【LOA】ザ・シークレット【引き寄せ】その55

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977本当にあった怖い名無し
(画家氏の恐怖体験)

小学校の高学年の頃だったかな
サッカー部だったんだけど、部活が終わってさ。
もう黄昏時の冬の道をね、歩いていたんよ。夕日が遠くの家の屋根をオレンジ色に染めてさ。
東の空はもう黒くなってて、電信柱はもうシルエットみたいになっててさ、そういう時って、なんでも黒く見えちゃうでしょ?
そしたらね、道端になんか黒いものが置いてある訳よ。

夕暮れでシルエットしか見えないけど嫌な予感がしたんだ。
近くに来たらどうやらそれは犬だか猫だかの死体でさ、かわいそうに車に轢かれたんかなってんで
でも凝視するとスプラッタだろうから見ないように見ないようにって距離をとって通り過ぎようと道の端に寄ったんだけども
視界の隅でなにかわさわさ動いているのね

ネズミかカラスかなんかが死体を漁ってるのかなってね、見ちゃったのよチロっと
そしたらさ・・・ハゲ散らかしたおっさんがさ、いや、おっさんなんだけど30cmも体長がないんだ
小人・・・なのかね。そのハゲた小人がさ、死体からナイフで肉切り出して食ってんのよ
しかも1体じゃなくて5,6体位で・・・

俺その中の一人と目が合っちゃってさ。焦点が合ってないような目で、口の周りが真っ赤で、何かつぶやいたかと思ったらハゲ共が一斉にこっち見つめて来てさ
恐怖で動けなかったよ、うん、しばらく見つめ合ってたかと思うとそいつら一斉に
ヒャ〜!って両手挙げてあっちこっちに逃げていったけどね

それで次の日その犬だか猫だかの死体は綺麗に骨だけになったね、驚いたよ
それからちょくちょくその小人を見るようになってさ・・・いや、もしかして見張られていたのかな・・・・
この日を境に小人関連で怖い体験他にもしてるんだけどね。まぁ別の機会にでも

いやぁ、小人が道端で死体漁って晩餐かぁ、怖い事もあるもんだってね。