
そう、ここは来ちゃいけない場所だったんだ。誰かの忠告・・・ちゃんと聞かないとね。
またここに来るとしても、次は1人では来ないようにしよう。

そう決めて、私は逃げるようにそこから立ち去った。
683コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 10:58:34 ID:/6y6Iz1y0


702 本当にあった怖い名無し sage New! 2009/04/12(日) 18:49:51 ID:CqywuhSY0
和室に布団を敷いて寝ていたのだが、何やら石畳のような冷たさと固さを感じる。
ぼぉーと、部屋の入り口を見ていると男の影が見えた。
無論。俺の脳内で起こっている事なので俺は冷静に分析した。

「演出が足りん。」

黒い影は暫くして消えていった…それから数日後。
又、夜中に眼が覚めた。
目の前に恐ろしくデカイ黒山羊が居た。
唖然としているとその周りでコレマタ両手サイズの蛾が舞う。
そして黒山羊が正に地の底から聞こえる声で嗤った。
「うへぇあはははははははは!!!!」

大爆笑した。
夜中に死ぬほど笑った。
それ以来何も見なくなったがあの時俺は天才的な何かを有していたような気がする。
684コピーペ2 ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 10:59:06 ID:/6y6Iz1y0


704 本当にあった怖い名無し sage New! 2009/04/12(日) 19:34:57 ID:CqywuhSY0
>>703
後日談。
数年後、この話を友人(♀)に話した。

♀「アンタ発想が貧困wwwww」
♀「黒ヤギって悪魔かよw蛾?モスラ??ワロスwwwww」
♀「もっとマシな幻覚見るしww私www」

♀「所で腰のところに何か見えるけど、アンタ何か拾ってきた?払ってやろう?」

無論俺は理系脳なのでこう答えた。
俺「勿体無いから遠慮しとく。」

霊など、一切信じてやるもんか。
685コピーペ2 ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 10:59:32 ID:/6y6Iz1y0


708 本当にあった怖い名無し sage New! 2009/04/12(日) 21:22:30 ID:DyAgPmGq0
中学の頃の話。
あんまりに話が暇すぎてぼーっと廊下の窓の外眺めてたら、スーツのおっさんが歩いてた。

黒スーツ+シルクハット+スーツケース。
スーツケースぶんぶん振りながら超にこやか。
スキップでもしはじめんのかって位うっきうきに歩いていった。

……唖然。で暫くして教室が3階+窓の外は何も無いって気づく。
だがしかし怖いとかそれ以前の感覚。


案の定誰も信じてくれなかったさ…
686赤緑 ◆kJAS6iN932 :2009/04/13(月) 11:00:59 ID:wR7y1NQT0
12/12
深夜遅く――
家に着き、車を降りる。

運転手の男は虚ろな目をして、私を仰ぎ見る。
男「また呼んでよ・・・いつでも・・・」
私はニコリと笑顔を見せて帰るように指示すると、男は何も言わずに大人しく帰っていった。
そのうち我に返るだろう。私の便利な足。

私の住処である、その病院の廊下を進む。
どうやら、誰か来た形跡がある・・・誰だろう。ここに来る人なんて、そうは居ない。

まさか・・・?と思い、足を止める。
・・・違うか。誰もいない。

私は再び廊下を進む。
やがて手形の付いた壁に差し掛かり、そこで、誰が来たのかが分かった。
手形を見つめ、そっと手を伸ばしてそれに触れる。

私「・・・夏美」

壁に触れた手が、赤く染まる。
口元に自然と笑みが浮かぶ・・・。

そして気持ちが満たされた私は自室に戻り、深い眠りについた。


687コピーペ2 ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 11:02:02 ID:/6y6Iz1y0


7 本当にあった怖い名無し New! 2009/02/22(日) 17:46:54 ID:fZdjes490
怖い話ではないんだけど、車にも意志があるような気がする
まだ免許を初更新したばかりで、普段もほとんど運転しないんだけど、
「あっ止まらなきゃ」ってブレーキを踏むと、教官ブレーキみたいに「がっくん」
て、ブレーキが自ら下がって足の裏がスーっとする

すっごい狭い道で行き会っちゃった時も、同乗者が感心するくらい、
壁側1cmの余裕とかで抜けられてびっくりする
車に守られてるんじゃないかと思う
いつも「ありがとうね」って言いながら乗ってる
688コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 11:02:35 ID:/6y6Iz1y0


33 本当にあった怖い名無し New! 2009/03/09(月) 00:52:00 ID:m5Z9J4G3O
携帯からですいません
恐くないし、関係ない話かも…

もう5、六年前の話だけど山上から降りてくる黒いセダン?みたいな車が消えるのを見たことがある
母親と一緒に買い物の帰宅途中、自宅のある団地に続く山道を上っていた。私たちから見て左手側はシャー○の工場と駐車場があって右手側は山の斜面(といっても崖ではなく壁)と墓石を作る小さな工場がある

下からも上からも上り下りの車が来ていたら普通に見えるんだけど、その日も普通に走ってて黒い車が見えたんです

ちょうど墓石工場の前にS字があり、死角になるためその車を先に行かせようと母親が停止したんですが
待てども待てども黒い車が降りてこないし…カーブミラーにもうつらない…
ギリギリ車二台が通れる幅なんで、Uターンできる筈もなく…

結局私たちは錯覚?と思い二人で諦めてうちに帰りました
あの車は何だったんだろう…確かに降りてきたのに

最近他の板で黒いだかグレーだかのセダンが消えたのを銀行員が目撃したと教えていただきましたが
ひょっとしたら…

長々と書いて申し訳ありません;
消えた車の情報って他にもあるのかな
689コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 11:03:00 ID:/6y6Iz1y0


39 本当にあった怖い名無し New! 2009/03/12(木) 16:34:01 ID:P+PNjmUMO
前にどっかに書き込んだんだけど、
運転手の左目を完全に隠す形で、天井から生えた腕を見た事がある。
何気なくバックミラー?で後続車確認したら、二の腕1/2あたりから垂れ下がってた。
思わず二度見した。
緑色の長袖で、肌質が棺桶内にいた死んだじいちゃんの肌質と似てた。
サイドでも確認したけど普通にあるし、仕事用車らしくスーツ2人が乗ってたけど、
助手席の人もスルーで会話してた。

いたずらかと思って、ビックリしてない顔してやってたけど、
後ろ確認しつつ右折して、一瞬前方に視線うつしてから、
右折で着いて来た車また見たら無くなってたので、ビックリしてしまった。

日常で緑の服着る奴なんかいるか?とか思ったんで、いたずらかとも思ったが、未だ謎である。
690コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 11:03:28 ID:/6y6Iz1y0


40 本当にあった怖い名無し New! 2009/03/12(木) 21:21:08 ID:uRbc1ywAO
6年位前にディーラーから中古で買ったマーチ
買った当時、4年落ちで1万キロ位しか走ってなかった


買ってから1年位経った頃、ちょっと県外まで出なきゃいけない用事があり出かけた


メンテナンスはきちんとしてたんだが、少し走ってから「ゴォーーー」て唸る様な音がしてるのに気づいたんだ


なんだかわからんが取りあえず用事を済ませたらディーラーに行こうと思ってた






甘かった…


高速で後輪から火を吹いた…

原因はベアリングの焼き付き
たった2万キロで焼き付くのかとディーラーに苦情を言ったが、「保証期間の1年は過ぎてますので」と言われた

もう日産車は買わない
691コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 11:10:29 ID:/6y6Iz1y0


342 本当にあった怖い名無し sage New! 2009/03/31(火) 18:33:15 ID:eVh1iRWOO
ふと思い出したほん怖経験
自分は創作系サイト運営してて、オリジナルの小説を掲載してるんだ
絵描きでもあるんでカットも自前で描くんだが、今回はその時にあった話
数年前、怪談ネタを書いて掲載した
廃墟を訪問したら、元住人の幽霊が大量に出て来て大騒ぎという、所謂ドタバタコメディーだったんだが、その中で三点ほど霊を描いた
描いたといっても、肩に誰かの手があるとか、なんとなく人間の顔っぽいのを空間に浮かせただけで、緻密に描いたわけじゃなかった
フォトショップで作成してHDDに保存、いつか再利用するかもしれないのでPSDデータはすべて保管するようにしているんだが、このカットのデータを含む過去データを
バックアップしようとした途端、マシンがヘグった
つい先日買ったばかりで、入念なチェックの末問題なしだった内蔵HDD(IDE)が致命的なエラーを起こして、データが一切読み出せなくなった
読み出せないだけでデータ自体は残ってるので、復旧ツールでデータを救出して新しい環境内に移して確認
使い始めて日が経ってなかったから幸い全てのデータを回収できたんだが、いくつか破損していてどうしても展開できないデータがある
それが、先に作成した三点のPSDと、そこから加工したJPGファイルだった
この6点だけが、サムネ表示のみ可能なのに展開一切不可能で、データ修復も受け付けない
しかも、事後そのHDDはまるで何の問題もなかったかのように正常可動し、再チェックでも一切エラーを出さず、いまだに問題なく使えてる
とにかく強制的に霊を描いた絵だけ排除されちまった形になった
こんなケースはありえないくらい低確率だと思うんだが…
それ以来、幽霊ネタはたとえギャグでも書かない(描かない)ことにしたよ
ちなみに問題のJPG自体は今も普通に閲覧可能な
晒さないけど
692コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 11:11:29 ID:/6y6Iz1y0


351 本当にあった怖い名無し sage New! 2009/04/01(水) 07:37:59 ID:eV+bcK6O0
621 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2007/04/28(土) 18:03:47 ID:mCIXU5urO

ついさっき街中で準備運動してるオッサンの霊を見た。
これから誰かに憑くために気合いを入れてたのか知らんが、ずいぶんと張り切ってる風だった。

やたら勢いのいい屈伸、上体捻り。そして前屈(上体を前に曲げてつま先に手をつけるやつ)に差し掛かったその時、勢いがつきすぎたオッサンは前屈しながら前につんのめった。心の中で噴いた。

慌てて起き上がるオッサン。ちょっとうろたえてるようだった。
その姿にまた噴いてしまった。
さすがのオッサンもこちらに気付いて、目があった。


オッサン→ハハ…(´∀`;)
俺→プフッ…(;・∀・)


奇妙な間のあと、オッサンはなぜか会釈しながら消えてった。
693コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 11:12:52 ID:/6y6Iz1y0
357 本当にあった怖い名無し sage New! 2009/04/01(水) 14:37:13 ID:7I2XQv+90
【愚痴も】子供産んで後悔した瞬間 14回目【大事】
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/baby/1231120404/
49 名前:名無しの心子知らず[] 投稿日:2009/01/10(土) 10:09:45 ID:Aqdpu9Z/
めんどくせ
しょうがないから1人産んだけど子供欲しいなんて思った事一度もないし
妊娠中も流れないかなと思ってた、産んだ瞬間はあーあ産んじゃったよって感じだった
おまけに旦那そっくりでがっかりした

284 名前:名無しの心子知らず[sage] 投稿日:2009/01/29(木) 23:42:27 ID:LSCcNKka
一昨日産まれて今日から母子同室
二人目
泣いて抱っこしてもどーせ泣き止まないから、隣に寝かせて泣かせっぱなしの放置状態
二人目楽でよく寝るなんていうのはいつ頃からかなぁ?
あーうるさい
まだおっぱい出ないし、ミルクタイムはまだだし
何で産院って授乳時間決まってるんだろう個人差あるのにね

もう一時間泣き続けてるよ疲れないのかな?
しつこいな〜
まだ可愛いと思えないからよけい放置してしまうわ
13 名前:名無しの心子知らず[] 投稿日:2009/02/06(金) 19:49:48 ID:vRxzTLGR
私ほかに相手がいなかったのと高給取りだったので好きでもない男と結婚して
生みたくもなかったけど仕方なく産んだけど、
ちっともかわいくない。
最低限の世話はしているけどできる限り一緒にいたくない。
もうやだ。仕事してた方がずっと楽しい。

旦那に任せたいんだけど仕事が大変だし難しい。
小学校に上がったら手は離せると思うけど、もうやだ。
こういう場合施設とか預けられるの?
お金もかけたくない。
694コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 11:13:11 ID:/6y6Iz1y0


361 本当にあった怖い名無し New! 2009/04/01(水) 17:51:24 ID:BGsKjYiC0
おばあちゃんが亡くなった。
その日学校で授業をいて受けて、なぜか急に悲しくなってしまって涙が出てきてしまった。
うわ・・・どうしよう授業中なのに(;_:)
とか思いつつ、こっそり涙をながしていた。そして次の瞬間窓を見てギョっとした
窓の外に死んだはずのおばあちゃんが浮いていたwww

浮!!

だけど、おばあちゃんは私の方を見て笑っていた。




ばいばい
おばあちゃん

695コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 11:14:23 ID:/6y6Iz1y0
376 本当にあった怖い名無し New! 2009/04/02(木) 10:11:39 ID:z4gPlzva0
テレビ見てて思い出した事

小学生の時にとしまえんだったかな?家族で行って
色々乗り物乗って遊んでたんだけど
何となく、いつもは乗らないような物に乗ろうと思った

船の形した乗り物で
振り子のように揺れて最終的に一回転?するやつ
これに乗ろうと思ったけど、一人じゃ怖かったので
母親道連れにしたw
誰もいない列に2人で座って
何て言うの安全の為に下ろす金属の棒見たいなのあるでしょ?
あれを下ろしたの で、船は膝の所を1列まとめて固定してるのだけど

膝に下ろしたのに隙間が開くの
私『???』 横見たら母親の膝に食い込んでたww

これ以上下がらない・・・
そのまま動き出して、どんどん揺れて
それと同時に隙間が開いているせいで
船が一回転する頃には、膝にあった棒が

腹と胸の間位にあった・・・

  0
―H―
  人

こんな感じ?かねぇ

ほんの数分だったけど、マジで怖かった・・・
696コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 11:15:03 ID:/6y6Iz1y0


381 本当にあった怖い名無し sage New! 2009/04/02(木) 22:17:05 ID:/9B77a6jO
私の父親の話

私が産まれる前(今から40年ほど前)に、父は配達のために丹波地方に車で訪れました。
帰りが遅くなってしまい、冬の道が凍結したために舗装された道の端に車を寄せて一晩明かしたそうです。
周りは真っ暗。
寝ていると車を止めた反対からドンチャン騒ぎの音が聞こえだし、父はおめでたい系の騒ぎに聞こえたらしく、田舎の結婚式かなにかの宴会だと思って、ふと少し体を起こして車を止めた反対側を見たそうです。
反対側は少しの明かりしか見えなかったため、気にせずにそのまま寝てしまいました。
翌朝、起きて車を止めた反対側を「昨日はやかましかったなぁ」と思って目をやると、そこはとても広い墓場だったそうです。
あれは怖いと言うより不思議な体験だった、と言っております。
夜は墓場で運動会でもしていたんでしょうか。

697コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 11:18:28 ID:/6y6Iz1y0


3 本当にあった怖い名無し 2009/04/05(日) 03:12:26 ID:HV3itf4l0
どこに書いていいのかわからないのでここに書きます

ついさっき仕事から自家用車に乗って帰ってきたんだけど
自宅の前に車を止めて車の後ろをまわり玄関に入ろうとしたら
後ろの方で「カサカサカサッ」って音が聞こえた
近くに比較的大きめの木が立ってるので葉っぱの擦れる音だろうと
思ったけど妙な気がしたんで後ろを振り向いてみると
黒い影が見える
暗闇の中をよーく目をこらして見ると
おかっぱ頭の多分5,6歳の着物を着た女の子が立ってる
心臓が喉元まで飛び上がってあわてて玄関に入り鍵をかけた
まじでこわい
心臓バクバクいってる
こんな夜中にあんな小さな子供が住宅街とはいえ出歩いてるのはおかしい
明日も仕事なんで寝ないといけないけど心臓の鼓動がひどいことになってて
眠れそうにない
今家中の電気全部つけてガクブル状態で酒飲んで無理矢理寝ようと努力してます
かんべんしてくれよ

698コピーペ ◆RO5mhaMslY :2009/04/13(月) 11:18:48 ID:/6y6Iz1y0


13 本当にあった怖い名無し sage 2009/04/07(火) 10:35:07 ID:YCzYKOdE0
飯島愛が死んだってニュースが流れたとき、オカ板かVIPに飯島愛死んだってスレ立っててなんとなくそのスレを見てたら、部屋に飯島愛がまだアイドル時代のポスターを貼ってるやつがいて、
そいつがポスターの飯島愛の顔がなんとなく悲しそうだし自分を呼んでる気がするとか書いてた。
まだそれはいい、VIPだから釣りだろうと思ってROMを続けてたら同じように部屋に飯島愛のポスターを貼ってるほかのやつも、なんかさっきからポスターから嫌な気がするとか飯島愛が自分を睨んでる気がするとかそういう書き込みがあった。
その時思った。飯島愛のポスターだけじゃなくて、彼女の出たAVを持ってるやつも怪現象が起こってるんだって。
前に洒落怖で読んだカートコバーンの待ちうけの話を思い出した。飯島愛は、何かを訴えかけたかったのかな?自分みたいになっちゃだめだって
699本当にあった怖い名無し:2009/04/13(月) 12:46:25 ID:4q0cs0Fu0
>>657-664>>667>>672>>682>>686

赤緑氏乙でした。
700本当にあった怖い名無し:2009/04/13(月) 13:16:19 ID:lgXjoMDzO
他人が投下中に連投とか…
コピペ野郎マジでアク禁になんねーかな
701本当にあった怖い名無し:2009/04/13(月) 13:20:12 ID:rGQWvvW/0
ここまでのコピペを過去ログ分含めて報告したらなるかもね。
面倒くさいから誰もやらないだろうけどw
702本当にあった怖い名無し:2009/04/13(月) 13:35:07 ID:wWzCOfCu0
これは悪質すぎる
他人の投下を邪魔する、読むのを妨害する意図が見え見えだ
703本当にあった怖い名無し:2009/04/13(月) 13:38:32 ID:wWzCOfCu0
おっと、赤緑乙…と言わせて頂こう
それとコピーペ ◆RO5mhaMslYについては削除依頼を出しておく
議論の余地は無い
704本当にあった怖い名無し:2009/04/13(月) 17:09:08 ID:1cRtfeIb0
>>703
やってくれるんだ。ありがとう!!
705本当にあった怖い名無し:2009/04/13(月) 20:01:12 ID:BZCHDjrJO
赤緑乙
あとでゆっくり読むよ

>>703
706本当にあった怖い名無し:2009/04/13(月) 20:02:41 ID:Q+hkBOge0
つーか、赤緑よりコピペの方が楽しめたんだが
ちゃんと山コワのシリーズ物のコピペなんだからスレ違いにはならない。
これが荒らしというなら、シリーズ物をコピペできなくなる。
どんどん規制をきつくして困るのはこのスレだぞ。

他人の投下を邪魔する、って言うのも、荒らしありき、という認識だから言えるだけ。
投下中に被るなんて事珍しいことでもなんでもない。
まさかこれも削除理由にするのかい?削除人にあしらわれるだけ。
それともテンプレに「いかなる理由があろうと他人の投下中に投下するのは荒らし行為と見なす」
という一文を加えるかい?冷静になろうよ
707本当にあった怖い名無し:2009/04/13(月) 20:16:21 ID:gYlaDl7D0
コピペはスレ違いだろ
708本当にあった怖い名無し:2009/04/13(月) 20:23:05 ID:VqU/YZVdP
アレ
709本当にあった怖い名無し:2009/04/13(月) 20:52:47 ID:Q+hkBOge0
テンプレのどこにコピペはスレ違いだとあるの?
シリーズ物だからコピペだろうがなんだろうが俺は歓迎するよ。
以前にも山コワのシリーズ物を貼っても良いか?というレスがあったけど、容認されてたが?
勝手にルールを決めて、それにそぐわないモノを荒らし扱いする方が荒らしよりタチわるいわ

>一貫した背景を持つシリーズ物、霊感の強い人にまつわる話を集めるスレです。

「集めるスレ」とある。コピペも集める手段だろ。雷鳥はれっきとしたシリーズ物だろ?
反論ある?
710本当にあった怖い名無し:2009/04/13(月) 21:14:09 ID:gYlaDl7D0
>>709
このスレを山コワで検索すると反対意見しか見つからないのによく容認されてたなんて言えるな
>>279>>285>>288>>303>>316

テンプレにコピペはスレ違いと書いてないと言うがコピペでも良いとも書いてない。
洒落コワとかほんコワで続き物の話しを投下すると嫌がられたからできたスレだから
本来の趣旨からするとコピペはスレ違いだろ。
711本当にあった怖い名無し:2009/04/13(月) 21:23:49 ID:BZCHDjrJO
相手しない方がいい
コピペ禁止の議論は次スレ立てる時にでもしたらいいよ
712本当にあった怖い名無し:2009/04/13(月) 21:52:25 ID:Q+hkBOge0
>>710
お前凄いな。都合の悪いレスは全部無視か?
>>278
>>281
>>302
>>304

コレの説明しろよ

>テンプレにコピペはスレ違いと書いてないと言うがコピペでも良いとも書いてない。

「コピペでも良いとは書いてない」からコピペはスレ違いだと?トンデモ理論持ち出すなよ
頭おかしいの?

>洒落コワとかほんコワで続き物の話しを投下すると嫌がられたからできたスレだから

おいおい、ほんのりは一切関係ないだろ。今度は捏造かよ

>本来の趣旨からするとコピペはスレ違いだろ。

ほんと頭おかしいでしょ?
本来の主旨は「シリーズ物を集めるスレ」だ。テンプレにもそうある
シリーズ物である雷鳥シリーズをコピペする事はなんら違反してない。むしろ主旨通りだろ。
コピペが駄目ならまとめサイトでこのスレ以外のスレからの転載はどう説明するんだ?
管理人に「コピペは主旨違反してるから削除しなさい」と言ってこいよ。

もうお前反論するなよ。頭悪すぎる。場当たり的で議論が成り立たない。話になんないよ
713本当にあった怖い名無し:2009/04/13(月) 21:53:16 ID:Q+hkBOge0
>>711
お前もだな。コピペ禁止だとまとめサイトの他スレの話はどうなるの?
真面目に答え待ってる
714本当にあった怖い名無し:2009/04/13(月) 22:03:43 ID:RcmJWoWXO
どうでもいいけどウニまだ?
715本当にあった怖い名無し:2009/04/13(月) 22:23:53 ID:AIaeeLJmO
>>713
シリーズ物のコピペとコピペシリーズを一緒にするな馬鹿
716本当にあった怖い名無し:2009/04/13(月) 23:01:17 ID:4q0cs0Fu0
例の粘着は頭の悪い詭弁を弄するからすぐ分かるなw

>ID:Q+hkBOge0
「シリーズ物のコピペ」は問題ない。
「コピペを集めた『自称シリーズ物』」がスレ違いなのは>>556が簡潔に証明している。

コピペ荒らしがやってるのは後者。
シリーズ物のコピペがあったのは、保険をかけただけ。
お前が言い訳できるようになw
あざといんだよ間抜け。


>テンプレのどこにコピペはスレ違いだとあるの?
詭弁に対する明確な解は持ち合わせておらんが、お前の大好きな洒落コワを例えてみよう。

「洒落コワのテンプレに笑い話はスレ違いだとあるの?」

こうなるな。
テンプレにないから笑い話は良いってかw馬鹿がwwww
717本当にあった怖い名無し:2009/04/14(火) 00:12:19 ID:YKseJD1S0
自分のブログでも作って好きなだけコピペしてりゃいいのに。
718本当にあった怖い名無し:2009/04/14(火) 00:40:22 ID:rF5mULCl0
>「シリーズ物のコピペ」は問題ない。

それを「コピペはスレ違いだ」という奴に言ってやれよ
意見の統一ぐらいしてくれ世頼むから

>「コピペを集めた『自称シリーズ物』」がスレ違いなのは>>556が簡潔に証明している
>シリーズ物のコピペがあったのは、保険をかけただけ。

妄想乙。保険だろうがなんだろうがシリーズ物のコピペが主だった事は事実。
ほとんどが雷鳥シリーズなのに、それが保険とか馬鹿じゃないの?
雷鳥シリーズに他の話も混ぜたんだろ。
719本当にあった怖い名無し:2009/04/14(火) 00:44:36 ID:rF5mULCl0
>>テンプレのどこにコピペはスレ違いだとあるの?
>詭弁に対する明確な解は持ち合わせておらんが、お前の大好きな洒落コワを例えてみよう。

>「洒落コワのテンプレに笑い話はスレ違いだとあるの?」

>こうなるな。
>テンプレにないから笑い話は良いってかw馬鹿がwwww

なんだ?いつ俺が洒落コワが大好きだと言った?頭おかしいなこいつも
それに俺がいつ洒落コワに笑い話がスレ違いだと言った?
お前が単にこのスレにコピペシリーズはスレ違いだという認識だからそう思ってるだけだろ
なんでこんな例え話もってきて論破したつもりでいるんだ?
こういう事は「洒落コワには笑い話はスレ違いだ」と喚いてる輩に言えよ。
720本当にあった怖い名無し:2009/04/14(火) 00:49:54 ID:rF5mULCl0
まあ、こいつからシリーズ物のコピペはOK、という言質は取ったから良いかw
あとは、コピペそのものがスレ違いだと喚いてる奴に、まとめサイトのコピペモノはどうなのか
返答を待つだけだな。

どうせ逃げるんだろうけど>>710-711
721本当にあった怖い名無し:2009/04/14(火) 01:01:10 ID:Hr2meYBW0
反論するな言ったのに返答を待ってるのかw
コピペが続くなら荒らし報告するし議論する気はもうないよ
722本当にあった怖い名無し:2009/04/14(火) 01:01:28 ID:rF5mULCl0
>>テンプレのどこにコピペはスレ違いだとあるの?
>詭弁に対する明確な解は持ち合わせておらんが、お前の大好きな洒落コワを例えてみよう。

>「洒落コワのテンプレに笑い話はスレ違いだとあるの?」

>こうなるな。
>テンプレにないから笑い話は良いってかw馬鹿がwwww

ちょっとコレについて考えてみようか。
洒落コワは「怖い話を集めよう」というスレだ。
主旨は「怖い話」だな。笑い話は誰が見てもスレ違いだ。

一方シリーズ物のスレの主旨は「シリーズ物を集める」スレだ。テンプレにもある
集めることが目的で、コピペはその手段だ。まとめサイトでも他スレからのコピペだらけだ。

怖い話を集めることが目的のスレにベクトルが間逆の話を持ってくるのと、目的を達成するための手段であるコピペを
同じように扱って、非難することが詭弁だろ。
怖い話を求めてるのに笑い話を聞かされるのは間違ってるだろ
シリーズ物が読めればいいのであって、それがコピペかどうかは関係ないよな?
723本当にあった怖い名無し:2009/04/14(火) 01:02:10 ID:rF5mULCl0
言っておくが俺は洒落コワにおける笑い話は否定してない。笑い話も泣ける話も怖い話も大歓迎だ。
投下してくれる人がいるって事は呼び水になる。
このスレのようにアレが駄目、コレも駄目なんて規制ばっかりしてると誰も投下しなくなるぞ
724本当にあった怖い名無し:2009/04/14(火) 01:09:21 ID:rF5mULCl0
>>721
肝心なことには触れず、どうでも良いことにはきっちりレス返すんだなあ
情けな・・・・
「反論するなよ」は言葉のアヤだろ。
ほんと、どうしようもないなこいつらw言葉尻を捉えて引っかき回してさ。荒らしだな
議論する気ない?都合の悪いことには何一つ答えないで何が議論しないだよ。
できない、だろ。

コピペがスレ違いだと言い張るならまとめサイトの立場はどうなるんだよ
なんでこの程度が答えられないの?

荒らし報告?コピペシリーズは俺じゃないからどうでも良いわw
シリーズ物のコピペはOK,という人がいるのに、なんて報告するの?
725本当にあった怖い名無し:2009/04/14(火) 01:43:48 ID:UB7y3C/9O
オマエラまだやってんのかよ
少なくとも、オマエラの幼稚な議論よりコピペの方がよっぽどマシだって
726本当にあった怖い名無し:2009/04/14(火) 02:39:49 ID:UKgGaVM3O
コピペ読みたいなら、山怖やじわ怖、それぞれのまとめサイトに行けばいいだけの話
大体作者がこのスレに投下してないのに
727本当にあった怖い名無し:2009/04/14(火) 03:31:53 ID:3EkdTnENO
コピペの人さぁ、マナーくらいは守ろうよ。
自分は別に、コピペでも厳選してれば構わないタイプだったけど、
今回のは確実に悪意があったよ。

赤緑が投下してる時に貼ったコピペ、前にもここに貼ったものじゃん。
そういう嫌がらせはやめようよ。こっちも読みづらいし。
728本当にあった怖い名無し:2009/04/14(火) 07:24:18 ID:t05qIucg0
一番の問題は コピーペ ◆RO5mhaMslY の悪意がハッキリした事でしょ
コピペの是非云々より以前に荒らし確定じゃん

まあ2ちゃんにはつき物なんで諦めるしかないんじゃない?
こやって大騒ぎするのも相手の思う壷ですし

作者さんはこういう人がいると認識した上で頑張って欲しい
729本当にあった怖い名無し:2009/04/14(火) 07:48:11 ID:bbNTsf5V0
NG解除して溢れ出る悪意にワラタw・・・・・って笑えねーよ!
こんなのを擁護できる奴なんているの?
あ、本人か
氏ね
730本当にあった怖い名無し:2009/04/14(火) 08:15:46 ID:7h76tfVF0
次スレではテンプレにコピペ禁止って書いた方がいいんじゃないか?
731本当にあった怖い名無し:2009/04/14(火) 09:21:04 ID:dvDAEtT80
コピペさん、同じものは張らなくて良いよ。
読んでる人もガッカリするから。
読んでる人のために張ってるなら、マナー守って張ってよ。
誰かの投下中は避けて、前のものと同じものは投下しない。
これはコピペじゃなくてもまずいよ。
732本当にあった怖い名無し:2009/04/14(火) 09:36:38 ID:/6Vx0K7s0
コピペと援護はセットの荒らしでしょ。
他のどの作家がやったとしても叩かれる、嫌がられるようなことを
悪意丸出しで平気でやってるんだからなぁ・・・。

コピペ禁止したところで他の手を探して妨害・嫌がらせしてくるだろうし、
こうでもしないと誰にも相手にされない可哀想な奴と思って、
スルーするしかないのかもな。

でもまぁコピペ禁止には賛成。いたちごっごになりそうだけどさ。
733本当にあった怖い名無し:2009/04/14(火) 09:56:35 ID:/6Vx0K7s0
これだけだとちょっとアレなので・・・赤緑の内容を軽く3行で。

お姉さんと牧村のお婆さんに繋がりあり。
彷徨う霊子さん=牧村夏美。一軒家の男の妹。
白谷佳澄と夏美の間に、なんらかの関係がありそう。
734本当にあった怖い名無し:2009/04/14(火) 11:20:30 ID:K5sWocgj0
この現状は荒らしの思うつぼだな。
気づけないバカ住人w
粘着荒らしが済みついて、糞スレ化が進行中で見ていて愉快すぎる。
そりゃ、作者連中も愛想つかすわなw
735本当にあった怖い名無し:2009/04/14(火) 11:58:17 ID:LyUbskz6O
同意
荒らしとハッキリしたならスルーするだけよ
相手するだけ無駄、むしろ相手する人も荒らしですよニヤリ
736本当にあった怖い名無し:2009/04/14(火) 12:30:42 ID:h1RJE/1g0
でもさ、これだけコピッペの件で議論ってるのに、
当のコピッペはどう思って見てるんだろうか。
コピッペ自身の件で荒れてるんだから、
止めるか書き続けるか位の発言はして欲しいけどな。

俺のこのスレ読んでも何も反応しないんなら、
冷ややかに見ながら頃合みてコピペしているとみなして荒らし認定w

議論しているお前らがウダウダ言おうと何だろうと、コピーペ氏に発言させるのがいいんでね?
737本当にあった怖い名無し:2009/04/14(火) 12:47:11 ID:Lm8l334E0
コピペ禁止ならまとめサイトの他の話もスレ違いだという奴の意見が正当化されるんだが?
今更新が滞ってしまったので、新しくまとめサイトを立ち上げようとするとき弊害が出るよ。
コピペが駄目なら、このスレ以外の話は削除しなくちゃならんから
感情的にならないでよく考えろよ。たんに縛りのきついスレになってしまうよ。
それで洒落コワも山コワもエニグマスレも荒れてきた経緯がある。

>>736
以前に自分の意見言ってた記憶があるが。
うろ覚えだが「コピペというシリーズ物」とかなんとか
738本当にあった怖い名無し:2009/04/14(火) 13:14:30 ID:DYTtzZKO0
もう存在してないも同然のまとめサイト持ち出す人って
739本当にあった怖い名無し:2009/04/14(火) 13:18:59 ID:/6Vx0K7s0
まとめにあるから、ってのは別に何の問題にもならないさ。
昔は容認されていたけど、今後はコピペは禁止にしよう、って話。
過去にそうやって投下されたものを消す必要なんてない。
なんでそうなってしまったのかは、コピペ君が自分の胸に聞いてみればいい。

コピペ禁止でそれほど縛りがきつくなるとは思えないし、
こんなのを放置して横行させるほうが、よっぽどスレ的に良くないと思うがな。
740 ◆CBjZXlxwf. :2009/04/14(火) 16:13:27 ID:WJnyoaxLO
テスト
741本当にあった怖い名無し:2009/04/14(火) 16:49:34 ID:h1RJE/1g0
>737
違うがな。
以前は騒がれる前の自己主張だろ?

要はこんだけ叩かれたり擁護されたりして大騒ぎになってるのに
まだ傍観者を気取ってるのか?って言いたいんだよ。

コピーペの事でこれだけ荒れてるんだから、
やるなりやめるなりの言動言えってと言いたい。
742本当にあった怖い名無し:2009/04/14(火) 17:46:56 ID:IQLh/N2l0
以前洒落コワからシリーズ物コピペしたけどコピペに罪は無いよ。
コピペを悪用する荒らしが悪いのだよ。

だから敢えてやるなら「コピペシリーズ禁止」。
743本当にあった怖い名無し:2009/04/14(火) 17:48:02 ID:IQLh/N2l0
赤緑氏乙。
しっかり読んでますよ。
744本当にあった怖い名無し:2009/04/14(火) 18:51:10 ID:2t9iXZ1W0
他スレからのコピペなんてあんまりなかったし無くなっても影響はたいしてないだろ
コピペが荒れる元になってるんだし禁止でいいよ
745本当にあった怖い名無し:2009/04/14(火) 19:20:02 ID:LyUbskz6O
オリジナルしか許しませんって?
ねーよw
746本当にあった怖い名無し:2009/04/14(火) 19:59:59 ID:Hr2meYBW0
コピペが禁止になって困るのはコピーペくらいじゃねーの?
747本当にあった怖い名無し:2009/04/14(火) 20:36:30 ID:7jAxtBFB0
よっしゃ、コピペ禁止で決まりな
この調子でどんどん粘着野郎を追い詰めようぜ
748本当にあった怖い名無し:2009/04/14(火) 23:17:12 ID:n6NpuMuyO
赤緑乙
コピペ・・・邪魔
749本当にあった怖い名無し:2009/04/15(水) 00:47:29 ID:A+5MPAA+O
まぁウニの投下中に割り込んできたとかだと話は別だが

正直どうでもいいな
750本当にあった怖い名無し:2009/04/15(水) 01:05:00 ID:C3s96VyUO
バカ
コピペ妨害で個別に追い出す先にウニはいるんだぜ
751本当にあった怖い名無し:2009/04/15(水) 01:14:45 ID:LpoISyqS0
投下中に割り込んだって言うけど、赤緑だって全部投下するのに1時間かかってるじゃねーか
テンプレの「まとめて投下」違反だぜ?
荒らし憎しで暴走してんなよおめーら
コピペ禁止だとか、割り込み悪質とか、荒らしに振り回されすぎ
752本当にあった怖い名無し:2009/04/15(水) 01:29:00 ID:KOl+IN0D0
連投規制にひっかからないようにしようと思うとある程度の時間がかかるのは仕方ない
コピペは邪魔だし禁止でもいいよ
753本当にあった怖い名無し:2009/04/15(水) 01:36:32 ID:2d4B0Tju0
荒らしみたいな、かまってちゃんにはとって、ご馳走なスレだことw
バカだらけのおかげで、荒れ放題
だいたい糞人間が巣食ってるんだから、意見がまとまるわけないだろうがw
754本当にあった怖い名無し:2009/04/15(水) 01:42:22 ID:U8w5tWhP0
どこの板行っても必ずコピペ厨とセットでしつこく
擁護する奴が現れるよな。
「どこに書いてある!」や「他人に迷惑かけてない!」
みたいな事ばかり言ってさ、こんなのがモンペ予備軍
なんだろなと思うよ。
755 ◆2k1ML.3QRw :2009/04/15(水) 02:59:34 ID:5ZaSIeNtO
テスト
756本当にあった怖い名無し:2009/04/15(水) 06:34:32 ID:y5Sis+zT0
最新50にしても、お話は読めません。
757本当にあった怖い名無し:2009/04/15(水) 07:19:50 ID:u6eRBaQvO
このスレは気の長い人じゃないと読めません
758本当にあった怖い名無し:2009/04/15(水) 08:33:05 ID:A+5MPAA+O
>>750
あ?
なに気安く話しかけてんだよ、禿げ
759本当にあった怖い名無し:2009/04/15(水) 09:09:57 ID:gtuTlnrC0
>>751
連投してお猿さんになるのを防いでいるんだろ。
ウニの投下も見てみろよ。
ビデオ後編も引き出しも十分間をおいて、1時間以上掛けてるから。
760本当にあった怖い名無し:2009/04/15(水) 11:22:38 ID:+wPVcOIG0
>>752
無知はだまっとけよ。
連投は数十秒置いて投下すれば、単独でも10レス程度は連投できる。
支援などのレスがあるとそこからまた連投がリセットされるから、そこから10レス程度連投できる。
1時間が「仕方ない」ってのは詭弁だよ。

そういう事いうなら「まとめて投下」のテンプレ外せよ。なんのためのテンプレだよ
761本当にあった怖い名無し:2009/04/15(水) 11:24:32 ID:+wPVcOIG0
>>759
ウニと赤緑のレス数を無視して同列に語っちゃだめ。
3〜4倍の違いがあるだろ。
762本当にあった怖い名無し:2009/04/15(水) 12:01:20 ID:KOl+IN0D0
>>760
知ったかぶって嘘の情報を垂れ流すなよ。
連投規制は板毎に設定された秒数以下の間隔で3回連続して投稿したら発動される。
判定はスレ毎じゃなく板全体でされるから途中で他人のレスがあるかは全く関係ない。

オカ板は今は40秒以上あければ規制にはかからないから12レスで1時間は確かに時間がかかりすぎだけど
お前みたいなのを見てもわかるように連投規制についてちゃんと知ってる奴は少ないから
作家が連投規制にかからないように慎重に投稿して1時間かかるのも理解できるから「仕方ない」と言ったんだよ。

過疎スレだしまとめて投下する意味はあまりないだろうから次スレからテンプレから外しても良いかもしれんが。
かわりにコピペ禁止を追加しとけw
763本当にあった怖い名無し:2009/04/15(水) 12:09:40 ID:KOl+IN0D0
規制が発動する回数は3回じゃなくて5回だった・・・
やっぱり無知は俺かorz
764本当にあった怖い名無し:2009/04/15(水) 13:16:13 ID:+wPVcOIG0
>>762
>連投規制は板毎に設定された秒数以下の間隔で3回連続して投稿したら発動される。

だから、「数十秒おいて投下すれば10レス程度は連投できる」と言ってるだろ
たかだか12レス投下するのに1時間かかってると言うことは慎重以前の問題だよ。
お前も言ってるけど。コピペ荒らしの投下間隔見ても分かると思うけど、まとめて投下すると
半分以下の時間で終わるはず。

>判定はスレ毎じゃなく板全体でされるから途中で他人のレスがあるかは全く関係ない。
コレ本当か?だったら支援レスなんて無意味だったって事か。



765本当にあった怖い名無し:2009/04/15(水) 13:37:51 ID:gtuTlnrC0
じゃあウニやら赤緑が1時間くらい掛けて投下してるのは、何でだろ?
無駄に慎重になってる、ってことかねぇ。
どちらもその場で話を組み立てながら書き込んでるとは思えないのだが・・・。
766本当にあった怖い名無し:2009/04/15(水) 13:46:00 ID:TryxMU3J0
ケイさんの人ってブログやめたの?
767本当にあった怖い名無し:2009/04/15(水) 13:54:06 ID:Owbb9VzI0
samba規制と猿さんは別だよ
768本当にあった怖い名無し:2009/04/15(水) 14:07:56 ID:gtuTlnrC0
>>761
3〜4倍の意味がよく分からないのだが・・・

ビデオ後編:17スレで約80分
引き出し:16スレで約60分
謀略(後):13スレで約73分
手形:12スレで約45分

作家の投下に時間が掛かってるって話・・・だよな?
支援のスレ数も含めてる?
だとしたら、支援が挟まってるのに十分に間隔開けてるウニが謎だが・・・

ただ、気になったのが、謀略(後)の約73分。
何でこんなに、と思ってみてみたら、話の12/13と13/13の間が30分も開いてるんだよな。
これお猿さんになったんじゃないの?
最後の投下忘れてたw、なら知らんが。
769本当にあった怖い名無し:2009/04/15(水) 14:18:20 ID:hi4mVlEX0
716 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/04/13(月) 23:01:17 ID:4q0cs0Fu0
例の粘着は頭の悪い詭弁を弄するからすぐ分かるなw

760 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/04/15(水) 11:22:38 ID:+wPVcOIG0
>>752
無知はだまっとけよ。
連投は数十秒置いて投下すれば、単独でも10レス程度は連投できる。
支援などのレスがあるとそこからまた連投がリセットされるから、そこから10レス程度連投できる。
1時間が「仕方ない」ってのは詭弁だよ。



詭弁って覚えたてで使ってみたくてしょうがないんでちゅねー
770本当にあった怖い名無し:2009/04/15(水) 19:05:18 ID:A+5MPAA+O
>>769全然ダメ
煽りとしちゃ20点

赤緑氏はさぁ、やっぱリアルタイムで書いてんじゃないの?
それなら あのクオリティにも納得がry
771本当にあった怖い名無し:2009/04/15(水) 19:06:34 ID:AJLRv/3OO
サルの事知らない人が多いのかな?
772本当にあった怖い名無し:2009/04/15(水) 19:10:40 ID:KOl+IN0D0
なんか色々ごっちゃになってたみたいだ
さるさんは発動の詳細な条件は公表されてないから作家はある程度の間隔をあけて投稿するしかない
ってことでいいのかな?
773本当にあった怖い名無し:2009/04/15(水) 21:40:54 ID:bvF0Uz1J0
落とすのにもそんな詳細なルールあんのか?w
知らなかったぜw
774本当にあった怖い名無し:2009/04/15(水) 22:04:16 ID:+BGDxCcH0
なにかと赤緑を貶す奴がいるね、しつこいくらいに
作者追い出し作戦は、まだまだ続くってとこ?
775本当にあった怖い名無し:2009/04/15(水) 23:02:42 ID:dYJgCos40
さるさん規制はよく分からない。
5回でなる事もあればならない事もあるし、10分近く間を空けても投稿できない事もあった。
間に他人のレスを挟んでも投稿できない事もある。
10分程度の時間を置くのは確実に連投する手段ですよ。

経験者が語ってみた。
776本当にあった怖い名無し:2009/04/16(木) 00:41:10 ID:z9MPlcBF0
さるさん規制はともかく、シリーズ物作者は時間はかかってもまとめて投下してきた訳じゃん?
それを承知で割り込ませてきたコピーペの悪意は、「まとめて投下してないからテンプレ違反!」とかいう頭の悪い詭弁でごまかせるもんじゃない。
777本当にあった怖い名無し:2009/04/16(木) 00:46:45 ID:OtWHxv1b0
詭弁って単語何回使うねん
778本当にあった怖い名無し:2009/04/16(木) 03:07:25 ID:AjwDN7xzO
>>777
それこそ詭弁でちゅ
779本当にあった怖い名無し:2009/04/16(木) 07:40:19 ID:3hlihJEy0
詭弁って紀文に似てるよな
780本当にあった怖い名無し:2009/04/16(木) 08:55:20 ID:5MHd4A5j0
>>766
移転したって聞いた
本当かどうかはわからん
781本当にあった怖い名無し:2009/04/16(木) 10:31:46 ID:Yg1kw7L10
>>779
お前のせいではんぺん食いたくなった
782本当にあった怖い名無し:2009/04/16(木) 12:58:04 ID:5+FEvaB80
コピーぺは雷鳥シリーズとか他スレのシリーズ物をコピペしてくれYO!
783本当にあった怖い名無し:2009/04/16(木) 13:12:47 ID:8HIwAfN/0
雷鳥の話をまとめ読み出来るサイトってある?
784本当にあった怖い名無し:2009/04/16(木) 13:20:04 ID:5+FEvaB80
>>782撤回
どう見ても荒らしです本当に(ry

>>783
山コワまとめサイトとかはどう?
785本当にあった怖い名無し:2009/04/16(木) 13:27:33 ID:8HIwAfN/0
やっぱそこしかないかー
どうも
786本当にあった怖い名無し:2009/04/16(木) 13:53:46 ID:807cBsYu0

自治厨は自分の意見がテンプレと相反する事になってる事が多々あるからもうちょっと考えをまとめて発言した方が良い
今回のコピペ騒動も、

コピペ禁止!
787本当にあった怖い名無し:2009/04/16(木) 13:59:22 ID:807cBsYu0
途中で送信しちゃった・・

今回の騒動も

コピペ禁止!
>ならまとめサイトの他スレのコピペはどうなる?→未解決

人の投下中に割り込むな!
>その相手も1時間以上もかけてダラダラ投下してテンプレ違反じゃね?→仕方ないじゃん(え!?)

なんつーかもう、gdgdすぎて笑ってしまうよw
788本当にあった怖い名無し:2009/04/16(木) 14:13:48 ID:RD7YlS/B0
キチガイが来たぞー!
789本当にあった怖い名無し:2009/04/16(木) 16:25:18 ID:pZvIwSX40
荒らしが割り込んだら「ちんたら投下してるお前が悪い」?
自演乙。
790本当にあった怖い名無し:2009/04/16(木) 16:32:25 ID:KXhPtHorO
>>787
まとめサイトが何の関係あるの?
791本当にあった怖い名無し:2009/04/16(木) 16:34:57 ID:DjhmM92z0
まとめサイトの他スレのコピペがどうなる?って、
まとめサイトにこのスレ以外に投下された話がある、ってことを言ってるんだよな?

まとめサイトはあくまで外部サイトであり、このスレのルールに関与するところではないと思うんだが
このスレに投下されたものをメインに、シリーズものを揃えてるってだけで、
よくある2ch系まとめブログみたいなもんだと捉えればいいのでは
792本当にあった怖い名無し:2009/04/16(木) 19:18:28 ID:g5/mUVgg0
そんなの紀文だ!!
793本当にあった怖い名無し:2009/04/16(木) 19:20:39 ID:KXhPtHorO
>>792
紀伊國屋文左衛門乙
794本当にあった怖い名無し:2009/04/16(木) 20:29:32 ID:DjhmM92z0
>>792
不覚にも吹いたw

しかし、素で>>791みたいなこと思ってたんだが
だからまとめサイトのなにが問題なんだ?と一瞬意味がわからんかった
795本当にあった怖い名無し:2009/04/16(木) 21:51:19 ID:s7Lij/sy0
>>787が一番gdgdでしたと。
お後がよろしいようで。
796本当にあった怖い名無し:2009/04/16(木) 23:43:20 ID:3hlihJEy0
えー、もう締めちゃうのかw
797本当にあった怖い名無し:2009/04/17(金) 04:55:19 ID:EyPR76dDO
本日はご来店まことにありがとうございました。
またの来店をお待ちして









ねーよ
798本当にあった怖い名無し:2009/04/17(金) 13:37:35 ID:9WmicOUw0
コピペが張られてからもうすぐ200レスを消費しようとしている
こんなに釣れるなら笑いが止まらんだろうw

>荒らしに構う貴方も荒らしと見なされます

これを守れない馬鹿はマジで氏んでくれよ
799本当にあった怖い名無し:2009/04/17(金) 15:32:25 ID:DoZjMHdy0
あほ!最高の住人じゃないか
作家より荒らしにかまってくれてレス伸ばすんだぜ?
これだからここの住人いじりはやめられないw
800本当にあった怖い名無し:2009/04/17(金) 15:43:17 ID:IMR1Vogw0
800げt
コピーペが荒らし確定したのは最近だし、しょうがないよ
次来たら放置されるんじゃない?
801本当にあった怖い名無し:2009/04/17(金) 15:54:21 ID:p5M7ZIl10
問題です
>>798-800の中にいつものあれが混ざっています。
さてどれでしょう?
802本当にあった怖い名無し:2009/04/17(金) 16:35:39 ID:gylsus8/0
正解は>>801
803本当にあった怖い名無し:2009/04/17(金) 19:08:05 ID:eZcQr85kO
正解はゲスニート木村秋平
804本当にあった怖い名無し:2009/04/17(金) 19:17:09 ID:NgOpOfIp0
サガフロンティア裏解体新書が買だ、
バルザック?いい本の物語じゃないか、自分で探すんだな。
車のGTO?・は?何のことだ?あれは敵の本だ、少々お世話になったが
スーパーロボット大戦W売り出し

電気電気電気電気電気こたつ
逆) . . . ドラゴン桜
江川 ぱぁあーすんッたむさかーぬそぉい(ネタバレ可)
私の言いたいことは音楽の最初だけ聞いているということだ。
          PS2分裂

凸って来ましたきつかったぜー、裏は菊2まいとうことで、
パソコン泊まりがけ突いって来ました。アキラさん情報に騙されてこう寝れなかった
分けですけどね。人なぐりました 最後の方はきついことされましたね。

鉄道ですが日本では上下どちらから見てもQになりましたね、
自分は槍にしりがついたネズミ型どらごんでしたね。ブラックボックス二つ
を荷物にすると乗り物のようですね。やらないかのお方ですがあれはA氏のしている事を無理やり合体させた物です。 

英語の速読方法を教えます、単語集を買ってその言葉の物を想像します、文もその場面を想像します。
町の景色も自分の心の中で覚えておくだけです、 まともにやれば一日8時間やって三年くらいでできます。
805本当にあった怖い名無し:2009/04/17(金) 21:55:50 ID:5fGdcTOm0
>>801
こういう奴おもしろいよな。
こぴぺ擁護したコメント書くと即効で自演だと喚くし。
もう、どう煽っても釣られてくれるww
806本当にあった怖い名無し:2009/04/18(土) 13:46:37 ID:tApdL1ZS0
>>801
どう考えてもお前が奴だろ
わかりやすい奴だ
807シリーズ物コピペ ◆X7kELd1MbU :2009/04/19(日) 10:58:22 ID:QMSOMYg50
必死にコピペシリーズを追い出そうと表現の自由を弾圧している輩には頭にきた。
「シリーズ物を集めよう」というシンプルな主旨にしたがって集めてきます。
個人を追い出すためにルールを変えるとは言語道断。このスレを駄目にしているのはこいつらだ
808シリーズ物コピペ ◆X7kELd1MbU :2009/04/19(日) 10:59:00 ID:QMSOMYg50
456 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/11 22:03
友人の話。

一人で山奥を縦走している時、廃火葬場を見つけた。
火葬場にしては妙に大きくて屋根が高く、細長い建物だった。
近くに集落もない山奥なので怪訝に思い、中を覗いて見たそうだ。
土間に遺体を焼くための溝が掘られていた。

巾2m、長さ6mほどのとても大きな溝だった。

ここでいったい、誰がどんな人を焼いていたんだろう?
そう考えると急に恐くなり、飛び出して逃げたそうだ。
809コピペ物シリーズ ◆X7kELd1MbU :2009/04/19(日) 11:01:27 ID:QMSOMYg50
457 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/11 22:06
先輩の話。

下山中に道に迷った時のこと。
藪漕ぎをしていると、小さな集落跡に出くわした。
木は全て朽ち果て、石垣造りの火葬場らしきものだけが辛うじて形を
保っていたのだそうだ。
中を突っ切って下山を続けた。
しばらくすると開けた場所に出た。
ついさっき通り抜けたはずの集落跡だった。

下りる場所を変えて下山を続けたが、また同じ集落跡に戻ってしまう。
4度目に見覚えのある廃屋が見えた時、叢に埋もれた道祖神に気がついた。
とりあえず、非常食用の乾パンを捧げて手を合わせてみた。

その後20分も歩かないうちに里へ出られたということだ。
810コピペ物シリーズ ◆X7kELd1MbU :2009/04/19(日) 11:08:00 ID:QMSOMYg50
458 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/11 22:10
友人の話。

山仲間2人で里山歩きをしていた時のこと。
それほど深くない雑木林の中で、廃火葬場を見つけたのだという。
相棒は廃火葬場を見たのは初めてで、興味津々で中を覗きにいった。
覗き込んだ途端、青い顔をしてゆっくりと引き返してきた。

廃火葬場の鉄扉にはチェーンがかけてあったのだが。
黒い何かが中にいて、その扉の隙間から見つめ返してきたというのだ。

脱兎のごとくその場を離れたそうだ。
811コピペ物シリーズ ◆X7kELd1MbU :2009/04/19(日) 11:08:23 ID:QMSOMYg50


912 本当にあった怖い名無し sage New! 2009/02/21(土) 13:24:02 ID:4Jow+v4m0
459 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/12 19:33
友人の話。

私たちがよく縦走していた山道で、廃火葬場が見える所があった。
谷を挟んで向こう側の尾根に、朽ち果てたそれがぽつんと佇んでいた。
仲間内ではそこにあって当たり前の光景になっており、恐い思いを
したことは無かった。

ある夕刻、友人が一人でその山道を通った時のこと。
ふと目をやると、火葬場に灯りがともり煙がたなびいていたのだという。
朽ちたはずの小屋が、まるで建て直したかのようにしっかりしていた。
翌日そこを通って帰る時には、元の廃屋に戻っていたそうだ。

その後、誰が取り壊したのか廃火葬場はきれいさっぱりとなくなって、
今はその痕跡すら見当たらなくなっている。
812コピペ物シリーズ ◆X7kELd1MbU :2009/04/19(日) 11:09:05 ID:QMSOMYg50
460 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/12 19:35
知り合いの話。

部活でいつもの山を縦走している時のこと。
五人いたのだが、たまには違う道を開拓しようということになった。
友人が先頭に立って進んでいたのだが、麓近くで廃火葬場を見つけた。
多人数だったので、強気に中を覗き込んだらしい。

真新しい日本酒の瓶と、酒が注がれたお猪口が三つ、土間に並んでいた。
まるで今まさに飲んでいるような雰囲気だったという。
他にビーナッツと柿の種、そして頭を落とされた蛇が置いてあった。

慌ててその場から立ち去ったそうだ。
813コピペ物シリーズ ◆X7kELd1MbU :2009/04/19(日) 11:09:31 ID:QMSOMYg50
461 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/12 19:37
後輩の話。

県境の山に登っていた時のこと。
林を抜けた先に廃火葬場があったのだという。
それを見た仲間一人が、いきなりそこに向かって走り始めた。
止める間もなく彼は廃屋に取りつくとその扉を開け放った。

何か黒い霞のようなものが中から染み出てきて、空に消えていった。
扉を開けた彼は、廃火葬場を目撃した後の記憶がなかったそうだ。
814コピペ物シリーズ ◆X7kELd1MbU :2009/04/19(日) 11:10:05 ID:QMSOMYg50
465 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/13 17:33
友人の話。

登山口に小さな神社があったので、おみくじを引いてみた。

凶が出た。

意地になってもう一度引いてみた。
これもまた凶だった。
気味が悪くなったが、おみくじを投げ捨てて山に登ったのだという。
翌朝目を覚ましてみると、テントのロープに何かが三つ結わえてあった。
そのうちの二つは、彼が前日捨てたらしい凶のおみくじだった。
残りの一つは、誰が引いたか分からないボロボロに古びた大吉だった。

友人の身には、今まで特にこれといった凶事は起こっていないそうだ。
815コピペ物シリーズ ◆X7kELd1MbU :2009/04/19(日) 11:10:28 ID:QMSOMYg50
466 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/13 17:34
私の体験した話。

大学生の時、夏のオートキャンプ場でキャンプをした。
夜になっても暑かったので、皆でランタンを囲み歓談していた。
そのうちに誰かが怪談をしようと言い出した。
よくある山の怪談が何度か語られた後、地元の男子学生が語り始めた。
そのキャンプ場で自殺した男性の話だった。
話が終わったその時、いきなり皆の前で乾いた破裂音がした。

置いてあった二つのランタンが同時に割れていた。
歓談はその場でお開きとなった。
816コピペ物シリーズ ◆X7kELd1MbU :2009/04/19(日) 11:10:59 ID:QMSOMYg50
467 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/13 17:35
私の体験した話。

山登りの仲間たちで、ある大きな孤島へキャンプに行った。
恵まれた島で、海辺では魚が釣れ、少し山に入れば茸が取れた。
砂浜でキャンプしたのだが、真夜中にテントの周りで音がする。
何か重たいものが歩き回っているようだ。
意を決してテントの外を見ると、大きな黒い猪が残飯を漁っていた。
山から下りてきたのかと驚き、刺激しないように静かにした。

翌朝確認すると、残飯はすっかり食い尽くされていた。
しかし砂浜に残されていた足跡は、私たちのものだけだった。
キャンプはその日で切り上げることにした。
817コピペ物シリーズ ◆X7kELd1MbU :2009/04/19(日) 11:11:24 ID:QMSOMYg50
470 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/14 19:39
知り合いの話。

奥さんの実家に行った時のこと。
子供を連れて裏山を散策していると、寂れた神社があった。
何となく見てまわり、その帰りに子供が言ったのだという。

鳥居の上に、お父さんよりも大きい黒犬がいたね。

その人には何も見えなかったそうだ。
818コピペ物シリーズ ◆X7kELd1MbU :2009/04/19(日) 11:11:48 ID:QMSOMYg50
471 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/14 19:40
友人の話。

学生時代、他校の生徒と一緒にキャンプした時のこと。
キャンプファイヤーを囲んで楽しく会話した中に、一つ怪談話があった。
そのキャンプ場の近くに、投身自殺がよくある崖があるのだそうだ。
就寝時間になり火を消している時に、その音は聞こえた。

 どさっ。

キャンプ場の外から微かに、しかし皆に聞こえたのだという。
誰も確かめには行かなかったそうだ。
819コピペ物シリーズ ◆X7kELd1MbU :2009/04/19(日) 11:12:14 ID:QMSOMYg50
472 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/14 19:41
私の体験した話。

学生時代、一人で山中を縦走していた時のこと。
一人用テントで休んでいたのだが、夜中に妙な気配を感じて目が覚めた。

テントと身体の隙間に、何か緑色なものがうずくまっていた。
ガスのような感じで向こうが透けて見えた。
思わず手で押すと、柔らかく弾力のある手応えがかえってくる。暖かい。
力を入れると、緑色の中に手がずぶっと埋まってしまった。
緑色の何かは慌てたように、テントの隙間から抜けて消え去った。
テントの中には澄み切ったオゾンのような匂いが残されていた。
820コピペ物シリーズ ◆X7kELd1MbU :2009/04/19(日) 11:12:39 ID:QMSOMYg50
480 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/15 02:37
両親から聞いた話。

私がまだ幼い頃、家族で山菜採りに出かけたそうだ。
そこで私だけはぐれて迷子になった。
半日近く捜しても見つからず、警察に届けようかと思っていた矢先。
目の前の繁みが分かれて私が出てきたのだという。
どこ行ってたんだと父が怒って聞くと、私は不可解な返事をしたらしい。

すごく背の高い、一つ目のおじちゃんに連れて帰ってもらった。
お前はそう言ってたぞ、と父は奇妙な顔をして教えてくれた。

私自身は、まったくそのことを憶えていない。
この話を聞いた後、自分が見つかったという場所にお酒を置いてきた。
お礼になっていればいいなと思う。
821コピペ物シリーズ ◆X7kELd1MbU :2009/04/19(日) 11:13:08 ID:QMSOMYg50
481 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/15 02:39
知り合いの話。

山奥の渓流で鮎釣りをしていた時のこと。
川原の砂地を歩いていると、いきなり片足がめり込んだ。
まるで流砂にでも飲み込まれたみたいで、なかなか抜くことができない。
同行している友人に頼んで、引っ張ってもらうことにした。

力を入れて引っ張るうちに、ずるっという感じで足が抜けた。
砂場から、彼の足と一緒に引きずり出されたものがあった。
砂でできた人型の上半身が、両手で彼の足をしっかりとつかんでいた。
二人が仰天していると、すぐに人型は崩れてただの砂山になったそうだ。

以来、彼らは砂地では絶対に足を止めないことにしたのだという。
822コピペ物シリーズ ◆X7kELd1MbU :2009/04/19(日) 11:13:35 ID:QMSOMYg50
482 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/15 02:40
友人の話。

サークル活動に参加して、山中で野営していた時のこと。
先輩から、その山には手癖の悪い動物が出るので、気をつけろと言われていた。
皆で注意していると、夜中に外のザックを引っ掻き回す音がした。
そら来たと思って、テントの外に飛び出したのだが。

毛むくじゃらの黒い手が二本、ザックの中をごそごそと漁っていた。
その手は十メートル以上向こうの、雑木林の中から伸びてきていたという。
皆、テントの中に逃げ帰ったそうだ。
823コピペ物シリーズ ◆X7kELd1MbU :2009/04/19(日) 11:13:56 ID:QMSOMYg50
486 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/15 09:37
知り合いの話。

山林の中で友人と野営していた時のこと。
雨が降ってきたので早目に休むことにしたのだという。
まどろんでいるとどこからか尋ねる声がした。

行ってもいいか。行ってもいいか。

何度もしつこく聞かれたので、自分たちに害がなければいいと答えた。
すると轟音が響き、野営地のすぐそばを土石流が滑り落ちていった。
朝日が昇るやいなやその場から退散したそうだ。
824コピペ物シリーズ ◆X7kELd1MbU :2009/04/19(日) 11:14:19 ID:QMSOMYg50
487 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/15 09:38
友人の話。

林間学校でキャンプに寝泊まりした時のこと。
二日目の夜、友人のいるグループがテントの場所をごっそりと移動した。

初日に彼らは川辺のテント地区を割り当てられていた。
その夜中、川の方からまるで米をといでいるような音が聞こえたのだという。
楽しそうな鼻歌も聞こえたそうだ。
引率の教師もそれを聞いていたので、友人らの訴えはすぐに聞き入れられた。
林間学校が終わるまで、誰も夜の川には近づかなかったという。
825コピペ物シリーズ ◆X7kELd1MbU :2009/04/19(日) 11:14:42 ID:QMSOMYg50
488 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/15 09:40
私の体験した話。

山奥の集落にある、知り合いの家を訪ねた時のこと。
家の中には気配があるのに、呼び鈴を鳴らしても誰も出てこない。
声を掛けても反応が無く、裏口に回ろうかと思っていると。

家屋が大きな音を立てて、まるで地震のように揺れ始めた。
不思議なことに地面は微動さえしておらず、家だけが激しく揺れていた。
お邪魔しました、と慌てて挨拶すると、家の揺れは即座に治まった。
そそくさと退散した。

後で知ったのだが、当時知り合いは入院していて、家は無人状態だったそうだ。
何かが間借りしていたのかもしれない。
826コピペ物シリーズ ◆X7kELd1MbU :2009/04/19(日) 11:15:05 ID:QMSOMYg50
502 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/15 19:58
知り合いの話。

戦争が終わってすぐ後の頃だ。
その小父さんは仲間と二人で闇市の仕入れをしていた。
毎朝早くにリヤカーで峠を越えていたのだが、ある朝狐と出くわした。
相棒が石を投げて追い払ったのを見て、小父さんは化かされるぞと注意した。

昼時に相棒が弁当を食べようとすると、弁当箱の中は空になっていた。
ほら見ろ、化かされた。
そう言って小父さんは、半分だけ分けてやろうと自分の弁当を広げたそうだ。

小父さんの弁当箱の中身は、きれいに半分だけ食われていた。
827コピペ物シリーズ ◆X7kELd1MbU :2009/04/19(日) 11:15:27 ID:QMSOMYg50
503 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/15 19:59
友人の話。

彼が道路工事でバイトをしている時のこと。
そこの現場は、作業車の他は何も通らないような山奥だった。
ある日の昼下がり、乗用車が一台、現場に侵入してきたのだという。
出て行けという注意も聞こえないようで、車は現場の中で止まった。
運転席から降りた男は、トランクから大きな麻袋を担ぎ出してきた。
麻袋からは女性の腕が突き出していた。

その異様な光景に、誰もが近寄るのを躊躇したそうだ。
男は地面に掘られていた穴の中に袋を投げ込み、土をかけて埋めてしまった。
袋が見えなくなると男はほっと息をつき、車に乗り込んで帰っていった。
誰かが警察を呼べと叫んでいた。

白昼の大胆な死体遺棄犯は、目撃者が多いせいもあってすぐに捕まった。
警察の取り調べで犯人が語ったところによると、殺した女性を埋めようと山に入ったが、出くわした工事現場に誰もおらず、ちょうどいい穴まであったので、これ幸いと埋めてきたということだった。

なぜか犯人には、殺した女性以外の存在は見えていなかった。
当時、現場には作業員が十人以上いたと聞かされても、信用しなかったという。
その全員が目撃者だと聞いた時は、唖然としていたそうだ。
828コピペ物シリーズ ◆X7kELd1MbU :2009/04/19(日) 11:15:50 ID:QMSOMYg50
504 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/15 20:00
同僚の話。

消防団で大規模な山火事の鎮火活動をしている時のこと。
ホースを手繰っていると、燃え尽きて灰に覆われた斜面に何か見えた。
小さな水色の花が一輪、真っ直ぐに立っていた。

それを見た年配の団員がぽつりと言った。
ヒドメが出たな、この火事は大事にはならないよ。
山火事はその日の夕方までには無事に治まったということだ。
829コピペ物シリーズ ◆X7kELd1MbU :2009/04/19(日) 11:16:22 ID:QMSOMYg50
525 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/16 02:07
友人の話。

渓流釣りに行き、山中の河原に野営していた夜のこと。
竿の手入れをしていると、焚き火の向こう側に何かがいるのに気がついた。
姿形はおぼろ気ではっきりと見えないが、不思議にも恐いとは思わなかった。
それはじっとこちらを見ていたが、やがてその竿をくれと言ってきた。

彼は少し考えて、恋人と引き換えならあげてもいいと答えた。
するとそれはついて来いと言い、立ち上がって歩き出した。
素直についていくと、しばらくして崖がオーバーハングしている場所に出た。
娘が一人、遺書と書かれた封筒と薬の瓶を持って倒れていた。
慌てて道具を投げ出し、介抱したそうだ。

気がつくとそれは姿を消してしまっていた。
いつの間にか、釣竿が二本と魚篭が一つ失くなっていたという。
一本は鮎竿でかなり高価だったらしく、かなり落ち込んだそうだ。
その時助けた娘さんは、現在彼の奥さんになっている。
830コピペ物シリーズ ◆X7kELd1MbU :2009/04/19(日) 11:17:03 ID:QMSOMYg50
526 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/16 02:08
知り合いの話。

人里よりかなり離れた、山奥の獣道を歩いている時のことだ。
少し先の地面に、いきなり空から勢いよく突っ込んできた物がある。
どすっという重い音が響いた。
驚いて駆けよると、野球で使う硬球であった。
手に取って空を仰いだが、わずかばかりの雲が流れているだけだった。
831コピペ物シリーズ ◆X7kELd1MbU :2009/04/19(日) 11:17:23 ID:QMSOMYg50
527 名前:雷鳥一号 投稿日:03/11/16 02:11
知り合いの話。

シーズン外れの山歩きで、キャンプ場に一人だけで宿泊したそうだ。
水場ときれいなトイレが設置してあるのがありがたかった。

夜中に我慢ができず用を足しに行った時のこと。
しゃがんでいるとドアがいきなりノックされた。
恐る恐る外に出たが、人っ子一人いなかった。
彼は夜明けまで一睡もできなかったという。
832本当にあった怖い名無し:2009/04/19(日) 12:02:37 ID:sak6G5bJ0
コテトリ変えるなよ…
833本当にあった怖い名無し:2009/04/19(日) 13:26:12 ID:hUvw/ZYz0
しかし、特定の人物の話のみ抽出するのは
結構大変なんじゃないか?w
834本当にあった怖い名無し:2009/04/19(日) 17:33:01 ID:dWtJXUFL0
もう救いようが無いことがハッキリしたな。
確信犯は手に負えない。
「NG登録して完全スルー」
これしかないな。
835本当にあった怖い名無し:2009/04/19(日) 18:06:04 ID:eRuxvewe0
スレが落ち着いて来ると燃料投下か
優秀な荒らしだなw
836本当にあった怖い名無し:2009/04/19(日) 19:01:28 ID:ojgiqiB10
うにはまだかな。
837本当にあった怖い名無し:2009/04/19(日) 21:12:02 ID:R0PUcDpnO
最近師匠の過去を垣間見せる描写がちらほら見られるから、
核心に触れる話とまではいかなくてもそろそろまた師匠下積み時代の話きそうだよね。
加奈子さん最高
838本当にあった怖い名無し:2009/04/19(日) 23:59:01 ID:KC/labr20
コピペううぜえええ・・・・・と思ったが、雷鳥の話読めて良かったわ。
俺はシリーズ物限定でだけど、こいつを支持するよ。
839本当にあった怖い名無し:2009/04/20(月) 00:13:07 ID:vorXEmTuO
赤緑の話の登場人物誰かまとめてー
投下の日にちが開くと誰が誰でどう繋がってるのかすぐに分からなくなる
840本当にあった怖い名無し:2009/04/20(月) 00:26:34 ID:PuU5/oH00
あれは何だか山こわにも同じようなの貼ってる人がいるけどね…
両方見てると色々興味深い
841本当にあった怖い名無し:2009/04/20(月) 00:29:17 ID:WkND3zjaP
>>839
まとめサイトの更新が止まったのが痛いね
842本当にあった怖い名無し:2009/04/20(月) 00:31:15 ID:aTFvzr4T0
コピペうぜぇと思ったら一応シリーズ物のコピペなのな
ならばよし
「一人にまつわる色々な話」じゃなくて「一人が聞いた色々な話」な訳ね・・・
843本当にあった怖い名無し:2009/04/20(月) 02:20:40 ID:uRQ7yY7h0
だよな。シリーズ物のコピペすら禁止ってやり過ぎだろう
こういう事言ってると自演扱いされるんだろうなあ。
844本当にあった怖い名無し:2009/04/20(月) 02:26:13 ID:qD0cGeso0
支持するって言っても・・・
ただ普通にコピペ投下ならまだしも、
悪意丸出しでやってる時点で「荒らし」以外の何者でもないと思うんだが。

本当に人に読んで欲しくてコピペ集めて張ってるなら、
上でやったようなことやるかね?見てて気分悪くなかったか?
その事でもう止めろと言ってるのに、まったく反省せず、>>807みたいな事平気で言う奴だぞ?
これを支持するってどういうことよ。信じられんわ。本人乙・・・であってほしい。
845本当にあった怖い名無し:2009/04/20(月) 02:31:55 ID:qD0cGeso0
>>843
ちゃんと理由があって「禁止」にしようって流れだったと思うんだが。

洒落コワにここに投下された師匠シリーズを張ってる人が居るように、
ただ普通にコピペするなら別に容認する人が居るのも納得できるけど、
最低限のマナーみたいなのは守らないとダメだろ。
その点の反省をまったくしないで逆切れしてる時点で、
俺にはこいつが荒らしとしか思えない。
846本当にあった怖い名無し:2009/04/20(月) 03:15:21 ID:nPovxbfw0
コピペしただけじゃ食いつきが悪いから荒れた話題を蒸し返してるんだろ?
本当にたちが悪いわ
847本当にあった怖い名無し:2009/04/20(月) 03:16:00 ID:h+viFJfgO
っていうか何でみんな反応すんの?
ムカつくのは分かるけどスルーすればいいじゃん
848本当にあった怖い名無し:2009/04/20(月) 07:24:59 ID:aRQbDtq40
>>893
自分も送思う。
赤緑の話の登場人物がイマイチわからん。
わかったら、もちと楽しめるかも。

849848:2009/04/20(月) 07:26:38 ID:aRQbDtq40
うお!
>>839だ!
あと、自分もそう思う。だ!wwwww
850本当にあった怖い名無し:2009/04/20(月) 08:47:27 ID:Q5zjoVfk0
コピペはスゴイねぇ
皆が議論して作家が投稿しにくい雰囲気を作るために、頃合いを見計らってコピペ

みんな綺麗にソレにのっかってるし
人を操るのが上手いもんだ
851本当にあった怖い名無し:2009/04/20(月) 08:58:20 ID:1jEz0J0S0
赤緑シリーズは相関関係を探っていくパズル的な面白さがあると思う。

だからこそ一話だけ読んでも「ハァ?」なのが玉に瑕だけど仕方ないのよ。
852本当にあった怖い名無し:2009/04/20(月) 10:37:28 ID:bzQPOLry0
オカ板はここぐらいしか見てないから、コピペも普通に楽しく読んでる。
ウザイ人はNG登録したらいいんじゃない?
853本当にあった怖い名無し:2009/04/20(月) 10:44:27 ID:ICc/781N0
>>845
ごめん、最低限のマナーを守らないとだめだろ、って、どこら辺が守ってないと?
現時点でコピペ禁止はテンプレになってないし(擁護する意見もある)
シリーズ物だし、まとめて投下してるし、

>洒落コワにここに投下された師匠シリーズを張ってる人が居るように、
ただ普通にコピペするなら別に容認する人が居るのも納得できるけど、

これとどこが違うのか分からないね
854本当にあった怖い名無し:2009/04/20(月) 10:51:44 ID:qHay/4jV0
うぜ
855本当にあった怖い名無し:2009/04/20(月) 12:59:37 ID:rzsOabAC0
取りあえずさ、
・他人の投下中に割り込まない。
・コテを変えない。
これくらいは守ってくれよ。最低限のマナーだと思わないか?

割り込んで誰が得する?割り込まれた方も割り込んだ方も読み難くなるだろ。
それでもやる=人に読んで欲しくて投下してるように思えない。
しかもそれで逆ギレしてさ・・・
なんで自分が禁止にされそうになってるか、自分に非があるなんて欠片も考えないで
被害者面して住人が悪いとか言って・・・オカシイと思わないか?

コテに関しては、コピペは最初コテ名乗るの嫌がってたよな。
理由は「NG登録されるのがいやだから」
これってどうなのよ。で、今回コテ変えてきて・・・。

こういったことしたら荒れるの分かっててやってるだろ。
どうみても確信犯。これを荒らしと呼ばないで何と呼ぶのさ。
856本当にあった怖い名無し:2009/04/20(月) 15:38:52 ID:T1zdqMLK0
爆撃毎にトリップ変えられちゃNG登録の意味が無いんだが、荒らしだからしょうがない。
857本当にあった怖い名無し:2009/04/20(月) 20:20:26 ID:c0Sqo7XG0
だから、割り込むのがマナー違反で、まとめて投下するのは違反に入らないの?
テンプレにもあるのに。人を見て何が違反か違反でないのか言ってるだけじゃん。

>割り込まれた方も割り込んだ方も読み難くなるだろ。

そういう事がないように作られたテンプレが「まとめて投下」だろ?
このテンプレって、こういう体験談投下型スレには必須なルールだよ。
最重要ルールともいえる。
責めるべきは赤緑の方だと思うがな

コテを変えた、ってのがなんでマナー違反になってるのかも不明。
今までこんな事言ってたやつなんていないのに、荒らしが変えてきたから「変えるのはマナー違反」
って言い出して・・・
なんかもう、軸がブレブレなんだよ。
858本当にあった怖い名無し:2009/04/20(月) 20:22:38 ID:c0Sqo7XG0
大体、なんで「コテは必須」なんてテンプレに加わってるの?
これをテンプレにしようって誰が決めたんだ?>>1が勝手に改変してもんだよな?(他にもいろいろ勝手に変えてるし)
859本当にあった怖い名無し:2009/04/20(月) 21:01:52 ID:EnI3mqMg0
まてまて・・・言ってることが滅茶苦茶だ。

赤緑が投下に時間空けてるのは、お猿さん防止だろ。
それでも4〜5分間隔くらいだ。十分「まとめて投下」に当て嵌まると思うが?
で、なんでこれに割り込む必要がある?何のメリットがある?
悪意以外に何があるっていうんだ?誰もが困ることをしてるんだぞ?

あと、コテ変えた理由のとこもちゃんと捉えてくれよな。
昔「NGされるのが嫌」って理由でコテつけなかった人が、
ここにきてコテ変えてきた訳よ。
この流れだとNGが嫌だから変えた、と受け取られるかもって普通考えないか?

ちゃんと理解しないで軸がブレブレとか言うなって。。。
860本当にあった怖い名無し:2009/04/20(月) 21:19:47 ID:IkJ+yuos0
同じことぐるぐる繰り返すだけだから、黙っておいた方がいいんでない

以下スルーでよろしく
861本当にあった怖い名無し:2009/04/20(月) 22:55:45 ID:9r7oya5E0
このスレの住人って2ちゃん初心者ばかりなのか?
本当にバカと粘着荒らししかいないのなw
スルーもできずにマジレスするとかどんだけ頭悪いんだw
荒らしには、とてもおいしいスレだことwww
862本当にあった怖い名無し:2009/04/20(月) 23:04:40 ID:38MZ5Z6E0
今後の予想。

コピペ厨がますます増長。
投下話を妨害、投稿者激減。
スレ住人で議論、ループ。
コピペやりたい放題。
その内、他所の荒らしも呼び込む。
無法地帯化、過疎化。
その後、ぼちぼちと投稿者が来る。
コピペ厨それに気付く。
以下ループ。
863本当にあった怖い名無し:2009/04/20(月) 23:07:02 ID:aTFvzr4T0
このスレ最初から見てるけど、いちばん付き合い長いのって、例の粘着なのよね
864本当にあった怖い名無し:2009/04/21(火) 00:35:07 ID:vcNxbZfM0
過去ログ漁ってみた。べっ別にあんたのためにやったんじゃないんだからねっ

・主要4メンバー+α
雨月光一:鮎川と付き合ってる。主人公?
北上明雄:神尾に惚れてる。ギャグキャラかと思ってたらこの前活躍してた。
神尾美加:霊感無いけど何か良いポジションの人。個人的に準主役的キャラ。
鮎川古乃羽:めがねっ子。でも目が良いらしい。萌キャラ一歩手前。

雨月舞:お姉さん。現在敵なしのお助けキャラ。姉ホシス。

・牧村家の人々
婆さん:お助けキャラその2。身内は不幸。お姉さんと一緒に除霊してる。
陸:一軒家で取り憑かれてた人。お姉さんに解放してもらった。最近やっと名前が判明。
夏美:=霊子さん。目下彷徨い中で、お姉さんと一回会ってる。彷徨ってる目的やら原因は不明。
   白谷と何かあったっぽ。何か性格良い。

・寺坂家の人々
兄:アホ。白谷に治療受けてたとかなんとか。
優理:何か可哀想な子。いい味出してた。

・悪役
白谷佳澄:主要メンバーの友達だけど、悪い人。正体隠してる。
     夏美と何かあったっぽ。寺坂兄妹とも面識あり。一軒家を貰ってる?
     雨月姉に敵対心メラメラ。人を操って色々やってる。

今のトコこんなもんか。
何が大変って、フルネーム探すのが面倒だった・・・。
何か補足あったらたのんます。
865本当にあった怖い名無し:2009/04/21(火) 01:10:07 ID:IcLVmuclO
>>864
すごい助かる
ログ漁って読む気になった
866本当にあった怖い名無し:2009/04/21(火) 01:47:31 ID:CH5NOkLN0
686 名前:前々スレ128[sage] 投稿日:2009/04/21(火) 00:09:11 ID:fITPiIyk0
スレ208で、井戸の底のミニハウスと女友達Bに住み着いてるモノの
話を書いたものです。
以下、前スレと同じく状況説明(再度、前スレのコピペで失礼)。

・「みえるひと」な女友達Aの言では、Bの身体を出入りしている何か
 普通の霊と違うものがいる(寄生虫?居候?みたいな状態らしい)。
・B本人は気づいてないが、霊的なものは大抵それを避けるから、Bは心霊体験できない。
・とりあえず当時のAが知る限り、ソレはBを守っていた。
・ でもAが感じる気配では、とても善意の守護ではない。っていうか悪い感じらしい。
・ 強力な霊とBのナニかが戦うときにはB当人は爆睡するっぽい←Aの推測

AがB宅を訪問した時のことを、もう1つ話してくれた。
そっちは上手くまとめ切れなかったのもあり、時間がかかってしまった。
こっちも後味悪い話なんで、俺としては誰かにブチまけてスッキリしたい。
すまないが、お付き合い願います。

Aが友人Fと共にB宅を訪問した際、踏み切りではねられた子供の話が出たことは
先に書いた通り。
その原因は知らぬが花で、Bは切なそうにため息をついたそうです。
「辛いよね、小さな子供の不幸って。親御さんは死ぬほど辛いだろうね。私だって、
 この子が大人にもならない内に先にいっちゃったりしたら、どうなるか解らない」
 だよね、とFと頷きあったBは、ふと思い出したように、
「小学生の頃に同級生に不幸があってね、その子のお母さん半狂乱でさ。
 お葬式に行ったんだけど、近寄ったら凄い目で睨まれて、
 お前が死ねばよかった、何でうちの子がって怒鳴られて怖かった。
 でも、今なら少し解る気がするなあ」
しんみり言ったBは、その時の思い出話をしてくれたそうです。
Bの10年以上前の思い出話 + 俺はAからの又聞き + 少しフェイクで
解りづらいけど、その話は以下の通り。
867本当にあった怖い名無し:2009/04/21(火) 01:47:41 ID:CH5NOkLN0
687 名前:前々スレ128[sage] 投稿日:2009/04/21(火) 00:10:05 ID:fITPiIyk0
Bの父親は昔、何年かに一度は異動して引越す仕事をしていたそうです。
で、小学校の3年だか4年だかの頃に田舎に住んでた時期があって、
ベッドタウン化が始まったところ、みたいな町で、小学校には転校してきたヨソ者と、
地元の住人の両方が通ってたそうです。

あるとき、Bは同級生の女の子に、自宅へ招かれたと。
その家は地元の旧家で、他にもヨソ者・地元問わずに何人かの子が呼ばれてて、
単独で来た子もいれば親と来た子もいて、BはB母に送られて行ったそうです。
大きな立派な家で、地元の小さなローカルな行事の時期だとかで、
同級生の兄弟も友達を呼んでて、そこんちの親戚とかも来てて、
ちょっとしたお祭り状態だったとか。

酒や菓子や料理が出て、子供達は遊んで、大人は話をして、
日が暮れかけた頃にそこんちの父親が一同を集めたそうです。
で、お開きの前にすることがあるから、お姫さま?だか巫女さん?だかの役を
やってくれる子供を募る、と言うようなことを言ったらしい。
衣装も道具もあるので、ぜひ新しく越してきた(ヨソ者)の子の誰かに頼みたい。
これから仲良くしたいから、と。
綺麗なヒラヒラした白い服を見て、Bは「ハイハイ!」と真っ先に手を上げ、
「じゃあ君に」となったそうです。
そこの人に白い服を着せてもらい、お化粧してもらって白い布を被り、
おみこしみたいなものの上に載せてもらって大はしゃぎした記憶があると。
B母も「あら〜!可愛いわよ、B」と喜んで写真を撮ったりしていたとか。

そこんちの父親、つまり当主の説明では、おみこしに乗って近所の社へ行き、
担いできた人たちがおみこしを置いて一度離れる。
そしたらお姫様はおみこしを降りて神社の中に入って
お供え物とお酒を置いてくればいい、社の中にいれば迎えに行く、と。
おみこしにBを乗せて何人かの男性が担ぎ、一行は山道を登っていったそうです。
868本当にあった怖い名無し:2009/04/21(火) 01:48:15 ID:CH5NOkLN0
689 名前:前々スレ128[sage] 投稿日:2009/04/21(火) 00:11:08 ID:fITPiIyk0
「はしゃぎ過ぎたもんだからさ、行く途中で静かになったら凄い眠くなってね。
 うとうとして、気づいたらもう誰もいなかったから、慌てて神社の中に
 入ったんだけど、もう本気でメチャメチャ眠かったもんだから、
 とにかく適当にお供え物とお酒置いて、そこでダウンしちゃった。
 後でお母さんに聞いたら、おみこし担いでた人が迎えに来たら熟睡してて、
回収して負ぶって戻ってくれたんだって。
『迷惑かけて!!!』ってお母さん怒ってた。
 おまけに、家に帰ってから今度は体調崩して寝込んじゃってさー。
 3日くらい熱が引かなくて、『騒ぎまくった上にあんな所で寝るからよ!』って
 お母さんに叱られまくったよ」
Bが寝込んでる間、祭りの夜にいた地元の大人たちが、頻繁に見舞いに来ていたそうです。
特にその旧家の同級生母はちょいちょい来てくれ、身体の調子はどうか、
変な夢を見て魘されたりしないか、と色々とBに尋ねたそうです。
「お見舞いにって、お姫様の衣装、もって来てくれたの。
私が気に入ったみたいだから、部屋に飾っておいたらいいよって。他にも、
そこの神社のお守りとか、お祭りのときのお供え物とかくれてさ。迷惑かけたのに
怒ってなくて、優しかったんだよ、そのおばさん。だけどね」

Bがようやく熱が下がり、回復して学校へ行ってみると。
その、招いてくれた旧家の子が、B回復の前日に、亡くなっていたそうです。
B母とBが連れ立って葬儀に行ったら、Bたちを見た同級生母が
凄まじい勢いで喚き始めたと。
『何であんたが生きてるんだ』『どうしてうちの子が連れてかれるんだ』
『××に行くのはあんたのはずだ、印はどうした』
などなど正気でない調子で喚かれ、B母が例の白い衣装を返そうとすると
同級生母はさらに激昂して、うそだ、こんなのはうそだと喚きまくり、
BとB母は焼香できずに帰ったそうです。
「あの時は怖くて泣いちゃったけど、後でお母さんが言ってたんだよね。
 『自分の子供が自分より先に死んだりしたら、誰だって悲しくておかしくなるのよ。
  Bに何かあったらお母さんだってそうなっちゃうよ。
Bが悪いんじゃないから気にしないでね』って。今は本当にそうだろうなって思う」
869本当にあった怖い名無し:2009/04/21(火) 01:48:27 ID:CH5NOkLN0
690 名前:前々スレ128[sage] 投稿日:2009/04/21(火) 00:12:44 ID:fITPiIyk0
……で、Aが俺にしてくれた補足説明(含むAの推測)。
「……Bの好きな怪談って、車とかエレベーターとかばっかりだからかな。
何で気がつかないの?って正直思うけど。
……白い着物に白い被り物って、それ、お姫様でも巫女さんでもなくて、
花嫁さんなんじゃないの?」
言われて初めてゲッとなった俺も、相当鈍いと思います。

『輿』に乗って、神様の居る『社』に運ばれて、
酒とお供えと一緒に1人で残される
『白い着物に白い被り物』の娘っていったら、それはつまり。
「……専用の乗り物が実際にあるくらいの古いきちんとしたお祭りなら、普通、
大事な役を新参者の子供なんかに頼まないよね。同い年のそこの家の子がいるのに。
……その頃はBのアレも小さかったのかもしれないね。
熱出して寝込んじゃったってことは」

B一家は、しばらくして、また転勤のため町を出たそうです。
それまで例の同級生の家には徹底的に避けられ、またそこの家は(B母いわく
「不運なことに」)事故だか病気だかが相次いで、上の子(死んだ子の兄弟)が
入院したりしてたために忙しそうで声をかけられず、
例の白い衣装は返却できずじまいで、今もBが持っているそうです。
Bは、子供をなくした母親は辛いんだ、悲しいんだ、ということを感じて衝撃を
受け、今も片付けや引越しなど何かの折にその衣装を見るたびに切なくなるそうです。
「お見舞いで私がこの衣装もらっちゃってなかったら、あの子は助かったかなって
 思ったりして。何だか捨てられなくて、ずっと持ってる」
870本当にあった怖い名無し:2009/04/21(火) 01:48:35 ID:CH5NOkLN0
691 名前:前々スレ128[sage] 投稿日:2009/04/21(火) 00:13:44 ID:fITPiIyk0
………もっともAの意見では、その古びた白い着物は、
「マーキング、だと思った。何となく、ぱっと見たとき」
だ、そうでした。
どっしりした絹地で、子供が着れば長く裾を引きずるだろうサイズの
その着物には、全体に、細かい精緻な何かの文字のような文様のようなものが
ミッシリ織り込まれていたそうです。
そして、ほんのかすかに残るたきしめた香のような香りと共に、
妙に「生ぐさい」(とAは表現してました)気配と言うか、
あっちの世界のもののにおいがした、と。

Aの言では、同級生家は、Bが生還した上に中々「連れて行かれない」ので、
駄目押しに花嫁の印の婚礼衣裳をB家に持ち込んだのではないか、
と(完全に推測だけど、と言っていました)。
けれども社の主は、何か(多分、Bのアレ)に阻まれて結局はBを連れて行けず、
そして社の主が暴れた結末がそれだったのではないか……と。
……もしそうだとしたら、と考えて、非常に不快な気分になりました。
Bたち新参者の子を家へ誘った同級生家の子達は、どこまで知っていたのか。
そしてまた、思惑が外れて自分の子が連れて行かれてしまった母親が、
どんな気分だったのか。
とにかく後味の悪い話だと思います。
871本当にあった怖い名無し:2009/04/21(火) 01:48:44 ID:CH5NOkLN0
693 名前:前々スレ128[sage] 投稿日:2009/04/21(火) 00:15:19 ID:fITPiIyk0
なお、B母は祭りの夜に撮影した写真を持っているそうな。
「私も持ってるよ、見る?」とBが見せてくれた写真は何枚かあり、
AはBに頼んで一枚借りてきたそうで、ご丁寧に俺に見せてくれましたorz
……白い着物の幼いBに、巻きつくような何本かの黒い線が写ってる写真を。
「ピンボケの木の枝が映り込んじゃって、心霊写真みたいでしょ」
とBは言ったそうですが、木の枝よりは黒いでかい手がBを掴んでるように見えました。
ついでに、Bの姿の輪郭の外まわりがグレーっぽくぼんやりして見えるのは、
「白い着物を着てるから」(B談)と言うよりは、あの井戸のミニハウスの一件で
見たモノの掴み所のない姿に似ているような……。

……B母は、数年前、友人にさそわれ、ちょっとしたおふざけで、
霊能者にその写真を見せたことがあるそうです。霊能者は、
「この少女は、強い強い山の霊に魅入られています。気の毒ですが、
次の誕生日を迎えることはないでしょう」
と言い切ったとか。
「今は大学生ですよーって言うのが気の毒で、はあそーですかって帰ってきちゃった」
とB母から聞いて、2人で吹き出しちゃった、とBは言ってたそうです。

憶測ばかりのハッキリしない話でなんだが、以上です。
872本当にあった怖い名無し:2009/04/21(火) 03:38:17 ID:S0m9RT+PO
あえて言おう、>>871乙と


でもウニの投下中に割り込んだらコロ助よw
873本当にあった怖い名無し:2009/04/21(火) 09:37:34 ID:SAHnjgoE0
>>864
激乙
874本当にあった怖い名無し:2009/04/21(火) 12:12:59 ID:PW/HJXl10
>>859
>赤緑が投下に時間空けてるのは、お猿さん防止だろ。
>それでも4〜5分間隔くらいだ。十分「まとめて投下」に当て嵌まると思うが?

たかだか12レスに1時間かけて何がまとめて投下に当てはまる、だよ
コピペが1時間にどれだけ投下できてるのか知ってて言ってるのか?

>お猿さん防止だろ。

本人が言ったわけでもないのに何断言してるんだよ。てめえの妄想で決めつけんな
テンプレ守らないくせに、作者だから擁護してるだけだろ
ただ単に割り込んだだけで「悪意があるから荒らし決定」って、お前らの方が悪意があるんだよ
過剰反応しやがって
875本当にあった怖い名無し:2009/04/21(火) 12:14:04 ID:PW/HJXl10
>昔「NGされるのが嫌」って理由でコテつけなかった人が、
ここにきてコテ変えてきた訳よ。

あほかよ。テンプレにコテ必須ってあるからコテつけたんだろ

>この流れだとNGが嫌だから変えた、と受け取られるかもって普通考えないか?

またまた妄想かよ
コテが違うって事は別人と考えるのが普通だろばーか
876本当にあった怖い名無し:2009/04/21(火) 12:18:38 ID:PW/HJXl10
>ちゃんと理解しないで軸がブレブレとか言うなって。。。

理解?お前の妄想が真実とでも言ってるのか?頭おかしいだろ
テンプレにまとめて投下、ってルールがあるのに、「お猿さん防止(しかも妄想)だからおk」
なんて言ってるからブレブレなんだよ
テンプレを破ったやつを擁護して、ちょこっと割り込んだだけで「悪意のある荒らし」なんて
決めつけるのがどんなに横暴なのか客観的に観てみろよ
877本当にあった怖い名無し:2009/04/21(火) 12:21:23 ID:PW/HJXl10
さーて、またコピペが投下されましたがw
878本当にあった怖い名無し:2009/04/21(火) 13:37:48 ID:tjKjjdnZ0
>>864
超乙。

それぞれの登場人物が主観になって話が進められてるが、
今のとこお姉さん主観の話って無いんだよね。

そうやって「特別な存在」を作り上げてるのだろうけど、
唯一心の内を見せない、何を考えているか分からない、って不気味さもあったりする。
・・・まぁ、いい人なんだろうけど。
879本当にあった怖い名無し:2009/04/21(火) 14:08:23 ID:PW/HJXl10
まーた作者の自演が始まったか
今まで誰も赤緑の作品の話題なんてしなかったのに,、急に降って沸いたかのように話題にするやつが出てくるとか、分かりやすすぎるぞw
880本当にあった怖い名無し:2009/04/21(火) 14:18:17 ID:b2SYefL40
赤緑シリーズのキャラ関係は、ネタばれになりかねない諸刃の剣
見るときは自己責任で
881本当にあった怖い名無し:2009/04/21(火) 14:18:46 ID:PW/HJXl10
まとめてみよう

・コピペ投下
→コピペウザイ禁止!→シリーズ物のコピペだよ?→うるさい!荒らし決定!

・投下がダブる
→悪意のある割り込みだ!→まとめて投下しない方も悪いよ→うるさい!仕方なく間を開けて投下しただけだ!
→え?でもテンプレ違反だよ?→ならテンプレから外せや、割り込む方が悪いの!

・コテ付きで投下
→ころころコテ変えるな!NGされたくないんだろ!
(コテにさえ文句つけるとか・・・・)
882本当にあった怖い名無し:2009/04/21(火) 14:41:27 ID:S0m9RT+PO
こうして見るとコピペ擁護の彼にも一理あるね。少なくとも矛盾はなく思える。
ただ結果的に割り込んでしまったんだから、一言詫びるのが常識であってテンプレどうこう以前の問題。

>>881
コピペ君本人としてはその点どう考えてるのかな?
883本当にあった怖い名無し:2009/04/21(火) 15:01:41 ID:PW/HJXl10
一理あるとかじゃなくて、否定派がトチ狂いすぎなんだよ
俺は逆に、否定派の言うことにも一理あるな、という感想なんだよ
884本当にあった怖い名無し:2009/04/21(火) 15:29:26 ID:HsfrmQ3mO
ウニはまだかな
885本当にあった怖い名無し:2009/04/21(火) 15:52:04 ID:bi0gI/740
コピペ荒らしが粘着してるし様子みてんじゃない?
886本当にあった怖い名無し:2009/04/21(火) 16:11:12 ID:uStZKMwF0
ウニは来ないときは何ヶ月も来ないイメージがあるんだが
887本当にあった怖い名無し:2009/04/21(火) 16:13:19 ID:HsfrmQ3mO
>>886
確かに
まぁ気長に待ちますか
888本当にあった怖い名無し:2009/04/21(火) 17:12:57 ID:tjKjjdnZ0
他の作家さんにも来て欲しいものよ
889本当にあった怖い名無し:2009/04/21(火) 20:21:05 ID:S3A1SfpB0
890本当にあった怖い名無し:2009/04/21(火) 20:50:21 ID:Z7QDQXKz0
早い、早すぎるよs(ry
891本当にあった怖い名無し:2009/04/21(火) 21:00:13 ID:3oGhkHcN0
早いというか、悪意をアリアリと感じる
さあ、どんどん荒れろよ、アホらしい
平日昼間に何レスも粘着してるようなバカがいるうちは無理だw
892本当にあった怖い名無し:2009/04/21(火) 21:15:23 ID:cFh8e50v0
早いって・・・。
確かこのスレも早くに立ったよな。
ほんとアホらしい。
893本当にあった怖い名無し:2009/04/21(火) 22:48:50 ID:uStZKMwF0
900も行かないうちに次スレ立てるってバカか?
894本当にあった怖い名無し:2009/04/21(火) 22:55:37 ID:IcLVmuclO
コピペシリーズの都合のいいように>>1を変えたのか
895本当にあった怖い名無し:2009/04/21(火) 22:58:23 ID:q850bO6mP
896本当にあった怖い名無し:2009/04/22(水) 11:54:00 ID:NKrBNXFTO
いつまで待てば忍は読めるのか…
897本当にあった怖い名無し:2009/04/22(水) 13:43:14 ID:jyxreEkq0
>>893-894

このスレも前スレが900行く前に立ってるし、テンプレも1が勝手に改変してますが?
898本当にあった怖い名無し:2009/04/22(水) 14:02:01 ID:lJVCY+mH0
>>29
いやコピーペかw
899本当にあった怖い名無し:2009/04/22(水) 15:15:45 ID:swwFANDF0
勝手にたてられたものなんだから、削除依頼出しておけば?
そこら辺は住民が話し合って決めること

テンプレも話し合ったらいいよ
俺は「コピペ禁止」って入れて欲しいな
代わりに山怖まとめのURLでも貼っておけばいいしね
雷鳥の話ならそこでまとめて読めるから

コピペはあれだ、謙虚な態度なら好感持てるんだがねぇ
現状じゃ単なる荒らしにしか見えない
900本当にあった怖い名無し:2009/04/22(水) 16:43:40 ID:U6qYYyit0
900げt
901本当にあった怖い名無し:2009/04/22(水) 22:10:55 ID:7kwjsN0c0
すごい奴が現れたなw
「勝手に立てたから削除以来出せ」ってww
ここも乱立スレ化するのかよ?
何と言って削除以来出すのよ?「気に食わないから削除してください」ってか?


コピペはあれだ、謙虚な態度なら好感持てるんだがねぇ
現状じゃ単なる荒らしにしか見えない

態度で荒らしかどうか決めんのか?馬鹿か?
ものすごい謙虚な態度で荒らし行為したら好感持てるのかお前は?

ものすごい馬鹿が現れたなあw
902本当にあった怖い名無し:2009/04/22(水) 22:55:24 ID:QfB+x/Hc0
次スレのテンプレでトリップ必須を推奨に戻すかとコピペ禁止を追加するかを決めた上で
ちゃんとしたテンプレで立て直すと言うスレ住人のある程度の合意が得られれば>>889のスレは
削除依頼を出してもいいんじゃないか?
そうじゃなければ素直にもう立ってるスレを次スレにするべきだね

俺はトリップはどっちでもいいけどコピペ禁止をテンプレに追加で次スレを立て直しがいいと思う
903本当にあった怖い名無し:2009/04/22(水) 23:47:59 ID:2e3py5eXO
コピペ荒らしに反応してコピペ禁止ってどんだけ〜
904本当にあった怖い名無し:2009/04/22(水) 23:50:23 ID:l2cXjia8O
そう思うなら、さっさと立て直せば?
少しは荒らしの行動力を見習えよ
905本当にあった怖い名無し:2009/04/23(木) 00:07:15 ID:kksf5hIf0
>>904
基本的に重複スレで削除依頼を出した場合には後から立ったスレが削除されるルールになってて
例外的にスレ住人の大半が後から立ったスレッドを本スレとして認めている場合に限って先に立ったスレが
削除されることになってるから俺の独断で立てるんじゃなく次スレを立て直した方がいいという意見が多いようなら
立て直そうと思ってる
906本当にあった怖い名無し:2009/04/23(木) 00:34:28 ID:xDZ7VExh0
気に入らないからスレ立て直すって事自体が板のルール違反なんですがね
住人の合意うんぬんじゃないよ。お前らの掲示板じゃないんだからさあ
削除依頼通るわけないっしょ

>>905
俺は今たってるスレを次スレとみなします。カウントよろしく
907本当にあった怖い名無し:2009/04/23(木) 00:52:59 ID:JnLbz4huO
コピペ禁止で新スレお願いします
908本当にあった怖い名無し:2009/04/23(木) 00:55:14 ID:6g0g7jGD0
立て直し反対に一票。
もし立て直したら奴の事だから、新たに嫌がらせするの目に見えてる。
いたずらに刺激するだけだと思います
909本当にあった怖い名無し:2009/04/23(木) 02:44:28 ID:k2LpD8Fi0
>>908の言うとおり。
立て直したってどうせまたやるだろうし、
別のことで嫌がらせしてくるのは目に見えてる。
それを楽しんでやってる奴なんだから。

こんなの相手にするだけ無駄で疲れるだけだから、
このままの次スレでいいよ。
910本当にあった怖い名無し:2009/04/23(木) 03:49:44 ID:6Mi4m0TZ0
コピペ荒らしのみ悪いんであって、コピペそのものを禁止にしてしまうってことは、
つまり自作(体験談)を書く以外禁止になってしまうのか?
911本当にあった怖い名無し:2009/04/23(木) 03:50:25 ID:6Mi4m0TZ0
微妙に日本語でおkになったわ
スマン。
912本当にあった怖い名無し:2009/04/23(木) 03:54:55 ID:wueCEO9x0
まとめて書くのがめんどい。
913本当にあった怖い名無し:2009/04/23(木) 06:42:34 ID:Y5OQJzi00
テンプレ無視の荒らしかきことして通報しやすくなるからコピペ禁止賛成
他でも読めるものを大量爆撃とか意味不明
しかも他人の投稿にかぶっても逆切れしてるだけだし
914本当にあった怖い名無し:2009/04/23(木) 09:05:27 ID:CGFdzeZV0
新規書き込みが多いのって洒落コワなのよね。
コピペ禁止にしたら洒落コワからコピペしつつ誘導するってのが出来ないジャン。
ぶっちゃけありえない。
915本当にあった怖い名無し:2009/04/23(木) 11:17:02 ID:VezIa0Of0
誘導はともかく(過度はよくないが)、コピペは必要性がわからん
前も現行スレだったら読めるから貼らなくていいよとか言われてたし、まとめサイトにも
続き物だったら他スレスタートの話でも収録されてるじゃん
916本当にあった怖い名無し:2009/04/23(木) 11:29:42 ID:CGFdzeZV0
細かいこと抜きにして「集める」の基本はコピペでしょ。
917本当にあった怖い名無し:2009/04/23(木) 11:34:26 ID:JEg3Uur9P
うむ。
918本当にあった怖い名無し:2009/04/23(木) 11:37:45 ID:VezIa0Of0
細かいことを抜きにすんなよw
基本がコピペとか初めてそんな主張聞いたし
じゃあもう次スレから「シリーズものをコピペするスレ」とかにすればいいんじゃない?
919本当にあった怖い名無し:2009/04/23(木) 11:48:41 ID:xyHAvNxI0
俺もコピペ禁止に賛成。だが、建て直しは反対。
「テンプレ気に食わないから削除しろ」
こんな自分勝手な言い分が通るかよ
削除人にも「現行スレを使えよ」と一蹴されるだけか、スルーされるだけ
920本当にあった怖い名無し:2009/04/23(木) 11:59:35 ID:VezIa0Of0
俺も今回は建て直しを見送ってはいいと思う
ただ、「スレが荒れている時に住人の同意を得ず、不自然に早くスレを建てる」
って行為が問題なんだと思う
普通のスレだったら建てた奴が「削除依頼出して来い」とののしられてるレベル
なんにせよ、テンプレとかは話し合っておいた方がよい
921本当にあった怖い名無し:2009/04/23(木) 12:11:57 ID:xyHAvNxI0
>>920
このスレも住人の同意を得ずテンプレ変えて、900行く前に立てられてるよ
内容が住人の意向に沿ったものであれば許されるのかい?
それを問題視してたのは例の粘着のみ
922本当にあった怖い名無し:2009/04/23(木) 12:17:24 ID:VezIa0Of0
確か、前々スレぐらいから勝手にテンプレを変える行為があったと思う。よく覚えてないが
前回の時は、いい方向にテンプレが変わったと思ったので黙っていたかな
前々回は立った後に文句は言ったと思う
今回はテンプレについての話し合いがあったので、乗ってみた

どっちも無断テンプレの改変で、正確に言えば叩かれる行為なんだろうけどね
ただ、元に戻ったとか、いい方向に変わっただけなら、文句は出ないんじゃないかな

例の粘着は叩ければなんでもいいから食いついて叩いてただけだろう、多分
923本当にあった怖い名無し:2009/04/23(木) 12:33:40 ID:uT8u/HIW0
コピペ禁止君はこれからも荒らしに反応して色々な事を禁止していくのだろうか・・・
924本当にあった怖い名無し:2009/04/23(木) 12:36:02 ID:xyHAvNxI0
>どっちも無断テンプレの改変で、正確に言えば叩かれる行為なんだろうけどね
ただ、元に戻ったとか、いい方向に変わっただけなら、文句は出ないんじゃないかな

これはまずいだろ
咎めるならその行為であって、内容と人となりで言いか悪いか判断してるって事になる
ルールも何もあったもんじゃない
925本当にあった怖い名無し:2009/04/23(木) 12:52:12 ID:VezIa0Of0
確かに咎めるならその行為ってのは理想で、よくわかるんだが・・・
このまま行くと「早くスレ建てたもん勝ち」にならないか?
と思って、言ってみた
そうならないためには等しく「早めに建てたスレを咎める」事が必要なのはわかるが、
このスレ荒れててほとんど自治が機能してなかったからなぁ。今回は話し合いがもたれてるが・・・
それこそ、前回咎めたところで荒らし扱いされて相手にされないのがせきの山
実際に「前回反対してたのは粘着だけ」と書いてるだろ?
そういうのと一緒にされるかもと思うと、内容に文句なければ黙ってよう、と思っても不思議じゃない
926本当にあった怖い名無し:2009/04/23(木) 16:13:27 ID:WQkgiG7j0
分かってないね
>内容に文句なければ黙ってよう、と思っても不思議じゃない

そういう事言うから、粘着の言い訳or荒らし行為に利用されるんだよ
ちゃんとルール決めて有無を言わさないようにしないと、また同じことの繰り返し
927本当にあった怖い名無し:2009/04/23(木) 16:28:58 ID:VezIa0Of0
ルール決めることに異存はないし歓迎する
つうか分かってないねとかって、なぜそんなことを?
過去に戻って文句を言えるもんなら今から行ってくるが、それは無理
間違っている行為だったかもしれないが、「過去に言ってなかったじゃん」とかって
言われても困るってだけ。
俺が前回のスレ建てに反論して、荒らし一味扱いされればよかったか?
そんなことされてまで意見しようとは思わないよ
言わなかったのには言わないだけの理由があるってこと

で、今は言えるいい機会だから意見を言い、「早すぎるスレ建て行為」はよくないから、
「次回からでいいから、その辺りなんとかテンプレにでも明記できないかね」と言う意見
たとえば>>1に「次スレは>>970が建てること」と書くだけでいいんだが

最初建て直しが必要かそうでないかの話じゃなかったか?
928本当にあった怖い名無し:2009/04/23(木) 17:19:22 ID:kksf5hIf0
スレのテンプレをどうするかと立て直しをするかを話し合えればと思ってたから
ルールを決めてそれをテンプレに反映させれば良いんじゃないかと思う
それでスレを立て直すか今立ってる次スレに新しいテンプレとして書いておけばいいんじゃない?

次スレは>>970だと踏み逃げされると怖いから>>950くらいの方がよくない?
929本当にあった怖い名無し:2009/04/23(木) 21:01:46 ID:xsYqqkLj0
>過去に戻って文句を言えるもんなら今から行ってくるが、それは無理
間違っている行為だったかもしれないが、「過去に言ってなかったじゃん」とかって
言われても困るってだけ。

ほんと分かってないねえ
過去に言った、言ってないの話じゃなくて、
「早くスレ立てた」「勝手にテンプレ改変した」事に対して、君は「内容が良い物だから黙っておく」
「内容が悪質だから叩かれる」という意見なんだろ?
それが付け込まれる原因なんだよ

普通に「どっちもスレ早く立てて、勝手に改変したのは駄目」と言えばいいんだよ
やってることは一緒なのに、人を見て判断してるのが駄目なの!分かった?
930本当にあった怖い名無し:2009/04/23(木) 21:12:53 ID:VezIa0Of0
>>929
そんなこと説教されても知らないよ
つけこまれる原因だと思うなら、あなたが啓蒙と改善につとめていけばいい

理想は理解するが、俺は現実に則した行動を取るタイプだよってだけ
だから無意味に叩かれたりすると思えば口をつぐむし、内容がよければいいんじゃない、と
もちろんテンプレは尊重するよ。しかし書かれてないとか暴れられたらもうどうにもできないと思うタイプ
せいぜいテンプレ改変した方がいいんじゃないかって話し合いに参加するぐらいかな
仮にあなたの意見に「わかりました」とうなずいたところで、なにかが解決するの?
それなら「わかりました」と言うよ。俺が先に書いたものもあなたの言う通り訂正しよう
荒れている状態がそれで解決するといいね

そんなことより他のテンプレ改正案とかについて話し合いたいんだが
931本当にあった怖い名無し:2009/04/23(木) 23:46:49 ID:bPG7sCn6O
お前らも荒らしだよ
932本当にあった怖い名無し:2009/04/24(金) 01:07:45 ID:QNJbEJnX0
神経質な人だなぁ・・
ちょっとしたことに執着しすぎてちょっと怖い。
933本当にあった怖い名無し:2009/04/24(金) 02:52:53 ID:gzkqNuu10
このパラノイアっぷりは例の粘着と同等に感じられます。
正体がばれて、死なば諸共的にコピペ禁止をルールにしようとしてるように見える。
934本当にあった怖い名無し:2009/04/24(金) 05:18:47 ID:CXbrMEx6O
スレが進んでいるからウニが来たかと思ってきたが、お前ら…なんか大変だな
935本当にあった怖い名無し:2009/04/24(金) 06:54:48 ID:NvxOOjq80
前回か前々回辺りも思ったが現行スレを埋めるのに時間かかるなら次スレ建てるべきじゃないよね?ね?
936本当にあった怖い名無し:2009/04/24(金) 08:55:27 ID:d4P508l/0
まぁ テンプレと一緒に空気読めって話ですよね
937本当にあった怖い名無し:2009/04/24(金) 11:40:47 ID:SPp9mDzA0
パラノイアw
938本当にあった怖い名無し:2009/04/24(金) 11:46:32 ID:UJc8lXs20
>>930
根本的な事が理解できてないようだな
939本当にあった怖い名無し:2009/04/24(金) 12:14:00 ID:OCVQT6dJ0
コピペ荒らしは議論荒らしに進化した
940本当にあった怖い名無し:2009/04/24(金) 13:25:29 ID:SLH/Ctjj0
とりあえず次々スレからでもいいから、
「次スレは>>950が申請してください」
って明記して欲しい。最低でもこれだけは頼む。
941本当にあった怖い名無し:2009/04/25(土) 11:42:11 ID:Vxe6aa+AO
次スレは>>950が立てる&コピペ禁止に一票
942本当にあった怖い名無し:2009/04/25(土) 16:13:36 ID:Gb5TcmwJ0
>>930
こいつは例の粘着だとは思えないけど、このあといろいろ批判されてるよな
こういう事がきっかけで荒らしになるのかな、とふと思った。
自分ではちゃんとした話し合いしてるつもりなのに「お前も荒らし」「神経質」「執着しすぎ」
はてはコピペ荒らしにされてるし

お前ら言動には気をつけろよ
943本当にあった怖い名無し:2009/04/27(月) 13:17:58 ID:C3VjliJx0
荒らしはスルーが基本なんですが・・・^^;
944本当にあった怖い名無し:2009/04/27(月) 22:20:16 ID:8tzAc/C50
亡国シリーズってどうよ?
教授に対する反応みるとスレ的に受けそうな予感
945本当にあった怖い名無し:2009/04/28(火) 00:05:33 ID:C94ywbMCO
教授、更新されてるっぽい。
946本当にあった怖い名無し:2009/04/28(火) 14:59:32 ID:juMQeCEr0
誰か投下しないと、批評と名をかりた、幼稚な批判や叩きができないね。
追い出すにも、追い出す作者がいないんじゃw
947本当にあった怖い名無し:2009/04/28(火) 17:11:14 ID:H+XFF8sRO
そして誰もいなくなった
948本当にあった怖い名無し:2009/04/28(火) 18:56:00 ID:/P3MRfKV0
GWに入ると、やっぱり書き込みは減るのかなぁ
949本当にあった怖い名無し:2009/04/28(火) 23:50:53 ID:Qv3zsdb20
職人は減り厨は増える、これGWの法則也
950本当にあった怖い名無し:2009/04/29(水) 22:02:41 ID:YPjx/7ei0
>>943
誰もスルーできないどころか全力で相手してるじゃんww
951本当にあった怖い名無し:2009/04/29(水) 23:48:49 ID:lRmZhYYc0
粘着は粘着するからこそ粘着なのだとry
952本当にあった怖い名無し:2009/04/30(木) 01:03:50 ID:rFedtIWS0
いちいち教授の話題振ってくるやつは何なの?
ここから出ていったんだからそっとしておいてやれよ
953本当にあった怖い名無し:2009/04/30(木) 10:45:22 ID:evhWozTJ0
>>952
教授の人じゃね?
954本当にあった怖い名無し:2009/05/01(金) 00:56:24 ID:51RYI/TV0
粘着乙
955本当にあった怖い名無し:2009/05/01(金) 16:55:19 ID:nYM/oWEB0
950過ぎたし思い思いのことでも語るヵ。
ビデオは久しぶりにドキドキさせられた。やはり師匠シリーズは伊達ではない。
赤緑シリーズは単発で読むとハァ?だがまとめて読むと面白いよ。まとめサイトの更新が望まれる。
父母武勇伝まってるます。
956本当にあった怖い名無し:2009/05/01(金) 23:36:20 ID:F7D2hymJ0
まとめ更新されてるじゃん
957本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 01:14:26 ID:GAV9n1VA0
おおおおおおおお!まじか!?
958本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 11:12:05 ID:0GimkEdl0
埋めていい?
959本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 11:20:14 ID:s/X13Vu70
むしろ次スレあるのだからさっさと埋めてほしい
960本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 11:54:21 ID:q20vd/Ye0
ume test1
961本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 11:55:04 ID:q20vd/Ye0
ume test2
962本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 11:55:52 ID:q20vd/Ye0
ume test3
963本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 11:58:52 ID:q20vd/Ye0
ume test4
964本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 12:00:58 ID:q20vd/Ye0
ume test5
3〜4の間で連続投稿エラー・・・間隔短すぎた。
965本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 12:02:17 ID:q20vd/Ye0
ume test6
966本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 12:03:35 ID:q20vd/Ye0
ume test7
967本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 12:04:37 ID:q20vd/Ye0
ume test8
968本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 12:05:19 ID:q20vd/Ye0
ume test9
969本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 12:07:08 ID:q20vd/Ye0
ume test10
970本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 12:08:11 ID:q20vd/Ye0
ume test11
9〜10の間で再度エラー
971本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 12:09:19 ID:q20vd/Ye0
ume test12
972本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 12:10:32 ID:q20vd/Ye0
ume test13
973本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 13:27:19 ID:QCvjSqyM0
規制解除感謝埋め
974本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 13:28:24 ID:QCvjSqyM0
産め
975本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 13:29:22 ID:7SmoNdOu0
976本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 13:30:10 ID:7SmoNdOu0
977本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 13:31:06 ID:8pvpz+fc0
膿め
978本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 13:32:41 ID:8pvpz+fc0
熟め
40秒制限て初めて知った
979本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 13:34:30 ID:mpyJK/+g0
id変えて埋めております
980本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 13:36:12 ID:mpyJK/+g0
そろそろ飽きてまいりました
981本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 13:37:40 ID:ovWWC2fU0
982本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 13:39:09 ID:ovWWC2fU0
鹿
983本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 13:40:32 ID:Acm0bvZq0
984本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 13:41:39 ID:8Yk2M+pL0
-
985本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 13:42:25 ID:PaOaAPK10
986本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 13:43:10 ID:uGigDcFr0
987本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 13:44:03 ID:y5Lc2EYt0
988本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 13:44:48 ID:FzC6TMRh0
989本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 13:45:36 ID:QMx9n6Hz0
990本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 13:46:30 ID:HS9uZqAi0
991本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 13:47:34 ID:oKpgIO68O
992本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 13:47:56 ID:2b640q6F0
993本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 13:49:05 ID:TFxyW/lH0
994本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 13:52:58 ID:YcNmj38A0
995本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 13:54:54 ID:qhRnxiW20
支援梅
996本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 13:57:20 ID:hgZrsjh40
>>995
支援受けのはじめてだ
997本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 13:58:41 ID:ciLsEvxq0
997
998本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 13:59:47 ID:W4a9/01Z0
998
999本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 14:00:35 ID:qhRnxiW20
>>996
///梅
1000本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 14:01:12 ID:axCTrenC0
999
10011001
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千本目の蝋燭が消えますた・・・
新しい蝋燭を立ててくださいです・・・